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天使がのぞきみ―英国貴族と領民たちのひみつ― 1
天使がのぞきみ―英国貴族と領民たちのひみつ― 1
もとなおこ/秋田書店
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

     19世紀末の英国の(おそらくは架空の)地方に現れた少女・シャーロットと、その伯爵領の令息令嬢にまつわる物語シリーズの第一巻である。  この一巻だけでも、天使がのぞきみしているだろう謎が少しずつ開示され、わりとテンポ感よく物語は進行している。  入れ替わりの秘密を秘めながらのヴィクトリア嬢の死という悲劇と、ヴィクターによるシャーロットへの愛の告白。なんとなく読んでいて読み飛ばしかけたが、おおむねここで展開されているのは耽美の世界である。  このシリーズの最大の魅力は、おそらくは19世紀末の英国をつぶさに描こうとする描写の美しさだろう。  ハニーヴィレッジタイムズに勤めることとなったシャーロットの印刷技術や、伯爵宅周辺の自然の美しさ、パーティドレスの意匠、あるいはここまでくる足となった蒸気機関車。そうした諸々の描写こそがメインに違いない。  その辺の内容も加味しつつ今回は星四つ半相当と評価している。

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    投稿日: 2018.03.17
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    この表紙も男女入れ代わってるよね?(現在、表紙絵は表示されてないけど)本当はどっちなのか読んでいて考えて立ち止まることしばしば(笑)。あれ?もしかしてこの双子、それぞれ同性が好きなの?ちょっとドキドキしちゃう(/ω\)

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    投稿日: 2017.09.19