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総合評価

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     今度は洗脳ですか。いちいちツボをついてくる展開でバッチリ。あれだけ反抗的だった俊夫がおとなしくSに従うところとか、無造作にマイルズを撃ち殺すとことか、林を殺そうとするところとか。  原子炉の放射能漏れがゾンビーのせいではないかと互いを疑るところなんか「宇宙からの物体X」だし、ゾンビーと呼ばれていたものが人類と共生することにより、不死をもたらす存在であることがわかると同時に、狂信的な司令官Sの核爆弾で滅びるという虚無的なラストといい、全く隙のない展開とハイテンションはこの巻でも健在。全く奇跡のようなシリーズ。

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    投稿日: 2025.08.15
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     これが完結巻となった。平井和正の作品は結構読んできたが、この作品はとても彼らしい物だと思う。ハルマゲドンと言った発想は非常に彼らしいし、最終的に俊夫とライラ=良子の間の非常に大きな愛の関係を描くところも彼らしい。この本の出版は昭和53年になっているので、彼の昔の作品だと言うことだ。最近の平井作品には、こういったハルマゲドン思想はあるのだろうか。しかしながら結局、僕という一読者が目を引く所はそういった破滅思想ではなく、愛の描写のような気がする。彼自身はそういった愛に関する描写は単に読者の興味を引くための手段と思って描いているのだろうか、それともそういった部分も人類の破滅と共に強く描きたい部分だったのだろうか。

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    投稿日: 2011.08.20