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異邦人(PHP文芸文庫)
異邦人(PHP文芸文庫)
原田マハ/PHP研究所
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総合評価

280件)
3.7
52
111
78
15
3
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    美術に取り憑かれた人の話だったな。面白いけど、凡人の私にとっては、美術に取り憑かれるということは音楽以上にイマイチピンとこなくてそこまで感情移入はできなかった。莫大なお金とか権力で、いろんな人の思惑が交差する薄汚い世界?の話もイマイチピンと来ない笑 菜穂と樹が姉妹だというのは全く想像がつかなかった!おじいちゃん(実際は父親)の菜穂だけは絶対に守るという覚悟だったり、菜穂がすべてを捨てて京都で生きていく決心をしたところだったりは、胸にくるものがあった〜 原田マハさんは芸術系多いっぽいけど、そういう系よりも、総理の夫がおもしろすぎたよな〜という感想だな

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    3.11の震災後の京都が舞台。京都特有の文化には馴染みがないし土地勘もないので地名が出てくるたび???という感じではあったけど、そこはさらっと流して読んだ。 原田マハさんは私的には明快でサクサク読みやすい文章なので今回もページ数はそれなり(約400頁)だったけど体感的にはあっさり!でも今まで読んだ作品の中ではそんなに印象に残る方ではなかったかも。

    0
    投稿日: 2025.12.31
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    「美」は魔物―。たかむら画廊の青年専務・篁一輝と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に長逗留していた。妊婦としての生活に鬱々とする菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗画廊で、一枚の絵に心を奪われる。強い磁力を放つその絵の作者は、まだ無名の若き女性画家だったのだが…。彼女の才能と「美」に翻弄される人々の隆盛と凋落を艶やかに描く、著者新境地の衝撃作。(e-hon)

    0
    投稿日: 2025.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    だいぶ満足感のある内容。芸術に触れながら読み進めていける気持ちよさもあった。京都に自分も行ってるような気持ちになれたのはよかった。涼しい感じ。 ただなんで菜穂みたいな人が子供を作ったんだろうという疑問はある。自分の父と血がつながった子供を産みたいのはわかるけど一輝じゃなくてもいいだろ。笑 話とはマジで関係ないけどそこが気になりすぎてイライラした笑 結構どんでん返し系の部類に入るかな? 欲深い人ばかりでちょっとしんどかった。お金に関わりすぎないほうが幸せね。

    0
    投稿日: 2025.12.04
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     この本は川端康成さんの『古都』をお手本に書かれたそうです。設定とか、いろいろ『古都』。出来れば『古都』→『異邦人』の順に読んで欲しいな。異邦人(いりびと)は京都生まれではない京都に住む人のことらしい。  主人公は30代の菜穂。祖父が設立した美術館の副館長で美術品を見抜く目を持ってる。夫の一輝は銀座の老舗画廊の跡取り。赤坂で幸せに暮らしていたところに東日本大震災が起きる。原発事故を恐れた菜穂は京都に身を寄せることになって、、、新人の画家に出会ったり、信頼していた人に裏切られたり。。。  菜穂のお母さんが気持ち悪かった。 若い男性に色目を使うおばさんにここまで嫌悪感抱いちゃうのはなんでだろ? とある問題がどう解決するのか気になって後半は一気読みしました。

    19
    投稿日: 2025.12.03
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    暗い展開ではあった。 夫よりも価値のある絵。なるほどねぇ、なんとなく共感はできるけど、しかも自分の継母と寝る夫とか気持ち悪いよね。

    0
    投稿日: 2025.11.30
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    もうストーリーが最高! さすがです、マハさん!^_^! 京都の風景描写も抜群にセンス良し。 マハさんの作品はもう一度読みたくなるものが多い!

    0
    投稿日: 2025.11.23
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    初マハ。京都本大賞ということで買ってみたんだが、こんなにも面白いものを描く作家なんだとビックリした。何故今まで敬遠していたのか…昔の自分を殴りたい。笑。 初めて美術小説なるものを読んだ——。 京都を舞台に有吉菜穂と、どこか官能的ですらある無名の画家・白根樹の関係がなんとも言えず良い。「美」と「醜」とは表裏一体なのかも知れませんね…。 また京都の四季移ろいなんかもあり、隅々まで「美」を感じました。 今までにない読書体験で新鮮かつ、後半の展開にはミステリーばりの衝撃を受けました!! P.S.ちょっとゲスイ話になってしまいますが、一輝と義母・克子との妖しい関係もスリリングで作品のよき(?)アクセントになってて個人的には好きでした。笑。 「美」というのは人間に創り出せても、本当の意味で理解することは出来ないのだとわたしは感じました。

    6
    投稿日: 2025.11.16
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    京都の景色がありありと頭に浮かんで、のんびり鴨川を眺めた旅行を思い出した。菜穂があまりに自立していて共感はできなかったけど、日本の文化を学びたくなる。樹の過去が苦しくて、当たり前だけど全員がしあわせになる未来なんてないのかな、と思ったりした。

    0
    投稿日: 2025.11.13
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    一輝と菜穂のそれぞれの視点から交互に物語が進んでいく中で、一輝と菜穂の印象が少しずつ変わっていった。最終的には一輝クソ野郎やんの一言に尽きる。 「美」や「京都」の描写が秀逸なところと、後半は畳み掛けるように真相が紐解かれていく感じが面白かった。

    3
    投稿日: 2025.10.19
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    久しぶりのマハさん! PHP文芸文庫15周年のスペシャルカバーに なっていたので唯一持っていなかったこちらを 入手しましたがずっと気になっていたので 一気読みでした! やっぱり!マハさんは天才! 序盤こそ緩やかに進んだ物語が中盤以降どんどん 進みハラハラしたり、時に嫌悪したり (登場人物がクズすぎた、笑) 京都を舞台に展開される美術小説だと 思いましたが読み進めると、京都小説のような 夫婦小説のような、ミステリーっぽくもあり ラストそう来たか!と。 マハさんの文章に引き込まれていって 毎回ですが寝不足になります。 アート小説ガチガチではないけど読後感は スッキリとしました。 未読のマハさん本はあと数冊になってしまい 読むのが段々惜しくなってしまいますが マハさんの本なら繰り返し読みたい。 そう思える数少ない作家さんでもあります。

    36
    投稿日: 2025.10.11
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    この小説は画家が主人公ではない。絵画を扱う側画廊の二代目篁一輝とその妻で美術館副館長の篁菜緒、無名の女性画家白根樹を中心に話は進む。

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    人を虜にする作品を作れる画家はすごいけど 人生の全てを捧げる勢いで、作品と画家に向き合う菜穂に狂気を感じる。 菜穂の実家にも篁の家にも歪を感じるけど、それでも必死さは理解できるものがあって、彼等の問題は自分と無関係みたいな態度の菜穂にも自分と同じ感覚で芸術を理解できない彼等を馬鹿にしたような態度の菜穂にも苛々した。 人間関係も複雑でどろどろしてるし、なんか全体的に気持ち悪かった。 京都の雰囲気は好きだった。

