
総合評価
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powered by ブクログ各駅停車の車中で読了。 数頁で区切りがあるため 読書に疲れたら 車窓をしばらく眺めて また読書 という読み方にぴったりでした。 観たことがある絵については 一枚の絵画の前で おしゃべりしながら 誰かと一緒に観ている時と 同じような感覚になりました。 「そうそう 私も同じようなことを思ってた」とか 「それは気づかなかったけど, 言われてみれば確かに」とか 「それ、知ってる知ってる」とか 「そういう背景もあったのか」とか 観たことの無い絵や 知らなかった画家については 今後ぜひお会いしたいという 気持ちが高まりました。
4投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログカラーの図版がありがたかったです。 実生活で大変な時に毎日、一章ずつ読み進め、世界の美術館を旅していました。 横でその作品の解説をしてもらえているような気分になり、今日はどんな作品だろうかとワクワクしていました。
31投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログマハさんの著書に出てくる絵やこれまでに自分が見たことのある絵が出てきたので、非常に興味深く読むことができた。それぞれの絵に関するマハさんのエピソードと画家の説明があるので、そんなに詳しくは知りたくないがさらっと背景を知りたい人にはもってこいな感じだと思う。(もっと一枚一枚の絵を深掘りして欲しいくらい、ぎゅっとまとめてあった)一部ロシアの美術館にあったり、今となっては中々実物を観るのは難しいだろう絵もあるが、この本を読んだ後に実際に出てくる絵をみたいなぁと思った。
2投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ冒頭にあるカラー図版が豪華です。 原田マハさんの、アートや画家に対する愛情が ひしひしと伝わってくる本でした。 中でも、パブロ・ピカソに対する思い入れは格別なのかなと感じました。 「暗幕のゲルニカ」を読んでみたくなりました。 初めて知る画家や作品もありました。 特に心に残ったのは、フリーダ・カーロ。 彼女の人生を知って、今回取り上げられている絵画を見ると、なんとドラマチックなんだろうと思わされます。映画や小説になってもおかしくないくらいです。 また、「セザンヌ夫人」も印象的でした。 素敵な夫婦像が浮かびます。 ほとんどが海外にある美術館所蔵の作品なので、ちょっとそこまで、と気軽に見ることが出来ないのが残念です。 ぜひ一度本物を目にしたいものです。
2投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログカラーの図版がついているので、それぞれの作家の当時の時代背景を思い描きながら読めた。アートに対する愛情溢れたエッセイ風の文章が良く、もっと本物の作品にふれたいと強く思った。
1投稿日: 2024.10.16
powered by ブクログ原田マハさん大好きです! 美術も文学も行き着くところは人間の根源。どちらも読み取るにはそれ相応の訓練のようなものが必要だと思う。訓練してない私でも、分かりやすいように小説で描いてくれていて、新しい世界を知ることができる。 読んでいて、自分は絵を見たり本を読んだりしていろんな人間のことが知りたかったんだなぁと分かった。 終始メランコリーに苛まれたムンクの生涯にすごく興味を持った。次はムンクの小説を読もうと思う。
2投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ著者が選ぶ26の名画の紹介を中心にエッセー的な要素も含んだ本です。初めて耳にする画家の方もいて、興味深かったです。世界中の美術館をその絵画のために訪問できたら、素晴らしいだろうなと思いました。あとがきに、絵画を観ている立ち位置は、画家が立っていた位置だということが書かれていて、ハッとさせられました。
3投稿日: 2024.08.17
