
総合評価
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powered by ブクログオーディブル視聴。 古い蔵にまつわる悲しい歴史や怨念がだんだんと明らかになっていくので興味深く読み進めてしまう。 シリーズ第一弾なので、続刊も続けて読んでいきたい!
0投稿日: 2025.07.18
powered by ブクログその地域に根付く伝承みたいなのって、嘘だろと思いつつも全力で否定できない何かしらがある気がする。なにか意味があるのでは、、と これもそんな伝承と過去の事件の真相を追うお話 ホラー要素も多いのだけど怖いより不気味ってかんじ 小説だから平気だしおもしろいけどこれは映像化したら気持ち悪いかも
8投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ民俗学ミステリーにハマったきっかけの本。 怖いのが苦手なくせに一巻の引き込まれるような恐怖感が癖になってしまって、最終的にシリーズ全巻買い揃えていました。
0投稿日: 2025.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
土地や建物に纏わる歴史を知らなければ、踏みにじってしまうモノがある。 そう思うと廃墟って怖いですね……。 人が住まなくなった暗がりに遺された想いをすくい上げる仙龍や春菜のような人達がいれば、タタリ神になりたくなかっただろうモノたちも救われるだろう。 ミカヅチシリーズとは、また違った雰囲気で次を読むのが楽しみです!
2投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログ【盆に隠れ鬼をしてはいけない】の言い伝えから正体を明らかにしていく話。真相に近づくにつれてゾワゾワ感がやばかった
0投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025.2.9読了。 プロローグで、こわってなった。足の指を引きずって歩く音とか、見つかったら…って思ったら怖い。 仙龍や春菜がいなかったら、この家の村の悲しくて苦しい歴史を知られることもなく、ただの怖い場所になってしまうところだったんだなと思うと、彼らがいてよかったと思う。 御婆もただの気味悪い人じゃなくて、そこで生まれるはずだった子どもや、生贄になるしかなかった子たちを悼んでいたいい人で、悲しくなる。 1刷発行版のページが斜めになってて、最後の方だったからよかったけど、最初の方でこのページ出てきてたら怖かっただろうな。 次作も楽しみ。
0投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログミカヅチシリーズの方に小林教授が出てきたのでこっちも気になると全巻集めて読み始めたんですがミカヅチのが好みだなーと思ってます。 ミカヅチは姦姦蛇螺やその他のネットロアやら都市伝説のような怪異を相手にしてるところがめちゃくちゃツボなんですが、こちらは建物に憑く怪異を祓う?みたいなはなしなのでちょっと思ってた感じではないかも。 まだ1巻なので2巻読んでみます。
6投稿日: 2024.11.12
powered by ブクログ図書館で同じ作者の本を探しているときに 見つけてこちらもシリーズもので面白そうなので借りてみました。 建物や土地には過去の様々な歴史があってそれは 輝かしい歴史だけでなく暗く、苦しい過去も隠れているのだなと思いました。 結構、がっつりとホラー感がありつつもその正体は 昔の悲しい出来事から生まれてしまった因縁で原因であり、怖さよりもその過去の壮絶な出来事に対する悲しみの方が強かったです。 大飢饉や口減しなど今では考えられないことが起きてた時代に必死に命を繋いでくれた人たちによって 今の自分たちがあるんだなと改めて実感できた作品でした。 建築にまつわる用語なども出てきて面白く、曳き屋 (建物を別の場所に移動する)の仙龍というキャラの男前っぷりが最高でした。
25投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログシリーズもの。 災いも元を辿れば、人としての生活があった。どのような因縁で呪いに変わったのか、各々の理由があると思いますが、良い方向に解かれるといいなと思いました。
