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ぬばたま(新潮文庫)
ぬばたま(新潮文庫)
あさのあつこ/新潮社
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総合評価

34件)
2.9
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12
7
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    幼少期、山間の小さな町に住んでいた。 大人になった今、山に呼ばれてまた故郷へと帰る。 4人の男女の、山に纏わる怖くも哀しい四つの物語。 『壱』☆ 仕事も家族も失った。絶望に打ちひしがれた男は 幼少期に過ごした山深い田舎へ帰る。母の消えたあの山の奥へ入ってみよう。幼い頃に祖母から聞いた話が甦る。「新月の夜には供物を捧げるんだよ」 山を彷徨ううちに見る恐ろしい幻影。だんだん男は自分の名前も 本来の姿も失っていき 四本の足で山を駆ける。空に月は見えない。新月の夜。こんな日は供物が必要だ。 『弐』☆☆ 上原家の電話が鳴った。表示された電話番号の市外局番は、中学まで過ごした山間の小さな町のもの?もう知り合いは誰も住んでいないはず。誰?受話器の向こうから聞こえる声。「成美、おれじゃけど…」「おれ、まだここにおるで」すすり泣く少年の声。「晶くん…」。晶くんの声は十二歳の少年のままだった。 小学生の頃 ずっと好きだった晶くん。ある日 山へ出かけたまま帰ってこなくなった晶くん。必ず迎えに行くと約束したあの日。成美は生まれ故郷の山へと帰り晶のいる場所へと向かう─。 『参』☆☆☆☆ 小学校 夏休み前日のキラキラ輝いていたあの日。 あのとき…。釣りをやめなければ、おれが山へ行こうと言わなければ、おれたちの運命は変わっていただろうか─。幼なじみ三人で入った山。そこで見た数万匹の黄色い蝶。それは死体に群がっていた─。忘れられないおぞましい光景。 輝樹が焼身自殺した。遺書は見つからない。葬儀のため田舎へ帰省した恭平に卓也は言う「輝樹が言っていた。黄色い蝶の夢を見ると…」。輝樹はノイローゼだったのか?だとしたら、恭平は思う「あの日、山へ行こうと言い出した俺のせいだな。」 葬儀のあと、「もう一度、あの山へ行ってみよう」と恭平を誘う卓也。黄色い蝶を見たあの場所で、輝樹の死の真相を知るために─。 『四』☆☆ 「山へ還りなさい」 死者は全て山に還る。それが慣わしなのだから。 幼い頃から死んだものが見える久美子。いつしか死者を山へ還らせる力を手に入れる。 その日も 公園で見かけた青いブラウスの女性を追っていた。たぶん死者。その時 チャラそうな青年に声をかけられる。ナンパかと無視しようとしたがどうやら青年も死者が見えるらしい。 青年と二人 死者を山へ還らせる。そして青年は久美子に言う。「ねぇ、名前 聞いてもいいかな」 ✎ 怖い話が読みたくて買ったけど 怖くなかった。 『参』が一番ゾワッとしたかな。 『四』の青いブラウスの死者はたぶんあの人。 『終話』でん?となる。この話を書いた人が『四』の青年の言ってた「土砂崩れで死んだ老婆」だとしたら、ん?どーなってる??

    35
    投稿日: 2024.06.07
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    「壱」 喰われたのは。 長年かけて築きあげてきたものは、崩れる時はあっけなく思っている以上に変化はないのかもしれないな。 「弐」 ずっと一緒に。 何があったのか分からなかったとしても、その時にちゃんと報告をしていれば帰ってこなかっただろうな。 「参」 蝶が待ってる。 子供たちで行ってはいけない場所だったとしても、誰かが散策しにいかなければ見つからなかっただろう。 「四」 山へ還るもの。 自分の中では終わっていないからこそ、死んだことに気付けず普通に紛れて暮らしてしまっているのだろ。

    0
    投稿日: 2024.05.11
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    1話目はよくわからなかった。山月記の李徴みたいな話。 2話目、3話目は過去に自分が犯した過ちを大人になってから思い出す話。 別の短編のようで繋がりがあるところが良かった。

    0
    投稿日: 2021.08.27
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     この本を読んだら、なんとなく緑繁る山には行きたくなくなってしまう。そんな妖しさを秘めた4つの物語を収録。  物語の中には高校時代に習った中島敦の『山月記』を彷彿とさせる場面や種田山頭火の「分け入っても 分け入っても 山の中」という俳句が頭をよぎるものがある。  『バッテリー』や『ランナー』など青春小説のイメージが強い作者の別の魅力が垣間見られる作品。