    0
    投稿日: 2025.08.21
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    お互いを大切に思っていたはずの2人が別居を境にどんどん行き違ってしまう。 裕福な家庭に育った2人の宿命だと諦めるしかないのか。 読後感はスッキリしないが、全てを飲み込んで何もなかったことにはできないかなと納得できる節もあるが、、、痛々しい感情が残った。

    1
    投稿日: 2025.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本が舞台の美術をめぐる原田マハ作品。 忖度抜きの評価を下すなら期待は超えてこなかった。東京に根を張ってきた菜穂が大震災による原発問題を機に京都に居候することから始まる展開。 京都特有の縁故を重んじ、独特の街並みや文化、価値観に対して夫である一輝と菜穂の感じ方に徐々にギャップが生まれる構図。 小さな問題がいくつか起こり、最終的に大きな問題に直面するというストーリーは小説としては王道の展開なのだが、睡蓮売却とか倒産の危機がご都合主義のパンチ力が個人的に弱く感じてしまった。 あと、京都を意識したであろう落ち着きのある文体が逆にあまり盛り上がれなかった。

    1
    投稿日: 2025.08.06
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    今まで読んできた原田マハさんらしくない作品でした。でも、だからつまらないと言ってるわけではなくて、京都の街並みや文化と風俗を紹介しながら流れいく物語は、とっても静かに流れていきます。しかし、その裏にはドロドロとした愛憎劇が!地図を片手に楽しませてもらいました。

    0
    投稿日: 2025.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一輝と菜穂の視点が入れ替わり、そのせいか同じ内容が何度も繰り返されそこは飽きた(←元々連載らしいが、マハさんの小説でここまで最後にどんでん返しもめずらしく、後半に向かって楽しく読めた。 最初は菜穂がわがままで一輝が可哀想に思えていたが、菜穂が一番色んなことに耐えてきて、段々応援する気持ちになる。 京都の伝統がたくさん見られる。 たかむら画廊の息子一輝と、その妻有吉美術館の娘菜穂。東北震災で放射能から逃れる為東京から京都へ妊婦の菜穂だけ移り住む。 菜穂は京都で書家の鷹野せんに世話になり、その生徒瀬戸夫婦に出会う。画家の志村照山の弟子、白根樹(しろねたつる)の作品に魅入られ、祇園祭の屏風祭で瀬戸の町屋で彼女の作品を飾る。 有吉美術館もたかむら画廊も震災の影響もあり不調で、菜穂の承諾なしに家族が結託し祖父の時代から大切にしてきたモネの睡蓮を売ってしまう。その過程で一輝は、元々一輝に気のあった菜穂の母克子と関係を持つ。 有吉美術館はその後も不調で閉館が決まり、それも副館長の菜穂には事後報告だった。たかむら画廊経由で展示品を売却することで画廊も有吉不動産も再帰を計ろうとする。 白根樹は大家の娘で、両親の死後父のライバルだった照山の養子となる。彼に脅され本当は声が出るにもかかわらず話せなかった。 家族の不義理を知った菜穂は、京都で白根樹の個展の開催を計画。更に祖父の計らいで有吉美術館の大作10品は菜穂の名義になっていて、京都で個展を開く条件として京都の美濃山画廊と美術館への売却を提示。 東京へ戻ろうとしない一輝は菜穂へ詰め寄るが、一輝と克子の関係を逆に追及され、かつ菜穂は有吉夫婦の子供ではないことを告げる。実は祖父が芸者と作ったのが菜穂で、母は樹と同じだった。 白根樹の個展をやめさせる為閉館の有吉美術館に嘘の照山個展をふっかけるが、直前で照山は死亡。

    1
    投稿日: 2025.07.01
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    ある人にとってはなんでもないような絵が、他の人にとって数億円の価値があるといわれる世界。そんな芸術界隈のお話です。 本書は京都を舞台に、美にとりつかれた人の様子を描いていますが、エスカレートしていくさまは、ある意味ホラーとして読めて面白かったです。 タイトルのいりびと※は  〈京都以外で生まれて、京都にやってきた人〉 という意味だそうで、われわれからすれば外国人という感覚なのでしょうか。 ※ そういえば京都の人が、先の「大戦」といえば「応仁の乱」という冗談のようなエピソードも聞いたことがありますので、この言葉が使われていたといわれてもむべなるかな、と思いました。

    13
    投稿日: 2025.06.22
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    京都の描写がすごくいい。場面ごとの空気や匂いまで、ザ・京都。 静かだけど芯がある、京都という街の雰囲気が物語の中にちゃんと生きていて、読んでいて気持ちがよかった。 自分の心の声をちゃんと聞いて、そこに従って行動する。その強さがかっこよく、美しかった。 美とは、絵の中にあるだけじゃなくて、人の生き方や決断にもあるんだと、この本を通して感じた。

    16
    投稿日: 2025.06.10
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    原田マハさんのエッセイを読んでから手に取った小説 ストーリーを愉しむよりも、京都を舞台にした情景が、エッセイのこの部分なのかしら?と思いを馳せながら読むスタイル なかなか新鮮でした

    0
    投稿日: 2025.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    二人の母親が祇園の舞子って無理あるな。だとしら貞操観念おかしすぎるでしょ。一人目をどこぞの社長と妊娠して、2人目を絵描きと妊娠するとか。そこまでは良かったんだけどそこで興ざめ。

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    マハさんの表現は美しく品があるなぁ。と数冊読ませてもらって毎回感じていますが、この著書も京都の街並みや登場する人物、その人が住む家屋や室内の意匠、お庭などの空気感がみずみずしく表現されていていました^^ 物語の展開は後半に畳み掛けるように色んな関係性が明らかになっていくのに惹き込まれました!