14投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログ因縁物件専門の曳き家を生業とする仙龍が、「鬼の蔵」の哀しい祟り神の正体を明らかにする。 ほとんど内容を忘れていた。ホラーなんだけど、建築に関する蘊蓄が為になった。守谷大地社長が、カッコよく気になる
8投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログよろず建物因縁帳シリーズの第一作目 面白かった!初読みの作家さん 『山深い寒村の旧家・蒼具家では「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている』とあらすじの初めから引き込まれました 全ページ227pと少し薄めなので、サラッと読めるかな?と思いきや、サラッと読めない!!ガッツリ怖い!! そして蒼具村の因習の謎が解き明かされるたびに続きが気になって、怖くて…結局一気読みしてしまいました 春菜ちゃんと仙龍の2人のコンビが良い~ シリーズが全10巻もあるようなので少しずつ読みます!楽しみだ
6投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サクッと読みやすいホラーというか、嫌な村の話かと思いきやその背景は悲しい村ぐるみのものだった、という感想 曳き屋なんて仕事があるのを初めて知りました 建築とかそういう企画とかを立てる仕事の話、という方向としても個人的に興味深く読めました どうやらシリーズのようなので、次の作品も読んでみようと思います
2投稿日: 2024.04.27
powered by ブクログ軽めかと思ったらちゃんと怖いやつ。 ちゃんと怖いホラー。 隠し鬼をしてはいけないという風習に隠された土地の因縁と歴史も面白かった。 主要キャラがあまりに少女漫画的な設定なのが気になったなー。久々にこんなコテコテの設定の本読んだな。(美人設定だけど空回り系女子、仕事ができる因縁を抱えたイケメン、実は高学歴のチャラい下っ端、女好きの坊主)
1投稿日: 2024.02.17
powered by ブクログ広告代理店の春菜と因縁物件専門の曳き家千龍が鬼の蔵の因縁を追う話。曳き家というものを初めて知り、土地や家に根付く因縁に震える。しかし背景を知ると怖い、ではなく悲しく遣る瀬無さを感じる。うちの田舎にも因縁が眠ってそうで気付かないふりをしようと思う
1投稿日: 2023.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
広告代理店に勤めている高沢春菜。ある村の蔵の移転工事の下見に行くが、そこで事前に知らされていない衝撃的なものを見る。その蔵で出会った因縁物件専門の曳き家である仙龍と蔵の謎に挑む。 最初は負けん気が強く上昇志向の主人公が合わないと感じたが、物語が進むうちに春菜のその性格が良い方面に作用してよかった。仙龍は見た目良し、性格良しで言うことなしだ。 怖がりには十分怖く、耐性のある人には優し目の作品という印象を受けた。場面や周りの雰囲気の描写が細かく、読者の想像力を上手く使って恐怖を演出している。本作は幽霊が例外を除けば1人しか出てこない上に条件が揃わない限り幽霊が出る場所も限られている。なので読者自身も出るか出ないか分かりやすい。もちろん初めて読む場合はいつ出るかどこで出るかは分からないが、個人的にはある程度読み進めるとこれは雰囲気は怖いが出ないと察知出来た。なので怖いけど、読みたいな方にオススメしたい作品だ。
2投稿日: 2023.12.03
powered by ブクログ怖かった…。 たとえ形骸化してしまっても風習や伝統にはそれを行う意味があったから今まで伝わってきていることを感じた。
1投稿日: 2023.08.17
powered by ブクログ怖かった…!けど展開が気になって読む手が止まらなかった!リズミカルで読みやすい。 今まで、土地やそこにいた先人達へ思いを馳せたことはないなと思った、 ハナや仙龍のようにそういう思いごと大切にしていけたら、人間の深みみたいなものがもっと出てくるのかなって感じた。
1投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログ設計士と祓い屋が棲み着く家屋を浄化させるお話。 本作はシリーズ第1弾。 二人の出会い編。 怖かった…ホラー感満載ではあるが結果哀しく時代の惨さも充分伝わる一冊。 主人公の設計士がカネカネお下品ではあるがそこも今後変化していくのだろうと次作に期待。
