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そしてミランダを殺す
そしてミランダを殺す
ピーター・スワンソン、務台夏子/東京創元社
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総合評価

182件)
3.7
26
75
57
6
2
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    4人の男女のモノローグで紡がれるミステリー。だけどそこがちょっと読みづらかった。面白くなってきたところで別の話に変わっていって、盛り上がりに欠ける…。あと中盤で、叙述ミステリー的なギミックがあってそこも面白いような、えー…そりゃないぜ…なような。ラストも結局そりゃそうなったら犯人すぐばれるよな、な結末。ひきつける力のあるストーリーテラーな感じがするだけに残念、もっとシンプルにストレートに書いたものが読みたいと思った。

    1
    投稿日: 2019.11.15
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    ミステリーというよりも上質なクライムノベルといった方がしっくりとくるのではないでしょうか。 本書は、男女4人の視点から描かれるある殺人事件を舞台としたクライム・エンターテインメントです。 第一部、第二部、第三部と分かれていますが、第一部を読み終わって第二部を読み始める時には、あまりに状況の違いに頭を殴られるようなショックを味あわされます。そして、第二部から第三部にかけての怒濤の展開は、もはやページを閉じることが出来ないくらいの面白さで、まさにページ-ターナーな小説です。 ある空港のバーでたまたま知り合った、美しい赤毛が特徴の儚げで謎めいた美女リリーと大金持ちで若手実業家のテッド。その場かぎりの会話ということで、リリーはテッドからテッドの妻ミランダが浮気していることを告白され、ミランダを殺したいほど憎んでいるということをテッドから聞かさます。そんなテッドの言葉に共感し、リリーは本当に妻を殺したいのならテッドに協力しようと申し出ます。そしてリリーとテッドによるミランダ殺害の為の完全犯罪の計画が進められていくのですが、事態は全く予想外の方向へ進んでいくのです…。 本書は、リリーとミランダの学生時代のエピソードから現在の状況へと、その場面ごとに、シーンの入れ替わりを経ながら物語が進んでいく型式をとっています。 シーンごとに語り手を変えていく筆者のこの手法は、読者にその語り手の心情を自らのことのように体験させる効果があって、非常に臨場感が高まります。 そして、一番本書で特徴的なところは、殺す側と殺される側の心理が単純に描かれている訳ではないというところでしょう。 狩られる者が狩る者となり、そして逆に狩る者が狩られる者となる。 まさに心理戦の様相を呈し、オセロの一手、一手ごとに黒だったものが白となり、白が黒となる。 そして、最終的には悪女二人の因縁の対決、そして真相を追う警察との攻防が繰り広げられるのです。 実際、リリーは客観的に見れば間違いなく悪女で、確実にサイコパスでもあるのですが、彼女の心の底にある「ただ穏やかな暮らしをしたい」という心情には非常に共感できる部分が多い女性です。 もう一方の悪女・ミランダも浮気をしたり、財産を独り占めしようとするなど、まあ悪女ではあるのですが、ミステリー好きの読者側から見れば、そこまでの悪女でもなく、ごく普通の女性でもあると言えます。 そんなリリーとミランダの結末はどうなるのか・・・首尾良く相手を出し抜き、警察の手から逃れることができるのか・・・。手に汗握る攻防が続きます。 本書の読了感ですが、一抹の寂しさが心の中を吹き抜けるといったところでしょうか。 往年のピカレスク・サスペンスの傑作、アラン・ドロン主演の『太陽がいっぱい』のラストシーンを思い浮かべたのは私だけではないのではないでしょうか。 もう、ありきたりのミステリー小説に飽きてしまって、ちょっと趣向の変わったミステリーノベルを読みたいなと思った人にはうってつけの本だと思います。 著者の次作『ケイトが恐れるすべて』も今度、読んでみようと思います。

    26
    投稿日: 2019.10.18
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    リリーの異常な殺人遍歴は幼少期から芽生え、その殺人を綴った小説である。 私も殺してやりたい衝動に駆られることがあるが、最近の超監視社会では不可能。

    2
    投稿日: 2019.10.16
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     飛行機に乗るまでの待ち時間、とある美しい女性に目が止まり、声をかける。  バーでお酒を飲み、話がはずみ、そしていつしか「妻のミランダを殺したいんだ」と話し始め、その女性はそれを止めるどころか、手伝おうといい始める始末。  彼女は人を殺す事に躊躇いがないようだ。  「今までに人を殺したことがある?」という問いに「あなたがミランダを殺したら教えてあげるわ」と答える彼女。  主人公のテッドと美女リリー、そして妻のミランダの視点で進む物語は、予想もつかなくてずっとはらはらする。  誰が彼女をどうやって殺したのか、という謎を解くミステリではなく、何が起きてどうなるのかハラハラするサスペンスという感じ。  面白いんだけど、ハラハラしすぎてちょっと疲れた。

    0
    投稿日: 2019.10.13
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    妻の浮気現場を目撃して激ギレ中の男の前にミステリアスな女が現れて、その奥さん殺しません?と提案される。その女の正体は…。読みながらこういう展開になるのかなーと思っていたことが裏切られ、200ページくらいから潮目が変わり面白くなってきた。最後の1ページまでも次なる嵐を予感させるようで、ワクワクした。原題「The Kind Worth Killing」はこの物語にとても意味のある言葉だと思う。

    0
    投稿日: 2019.10.06
  • 美人に声をかけられたら気をつけろ

    最初から犯人も犯行手口も動機も分かってるのに、こんなにもぐいぐい読ませてしまう作家の筆力に驚愕。謎解きの要素はほとんどないにもかかわらず、先が気になって気になって、ページをめくる手が止まらない。読み手の予想を終始裏切り続け、おっとそう来るんかい!と唸らせることしばしば。そして、いつしか犯人の完全犯罪を応援する気になっている自分に気づくのである。登場人物だけでなく、読者までをも操る恐るべきサイコパス。ちょっとばっかしイカれてても、結局男は美女に弱いってことかな。

    1
    投稿日: 2019.09.10
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    三度の驚愕を保証しますという帯の謳い文句を見て購入。 確かにしっかり驚愕させてもらいました。 とは言え、二回は確実に驚愕、三回目は多少の予想はついたが。 よく出来た話だとは思った。 小説ならではの構成の仕方で最後までドキドキさせてもらった良作。

    0
    投稿日: 2019.09.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いやーー、あれだけ計画的な犯行かましてたリリーが最後そんなリスク取るか?疑わしきものはー、にしてもいきなり刺さんだろうし、担当刑事がいなくなったら騒がれるのは目に見えてるでしょう。決定的な事実を握られた訳じゃないんだし、許可なく尾行してるの確信してるなら、それこそ何かしら不祥事起こさせてやるとかなんとか色々手はあったのでは? ラストの手紙も取って付けた様な印象で、強引に落としたな、って感じ。 いまいち!

