盾の勇者のアニメを見てから、シリーズ繋がりで読み始めました。 原作小説やコミカライズなどは未読ですが、楽しめます。コメディ色が強いがシリアスもある。 アニメ2期終了時点とは槍の人の性格が結構(結構!?)違いますが、まあ色々あったんでしょう。愛の狩人というか「ギリ味方に無害スレスレの狂人」になって、物語開始時点に何度も戻ってループしながら、より良い未来を求めてシナリオの既定路線に色んな切り口で試行錯誤をして、それだけ何度も未来も変わっていきます。 一応主人公のはずの尚文は冒頭の冤罪を切り抜けられたりして、こちらも性格がマイルドに……なってからこの狂人の手綱を握らなければならないのはむしろハードモードだよなあとは思いますが。 コミカライズとして、コマの端々にクスッと笑えるような仕込みが沢山あり、あえてそれを明示しない玄人志向な仕掛けになっています。本編であれだけ苦戦した強敵たちが雑にサイレントキルされていたりするので、思わずページを読む手が巻き戻ります。