
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても素晴らしい本でした。特に心に残ったことが2つある。1つは「読書は著者との対話」。ありふれたストーリーだとしても、あえてそれを書いた理由があるはずである。それを読み取るのが読書。ただ物語を楽しむだけではない。2つ目は「すなおに読む」。読み進める中で、著者の思想が示されていたり、著者に対して好悪の感情が芽生えることがある。しかし、これは読書にとって不要である。読破してから評価すべき。読む途中に好悪の感情がチラついていたので、意識しないように心がけようと思う。
0投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログおー、橋爪大三郎さんが読書についての新書を出したのかー。橋爪さん、20世紀末頃糸井重里とかとよく深夜テレビに出てたなー。構造主義についての新書、学生時代に読んだなー、じゃあ久しぶりに読んでみっか、程度のノリで手にとった。 内容はいたってまとも。でも別に新たに学ぶことはなかった。かといって、反対したくなるようなことが書いてあるわけでもない。あえていうと、例としてLGBTの話題をあげる箇所があるんだけれど、当事者としてあんまり気持ちいいとりあげ方じゃなかったな。あと、大著者というのは、社会学者の橋爪さんにとってはあの人たち、ってだけであって、各々が自分の専門性や関心に基づいて選べばいいんじゃないかなー。
1投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ基礎篇の1〜3章は、読まなくていいな。 応用篇の4章、5章が、この本のキモだ。世の中に多くある「本の読み方」本とは一線を画する。橋爪大三郎の本はハズレがない。 4章。まずはトピック・センテンス・メソッド。最初からやけに改行の多い本だなと思っていたがそういうわけか。この本の仕掛けの種明かしでもある。 次に著者の思想の「構造」「意図」「背景」。具体例として、マルクスとレヴィ・ストロースの解説がある。これが滅法わかりやすい。著者によれば、『資本論』の構造は数学、意図はリカードへの対抗、背景はヘーゲル弁証法。資本論だけで一冊書いてくれないかな。 5章。「本を覚えるのではなく、本のことを覚える」。至言だね。ぼくも読書メモ作る癖がついちゃってるけど、結局メモなんか見ないもんな。 6章〜8章は普通の「本の読み方」本とそんなに変わりがない。暗記重視の学校教育の批判、教養を身につけることの意味、ネットと本の違い。まあそんなところだ。 それでもやっぱり普通の本とは違う。 たとえば、こんなことが書いてあった。言葉には万人に共通の論理(理性)と、ひとによって違う前提(価値)の2種類がある。相手と自分で前提が違うと、争いになる。だから争いになったらまずやるべきは、前提の違いを明らかにすることだ。 この隠れた前提を明らかにするためには読書が役に立つ、みたいな話だったと思うが、それよりもこの議論の運び方だ。読書は何の役に立つのか、なんていうあやふやな問いに対しても、これだけ明確な論理で答える。他の著者ならこうはいかない。橋爪大三郎の本でしか味わえない爽快さだ。 この本の明快な文体に影響されて、トピック・センテンス・メソッドで感想を書いてみた。一文も短くした。まあ読みやすくはある。でもどうにもぎこちない。『理科系の作文技術』、読まなきゃな。
1投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ「本を覚えるのではなく、本のことを覚える」。「本のことを覚えるとは、誰が書いた、どんな名前の本で、だいたいどんなことが書いてあったか。よい本だったか、それとも大したことがなかったか、を覚える」。ほかは「覚えなくてよい」。「知りたいことがあれば、また本を見ればよい」(P165)。安心した、これならできそう。また、本書は全体で勉強することの意義を説いているように感じました。
0投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ議論の前提は普通は隠れている。相手の論理を分析して前提を見つけること。自分の論理の前提に気付かないこともある。それも意識して見つけることが大事だとわかった。
0投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログ本の選び方から難しい本の読み方まで、具体的に哲学書の一部を取り挙げて説明されていた。 日垣隆著「つながる読書」との共通点は、本に書き込む、すなおに読む、ベストセラーより古典をすすめる、電子書籍肯定、読書会など。 本は必ずしも買わなくてもよく、本当に大切な本だけを集めれば良いという点が異なる。 著者の背景まで知った上で、本に書かれていない前提条件、思想、意図を読み取ることで、一冊の本をより深く読み込めることが分かった。
