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白い久遠
白い久遠
浅野里沙子/東京創元社
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総合評価

6件)
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     香芝涼子は元美術館の学芸員、持ち込まれる骨董品の類については専門的な内容でなかなか深い。品物を通して展開する物語はグンと心に落ちて来た。その他:本の手触り(紙質の触りごこち)が気持ち良かった。

    0
    投稿日: 2021.07.25
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    祖父が経営する質屋に持ち込まれる数々の品物にまつわる謎解きを、元美術館の学芸員の涼子と祖父の健三郎が行う美術ミステリー。 陶製人形、いわくありげな櫛とかんざし、人間国宝作の萩焼の写し、ルソーの贋作に藤田嗣治の未発表絵画。 涼子は絵画、健三郎は焼き物などが得意らしい。話によって涼子視点になったり健三郎視点になったりする。 それぞれの品物に隠された持ち主の人生ドラマが温かったり切なかったり。 表紙のイメージと中身が違う。 作者さんは北森鴻さんの長年のパートナーで蓮丈那智シリーズを完結させた方なので、文体や涼子のキャラクターなど、何となく冬狐堂シリーズのような雰囲気を感じる。 健三郎パートはシリアスで渋い。涼子パートはサスペンスタッチだが元カレとのセンチメンタルもあって少し甘い。 陶製人形の話はアッサリしていたが、櫛とかんざしの話は昭和初期のようなドラマが隠されていた。 萩焼の話はよくある偏屈な師匠と健気な弟子という構図の裏にあるドラマだったが、ルソーの贋作話は冬狐堂のような深みと捻りが欲しかった。 最後の藤田嗣治作品は一番長いだけに話も良かった。藤田自身の人生が波乱続きだけにこんなひとときがあったとしたら…と妄想が膨らんだ。 涼子の早世した父親が残した絵画の話があったり元カレとの焼けぼっくいなどあれこれ詰め込めすぎかな。 涼子は父親の想いを受け取ったようだが、健三郎にとって息子、つまり涼子の父親の残した絵画に何を見るのだろう。そこも知りたかった。 どちらかと言えば健三郎を主人公に、冬狐堂のようなハードボイルドで読みたかった。これはあくまで個人的な好み。

    4
    投稿日: 2019.09.18
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    そうと知っているせいか、ついつい北森さんの面影を探しながらの読書となった。 そんな読み方をしたせいか、どことなく似た空気を感じてしまう。なんだか懐かしく嬉しい。 骨董品というのは、人の手を渡ってきた分、様々な思いやドラマを抱えているのだろうな。 涼子も魅力的だし、その後の2人が気になるので、ぜひとも続編を!

    1
    投稿日: 2018.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世田谷線で三軒茶屋より二駅、路地裏にある老舗の『藤屋質店』の手伝いをしている香芝涼子。 店主の祖父・健三郎が病で倒れた際、美術館の学芸員という立場と恋人を捨て実家にもどってきた。 多少の未練を感じつつ、看板猫のみみ子を撫でながら店番をしていたそんなある日、外国製の高価な陶製人形を男子大学生が持ち込んでくる。 男性二人組という珍しい客に当惑しつつも、後にそれが盗品の疑いがあることがわかり……。 精巧な萩焼の贋作、いわくありげな鼈甲のかんざし、未発表の藤田嗣治の絵画など、不思議な縁で藤屋質店に持ち込まれた品々を巡る謎を、優美に描く連作ミステリ。 (アマゾンより引用) なかなか面白かった。 最後のお話が結構好きだった。

    0
    投稿日: 2018.01.11
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    表紙のイラストは現代風なのに、人物の性格が昭和臭。 1話を読んでやめた。 仕事中とはいえ、客のいない骨董屋で読書をしたり、猫を撫でるくらいしていいのでは? 真面目すぎて違和感。そしてそこまで真面目なのに普通に軽口は叩くという違和感。 イケメン御曹司がこれまたトレンディドラマ風。 ミステリも「え?これで解決?というか、これが謎?」と思った。 表紙のイラストと中身がちぐはぐすぎる。 表紙ターゲットは10〜30歳くらいかと思うが、内容は50歳〜向けのような印象。

    1
    投稿日: 2017.12.11
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    【収録作品】プロローグ/ベテルギウス/スィニャチュール/鬼/プラスチック・チョコレート/グラン・フォン・ブラン/エピローグ

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    投稿日: 2017.11.25