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    原田マハさんの著作は数冊しか読んでいないが、その中で1番面白い。美しいものへの執着、女性の成長、京都の風情、ドラマチックな展開で飽きさせない。

    0
    投稿日: 2025.05.22
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    異邦人とはなんぞやと考えさせられる多面的なテーマの本 長編で冗長に感じた矢先、急に展開が変わり… 色鮮やかな文体と芸術という題材が上手く合ってる 絵画に自身の全てを捧げる生き様が素敵だった

    0
    投稿日: 2025.04.19
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    原田マハさんの作品は今まで読んだことがあるが、この作品が最も速く読了した。まるでジェットコースターのような展開にハラハラドキドキさせられ、気付けば最後のページだった。 この作品が好きな理由のひとつに、私にとって京都が思い入れのある土地であることが強く関係している。京都人の独特の言い回し、人との接し方の解像度が高かった。 独占欲・執着など醜いとされている感情と京都という美しい街の対比が心地よく、サクサク読めた。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    超!!!おもしろかった!!!!!芸術を1番大切にする人の話であり女の連帯と解放の話であり、男と女をめぐる赤子への思いの違い、母娘の話でもあり、京都の話でもある!多面的…かつすべての面が好きだった…樹と菜穂が本当に魅力的で、あやしく光る月のような魅力を放ちつつそれは性愛ではなくて、そして2人にしかわかりあえない世界を持っていて、それを大事にしながら、その世界を他の人間にも知らしめながら、今後も2人で歩んでいくのだろうな…この土地で…というのがあまりにも美しくて 生きるぼくらは中高生向けに書かれた純粋な物語だったのだなと相対的に理解した、やっぱり情景描写の緻密さ美しさが素晴らしくて、絵画作品が好きな人の描写なだけあるなあと感じた めちゃおもしろくて1日ほどで読み切ってしまったので他の美術テーマの作品たちもぜひ読みたい!!楽しすぎた

    1
    投稿日: 2025.03.11
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    ドラマを観て以来ずっと原作が気になっていた作品。 主人公・菜穂という存在のインパクトが忘れられない。 美術館を経営する名家に生まれた菜穂。 彼女は芸術をこよなく愛し、芸術の為なら何一つ惜しまない。そして、それを見極める天賦の才をもつ。 両親には無いこの才能を祖父から受け継いだ。 そんな彼女の前に突如現れた無名の天才画家・白根樹(しらねたつる)。 彼女はその絵の虜となり、強烈にのめり込んでいく。まるで何かに導かれるように。 天才画家の背後に潜む闇。母と夫の隠密な関係。祖父と守り続けた秘密。 小さな亀裂が静かに音を立て始める。 白根樹との出会いは終わりであり、始まりだった。 主人公がもつ雅やかで奥ゆかしい雰囲気が京都の街と相まって不思議な魅力をもつ作品だった。

    4
    投稿日: 2025.01.25
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    面白かった。 京都という特殊な街の魅力と、菜穂さんの妖しげな魅力がとてもうまくミックスされていた。 ストーリーもシンプルではあるものの複雑さがあり、最後までドキドキしながら読めました。

    0
    投稿日: 2025.01.21
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    東日本大震災から避難するため京都にいるうちに、無名の作者の絵に魅了され、親や夫を捨てその作者と生きていくことを選択した。覚悟を決めた女性の強さが印象的だった。

    0
    投稿日: 2025.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    画廊経営の夫と、祖父の血を濃く継ぎ絵画を観る目が突出している妻。京都に産前休暇で来た妻はみるみるうちに京都に迎え入れられる。経営難にあとがなくなっていく夫とのコントラストが面白い。

    0
    投稿日: 2025.01.14
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    京都での人と人との扉が開く、開かない、わかる気がするような気もする、、。 私は、母の視点にも立ってしまいました。

    0
    投稿日: 2025.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終わり方が微妙だった。てっきり白根樹の画壇デビューが見れると思っていたのに、一輝のことしか書かれていなくて残念だった。一輝がやったことは確かに許されることではないが、離婚をするのは呆気なさすぎるのではないかと思った。菜穂が白根樹を見つけたのは、菜穂自身の審美眼もあるだろうが血のつながった姉妹だからということもあるだろう。菜穂も樹も血は争えないのだと思った。

    0
    投稿日: 2024.12.09
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    久しぶりに原田マハさんの世界観に浸りたくなり購入。変わらずの熱量で、アートを追求する人々の人生の在り方に圧巻です。少しだけミステリー風味も香っていて面白かったです。

    0
    投稿日: 2024.12.01
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    旅物ともいえるしアート物ともいえる。 歴史的な背景や描写はほぼなく、通して感じるのは京都に長く住む人たちの都人としてのプライドとそれ故のマウント。 そこに憧れ仲間入りしたい妊娠中の若い女性の物語で、いろいろ鼻につきまくる(笑) 原発事故で京都のハイアットに長期避難等、現実離れした設定もあってか共感も出来ず、面白みも感じない。 少子化だが京都には跡継ぎ不足はないのか?等の頓珍漢な疑問すら湧いてしまった。 人間描写、キャラ設定は弱い。 林真理子氏同様に著者も地方育ちのバブル世代で高級志向。 そういう世代だよね〜 的な読み物としては面白いかも。

    0
    投稿日: 2024.11.10
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    画廊を経営する夫婦。 妊娠をきっかけに京都に来た菜穂。 照山の弟子である樹の才能を見出し、助けるべく奮闘する。 . Netflixのドラマもそのあと見た。 樹と菜穂が異父兄弟だと分かった時ゾッとした。 一輝がたかむら美術館存続のために菜穂のお母さんと一線を越えるとこキモかった。

    0
    投稿日: 2024.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都の情景描写が美しく、ラスト50pくらいまでは大きな展開もないまま進むにも関わらず読ませてくるのは流石。 ラストは一気に種明かしなのだけど、明かされたところで菜穂の身勝手な印象は拭えないし、ただただ一輝が可哀想だった。 いや、義母(のはずだった人)と関係を持つのは確かにあり得ないし気持ち悪い。 菜穂の感じていた疎外感もわかる。 けれどそれは自分の出生を夫にも隠し、実親でもない2人に感謝もせず、自身の審美眼だけを信じ周りを振り回してきたのだから疎外されるのも当然。 一輝だって好きであんなことしたわけではないし、、 と、モヤモヤしか残らないラストでした。 皆さん感想がそれぞれで、見る人によって全然違う印象なんだなと、興味深いです。 (ストーリーについて語りましたが、この作品のテーマは「京都」です。これ以上なく京都を正確に表現している400p弱です)

    0
    投稿日: 2024.10.05
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    ノンフィクションのよく知っている京都の地を舞台にフィクションの登場人物が飾る大変面白いお話でした。 京都のイケズをはんなりと綴られ、衝撃の真相がいくつか続き、えっ!とおもわず声に出してしまうほど引き込まれて。 重要部分の2つほど、読者に想像させて任せる部分は個人的には原田マハさんに描いて欲しかったですが、絶妙のお預け?状態でした。

    0
    投稿日: 2024.09.29
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    面白くて一気に読んでしまった! 読み始めは男性が主人公なのだと思っていたら、完全に女性の物語だった。芸術作品にお金を惜しまず使う金遣いの荒い妻と、その妻を支えるために仕事に勤しむ夫という初めの印象と、物語を最後まで読んだ印象は全く違った。 私が女性だから余計にそう思うのかもしれないが、スカッとする小説だった。

