
虐殺ハッピーエンド 1巻
宮月新、向浦宏和 /白泉社
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総合評価
(2件)3.0
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとか移植手術まで妹君を延命しおおせる頃、兄者の精神はどうなっているだろう。ノートに記名するだけで人を戮すのとは異なり、兄者は標的に直接手を下さねばならない。標的に眷属のあること、それも自分に近しい眷属であることを意識するたび、いちいち苦悶していたら、どうなることやら。それに、たとい度しがたい無数の「悪人」とはいえ、果たして妹君の命一ツより軽いだろうかと疑念を抱くときは来るのだろうか。青春と世界の闘争。
3投稿日: 2021.12.01
powered by ブクログ言ってしまえば、この作品のサスペンスの部分(アイスに七味をかけて食べる刑事や、そのバディのドジ娘からの逃避行など)はとりあえず無視しまっても良い。 これはループものでありながら、主人公の行為を責任転嫁できる雰囲気や繰り返しによるリセットでなぁなぁにせず、タイトルの通り、彼自身の手で人を殺すこと、それも大量に殺すこと、そしてその罪を自覚すること、それらを描いた。その点で、この作品は少なくともユニークである。
0投稿日: 2021.06.01