1投稿日: 2023.01.06
powered by ブクログ民俗学×ホラー、怖かったけど、続きが気になり一気読み。オクラサマの正体とは。令和の時代だけど、迷信とかってバカに出来ないんだな。特に産み捨てられた赤子なんてワードが出てくると怖さup。だいたい無音で読んでるけど、思わずTVを点けちゃった。
1投稿日: 2022.11.27
powered by ブクログよろず建物因縁帳シリーズ第1弾! こういう建物には、そういう呪いとかあるんかもしれん… 建築業の人は、建物建てる時に、色んな儀式あるもんな…地鎮祭とか、棟上げとか色々。 うちも家建てた時にやったな。大黒柱にお札付けたりした記憶がある。 こんな山深い寒村の旧家には、何かありそう。それも歴史ある家には… 今なら、考えられん悲しい出来事が… それを受け入れてきたのは、どうなん?とは思うけど、仕方ないんかな… そら、そんなんあったら、呪いの一つや二つ、いや三つはある気がする。 何も考えんと、利益の為だけに、古い建物を壊すとかアカンな… 全てを祓った上で、更に敬意を払う。潰すのではなく、残す。曳き屋さんによって、少し動かすにしても。 でも、こんな物件専門にしてたら、早死にするのも分かる。 仙龍さん!頑張って、祓って〜! 近所にも蔵とかあるけど、近づかんとこ!怖い…
38投稿日: 2022.10.02
powered by ブクログおどろおどろしい出だしは怖くて良かったし、 怪異の正体が判明していくくだりは面白かった。 だからこそ終わりは物足りなく感じる。どこか中途半端な感じで、意外にあっさり終了。 春菜の言動にイラついてハマりきれないこともあり、真剣にホラーとして読むよりライトに読む系かな。僧侶やらアシスタント君やらチームとしては面白そうなので、次も読んでみたい。
1投稿日: 2022.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おどろおどろしい始まり方に期待を持ちつつも、怪異を祓うシーンは少し抑えめ。お祓いのシーンってだいたい祓ってる誰かが大変なことになるような……。主人公も大ピンチっていうレベルのものには遭いません。 寒村独特のヌメッとした雰囲気が伝わってくる一作でもあります。
2投稿日: 2022.08.08
powered by ブクログよろず建物因縁帳シリーズの一巻。 初めて読む作家さん。 ドラマ化もした、藤堂比奈子シリーズで有名だよね。 面白かった。 最初はグロいのかな…ってドキドキしてたんだけど、グロくなくてよかった。 ホラーは好きだけど、グロいのは苦手なので(^v^;) 多分、小野不由美先生のゴーストハントシリーズ好きな人は好きなのではないかと。 続きも読みたいし、藤堂比奈子シリーズとか他のシリーズも読んでみたいな。
1投稿日: 2022.03.25
powered by ブクログ02月-27。3.5点。 よろず建物因縁帳第一弾。 広告代理店勤務の主人公。道の駅建設案件に携わる。 元は旧庄屋の土地で母屋・土蔵があるが、土蔵から文化財候補が出てきて、且つ蔵には「オクラサマ」という神が祀られ。。 建物の因縁を払い、曳き家を生業にする仙龍とたっぐで取り組む、哀しい物語。 藤堂比奈子シリーズよりホラー色強め。でも面白かった。
0投稿日: 2022.03.01
powered by ブクログ広告代理店の女のお話 いわくありの物件の移転工事の見積もりで 現地を訪れたが・・・ 主人公はちょっと霊感もあるっぽかったです 曳き屋というのも出てきて・・・ いわくも徐々に明らかになるのだけど 読み終わって、なるほどそういうお話なのねって 言葉とかちょっと読みにくいなと思いましたが ふむふむな感じです
5投稿日: 2022.01.27
powered by ブクログ藤堂比奈子シリーズ、東京おもてうら交番、夢探偵フロイトと読んできて4シリーズ目。 タイトルだけ見て時代劇ものかと思って避けていたけどそんなことはなかった。 さくさく読めて話の展開も早く読みやすかった。 猟奇殺人はなくオカルト色強め。 プライドが高く、気が強い主人公の性格があまり好きではなく、そこがちょっと気になった。
0投稿日: 2021.12.16
powered by ブクログ面白かった! 怖さも謎もすべてがちょうどいい! じわりと忍び寄る恐怖の書き方も、本当に程よく迫ってきて一気に読んでしまった。 怖いのだけど、背景を知るととても悲しく切なく怖さが薄れる。
