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ハヴ・ア・グレイト・サンデー(4)
ハヴ・ア・グレイト・サンデー(4)
オノ・ナツメ/講談社
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総合評価

4件)
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    ニューヨーク暮らしの長かった小説家、楽々居輪治(ささいりんじ)、65歳。とある事情で、アメリカ人の妻を残し、単身日本へ。父の残した家で独り暮らしをする輪治を慕って、日本在住の息子のマックスと娘婿のヤス(日系とイタリア系のハーフでニューヨーク育ち)が毎週末やってきて、「すてきな日曜日」を3人で過ごす。美味しいもの食べたり、庭いじりをしたり、ぶらぶら出かけたり。それだけ。別に何も事件は起こらない。ゆるい。 こんな男たちいないだろう、とさすがに思う。そこはたぶん、はなからおとぎ話モードなのだろう。最近オジサンを可愛がって楽しむタイプのドラマなどちょっと流行っているが、そういうのとも違う(と思う)。 あんまり海外に縁がなく生きてきた日本の私の感じ方では、オジサン愛(め)でものというよりは、海外、主に欧米への憧れ心が満たされるタイプの作品かなあと。 (何作品か読んだ上で気づいたが、欧米といってもオノナツメの場合、イギリスじゃなくてアメリカ、フランスじゃなくてイタリアなんだな。) 日本が舞台でメインの登場人物もみな日本語で会話している設定でありながら、日本の当たり前が当たり前ではない彼らと幾度となく週末を過ごしているうちに、自分まで「元ニューヨーカー」みたいな気分をちょっと楽しめちゃうというか。海外暮らし徒然エッセイを読む感覚に似ている。 途中途中に挟まれる番外編が、『COPPERS』とリンクしているのが嬉しい。というかこれがあると知ったから読んだのだ。しかもCOPPERS本編は【小さい人】絵なのに、こっちで読める番外編は【大きい人】絵でかっこいい。最高。

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    投稿日: 2021.01.10
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    最終巻!しあわせな日常でした…。自分の機嫌は自分でとるってこういうことかなあ。後ろにある様々なものの最後に口に出すひとこと。よい漫画でした。 ところでこの歳になると一周回ってはとバスツアー楽しそうだな。

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    投稿日: 2020.09.05
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    これにて完結。特にこれといった大きな動きのない日常を淡々と描いたシリーズだったけど、終盤は亡き父との過去エピソードや、COOPERSのシニーズ刑事が引退して日本へ家族旅行に来るとか、割と大きめのエピソードが続いてテンション高め。オノ・ナツメはACCAとか物語で引っ張る話も巧いけど、こういうスケッチ的な作品も巧いよなぁ。

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    投稿日: 2020.08.29
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    なんか、オリンピックの観戦チケットのエピソードがすっごい感慨深い……。この世界では、オリンピックが開催されたのかな。この巻で完結って言うのも、タイミング的に考えちゃう。もちろんそんな意図がされているわけ無いんだけど。

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    投稿日: 2020.08.23