    0
    投稿日: 2024.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3.5くらいです。 知らぬ間に入り込んで行けるマハさんの作品ですが、最初の方は冷静に第三者視点で物語を読み進めていっている感じでした。少し長めに感じたからか、停滞した時期もあります。 ですが、それは嵐の前の静けさだったようです。 人間模様が動き始めた中盤からはぐんぐんと読み進めることができました。 「異邦人(いりびと)」という言葉の京都独特の表現。 途中から京都に染まった菜穂のことを単に示すのではなく、菜穂自身が抱いていた家族への違和感や、一輝が途中から抱く疎外感なども包含しているものなのでは?と思ったりもしました。

    0
    投稿日: 2024.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

     京都人という人種が何となく存在するのかな、と思っている身として、この作品にあるような生活や閉鎖的で優美な描写が読んでいておもしろく、実在しそうで良かった。  京都という異世界に入っていった菜穂と完全につまはじきにされた一輝との対比が分かりやすく、一輝がちょっと可哀想だけど納得の終わり方でした。  菜穂には、自分の愛する名画たちを対価として支払い、新しい芸術と白根樹を守る覚悟があったからこそ、周りも動いたのだろうと思う。欲しいものを得るために計算ずくではなく正面から挑んで掴み取る小説で、読了感はほぼ少年マンガのようなすっきり加減です。  一輝から見た菜穂の妻としての印象は良家のお嬢様の範疇に収まっている一方、菜穂の視点は京都の伝統文化や美術に関する描写が重点的であった反面(居候という身であったのもあるのだろうけれど)家事などの日常的な事柄に関する描写が無かったような印象を受けた。  一輝は菜穂の審美眼と情熱を認めながらも菜穂を「妻」というフィルターを通して見ているのだろうけれど、菜穂の守るべき存在は白根樹で、一輝のことは愛しているのかもしれないが、守るべきものとして認識されていない。  熱量の向かう先が違う一輝と菜穂がすれ違って破局を迎える展開は物語として妥当だと思ったし驚きはなかった。また、実際にそう上手く行くってことはあまりないんじゃないかなと思うけれど、現実であってくれたら嬉しいし、こういったストーリーが好きなんだなぁと改めて自覚出来て良かったです。

    0
    投稿日: 2024.09.06
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    秀でた才能を見つける女主人公に対して鷹を括っている両親、夫がしてやられる物語。 こんなにうまいこと行く?と疑問に思いながらも京都の四季と美術の美しさで綺麗な物語でした。 下宿先の主人鷹野せんの存在がとても良かった。

    1
    投稿日: 2024.08.09
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    京都は芸に溢れる街で、実際の画廊や美術館もこういう感じで絵の取引を行うんだろうなと思った。 素敵な絵を求めて周りを振り回す主人公を見て、初めはめんどくささを感じだが、自分がやりたい事に真っ直ぐな所はいいなと読み終わって思った。 父と娘同士の絆が強くなることやシンクロし合っていく感じが面白かった。

    1
    投稿日: 2024.08.02
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    面白い。 さすが原田マハさんだけあって、ぐいぐい読まされる。 ただ、主人公の女性が旦那さんの考えや方針をガン無視するのは、共感出来ないところもある。 面白くない要因ではもちろんないが。。。 旦那さんが嫁の実母と浮気している部分は、全く共感出来ないが、それが主人公の女性の考えに共感出来るかどうかは別で。 なんだか変な感想になっちゃってるなあ。

    6
    投稿日: 2024.07.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後あっけなく終わりすぎて、もうすこし菜穂と樹のその後が読みたかった。 古き良き京都に潜む画壇界隈で暮らすこととなった菜穂。出生の秘密がそこへと誘い導いた。 相変わらず大変読みやすく、芸術美術の知識なくとも楽しめる作品でした。

    1
    投稿日: 2024.07.02
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    原田マハ先生&美術と、来てハズレなし。舞台が京都、季節感にあふれ、情景描写が素晴らしい。ますます、ファンになってしまいます。

    3
    投稿日: 2024.06.29
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    先にドラマを見てから読んだが、私の中では原作とドラマが一番近い作品だと思う。京都に行ってみたくなった。 作中、大切にしていた作品が知らぬ間に売却されて落胆するシーンで、作品は今までもこれからも誰のものにもならない、手に入れたと思っていても一時的に自分のもとにいるだけなんだと主人公の菜穂が気づくのだが、これは美術品だけに限らないのではないか。洋服や自分の身の回りのもの全て、縁あって自分のもとに来ているだけである。 最初はただの美意識高いお嬢様だった菜穂が原石のような無名の画家に出会うことで、互いの持つ本来の才覚に目覚めていく素敵な話だった。

    1
    投稿日: 2024.06.04
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    4.5。これまであまり出会ったことのない作品。京都の上品で軽いタッチから入ったのに、読み進めていくうちに、京都や芸術の凄まじい引力と巻き込まれる人の揺さぶられる情緒と、ものすごいエネルギーが凝縮されたような感覚。読んでるこちらの気持ちも引き出されて、これまで読んできた原田マハ作品のワクワク感とは全く違うある意味すごく生々しくもドス黒い気持ちになる。読み終えてスッキリする感じはないけど、まさかこんな展開になるとは思わなかったから想定外でびっくり。

    1
    投稿日: 2024.05.21
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    美術の知識がなくても全然面白い。 分厚さに最初は躊躇いが来るが 後半からの畳み掛ける展開に手が止まらなくなる。 こういう家族の話好きだな〜

    38
    投稿日: 2024.05.08
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    やはり原田マハさんの美術をテーマにした小説は面白い。京都の風情や京都人の粋を生き生きと感じる作品だった。自然に京都に馴染んでいく菜穂の、短期間に覚醒していく姿が眩しかった。

    2
    投稿日: 2024.04.30
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    クライマックスの畳みかけるような展開にページを捲る手が止まらなかった。伏線が回収されていく様が見事だった。 この本を通じて、文化、芸術を嗜む人々にとって、京都は特異な場所であることがありありと感じられた。菜穂は、恵まれた環境で育ち、周りに流されない奔放さと強かさを持っている。菜穂が京都での生活で、心奪われる一枚の絵と出会ったこと、せんとの出会いを通じて、茶道、華道、香道、画壇などのさまざまな家元、師匠、名家と通じる「縁故」を得たこと。それらすべては必然だと思わざるを得ない。彼女の研ぎ澄まされた感性、才能を開花させるのに、京都は最適の場所なのだろう。私自身、そのような場所で素養を身に付けたいと思いつつも、菜穂のような縁故もなく、所詮は「異邦人(いりびと)」にしかなり得ないため、菜穂に対して憧憬の念を抱かずにはいられなかった。 人の様々な欲望が渦巻き露呈する、想像以上にドロドロとした展開であるが、最後は、各人が収まるべくところに収まったと解釈することにし、読後の筆舌に尽くしがたい気持ちを鎮めようと思う。