0投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まとめ ●黄色のハイライト | 位置: 932 ちゃんと読んでとっても参考になったのは、『理科系の作文技術』(木下是雄、中公新書) です。 ●黄色のハイライト | 位置: 1,460 本を覚えるのではなく、本のことを覚える。これで十分です。 本のことを覚えるとは、誰が書いた、どんな名前の本で、だいたいどんなことが書いてあったか。よい本だったか、それとも大したことがなかったか、を覚える。 それ以上の詳しいことは、覚えなくてよい。だって、本に書いてあるんだから。知りたいことがあれば、また本を見ればよいのだから。 ●黄色のハイライト | 位置: 1,556 手許 ●小学生は、記憶力がすぐれている。 そこで、よい文章(日本語のクラシックス) も、なるべくたくさん覚えたほうがよい。百人一首とか、『徒然草』とか、『枕草子』とか。意味がわからなくても、全部覚える。 国語の教科書のなかみは、教科書のために現代の著者が書いた、文章の価値が疑わしいものが多い。そんなものを読ませて、「主人公の気持ちを考えてみましょう」みたいな国語教育は、国語教育になっていない。内容(事実) を正確に読み取り、表現できる、基礎的な訓練をしたほうがよい ●黄色のハイライト | 位置: 1,927 場合分けは、面倒だと思います? 高校の数学で、いったい何を練習していたんでしょう。 議論が成立するための、前提を確認する練習をしていたのです。 * このことを自覚すると、ものごとを考える場合の、深さが違ってきます。 国民の私的所有権が認められているが、無条件ではない。では、その条件はなにか。年金がもらえる。医療保険が医療費をカヴァーする。その条件はなにか。 ●黄色のハイライト | 位置: 1,963 そうすると、言葉には、ふたつの性質があることがわかります。 理屈を言う。そして、前提をのべる。 理屈とは、論理です。さっきの方程式を解くみたいに、理屈をのべることができる。 でも、理屈のなかには、価値はない。価値は、前提の中にあります。前提のなかに、大事なものが隠れています。うちの車はポンコツだから新車を買わなきゃ、という考えは、論理でできているように見えるけれど、その前提に、そのひとの価値が隠れています。わが家には車が必要だとか、ポンコツより新車のほうがいいとか。 黄色のハイライト | 位置: 1,988 論争に先立って、まずやることは、分析。相手の前提を、明らかにすることです。なぜそう言うのか、だんだん理解できてくる。 相手の言いなりになりたくない場合、相手の前提を覆してみる。私は別の前提に立ちますよ、と。「はい、そうですか」ではない答えを自分で見つけたい場合、その前提を覆してみる。私は別の前提に立ちますよ、と。 論争は、前提を見つけたもの勝ち、みたいなところがあるのです。 黄色のハイライト | 位置: 2,042 前提とは、それ以上の前提がないものをいいます。だから前提には、根拠がない。根拠のある前提は、そもそも前提ではない。 ★黄色のハイライト | 位置: 2,093 まず、民主主義ならすべてうまくいく、と思わないほうがいい。民主主義のよいところは、独裁でないという点だけです。決定の質が、独裁よりましなわけではない。でもそれが、自分の下した決定だからと、結果を引き受けることができるのです。 独裁国家だったら、不条理な世界を生きている感覚に苦しめられる。どんな悪い結果もみんな独裁者のせいにし、恨みながら一生を送ることになるでしょう。民主主義なら、どんな悪い結果も、自分のせいです。その責任をとりながら、誇りある一生を送ることができる。 これは大きな違いです。自分の考えや行動と、世界とがつながっているという感覚をもつことができるから。病気になったら、医師の説明を受け、同意しながら治療を進める、インフォームド・コンセントという考え方があります。病気とともに生きている、自分がその主人公であるという誇りを大事にする。社会も、さまざまな不都合(病気のようなもの) を抱えています。それに悩み苦しみながらも、自分がその主人公であると考えられることが大事です。 ●黄色のハイライト | 位置: 2,210 刺戟
