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悩めるマネジャーのためのマネジメント・バイブル―脱「MBA」の経営論
悩めるマネジャーのためのマネジメント・バイブル―脱「MBA」の経営論
國貞克則/東洋経済新報社
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総合評価

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    この人のドラッカーの本を読んだ。 そのつながりで、アマゾンで著者検索から見つけたので、ちょっと読んでみようと購入。 一番びっくりしたのが、manageというのは管理するという意味もあるのだけれど、「どうにかこうにか何とかする」という方が本来の意味だということ。 やったら会社で管理管理連呼し、そしてそれを指示だとか事細かにコントロールするだとかで鬱陶しいのが多くて嫌になっていたけど、こういうことだと知り、衝撃だった。 最近の社員たちときたら、何か示さないと、決めてやらないとできなくて、でも自分がやりたいと思うと好き勝手して、困ると誰かのせいにしたり、先送りにしてみたり。 誰一人として、自分の立場からのmanageをしていないのだ。 まずは自分のできるところ、手の届く範囲のmanageを。 偉い人が偉そうなことをいう時に、この本の知識があると、ちょっぴり薄笑いできるというのも、この本の良さだった(笑)

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    投稿日: 2017.10.31
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    備忘録 ・マネジメントとは、従業員のやる気と能力を高めること。大勢に影響がなければ、部下の意見を採用し、気持ちよく働かせる ・目標管理制度において、目標とは自己管理のための道具である。ベースには人間を幸せにしようという気持ちがある ・優秀なリーダーの人間像:弱いが強い、腰は低いが背筋は伸びている、暗いが明るい、きびしいがやさしい ・部下との信頼関係を維持するような諭し方、相手が二度とミスをしないような対応の工夫を考える ・貢献(=人の役に立つ)と創造(=工夫する)によるマネジメントを行うこと(計画と進捗管理だけでは悲しい) ・成功に導く判断ができる為には、「追い込まれている」ことが必要。非常に高い問題意識と使命感を持つこと ・市場を絞りこみ、勝つための特徴付けをして差別化することでリーダーになれる ・やる気には、動機付けを意味するモチベーションだけでなく、感謝や負けたくないという気持ち、責任と誇り、貢献と創造等が含まれる

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    投稿日: 2011.05.18
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    とても熱い。対人関係で苦労してきた筆者の想いがひしひしと伝わってきて、励まされる本。 manageとは本来、何とかするという意味の動詞であって、決して部下を管理監督することのみがマネージメントなのではない。自己中心性に気づくこと、自分に矢印を向けること・・・前半のマネジメント論には苦労人らしい筆者の真情が溢れていて、読みごたえがある。人を大事に、想いを大事に、如何に血の通った経営ができるかということだ。 ただ熱い人なので話も長く、後半の経営戦略論の部分はふうんという感じ。西洋的な分析も大事だが東洋的なインテグレーションも大事、と言いたいことわかる。だがこれを「脱MBAの経営論」と呼ぶにはちょっと雑駁かなと思う。90分の講演会なら元気を貰って帰るところだが、本として読めばどっちつかず感が残ってしまい残念。

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    投稿日: 2010.03.21