
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一人旅のお供に持っていった。 電車でぽろっとなきそうになったりもした。 一番好きな回は、「いろはに、こんぺいとう」。 自分の母にも、おばあちゃんを思い出して読んでほしいし、いつかくる自分と母の未来の関係を想像して涙が出た。 私にとってずっと母は、変わらず母でいるものなのか。と思うと胸がキュッとして、母に会いたくなった。
0投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログさらっと読めて心が軽くなる一冊。 みんな1人じゃない。 寄り道したりつまづいたりしながらも、みんな一生懸命生きているんだ
0投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログあまり人にベラベラと話すことはない人生の悩みがここに詰まっているように感じた。 「よく話に聞くね」なんてものはあまりないけど、実は誰もが共感できるというような話が描かれている。 個人的には、見えない境界に悩み、とても青く目に映る隣の芝生へ飛び込んだものの、上手くいかずに自分の芝生を懐かしむ菜摘や、 自分の人生に物足りなさのようなものを感じて大都会に足を伸ばしたものの、実は意地になっていただけで本当は故郷が自分に合っていることに気づくアイコの気持ちが痛いほどよくわかった。 私は最後の最後にあったこの一節が好きだ。 「私はもう、ひとりじゃない。でも、だからこそ、いまこそ独立しよう。ときおり寄り道したり、つまずいたりしながらも、まっすぐ歩いていくために。」 人生なんてままならないことに溢れていて、それでも生きている限りその道を歩くしかなくて、だからこそ最終的に真っ直ぐに進むために、途中で休憩したり少し寄り道したりする。 そうして進んでいるだけで、それはもう「独立」だと自分を許してあげたい。
1投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログこの短編それぞれの「独立記念日」とは、「卒業」とも似ているけど、やはり「独立記念日」がぴったりだ。 私の独立記念日はあの日だった、とか考えてしまう。 以下、本文引用 「ひと言で言うと、会社とか家族とか恋愛とか、現代社会のさまざまな呪縛から逃れて自由になる人々が主人公の短編集です。」 「この本によれば、『自由になる』っていうことは、結局『いかに独立するか』ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから」
0投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ短編集だけど、前話の登場人物が次話の主人公だったりみんなが同じ現実の中でそれぞれの物語を紡いでいた 自分の選択で幸せに近づけてよかったと思えた
0投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ軽く読めて良い。 ちょっと古い時代背景だが、女性が自分の人生に対して主体的に進めていく様子が描かれていて、読んでいて前向きになれる。 人におすすめしようとは思わないが。
0投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ某有名メーカーのドライジンジャーを彷彿とさせるカバー表紙が印象的な連作短篇集。 いろんな“独り立ち”があって応援したくなるし、新たなスタートを切った彼女達には共鳴できる部分も多い。 こういうのを読むと、なんか頑張りたくなっちゃうんだよなあ。 ある短編に登場した女性が次の短編では主人公として登場する。 これも「誰しもがほんのり繋がっている」という事を教えてくれてる感じがして良いよねえ。
1投稿日: 2025.12.27
powered by ブクログあの人は綺麗だな、素敵だな、私にはないものを持っているな。と、思っていても、実際はそうではない。逆に相手が同じことを思っていることもある。 目に見えているものが全てではなく、それぞれ何かしら抱えていて、他人をうらやましいなと思う気持ちがある。誰しも同じなのである。 そう考えると肩の荷が下りて、ふと気持ちが楽になる気がする。 隣の芝生は青いとは、この事なのではないだろうか。 読んだ後、曇り空のような心が、爽やかな初夏のように澄み切った。
0投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログ明日も明後日も頑張ろうと思える作品。 少しずつ繋がっていて、自分から見えるその人と、その人自身が思うその人は違うんだなと思った。
5投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログ短編集だけど、ある話で脇役だった人物が次の話で主人公になっていたりと繋がりがあるのが面白い。ただ短編なので、登場人物の心の動きとかは結構あっさりとした表現かなと思う。
4投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ前のお話しで、ちょこっと出てきた人が主人公となっている24のお話し。 うんうんと納得のいくものから、う〜んと同感出来ない物色々でした。
0投稿日: 2025.11.27
powered by ブクログちっちゃい子が転んだ時に、 明らかに甘えて泣いて、立てない!って言ってると、 負けた気がして、立てるよ頑張れって 言いたくなっちゃうんだけど、 ギャン泣きしながらでも自力で立とうとしてると、 偉いね、強いねって手を出しそうになってしまう。 みたいな感じで、 頑張れって言ってあげたい人達のお話。 我ながらまわりくどい。
7投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ人生初の1人海外旅行のお供に選んだ一冊。様々な女性の独立に関する短編集が綴られていて、背中を押してもらえる!