    0
    投稿日: 2019.11.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話がつながって最後にネタ明かしがあるのかと思いきや、結局よくわからず少し残念。ただただ山が人を狂わせた、というだけなのか。 1.蜥蜴の尻尾切りで長年勤めた銀行を首になり、家族をも失った男が深い恨みと絶望を抱えながら山に迷い込むと、不思議な舞を踊る女たちの集団に出会う。気が付くと男は、その中の一人の女に看病されているのだが、女の様子も、至る所から蛇が這い出てくる屋敷の様子もなんだか変。男は牛の頭を食らい、女を食らい・・・。 2.小学校の時に恋心を抱いていた少年が自分のせいで山に取り込まれて帰ってこれなくなってしまった。時が経ち、小学生の娘を持つ彼女は、未だに山から出られない少年からの電話を受ける。現在の生活の大切さを冷静に見つめる一方で、しごく当たり前に復讐を成し遂げる。 3.仲の良い3人の少年グループ。ゲーム感覚で山で行方不明になった老人を探しに出かけた三人は、縊死した老人、黄色い蝶の幻影に生涯悩まされ続けることとなる。しかし、一番恐ろしいのは・・・。 4.死んだ人が見える少女。幼い頃から、そのことは人に言わないように、そして、普通にしているようにときつく言い含められている。部屋の隅に座る縊死した叔父。彼に鏡を見せると・・・。 そして彼女は街で自分と同じ能力を持った軽薄そうな男に出会う。二人は死んだことに気づかない者を山に返してまわるのだが・・・。 終話 この物語の”作者”のつぶやき。 終話を読んだとき、ああ、皆川博子っぽいなーと思って久しぶりに読みたくなった。 それにしても、人は死んだら山に帰るのだろうか?山というもの自体にあまり馴染みがない私としては、なぜみんながみんなそんな恐ろしい場所へ帰らねばならないのだろう、という違和感。

    0
    投稿日: 2018.12.17
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     あさのあつこさんは本当にたまたまって言っていいほどワタシの手には引っかかってこない作家さんで、いろいろ本は読みますが今までに読んだのは「グリーングリーン」「桜舞う」の2作だけでした。  この文庫も、古書店で108円で購入したものの中の一冊です。ワタシにはドスン!というインパクトはなく不思議な話だなあ…って感じでした。しかも、読み終えるまで宮部みゆきさんの作品だと勘違いしていて、「この作品、宮部さんらしくないな~」なんて思っていました。  山にまつわる、生と死の境界のお話4話です。昔でいう「神隠し」のような出来事についての物語でした。

    0
    投稿日: 2016.08.15
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    はいはい、楽しい☆1つのクソ本のお時間です。これでも金だして買ってますからね(古本ですが)。 地方の、死者が集まる山と、その山に関わった人たちの人生の悲哀を連作に。人を食う鬼(?)になっていく元サラリーマン、子供の頃に神隠しにあった友達を探して死ぬ女など、テーマはそれなりのホラー風味の作品だが、読んでいて「はあ?」となることが数度ではすまない。 というのも、ほぼすべての作品で過去(サラリーマン時代、子供時代など)と現在を行ったり来たりするのだが、何の断りも無い上に、書き出しでぼかしてわかりにくくしている。さらに、情景や行動の説明に主語がほとんどないため、誰がどうしたのかを把握が出来ない。 また、他の文章では「闇の重みに」だの「青い焰」だの「紅蓮に染まる」だの、中二病的な言語センスに辟易させられる。いろんな人が「惨い」をやたらつかったりねえ。語彙力が無さ過ぎ。 さらに気になるのが「うぇっ、うぇっ」「カナカナカナカナ」など、ここから怖くなりますよーみたいな擬音類の繰り返しでげんなり。2chで怪談を書いている素人と同じレベルの言語感覚だ。 そういう中二病的な言葉が "刺さる人"向けに、同人誌として売るのは良いが、こんなものを金を出して買うもんじゃない。 本筋はわかるので、丁寧な言葉、文章で書きなおせば、それなりに読める話になるのだろう。それを文体でぶち壊しにしたという良い例である。

    0
    投稿日: 2016.02.24
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    ときどき、こんな人がいるのです。 山に入ったまま、帰ってこられなくなってしまった人が。 これはとてもすき。 自然って癒しとか優しいだけではない。不気味でおそろしい場所でもある。だけどその自然をただ忌避するのではなく、自然が畏敬の対象であることを改めて感じさせてくれる幻想的なはなし。 一番すきだったのは「四」。 そこでの朝の光についての文章がなるほどと思った。 わたしはそれまで朝の光と聞くと元気さだとか温かさを思い浮かべていたけれど、ここでは刺すような光だと表現されていた。それを自分で常に感じるほど山を近い存在として感じていたわけではなかったけど、なんとなくわかる。 不気味だけど美しい本だと思います。ぞわぞわする。 自分は現実と夢の間をみたことがない?