    0
    投稿日: 2024.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    京都と美術を題材にした原田マハの小説。 3.11後の放射能を恐れて京都に送られた妻の菜穂と夫で画廊の専務の一輝の話。 菜穂は京都である画家を発見し、悪い師匠から掬い出し、また恩はあるが偽りの家族から逃げ出し京都で子を産み育てる。アートのためならなんでもする。 画家と菜穂が実は姉妹だったりと設定が細かい。京都の描写もたくさんあり、面白かったです。

    0
    投稿日: 2024.03.25
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    作品と作者に対する情熱が静かに、でもとても熱く伝わってくる。 きっとものすごい熱量を発散させる作品なのだろうと想像できる。 2人が惹かれ合う理由と真実が、また熱い。

    42
    投稿日: 2024.03.12
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    京都に行くとしたら、いつ行きますか? 紅葉の秋?雪が積もる冬?桜満開の春? いいや夏だね。夏の京都は暑いだって? だからこそその土地の人の工夫や文化が見えてくる。 そんな京都の魅力が伝わる内容でした。 ストーリーは微妙でした。 私がこの本を読もうと思ったきっかけは、 友達が「印象派 モネからアメリカへ」を見に行ったと聞いて、 美術館の面白さが理解できず、芸術の勉強のため読み始めた。 その為、ストーリーは期待していなかった。 原田マハさんは壁にぶつかった女性が旅先で元気になり、読んでいる私も気持ち良くなるような話のイメージ。 しかし今作は読んでいて何も気持ち良くなかった。登場人物がクズばかり現れて、主人公含めて、好きな登場人物が一人もいなかった。本作のタイトルである「異邦人」は、京都生まれ京都育ちでないと、何年京都に住んでも京都人になれないという意味だ。私は、京都人?芸術家?が余り好きでは無いのかもしれないので、何とも思わなかった。 ただ今作を読んで風景画?自然画?にすごく興味を持った。 「鮮やかな杉苔の緑、その上を覆う紅葉の落ち葉の赤。その合間を縫った一条の陽光が差し込む。光に照らされたところだけ、苔も、落ち葉も、黄色く、また白く輝いている。」が床一面に描かれていた。 文章を想像しただけでも見てみたいと思った。モネの晩年の傑作、大装飾画「睡蓮」は、淡い色ときには深い色彩を重ねた作品だそう。 実際にモネの作品を見に行こうと思う。 と思ったらもう上野博物館での展示は、終わってた。 まぁそんなもんだよね。

    1
    投稿日: 2024.03.07
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    途中まで読むのにとても時間がかかって、京都の文化や風習を味わいながらという感じだったが、終盤は気づいたら読み終わっていた。 ここまで強烈に物事を追求できることは凄いし、それが生み出す縁も確かにあるんだと思う。 でもやっぱり一樹を最後まで応援していた。

    1
    投稿日: 2024.02.27
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    京都旅行に行く電車の中で読みはじめた。京都の名所や祭り、四季の折々が繊細に描かれており、京都小説として申し訳ないと感じた。葵祭や祇園祭はぜひ一度お目にかかりたいと思っている。川端康成『古都』をなぞって書かれているようで、そちらの作品への興味もそそられた。 主人公への「美」への執着心が羨ましくも恐ろしいと感じた。『「美」は魔物』と言う言葉が物語に出てくるが、そのとおりで、のめり込むと抜け出せない妖しさが魅力なのだと思った。女流画家、白木樹の美しくもミステリアスな魅力に虜になった。よくわかっていると思っている人でも見えてないだけで謎があり、自分自身もそれに違わずだと思う。

    1
    投稿日: 2024.02.25
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    中盤に差し掛かったあたりからずっと緊張しながら読んで、緊張したまま、気付いたら最後のページだった。 出てくる人皆心の中にドロッとした感情があって、常に誰かのドロドロに触れながら京都の繊細で美しい季節や空気や文化を一緒に感じるのが、何とも気持ち悪い心持ち。でもそこが良かった。

    1
    投稿日: 2024.02.25
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    コテコテの京都言葉が興味深い。異邦人の読みの“いりびと“って京都の言葉の「入り人」なんですね。“原田マハワールド”を満喫。

    15
    投稿日: 2024.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ご紹介を受けて読んでみました。先が気になりどんどん読ませる小説で、お日柄はよくとかよりは良い意味で重く面白かった。あえて言えば、お母さんもずっと愛情もって育ててきたのは間違いないのだから、それは言わないでしょ・・・・って思ってしまったのとその偶然のオチはないかなという印象を持って終わりました。

    0
    投稿日: 2024.02.05
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    美しさはこんなにも人を惑わすのか、 帯の文言通りの内容。 原田マハさんにしては珍しい?明るさのない雰囲気のストーリーでした。

    1
    投稿日: 2024.02.04
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    ストーリーは面白くて一気に引き込まれたけど、最後、気になる点を多く残した終わり方が惜しいと思ってしまった。こういう終わり方が好きな人にとっては満点だと思う。一輝はもちろん、登場人物それぞれの続きが気になりすぎる!

    0
    投稿日: 2024.02.03
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    久しぶりに夢中で読んだ。 京都が舞台の小説はもともと好きで、京都ならではの葵祭などの行事や川床を思い浮かべながら読み、季節の描写に夏の暑い京都の空気感などを感じ取りながら読んだ。 主人公が気が強く好きになれないキャラクターだったので、どちらかというと夫の一輝に共感しながら読んでいたので、ラストは少し残念。

    0
    投稿日: 2024.01.26
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    怒涛の後半3~4チャプター、読み始めた時に思ってた、この本こういう本かな?、この登場人物なんでこんな関係性なんやろっていうのを、全部回収して全部想像と違った締められ方してた。 タイトルに異邦人って付けられてるように、京都に嫌々やってきた菜穂(=異邦人)が、京都でせん/朝子/書道教室の友達/樹達と出会って、徐々に京都とそこに住む人と彼らが作る街の文化に惹かれて、それが彼女の発言/態度、特に京都の街の見方や描かれ方を通して、鮮明に変わっていくことが描かれてた。 挙げ出すとあり過ぎてキリないけどここが面白かった。 ・一輝と菜穂の似てるようで全く似つかない、自分にとっての芸術の存在。 →読めば読むほど菜穂が純粋に芸術を愛してることが、一輝との考え方のコントラストで表されてる。 ・菜穂の心情と街の見え方/関わり方とのリンク、またそれを可能としてる、その時の風景や情景を鮮明にイメージさせてくれる言葉の並べ方。 後は章ごとのタイトルと内容が見事にリンクしてて、その章の内容を的確に表してる。 ・何よりもストーリー展開が面白い! 菜穂と一輝、菜穂と克子(一輝も克子の発言に引っ掛かってたとこ)、菜穂と樹、こうやって考えても章毎に菜穂と一輝目線で交互に描かれてるダブル主演であるように見えて、全ては菜穂を中心に引き立たせるために人間関係が構築されてるね。 “本日は~”もめちゃくちゃよかったけど、同じ作者でもこんなにテイスト違う作品作れるん!っていうびっくりと、自分も生まれ育った京都がテーマな作品が最高でした。