    0
    投稿日: 2019.09.04
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    【The kind worth killing】 正直だらけるところもあったし、そんな簡単に…と思うところもあったけど、どうなるどうなるの気持ちはぐんぐん加速。まさにジェットコースター。 第一部を読めば、度肝。 第二章を読めば、驚愕。 第三部の締めは…読んだ者にのみ訪れるカタルシスを、是非。

    0
    投稿日: 2019.08.22
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    福岡から、軽井沢で読了。最後まで楽しんで読めた。で、リリーはどうなるか?最近の若手の書き手、味わいは薄いが、よく出来た白ワイン。Opusのセカンドか。

    0
    投稿日: 2019.08.11
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    ミランダを殺してからが本番(笑) 先の見えない展開とはこのことか。二転三転する状況にページをめくる手が止まらない。 魅力的なソシオパスっていいですよね。

    0
    投稿日: 2019.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    妻の不倫を知った旦那が妻を殺す計画をする。 旅先で出会ったリリーという女性と計画を練るが、 同じく旦那を殺そうとした妻に先手を打たれてしまう。 話の道筋もゴールも途中で見えてしまったのが残念です。 長編なだけに何かからくりが個人的には欲しかった。 淡々と筋書通り話が進んでいく作品でした。

    0
    投稿日: 2019.07.11
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     主要な登場人物は4人。各々のモノローグが章を構成し、ストーリーは展開する。その上に3部の構成があり、ストーリーは展開していく。  第1部は主要登場人物の男が、酔った勢いで、浮気をした妻を殺してやりたいと漏らすところから始まり、各登場人物の生来、そして殺人事件が起こるところまで、少し長目に語られる。  第2部に入ると、殺人事件をきっかけに加速がついてがストーリーが走りだす。想像を裏切る展開で、どうなるのか気になり、先を読み急がせる。  第3部に入り、このまま終わるわけが無いと思っているが、どう展開するのか?少しドキドキしながら読み進める。  想像を裏切る展開、意外な人物設定、スピード感のある展開・・・。面白かった。今年のナンバーワンを読んだように思う。

    0
    投稿日: 2019.07.07
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    図書館で借りた本。 偶然、空港のバーで一緒になった男女が話していた。男は、既婚者で、妻の浮気現場を見てしまった。殺してやりたいぐらいだともう二度と会うことが無いだろう女に愚痴を漏らした。しかし女は話に乗ってきた。奥さんは殺されて当然のことをした。実行するなら協力すると申し出てきた。妻の殺人計画を立て始めた見ず知らずの男女だったが、、、

    0
    投稿日: 2019.07.06
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    妻が浮気をしている。それも、新築中の我が家で、工事業者と。その事実を目の当たりにしてしまったテッドは心の内に抱えていたものをある女に話した。飛行機を待つバーで出会った美しい女、リリー。彼女はテッドの話を辛抱強く聞き、そして彼の欲望に耳を傾けた。曰く、「妻を殺したい」と。リリーは彼の計画に賛同し、協力してくれると言う。疑わしさを感じつつも、彼女と計画を練る逢瀬の度に惹かれていく。計画が順調に進んでいたある日、事件が起きて…… 海外ミステリ。リリー、テッド、あるいはその他の人の一人称で交互に綴られていく。唯一彼女の正体くらいが謎という感じで、ミステリーというよりはサスペンス。リリーは相当なサイコパスだとは思うんだけど、なんか妙に魅力的で、後半はリリーの成功ばっかり祈ってしまった。だから後半の行動がうかつに見えすぎてハラハラしたわ。あと刑事が基本的に好きになれなくて、なんでこんなやつにこんなことで捕まるんだ!と残念な気持ちに。ラストはショックだった。すっかりリリーに共感してたので、うまくいく!と思ってしまったからなぁ。全体的にスリリングで面白かった。

    0
    投稿日: 2019.06.20
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    空港で出会った見知らぬ女に、男は妻ミランダを殺したいと言ってしまう。女は協力を申し出る。何故この女は協力を?男女交互の視点で過去と現在が語られながら二人の人物が浮き上がっていくのを興味深く読み進めました。そして一章の終わりで…!章が変わると視点も増え、同じものの見え方が変わったりして、ぐいぐい読まされてしまいました。視点の変化と場面の切り取り、並べ方がとても上手いのだと思います。物語としては想像程ガツンと来たわけではありませんが、ラストシーンが好みで思わずニヤリとしてしまいました。読みやすく楽しみました。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    翻訳ものってS・キングとミレニアムシリーズくらいしか読まないんだけど、これは面白かった~。 リリー、あんたいったい何人殺すねん! しかも全部ばれないような周到な計画を立てて。 でも、キンボール刑事まで手にかけようとしたのは、いささか焦りすぎたか。 でも、それさえも、キンボール刑事の軌道を逸したストーカー行為と見なされ罪には問えないってとこまで持ってたはいいけど、まさか最後に絶対、安全誰にも踏み込まれない森のが掘り起こされることになろうとは… これ、映画化の話しが出てるみたいだけど、読んでる時から映画向きと思った。リリーは誰が演るんだろう。 スカーレット・ヨハンソンあたりが適役かな。

    1
    投稿日: 2019.05.28
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    フランスのサスペンスらしく、どんでん返しの展開で先が気になってサクサク読めます。 が、しかし、よくありがちですが動機にどうも感情移入できない。。ミランダの幼少期は確かに悲惨ではあるけれど、「それでそこまでするか…?」と思ってしまいました。 ただのサスペンスとしてみれば面白く、一日空いている日ができてしまったときに、ぶわーっと読む本にオススメです!

    0
    投稿日: 2019.05.26
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    あらすじを読んですごく面白そうだなと思って、読むのが楽しみでした。 展開は面白かったけれど、予想できる展開であまり新鮮味がなかった。リリーの話がすごく怖く、完全犯罪がいかに恐ろしいか実感した。 期待しすぎてしまったかな。

    1
    投稿日: 2019.05.12
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    通常、最終盤で炸裂する仕掛けを中盤に大胆に配置し、さてどうなるのかと楽しみにページをめくる。 本格好きなら楽しめるつくり。○○ものと△△もの。一粒で二度おいしい。

    0
    投稿日: 2019.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    空港で出会った見知らぬもの同士が、片方の妻の殺人計画を練っていく。導入も面白かったし、その夫が途中で殺害退場するのも予想外ではあり、そこまでは面白かったが、、、。その後の展開は今一つ。リリーの犯罪もあまり緻密ではないし。 ただ、ここまでいくのなら、最後の父からの手紙はなしでもよかったかも。

    0
    投稿日: 2019.05.06
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    2019.04.17 空港のバーでの偶然の出会い 不倫 殺人計画 女の過去 刑事 ラスト含め評判程のものじゃないかな。