powered by ブクログ生まれて6ヶ月の息子が、遊んでいる隣で、寝転がって読んでいた。 少しずつしか読めないので、この長さの短編がありがたい。 プレイマットの上にいるのに、頭の中は、世界各国の美術館や教会を訪れて、一枚の絵を見た、厳かな気持ちになる。 作者についての解説も嬉しい。 絵は、描かれたそのときから、ずっと光を灯している。 絵を見て、込められた作者の思い、色や形の良さを感じ取ることだけでなく、自分と絵が出会うまでの長い長い歴史を感じることができるんだ。 巻頭の小さな印刷の絵じゃ物足りない。今とても、美術館に行きたい。
1投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログそれぞれの絵に対するエピソードが豊富で 作者や時代背景を知ることができて より絵が楽しめるようになる。 いつもながらマハさんの芸術家、アートへの 愛がすごいと感服。
1投稿日: 2024.05.11
powered by ブクログ26点の絵画の解説と、著者の出会いが書かれている。新書なので解説メインかな?と思い手に取ったが、殊の外エッセイ寄り。 著者の絵画をに注がれる目線や愛情が感じられる一冊でした。 画家のエピソードは大分マイルドに書かれているかも
6投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログアートには、歴史とのすごく深い関係性があることを知った。 時代背景の理解なくして、アートのことは理解できないのだ(アートのことが本当に理解できるわけではないのはわかってはいる)。 歴史が苦手な私が、アートやアーティストと一緒に学ぶとすごく楽しく学べるとは思わなかった。 そして、この本を読んでいるうちに、クレパスで思いっきり画用紙に描きなぐりたい衝動に駆られた。全然絵心とかあるわけではないのだけど。早速、クレパスと画用紙買ってこようかな。 なぜクレパスかというと、私はカラフルな色使いが好みらしいということを、読んでいて何となく認識したのである。不思議。 いつかは、この本に出てくる色んな美術館に行きたい。アーティストごとにじっくり作品の移ろいを眺め、自分のお気に入りを見つけたい。
1投稿日: 2024.03.22
powered by ブクログとても分かりやすく書かれていて、とても美術を好きになる文章。頭の本当に良い人の書く文章ってすごいなと改めて感動しました。美術史を大学で学んだ私は、美術の初心者とは言えないけれど、長年にかけて学んだことよりも、こちらの一冊をしっかり読めば良かったんじゃない?(笑)と思うほど、原田マハさんの知識の深さや、書きたいことは他にも沢山あるだろうに、要点をしっかりとまとめて書き上げるところに感激します。
1投稿日: 2024.03.21
powered by ブクログ一枚の絵。絵が描かれた時代背景や作者背景を知ることが、こんなにも絵を見てみたいと思わせるのか…。美術館に行きたい…。
1投稿日: 2024.03.01
powered by ブクログ原田マハさんから、 たくさんの絵のおもしろさを学んだ。 小説、映画と続き、今回は実際の絵画から 語られるストーリーと作者の生い立ちを。 タイトル通り、いちまいの絵から さまざまな物語が生まれるんだなぁということを 身に染みて感じた。 美術館はたびたび訪れるが、 わりと絵をさっと見て次の絵へ。。 という見方しかしてこなかったので、 次はじっくりといちまいの絵と向き合ってみよう じゃないか。 そう思いながら読了。
10投稿日: 2024.01.14
powered by ブクログ世界の美術館へ行きたくなる! 1枚の絵について、マハさんとの思い出と、画家のストーリーと、その絵がそこに在る理由…短い文章でここまで惹き込む力はさすが! 手元に置いておきたい一冊!
0投稿日: 2023.11.25
powered by ブクログ図書館で目にとまって読んでみました。 「生きているうちに見るべき名画」とサブタイトルに惹かれて。 知っておいた方がいいかも、と 不用な虚栄心。 アートの上澄みをすくっておこうとした自分に 大いに反省いたしました。 原田マハさんの美術品に対する向き合い方、 画家たちの命を削るようにして書き上げた 歴史の一部を知るにつけ 私も縁のある作品にいつか出会える日に向けて 純粋な感動を大切にして進まなくちゃと 思った次第です。 とはいえ、何も知らない自分には 大変役立つ一冊になりました。 おすすめです。
9投稿日: 2023.10.30