1投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ短編集で寝る前や移動中に読みやすい。 環境の変化って怖いこともあるけど、独立記念日と思えば前向きになれる気がする。
0投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ原田マハさんは、なんて温かい文章を書くのでしょうか 短編集だけど、前の物語でサブキャラだった登場人物に次の短編ではスポット当てている感じ好き 表では普通に見えて実は誰もが不安を抱えてるって感じで。 中には涙涙の感動ストーリーもあったなー 「独立」って1人で立つことと思いきや、「自分や自分のルーツを許す」こととか「誰かに頼る」ことでもあるのかなと考えさせられた 辛くなったら読みたい1冊
0投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログこれから先も読み返したいと思う本だった。 それぞれの主人公に独立記念日があったけど、どの主人公に共感して考えさせられるかは読んだ時の自分の状況次第で違いそう。 前の話の登場人物が次で主人公になっていて繋がっていくのが面白かった。 身近な人もそれぞれで色々な独立記念日があるんだろうな。
0投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ自分も好きな人とずっとひなたを歩いていきたい。 そのためには自分にも独立記念日が必要。 もう30歳になるのだから。
0投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ短編がたくさんあって、ちょっとずつ登場人物が絡むのが面白かった。 自由とは独立すること 自分のことは自分で何とかできる人でありたい。
0投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ短編集だが出てくる人がつながっていてよかった。 この人もこんな過去があったからこその言葉なのかな、と気付かされることが多かった。 この本は女性の「独立記念日」の本だったが、男性版も読んでみたい。 出てくる人物と関わりがある男性も多く登場したため、女性側だけでなく男性側の考えや気持ちがわかったらもっと面白いと思う。
0投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ短編集なので移動時間に読むのにちょうど良かった。 話ごとに繋がりがあって、一つ一つの作品に感動しましました。前向きなあたたかい気持ちになれました。
0投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ読書が苦手な方、これから始める方にお薦めです。短編って「物足りなさ」を感じる方がいらっしゃると思いますが、原田先生のこの本は「この先は自分で想像してみて…ポジティブにね!」と導いてくれるような一冊でした。短編集からの最後は伏線回収的な流れで最後まで読み尽くさなければわならない短編集です。
1投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログ短編集だがいろんな立場の人がそれぞれの形の独立をしていく物語がたくさんある。実は少しずつ繋がりもあって読んでいて面白い。勇気をもらえるし心が温まる本。プレゼントに良さそう
1投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ登場人物がつながっていておもしろかった。色々な背景、ストーリーがあるよな〜と読みやすい短編ながらも考えさせられた
1投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログ短編小説だけど、実は主人公が前の物語の脇役という構成で繋がりがあって面白かった また、人生誰もが主役だということが本を通して伝わった
1投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログ色々な年齢と立場の女性たちが、それぞれ痛みを乗り越えながら前向きに再出発する短編。あの時の人がここで出て来るんだ!!と後半になるに従ってさらにワクワクします。また読み返して温かい気持ちになりたくなる一冊でした。
2投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ私の手元にある本は表紙のカバー絵が現在のものと違います。 ゴッホの絵の写真です。 どれだけ積読状態だったのだろう。 日常の女性たちが主人公の短編集。 そして登場人物が数珠連なりになっています。「次は誰の話だろう」と想像しながら読むのは楽しかったです。 色んな年代の様々な立場の女性たち。 彼女たちの悩みや迷いが描かれていました。そして、そこから抜け出していく様子も。 穏やかであり、でも爽やかで、前を向く元気と勇気をもらえる素敵な作品でした。
32投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ原田マハさんの短編集。タイトルにある様に新たに前に踏み出そうとする女性が主役に描かれ、1つ1つ短めにあっさりしているけれど、登場人物が数珠繋ぎに繋がっていて面白かった。次は誰の話か予想しながら読んで、復習した。最初は川を越えて引っ越す女の子で、不動産屋さん、バーテンダー、学校の先生、報道キャスター、ネイリスト、精神科のお医者さん、受付嬢、花屋さん、漫画家、美容室の孫…次誰だったけなあ?と、忘れっぽい私にとって脳みそのトレーニングになったΣ(・∀・;) 『私の胸はときめいた。自由になるんじゃない。独立するんだ。ややこしい色んな悩みや苦しみから。-独立記念日-』 認知症で施設に入ろうとするおばあちゃんの「いなくなるんじゃくて独立するの」と言っていた『いろはに、こんぺいとう』が印象的でした。 2025.8
55投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログ短編集だからとても読みやすかった。「次は誰の物語だろう?」ってワクワクしながら読めました。 好きな物語は「缶椿」と「独立記念日」。 缶椿では、季節のお花をオフィスのトイレに飾る掃除のおばさん。トイレって働く人にとってはふと一息つける場所だから、そこに花があるだけで気持ちが和らぐだろうなって小説の話関係なく、わたしは想像して掃除のおばさん素敵な人だなって。 独立記念日では「自由になるとは、いかに独立するか」という言葉が印象的。 育児に追われて「自由になりたい」と思うことがある自分と重なって、本を読む時間こそが私にとっても“自由”なのかも!