1投稿日: 2021.12.09
powered by ブクログとある山村の古い因習や旧家を巡っての怪異を取り扱ったホラーものというだけで、内容はともかく、ホラー好きにはワクワクさせられる設定。ストーリーはよくわからないところもありながらも、サクッと読めて、また雰囲気も適度にホラー感が出ていて可もなく不可もなくという気がしました。もう少し深みがあればいいのですが、それはまた次作以降かな。
0投稿日: 2021.12.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
祟りも因習も悲しくやるせない内容ではあるが、読後感はすっきり感じられる。 「土蔵は動きたがっている。祟りも因縁も含めて終わらせたいと土地が言っている。」 初めて祟る側が終わらせたがっている設定を読むことができた。
0投稿日: 2021.08.14
powered by ブクログ一気に引き込まれました。 恐ろしくも悲しい物語にじんわり心に来ました。 キャラも立っててこの先の話の展開が楽しみです。
0投稿日: 2021.07.27
powered by ブクログとある田舎にある、今は誰も済まない旧家を道の駅にするというプロジェクトを進め進めようとしたところ、敷地にある蔵から人の地で書かれた”鬼”という言葉が見つかって…。 ホラー小説ですが、その背景には柳田邦夫にも語られるような昔の村の悲しい歴史があります。女庭、男子禁制など女性にまつわるキーワードが出てきますが、その謎が開かされた時結構驚愕します。。 曳き屋という職も魅力的です。
0投稿日: 2021.07.26
powered by ブクログハマり中の内藤了さんの別シリーズ。 あ、こういう感じでくるわけかw 楽しみ(^_^)♪ 山深い寒村の旧家・蒼具家。 「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えが。 広告代理店勤務の春菜は、移築工事の下見に訪れた蒼具家の蔵で、人間の血で「鬼」と大書された土戸を見つける。 調査の過程で明らかになる、一族に頻発する不審死。 春菜にも災厄が迫る中、因縁物件専門の曳家を生業とする仙龍が、「鬼の蔵」の哀しい祟り神の正体をあきらかにする。
0投稿日: 2021.06.12
powered by ブクログ最初はリアリストな春菜にイライラしたけど、受け入れてからはスムーズに読めた。起こる出来事は怖いけど、隠された真実はやるせない。これシリーズものなのか。続きも読んでみよー
0投稿日: 2021.05.21
powered by ブクログシリーズ1作目。 安定の読みやすさ。 この作家さんの本は気軽に読めるのでお気に入り。 今回のシリーズはホラーなのかしら。 ここからもっとホラー色が強くなってくれれば嬉しい。
0投稿日: 2021.05.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「よろず建物因縁帳」シリーズ第1作目です。 過日、ブクログでの評価が高いシリーズ第5作となる「魍魎桜」を読みドハマリし、やっぱりシリーズを追うことになりました^^; という訳で本書「鬼の蔵」も一気読み。 シリーズW主演となる広告代理店勤務の高沢春菜と 曳き家・仙龍との出会いは山奥の旧家・蒼具家を道の駅に改築する計画が持ち上がった事で始まる。 春菜は確認の為に現地を訪れ、元庄屋である蒼具家は広大な敷地の中に築300年を過ぎる土蔵があり、移築する為の調査で人間の血で「鬼」と大きく書かれた土戸が発見される。 調査を進めていくと明らかになったのは蒼具家に伝わる独特の宗教観とオクラサマの存在、一族に頻発する不審死。 徐々に春菜を襲う恐怖の足跡。 2人で突き止めた蒼具家の土蔵に伝わる悲しき歴史とオクラサマの謎。 春菜を救い、祟りを沈める為に200年前に隠温羅流が曳いた形跡が見つかった土蔵を現在の隠温羅流(因縁物件専門の曳き屋)を率いる仙流が曳く。 「魍魎桜」と比較しての☆3つですが、やはりシリーズは順次読んでいくことになりそうです。 説明 内容紹介 盆に隠れ鬼をしてはいけない――。それが山深い寒村に佇む旧家・蒼具家の掟。広告代理店勤務の高沢春菜は移築工事の下見ため訪れた屋敷の蔵で、人間の血液で「鬼」という文字が大書された土戸を発見する。