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炎の牛肉教室!
炎の牛肉教室!
山本謙治/講談社
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総合評価

11件)
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    日本のA5黒毛和牛信奉をなんとかしたいという著者の情熱を感じる。自身で子牛のオーナーになり”さち”と名付け出荷して売ってみるという体験を綴っている章は、一歩間違うと悪趣味になるが、嫌な印象はない。それはきっと、「牛肉を食べる」というのはどういうことなのか、を解き明かしたいという強い情熱、自身に沸く感情をもあけすけにさらけ出しているからだと思われる。勝手な言い分かもしれないとしても、心を動かして大切に大切におしいただかれたさちは幸福だったのではないかと思いたい。 しかしタイトルはなんかちょっとピンとこない・・・この独特な本を何と名付けるか対案も浮かばないが・・ P20 和牛と呼べる牛は4種あるのだ。 黒毛和種 赤毛和種 日本短角種 無角和種 P21 「国産牛」と表記されているそのほとんどが、日本で乳用種と呼ばれるホルスタインゆかりの肉だ。 P28 かくして日本の牛肉の評価は、肉質(霜降り度合い)と歩留まり(一頭からどれだけの肉がとれるか)に収斂していったのである。【中略】「和牛」では歩留まりがよく霜降りの強い黒毛和牛が一人勝ちをし、乳用種ではホルスタインとそれに黒毛を掛け合わせた交雑種が多く生産されているのだ。 P96 この子を肉にするということで僕はようやく牛肉の真実に近づくんだ、と自分に言い聞かせたのである。 P126 血統と同じくらいに重要なのが、増体という指標だ。【中略】体重を日齢で割った数字、つまり平均で1日どのくらい体重が増える能力を持っているかを見極めるのだ。 P176 (グラスフェッドビーフとグレインフェッドビーフ)グラスフェッドビーフはおいしくないと思っている人がいるならば、オーストラリアの地から声を大にして言いたい。

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    投稿日: 2025.11.09
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    牛肉について学びたいと思い手に取りました。 いち消費者として知らないことばかり書かれておりました。 単純にA5が良い。黒毛和牛が良い。と思っており、たぶんそれが世間一般の常識なんだろうが、その一般常識が間違いだと言うことを知れ良かったです。 牛肉の深い世界に触れることが出来、もっと知りたい。そして味わってみたいと思いました。

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    投稿日: 2024.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グルメ番組などで、 A5ランクの牛肉をほめる番組を見ることあるが、 このランク付けの由来、黒毛和牛が希少なのかどうかなど、 読んでおもしろかった。 肉を食べて、口の中で溶けるというのは触感としておもしろいだろうけど、本当においしいのかなとは感じていたので、なるほどと思えた。まあ、A5ランクの肉なんて食べたことないのだがw 経済動物に対し、感情移入をしていたら肉など一切食えなくなるし、 僕自身はこれからも肉を食うが、 また、牛の育て方などを読むと、アニマルウェルフェアについて考えさせられた気がする。

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    投稿日: 2021.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    <目次> はじめに 第1章  牛肉の真実 第2章  美味しい牛肉の方程式 第3章  牛肉のおねだん~体験ルポ・ぼくは牛を飼ってみた 第4章  美味しい牛肉をめぐって~日本の「あかうし」篇 第5章  美味しい牛肉をめぐって~アメリカ・オーストラリア・フランス篇 第6章  ほんとうに美味しい牛肉を食べるために 巻末付録  美味しい牛肉を食べられる販売店・飲食店リスト <内容> 「神戸牛」「松阪牛」…「和牛」と呼ばれる日本の牛肉は、「さしが入り(脂が過度に入り)、焼いても柔らかく、口の中でトロける感じ、というのが定番だ。しかし、著書は「それは違う」という。旨みのある赤牛や短角牛も十分美味しい。しかしこれらはマスコミや飲食店の口コミで否定されている(自分の舌の味わいでなく、他人の評価を読むだけで決められたもの)。本当にそうなのか?食のジャーナリストが切り込んだ。海外では、赤身のほうが美味しいとなるらしい。なれば、日本の牛肉は脂濃くて食べられないに違いない。和牛を海外に売り込みたいなら、そういう海外の常識を確認しないといけない。