    0
    投稿日: 2019.04.17
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    酒と社交と蜜夜を存分に娯しむ階級の方々が演じる「そして」に至るまでのドラマ。 恋によって曇った目が見せる幻想とか、目が醒めたときのクールな殺意とか、美点はいくつも。 会話や人物成形など、文学みをその内に抱えてこそ犯罪小説は芳醇になる。 『ゴーン・ガール』のときにも思ったけど、不意に対決の構図が急浮上するととてもわくわくできるので いかに水面下で舞台を整えるかっていうのが一つのテクニックの見せ所なんだろうなー。 あとはまあいつまでもスリルを維持する綱引きのバランス感覚とか。

    0
    投稿日: 2019.04.01
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    「そしてミランダを殺す」読了。 意表をつく展開の連続で万華鏡のようにくるくると変わっていく。その模様が読者を惹きつけて離さない。 要所要所でニヤッとさせられ、最後まで疾走感を伴って読める一冊。

    0
    投稿日: 2019.03.21
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    「あなたは必ず騙される!!!!」 って謳い文句に恋い焦がれるようになってもう何年なんでしょうね。さあ!騙されるゾ〜〜!なんてわくわくしていた自分にまんまと騙されました。それくらい、単調。 登場人物がみんな全員揃いも揃って、自分のことばかり考えて、自分がなによりも大事で大好きな、サイコパスたちの華麗なる心理戦のお話です。要はこれです。とはいえ「まさか〇〇は〇〇だったなんて!!」なんて途中で気付いて声を出してしまったうちのひとりなんですけど。まー、そういうことか、と。世の中には偶然なんてないんですよね、全ては必然らしいです。遅かれ早かれそういう運命だったんだろうなあ。 私はこの登場人物誰にも感情移入は出来なかったクチなんですけど 「バージンを捨てるなら相手は自分を愛してくれる人でなければ、などと思うほど、わたしは馬鹿ではなかった。でもバージンを捨てるなら、自分がその相手を愛していることは重要だった。」 なんて自分主義な考えなんだろう。でも気持ちは分からなくもないよなあ。って思ってしまいました。そうだよね、愛してくれなくてもいいのよ、いかに愛せるかなのよ。なんてね。 わたしも「生まれながらに三塁にいて、自分が三塁打を打った気になっている」ひとりなのかも知れませんね。あー、やだやだ、殺されちゃうのかしら。

    2
    投稿日: 2019.03.14
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    自分を傷つけた相手に代償を払わせる。生きる価値のない──死に値する人間、という考え方に独特さを覚える。 最後のオチも含めて、すごく斬新であったり新規性があるというふうではない。前評判で期待しすぎたかな、という印象。「騙される」というのはどこの部分を指していたのだろう。粗筋からは想像できない展開ということ? 淡々と読めたので、騙された感覚はなかった。

    0
    投稿日: 2019.03.09
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    このミス2018海外版2位。購入後2か月全然進まず途中で放棄しそうでしたが、中盤から一気に面白くなり本日なんとか読了。「そしてミランダを殺す」より原題 the kind worth killing (殺されて当然の者たち)が合っていると。HBOでの映像化もありそうで楽しみです。

    0
    投稿日: 2019.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリー小説も進化を続け行くんだなぁ、私たち読者はその過渡期を歩んでいるんだなぁという幸福感を味わえた。 4人の男女の章ごとの人称で過去から現在まで見渡せる。ただ、第二部が終わった時点でもう登場人物が……そして、新たな人間の語り口が始まり展開に驚かされる。おわり一ページのその後にまた揺すぶられる。そしてそこまでは描かれていない。

    0
    投稿日: 2019.02.27
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    空港のバーで出会った男女。男は浮気した妻への殺意を女に告白,女はそれを当然だと認め,殺人計画への協力を申し出る。何度かの密会を経て決行日が近づいたとき,衝撃的な事件が...。各章ごとに変わる4人のモノローグで構成される(ほぼ)クライムノベル。物語の中盤で二度驚かされた。結末も乙。

    1
    投稿日: 2019.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現代的なミステリーを最近、あまり読んでいなかったせいか、これ、もの凄く怖いと思いました。 夫婦間とかカップルの間でいとも簡単に次々と殺し合うんですから。 特に出てくる二人の女性二人がコワいです。 サイコパスというような性格設定もありますが、残虐シーンのある小説より、こういうののほうが、心理的に怖くて、読んでいて、なんか心臓が悪くなりそうでしたが、途中ではやめられないので、最後まで我慢して読みました。 (ミステリーなんだからこのくらいは普通かもしれないけど) この作品は、昨年のランキングで2位だったようですが、1位の『カササギ殺人事件』が、なぜ1位を独占したるかが、わかった気がしました。 あちらの方が、ミステリー愛があって、趣が全然違うと思いました。 あちらのレビューには「二十一世紀最高峰というようなレベルではないのでは」なんて偉そうに書きましたが、訂正します。 もちろんこの作品も心臓の丈夫な、ミステリー好きの方には十分面白い作品だと思いますが。 本筋から脱線した、変なレビューですいません。

    15
    投稿日: 2019.02.11
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    中盤にあっと驚く展開があり、最後まで楽しく読むことが出来た 終わり方も、余韻深く、全編を通してとても良く出来た作品だと思う ヒロインが殺人に至る、動機の軽さと、丁寧に描かれた殺人計画の対比が、彼女の異常性とてもよく表しており、読みながら怖く感じた 次作も翻訳されたら是非読みたい

    0
    投稿日: 2019.02.05
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    期待し過ぎた。 ミステリというよりサスペンス。章ごとに語り手が変わり様々な視点で描かれる。 徐々に明らかになる展開は面白くもあり焦ったくもなる。中盤は女の戦いとなりポーカーのような心理戦となる。 そして終盤は刑事との戦い。 オチは皮肉が効いてる。 次々と展開が変わり面白いのだが、小出しにネタを織り込まれたせいか小粒感がある。一気にカタルシスが来る方が好みではある。

    0
    投稿日: 2019.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2019/2/2読了。 飛行機で偶然乗り合わせた男女が殺人計画を立て、実行していく話。 まず、海外の小説ということで翻訳が不自然だなあと思う箇所が目につき、また、海外の地理や風習なんかが当然のように出てきて、読み進めるのに苦労した。 内容としては章ごとに主人公が変わり、色んな人の視点で物事が進んでいく。また、殺人計画を立てたものの、追う者、追われる者も話が進んでいくにつれどんどん入れ替わっていき、緊張感があって面白かった。 内容は良かったけど、個人的に引っかかるところも多くていまいち盛り上がれませんでした。