29投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ24作の短編集。 さまざまな年代の女性が、仕事、恋愛、人生、友人関係、夫婦関係、親方関係、育児…さまざまな悩みから一歩を踏み出していく、『独立』。 どこにでもありそうな、何気ない話。 24の物語がゆるくつながっていく。 前の物語の脇役が次の物語の主役に。 みんな、それぞれ多かれ少なかれ、悩みを抱えているということか… 短編なだけに、それぞれの物語の先がどうなったのか、気になる… 少し物足りなさを感じる… 『バーバーみらい』のかこはどうなったんだろう… 漫画家になれたんだろうか… 『川向こうの駅まで』の菜摘とケンちゃんが『川面を渡る風』で、結婚したのはよかった。 お父さんも喜んでいるだろう。 多摩川を境に家賃が変わるのはわかる… 特に東急線は… ほっこりさせられた作品でした。
19投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ短編集だけどそれぞれ登場人物が、つながってるから読んでて面白い。 自由になるんじゃくて、苦しい、煩わしいことから独立するっていう考えに共感した。小さな独立を繰り返すのは大事かもしれない。
11投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ24編は少し多いですね。 前半は人生のヒリヒリした感じを味わう話が続いたので、こういうのが24あると読みづらいと思いましたが、希望ある話が出てきたり、前後で登場人物がつながっていくことに気づいたら面白さが格段に上がりました。
19投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログある章で脇役だった人物が次の章では主人公として登場する、リレー形式の連作短編×24(!) 生活環境の変化や日常の些細かつ厄介なしがらみ、嫉妬心、病気、様々な形の愛や夢などをテーマにたくさんの女性を描く。「独立」って色々なんだな、と言葉の意味の広さにしみじみ。
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ人生のさまざまな局面に立つ女性たちが、迷いながら悩みながら、それでも自分の力で一歩前に踏み出していく。そこにはいつも勇気ある決断があり、心温まる触れ合いがあった。ストーリーの最後、この女性たちは最高に晴れやかで凛とした表情をしているに違いない。きっと誰の人生にも、こういう本から力をもらえる局面が訪れるだろう。そんなときのために、いつも近くに置いておきたい一冊。
5投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ何人もの主人公が各々の人生の中で、小さなきっかけから大小の決断をして、前向きに歩いていく姿に勇気をもらえた。前を向いて強く歩んでいく女性が好きだから、読んでいて力をもらえるし、私もしっかりと前を向いて歩いて行こうと思えた。 「青くもない幸せの鳥」というフレーズが心に残っている。素敵な心を持った人たちのそばには素敵な人が集まるんだろうな。
0投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自由になるということはいかに独立するかということ。短編集で、一人ひとりの物語を通して独立、自立していく様子を通して、さまざまな「独立」があることを表現されていた。 短編集だが、一つの世界線でのお話だったため、個人的に最後のお話にとても興奮した。 私はこの本を読んで、自由と独立と孤独の差異はあまりないのだと感じた。自由を求める一方で孤独になることは嫌がるが、独立することで自由を手に入れられるなら、それは孤独になっていくことにも繋がってしまうのだと思う。ただ、誰かに依存して、その誰かに縛られて生きることは耐え難いため、「自立した人間」を目指したい。
3投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ少し読んでは時間が空いて、また読み始めて、時間空いて、、っていう繰り返しでゆっくり読んだ。登場人物何人かいて、その一人一人の「独立」の話なんだけど、一つの世界で繋がっているから(マルチバース的な)、多角的に世界を見れるのが面白いなと思った。わたしが買ったのは装丁がゴッホの文庫版で、正直ジャケ買い&タイトル買いだったけど、意外に最近読んだ本の中でも、これはずっと手元に置いておきたいなと思える作品だった。他の原田ハマさんの作品も読んでみたいなと思います!
2投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログ皆壁にぶつかるけれど、立ち上がっていく様が良かった!読み応えのある小説だった!「独立記念日」というタイトルもインパクトがあっていい!
8投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ出てくる人々が愛おしくて、心に置いておきたいようなストーリーが沢山集まった短編集だった。 話の中で出てくる人が次の話では主人公になっていて、それに気づいてからは次はこの人かな?と思いながら読んだ。 誰にでも色々な事情や考えがあって、側から見たら分からない問題を抱えて生きていたりする。 それでも前向きに進んでいく女性達に元気をもらえた。いろんな「独立」があった。 私ももう少し頑張ってみようと前向きになれる本!
2投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログすごくよかったほんわか! さいごの解説も✨ ↓ 人生はままならないものだから、落ち込むことはたくさんある。でも、ほんのちよっとの気づきが、ほんの一歩を踏み出す気が、見える景色をがらりと変えてくれることがある。この短編集は、そんな幸福な瞬間のアソートボックス。 本書は月刊文庫「文蔵」で二〇〇七年十月号から二〇〇九年九月号まで連載され、二〇一〇年に単行本にまとめられた「インディペンデンス・ディ」の文庫化作品。迷いや悩みを抱えた幅広い年代の女性たちの、人生のひとときを鮮やかに切り取った二十四の短篇が収録されている。彼女たちが抱える問題は、恋愛や結婚や進路、キャリアといった多くの人が共感できる悩みから、いじめや大切な人の喪失、自身の病気といった深刻な問題までさまざま。ただ、どれも「そんな思いをしたことがあったな」あるいは「こういう体験をしたら自分ならどうするだろう」と、自 身に引き寄せて考えられるものばかりだ。親しみのもてる登場人物たちが、閉塞した日常生活に風穴を開けたり、辛い過去と訣別したりして、人生のリスタートをきっていく。タイトルからも分かるように、本書には登場人物たちそれぞれの「独立記念日」が描かれているのだ。では、”独立”とは、いったいどういうことだろう。 では、「独立」とは、いったいどういうことだろう。誰かが独立した、と聞いてイメージするのは会社を辞めて起業したり、親元を離れて経済的に自立したりすることだろう。でも、本書での意味合いはちょっと違う。このなかの、その名も「独立記念日」という話に、短タイトルと同名の小説についての説明があるが、それがこの作品全体についてもよく表していると思う。「ひと言で言うと、会社とか家族とか恋愛とか、現代社会のさまざまな呪縛から逃れて自由になる人々が主人公の短編集です」 「この本によれば、「自由になる』っていうことは、結局「いかに独立するか」ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから」そう、本書の主人公たちは、自分たちを職屈にしている悩みから、精神的に自由になっていくのだ。