0投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログ578 声は消えてしまいますが、字は残ります。繰り返して読めます。覚えなくても、字に書 いてあれば、「ああ、そうか」とわかります。いまの言葉で言えば、外部記憶です。 本を書いた人が死んでも、本は残る。考えてみれば、これは凄いことです。 だから、本は、ものを考えた昔の人の、死体です。 本を書いたのは、必ずだれか他人です。だから、本を読むとは、他人に関心を持つ、と いうことなんです。 本でなくても、絵画や音楽でも、おんなじです。絵を見て、ただ美しいなあと思 なくて、画家のことを考えたりすると、なお楽しめる。絵を描いた経験がちょっとでもあると違うんです。ジャズでも、誰が演奏に参加しているかとか、どういら いまのスタイルになったかとか、知っているとより楽しめる。楽しみ方は、奥が 深いんですね。 学ぶことは、その人生の、クオリティ(質)を高める。 最後におススメは、よい友人。これがとても大事。 よい友人とは、一緒に飲みに行く間柄、という意味ではない。本について話し合い、本 について教えてくれる友人。本のことを話題にするのをためらわないひと。 友人も試行錯誤しながら、たくさんの本を読んでいるはず。感心した本し ない本もあり、失敗したと思った本も、敵意を抱いた本もあるはず。 物語はもともと、実生活をはみ出て、想像力をはばたかせるものだった。小説は、その かたちを借りつつ、この社会を生きる人びとと重なる世界を描く。そして、人びとの内面 に入り込む。近代になって、そうした文学が発展しました。人間の精神世界が独りに閉じ ともらないで、ほかの人びとと共存する中で豊かに育てられる、という意味です。 そんな著者と、友だちになるかどうかは、読者の自由です。 ひとつ、本のよい点。プライベートに友だちになるには、人数に限りがあり、 時間や費用も少しはかかります。けれども、著者を友だちにするのに、著者の許可はいりません。 手に、著者は自分の友だちだと、宣言すればよろしい(しかも著者が、性格 り、酒飲みだったり、ケチだったり、品行方正でなかったりしても、なんの迷惑も 被りません)。そうやって、著者の友だちをだんだん増やしていく。これが読者の、「秘かな愉しみ」でなくてなんでしょう。
0投稿日: 2023.07.18
powered by ブクログ本の読み方、選び方。本の価値から学ぶ意味まで、深い考察が親しみやすい言葉で書かれている。著者の知識の広さに驚かされ、自分の幅の狭さ浅さを思いしらされる。まだ見ぬ世界や著者と出会う素晴らしさを味わいたくなる。自分らしい価値観で行動や生き方を選択する指針とするために、知的体力を鍛え続けていきたい。
2投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログどんな本から読めば良いのか。 読んだ内容を忘れてしまうが、どうすれば覚えられるのか。 本は何の役に立つのか。 本を読むための本、本を読むコツが書かれています。 教養は、汎用の知識です。若いときに身につけて、老年になるまで使う。さまざまな問題を解決する。だから哲学が、教養の基礎にちょうどよいのです。 情報やメディアが発達していない時代、教養は、意思決定をサポートする唯一の知識でした。いま、情報は溢れています。人びとは情報に、ふり回されています。だからこそ、教養はますます大事になっていると言えます。 このように、教養(本を読んだ経験)は、意思決定をサポートします。でも、それだけではない。一人ひとりの個人が、自分の人生の主人公として生きていくのを支援します。人生に教科書はありません。誰かの人生は、参考にはなるが、自分のとは違っている。人生の折り目・節目に、心の底から納得できる選択をするため、教養の引 き出しを参照できるのは心強い。 ー 207ページ
0投稿日: 2022.10.14
powered by ブクログ本といっても小説ではなく、哲学や古典についての読み方が解説されています。本をファッションに例えて、中核となるファッション(古典)が派生していくというのは参考になりました。他にも本は疑って読んではいけないことなんかも為になります。読書をしてみたい方というよりは、読書をしているけど中々効果的な読み方ができない方向けと思いました。
0投稿日: 2022.09.21いわゆる読書術ではありませんが……。若い人に読んで欲しい。
まず本を読むとき何色のマーカーを使うという話から入る。読むとは作業する行為も一緒にやった方が良いという。 本を書いた著者のバックボーンを知る事が大事だ。いわゆる前提というやつだ。マルクス主義の前提などの部分は非常に興味深かった。 ただ内容としては当然のことを当たり前に書かれている。それはその当然のことが非常に重要だからだ。本のプロの60歳のオヤジが読むよりも10代の若者に読んで欲しいと切実に思ってしまった。お薦めの一冊です。