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    投稿日: 2020.06.30
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    「炎」とあるだけに熱い熱い新書です。赤身肉ブームの仕掛人(本人は否定していますが…)が描く、知らなかった牛肉の世界。A5神話や黒毛和牛神話がガラガラと崩壊します。なにしろ自分で牛のオーナーになって、生まれた子供「さち」を出荷し食べるという体験までしています。これはすごい。で、結局、うまいステーキ食いたくなる本です。

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    投稿日: 2019.08.04
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    恥ずかしながら、牛の種類も育て方も良く知らなかった。更には格付けは味だと思っていたのも事実。基礎の基礎から良い勉強になりました!早く個体識別調べて、牛肉食べた〜い!!"

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    投稿日: 2019.01.24
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    【由来】 ・図書館の新書アラート 【期待したもの】 ・牛肉についての基礎知識を仕入れると、おいしい牛肉に出会える格率が上がるかも。 【ノート】 ・ここ数年ばかり、牛肉を食べると脂肪に胸焼けするようになってきた。知り合いに言わせれば加齢によるものだそうだが。なお赤身ステーキは全然まだいけます。 ・本書を読むと、牛肉の流通の構造や大体のコスト、生産者や販売者の言い分などが見えてくる。著者による実践、銀の匙(産まれた時から育てて、肉にして販売まで行う)もなかなか面白い。 ・前に読んだうなぎ本でもそうだったが、とにかく安いものに盲目的に流れるのではなく、意識してきちんとおいしいものを食べるということも大事ということ。 ・ちなみに帯にある「おいしい肉と出会うには?」の具体的な手法というのは、肉のパックに表記されてる生産者のバーコードで知調べるというもの。スマホで可能ではあるけど、ちょっとハードルが高いかと。 ・なお、おまけ的に巻末においしいお店リストが掲載されているが、残念ながら北海道のお店はなかった。

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    投稿日: 2018.10.28
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    第1章「牛肉の真実」は輸入自由化に伴って日本の牛肉格付けがどのように変わったのか、それが生産者にどのように影響したのか、結果として現状がどのようになっているのかがまとめられていて興味深い。そこからは「おいしい牛肉」を求めて、その方向性をどう考えるのか、実際に牛を飼って売ってみた結果、米欧濠の生産事情など。「格付け」に惑わされずにおいしい牛肉を食べるためには、知識が必要ということがわかった。

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    投稿日: 2018.08.19
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    牛と牛肉のお勉強。仕事にも繋がるということで。実はやまけんの本を読むのは初めて? 「A5」信仰に一石を投じる本。本当にA5が一番美味しいのか? 牛肉輸入自由化をきっかけに、日本の農家を守るために作られた格付け制度。高さと美味しさは本当にイコール? あんまし牛肉を食べる機会はないけど、今後食べるときにはもっと「旨味」を意識して食べたいなと思いました。せっかく秋田にいるし、もっと短角牛食べよう。あと、土佐あかうしを食べてみたい。というか、高知に行きたい(笑)

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    投稿日: 2018.01.31
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    価格の決定プロセスの疑義に始まり,牛肉を取り巻く状況が具に語られる.自ら牛を所有することで,間違いのない事実が見えて来る.単なる牛肉情報本ではなく,確固たるテーマを提示する良書.

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    投稿日: 2018.01.14
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    概要: A5信仰への疑問; 黒毛和牛以外の品種; 品種と餌が肉質を決める; 肉の育ち方が経済的には大事; 部位ごとの売れやすさの違い; 牛を育ててる人大変 感想: いろんな肉(部位・品種・育て方)を食べてみたくなった。たまたま筆者の方のtwitterで見つけて、但馬牛の経産牛の肉を農家がネット直販してるのを買ってみた。

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    投稿日: 2018.01.01