いつのまにか心の中で負担になって知た何か、自分の心を支配していた何かから解き放たれていくのである。時には、傍から見たら決して幸せな変化とは思えない場合もある。でも、それすらも、前向きにとらえることは可能なのだ。「空っぽの時間」という一では、失業してしまった男性が、主人公の言葉で気力を取り戻す場面がある。彼女はこう言ったのだ。「楽しみじゃない?一から始められるなんて。すごいじゃない?誰にも頼らないなんて」なんてたくましく、なんて頼もしいのだろう。もちろん、この一言で状況が好転するわけではない。しかしこの言葉から得た活力は、きっと彼の今後の人生を大きく変えていくに違いない。 たくさんの独立”のケースが収録されていることで、私たちは仕事や恋愛、結節や育児、老いなど人生のさまざまなステージとそれにともなう悩みや送いを追体験していくことができる。共感できる誰かを見つけることもできれば、こういうことで悩む人もいるのか、と気づかされることもある。また、どれも個別のエピソードではあるものの、ある話で脇役として登場した女性が次の話の主人公になっていく作りで、短篤同士がゆるやかにつながっているのも特徴的だ。東京近郊の話も多いが、静岡や北海道が舞台の短備もあり、同時代に、いろんな場所で、前向きになろうとしている女性がいると感じさせてくれる。さらにいうと、”“独立”を果たすのは主人公とは限らない。「いろはに、こんぺいとう」では主人公ではなく七十五歳の母親が、彼女なりの形で“独立”しょうとしている。「メッセンジャー」では、花の宅配業者が、北東の届け先の女性の決断を知ることになる。「甘い生活」では、失恋して妬みと嫉みにがんじがらめになった女友達が、さっぱりと立ち直るまでを視点人物が見守っている。 つまりは苦しんでいるのも、頑張っているのも、自分だけではないと本者は一全体で教えてくれているのだ。こちらから見たら充実した毎日を送っていそうな隣人だって、何らかの問題を抱えているかもしれないし、それを乗り越えようとしているかもしれないのだ。辛い時というのは孤独を感じたり、不幸なのは自分だけだと思い込んでしまうこともある。でも実はみんな一緒。みんな頭張ってる。そうした見えない共感で、自分と周囲の人をつないでくれる一冊なのだ。浜田マハさんの小説には、悩みながらも前進していく女性が多く登場する。本書のように女性たちの人生の転機を鮮やかに描き出せるのは、彼女自身が何度もそうした経験をしてきたからだろう。キュレーターとして活躍した後、二〇〇六年に「カフーを待ちわびて』で第一回日本ラブストーリー大賞を受賞して作家デビューを果たした著者だが、作家になるまでの遍歴を説明すると、それだけで紙幅が尽きてしまう。決して順風満帆というわけではないのだ。 その行動力には驚かされる。例えば広告プロダクションを退職し、仕事を探していた頃、たまたまオープン準備中の美術館を見つけて飛び込みで「雇ってください」と自分を売り込み、そのまま採用されたという。その後、アートマネジメント学校のディレクターとしてほぼボランティア状態で働いていた頃、見学に来た大手企業の新規事業室に自分を売り込み(インタビューでおうかがいしたところ、そこから慌ててプレゼン内容を考えたとか)、プレゼンが成功して中途採用が決定。働きながらも「キュレーターの勉強をしたい」と感じ、早稲田大学第二文学部の学士入学の試験を受け見事合格、会社勤めをしながら通学。ほかにも仰天のエピソードがもりだくさん(経歴を詳しく知りたい方は、著者自身による公式サイト http://haradamaha.com/ の「ブロフィール」のページをどうぞ) この作品で描かれる女性たちの行動や決断のリアリティと説得力は、作家としての力量はもちろん、ご本人がこうした瞬間を幾多も味わってきたから生まれている。つまり、ここで描かれていることは絵空事ではないのだ。もしも今そばに日常生活に鬱屈した思いを抱えている人がいたならば、こんな瞬間はあなたのところにもきっとやってくるよ、と伝えながら、本書を渡したい。 人生は長い。立ち止まることはたくさんある。それでも、小さな“独立”を繰りかえしていくことで、目に映る世界は少しずつ輝きを増していく。なによりも“独立”を果たした時、きっと今までよりも少しだけ、自分のことが好きになっているはずだ。悩み、それでも頑張っている人たちに、自分を好きになってあげていいんだよ、と言ってくれるような短編集。すべての女性たちに、いや、もちろん、悩める男性たちにも、プレゼントとなる一冊である。
2投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログなんだか色々なことに疲れたとき、本屋さんでふと目に入って、購入した一冊。 読んだ人の感想も、あらすじも、何も知らなかった。 この本に登場するたくさんの女性たち。 彼女たちは、それぞれ迷いがあって、それぞれ苦しんでいた。仕事、友達、恋人、家族、、。日々の悩みが尽きることはない。 それでも、それこそが人生なのだと気づかせてくれた。悩んで、苦しんで、取るに足らない勇気を胸に進んでいく毎日。本当に小さな一歩かもしれないけれど、確実に次へと進んでいく毎日。 懸命に生きるからこそ、出会える人がいる。 救われる言葉がある。 助け合える人がいる。 そんなことを教えてくれた。 「独立」。物事の大小にかかわらず、一歩踏み出すことをそう呼ぶのだと思う。 疲れているのは私だけじゃない。 頑張っているのも私だけじゃない。 誰もが孤独を宿している。けれど、その寂しさが私たちを繋ぎ合わせている。 そんな風に思える一冊でした。 何かを変えたいと思ったとき、何度でも読み返そうと思います。私の人生に灯りをくれるような、大切な一冊に出会うことができました。
0投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログ24つの短編集。 毎話、独立していく主人公を見て前向きで爽快な気分になれる。 多くの人が辛い事に対面しながら生きていくと思うけど、自分はその度に乗り越えて、独立をして、自分の足でこの道を歩んでいきたい。 幸せになる事も大事だし、それと同じくらい自分の足で歩んでいる感覚を持つことも大事だ思う。
0投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログ短編集だった。知らないで読み始めた。 登場人物が繋がってく短編集って覚えてられないから得意じゃない。 オチとかがあるようなやつじゃなかったからか、そんなに面白くなかった。 日常系そんな好きじゃないかも
0投稿日: 2025.07.24
powered by ブクログなんだろ、自分にも人にも優しくなれる作品たちだなと思う。 感情が揺さぶられる、みたいな程じゃないんだけどマハさんの作品らしい優しくて、温かな感じ。 這い上がるとか勢いある感じじゃないけれど、どの作品にもまた踏み出すみたいな優しさと、しなやかな強さみたいなのがあって染み渡る。 24の短編集で様々な人生を覗かせて貰った様な気持ち。 ただただ強いだけじゃなくて、弱さや脆さ、時にはズルさなんかもあって人としてこうやって悩んだりして、ぶつかって生きていくんだよな、を思えた作品たちだった。