0投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログ読書で教養を蓄え、人生をおもしろくする が、この本のテーマである。 問題視されている大学生の読書習慣がついていないことについて、子どもの頃は本を読むのが好きなのに段々と少なくなる傾向にある。 読書で深みのある人生にするためには…が第1章で書かれており、2章目以降からは目的に沿った本を紹介している。 紹介される本は歴史的な名著が多い。中には、取っ掛かりにくく、噛みにくい難しい本もあるだろう。しかし、そういった本を読んで「アゴ」の力を強くすることによって次に読む本が噛みやすくなるから、始めは難しい本を読むことをおすすめする。という所に自分もやってみようと思った。 最も印象に残ったのは、我々は東洋人だということ。東洋人としてのアイデンティティをもつことが大切だと感じた。 最近流行りのマインドフルネス瞑想は本来の瞑想からヒントを得て、宗教要素を取り除いたものだ。ビジネス的に使われているものもあるだろう。しかし瞑想の元を辿れば何百年前から東洋の精神文化から受け継がれたものである。我々東洋人であればブッダや孔子といった偉大な人を味方につけるために、東洋人のアイデンティティの確立を目指していくべきだ。 読書習慣を身につけていく点でとても有益な本だった。なぜ読書が良いのか、考えさせられる内容だった。
0投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログ話し言葉が基本となっており、前半部は内容もかなり平易なため読みやすい。 読書をする目的は異なった考えを持つ他者を自分の頭の中に持つことで様々な価値観を身に着け、相手の発言の前提なども掴みつつ自分の意見を言えるようになることだということだと述べられていた。 付属?でついている筆者のおすすめ本のリストは大変役に立つと思う。
0投稿日: 2021.11.30
powered by ブクログ本は「構造」「意図」「背景」を意識して読むべき。 最近は大した「意図」や「背景」などを持たない、売れることだけを意識した本も多い気がする。 「構造」はともかく「意図」や「背景」を理解することは人とのコミュニケーションを深めるためにも重要。実際、著者は本は人間のようなものだと述べている。 わかりやすく、サクサク読めた。
0投稿日: 2021.09.13
powered by ブクログ「トピック・センテンス・メソッド」なる理系の作文術に基づいて記述されているが、文体が話し言葉であるため、途中まで講義か何かを口述で書き起こしたものかと思ってしまった。内容はわかりやすく簡単に読め、しかも読書を職業としていない人でも実践可能な程度の柔らかいタスクが多く、とっつきやすい。付録の「必ず読むべき100冊」を全部読むのは時間がたっぷりある学生でないと厳しいと思うが。
1投稿日: 2021.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本を読むにあたっての、向き合い方を認識させてくれた本。 書いてある文字をただ理解して自分に落とし込むことがとても大変と今まで感じていたが、本は生きていて感情を持っているから、著者が何を伝えたいのか、価値観や思想がどのようなところにあるのかまでイメージしながら読むことにフォーカスしていく必要があることに気付かされた。 「正しい本の読み方」の全てが正しいかどうか、という懐疑心を持ちながら読むことも、本との会話であり著者の伝えたいことなのかなと思った。 きっと入門編で読みやすい本なのだろう、だけどこれまで読書と疎遠だった私にとっては、思想とかギリシャ・ヨーロッパの著者の考え方を理解するのが大変だった。
1投稿日: 2021.03.01
powered by ブクログ中高生向けの内容ではあるが、書いてある事は概ねマトモなので確認の意味で大人が読んでもそれなりに参考にはなるとは思う。ただし、気になる点はあって、一方で本は間違っているかもという前提で読むといっておきながら(この本も間違っているかもしれない?)、他方で本読んでいる最中は賛成・反対してはならない(素直に読め)と説明している部分。これは少々矛盾しており、間違っているという前提で読むのなら基本的には批判的に読むべきだろう。まあ、賛成・反対はダメだが、肯定・否定はOKという事はなのかもしれないが。そもそも、線引きや書き込みを推奨しているが、それをするというのは「素直」には読んでいないわけで・・・。
0投稿日: 2020.12.21