    0
    投稿日: 2024.01.14
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    原田マハの作品という事で、もちろんこれもアート小説。とはいえこの作品は、アートにかかわる人たちの生き方が描かれています。 しかも、『異邦人』と言えばカミュですが、これは“いほうじん”ではなく、【いりびと】という読み方。よそから京都に来た人の事を言うらしいです。あんまり言うとアレですが、確かに、京都の敷居は高い気がします。 その高い敷居を、あっという間に超えてしまったのが主人公の妻菜穂。まぁ、この菜穂を中心に物語が進むわけですが、アート小説味もあり、サスペンス味もあり。流石です。

    0
    投稿日: 2023.12.26
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    3.11あの直後の混乱と引き締まった世の中の空気。 あれから10年以上の月日が流れ、原発の危険性も地震の恐ろしさも忘れてしまったかの風潮。そんな中でこの本を読んだ。 きっかけはPHPで高畑充希さんの記事を読んだから。ドラマで主人公の菜穂役を務め、菜穂の生き方になかなか共感できず、役作りが大変だったと知ったから。 菜穂、美術品への眼力に優れ、作品からその画家の将来性まで見抜いてしまう。そしてもう一人魅力的な人物が登場する。無名の新進画家、白根樹。 舞台は京都。年中行事と四季の織りなす美しい京都の物語は、菜穂と一輝の夫婦の物語でもある。 読み進めれば読み進めるほど、深みにはまっていくミステリアスな物語。今まで読んだマハさんにはないストーリーと緊迫感、そして衝撃の結末がある。 この小説には紅葉の赤が似合う。

    34
    投稿日: 2023.12.21
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    Amazonプライムで読む。 京都らしい街の美しさが行間から読み取れるますが、その古いしきたりやお金持ち特有の習慣がちょっと面倒くさそうだなという気にもなります。 でも物語としては、面白かったです。

    1
    投稿日: 2023.11.19
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    資産家の娘菜穂は、妊娠中に東日本大震災が起きた事で、京都に仮住まいをしている。そこで無名の画家の1枚の絵に心を奪われたことにより、菜穂と画商の夫の人生は思いもよらぬ方向に進んでいく。 読んでいる間ずっと炎を感じていた。菜穂の中に小さく宿った火はどんどん力を増していくため誰にも止められはしない。こんな終わり方もあるのかと読後はぼうっとしてしまった。

    4
    投稿日: 2023.10.17
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    返却期限が来たので、途中で終了。 特にどうしても読み終えたいと思わなかったので、はまらなかったのだろう。 京都について深く知れる。 知ってる場所が出てきて、その時だけワクワクしたな。

    1
    投稿日: 2023.10.08
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    WOWOWドラマがとても良かったので原作に興味をもった。ドラマでは描ききれていなかった内容を知ることができた。京都の伝統や美術界の独特の雰囲気や世界観も楽しむことができてとても面白かった。 ドラマを先に観ていたので、登場人物や舞台背景のイメージが固まってしまっていたのが残念。先に文字で知ったらどういう印象を持ったのかも知りたかった。

    7
    投稿日: 2023.10.07
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    最初は日本絵画と京都のはんなり感がベースになってたけど、途中からかなりスリリングでした。菜穂の強さ。樹の強さ。そして思ってもない結末。 ちょっとはんなりが長かったかな。

    2
    投稿日: 2023.09.14
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     たくさんの芸術作品が出てくるけど、どこまでがフィクションなのだろうとおもった。何度も足を運んだ京都にもう一度行ってみたくなる。

    1
    投稿日: 2023.08.29
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    原田マハさん好きなのですがこういったパターンも書けるのも凄いです。絵を描く人、絵に魅せられる人、そして血縁。良かったです。

    44
    投稿日: 2023.08.28
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    めちゃくちゃ打たれた心を。こんなに面白いと思わなかったのは痛恨の極み。WOWOWのいりびとが始まり、でもこれを見たら映像が頭の中に残り良くないと思い、買って読んだんだ。帯でサスペンスの殺す様なイメージだったので3年後回しにしてたのは大間違い、樹が愛人の様に支配されてると思い、菜穂もワガママだけの様に思っていたが、全然まるで逆だと、むしろお金に執着する克子智昭の冷酷さと一樹の最後まで離婚した会社が落ちぶれた理由がわからない浅い人間性。結婚出来たのも奇跡だし失っても浮気してるとか頓珍漢な哀れ。最終章一樹がなぁ

    2
    投稿日: 2023.08.23
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    よい。面白い。著者はアートをテーマに書くときは実在の画家を出す時が多いのだが、今回は画家ではなく、画商にスポットライトを当てて、画界のドロドロした怪しさを満載に書いている。そして、ストーリー自体が美しい。

    3
    投稿日: 2023.08.23
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    美術のお話かと思いきや、後半は少しミステリー要素もあり、続きが気になってどんどん読み進めることができました。京都の魅力、美術にかける情熱が胸に迫ってくるようでした。ただ、菜穂の行動は理解できない部分も多々ありましたが…。樹がどのように大成していくのか、菜穂と一輝の今後はどうなるのか、などいろいろ気になる点もあります。続編はないのかなあ。

    1
    投稿日: 2023.08.17
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    初めての原田マハ。全く馴染めない生活スタイルの話で、菜穂など鼻につくキャラがやや引き気味で読み進めていたが、後半に進むにつれ、どんでん返し的な展開に目が離せず、一挙に読み終わった。一読の価値はある

    1
    投稿日: 2023.08.13
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    初めて読む作家さん。 原田マハが、昔読んでいた原田宗典の妹だと つい最近知って驚いた。 美術系、アートが題材の小説が多い印象で 興味はあったのだけれど、 それほど詳しくないので避けていた。 読み始めたら止まらなくなり一気読み。 京都を舞台にした絢爛なメロドラマ。 芸術に貪欲な女性とその家族、 心に熱を秘めた女性とその師匠。 彼女達の出会い、出生の秘密等が 京都を舞台に鮮烈に描かれていて 映像を見ている感覚で読んだ。 菜穂がお世話になった書道家、 鷹野せんの言葉が染みた。 ひとつ、使われていた京都の言葉? に違和感。。

    22
    投稿日: 2023.08.01
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    今回の作品はアーティストではなくアートを扱う側の人間模様。美は怪獣ですね。京都の祭りや川床に行ってみたくなりました。