2投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ「ひと言で言うと、会社とか家族とか恋愛とか、現代社会のさまざまな呪縛から逃れて自由になる人々が主人公の短編集です。」 「自由になる、って言うことは、結局、いかに独立するか、ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから」 私がこの本を手に取ったのは、忘れもしない、ぽっかり空いた穴を必死に埋めようともがいていた頃。 「独立」を「記念日」にしてくれる本を見つけた。 私を奈落の底に落とそうとしてくる穴を「独立」と呼べる日が来るのかもしれないと、いつも温かい言葉を紡ぐ原田マハさんならきっと私の気持ちに整理をつけてくれるのではないかと、勇気をもらうために連れ帰った。 何度も、何度も何度も何度も、死にたいと思った、穴に落ちてしまいたいと思った、そんな心を温かいカフェラテで満たしてくれたのはこの本だった。 こんなに泣ける短編集は初めて。こんなに全部好きだと思った短編集は初めて。 私の穴は、埋めなくてもいいのかもしれない。許さなくてもいい、無理矢理埋めようとする必要はなくて、時と経験を経ていつの間にか何かが溜まって浅い穴になってるのかもしれない。それでいいんじゃないか、無理に信じたり、無理に他のもので埋めたりしなくても、前を見て自分の信じたいものをなるべく信じていこう。 そう思った。 私も独立したい。でも記念日にならないだけでいつの間にか独立しているのかもしれない。
2投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログこの本で描かれている『独立』の意味を理解すると、『記念日』と併せてつけたタイトルの完成度に感心した。道標になる言葉。お守りとして大事にしたい。
8投稿日: 2025.07.02
powered by ブクログ私たちは小さな独立宣言を繰り返しながら生きている。何かから、誰かから、手を離して自分の足で立ち上がって小さな、大きな1歩を踏み出しす選択を繰り返していくのが人生なんだと思う。 時には誰かに頼ったり目をつぶってうずくまることもあるけど、時間や誰かの存在がまた目を開けて立ち上がる力をくれる。 私も誰かにとってのそういう存在になりたいし、どんなに八方塞がりに思える時でもいつか立ち上がる力が自分にはあるんだと信じてあげること諦めないでいたい。 人間はとても弱くてとても強い。
1投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ家族が勧めてくれたので手に取った。短編集だとは思っていなかったのと、その一つ一つの短編が思ったよりも短くて、読みやすかった。でも、短編集って苦手なのかも。それぞれの話が少しだけつながっているので、途中から「この人次の話に出てくるんだろうなあ」と思いながら読むことになったのが少し煩わしかった。
0投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ登場人物が数珠繋ぎに主人公になっていく短編集。一気に読んでも、時間がある時に少しずつ読み進めても楽しめると思う。
0投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログ好きです。 とにかく色んな女性が出てくる。 色んな生き方があって、色んな葛藤があって、色んな頑張り方ってものがあるのだよね...。 何回も涙出てきた( 笑 ) アナウンサーの女性のお話が中でも心に残ってる。 私はこのアナウンサーのようなことはしてないけどw でも大切に想ってくれる人がいる幸せは一緒に噛み締めた。
1投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ去年から仕事に対するモヤモヤを抱えていて、ちょうど仕事を辞める決意を固めたところでした。本屋で「独立記念日」のタイトルに惹かれてこちはの本を手に取りました。短編集なのですが、それぞれの話で登場人物の心の独立を追体験できます。独立は劇的なものではなく、日常の流れの中にあって、不安や悲しみ、嫉妬、さまざまな気持ちを抱えながらも一歩前に進むことにあるのかなと、こちらの本を読んで感じました。自分の選択に対して不安な気持ちは常に付き纏っていますが、これもわたしの一つの「独立」なんだと、頑張ろうと思える良い本でした。
1投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログーー独立記念日。 独立って、ただ自由になることだと思っていた。けど、そうじゃなかった。この本を読むことで、独立の意味を改めることができた。 人生色々あるけれど、ほんの小さな一歩でも前に進むことができれば、それは独立記念日にしてもいいんじゃないかなって思えた。どんなに小さなことでもいい。 今、立ち止まっている自分にぴったりの本でした。
0投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログ24編からなる短編集。どの作品も女性を主人公に人生の岐路に立った時、悩んだ時などを描きながら、登場する女性たちにエールを送る。 ここに登場する女性たちは、皆、問題を解決しながら前向きに歩み始める。どの作品も、悲しいこと、辛いこともあるが最終的に明るい終わり方をする。 また、それぞれの作品の登場人物が他の作品の主人公であったりして面白い。作品構成の妙だ。
1投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログ好きな本でした。 しりとりみたいに優しさや決意やそれぞれの幸せがつながっていく短編集 何もせずにいたら沈んでいって、周りがキラキラして見えたり自分が卑屈になってっちゃったりするのかも 幸せっていつもすぐそばにあるものだから、不特定多数に目を向けるんじゃなくて、大切なものをしっかり見つめて自分のしあわせを掴んでいたい そりゃ生きてたら色々あるけど、ときには割り切ることも大事、諦めないことも大事、幸せに置いていかれないように人生前に進んでいきたい
1投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ物語にチラっと登場する人が次の物語の主人公に、、、って感じでゆるく繋がっている短編集。 様々な年代の女性の独立を描いていて、環境や状況は違えどちょっと背中を押してくれる。 自由になるって独立することなんだと、なんかしっくりきたな。
0投稿日: 2025.05.28
powered by ブクログ主に20代の社会人の女性が、それぞれの出来事をきっかけに成長し自立する話の短編集。どの話も軽く読めて読後感が爽やかだった。
0投稿日: 2025.05.26
powered by ブクログどの短篇もも心が温かくなりスッキリする。話は繋がっているけど、次の物語の邪魔しない。一歩踏み出してみようと前向きにさせてくれる…!