    1
    投稿日: 2019.02.02
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    不貞を働く妻に殺意を抱く男性が、空港で知り合った女性に軽い気持ちでそれを打ち明けるところから話は始まる。予想外の方向へと二転三転していくミステリー。 ネタバレにならないように感想を書くことは、かなり難しい。 途中、こんなに誰もが安易に殺人を計画するのかと気にはなったものの、四人の語り手によるモノローグが見事に生かされていて、作者の思惑どおりに何度も驚かされた。 殺す価値があるという原題のとおり、悪いものを排除することを善とするサイコパスの話でありながら、そこを過度にあおることなく淡々と描いているため、どこか古風な趣すら感じられる作品だった。

    0
    投稿日: 2019.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・テッドが亡くなってからが本番? 裏返せば1部はかったるい ・一つ一つ、動機がわかりにくい。「なぜ、そのような行動にでるのか?」が自分には納得できない ・人が死ぬときはあっさりしすぎ? ・リリー、男性嫌いかと思えば、テッドにはすぐ惚れるし、警察は刺し殺そうとする。ちょっとキャラが分からない ・ブラッドはなぜ、ミランダよりリリーを信用するのか。心の動きが今一つ見えない ・ラストは「ダブルミーニング」の可能性を指摘されて、なるほど感。でも、普通に読んだら「発覚」だよねえ ・サイコパスものは理解できないのでつらいな ・洋物にしては、翻訳のおかげもあって読みやすかった ・「背景が薄い」という意見にも納得

    0
    投稿日: 2019.01.23
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    ジワジワとあとからくる恐怖。章ごとに視点(語り手)を変えることで読者を飽きさせず惹き付け続けるテクニックが秀逸。先が気になって一晩で一気に読んでしまった。

    0
    投稿日: 2019.01.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    第2部以降、予測不能ハラハラドキドキの展開も、やっぱりそうなるよね、という結末。何となく危うい感じは最初からあった。ハイスミス原作で映画化された「見知らぬ乗客」的な導入部と、「太陽がいっぱい」風味のラスト。作者の術中にまんまとハマり、殺人鬼に肩入れする自分がいた。

    0
    投稿日: 2019.01.11
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    これは…やられた。 「このミス」などでもランキングに入っていたり、やたら評判がよかったらしいのでついに手を出しました。帯もよくて、特に翻訳者の務台夏子先生の「まさか◯◯◯が◯◯◯◯とは、ふつうは想像しないだろう」というコメントは、途中で読み疲れたわたしを奮い立たせてくれた。この◯◯に入る言葉が分かるまでは読み終われない。 じつはわりと半ばあたりで分かるのだが、そこまで読むともはや後戻りも、読むのを止めることもできない。結末を知るまでは…!そして、見届けなければ!という妙な使命感が産まれる。 読後もしばらくはこの話が頭を占拠するだろう。 それだけあと引く面白さ。 主人公のテッドは妻ミランダの浮気を知ってしまう。そしてたまたま空港で出会ったリリーに「妻を殺したい」と話すと、リリーは協力すると言い出し、殺人を決行することになる。登場人物のモノローグで話は進む。計画は順調に進んでいたが、予想外の事件が起きる。混乱のなか更なる事件が起こり…。 あらすじ、書くのが難しいです。読んで欲しい。 ミステリーというかサスペンスだと思う。 淡々としたモノローグが面白くて、ある人物の目線では「こう」だったものが、他の人物からみたら別のように見えていたり、純粋な心理戦としても楽しめる。深読みするのもアリです。 描写もよいです!しっかり読める。会話文でごまかしてない。 あとみんな飲酒運転超するね。 それがびっくりだよ…。 あー読んでよかった。面白かった。

    2
    投稿日: 2019.01.09
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    出来の良いクライムミステリとして楽しませていただきました。個々のエピソードやモノローグの個別の語り口、意外な展開など、十分に楽しめる作品です。アイラ・レヴィンの『死の接吻』みたいな感じ。もっとドライブ感があれば最高だったかも。

    0
    投稿日: 2019.01.07
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    2019.01.02.読了 買ってから、放っておいたんです。なんか面白そうだから、まだまだ読むのはやめようって。 で、せっかくの年末年始。1年の中で私が最も愛すべき季節と休暇。これはもう手を出しちゃおうって事で読みました。 おそるべしです。海外ミステリーはバズレを引くと読みにくく、言い回しやジョークが直訳だったりして、ストーリーが全く頭に入ってこない。そして挫折する。こんなことを何度も経験した私。ドラゴンタトゥーのミレニアムぐらいですかね?今までで楽しめたのは。。。 昨年、ピエールルメートルに出会って考え改めたわけです。ヴェルーヴェン刑事シリーズを読んでめっちゃくちゃ面白いじゃん!となったわけで。。。 前置きが長くて呆れた方、申し訳ありません。 ピータースワンソン、たまりません。引き込まれます。 若い作家さんなのか?作品はまだ2作目なのかな? でも、内容はベテランの域に達してます。 どうにもこうにも主人公のリリーが切なくて、どうか捕まらないで!と肩入れしてしまいました。 デビュー作の時計仕掛けの恋人も即購入いたしました!

    0
    投稿日: 2019.01.02
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    ヒースロー空港のラウンジでの見知らぬ女性との会話から話が展開していく。 ある程度予想しながら読み進めたものの、途中の意外な展開に驚いた。 各登場人物の視点で物語が進行するため、彼らの行動や心理をトレースしやすく、ドキドキしながら読める。面白かった。

    0
    投稿日: 2019.01.02
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    「本の雑誌」本体のミステリーベスト10からピックアップした最後の1冊。 2018年のランキングで「カササギ殺人事件」の後塵を拝したこの作品ではあるが、池上冬樹になるこのベスト10ではこちらが第1位。洗練された俗っぽさも含めて私もこちらが好きだなぁ。 実業家のテッドが空港のバーで見知らぬ美女リリーに出会ったところから始まるお話は、予想もつかせぬ展開でとてもサスペンスフル。 リリーが妻殺しに加担する理由は徐々に明らかにされて行くが、そこで明らかになるリリーという特異な女性を作者がどう扱おうとしているのか見えないこともあって、最後まで予断を許さない。 冒頭にリリーが読んでいる本はパトリシア・ハイスミスだが、『見知らぬ乗客』から始まって『太陽がいっぱい』を思わす余韻で終わる。いや、面白かった。

    1
    投稿日: 2018.12.31
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    これはいやミスなのかな? ニューイングランドが舞台ということで選択したが、 あの地図は中途半端すぎでは。

    0
    投稿日: 2018.12.23
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    男女4人による殺人狂躁曲 - ピーター・スワンソン「そしてミランダを殺す」 ★★★★☆ 「ソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)」という言葉は初めて聞きました。よく聞くような「サイコパス」は先天的なもので、「ソシオパス」は後天的なものになります。 あまりソシオパスになった原因をはっきり記載していないので、「サイコパスじゃね?」って気がしますが、本文上ソシオパスとなっているので、それにならいます。 最終的なオチはアメリカっぽくて皮肉が効いていていいのですが、その手前の墓地のシーンはいらないだろ。そこまで完璧にしてきたのにあまりに雑すぎ。もったいない。 中盤のネタは、日本では実現できない表現の妙をついていて魅力的です。違和感があったので読み直してよかった。

