
総合評価
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powered by ブクログ難しい。オススメされた本だが、理解が難しい。年齢的なもの…?文章はめちゃくちゃテンポが良く読みやすい…ただ何回も読まないと分からない部分あり。不思議な文章に迷い込んでしまう。
0投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログこれは思春期の童話なのかもしれない。小学生には刺激が強すぎる、大人は忘れてしまっている、そんな境目の人たちに贈られる少し不思議な物語。 短編4作の主人公達は皆中学3年生。全ての物語にはマクガフィン的にプラネタリウムが登場する。中高生の頃の自分の不安定さは、後になって振り返るほどに胸を締め付ける。恋、自尊心、将来、家族、そういった物に対する複雑な心理を、厨二的ともいえるマジックリアリズムにして表現しているのが面白い。 プラネタリウムの「作られた星空」に自らを重ね合わせ、彼/彼女らの向かう先に思いを馳せる。
0投稿日: 2020.10.26
powered by ブクログ好きという気持ちで空を割ってしまう少女、選択を迫られた時に踏切の警告音のなり出す少女、背中に羽根の生えた少年、足下15センチ浮いている少年、月に帰りたい少女と森になりたい少女。 少し不思議な現象が起こりつつ、そこに描かれているのは恋心。そして彼女ら彼らにはどうしようもない家庭の事情。 このふたつは中学生にとって心の多くを占めるものでしょう。そこに焦点を当て真っ直ぐ描きながら、不思議な現象を用いることで「物語」として受け取りやすくしている。そんな印象がありました。 登場人物らが背負うものは様々なものです。そこには自分の中にあるものと、自分の外にあるものがあります。 恋がわからないと思う心があれば、自意識の高さ故に空回りする恋もあり、相手のいる人を好きになってしまうどうしようもない恋もあれば、自分と似た相手と同化したいと願う恋もある。 両親の離婚、離れて暮らしていた父親とのぎこちない生活、働かず部屋でアニメを見続けるお隣の30過ぎの女性、家族と隔絶する姉、潔癖性の父親から受ける虐待。自分のことだけでも持て余すのに、外からも様々な要因に迫られる。 中学生の心は定まらず、感情は身体に納まり切れない。そんな彼女ら彼らを少し不思議な現象を交えて描く連作短編集でした。
0投稿日: 2019.06.02
powered by ブクログ2019/3/21読了。 プラネタリウムが共通のシーンになっている4つの短編。 テーマは、恋愛、らしい。 現実と非現実の混ざりあい。 この本が図書館の児童書のコーナーにある不思議。YAでさえなく。
0投稿日: 2019.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 恋をしたことがないのに恋多き女と誤解されている中学生の美野里。付き合ったつもりのない相手から新学期早々に別れ話を切り出されてしまう。その時、美野里のもとに青いカケラが落ちてくる。それは後輩の恋心が結晶してできたフレークだった(「あおぞらフレーク」)。東京の“世界谷”を舞台に描かれた4つの不思議な物語。 【感想】
0投稿日: 2017.08.27
powered by ブクログ少女の恋する気持ちは胸の奥で結晶して、どーんと花火みたいに打ちあがって空を壊す。その青い破片は甘くてさわやかな恋のフレークになる。初恋もまだの恋多き女は、不安な気持ちになると心の踏み切りの警報音が鳴り続ける自称踏切人間。 背中に翼の生えた自意識過剰な少年は隣家の32歳、独身、デブ、アニメオタクでパラサイトなアザラシ女の砂時計の砂に巻き込まれ、身体が宙に浮いたセンパイに失恋した少女は涙のプールにぽちゃんと潜り、自分の居所を見出せない少女たちは美しい森へと変成し、また森を照らす月となった──。 東京都世界谷に住む子供やちの織りなす不思議なファンタジー。 ファンタジーだけど、意外と内容は夢がない(褒め言葉)。夢の無さ加減が作品の不思議な空気感を作り上げていていい感じ。
0投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログ久しぶりに梨屋さん、 不思議だけれど、どことなく、掴めそうな青空フレークであったり、 翼であったり 梨屋さん世界に浸れて良かったです。
0投稿日: 2013.02.25
powered by ブクログ*あおぞらフレーク *飛べない翼 *水に棲む *つきのこども 人とは違った特徴をもつ人たちの、ちょっぴり不思議な物語。 翼を隠しもつ少年 15センチ宙に浮いてる少年 月にかえりたい少女と木になりたい少女 などなど 少しずつ苦い話。 あおぞらフレークが、絶対どこかで読んだことある気がするんだけど、どこでだろう?昔みた雑誌か何かの中に入っていた気がするんだけど、、 他の話も含め、とても読みやすい本だなと思った。 『わからない人には、その事実だけを受け入れてほしい』そこが、印象に残った。 ブラネタリウムはどちらかというと、あまりメインではなさそう。 読んでるときの私の状況も関係してるかもだけど、設定とは裏腹に、幻想的な世界につかることはあまり出来なかった。
0投稿日: 2013.02.02
powered by ブクログ不思議って思うのに、妙に親近感のわくストーリー^^ ・・・・土地勘がある街がモデルってなんだか嬉しかったりします。
0投稿日: 2012.10.05