powered by ブクログその時代の環境や作者の想いなど、絵の背景を知るだけで、これほどまでに絵を面白いと感じ、絵に感動したのは初めての経験だった。 美術館に訪れたことはあったが、上手いな〜すごいな〜しか感じたことがなかった。 しかし、この本を読んで本の背景を知り、作者の思いや他にどんな気持ちでどんな絵画を描いたのか知りたくなった。 これからヨーロッパに行く予定や美術館に寄る予定があるから、寄るまでに背景知識を知りたいと思う。
0投稿日: 2023.09.23
powered by ブクログ「生きているうちに見るべき絵画」の本物に出会いに行きたくなりました。 いや、読んだだけでも、出会った(見た)ような気になってしまっている!マハさんの文章による惹きつけに、もう全部持っていかれちゃっています。 ゴッホやドガが日本画・浮世絵に憧れ、その技法をも取り入れたという点、興味深く読みました。その事実は知っていても、一人一人の画家を丁寧に取り上げているマハさんの作品を読んでいると、より親近感がわいて、事実味が増してくる感じがします。 あとがきのことば、非常に印象的でした。
2投稿日: 2023.08.03
powered by ブクログ図書館本。マハさんと美術との出会いが書いてあり、世界観へと旅立てる。読んでいて、思わずAmazonのサイトに飛んで行ってしまった。
1投稿日: 2023.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
美術が苦手で、美術館やアートと言われるものには興味がないとずっと思い込みつつ、時々、食指が伸び、いや、一瞬でもの気の迷いに違いない…と思ったりしてきた。 でも、原田マハさんの小説は大好きで、そこで出てくる数々のアートはやはり気になり…この本を読んで、生きているうちに、このうちの1枚でも見てみたいと思わされた。 特に【ゲルニカ】に関しては、心を打つ。 未読のマハさんのアート小説もまた読んでいこうと改めて思う。
4投稿日: 2022.07.21
powered by ブクログ〜生きているうちに見るべき名画〜 このなかなかのタイトルに惹かれ読むことに 26点の名画が紹介されている 気になった作品をピックアップ 個人的な過去の体験やら思考整理が大半のため、たぶん本の参考にはなりません 悪しからず… ■アンリ・ルソー 「夢」 ルソーの絵は技術的には稚拙と言われるが、色彩が素敵で何故か心がウキウキする 不思議なときめきをもたらせてくれる ルソー自身は家庭に恵まれず孤独な人生を送ったはず… 税関職員だった彼は誰にも師事せず、独学で自分の才能を信じ描き続けた ゴッホ同様、生前はあまり評価されず、死後に評価が上がったアーティスト 彼の人生はあまり楽しそうじゃないけど絵はユーモアを感じる ■オーブリー・ビアズリー 「おまえの口に口づけしたよ、ヨカナーン」 サロメの挿絵 お恥ずかしいながら初めて知ったこの作品 何となく見覚えがある そして一目で気に入った! サイケで毒々しいがセンス良くお洒落なのだ 軽く調べてみると… ・耽美主義ムーブメントの中心人物 ・アール・ヌーヴォーの創始者としても位置づけられている ・日本の浮世絵や平面画の影響が強い とある いやーこれは深追いしたくなる! そしてサロメも読まなくては! ワクワク ■ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ 「聖マタイの召命」 カラヴァッジオはかなりお気に入り インパクトのある「ゴリアテの首を持つダビデ」 まさに彼の精神を反映しているであるが、ただグロいだけではなく彼の心の闇と葛藤が見て取れる そうカラヴァッジオの人生はなかなかひどい 暴行、喧嘩、殺人…そして逃亡 そんな感情の起伏の激しさを絵にぶつけているのであろうか… 闇は深く、光は鋭い そして写実感は見事 ■ピカソ 「アヴィニヨンの娘」 左から5人の女性像 左はかろうじて女性とわかるが、右に行くほど歪んでいく もう一番右の方なんて怪物ですからね ピカソの何が凄いって人々の常識を覆すことをやってのけたところだ そういうのを知らないとこの絵の良さは理解できないよなぁ… 一方の「ゲルニカ」 個人的にピカソの作品で一番好きなものだ 中学の授業で初めて「ゲルニカ」に出会う 絵の背景を知り、戦争に対する強烈なメッセージを感じ、いつか本物を見たいと思っていた… そしてその15年後にスペインで本物を鑑賞 思った以上の大きさと迫力に圧巻 これほど無彩色を徹底していても伝える力の強さに驚いた ■マネ 「バルコニー」 マネといえば落選展に出品された「草原の昼食」 これが好きである 当時は問題となった作品(女神ではない女性の裸体を描くというタブーを犯した作品)であり、 不謹慎だと言われるのだが、それ以上にその場の自然な空気感を収めた絵という感じでなかなか良い 個人的には下品さも卑猥さを感じないため、そのギャップが面白いのだが… マネの描く自然は柔らかく太陽の暖かみがあり落ち着く ■モネ 「水連」 以前はモネの絵に全く興味を持てなかった 何故か… それは本物を見たことがなかったからだ 本物を見た瞬間にノックアウトされましたけど(笑) モネの絵こそは実物を見ないと意味がない ちなみにマハさんの「モネの足あと」はモネを知るにはうってつけの書だ ■ドガ 「エトワール」 ドガの着眼点が興味深い作品 バレエを踊る少女の背景、舞台のそでに居る黒服の男 こちらはパトロンだという この夜パトロンは少女を連れ出すのであろうか… 彼女の生活はどんなであろうか 家族はそれを知っているのか… こういう絵って妄想が止まらなくなる ただ単にモデルとして美しいエトワールを描かないところがミソ その他有名どころでは、 「プリマヴェーラ」ボッティチェリ、「最後の晩餐」レオナルド・ダ・ヴィンチ、「真珠耳飾りの少女」フェルメール、アンリ・マティス、ゴッホ、ゴヤ、クリムト、ムンク、東山魁夷などなど 日本で人気のゴッホとクリムト 大きい声で言えないが、未だに良さが理解できない 好みの問題だと思うのだが、いつか何か思う時がきたらそれはそれで面白い ムンクも以前はなんじゃこりゃ?って思っていたが、彼の作品の多くを展示会でみて結構気に入った(彼は長生きだったからか残された作品が非常に多い) 東山魁夷もなかなかのご苦労な人生を歩まれたようで…これから追っていきたい 以前読んだ「絵」だけを観ることを推奨している「13歳からのアート思考」 こちらを読んだその時はなるほど!と思ったものの、やはり作品の背景、アーティストの生い立ちや考えに触れて絵を観る方が私は好きだ じゃなきゃピカソやセザンヌの良さなんて全く理解できないもの! 特に現代アートもこの傾向がとても強い ここに出てきたジャクソン・ポロック、マーク・ロスコ、ブリーダー・カーロ 濃密な彼ら(彼女ら)の人生を反映した作品に仕上がっている アーティストの背景や生い立ちを知り作品を見ると驚くほど感情移入しながら見ることができるのはまるで何かのトリックみたいだ(良いのか悪いのか…?) 頭でっかちになってはいけないが、これからも自分なりの鑑賞法で楽しんでいきたい さて本書 原田マハさんの体験談も絡んでいるところは面白いのだが、 もう少し突っ込んだ内容を知りたい身には物足りない ちょっとタイトルから期待し過ぎたかな これらに登場する作品や絵をモチーフにした小説がやはり多いと感じるので、マハさん本当に好きなのですねぇ… ちなみに皆さんのいちまいの絵はどれですか? コレ結構難しい 好きな画家は挙げられるが、ではいちまいの絵を選ぼうと思うと… うーん これからの人生で見つけていこうかな ■最後の晩餐 ■睡蓮 ■真珠耳飾りの少女 フェルメール ■マドリッド、1808年5月3日 フランシスコ・デ・ゴヤ ■ダンス アンリ・マティス ■夢 アンリ・ルソー ■おまえの口に口づけしたよ、ヨカナーン オーブリー・ビアズリー ジャクソン・ポロック マーク・ロスコ ブリーダー・カーロ ■聖マタイの召命 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ ■叫び エドヴァルド・ムンク ■道 東山魁夷
27投稿日: 2022.06.28
powered by ブクログ『#いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画』 ほぼ日書評 Day567 人気作家、原田マハによる画論エッセイ。 並びが面白い。映画にもなったクリムトの『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像』、10年前の来日時には鑑賞3時間待ちの『真珠の耳飾りの少女』の次が、ジョルジョ・モランディの『ブリオッシュのある静物』…ああ、あの絵ね!と思い浮かべられる方がいらしたら、相当な絵画通だろう。 そんな感じで、マハ氏の好みにお付き合い。 DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)はオススメだそうである。本書ではマーク・ロスコ関連で取り上げられているが、コレクションを見ると確かに驚くべきものがある。東京圏から片道2千円以内で行けるので、週末にでも足を伸ばして見たい。 本書中で唯一名前を知らなかったのがフリーダ・カーロ、メキシコの作家だそうだ。図版を一目見る限り、自分の好みではなさそうだが、食わず嫌いもなんなので記憶(記録)にはとどめておこう。 にしても、元々アートの専門家である著者が、アートの世界から離れることで、よりアートに親しめるようになった…という一節は、心からの真実なのだろうと察した。一方で、本書で明かされるその理由は非常に世俗的なものであるが、思うにさらに深層的な心理的解放があったものと推察する。 最後に… 本書で取り上げられていない巨匠は多数(数的にはその方が多いわけだが)、例えばゴッホの項でゴーギャン、ピカソの項でブラック、シュルレアリスムの巨匠達といった言及のあるなかで、なぜか一度も名前が上がっていない(全文検索かけたわけではないので読み飛ばしだったらお詫びします)のが、ユトリロ。その理由も知りたいものである。 https://amzn.to/3wETtlk
0投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログ「生きているうちに見るべき名画」という副題に、大げさな印象を持ちながら読み始めました。 ただ、巻頭の26枚のカラー写真を、1枚 1枚原田マハさんが自身と絵画との出会いと共に、作者や作品の歴史的背景や意味合いを解説してくれている。 それを読む中で、少なくとも6月のパリでモネの睡蓮、ニューヨークでポロック、千葉のDIC川村記念美術館には行きたくなった。 そう言った意味でも、今後の人生に少なからず影響を与えてくれる1冊。 「生きているうちに見るべき名画」があるのかもしれないと思わされた1冊。
0投稿日: 2022.03.13
powered by ブクログ26枚の絵。知っている作品や初めてのものも。 その絵を見た時のマハの感想や絵が描かれた時の作者やその時代から、絵に親しみを覚える。
0投稿日: 2022.02.20
powered by ブクログ「生きてるうちに見るべき名画」本当かな?と思ったけどさすがマハさん、納得です。時代の転機となった作品をピックアップしてるのかな。東山魁夷の「道」が描かれるエピソード読んで1発で好きになりました。
2投稿日: 2022.01.07
powered by ブクログ最初にカラーで絵が紹介されて、 それに対しての内容は 歴史的な背景と御自身の話が、 適度に混ざっていて読みやすかった。 ただ、どうしても題名が 「いまいちの絵」に読めてしまいます笑 むしろ、それも本にして欲しいです!
0投稿日: 2021.11.13
powered by ブクログ26枚の絵画について、その背景にある画家の生き様や社会的状況とともに、作品に出会った原田マハさんの感動が熱くかかれている。どんな美術館にどんなふうに展示されているのか、原田さんが作品に出会ったシチュエーション、などの視点もあり、楽しめた。 とにかく原田さんのアートへの情熱が伝わってくるし、全体を読むとアートの変化の流れも感じられる。表面的には技法やテーマの変化なのだが、その背景に、自由に表現することへの希求があったんだなと改めて感じた。
0投稿日: 2021.08.15
powered by ブクログひらがなタイトルの「いちまい」が「いまいち」にみえて仕方がない。 芸術作品である絵は、必然的に歴史的・文化的な背景を内包するが、それは文学も同様のはず。しかし殊更、絵ばかりが、作者の生い立ちや歴史的意義に左右され過ぎている気がする。(死後、急に評価された画家の多いのもこの芸術の特徴です)例えば、小説はその書かれたバックグラウンドよりも作品そのものが面白いかどうかで評価される。著者も告白しているように、初めて見たピカソ(マティスやルソーも)の絵が「下手くそ」と感じたが、後年になってみる目が変わったのは、その絵そのものからというより、筆者が絵の歴史や文化を勉強して始めてみえてきたモノではないのか?少なくとも、文学作品(すべてとは言わないが)は、こうした類の評価は稀である。もちろん、古典文学は古典というだけで評価されるが、それもあくまでも時代の文脈の中での評価という形に限定されている。 