    0
    投稿日: 2018.12.14
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    面白かった。 第1章の終わり方、、、えって思った。 続きどうなっちゃうの?ミランダは?って感じ。 ミランダVSリリーなのか?と思ったら、その先行ってるし。 リリー、サイコパスすぎる。 そして終わり方もよかった。

    1
    投稿日: 2018.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホワイダニットのリリーはなぜ空港のラウンジであっただけの男の 妻殺しに協力するのかが軸に進んでいくが 章を追うたびにリリーの過去が明らかにされていき 二章ではデッドがブラットに殺されてからの ミランダ(フェイス)vsリリーの騙しあいの様相を呈し 三章ではさらにリリーがミランダとブラッドも殺し どうなるか・・・ 追うものと追われるものの心理戦はヒリヒリするが 結局なぜリリーがあそこまで簡単に殺人という手段をとるかまではわからず あまりに他人を『殺してもいい者』と思いすぎている 事が理解できない。

    0
    投稿日: 2018.11.27
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    これは中々の展開でした。終わり方は、、、難しいけどまあ そういう方向しかないかな、とは思いますが。よくある手法で1人称の連鎖で物語が進みますが効果的でしたね。もう少し違った終わり方もあったのでは、と そこは残念です。

    0
    投稿日: 2018.11.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    偶然出会った女性と共に妻ミランダを殺す計画をたてる。彼女の名前はリリー。彼女の過去、そして今現在の出会い、これから起こるであろう事、どこかミステリアスでいて、魅力的に映る。しかし彼女の闇に関わることで、周囲はあらぬ方向へ転がっていく。そしてその闇はやがて彼女本人にも迫ってきて……。最後までハラハラの展開に一気に読んでしまった。

    0
    投稿日: 2018.11.05
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    登場人物それぞれの語りでの進行なのですが、一人称視点ならではの立場の入れ替わりや認識の盲点を突いた展開はまさに予想外でした。

    0
    投稿日: 2018.11.04
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    空港のバーで偶然出会った美女、リリー。テッドは彼女に妻が浮気していることを愚痴ってしまう。するとリリーは言う。「彼女は殺されても仕方がないわ」。戸惑うテッドに、さらにリリーは言う。「接点のない者同士が共謀すれば、完全犯罪もできるはずよ」。だんだんとテッドはその気になり、妻の犯罪計画を練り始める…。

    0
    投稿日: 2018.10.24
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    殺人に至るまでの動機や方法が安易過ぎる気がする。登場人物の視点ごとの章立てや最終章のオチに関してもそれほど目新しいものはない。ただ、解説の中でも触れられているが、サイコパスという登場人物の心理をもう少し掘り下げられていればと思う。 それにしても、刑事の書く詩がチープすぎる。

    0
    投稿日: 2018.09.30
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    空港のラウンジでお酒を飲みながら飛行機の出発を待っていた男性は、赤毛の女性から声をかけられた。 彼女と話すうちに彼は自分の妻に裏切られている事を語り始める。美人の妻は二人のための家の建築を指揮していたが、建築業者のリーダーの男性と浮気をしているのだ。 妻は否定しているが、本人が気づいていないだけで、彼は建築中の新居で妻と建築業者の二人が愛し合っているところを目撃してしまったのだ。 そんな酷い仕打ちをした妻を殺してしまいたい… その話を聞いた赤毛の女性は意外にも協力したいと言ってきた。 もし、一週間経って、まだ彼の気持ちが変わらないなら、まだ妻を殺してしまいたいと思っているなら、再び会おう、会えたなら、妻とその相手を殺してしまう方法を教えよう、そう言って二人は別れた。 そして、一週間が経った… 妻に浮気された男性 テッド、そして妻殺しの手伝いを申し出るリリーの二人の一人称語りの章が交互に続いていく。 テッドの章が妻への憎しみを確信していき、徐々にリリーに惹かれていく様子を語る一方で、リリーの章は彼女の少女時代に起きた事を語る。そして、リリーの章が現在にまで繋がり、テッドがいよいよ殺人を実行に移そうという段階で、事態は思わぬ方向に… と、ここから第二部になり、一人称で語る人物が変わる。それによって、そこまで語られなかった登場人物の意外な関係性も明らかになる。 勿論、人を殺めることはいけないことなのだが、殺人を薦めるリリーに少し肩入れして読んでしまう。それ故にラストで明かされる事実が余韻を残す。その辺りも作者の計算なのだろう。 他人に評価を聞かれれば、絶対面白いと答えるに違いない作品。

    1
    投稿日: 2018.09.25
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    妻ミランダの浮気に悩むテッド。偶然出会った美女リリーと意気投合したテッドは、ミランダの殺害計画を練ることに。そして徐々に明かされるリリーの恐るべき前歴。一見うまくいくように思えた殺人計画なのに、途中から「そうなっちゃうの!?」と予想外の方向へ転がってしまいます。息もつかせぬサスペンス。 なんていうか……登場人物、どの人も曲者ばかりです。お互いに裏をかき裏をかかれて、いったい最後には誰が笑うのか。まあ誰が殺されたところで同情もできなくって、だから勝ち抜けられてもそれはそれで腹が立つかも、なんて思っていたら。あらら、こういう結末か! これはこれですっきり。

    1
    投稿日: 2018.09.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物が少なくて読みやすく楽しめた。 まあ、最後は予想の範囲だったけど。 やはり過去の成功体験が失敗の基になるんだろうな。 刑事を刺したのはいただけなかったなあ。

    0
    投稿日: 2018.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    空港のラウンジでの男女の出会いが、思いがけない事件を呼び起こす…、男女のモノローグで綴られていく物語は意外な展開を見せ、因縁あるふたりを呼び寄せていく… 読み終えてみれば、これは「彼女」の特異な人格からなる犯罪小説だったいうことがわかりますが、途中までは殺す殺されるのサスペンスが表に出ていてスリリングな展開で先をなかなか読ませません。 登場人物にはいわゆる「良い人」がいないので、下手に感情移入することなく話そのものに没頭できたのは良かったなとも思ったりしました。 相当の悪女であったミランダは、けれどそれは後天的な性格でしかなく、生まれながらに平然と邪魔者を排除できてきたリリーにとっては、ちょっと邪魔くさい羽虫ていどの存在だったのでしょう。善悪の区分などなく、障害物をはらうように、生きられる人間。その特殊性がだんだんと際立つように自然と描かれていて、巧さを感じました。 最後の落としどころもまた見事で、彼女はそれでも逃げ切れるか、あるいはあっさりと捕まるか、という想像も楽しいです。どちらでも彼女は平然と慌てることも泣くこともないのだろう、と思えるからです。その孤高、特異性あっての彼女であり、魅力なのですから。…もちろん、彼女と関わりたいとは、微塵も思いませんが。