    1
    投稿日: 2023.07.31
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    原田マハさんの本、今のところハズレなし。どれもこれも面白い。気取って美術館に絵画を見に行くこともあるが、実はあんまり良さが分かってない。そんな自分みたいな一般人にも絵画の面白さを教えてくれる。 ただ、本作は終盤がちょっと畳み掛け過ぎてる気がしないでもない。中盤までの振り返り含めた丁寧な流れに比べると、終盤はあれよあれよと色んなことが明らかになっていく。ここがもうちょっと丁寧だったらなあ、なんて思っているうちに終わってしまった。

    3
    投稿日: 2023.07.30
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    【異邦人】 うつろい、青葉萌ゆ、火照る夜、山鳩の壁、葵のあと、花腐す雨、無言のふたり、寄るさざ波、秘密、睡蓮、屏風祭、宵山、巡行、川床、送り火、蛍、残暑、焔、魔物、落涙、夕闇、紅葉散る、氷雨 目次をば並べてみた。 このコロナ禍でどこにも行けない休日を読書旅行とするべく、京都話を選んでみた。このタイトルだけでもはんなり。 原田マハさんも仰っていた通り、芸術至上主義を書きたかった。それにつきる。 本の中にはたくさんの京文化。 祭、和色の着物・浴衣、京料理が出てくる。そして一冊で季節の移り変わりも楽しめる。  菜穂という一人の女性の行動に振り回されてるのか周りが勝手にドツボにハマっていってるだけなのか、なになに、どうしようもない夫に振り回される女性なの?あぁ厭だ、と思う事もあったが、ラストの終わり方は嫌いではなかった。ちなみにどうしようもない夫というのも、単に妻になんとか答えてほしいだけで、アプローチ方法が完全に間違っており、そう考えて読むと笑えるかも。 ただ、3.11の震災もテーマ、というか時代背景がそこで、震災から京へ避難する設定も、ボランティアのボの字もなくセシウム値を気にする登場人物に、いつかオーストラリアで出会った避難してきました人々を思い出し、どうでもいい、と思って読み進めた事も事実。 未だに解決はしていないし、未だにそこで働いている人がいる。でも、確かにテレビをつければ広告が異様だった当時のこと、私は横浜駅に向かう地下鉄の中にいた事、カフェで電車が動くのを待っていたら目の前のご夫婦が車に乗せてくれたこと、そんな事も思い出した。 白根樹のパウルクレーの様な「青葉萌ゆ」、もちろん存在しないのだけど、鑑賞したかった。でもなんとなくイメージできてしまう不思議。その出来上がったイメージは読者によって違うのだろうか。

    2
    投稿日: 2023.07.29
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    いや〜圧巻。面白すぎる。 アート小説の巨匠・原田マハさんと、京都が掛け合わさるとこうなるんだ。 「一枚の絵が、ふたりの止まった時間を動かし始める」 というキャッチコピーだが、僕の中では、読む前・途中と読後で「ふたり」が誰を指すのかが変わっていった。作中の季節が流れるにつれて。 文庫版のキャッチコピーは「美しさはこれほどまでに人を狂わすのか」 これはまさにピッタリだと思う。絵の美しさだけでなく、登場人物の美しさ、京都という町とそこに暮らす人々の美しさも含めて。 京都の地名がバンバン出てくる。鴨川の川床と貴船の川床の違いも知らなくて、川の上で食事するなんて驚いた。また祇園祭や五山送り火のシーンも印象的で、京都に行った気分にさせてくれる。同時に本の中から、夏の盆地の暑さまで伝わってくる。 創作的には、各章の終わり方が上手すぎる。主人公のふたり、夫・一輝と妻・菜穂の目線(三人称)で、交互に入れ替わりながら書かれているんだけど、同じ物事を体験していても必ず相手目線ではどう思ったのか、どう感じたのか書かれていて、物語の理解が深まっていく。時系列を少しだけ遡ったり、回想シーンも効果的でめちゃくちゃ勉強になる。 本当に読んでよかったと思わせてくれる一作。

    3
    投稿日: 2023.07.28
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    京都が持つ様々な顔を ここまで美しく描けることに感嘆する。 いつも著者の作品を読むと 比喩表現が誰にでもわかりやすく そして美しいと感じる。 まるで清流を遡る鮎のように するりするりと抜けていった後ろ姿 美しい包装紙をひもとくように 糊のきいた浴衣を広げた 一方でつくつく法師が狂ったように鳴いている という表現は著者にしては 珍しく強い言葉で表現されているなと感じた。 それだけで京都のうだるような暑さが 伝わってきたわけだが。

    2
    投稿日: 2023.07.26
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    あー、京都に行きたい! 移りゆく季節と人のこころ。 菜穂さんの持つ美術センスが 止まるところ知らず。

    0
    投稿日: 2023.07.14
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    せん先生、好き。 菜穂は、はじめは金持ちのわがままなお嬢様なのかと思っていたが、とにかく美術に対する思い、知識はすごい! きっとこの話は菜穂が主人公なので、読み進めていくと、なんだかんだで菜穂に肩入れしてしまうのだが、ま、それ以上に、周りの人間のほうが理解できない、いらつく、気持ち悪い人が多すぎる。一輝含めて。 最後まで、一輝って菜穂のこと、ちゃんと愛しているのかな、仕事のため、お金のために結婚したんじゃないの、という疑いが晴れない。 でないと、いくらなんでも義理の母親と、、なんて、気持ち悪すぎる。離婚されて当たり前。

    2
    投稿日: 2023.07.12
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    原田マハさんはこの作品を通して、強い女性を描きたかったそう。 主人公の菜穂、私が思う『強い女性』というより、蠱惑的で抜け目なく、怖さを感じるほどに美への執着がすごい。 ストーリー展開的には最後までとても楽しめるし、京都に行きたくなる!!(最終的な着地点はいつも物語の舞台に行きたくなる、私)

    2
    投稿日: 2023.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これまで読んだマハさんのアート小説とは、かなり違う風味。 季節ごとの京都の自然、祭り、庭園、お食事などの表現がとても美しく雅やかで、特別な場所と感じる。 しかし、人間関係はドロドロです笑 主人公の菜穂は美術品に対する特別な審美眼を持ち、これと刺さった作品、作家は絶対に逃さない。 家族の事情や財政状況などお構いなし。 その執着はすごいものがあるが、 古来からある○○コレクションというものはこういった蒐集家の強烈で異常な想いがなければ、成立しないものなのかもしれない。 最後に照山の死があまりにも都合良い気がした。 犯した罪が明らかになるわけでもない。 美濃山画廊が通夜の席で亡くなった照山を冷たくなじったのは照山の罪を全て知ったからであろう。 としたら、照山の死は、京の都からひっそりと葬り去られたということにも思える。 京都は戦国や幕末なら権謀術数が飛び交っていた街ではないか。。。考え過ぎかな。 こういうモヤモヤした終わり方、、、マハさん。さすがです。