powered by ブクログ本を読み始めてからのテクニックだけでなく、数ある中での本の選び方・読書の心構え・複数冊を読む中でどう知識を構築していくかなど、根本的なことが書かれていて、役立つと思いました。 中でも、 ・本に思想や意見が書かれているとき、それにはまず前提があり(その前提はその人の価値観に基づいており、価値観は人により違う)その前提はわざわざ書いてない時がある。その前提を読みとくことで理解が深まる ・本は他の本との関係性の中で理解することが重要(本にはその本以前にはなかった独自の論点があるはずで、その点を理解することが重要) などのことが印象的でした。
0投稿日: 2020.10.14
powered by ブクログどのように本を読めばいいのか、どのように読む本を選べば良いのか、口語調で読みやすい文章で書かれているため、読みやすくすらすらと入ってくるため、楽しみながら読むことができる。 一方で、ネットや雑誌などの情報がメインの媒体に対しては否定的で、あくまで古典を読むべきだという主張を感じる。ネットなんて軟派なものではなく硬派な古典を読むように諭されているような印象。 古典の大切さは当然ではあるが、一方で情報が支配力を持ってしまっている世界においては、ストーリーや主張を持たない情報を集めるということと、著者の価値観に触れるという読書というものは、別個に考えるべきはないか。
1投稿日: 2020.07.14
powered by ブクログ本は暗記するものではなく、理解するもの。頭の中の本棚。本のコーディネートを楽しんでする。 この世界の不完全さを取り払うことは出来ない。 しかし、本から学ぶことで、この世界が不完全であることと、その理由を理解することが出来る。即ち、世界の主人公になる。
0投稿日: 2020.05.26
powered by ブクログ本の内容をもっと捉えられないものかと思って拝読。大きく想定外の事はなく、確認のような感じになった。経済学や哲学の方は全く事前知識はなかったのだが、例に出される事で少し学べた気がする。 作者同士のつながりや、時代背景などを踏まえて文外に前提としているその時々の世の常識的なことも押さえておくべきなんだろうなと新しく思えたことが収穫だったかもしれない。作者が影響を受けた作者をたどる。
0投稿日: 2020.04.20
powered by ブクログ読書法の本。読書は本を読んで考えた事が大事であり、細かいところは記憶しなくても良い。でも本の内容は覚えなくても、参照できるように在り処を知ることは必要と言う。 確かにそうだが、人と話す時は本の内容を覚えていないと話せない。でも著者が言うのはそういうレベルではないのかな。
0投稿日: 2020.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2020/01/19-2020/01/30 前回読んだ本に、正しい本の読み方はないと書かれていた時に、このタイトルを見かけた。 読点が多いなというのが第一印象だった。読点の多い人には近づいちゃいけないと、ネットでは言われる。しかし、読み進めていくうちに、著者が語りかけているような感じがしてきた。 素直に読む、というのが印象に残った。1箇所、素直に読めなかった所があったが、そこは理解するのに時間が掛かった。 著者の背景として、学者だというのが滲み出ていた。 教育論について語る部分も多い。 割とハウツー本ではない。読書術の記載もあるが、私には真似できないと感じた。 著者が何を思って本を書いているか、という話の方が、よっぽど多い。大量の本を読んでようやく見えて来る思いもあるとのこと。そこまで読み取るのを目指すのは今の段階では無理だが、そのうち見えて来るかもしれない。
0投稿日: 2020.01.30
powered by ブクログ私には読むにはまだ早かったみたい。難しく感じたから読める部分だけ読んだ。 ただ入門書は読んでみようかなと。 年月を積んでまたチャレンジしたい。
0投稿日: 2020.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本書は ①読み方 ②本を構成する3つの要素 を解説している。 ネタバレすると、「素直に読む』は、ありのままの事実を読み解くのに必要な読み方。 先入観ありきで読めば、せっかくの言葉も腐ってしまう。 考えすぎず、ただ体験に身をまかせるのも大事だなと再確認できた。 親の言葉で育ち、周りの言葉で成長する。 だから言葉の詰まった本は最高の教材と言える。 また、言葉は人の考えや人生を表現できるツールであり、読書とは著者を体験できる素晴らしい体験させてくれる。 (大げさだけと)
0投稿日: 2019.08.22