    0
    投稿日: 2018.09.08
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    評判がいい理由がわかる。読者を騙す、驚かすことに特化して、エンタメ性にも長けた作品だ。今年の海外作品でおすすめといわれたら、薦めるべきミステリである。 映画的な犯罪小説。サスペンス。気軽に翻訳もの読みたい方はぜひとも。 空港のバーで離陸までの時間をつぶしていたテッドは、見知らぬ美女リリーに出会う。彼は酔った勢いで、妻のミランダの浮気を知ったことを話し「妻を殺したい」と言ってしまう。リリーはミランダは殺されて当然だと断言し、協力を申し出る。だがふたりの殺人計画が具体化され決行の日が近づいたとき、予想外の事件が起こり……。男女4人のモノローグで、殺す者と殺される者、追う者と追われる者の策略と攻防を描く傑作ミステリ!

    1
    投稿日: 2018.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非常にキャッチーな邦題だと思いました。原題は「The Kind Worth Killing(殺されて当然の者)」とのことで、この小説のテーマといえますが、放題のほうが読み進めるうちにそれが分かってきて面白かったです。複雑な設定のはずがそれを感じさせないのは構成のうまさでしょうか。ラストまで緊張感もって読めました。

    0
    投稿日: 2018.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の性格を好きか嫌いかで、ハマるかどうか分かれそうだけど、主人公好きだったので一気読み。 ただ帯の「まさか〇〇○が〇〇〇〇とは、普通は想像しないだろう」の〇に入る言葉が分からなかったので、それが知りたいです...

    0
    投稿日: 2018.08.27
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    女子高生のメイクみたいに過剰でもなく、後続車に煽られ散るかのようなスピードで話は進み、あーお酒のみたいなとか思いながら柿の種バリバリ頬張りながら読む、そんな本でした。全世界の日本語流暢なミランダさんが読みたいものリストに入れない本ナンバー1なのは確か。

    0
    投稿日: 2018.08.22
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    章ごとに入れ替わる登場人物の視点で語られ、 ストーリーはテンポよく進行していきます。 しかも予想を裏切る意外な展開に、 グイグイ惹きこまれてしまいます。 フィクションだから面白く読めるけど、 ごく普通に社会に溶け込み、 自分が狂っているとわかっていない人が、 実際に近くにいたらと思うとゾッとします。 罪の意識がまったくないということが、 もっとも怖ろしいところですネ。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

    0
    投稿日: 2018.08.21
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    題名からして最高。 三部構成で、その章ごとに登場人物の視点で物語られる。 その展開にずるずると引き込まれる。 やはり魅力的(?)なリリーが、なんとも言えない。 原題は“The Kind Worth Killing”(「殺されてしかるべき者」)。 その信念と行動たるや…。 物語の導入部や、途中の複線。そして、最後の結末。 やはり、「あの人」が鍵を握る人になるとは。 描かれない物語のその後が、どうなったのか想像する。 個人的には、原題の“The Kind Worth Killing”(「殺されてしかるべき者」)よりも、この『そしてミランダを殺す』の方が、すごくピッタリきた。 だって「そして」だから。

    0
    投稿日: 2018.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人のスキャンダルは、みんな好きでしょう? って感じで、ついつい読み進めてしまう。 どんどん転がっていくリリーだけど、 もうひとりの欲のある刑事も参加してきて…。 かなり読みやすかったです。 心の描写で文字が詰まっていても、ダレない。 原文?翻訳の巧さなのでしょう。 ‪リリー以外は欲に動かされてる。 魅力的なキャラだし、ダークヒーローになったらいいかも。

    0
    投稿日: 2018.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    交換殺人の話かと思ったらそうではなく、自分のプライドを傷つけた、あるいは自分に不快な思いをさせた、そんな存在を次々と亡き者にしていくサイコパスの話だった。 潔癖過ぎる故に他人の夫婦事情にまで首を突っ込むのかと思ったら、なるほど、そういう繋がりだったかと、そこは面白かった。 ただ登場する人物たち、殺す者も殺される者も、皆が皆自分のことしか考えていないので感情移入も共感もせず、最終的にこのサイコパスが破滅しようが上手く逃げ切りようがどうでも良かったのだが、どんな結末を迎えるのかなということは気になって読み進めた。 最終的にはよくある皮肉めいたオチなのだが、このような結末をサイコパスは全く考えていなかったのだろうか。いかに田舎とはいえ、このようなことが起こり得ることは一つの可能性として考えるべきで、『死体を完全に隠す』ためには、もっと上手いやり方があるんじゃないかと思ったりもする。

    9
    投稿日: 2018.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初読。特に記憶に残らない。 「その女アレックス」の下位互換的な。 刑事がせっかくキレ者っぽく出てきたのに、結局犯人が美人だから下心のストーキングを続けたら偶然刺されて捕まえられましたってところが繋がってなく残念だった。

    0
    投稿日: 2018.06.26
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    本編421頁の文庫本に千円以上支払うのは冒険で、まして海外小説となると尚更だが、この巧妙に構築された物語にはそれだけの価値はあった。三部構成から成り、導入部である第一部は随分もたついた印象も受けたが、第二部から物語は急加速し、視点と時系列を絶妙にずらしながら進む。紹介文に嘘偽りなく、正に【追う者と追われる者】の心理的攻防戦が始まる。全く共感出来ない主人公だが、何とか逃げ果せてくれ…!と応援したくなるのはある種ダークヒーロー的爽快さを感じるからか。余談だが、食べ物の描写が多くて味覚的にも楽しめる作品だった。

    0
    投稿日: 2018.06.20
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    おもしろかった。ラストはなんとなく予想できたんだけど、そこに至るまで、いくつか仕掛けがあり、楽しんで読める。こういう犯罪ものって、なぜか犯人が逃げおおせるよう応援してしまうようになっていて、そこが人間心理の不思議なところだ。 映画化の話もあるようだが、確かに向いているかもしれない。ある一つのサプライズは映像化に工夫がいりそうだけど。

    1
    投稿日: 2018.06.13
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    リリー、テッド、ミランダ、ブラッド、キンボール。この4人がメインの登場人物。本作は犯罪小説なので、彼、彼女らがどのように犯罪(殺人事件)を実行するかが語られる。生々しくも淡々と犯罪の一部始終が描写される。それなりにページ数がある作品であるが、優秀なページターナーであるがゆえ、引き込まれ度は高い。そういえば、所謂犯罪小説は初めて読んだような気がする。登場人物のモノローグがメインの書き方や突拍子もない伏線のはりかたといい、読者を魅了する仕掛けが満載で、まったく中弛みがないまま最後まで読みきった。そうそう、空港やバーで美人に声をかけられたら注意しよう。殺されるかもしれないから。