powered by ブクログ空から落ちてくる恋のカケラを集める「青空フレーク」 翼を持った少年と砂時計の「飛べない翼」 少し浮いた先輩を好きになる「水に棲む」 森になりたい少女と月に帰りたい少女の「つきのこども」 東京都世田谷が舞台の少し不思議な物語。 不思議な設定なのに、 不思議とすんなり受け入れられたり。 物語の終わり方も、 ぽーんと投げ出されたような心もとないようなものも。 でも答えを探すのは自分。 「水に棲む」の 晴実は先輩に会いに行くため雨の中走る。 やっと先輩に会えたのに、 ドロだらけで泣きそうになる。 という場面があるんですが、 なんだか必死なキモチと雨がキラキラしてて キュンとして とっても素敵なシーンだと思いました。 キモチが100パーセントなら、 誰も何も抱えることなく生きていけるのに。 相手と向き合って自分を知る。 そんな当たり前のコトに苦しくて泣きそうになりました。 「絶対に逢わなくちゃ。 逢いたいよ。 逢いたくて逢いたくて、 今すぐ逢いたくてたまらない。」 「あのときは隣には大好きなセンパイがいたけれど、 今は強烈なひとりぼっちを抱えて寒々と浮かんでいる。」 「わたしを愛してください。 わたしを包んでください。 ひとりぼっちが、怖くないように。」 あとがきに 「それはごくごくシンプルな生き物の欲求」とあるように、 シンプルなのに複雑で泣きたくなっちゃう。 愛で包んで、包まれたい。 泣きたくなるっ。笑
0投稿日: 2012.08.17
powered by ブクログなんだかどのお話も無理矢理プラネタリウムに関連付けたような印象でした。 本のタイトルがプラネタリウムなのに、あまりプラネタリウムでの描写が書かれていませんでした。 プラネタリウムでのことがきっかけで、予想外の出来事が起こるとか、そういうのがあまり見られなくてつまらなかった。 ファンタジー感満載…とまではいかないですが、設定に無理がありすぎるような気がします。単に私にこのような話が合ってないだけかもしれませんが。 文体はすっきりとして読みやすかったです。
0投稿日: 2012.03.31
powered by ブクログほとんど大人になっても、小学生の頃に抱いた恋心っていうか、初恋っていうか、そういうきゅんきゅんさとワクワク感が貰える作品。 とっても好きです。
0投稿日: 2011.12.05
powered by ブクログリアルとファンタジーが混ざった世界観が絶妙。 リアル世界のことだと思っていたら非現実な現象がおき、登場人物はそれをままあることのように思っているので、どうして? なんて思っても説明されることはなし。 それでいて登場人物たちの感性は本当に中学三年生なので、時たまジャンルを忘れ、非現実にえ? ああ、そうか。と動揺します。
1投稿日: 2011.07.27
powered by ブクログ不思議な少年少女とプラネタリウムのおはなし。 読んでいる間とっても不思議な空間にいるような気持ちになりました。
1投稿日: 2011.06.09
powered by ブクログ思いの外によかった。 タイトルでジャケ買い的なところがあったが、 読後感が穏やかで、いい空気を吸ったような気持ち。 決してきれいな世界が描かれているわけではないのに不思議。
1投稿日: 2011.03.26
powered by ブクログ『プラネタリウムのあとで』の前作。不思議な身体癖(?)を持つ少年少女の 短編が4話。『あおぞらフレーク』での、空の割れるときの描写「薄氷で作った 風船を割ってしまったような音がした。」の描写が好き。 MVP:なし
0投稿日: 2011.01.15
powered by ブクログいい感じに切なくて電波! 「水に棲む」はとことん甘酸っぱくて切ない。中学生の恋らしくないけどいい!すごく好き! 「つきのこども」は百合でしたグフフ。現代の話なのに退廃的で幻想的でこの本の中では1番奇妙な話だと思った。少女二人っていうのがやっぱりなんとも素敵なんだよ。
0投稿日: 2010.12.11
powered by ブクログ4つの短編集。「あおぞらフレーク」、「飛べない翼」、「水に棲む」、「つきのこども」。どれも不思議な現象・体質を中心にプラネタリウムをからめて書かれている。 2010/5/8
0投稿日: 2010.05.08
powered by ブクログ短編集。 梨屋さんの文章、すきなんだな、わたし。 しみじみ、そう思った。 警報機が鳴っちゃう少女、翼がはえてる少年、木そして森になっちゃう少女。 みんな、みんな、愛おしいキャラたち。 (これ、梨屋さんの3冊目の著作らしい。ふぅ……。深いため息でちゃうよぉ。) 「あおぞらフレーク」 何気ない、でも「するよなぁ」って思うしぐさを表現されてるのが……。もぉ絶妙。 音も、紡がれる言葉も、なんてキレイなんだろ。 「水に棲む」 いろんなものに触れ、感じてることの大切さを感じた。 言葉を、文章を紡ぐひとの内包してる世界って、なんて広いんだ……。 恋に落ちる瞬間、を、たったの10行の文で表しちゃうのも、すごいっ。ほんとにすごいっ。 その直後の1文が「わたしは紘夢センパイが好きなんだ。」 本人さえも気づいてない恋心を、せつないまでに伝えちゃう10行。 かんどぉした。
0投稿日: 2010.01.01
powered by ブクログ苦手。 途中で放棄しました。 ファンタジーは好きだけど 現代小説にファンタジー要素いれられるのは ちょっと・・・
0投稿日: 2009.12.08
powered by ブクログ「白い竜がずるずると通学路を這っていった。と、思ったのは、わたしだけかもしれない。」 栄えある読書クラブ第1回の課題本となった1冊。 うーーん、可もなく不可もなく。 不思議な世界で、その世界観は非常に魅力的なのだけれど、出てくる子どもたちに共感ができない。 なんというのでしょう、ストア派的といいますか・・・ 自分は違うんだオーラがメラメラ出てしまっているのが、少し残念。 【11/30読了・初読・個人蔵書】
0投稿日: 2009.12.01