powered by ブクログ古本屋で「本の読み方」にまつわる本をたまたま3冊見つけたので購入したうちの1冊。著者の本は『はじめての構造主義』を読んだことがあったのでちょうどいいと思い購入した。 「正しい本の読み方」について書きませんかと持ちかけたのは出版社からのようで、本人にあまり「正しい本の読み方」に関して書きたいことがなかったのだろう。「正しい本の読み方」について真正面から書いた記述はほとんどなかったが、本の重要性を「著者の価値観に基づいて書かれている」という点に置いていて、これが匿名の情報が多いインターネットとの差異となるという部分には大いに納得した。
0投稿日: 2019.08.16
powered by ブクログ「読書」そのものに対する姿勢を学べた。 ▫️心に残った一文 「本を読む時には、本は間違っているかも、という前提で読まなければならない」 自分にとって薄れがちな視点だったのではっとさせられた。 ▫️重要部引用 ・本を読むのは、頭の栄養 ・教養は、人々がよりよく生きることを支援するもの ・知そのものが目的になりうる ・書き手がどんな手立てを尽くして、この本を書いたのかを楽しみながら読む段階がある ・一人一人の人生は、キャンバスに絵を書いていくようなもの ・その書きかけのプロセス、できかけのプロセスがその都度の完成でもある ・自分の人生はありがちなことの繰り返しだが、そのパターンの見事なところを学んでいれば、自分独自のユニークなところを見つけて、味わうことが出来る ・言葉を学ぶことで自分の考え方を広げ、自分独自の世界を広げることが出来る ・この時代、この場所に、こんな風に生まれたという自分の特徴を持って生まれたということに折り合いをつけて、そのことに意味を見つけていくことが大事じゃない?それをどこまで深くできるか、が生きること ・生きる能力を高めるためには、似たようなことを過去にやった誰かの経験を参照するのがいい。そのために本を読む。 ・ネットワークの節目にある本を読めばいい ・批判するのは関心があるから。読むに値する、と考える ・文学は、人間についてのリテラシーが高まる ・歴史は、現代社会の隠れた前提。この社会の意味を深めるために必要。 ・教養(本を読んだ経験)は、自分の人生の主人公として、生きていくのを支援する └意思決定をサポートする ・世の中に色んな考え方があるのはいろんな前提(ものの見方、価値観)があるから。相手が自分と違った考え方をしていたら、相手の前提を丁寧にチェックする。 ・自分の考えの前提もチェックする ・情報から、価値を学ぶことは出来ない ・価値は、自分が生きていくのに、何かを選び、何かを捨てる選択のこと。 ・人間と付き合っていくように、本と付き合う。 └メッセージを受け取る
0投稿日: 2019.02.10
powered by ブクログ勉強のモチベーションを上げるために定期的に読書術の本を読む。 トピック・センテンス・メソッド 理性と価値(前提)の関係 などを再確認
1投稿日: 2019.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本を読まないということは、頭のなかに棲んでいる著者や、作品の登場人物がいないということ。家族がいないでたったひとりみたいに、淋しい状態になる。 世の中の人びとがみんな大事にしている、マルクスとかサミュエルソンとか、誰でもいいのだけど、そういう著者たちに、私の頭のなかにも住んでもらおう。そうすると、頭のなかがにぎやかになる。ほかの人びととも話しやすい。(p.85) 文学には、どんな人間も登場する。 もっと大事な違いは、相手を内側からみることができるということ。 実生活では、相手がなにを考え、どんな感情を抱いているかは、相手が表現した言葉やふるまいを通して、理解し類推するしかないわけです。大事なことを黙っているかもしれないし、感情を隠しているかもしれない。相手を誤解しているかもしれない。いちばん大事な他者であっても、ぼんやりヴェールをかぶったような、薄暗がりのなかにいるようにしかわからないのです。そういう特徴がある。(p.196) 歴史を知っていると、たとえば隣国と紛争になったとき、昔、こういうことがあったからと、平和にこぎつけることができるかもしれない。けれども、歴史は、そのためにあるわけではなく、この社会の意味を深めるためにある。それが歴史の目的です。(p.200)
0投稿日: 2018.12.10
powered by ブクログ【由来】 ・図書館の新書アラート 【ノート】 ・まぁまぁ。ヘーゲルやらレヴィ=ストロースについてが例題として出ていたのがちょっと参考に。マルクスの資本論がリカードとの対比で解題されてるのもよかったし、構造主義について、チラ見せしてるのもまたよし。 ・構造主義が「これはこれでない」という分類をするというのは初めて知った。弁証法してるね!