さらに、「新たに絵画の幅を広げた」という点でゴッホやピカソ、ムンクなどの先進性を持ち上げるが、新しいもの=素晴らしいという単純な図式が成立するのも不思議だと思う。であれば、当時から自閉症や知的障害者の描く絵は、色や構図も含めてもっと斬新だったはずだが・・要は、金持ちの道楽や金もうけの道具に画家や絵画が利用され、その理由付けに「先進性」「革新性」などが必要だったのでは。 ってことで、素人の私が理想だと思う絵画鑑賞は、作者名や背景などの雑音を排した初見のインパクトで決めて、好きな作品があればあとから自分で調べるというやり方です。もちろん、本書のような解説本から入るのはアリだが、本当に自分好みの絵を見つけたいのならもったいないと思う。 ちなみに、私の好きな画家は、断然マティスです。
1投稿日: 2021.07.02
powered by ブクログ原田マハさんの紹介する26枚の絵。 マハさん自身のその絵との出会いと、それぞれのアーティストの歴史、名画が誕生したエピソードが綴られる。 ピカソ、ゴッホ、モネ、セザンヌ、ポロック、マネ、レオナルドダヴィンチ、クリムト、ピアズリー、ムンク…。 多くの人に知られた有名人な絵を始め、私でも知らない絵も収録されていて、純粋に勉強にもなる。 巻頭にはそれぞれの作品の画像がカラーで掲載されていて、本文と照らし合わせて読み進めることができる。 大変お得で粋な一冊だ。 新書本というよりは、マハさんプレゼンツアート図録というような感じ。 何よりも、マハさんが、本当に小さい頃からアートが好きだったと言うのが伝わってくる。 弱冠10歳の時に、倉敷の大原美術館でピカソの「鳥籠」と出会った。それが始めてのピカソ体験だったというエピソードが印象的。きっとそのとき、子供のマハさんにも電流のようなものが体に流れたんだろうな。 私も子供の頃から絵は好きだったけど西洋絵画はその時難しくて、興味なかったもんな…。やっぱり、マハさんとアートは、特別な絆で結ばれているのだ。 今まで読んだマハさんのアート小説にも登場した、モネ、ピカソ、ポロック、ピアズリーは、特に思い入れを感じた。小説のことを思い出し、また再読したくなった。 そして、最終章には、唯一の日本人。東山魁夷。 東山魁夷も、マハさんの小説の中でたびたび登場する。 長野県の農業を描いた「生きるぼくら」では、茅野の御斜鹿池を舞台に描いた東山魁夷の代表作「緑響く」が印象的に登場する。それに、「異邦人」でも名前が出てきたな。 本書で紹介されている東山魁夷の作品は、「道」という絵。 初めて見た。マハさんは、この絵を見て、自分の進む道への決心にもつながったという。この作品は、マハさんにとって特に特別な出会いだったんだなぁ。 先日、アートと旅が好きな私のピアノの先生にマハさんを紹介した。 「ジヴェルニーの食卓」と「生きるぼくら」を紹介した。すごく興味を持っていたので、気に入ってくれたら良いなぁ。 この本も今度紹介しよう。あと、「異邦人」と、「さいはての彼女」と「サロメ」も良いかもなぁ。 周りにマハさんのことを語れる人がいないので、すごく話したい…! と、いうことで今回もマハさん愛が止まらず、長めの文章になってしまった… この本、買おうかな。 きっとまた読み返したくなる。 緊急事態宣言が解除されたら、私も美術館に行こう。
0投稿日: 2021.02.21
powered by ブクログこの絵たちに 全部 会って この本読めたら素敵、贅沢やなあ って思いながら読んだ 何点かは 出逢ってるので マハさんとの対話ができるから 文章の染み込み方が 違うなあと マハさんの本をもって 一枚ずつ 会いに行けたらいいな クリムトの絵に 今 一番会いたいなあ
2投稿日: 2021.02.16
powered by ブクログ今を時めくアート作家【原田マハ】は、幼い頃から絵画に親しみ、美術館で絵画と向き合えば不思議な声が聞こえてきて、その絵との会話が始まる・・・そんなアートとの長いお付き合いから醸し出された芳醇な物語が『楽園のカンヴァス』や『暗幕のゲルニカ』であり『ジヴェルニーの食卓』『デトロイト美術館の奇跡』や『風神雷神』などの誕生に繋がっています。本書は、一枚の絵に隠された歴史的背景や芸術家の魂の足跡を探る26枚の絵画のアート・スト-リ-です。
3投稿日: 2021.01.30