調査の過程で明らかになるのは、一族で頻発する不審死。春菜を襲いはじめた災厄を祓うため、春奈は「因縁切り」を専門とする曳き家・仙龍に「鬼の蔵」の調査を依頼する。 『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』の著者が描く、哀しい怪異譚――。 山深い寒村の旧家・蒼具家では、「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている。 広告代理店勤務の高沢春菜は、移築工事の下見に訪れた蒼具家の蔵で、人間の血液で「鬼」と大書された土戸を見つける。 調査の過程で明らかになる、一族に頻発する不審死。 春菜にも災厄が迫る中、因縁物件専門の曳き家を生業とする仙龍が、「鬼の蔵」の哀しい祟り神の正体をあきらかにする。 内容(「BOOK」データベースより) 山深い寒村の旧家・蒼具家では、「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている。広告代理店勤務の高沢春菜は、移転工事の下見に訪れた蒼具家の蔵で、人間の血液で「鬼」と大書された土戸を見つける。調査の過程で明らかになる、一族に頻発する不審死。春菜にも災厄が迫る中、因縁物件専門の曳き屋を生業とする仙龍が、「鬼の蔵」の哀しい祟り神の正体を明らかにする。 著者について 内藤 了 長野市出身。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー.。同作からはじまる「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズは、猟奇的な殺人事件に挑む親しみやすい女刑事の造形がホラー小説ファン以外にも支持を集めヒット作となり、2016年にテレビドラマ化。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 内藤/了 長野市出身。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
7投稿日: 2021.04.05
powered by ブクログよろず建物因縁帳シリーズ、1作目。 藤堂比奈子シリーズからこちらのシリーズに流れ着きました。前作シリーズはホラーちっくなミステリでしたが、今回のシリーズは完全にホラー。ホラーミステリは読むけれど、正真正銘のホラーは無理な私でしたが、意外とこちらは読めました。登場人物のキャラが皆飄々としていて受け入れ易かったからかな?曳き屋師の仙龍やコーイチくんの存在も安心感を持たせてくれて良き。民俗学的要素も大きく、私の好きな分野なので、興味深く読めました。次作も期待。
0投稿日: 2021.02.11
powered by ブクログ本を読む時間が減り、細々とシリーズ続編を読んでいたが、久々に読了感よく、本を読むのはいいなと思い、また、ちゃんと記録を書こうと…。 内藤了の講談社タイガにて、シリーズモノ。 母に勧めた作者で、藤堂ひなこを教えていたが、作者追いをして、読み勧められた一冊。 ホラーや怖いモノ好きとしては、よい一冊
0投稿日: 2021.02.11
powered by ブクログホラーは苦手だけど大好きな内藤了さんの本なので読んでみたら面白かったー‼︎ 古い慣習やしきたり、怨念や怨霊、曳やや生臭坊主。 たまりません(*´∀`*) ホラーなのでゾクゾクしますが、それ以上に明かされる真実に驚愕します。 ホラーって怖いと言うより哀しいと思うのは私だけでしょうか。
4投稿日: 2021.02.03
powered by ブクログよろず建物因縁帳 第1弾。 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズが面白すぎたので購入。 小野不由美さんのゴーストハントシリーズと、北森鴻さんの 蓮丈那智フィールドファイルを思い出させるような話。 怪異と因習と原因の追究と独特の解決。 ●●師って結構ツボなんですが、今回は曳き家師。 そんなものが存在していたとわぁ~! 初回は、旧家・蒼具家の独特の儀式と言い伝え。 床下に貼られた200年ほど前の因縁物件の印。 主人公春菜と隠温羅流導師の仙龍に雷助和尚と小林教授 そして仙龍の会社の新人コーイチを加えて原因を探る。 もうこれ大好きです。
2投稿日: 2019.12.11このシリーズ、好きになりました!