0投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログ人生のどのタイミングで読み返しても、きっとその時に必要な栄養をくれる本。いつでも自分の選択を肯定してくれる本。すごく素敵な本に出会えた。
0投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ独立とはいっても、ほんの少し、一歩を踏み出してみること。すべてはそこから始まる。とてもいいと思う。前向きな気持ちになれる一冊。
0投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ独立することは勇気がいることだろうけど、きっと前の自分よりもちょっとだけ自分こと好きになれるだろうな。 これからも小さな独立を繰り返して、好きな自分になりたい。
0投稿日: 2025.05.19
powered by ブクログなんて、重厚感があって濃厚な一冊なんだ…! こんなに濃くて心に刺さりまくる短編集を初めて読んだ。これは、私にとってお守りになる大切な一冊。 自由になること、独立すること。苦痛から、恋愛から、仕事から、社会から、自分から… 悩める人みんなに読んでほしい。そして私もまた、生きていく中で何度も読んで勇気をもらいたい。 この本のタイトルも、内容も全てがそれでないといけないみたいに、ぴったりとハマっている。
2投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ短編集だけど、登場人物が繋がっている話があって、興味深く読めた。 生きていると孤独や挫折、辛い出来事があったりと思う様にいかない。悩みながらも一歩前に踏み出し、人生の再スタートを切る。その日が「独立記念日」だ。 それぞれの話は共感出来るものが多く、悩みながらも前向きに再スタートを切った人々にエールを送りたくなる一冊です。
8投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ独立すること。 それは、どんなことにも言える。 小さいこともそうだし、大きく環境を変えたとかもそう。 私は独立をこれまでどれだけしてきたのだろう。そしてこれからどれぐらいするのだろう。 その時に、自分の力だけで独立ということはできないことをわすれないようにしよう。
1投稿日: 2025.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちょっとずつ繋がっている短編集。 大きな出来事ではないけど、 日々のちょっとしたきっかけで、 独立していく人たちの話。 よかった。
0投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログ色んな人が精神的に独立する記念日の話。特にどの話が印象に残ったとかは無いけどほっこり系。最後短編の登場人物が繋がってそれぞれ社会で生きているのだなってなった。
0投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログ今まで読んだ短編集で24もお話が入っていたのは初めてだったかも。 私はタイトルになっている「独立記念日」が好きでした。 昔はあんなに本を読んでたのにすっかり読む余裕がなくなってしまったなという時期が私にも数年ありました。 「独立」と聞くと行動面での「自立」の意を思い浮かべがちです。1人で頑張るとか。 本書が伝えたい「独立」は、心の「独立」。 「自由」や「解放」がぴったりな清々しいお話ばかりです。 それぞれの短編の登場人物が次のお話に繋がっていて、人の数だけドラマがあるとあらためて感じます。
1投稿日: 2025.04.18
powered by ブクログ人と人との温かい繋がりを感じる優しい短編集。 世の中には色んな人がいて、それぞれの悩みや苦しみがあるけれど、周りの人にも支えられながら皆必死に生きているんだなあと改めて感じた。 街ゆく人々の人生に思いを馳せたくなるそんな小説。 終わり方に原田マハらしさを感じた。 「自由になるとは悩みや苦しみから独立すること。」 好きな話 ・いろはに、こんぺいとう ・ひなたを歩こう ・独立記念日 ・まぶしい窓 ・川面を渡る風
2投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ原田マハさんの作品はいくつか読んだけど、悲しいことにわたしには合わないみたいだ泣 読みやすい、けどハマれない...
1投稿日: 2025.04.11
powered by ブクログそれぞれの独立記念日、自分のこれまでの岐路で選択した独立を重ね合わせてじんわり、さめざめ。そして今、仕事の新人から少しずつ独り立ち出来るようになったタイミングでの読了。巡り合わせに、寄り添う私の物語に。ゴッホの装丁が美しい。大切なポストカードと共に。 (2022年10月13日読了)
2投稿日: 2025.04.04
powered by ブクログ旅に持っていき、帰路に一気読み。そして、ゆっくり、繰り返し、読みたくなる。魔法使いの涙と独立記念日が好き。子育ては、幸せなはずで、周りは皆、出来てるのに、何で私だけ上手く出来ないのかと悩んだなぁ。まだ、話せない子供に八つ当たりしたり、一緒に泣いたりした。まだまだ、子育て途中だけど、子育ての孤独が過ぎ去ると、自分にとって大切な人間関係が見えてきて、少し強くなれる気がしてる。
1投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログ自由になる というテーマは、嫌な人から離れる話が多いように感じて好きになれない部分もあったけど、何気ない暮らしの中で今まで自分を縛っていた思い込みや考えから脱するということもまた、自由になることなんだろうなと思い、自分はどうだろうかと見つめ直すきっかけになった。 ストレスフリーになりたい…。 ひとつひとつの物語が短く、もう少し長ければいいのにって少しだけ思ってしまった。
8投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ短編集だけど、ところどころ話が繋がってて、読み返しながら読んだ。 隣の芝は青く見えるってよく言うけど、そう見えるだけで、それなりに悩みをかかえてるもんだよなぁ。って改めて思った。
1投稿日: 2025.03.26
powered by ブクログ短編集もりもり! 全話それぞれの主人公の、それぞれの人生における独立記念日が描かれている。親から、彼氏から、トラウマから、邪念から、自身の幼い心から、固定観念から、意地っ張りから、本当に様々な独立の瞬間に立ち会うことができる本。自分も一歩踏み出そうと勇気がもらえる本。全話感動するし、もしかしたら今隣にいる人のお話なのかもって思えちゃうほど日常の些細な描写ばかりで、終始穏やかな気持ちと、小さな幸せを一緒に見つけられた気持ちを感じながら読み進めることができましたとてもお気に入りです!
