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異世界クイーンメーカー ~わがままプリンセスとの授業日誌~ 2
異世界クイーンメーカー ~わがままプリンセスとの授業日誌~ 2
漂月、Tea/KADOKAWA
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

     異世界で公女殿下の家庭教師となったクロツハルトの物語の二巻は、国内の物語だった一巻とは打って変わって、隣国パルネア王国へと攻め入ったグライフ帝国との対峙が描かれている。  国内情勢が安定してから国際情勢へと話を進めるのは、こうした戦記物・内政物の王道であり、ここではクロツハルトが成人して執務を行うようになった公女殿下の懐刀として活躍する様が描かれている。  厳寒の地域にあるがゆえに南下政策を取り、異教徒の国へと攻め入ったグライフ帝国を相手取り、既知の歴史から知恵を引き出して対抗する様は、実に正統派の物語である。  今回は星四つ半相当と評価している。  筋立て的にも出版事情的にも次巻が出るかはわかりかねるが、次が出るのなら買いたい作品だ。

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    投稿日: 2018.11.14