怖いのに、切なくて、悲しくて、愛しい話だったと思います。イケメン仙龍に猿顔コーイチに、生臭坊主。かなり私の好みです。さっそく次巻へ行くつもりです。
0投稿日: 2019.10.24
powered by ブクログ初読み作家さん。タイガなので軽めのホラーかと勝手に想像していましたが、最初の情景、山深い寒村の因習を破ったときに起きた事件は思いがけず怖くてグロいもので驚きました。広告代理店勤務の高沢春菜と因縁物件専門の曳き家を生業とする仙龍が、因縁と因習を解き明かしていきます。因習には意味があり、時代が変わったとしてもそれを安易にやめていいことにはなりません。因習を破って起こることは強烈ですが、実際は過去の真実の思いがけない悲しさの方に心が抉られました。脇も含めキャラもたっていて後味も悪くなく読みやすかったです。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
内藤さんの話の現実と非現実のバランスがすごく好き。 時代も世界観も想像と反して現代日本でまず意表を突かれた。大好きなおどろおどろしい雰囲気。うきうきと面白く楽しく読んだのだけど、来るなと言われてるヒロインがのこのこ出ていって案の定ピンチに陥るという展開が地雷なので次巻もそんな流れであれば続きは読まないと思う。とりあえず試しの次巻は購入済み。
0投稿日: 2018.10.31
powered by ブクログ藤堂比奈子シリーズの著者のホラーシリーズ第1弾。 寒村の旧家の移築工事の調査から、一族の不審死、寒村の哀しい過去が浮かび上がる。 曳家とオカルトの組み合わせはしっくりくる。キャラは典型的なラノベ風だが、怪異の描き方がしっとりとしたホラーでなかなかよかった。
1投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログその土蔵の土戸には、夥しい血で「鬼」という文字が したためられていた。 怨霊の封印が解け、恐ろしくも切ない物語が始まる。 広告代理店につとめる春奈と、謎の曳き師、仙龍のコンビが旧家、蒼具家にまつわる因縁を断ち切る。 ワタシは怖がりである。 ホラー小説は、どちらかというと、苦手なほうだし、まして、ホラー映画は殆ど見ない。 今回のように、たまたま読んだとしても、夜はいやだ。 明かりを避けた薄暗い部屋の隅には、何かがうずくまっているような気がするし、自分の背中側の気配が気になる。 この作品は、「猟奇犯罪捜査斑」シリーズの流れで手に取った次第である。 広告代理店の営業担当である高沢春奈は、奥深い山村の道の駅建設計画に名乗りをあげる。 だが、その村の旧家、蒼具家の土蔵から文化財が出たということで、土蔵をまるごと移転するという話に。 下見に出かけた春奈は、因縁物件専門の曳き家師、仙龍という男と知り合う。 土蔵に入った春奈は、その土戸に大書された「鬼」という血文字を見せられる。 さらに、床下には謎めいた印が入った札が貼られている。 調べるうちに、蒼具家には、盆に「隠れ鬼」をしてはいけないという禁忌があることもわかってくる。 「鬼」とは何なのか、そして、血で書かれた理由、禁忌の意味するものは。 旧家、土蔵、血文字、封印の札と、ホラーの舞台装置満載。やぁ~、ゾクゾクします。 春奈のキャラが負けん気の強い、結構強烈なもので、なんだかなぁと思って読んでいったけど、仙龍との息があってきたところから、強烈キャラも気にならなくなった。 そして、春奈にも、何やら力があることも示唆されてはいるが、どんな力なのか、発揮された様子はないのだが…。
1投稿日: 2018.05.05