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ例としてあげられている本が、難しすぎてわからない。自分の基礎知識の無さを痛感した。高校の教科書を読み直さなければ。
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ櫻井よしこさんとの対談で気になった人だったので、とりあえず読んでみました。 が、中高生向けに書かれた本なのかと思わせるほど文章表現がかみ砕かれすぎて、逆に大人には読みづらい本となっています。 内容は・・まあ時間があれば読んでねというレベルでした。
0投稿日: 2018.10.05
powered by ブクログ著名な社会学者による読書論です。 趣味としての読書の手引きというよりも、とくに人文・社会学系の本を読むための方法について、著者自身の考えが述べられています。独創的な読書論ではなく、オーソドックスな考え方だといえるように思います。おそらくは意欲的な高校生など、若い読者を想定して書かれた本なのではないでしょうか。 とはいえ、著者の教育論、教養論をうかがうことのできるような議論も見られて、あまり退屈することなく読むことができました。
0投稿日: 2018.09.28
powered by ブクログ本の読み方、というと速読法とか技術の話なのかと思っていた。そうではなくて、本との長い付き合い方、本の楽しい読み進め方を教えてくれる本でした。特に新書を読む際は活かしやすいかもしれない。文体が柔らかく、久方の活字!という私でも楽しく読み進められました。読書をもう一度趣味にしよう!と思っている私のような人にぴったりの本。
0投稿日: 2018.08.05
powered by ブクログ読書の方法について筆者の意見をまとめたもの。かなりラフな作りになっており、読者のターゲットも章ごとに揺れている感が否めない。正論ではあるが、どこか強引に持っていかれている感がしてならない。 どの本から読むべきかというような具体的な提案がなされているのはよいと思う。そのまとめ方も独特でおもしろい。ただある程度読書ができる人でないと本書の趣旨を汲み取ることは難しいのではないだろうか。 何をもって正しいとするのかこの種の本には常にそういう疑問が生じる。あくまで筆者の視線に寄り添って考えてみたいという人には読むべき一書だろう。
0投稿日: 2018.05.24
powered by ブクログランダムに選んで読んだ本だったが思いのほか印象に残った。当たり前のようで、意識しながらできてないことを再認識することができた。また、これを読んで読みたい本が増えた。
0投稿日: 2018.04.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書は「頭の栄養」。 この一言につきるんだけど。 読みやすい文体で、スラスラ読めて面白かった。 本についての内容よりも、学校教育についての意見の方が印象に残った。 教科書には当たり前のことが書いてある、とか。 あまのじゃくを忘れない、とか。 フムフム・・・って感じ。 トピック・センテンス・メソッド、についての記述も面白かったな。
0投稿日: 2018.03.30
powered by ブクログ著者としての本に対する付き合い方というものについて書かれています。本との付き合い方は、もっと私的なもので良いということなのかもしれません。本書を読んでそれを感じました。読んで勉強することや覚えることよりも、どう考えるかが大事。そんな当たり前のことを忘れて今まで読んでいたのだと反省させられました。 本を書くということはどういうことで、それに対してどういう読み方をするのか。考え方を持つべきなのか。古典を読む重要性と、そのための方法。いきなりは古典は読めないからどうするのか。そのために本を読む。あんまり本を読んでいない人も、結構乱読じてきた人にもオススメな内容が入っています。
0投稿日: 2018.01.27
powered by ブクログ読書をこれから始める人には発見があるかもしれないが、内容はよくある話ばかり。真面目な人だとは思うが、面白い興味のひく文章はかけないようだ。
0投稿日: 2018.01.19
powered by ブクログ本の読み方に関する単なるハウツー本ではない一方、本の読み方についての具体的な示唆が不明確になっている印象。
0投稿日: 2017.12.17
