
総合評価
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powered by ブクログイグノーベル賞を受賞した知覚研究者による、単純な味覚以外の要素で料理の味が変わる研究について 「ソニックチップ」という、ポテトチップの食べる時の音を操作するだけで、よりサクサクで新鮮に感じるといったように、食べ物それ自体の要素以外で食べ物の味の感じ方が変わる実例がたくさん記載されていて、飲食店経営者にとっては一読の価値はあると思う 人間の感覚は、いい加減というか複雑というかといったことの示唆に富んでいて、味覚以外も同様だと考えるととても凄い内容である
0投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ味覚についての真実が書いてある本。 味覚というのは、他の感覚からの影響が大きく、人間は味覚だけでおいしさを感じているわけではない。 著者のチャールズスペンスはポテトチップスの噛み砕く音を増幅することで美味しく感じるという研究でイグノーベル賞を受賞した。 それだけ聞くとくだらない印象を拭えないが、この本の文脈ではとても意味のある研究であることがわかる。 スタバのような「個人化」もおいしさを増幅する一因で、個人化によって満足度が増幅するのは味覚だけでなくあらゆる業種につながることが示唆的であると感じる。
0投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ前半は面白かった。 実生活にも役立てられそうな内容もあった。 ただ、後半に行くに従って、奇妙喜天烈な食を試す先進的すぎる人々が登場して、「奇妙だなぁ」としか思わなくなった。
0投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ前半は人がどう味を感じるのか?や些細な変化で味が変わる。などといったマーケティングに役立つことがかいてある。 後半は様々なレストランの取り組みを書いてある。 結局それぞれの地域や国の慣れ親しんだ「安心」する食事が1番なんだと思った。日本で言うなら白米、味噌汁、焼き魚を家族で食べる。の様な。 参考列が全く馴染みのないものばかりなので全然想像できなかった。 なんとなくわかっていることばかりであまり参考にはならなかった。 個人的には変な事はせずいわゆる「普通」が1番いいんだと思った。
0投稿日: 2025.02.13
powered by ブクログめっちゃ面白い。 最近は、小説以外は少しビジネス寄りな本しか読んでいなかったのですが、この本のように、日常で過ごす時間が楽しくなるような本も大好きです。 こんなにドッグイヤーをつけたのは、『物価とは何か』以来ですね。 毎日する食事ですが、どれだけその食事に意識を向けていないのかに気づけました。 食事は単なる栄養摂取だけではない。 それでいて楽しいものにするための科学的な実験や研究もすごく面白かったです。
0投稿日: 2024.11.09
powered by ブクログ味覚以外の感覚で「おいしさ」を科学的・実証実験などを交えて解読していく一冊。五感以外にも機内食やソーシャルダイニング、個人食といった章の構成があるところも興味深い。 特に手触り・口当たりについては今後食のキーワードになっていく(むしろもうなっている)ように感じている。 自分が料理をすることが割と好きなのも「イケア効果」によるものだったり、そもそもも「おいしさ」の探究に興味があるからなんだと思う。
2投稿日: 2024.06.26
powered by ブクログガストロフィジクス=食の最新科学 ニューロ・ガストロノミー=神経食科学 メモ 気分が食事体験を左右する スイス デニスマーティン 同じ飲み物でも場所で20%評価に差が出る 味とフレーバーは異なる 味蕾すべてが5つの味感じられる。 舌の中央には味蕾はない。 メニュー名改名による販売促進 偽りの価格の脳影響 味に対する感度は遺伝 超味覚者な16倍の乳頭あり 苦味が最もも個人差あり。有毒かを判断するため ブロッコリーの苦味など ロンドン ザファットダック 赤色 甘く感じる 10% 青は売れない、自然界にあまりない。モニターロンドンジンカンパニーは青い飲み物で成功
0投稿日: 2024.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
食事は口の中だけで行われているのではない。私たちが食べ物から得られる喜びは想像できるよりも、はるかに大きく、私たちの主観に左右される。本書を読むことで、あなたはガストロフィジックスの素晴らしい世界に足を踏み入れることになるだろう。 とのこと。 メモ ・私たちの気分は食事体験を左右する最も重要な要素 ・ガストロフィジクス 新しい食の科学 ・香りは二種類あり
1投稿日: 2024.01.04
powered by ブクログ「『おいしさ』の錯覚」https://kadokawa.co.jp/product/321611000841/ 味の判別には味覚だけでなく五感すべてが影響していることを理解はしててもあまり実感がない。咀嚼音、カトラリーの素材、お皿の形、BGM, 椅子の座り心地、照明、食材の色(青いステーキ) etcetc。味とはすべて錯覚でしかないと言っても過言ではないな
0投稿日: 2023.07.07
