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カムイ伝全集 カムイ外伝(1)
カムイ伝全集 カムイ外伝(1)
白土三平/小学館
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総合評価

4件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    かつて小中学生だった男子ならばひとつやふたつ、ことによるとみっつやよっつは黒歴史を持っているものである。 当方はよっつ。社会への迷惑度が高かった順に『あしたのジョー』『キャプテン翼』『北斗の拳』『サスケ』だ。 『あしたのジョー』は2がきっかけで中学校の猿どもの間で爆発的に流行した。部の垣根を超えて、体育系が休み時間に連れ立って「ロードワーク」をしていた。昼休みにスパーリングをやっていた。あてはしない。殴るシーンをスローモーションにした出崎演出を真似たごっこ遊びである。当方はまったくその気はなかったのに、拒絶さえしていたのに、なぜかその中に引きずり込まれていた。 『キャプテン翼』はスカイラブハリケーン。土台が死ぬという結論を得るまでやった。あの頃サッカー部に入るやつはみんな読んでいた。 『北斗の拳』は木偶。アミバの影響力は中学生には毒すぎた。ジャイアン級にも交代で木偶が回ってきたのでまあ公平だったといえる。 『サスケ』は練活。これは中学校時代の友人の中でも特に身体能力に優れた二人をそばで見守るだけだった。つきあえるほどの身体能力はなかった。その二人は斜面をゴロゴロ転がり落ちながら取っ組み合いを演じていた。あわやコンクリートの構造物に衝突するという段になって筋力で回転を止めることができるやつだった。関係ないがその後禿げたらしい。 白土三平の忍者モノは体術が主である。刃牙のポージングを現実にこなせる超人でも、飯綱落としはできまい。その不可能なことが説得力を持たせて描かれ、民明書房の元ネタである「解説」と相まって、まあまあ度の過ぎた漫画読みに受けた。ジャンプのバトル物の源流の一つであろうし、超人ロックが影響を受けた作品の一つであろう。 第一話「雀落とし」の発表は1965年。毛沢東が雀を害鳥指定したことが誉れとされた時代の作品である。

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    投稿日: 2025.12.14
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    ~★~非人と下人と武士と白狼の物語~★~ カムイは一卵性双生児の兄弟である、 弟は非人部落の若者たちのリーダーだったが 百姓とのいざこざで斬首の刑に処せらてしまた。 兄は弟の犬死を嘆き、 師匠の赤目の元で厳しい訓練を積み忍者の道に入る。 そして下人の正助や武士の草加竜之進らと反差別、 反権力、村落コミューンの為に戦い続け 厳しい時代を駆け抜けてゆく。 一方、 サブストーリーの動物界のカムイである白狼は 突然変異のハンディキャップにもめげず、 狼社会の矛盾や差別と闘い強く生き抜いていく。 とにかく漫画といえども凄い作品どす。 つくづくこの時代に生まれなくて良かったぁ と思わざるを得ない。 だって多分、あたいは売り飛ばされて 死者の埋葬や死牛馬の解体処理とかやらされるんだ と思うから・・・ヤダ。 勘弁

    3
    投稿日: 2015.01.03
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    人生に必要な大切な大事なことはすべてカムイ伝とカムイ外伝から学んだ ・・・といっても過言ではないくらいに、ほかにも『甲賀武芸帳』『サスケ』『忍者武芸帳』『ワタリ』『赤目』と白土三平をとことん耽読してきました。 振り返って気がつくと、カムイ伝も外伝も小学館から今までに出た、マーケットプレイスコミックセット版とゴールデンコミックス版、ビッグコミックス版と小学館文庫版、そしてこのビッグコミックススペシャル版という具合に、5つのシリーズで出されているものをすべて揃えて読んでいました。他にも豪華愛蔵版というのもありました。 カムイ伝は伝説のマンガ雑誌『ガロ』で1964年に連載が開始され8年かけて第一部が終わり、その後も第二部そしてカムイ外伝の第一部と第二部と書き継がれ、2009年には『カムイ外伝 再会』が3回連載だけ書かれ、現在の全体像は本シリーズのカムイ伝第1部15巻・第2部12巻+カムイ外伝11巻=38巻というものですが48年経ってもまだ完成していない未完の大長編マンガです。 出自が非人の忍者カムイが、厳しい身分社会だった江戸時代は徳川幕府の真っ只中ひとり壮絶な孤高の闘いを繰り広げる片時もよそ見できないストーリー。この物語は、差別と被差別そして支配と被支配の社会構造を切るために、そこに百姓一揆が突出し高揚していく過程と、忍者が非情に任務遂行することで逃れ者=抜け忍として自らの生きるすべを拒絶(組織からの離脱)していく経緯とを、幾重にも重ねて掘りさげていったものでどの場面にも全部の矛盾が露出するように構成されています。 もともと忍者が大好きだった私は、ただ好きで忍者の登場する小説やマンガを読むだけに飽き足らず、自分自身も忍者になりたくて、日頃から鍛錬の毎日を過ごしていました。 変移抜刀霞斬り、や、飯綱落し、に、どれだけ憧れてきたことか、私はカムイに同化したかった。 捕まるところが何もなくても平気で壁を登れるようになり、手をつかずにやるバック宙や前宙を習得したり、身近な武器としては押しピン(画鋲)の背中同士を瞬間接着剤でくっつけたものを手裏剣代わりに投げて命中させたりしました。小学生の頃の話ですが、それからずっと忍者命です。

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    投稿日: 2011.07.16
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    これこそまさにカムイ伝です。 本当にカムイは魅力的過ぎて、その魅力自体が罪な、本当に罪な男です… こんな男がいたら、私もその魅力に惹かれて破滅してしまう一員でしょう。

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    投稿日: 2007.03.12