    0
    投稿日: 2015.09.07
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    山にまつわる四篇のストーリー。 山に畏敬とも畏怖ともわからない境界があやふやな異界と捉えたもの。 怖いと云うよりエロかった1話から始まるのが少しとっかかり辛いけれど。 シックスセンス的な叙述トリックミステリは面白かった。 閉鎖空間に色々な想いを巡らせるのは楽しいものだ。

    0
    投稿日: 2015.02.27
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    この人の文章は、潜りやすい。その物語の中に違和感なく入り込むことができる。 この物語は暗いし辛いしだったけど。

    0
    投稿日: 2015.02.06
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    「山」を神秘的で畏敬な存在と捉えた四話の怪綺談。不思議な怖さがありますね。一話目は、繰り返される踊りのフレーズが印象的でした。「左手がひょい 横に流れて 斜めに下がる 右手を翳して」これだけで不気味な感じですよね。背筋がぞぉ~としてきます。気に入ったのは四話目ですね。哀しい話なのに結末に心が温まります。死者を山に還す責を負っていた久美子さん、良かったですよね。

    0
    投稿日: 2013.12.07
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    表紙と粗筋で想像してたのよりは怖くなかった。4話目はセツナイ。 全体的にあんま怖くないので楽な気分で読めば良いと思う。あっ、林間学校とかキャンプに持って行って読めば良いかも。 『まんが日本昔ばなし』の怖い話だけ観たいなぁ。

    0
    投稿日: 2013.09.11
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    高知の山奥に泊まったときに、旅の供として選んだ。山にまつわる恐ろしい話は私自身も聞いたことがある。すべてを包み込むような優しさと、すべてを呑み込んでしまうような恐ろしさで、山は人を狂わせる。。。おもしろかった。

    0
    投稿日: 2013.02.27
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    青春小説の名手であるあさのあつこさんが描く山を舞台にしたホラー。 私の妻の実家が、まさに物語の舞台のような山奥にあり、夜に煙草を吸うため外に出ると、漆黒の闇にそびえる姿と表現不可能な音に、何度となく恐い思いをした。 生命の源は海にあるというが、死者が還る場所は山なのかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.11.02
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     蛍が欲しい。  雰囲気も良い、テンポも良い。でもどこを見て良いのかわからない画面作りの映画みたい。  雰囲気のためのストーリーの筋がないのは当然とは言え、読み手の気を引く暗闇の中の蛍みたいなものがあるといいなぁと思った。  単純にエロスでもいいとおもうんだけどね! なんとなくお上品で一歩引いた感じ。でもこの方が綺麗なのかなぁ。好みだろうなぁ。

    0
    投稿日: 2012.08.20
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    読み終わった後に、ふぅっと目を閉じると瞼の裏に色が明滅しています。 それは、深紅・黄金色に白もありますが 圧倒的に、黒に見まごうほどの緑が圧倒的な濃さを持って迫ってくる一冊です。

    1
    投稿日: 2012.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    比較的妖しい話は好みなのだけども、これは正直好みじゃなかった。 電車で移動中の暇つぶし用に持って行ってて、手元にこれしかなかったので読み続けたけど、自宅で読み始めてたらきっと途中で放棄してた。

    0
    投稿日: 2012.01.22
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    歯医者の待ち時間に読むために借りた本である。 あさのあつこという作者は、 青春小説を書いているとしか知らなかった。 だから幻想的な物語と書いてあったので、 ファンタジー的なものを期待していた。 ところが… 途中で何度読むのを止めようと思ったことか。 私には、怖いというよりも気持ち悪かった。 山の怖さではない。 人の怖さ、おぞましさ。 特に1話目の気持ち悪さはひどかった。 4話目で少し救われたかな。 それでももう読みたいとは思わない。

    0
    投稿日: 2011.11.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「山へ還りなさい」 山での死にまつわるホラー? 山にはやっぱり、何かが棲んでる。 じんわりとくる恐怖に包まれる。 昼間なのに、夜の世界。

    0
    投稿日: 2011.10.02
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    怪しくって夏っぽい。4つの短編で構成されているがどれも奇妙で妖しい。昔から人が山になんとなく畏怖の念を抱く感覚をうまく捉えて文章にしているかんじ。 11/06/30 20:26 via ついっぷる for iPhone

    0
    投稿日: 2011.09.28
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    うわーとなってしまう話ばかり。暑い夏にはちょうどいいかも。 きれいな文章で大きく深い山が目の前に広がる。きれいすぎて怖いくらい。