powered by ブクログ伝承が強く残る村の中の因習、蔵の中の封印。 鼻っ柱は強いけど、抜けているところや 弱さもある女主人公と、その相手をするイケメンキャラ。 ホラーとしても小説としても、 売れるべき要素をきっちりと押さえた一冊。 雰囲気に浸って怖がるホラー小説と ライトな雰囲気のトーンは本来アンマッチだと思うけど 本作に限って言えば喧嘩していない。 2作目を読みたい。
1投稿日: 2018.04.22
powered by ブクログ蔵の中にいて、無駄口は叩かずぶっきらぼうだがよく見ると端正な顔に鍛えた体。ってどう見ても大典太さんじゃないですか〜。 安易に恋愛要素を入れずこのままの路線で進んで欲しい。
3投稿日: 2018.03.27
powered by ブクログ講談社タイガのプレゼントで当たった1冊。 ちょっと気になっていたシリーズなので、当たって良かった。面白かったので続きも買おうと思う。
1投稿日: 2018.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2017/12/26 私、この人合うのかな。 なんか鬼とか怨霊とかやし全然期待してなかったんやけど妙におもしろかった。 鬼とか呪いで完璧に非現実的なんだけど、登場人物の言動がリアルでとてもしっくりくる。 春菜は鼻っ柱強くて好きなタイプじゃなさそうなのに憎めない。むしろかわいい。 仙龍はかっこいいしなぁ。 憎まれ役の長坂は百点の憎まれ役で祟られて死ねと心から思えるし。 せめてもうちょっと怖い目にあえばよかったけど。 続き読みたい。ちょっと興奮した。
0投稿日: 2017.12.27
powered by ブクログ☆3.9 これは出だしから怖かった・・・。けど続きが気になって一気に読んだ。 呪いとか祟りの部分をどう収めるのか、のところももちろん面白いけど、一社会人としては、高沢春奈さんが嫌な取引先のオヤジ(通称:パグ男)をやり込める場面にすっきりする!笑 内容(「BOOK」データベースより) 山深い寒村の旧家・蒼具家では、「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている。広告代理店勤務の高沢春菜は、移転工事の下見に訪れた蒼具家の蔵で、人間の血液で「鬼」と大書された土戸を見つける。調査の過程で明らかになる、一族に頻発する不審死。春菜にも災厄が迫る中、因縁物件専門の曳き屋を生業とする仙龍が、「鬼の蔵」の哀しい祟り神の正体を明らかにする。
0投稿日: 2017.12.26
powered by ブクログ夏の暑さ対策で選んだはずの本。急に朝晩涼しくなるんだもの。読んで心身共に寒くなると困るので、ホラーを読むときの私の常、お酒を飲んで酔っ払った状態で。 旧家の跡地に「道の駅」を建てることになるが、敷地内に文化財に指定された土蔵が遺されていることが判明。タヌキ親父の設計士から話を受けた広告代理店勤務の春菜は現地調査に赴く。 春菜は美人、因縁物件の「曳き屋」はイケメン、映像化に向きそう。三津田信三ほどは切なさを感じさせてくれないけれど、土の下を思うと胸が痛む。酒が飛ぶことのない程度の怖さ、軽さも頁の薄さも適度です。
0投稿日: 2017.09.06
powered by ブクログ最初の方はスゴク怖かったけど、後半は可哀想でした。 ホラーで考えられるイロイロなコトが詰め込まれてたけど、一つ一つにちゃんと理由があって全貌も明らかになったんで良かった。
0投稿日: 2017.08.17
powered by ブクログホラーは苦手。コーイチ君じゃないけど、マジ怖えっす。怖いけれど呪いの真相は可哀想過ぎです。祟るのも分からんでもないです。それと、長坂!アイツはもっとひどい目にあった方がいいんじゃないか?鉄槌を望む!