powered by ブクログさあ、本を読もう。 本を好きな人、そして本を大事に思っている人が語る、「正しい本の読み方」である。だから、この人のことばは、本を読まない人には届かない。読む人に届く。 読み手の中の一握りが、書き手となる。書き手の背後には、たくさんのそれまでの書き手がいる。連綿と続く本の系譜。わかると、思う。たくさん読むことでつながりがわかる。本を読むことで、頭の中に著者を、もしくは主人公を住まわせる。その頭の中の住人は、新しい誰かと出会ったとき、理解したり考えたりする助けとなる。メッセージを受け取り、私の人生の指針とする。だから、本を読む。
1投稿日: 2017.12.10
powered by ブクログ<目次> はじめに 【基礎編】 第1章 なぜ本を読むのか 第2章 どんな本を選べばよいのか 第3章 どのように本を読めばよいのか 【応用編】 第4章 本から何を学べばよいのか 《特別付録》必ず読むべき「大著者100人」リスト 第5章 どのように覚えればよいのか 第6章 本はなんの役に立つのか 【実践編】 第7章 どのようにものごとを考えればよいのか 終章 情報が溢れる現代で、まなぶとはどういうことか おわりに <内容> 帯にもあるように、「読書」だけではなく、「勉強」のしかたや「学ぶ」意味についても語られる好著だと思う。 読書に関していうと、今までこうした本で語られなかった「著者のその本を書く背景」をわかりやすく書いてあること。著者がそれを本の中で語ることは稀なので、それに気づくことは難しく、そのためには多くの本を読み、人生の経験が必要。また、難解な哲学の背景についてかみ砕いた説明がなされ、私のような浅学なものにも理解がしやすかった。 この本は高校生に読んでほしいが、私の周りの生徒は理解できない感じがするので、大学1年生くらいが入門書として読み、しっかりと勉学をしてほしい。
1投稿日: 2017.12.03
powered by ブクログ本を読むとはどういうことなのか、読むことによって何が得られるのかといった読書に関する筆者の考えが軽妙な筆致で書かれています。本とは突然現れるものではなく過去の本に対するフィードバックとして書かれていること。それによって本を介した知のネットワークが築かれていること。面白いと思ったことは自然に頭に定着するから本の内容は故意に覚えようとしなくてよいこと、など。読みやすかったです。
0投稿日: 2017.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本の読み方なんて人によって違う。ただ、正しい読み方となると限られてくるだろう。ぼくは正しい読み方をしているだろうか?
0投稿日: 2017.10.13
powered by ブクログ無意識に興味本位での読書も多いですが、著者が影響を受けたであろう大著作を押さえておくことの大切さがわかりやすく書いてあり勉強になりました。読書好きの方にはわかっておられる方多いかもしませんが、「必ず読むべきリスト」は要確認。「本は、情報に還元できない生命を持っています。なぜならそれは生身の人間が、かたちを変えたものだから。」 「本を読むとは、社会のさまざまな不都合を、医師のように診断し、処方箋を書く力をつけることです。」「論争は、前提を見つけたもの勝ち、みたいなところがあるのです。」 今後も良い本を読み続けたいですね。
1投稿日: 2017.10.07
powered by ブクログしかし、橋爪先生も(齋藤先生も)同時にいったい何冊の本を手掛けているのだろう。あまりにも量産されると、すべてをフォローしきれない。で、本書は新聞広告より先に書店で見つけて、広告で見ていた丸山真男も興味はあったけど、そちらは探さずに、こちらを購入。読みかけの他の本を差し置いて、3日目読了。書名は「正しい学び方」のほうが近いかも知れない。はじめにから引用。「・・・学問や教養を身につけたり、知に触れたりすること自体が、楽しくなってくる。楽しくて、仕方なくなる。知の楽しみに目覚めると、それ自体が、目的になります。」これ、私が昨年度はじめに書いたエッセイ「何のために学ぶのか」と全く同じ内容だ。しかし、著者はこの先を行く。「知のプロの人は、楽しくなくても、苦しくてもやる。・・・苦しみながら、みんなのために、そういう知的生産をしています。」私も、ちょっとだけ、この域に足を突っ込んでいる自覚がある。毎月の校通信連載。結構しんどいのです・・・。さて、大著者100人読みたいですね。どこまで行けるかなあ。現在までに読んでいるもの。「聖書」(もちろんすべてではないが)「源氏物語」「カラマーゾフの兄弟」「狭き門」「こころ」「変身」「審判」「華麗なるギャツビー」「ライ麦畑でつかまえて」(この2冊は村上春樹訳で)「老人と海」「論理哲学論考」(最初の数ページ、これは読んだとは言えないか)
1投稿日: 2017.09.23