    0
    投稿日: 2018.06.04
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    評判の一冊。だけれど苦手なやつ。 丁寧に書いてあって小さなことも蔑ろにしない、という印象。 一番書きたい感想はネタバラシになるので取りやめ。

    0
    投稿日: 2018.05.30
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    サイコパスな登場人物にも不思議と嫌悪感もなく、ページを追うごとに事件がどうなるのかハラハラしてくる。 視点が変わるごとに、どこで物語が終わるのか、特に後半は結末まで一気に読んだ。

    0
    投稿日: 2018.05.24
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    シニカルでブラックで意外性に富んでいる──久々に良質のサスペンスを堪能した。 物語は、テッド、リリー、ミランダ、そしてもうひとりの視点から語られていく。三部構成で、それぞれの終盤に意外な出来事を用意して、様相の異なる次章へと場面を変える。 原題は「殺されてしかるべき者」。殺人の正当性を力強く主張するリリーは曲者で反社会的人格者なのだが、その歪みっぷりが逆に魅力的。隠れた素顔が明らかになる過去を経て、追い込まれる窮地にもひるまず、独特の嗅覚を持つ刑事との一騎打ちへと流れていくストーリーは先が読めず目が離せない。 「Aと思わせて実はBだった」というお約束の展開は、ストーリーが進むほどバリエーションが少なくなるが、それでもこの作者は斜め方向から切り込み、少しずつ読者の予想を裏切ってくる。通常は「起承転結」で落ち着くが、本作品は「起承転」で「結」がない。それでもステキに着地しているのだから、見事な構成というしかない。早く次作が読みたいなー。

    0
    投稿日: 2018.05.23
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    空港のバーで出会った男女が意気投合する。男はテッド。ネット・ビジネスの成功者で大金持ち。女はリリーといい、ウィンズロー大学の文書保管員。ビジネスクラスで隣り合った席に座るうち酒の酔いもあって、テッドは妻のミランダが出入り業者と浮気する現場を見てしまったことを打ち明ける。女はテッドの気持を確かめ、殺したいなら協力すると申し出る。行きずりの相手との単なるゲームと思おうとしたテッドだが、一週間後の再会を楽しみにしている自分に気がついていた。リリーに惹かれていたのだ。 どこかで見たような話だ、と思った。交換殺人を扱ったミステリの代表作で、ヒッチコック監督で映画にもなったパトリシア・ハイスミスの『見知らぬ乗客』である。本作は交換殺人ではないが、冒頭リリーの読んでいるのがハイスミスの『殺意の迷宮』であることといい、ハイスミスを意識しているのはまちがいない。自らの意志で殺人という犯罪を犯す犯人にいつの間にか肩入れしている自分を発見させられる点がハイスミスに似ているのだ。 三部構成で、第一部はテッドとリリー、第二部はリリーとミランダ、第三部はリリーとキンボールというふうに、視点人物が交代する。しかも、章が変わるたびに視点人物が入れ替わる映画でいうカット・バックの手法で進められてゆく。第一部では、テッドの視点でミランダ殺害計画を進める二人が互いに惹かれあうようになる経緯を、リリーの視点では少女時代から現在に至るまでのリリーの犯してきた罪の回想が語られる。事情があるとはいえ、リリーには人を殺した過去があった。それも計画的に、誰にも発見されることなしに。 このまま、二人の計画通りに事が進んでいくのか、と思いきや、第一部の終わりでなんとテッドが殺されてしまう。手を下したのはミランダの浮気相手ブラッドだ。一転、リリーは加害者の側から被害者の側に転落してしまう。被害者の死で利益を得るのは誰か? テッドが死んで一番喜ぶのは莫大な財産を相続することになる妻のミランダだ。帰納的に考えれば、そうなることを予め考えてミランダはブラッドに近づいたのでは、と誰でも気づく。テッドを愛しはじめていたリリーには、尚更そう思えた。 ここからリリーは探偵役となって事件を追うことになる。互いに殺人を考えていたという点で、リリーとミランダはライヴァルである。しかもそれだけではない。二人は同じ大学にいたとき、エリックという男を巡って微妙な関係にあった。大学を出てずいぶん経ってから、リリーはミランダに町でばったり出会い、婚約者のテッドを紹介されている。空港で会ったとき、リリーの方は気づいていたのに、テッドは忘れていたのだ。 宿命のライヴァルによる暗闘が始まる。どちらが相手を出し抜き、勝利を手に入れるか。ブラッドという男をどちらが味方につけ、犯罪を隠蔽、あるいは証明できるか、キンボールという刑事がその間に割り込んでくることによって、緊張が高まる。しかもキンボールはリリーに抗いがたい魅力を感じているようだ。詩人になり損ねた刑事は淫らな五行戯詩(リメリック)を書くのが習慣になっていた。これがうまく使われている。 要は二人の知恵比べだ。相手の先手を取ってどう動き、駒をどこに配置するか、チェスや将棋のような対戦型のゲームを観戦しているような気になる。三部を通して一貫して視点人物であるのはリリー一人だ。実際に人を殺しているのはリリーの方なのに、彼女の視点で語られる過去の物語を通して読者はリリーの側から事態を見るようになる。視点人物の気持ちは分かるが対象人物の気持ちは分からない。これは文芸学の基礎だ。直接的には手を下していないミランダが悪女役をふられているのだ。 まあ、たしかに悪女ではある。力や金を持つ男に近づき、自分のものにすることに生きがいを感じている。それが自分のステータスになるからだ。そして、一度手に入れてしまえば、すぐに対象に飽きて放り出したくなる。しかし、子どもと同じで他人がそれを手に入れると奪い返したくなる。エリックをめぐる三角関係はミランダのそういう性癖に起因している。 翻ってリリーはといえば、子どもの頃自分の猫を攻撃した猫を殺して以来、相手に生きる価値がないと思えば、それを殺すことを躊躇しない。この世界に存在しない方がいい相手だから、殺しても良心は痛まない。しかも、完璧な計画を立ててから実行するので、疑われることもない。一種のサイコパスであることはまちがいない。ただし、ふだんは化粧っ気もなく、地味な文書保管の仕事をしており、自分に関わらなければ殺人のスイッチは入らない。 タイプはちがうものの頭もきれて実行力もある美女二人の戦いを描いた犯罪小説。視点人物の立場が加害者、被害者の間を二転三転する構成が効果的で一気に読ませる。バーでギタリストが弾くのがストーンズの「ムーンライト・マイル」だったり、運転中に聴いているのがマイルスの「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」や「枯葉」だったり、音楽のチョイスもいい。原題は<The Kind Worth Killing>(殺すに値する種類の人々)。邦題とちがって、原題には犯人像が仄めかされている。こちらをとるという手はなかったのだろうか。