0投稿日: 2017.07.07
powered by ブクログおどろおどろした雰囲気たっぷりのホラーミステリ。民俗学的な要素も楽しめます。ライトなレーベルだと思って読んでいたけれど、けっこう本格的に怖い作品でした。 続く不審死、土蔵の扉に記された血文字、ひっそりと施された封印、謎めいた言い伝え、と道具立ては充分。一族の隠された秘密が徐々に明らかになっていくのにもどきどき。うわあああ、こういう展開好きだわー。 そしてその因縁を解きほぐす方法も、ホラーでありながら論理的で、このあたりはきっちりミステリという感じがします。しかしそれにしても、こういう結末になるとは。読後感は穏やかでした。さて、このシリーズは続くようなので、次にも期待です。
1投稿日: 2017.06.25
powered by ブクログブクログのキャンペーンで当たったので。 田舎を舞台にしたホラーが好きなので期待して読みましたが、少し物足りなかったです。もっと怪奇について掘り下げて欲しかったです。話がサクサク進むのはいいのですが、いまいち話に入り込めませんでした。
1投稿日: 2017.04.01
powered by ブクログ初読み作家さん。時代物と思ったら、古い土蔵とその土地に関係するホラーだった。その筋の専門家がやたらかっこいいのが救い。家の近所でも最近蔵の移設してたのを思い出しつつ読んだ。
1投稿日: 2017.03.20
powered by ブクログ因習と人の業の深さ。 現代社会に生きる者には理解しがたい「掟」や「しきたり」「しがらみ」を全部懐に抱いて、受け入れる強さと靭やかさ。 人が住む以上、そこには歴史が存在する。 悲しくても苦しくても、生きていく以上はそれを受け入れる他ないのだと痛感する。
0投稿日: 2017.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山奥の旧家をめぐる謎を、広告代理店勤務の春菜と、因縁物件専門の曳き屋・仙龍が明らかにしていく。 人間の血で「鬼」と書かれた蔵の戸、盆に隠れ鬼をしてはいけないという言い伝え、一族に頻発する不審死と、おどろおどろしいお膳立てはばっちり。雰囲気としては、三津田信三の刀城言耶シリーズに似てる。時代設定が現代なせいか、だいぶライトな印象ではあるけれど。 でも、明らかになった祟り神の正体は切ない。厳しい時代を必死に生き、村を守ろうとした村人と蒼具家の人たちの想いが哀しい。 自称キャリアウーマンで勝ち気な春菜のキャラに馴染めないまま終わってしまった。まだ1作目なので、徐々に定まっていくのかな。
1投稿日: 2017.02.22
powered by ブクログ作者初です。 あらすじ見て面白そうだから買いました。 ページ数も少ないし、専門用語とかあまり出てこないので読みやすかったです、怖いけど、次どうなるんだろうと、どんどん読み進められました。脇役が、個性があって面白いです。 読んでて気になったところは、風景とかの描写です。上手く言い表せませんが、なんか直接的というか、情緒的でないというか。特に、においの描写が。なんだろなー。気になりました。
0投稿日: 2017.01.21
powered by ブクログ「盆に隠れ鬼をしてはいけない」と言い伝えられている蒼具家。その蔵には、人間の血液で「鬼」と書かれており、一族には不審死が頻発していた。一族に秘められた過去を因縁物件専門の曳き屋である仙龍が明らかにする… 怖い話は苦手なのに、読み出したら止まりませんでした。怖いし哀しい真実なんだけど、ラストが清々しくて読了後はスッキリしてました。シリーズ2作目が今から楽しみです(*´꒳`*)
0投稿日: 2017.01.09
powered by ブクログ建物に纏わる怪異を書くシリーズになるらしいものの第一弾。 猟奇殺人班シリーズとはうってかわってしっとりとした和物ホラーでした。 空気感は三津田先生の刀城シリーズをものすごーーくライトにしたかんじだと思います。民話ホラーみたいな。 冒頭の語りが結末に繋がるのがなんとも物悲しい雰囲気を醸し出していて面白かったです。
1投稿日: 2016.12.30
powered by ブクログゾッとする雰囲気から始まって、昔から続く怨念、祟りの元を絶つ。真実が見えてくる度に「怖い」から「悲しい」に変わる。集落とか信仰とか祟りとかツボ満載でとても面白かった!シリーズ2作目が楽しみ。
0投稿日: 2016.12.28
powered by ブクログ内藤了『鬼の蔵 よろず建物因縁帳』 講談社タイガ。文庫書き下ろしの新シリーズ。藤堂比奈子シリーズに比べると、どうもしっくりこない。 主人公は広告代理店勤務の高沢春菜。山深い寒村の旧家・蒼具家に移転工事の下見に行った春菜が古い蔵で見付けた『鬼』の血文字… 土地や建物にまつわる怪異譚なのだが、同じ系統の作品で言えば、荒俣宏のシム・フースイ・シリーズの方が圧倒的に面白い。
1投稿日: 2016.12.25