    2
    投稿日: 2023.06.22
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    私が過去に認識していた京都の文化・風物がストーリーの背景に色濃く織り込まれている。懐かしい。今はどの様に変化しているのだろう。 ストーリーの始まりが大震災による放射能汚染。既に過去の話かと思いきや、いまだに汚染水の処理が大きな国際問題になっている。 そして画商・画廊の世界、また今ではほとんどないと思うけれど、バブルの頃に一つの頂点を極めたと思われる一般企業の資金力を背景とした美術館の世界。実際にこの作品のストーリーのような、ある意味緊迫したやり取りが「美術品」の裏側で展開されているのだろう。 原田さんご自身の経験をベースとして、普通の人間では考えられない美術関係に審美眼のある女性を登場させ、その女性を中心とした人間模様が描かれている。 自分自身の審美眼に自信を持っている女性が、その確かな才能に基づいて美を追求していく。自身を取り巻く人間、経済状態など全て打ち捨てていく。私には異能者が異常者になっていく様にしか見えなかった。 ストーリーが進むにつれて、私には想像を絶する異能者である女性の言動。その周りの人々の行動も、一般社会で凡庸な生活を送っている私には理解を超えたものになっていく。 京都の風物を背景に、異能者が美を追求するがゆえに本来あるべき人間関係が徐々にバラバラになり、敗退的なムードになっていく。 何だか原田さんの「美」に対する底知れぬ執念の様なものを感じた作品でした。

    16
    投稿日: 2023.06.14
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    アートの魅力はイマイチ理解していないのですが、本書を読むと少しアートに対して興味が湧きました。 ストーリー自体は共感できる部分は少なかったです。

    2
    投稿日: 2023.05.13
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    ギャラリーを運営する主人公が、日本画家の青年とその作品にぐっと引かれていき、その後混迷を極めていくという作品で。その中での人間模様が、近づきたいけど離れたい人、離れたいけど近づかざるを得ない人、離れているつもりでも近づいている人、様々あって面白かったです。

    2
    投稿日: 2023.04.09
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    原田マハさんのアート小説は何冊目だろう。 今作は他のアート小説とは少し雰囲気が異なるような印象を受けた。 もちろん登場人物は美術と関わりが深いわけだが、物語自体は主人公の野望実現と周りの人間との軋轢を中心に描いたミステリアスかつパワフルなものだった。 解説にもあったが、中盤以降一気にテンポが加速し話の着地点が分からなくなる焦燥感と高揚感があった。面白かったです。

    3
    投稿日: 2023.04.07
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    とても意外で残念なことに、全く刺さりませんでした。同じ作家さんでもこんなに違う印象を受けることもあるのかと、辻村深月さんに続き衝撃を受けている。 所謂「日本人らしい」ネチネチした遠回しの人間関係が丁寧に描かれていて、それがどうにも気持ち悪かった。京らしさとは相容れない関東人だと自覚した。

    1
    投稿日: 2023.03.27
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    モネの睡蓮を売るなんて… 私だったら許せない。と思いながら読んだ。 先日ふと寄った画廊に、ルノアールの作品が展示してあった事を思い出した。

    4
    投稿日: 2023.02.23
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    始まりからは考えられない結末で驚きが止まらなかった。面白かったけどなんかこうモヤモヤした煮え切らないなんとも言えない感情が残ってしまったな

    4
    投稿日: 2023.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    階級?的にも芸術的にも自分とは無縁な世界でありながら、感情や情景の美しさにはやはり引き込まれた。 内容もともすれば、往年の大映テレビのようになってしまいそうながら、美しさが前面にあるのでくどくどしさはなく、面白かった。

    6
    投稿日: 2023.02.07
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    京都、美、芸術 これらがテーマの小説を読んだのは始めてでした。耳にすぅっと入るような京言葉、作法、佇まい。魅了され生きる場所としての決心。 女性としてより、一人の人として品やかというか、強くてしなやかという言葉が似合うような。

    5
    投稿日: 2023.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これまで読んだマハ作品とはまた違う世界観で、やっぱり原田マハさんは凄いと思った。 登場人物たちにあまりにも人間味があって、なんかスッキリしないなあと思いつつも、人間って世間体を気にして、そしてとても欲深いよなあとなんだか納得してしまうようなリアル感もあって、逆に潔かった。 (ただ一輝が義母と関係をもったのはあり得ないと思った。私が菜穂だったら、許せない) 京都の魅力やそこで見れる景色を美しく鮮やかに表現していて、それに比例するように菜穂の力強さや執着がどんどん感じられて、後半は圧巻だった。菜穂の樹に対する執着と行動力は、怖いものは美しいという言葉がぴったり。芸術を追い求める人はそうなのだろうなと思った。 最後は菜穂あっぱれという感じ。賛否両論あるけれど、個人的に菜穂は好きだな。かっこいいなと思いました。

    2
    投稿日: 2023.01.28
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    架空の人物を題材にしたアート小説。画商という仕事の一端を知ることができたり、京都の奥深さを知ることができたりして面白かった。 東日本大地震の後の原発事故をきっかけに、東京から京都に避難した妊婦、という設定もこの時代ならではだなと思った。 読んだ後何となく暗い気持ちになってしまう物語。

    9
    投稿日: 2023.01.22
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    限りなく、星5に近い星4。めちゃくちゃおもしろかった。 中盤何度も、なんて非常識な娘だ、1人で生きていくこともできないくせに、などと思わせるけれど、圧倒的に凌駕する美術の魅力でねじ伏せられる。主人公たちが生きているというより、こんなに鮮やかに描かれた京都という地は存在していて訪れることができるのか、と思う。これが本だ。アマゾンプライムありがとう。 わたし絵を見ていないのにまるで白根樹の絵を見た気持ちである。

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    投稿日: 2023.01.07
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    京都への憧れと、芸術への興味が高まる作品 描写がとても綺麗で、鮮明で、 世界に入り込んだような気持ちになれる 途中、思ってもみなかった事実が出てきて驚いた さすがとしか言えない やはり原田マハさんの作品はゾクゾクする

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    投稿日: 2022.12.21
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    京都の四季描写と共に登場人物の心情描写。女性の著者らしい繊細で柔らかな表現の仕方によってダイナミックなプロットであるにも拘わらず流れるように読み進めることが可能になっている。見事です。

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    投稿日: 2022.12.10
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    マハさんの美術もの。絶対面白いはすと思ったのですが、今作は、登場人物全てに共感が持てず、読み進めるのがちょっぴりストレスでした。夫の会社の倒産の危機を横目に、新たに好きな画家を発掘し、その作品を高値で購入。周囲の説得も気にすることなく、京都に居座り続け、好き勝手し放題。終盤に気の毒な秘密も明らかにされましたし、旦那の浮気もあったものの、それを差し引いても育ててくれた人たちへの仕打ちも酷いし、旦那も旦那。こんな人が現実にいたら、ちょっとおかしいんちゃうと、絶対思います。

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    投稿日: 2022.12.04