    12
    投稿日: 2018.05.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リリーがぶっちぎりサイコパスだってことに最後の最後まで気づかなかった。それくらいミステリアスで知的で淡々とした人物描写。やってることは冷酷で別に大したトリックとかがあるわけでもなく普通に殺して普通に隠してるんだけど、なんだかそれが当たり前のことみたいに思えてくる。狂ってるのはリリーなのか、世界なのか、分からなくなる。 これ好きな人は『アイリーンはもういない』も好きなんじゃないかな。

    0
    投稿日: 2018.05.14
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    そしてミランダを殺す、読み終わり。 すごかった、とにかく夢中で読んだ…なんだか惹きつけられる二人に、これからどうなるんだと思ったら第1章の終わりで、え、てなって、そのままノンストップ。 そしてこの終わり。 著者に手の上で気持ちよく転がされた。 彼女にはこのまま、となぜか願ってしまったのだけれど、それは、彼女が屈するのを見たくなかっただけなんだと気付かされた。この終わり、とても好き。とても面白かった!

    0
    投稿日: 2018.05.07
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    揺るぎない信念を持って殺人を犯すリリー.彼女の中の正義が1章,2章と凄みを増して終盤へと続く.シリアスキラーとはまた違ってとても不気味だ.

    0
    投稿日: 2018.05.06
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    リリース:達也さん テーマ:おすすめ本 ミステリー本をネタばれしない程度に上手く紹介しつつ オススメしてくれた本。

    0
    投稿日: 2018.04.15
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    裕福な実業家テッドは、空港のラウンジで、美しい女リリーに話しかけられる。 マティーニを挟み、2人は、しばし親密なひとときを過ごす。それは旅先のちょっとしたアヴァンチュールだ。スタイリッシュなバー。ほのかな恋の予感。アルコールのもたらす若干の高揚感。そんなとき、人は普段なら口にしないようなことをつい打ち明けてしまうものだ。 テッドは妻ミランダの浮気の証拠を掴んだばかりだった。「妻を殺したい」というテッド。驚くことに、リリーはそれを当然だと言い、手助けを申し出る。 原題は"The kind worth killing"。殺す価値のあるもの、つまりは殺されても仕方ないものというところだろう。 悪いやつなのだから、世の中に存在しても害となるだけだ。だから殺してしまえ、というわけだ。 浮気女と寝取り男への断罪を思わせるタイトルだが、それが後になって別の色合いを帯び始める。 物語の語り手は、章ごとに入れ替わる。 第1章はテッド、第2章はリリー。物語が進むにつれて、ミランダやその浮気相手のブラッドも語り始める。 入れ替わるモノローグの視点は、事件を別の角度から見せていく。しかも、その中には、いわゆる「信頼できない語り手」もいる。 叙述の手法も取り入れながら、狩るものはときに狩られるものとなり、サスペンスを孕んで物語は疾走する。出し抜くのは、出し抜かれるのは、誰だ。仕掛けがわかるまではノンストップだ。 中盤以降の眼目は、いかにチェックメイトに至るかだろう。事件の捜査に当たるキンボール刑事は、犯人を追い詰めることができるだろうか。 解説によれば、映像化権もすでに売れているそうで、シナリオは完成済みとのこと。 リリーやミランダのキャスティングが楽しみなところだ。 都会的な雰囲気に、ウィットの効いた描写、クリスティやナンシー・ドルー、ハイスミスなどへのオマージュ。 娯楽サスペンス映画としては、期待してよい作品だろう。 ラストは小説としては若干押しが弱いようにも感じるが、映像化の仕方によっては見事なエンディングとなりそうだ。 狩るものは、ついに狩られる。 逃げおおせたと思ったいちばん悪いものの悪事は、白日の下にさらされることになるのか。 見届けるのはあなただ。

    3
    投稿日: 2018.04.08
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    始まりも、リリーがハイスミス『殺意の迷宮』を読んでいるのも、ハイスミスへのオマージュとなっているが、ラストも映画『太陽がいっぱい』のラストシーンを彷彿とさせる。

    0
    投稿日: 2018.04.07
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    テンポがとってもよくて、一気読みでした。場面転換が素晴らしいです。そして、実に余韻を残す映画的なラストです。彼女の表情まで目に浮かびます。解説によると、実際に準備中のようですね。とても楽しみです!

    0
    投稿日: 2018.04.06
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    読める展開もあったけど、全体的に 展開が読めない。 登場人物の視点の切り替わり方も 話を面白くするし 久々にハイペースで読んでしまった。 犯罪小説で、誰にも感情移入できないけど あの人が、傷つかず静かに暮らしたい気持ち なのはなんとなく感じ取れて 少し共感していた。 あとラストの展開の 放り投げられ方がすご!!

    4
    投稿日: 2018.03.30
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    第2部に入ると、全てを一変させるような展開があり、さらに、まさかそう来るか!のラスト。陳腐な不倫もの見せかけて、大どんでん返し小説だった。好み。

    0
    投稿日: 2018.03.30
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    読むなら今である。 まずとにかくタイトルがいい。 『そしてミランダを殺す』 このタイトルだけで色々想像させられる。 ミランダって、誰? ミランダなにしたの? ミランダどれだけ恨まれてるの? それとも、ミランダは不条理にひどい目にあうの? あるいは・・・・・・?  気になってつい読んでしまう人がいるらしい。 そして、その読後感を伝えたくなる人が、少なからずいるらしい。 とにかく評判がいいのだ。 それがたくさん目に入る。 問題は、評判というのは、どうしてもネタバレを含んでしまうということだ。 続きが気になりワクワクとページをめくりたい人は、さっさと読んだほうがいい。 いずれ、あなたは、ネタバレされる。 ネタバレを気にしないという人であっても、評判というのは聞けば聞くほど、塩梅を越えてしまうという点がある。 期待を高めすぎて、いざ読んだら「それほどでもなかった」とがっかりさせられたり、 あるいは、「ここまで皆が言うなら、もういいや」と、すれからしの達観に至ってしまったりする。 いわば旬を逃してしまう形だ。 そんな状況は、私には人生の歓びを欠くこととしか言いようがない。 発売されて、まだ日がたっていないこの頃か、 レビューを見てしまったこの時か、 なんにせよ、読むなら今なのである。

    2
    投稿日: 2018.03.17
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    面白かった。なんかこう作者の思惑通りに誘導されたのはすごく久しぶりでそのことに嫌だとも思わない。すっきりする。そしてこのラストの手紙がいい。すごくいい。映画化とのことだけど、リリーは誰が演じるんだろ。わくわく。

    2
    投稿日: 2018.02.28