    0
    投稿日: 2011.09.12
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    職場の不祥事の責任を負わされて辞職し、妻にも子供にも愛想をつかされてしまった男。 故郷からの一本の電話を機に、幼い頃の約束を果たすためにふるさとに向かった主婦。 自殺した友人の葬儀のために田舎に戻った青年。 死者が見えるという不思議な能力を持ち、彼らに「山に還りなさい」と諭して、いわば成仏させることを使命としている若い女性。 (解説より) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 最初、苦手な感じかも……と思いつつ読んでたら、面白かった。 この四つの話を最後にまとめる話も面白かったし…… とくに、三と四の話が好きだな。

    0
    投稿日: 2011.08.24
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201107/article_2.html

    0
    投稿日: 2011.07.07
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    トレッキングとか流行っているけど、『山』、ってそういうもんじゃないって、しみじみ感じる。子供の頃よく感じていた闇への恐怖に近いかんじかな。山も同様に恐怖の対象。おもしろかった!

    0
    投稿日: 2011.05.28
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    ありがちな話が多く、先が読め、浅い。 あさのさんの他の作品を読んだ事があるだけに、首をかしげたくなる感じ。

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    投稿日: 2011.04.27
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    なんというか表紙の絵そのままな雰囲気。 不穏な空気となんだかよくわからない状況。 わからないからこそ沸き起こる恐怖感。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-607.html

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    投稿日: 2011.03.05
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    あさのあつこは『バッテリー』シリーズを夢中で読んで好きになりました。その後、『The MANZAI』とか『カールズブルー』とか読んで、気に入っております。 今回は初めてホラーを読みました。 これ、面白かったです。 『バッテリー』の舞台になったような田舎の土地で、緑に喰われそうな山の森でのホラーです。 主人公が、日常からいつの間にかホラーの世界に入ってしまうところが、凄く良いかんじです。 そこに、廃村になるような村の寂れたかんじが背景に良く顕れていて、物語に入り込めました。 最近この人もいろいろなジャンルを書くようになって、出す作品も増えてきております。新しい作品を見つけるのがかなり楽しみです。 今後も期待!

    0
    投稿日: 2011.02.11
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    友人より拝借 あさのあつこって山の方出身なんですね。 うまいなぁとは思うけど、いかんせんホラーっぽいのが苦手。 でも、うまいのでジャンル的に好きな人にはおすすめ!

    0
    投稿日: 2010.12.19
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    〝エロスとタナトゥス〟といった趣き。「白い足首」とかシークエンスが恐ろしい。「バッテリー」もそうだけど、何か張り詰めた空気感があるのだ。

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    投稿日: 2010.12.04
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    あさのさんは青春小説というイメージが強かったのでこの「ぬばたま」はちょっと吃驚。四つの短編が収録されているが、さらりと読めて先はなんとなくわかってしまう。あまり怖いという感覚もなかったので手元が淋しい時にはいいかも。読了後あまり印象には残らなかったかも。

    0
    投稿日: 2010.11.12
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    「山」の怖さを書いたお話。一人称で語られる四つのお話が微妙に絡み合っています。 一話目は、解説にもありますが「山月記」にも似た変身譚。夢と現実がモザイクのように交じり合った話は不条理で、まあよくあるパターンかなと。 全編この調子でいくのかなと思ったら、残り3話はもっとありがちなパターンでした。 印象に残ったのは、死体の生々しい描写かな。ちょっと苦手。

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    投稿日: 2010.10.24
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    恐怖譚を集めた小説だけど、 読んでいる間感じるのは恐怖より「美しさ」のほうが 圧倒的に多かった。 女性の足首の白さ、飛び立つ蝶の眩さ、 全てが目の前に浮かび上がるような鮮明さと 鳥肌が立つような妖艶さを持ってこのお話の世界を構築していた。

    0
    投稿日: 2010.09.24
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    あさのあつこさんの本は今まで読んだことなかったんですが、 ホラーっぽいので店頭で手にとりました。 この年でバリバリの青春ものを取るのはなんだか気が引けてしまって。 血肉が飛び散る等の表現があるので、 好き嫌いが分かれると思いますが、 私は大丈夫でした。 全体に何とも言えない薄気味悪さがあって、好きです。 しかもその雰囲気に無理やりさがなく、自然なところがさすがだと思いました。

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    投稿日: 2010.09.02
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    あさのさんの陰の部分 読んでるうちに気分が悪くなるほど、でも読み進めずにはいられない 情景描写は女性作家ならでは

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    投稿日: 2010.08.31