1投稿日: 2025.03.24
powered by ブクログ「ひなたを歩こう」で、ひなたを歩くことが得(徳)という考え方が面白いと思った。日常の中に幸せを導き出していく感じが心に刺さった。
1投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログ時折涙しながら読了。みんな悩みながらも日々を頑張っているんだと奮起させられる一冊。 また心がぐらついた時に読みたい。
0投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログ短編集。読み進めていくと連作になっていることに気づく。脇役として登場した人物が次の話で主人公になったりと角度を変えてゆるやかに繋がっていく。原田マハさんの作品はいつも前向きな気持ちになれるけど、この『独立記念日』はとくにそう。装丁デザインにもゴッホの花咲くアーモンドの木の枝が使われていて清々しい(ブクログ上では違うデザインが表示されているけど)。 以下、とくに心温まった印象的な作品。 「いろはに、こんぺいとう」 「魔法使いの涙」 「名もない星座」 「缶椿」 「独立記念日」 「まぶしい窓」
2投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログお友達におすすめしてもらって初めて読んだ 原田マハさん! 様々な人の人生の少しのステップアップを描いていて、明るい気持ちになった。 特に、お花を届けるお話と、床屋さんのお話が印象に残った。 短編でとっても読みやすかった! 手元に置いておきたいなと思った1冊。
1投稿日: 2025.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
軽い気持ちでサクサク読める連作短編集。 帯や表紙のゴッホの絵から想像していた読み味とはちょっと違っていました。二十四編もあるので、どうしても各編の終わりがギュギュッと詰め込まれた感じになるというか、もう少し余韻のある終わり方の方が好きだったかもと思いました。 元気で溌剌とした女性が登場することが多く、そうでない自分は共感しづらいなあと思う部分もありましたが、自分が今置かれている状況が変われば、読んだ印象もまた変わるのかもしれません。 お話の中では『バーバーみらい』が好きでした。
2投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログやはり、マハさん!短編がひとつずつ繋がって行き、最後最高のハッピーエンド。「独立記念日」に意図が集約。「『自由になる』ってこのは、結局『いかに独立するか』ってこのなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから」 最初ちょっと短編過ぎて物足りないなと思いつつ、ひとつひとつ短編に出てくる脇役の人が次の主人公となっていることに気づき、次は誰かな?と楽しみになります、これはきっと最後繋がって一周するのかな?と淡い期待を持ちつつ…途中から涙が止まらず、やはり、最後期待を裏切らず繋がっていく。 もしかして、人生の出会いもこうやって繋がっているのかも。 定年になって、仕事が終わるときも、独立記念日だなと思う。
2投稿日: 2025.03.05
powered by ブクログほっこりあたたかくて、背中を押されるような気持ち、なんでか目頭が熱くて涙がこぼれそうな気持ちになった。長い小説を読むのが苦手だけど短編集だからすごく読みやすくて、それぞれが繋がっていて、人と人が繋がって繋がって、帰ってくる、、人生頑張ろうと思った
1投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログ短編集として複数の人生を描いており、色鮮やかな文章で引き込まれる 困難に直面しても、人との関わりを通して活路を見出す様に勇気をもらえた 心が温かくなるし、前を向きたいときに本当におすすめ
1投稿日: 2025.03.04
powered by ブクログ家族や大切な人に会いたくなった。 「いろはにこんぺいとう」 読みながら思わず泣いてしまった。認知症が進む母を抱えながらも、仕事を辞める決断ができない千鶴。母の優しさが本を通して伝わってきて、自分の母に会いたくなった。 「まぶしい窓」 ささやかでも幸せな家族だが、夫が末期がんであることが判明し、保育士の仕事を辞める侑子。出産後に夫の反対を押し切って働いてきたが、看病のため退職したことを夫に告げる。すると夫は反対を押し切って働きたいと言った侑子の、自分でも覚えていなかったほどの決意がかっこよかった、そして、自分が帰宅したときに家の明かりがついている幸せがあったらいいな、と反対してしまったこともあわせて告げる。何気ない夫婦の幸せってこういうところにあるのだろうな、そして、夫がその明かりを見ることがもうできないことを思いまた涙してしまった。 著者の作品は、想像力を掻き立てられる。 特にこの作品では家族愛が本当にあたたかく描かれており、それはさりげない描写にこそ感じられるように思う。涙が止まらなかった。 「独立記念日」というタイトルで、「独立」とは登場人物たちが現代社会のさまざまな呪縛から逃れて自由になることを指している、とのこと。 毎日何かに縛られがちな世の中で、少しでも生きやすくいられる人が増えることを願う。
1投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログ短編集。ひとつ前のお話で出てきた誰かが、次のお話の主人公になっていました。一番心に残った話は「真冬の花束」。「生まれてしまったのだから、命が尽きるまではとにかく生きればいいじゃないか」。 どの主人公が抱える悩みも、なんとなく共感できた。
0投稿日: 2025.02.25
powered by ブクログ恋愛や、結婚、離婚、仕事、挫折や別れ。様々な登場人物が悩みながら新しい再スタートを切る。数珠繋ぎで描かれる独立をテーマにした短編集。 独立って聞くと、自力で生計を立てたり、他から干渉されないような表面的な内容をイメージしていたけど、目には見えない心の呪縛や負担から解き放たれることなんだなと思った。 “自由になるってことは、結局『いかに独立するか』ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから。” 落ち込むことはよくあるけど、ほんのちょっとの気づきが、見える景色をガラッと変えてくれる、 そう教えてくれる本でした。
1投稿日: 2025.02.20
powered by ブクログリレー形式って気づくのが遅かった 読み返したい笑 みんな独立して前に進んで行くので 気持ちがスッキリする本
0投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ24の短編集。ストーリーでふと出てきた登場人物が次の主人公としてストーリーが進むのが読みやすかったです◎ 結婚や恋愛、友情や仕事、子育てなど日々辛い思いを背負っている主人公が、その苦しみから独立するお話。 一編5分くらいで読めちゃうので時間ない方にもおすすめです❕
0投稿日: 2025.02.10
powered by ブクログ15頁ほどの短編で読み手の心をひきこみもう少し読みたい欲求を次の章にリンクさせていくのは流石です。序章と終章が起と結になっているのもぐっときます。幸せの青くない鳥から独立記念日のリンクはいいですね。やはり原田マハさんは素晴らしい。
0投稿日: 2025.02.10
powered by ブクログ前のお話ではなんともない人が次のお話では主人公で、悩みを抱えてての繰り返しの構成。 なんともないようにみえても、実はみんな悩みを抱えてるんだ、悩んでるのは自分だけじゃないと励まされた!