powered by ブクログ香り、色、音、皿の形、音楽など、下の感覚以外の刺激によって料理の味がどんな影響を受けているのかを、いろんな実例とともに紹介されている。 ガストロフィジックス(食の物理学)というよりは認知心理学や行動科学に寄った内容のように思う。 ほお、なるほどと思うような話から、章を進むにつれて内容は前衛的になってゆく・・・
0投稿日: 2023.03.27
powered by ブクログ食事のおいしさは皿の外で決定される 味覚とは舌のみで感じるものではなく、視覚、聴覚、触覚によりマルチセンサリーな行為 面白かった
0投稿日: 2022.10.01
powered by ブクログ著者は、ポテトチップスをパリパリという音を聞きながら食べると美味しく感じる、ということを発見してイグノーベル賞をとった人。 食の喜びは味覚だけではなく人間の五感すべてが影響して脳の中で生まれることを多角的なアプローチで解説している。嗅覚や視覚が影響するのは知っていたが、音やカトラリーの手触りなども重要な要素であることは知らなかった。特に音との関係は面白く、新たな知見がたくさん得られた。 後半のモダニスト・シェフたちの、食事の提供を超えて総合芸術といえる試みは興味深いが、あまり体験してみたいとは思わない。
1投稿日: 2022.09.22
powered by ブクログ普段何気なく感じている美味しさ、実は味以外の様々な要因に影響を受けているということを、実際の事例を交えて教えてくれる本。 美味しいものが溢れた時代、飽食の時代に、新しい価値をつけるならば、ガストロノミーは必須なのかもしれないと思った。
0投稿日: 2022.05.01
powered by ブクログ【読書マラソンPOPコメント】 「おいしさ」の錯覚(チャールズ・スペンス 著) この本は食品や飲み物に対する普通の人々の反応に関する食の科学であるガストロフィジクスについて書いている。見え方や香りなどの知覚が食べ物の味の感じ方に与える影響についての様々な考察がまとめられており、今後の食事の楽しみ方に幅を持たせられるようになると思う。また、現代の食事を発展させ、五感にはたらきかける未来的な所くじについてのヒントが得られると思う。料理が好きな方やデザインに興味がある方にとっても楽しめる内容であると思う。 ペンネーム“おいしさ”
0投稿日: 2021.08.20
powered by ブクログ最初は正直、つまらなくて読むのを挫折しそうになりましたが、<第6章 雰囲気>と<第9章 記憶>は割と面白かったです☆ 食品ではなくパッケージに香りをつけた方が良いという話や、ポテトチップスの袋がガサガサする理由が意図的である点、インドの人が手を使わずにご飯を食べると料理が味を失うと言った話、ハードロックカフェがテンポの速い音楽を大音量で流す理由などなど、いろいろと面白い話がありました。 ただ、僕が一番印象に残ったのは、料理がある程度のクオリティを担保していたら実はもう記憶という観点で言うとそれ以上はそれほど重要じゃなくて(食べるという行為にそこまで人は意識を集中させなくなる)、それにプラス、何かしらの感情の動きが無いと人々の記憶に残ってまた行きたいと思ってもらえないという話。この考え方は、何も食べ物だけの話じゃなくて、仕事も含めたいろいろな事に通じるものがあるような気がして、いろいろと参考になりました。 どうしても専門職の人は独りよがりになりがちですが、最終的にどういった結論を下すのかは別にして、とにかくまずは、潜在的な事も含め、相手が本当に求めているものは何なのかを 真摯に考える事が重要だと思いました☆…って別に、そういう事を書いた本では無いですが(笑)。
0投稿日: 2021.03.08
powered by ブクログおもしろい! いろんなことに影響されて食事を楽しめているし、将来それをさらに増幅させる技術も生まれるかも。多くの感覚器をつかって食べたものが記憶に残る食事じゃないかなと思った
0投稿日: 2020.06.03
powered by ブクログ料理を食べるという行為は、口でするものではなく、脳の果たす役割が大きい複合体験であることを、最新の研究成果に基づき丁寧に解説した一冊。この本を読むと、伝統的な日本料理の盛り付け方や構成と様式の世界が、最新科学の示す料理のあるべき姿と、多くの部分で合致していることを発見できます。
0投稿日: 2020.03.27
powered by ブクログ事象の羅列が多くの割合を占め、それに対する考察ぎ浅く感じた。その為面白みにかける。 自分が手を加えた料理を美味しく感じるという、イケア効果に関する記載は納得。
0投稿日: 2019.03.02
powered by ブクログ料理×行動科学×心理学=ガストロフィジクス! 面白かったけど、本書の中で挙げられる「ファットダイニング」のような音楽などを使った「マルチセンソリー」なレストランってないよなあと思っていたら、日本食こそがすでにマルチセンソリーなレストランだったというオチが訳者あとがきで明らかに。なるほど!
0投稿日: 2019.01.20
powered by ブクログおいしさは、味覚以外のいろいろな要素によって実際に影響を受ける、触覚、音、香り、雰囲気、乾燥度、食器など。内容は興味深いが、残念ながら、淡々と事実を羅列しているので、あまり面白くない。
0投稿日: 2018.12.05
