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総合評価

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    筆者は、「自由とは、人々が、自己/他者/社会の資源を用いて、達成・享受するに値すると自ら判断する事柄を達成・享受することができる、ということを意味する(ただし、他者の同様の自由と両立するかぎりでその自由は擁護される)。」と定義する。これは、私的領域における自由=消極的自由こそを最善のものだとして推し進めてきた思想史的議論は成立し得ないという考えに基づく、リベラリズムの自由観そのものであり、概ね同意だ。 その上で、考えたい。 果たして、現代は自由なのだろうか。

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    投稿日: 2013.01.30
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    [ 内容 ] 現代における自由への脅威とはなにか。 自己決定や自己統治、セキュリティという問題は、自由になにをもたらしたのか。 自由を現代社会に生きる私たちの“間”にある公共の問題としてとらえ直し、他者とともに自由であることの条件をさぐる。 人間の条件としての自由―その概念の更新。 [ 目次 ] 1 自由概念の再検討(自由への脅威;消極的自由への批判) 2 自由の擁護(自由の再定義;自由の規律;自由と安全;自由と公共性) 3 基本文献案内 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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    投稿日: 2010.06.06
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    自由概念の更新―「他者との交渉を断ち切る排他的主権」から「動揺・運動を可能とする<間>の維持」へ―                     現代思想のすべては「つながり・関係」にたどり着くのでは・・・と思う。

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    投稿日: 2006.11.17