7投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログそれぞれ登場人物が異なるアンソロジー形式、次の短編に前の作品で登場した人が少し出てくるのが面白かった。自由になるのは、いかに悩みや苦しみから独立すること、という考えが良い。
0投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログ一気にぐわーっと読んでしまった、それぞれの短編集の主人公が一生懸命生きて、それぞれの独立を重ねていくのが魅力的。 物語で一瞬出てくるような一見関係のない登場人物が他の物語で主人公をしていて、日々関わっている人にもそれぞれ人生がある事を痛感。
0投稿日: 2025.01.06
powered by ブクログずっと気になっていた本で読めて良かったです。 様々な環境の中でどんな人でも日々もがきながら、壁にぶつかりながら生きている姿に共感しました。 明るく輝いて見える人でも、何か苦悩を抱えていたり、そんな中でもささやかな希望を見つけながら、生きていることに元気づけられます。 あとは日常は全て繋がっていて家族や、友人、知り合いに助けられながら、支え合って生きているということにも気付かされました。
0投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ表紙のフィンセント・ファン・ゴッホ「花咲くアーモンドの木の枝」はフィンセントの弟テオへ、新しい生命の誕生を祝って送られた絵である。 「生命の誕生」と「人々の独立」どちらにも「人間の強さ」がよく現れているところが共通点だと思う。表紙までもが物語との繋がりを表現するよう考えられていて鳥肌が立った。 新しい環境へ1歩踏み出すとき、通勤、通学など憂鬱に思ってしまう時間を彩ってくれる1冊であり、 友人、恋人、家族、自分の好きな人におすすめしたい1冊。 原田マハさんがとても好きになりました。
11投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログ辛い時、落ち込んだ時に読んだら勇気をもらえる短編集。 ・「自由になる」とは、悩みや苦しみから「いかに独立するか」 ・「楽しみじゃない?一から始められるなんて。すごいじゃない?誰にも頼らないなんて」 悩んで、自分なんてダメだって落ち込むこともあるけど、そんな自分でも気づかぬうちに、名前も知らない誰かをちょっとだけ幸せにしてるかもしれない。 自分に勇気をくれた誰かも、実はたくさん悩んでるのかもしれない。 そう思ったら励まされるし、悩む人生も愛おしい。
0投稿日: 2024.12.20
powered by ブクログ短編になっていてとっても読みやすいし、すこし前の話とつながっていて読んでいて面白かった! いろんな女性の仕事、恋愛、家族などいろんな形の独立の話で前向きな気持ちになれる本。何度も読み直したい。
16投稿日: 2024.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おでき取れちゃった。って言葉凄く好き‼︎ 短編で読みやすいし繋がっていて、それぞれのその後が見えるのが嬉しかった。
11投稿日: 2024.12.16
powered by ブクログタイトルの良さと表紙で期待が高まってたのもあって、よりがっかりしたのが事実 何よりラスト雑すぎるやろ〜〜? もっとなんかできたやろ〜〜〜?? マハぴはもっとやれると思う(どこ目線?)
2投稿日: 2024.12.14
powered by ブクログ様々な環境から独立していく話。喜ばしいこともあれば悲しいこともある。皆それぞれ旅立っていく、成長していく。背中を押して欲しい人に。
3投稿日: 2024.12.06
powered by ブクログ自由になりたいって、学生の頃たくさん思っていたけれど、最近はそう思うことがなくなったことに気づいて、 私にもたくさん独立記念日があったことを思い返した。 独立するっていうのは、何かから離れるだけではなくて、受け入れたり、前に進んだり、認めたりすることなんだなと思った。 たくさんの短編集のなかで、視点を変えながら全体のストーリーも感じられて、身の回りの裏側に触れられたような気持ちにもなり、 原田マハさんの小説らしく、終始温かかった。
3投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ24編からなる短編集。 様々な悩みを持つ女性たちが一歩前に進む、そして独立していく姿を24ものエピソードで表しています。 しかし、自分としては24は多い(笑) もうちょっと減らして、1個ずつを濃くしてくれればいいのに。 24編の中で、いくつかは、連作の様に関連しています。 主人公だったのが、こっちではわき役で..みたいな感じ そういう描かれ方は好きですね。 さすがに24編すべてにコメントできないので、本作の主題となった「独立記念日」にコメント。 独立ってどういうか?って思って読み進めていたところの、後半でこの章が出てきました。 「会社とか家族とか恋愛とか、現在社会のさまざまな呪縛から逃れて自由になる人々が主人公の短編集」 「自由になるっていうことは結局いかに独立するかっていうことなんです」 なるほど..そういうことね ハートフルで心温まる物語でした。
120投稿日: 2024.12.01
powered by ブクログ初めての原田マハさんの短編集 読むべきタイミングでこの本を読めたと思う わたしもわたしだけの小さな独立を集めながら、自分と周りの人を大切にして生きていきたい やっぱり原田マハさんの作品、すごく好き
3投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログ会社とか家族とか恋愛とか、現代社会の呪縛から逃れて自由になる人々が主人公の短編小説。 とても心地よい小説。
0投稿日: 2024.10.17