powered by ブクログアート小説の旗手として圧倒的人気を誇る原田マハが、自身の作家人生に強い影響を与えた絵画はもちろん、美術史のなかで大きな転換となった絵画を紹介。原田作品ではおなじみの名画も多数掲載!一枚の絵画に秘められた、強烈な力。何もかも変えてしまうほどの革新的な表現。抜きん出た技術。美術史を大きく転換するほどの先見性。そういった個性をもつ絵画を「絶対絵画」と名づけて紹介する。掲載作品……ピカソ『アヴィニヨンの娘たち』『ゲルニカ』、ジョット・ディ・ボンドーネ『聖フランチェスコの伝説』、ボッティチェリ『プリマヴェーラ』、モランディ『ブリオッシュのある静物』、ゴヤ『1808年5月3日』、レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』、セザンヌ『セザンヌ夫人の肖像』、マネ『バルコニー』、モネ『睡蓮』、ドガ『エトワール』、ゴッホ『星月夜』、クリムト『アデーレ・ブロッホ=バウワアーの肖像I』、マティス『ダンス』、ロスコ『シーグラム壁画』、ルソー『夢』、ビアズリー『おまえの口に口づけしたよ、ヨカナーン』、マレーヴィチ『黒の正方形』、ポロック『No.1』、ムンク『叫び』、東山魅夷『道』など、全26点。
0投稿日: 2021.01.26
powered by ブクログ人生の中で、出会える本物の絵は、限られているんだなぁ。本物の絵を見れるチャンスは大切にしていきたい。それは、本に関しても同じことが言えるけれども。
0投稿日: 2021.01.17
powered by ブクログ有名な絵もそうでない絵も、原田さんの丁寧な説明で一枚づつ記憶に刻まれる。絵の解説なのに小説を読んでいるみたいだし、原田さんの小説に悪い人がほとんどでてこない様に、どの絵に対しても温かい眼差しが注がれている感じ。例えばピカソ。アヴィニヨンの絵が美術史を変えた、みたいな話は何度聞いたかわからないけれど、そういう学術的な面のみならず、「超有名だけど本物を見るとやはり心動かされる」という、本当に絵を好きな気持ちが伝わってくる。 備忘録:取り上げられていた絵 ピカソ アヴィニヨンの娘たち 秘儀荘 ディオニソスの秘儀 ボンドーネ 聖フランチェスコの伝説 ボッティチェリ プリマヴェーラ ダヴィンチ 最後の晩餐 セザンヌ セザンヌ夫人 マネ バルコニー モネ 睡蓮 ドガ エトワール ゴッホ 星月夜 クリムト アデーレブロッホバウワーの肖像 フェルメール 真珠の耳飾りの少女 モランディ ブリオッシュのある静物 ゴヤ マドリード 1808.5.3 マティス ダンス ルソー 夢 ピカソ ゲルニカ ビアズリー お前の口に口付けしたよ、ヨカナーン マレーヴィチ 黒の正方形 ポロック Number 1A 1948 ロスコ シーグラム壁画 カーロ ティワナ衣装の自画像、あるいは私の考えの中のディエゴ、あるいはディエゴへの想い カラヴァッジョ 聖マタイの召命 クールベ オルナンの埋葬 ムンク 叫び 東山魁夷 道
1投稿日: 2021.01.03
powered by ブクログつまり、私=鑑賞者が立っているまさにその位置にいたのは、画家、ポール・セザンヌなのである。 あとがきにかえて より しかし、フリーダにとっては、圧倒的な画力を持ち、民衆を奮起させる壁画の数々をたったひとりで描き上げるディエゴは、愛する夫であると同時に、恩師であり、リーダーであり、ときに子供のようでもあり、彼女を包み込む宇宙のような存在だった。 二十二枚目 テワナ衣装の自画像、あるいは私の考えの中のディエゴ、あるいはディエゴへの思い フリーダ・カーロ より 元キュレーター、アート関係の仕事をしていた背景のある作者。絵画をテーマにいくつも作品を出されているので、楽しく読むことができました。連載した記事に加筆修正を加えたみたいで、概ね8-10ページほどなので、空いた時間に美術鑑賞する感覚てした。 映画を観る際に巷で聞く『予備情報なしで楽しみたい』。頭を空っぽにした真っさらな状態が良いとのこと。もちろん、ストーリーのないアクション映画ならわからなくもありませんが、基本的にアートはそうではない、ということなのかな、と。ひとりの作家がいて、生い立ち、成長環境、両親、友人、恋人、技法、時代背景、当時の流行、戦争の影、没後のヒストリーなど、それらが作品にいかように影響が与えられ、作られたかを読み取ることの尊さを伝えている本だと思います。 それは、絵画に限らず、先の映画や音楽、そして小説。特に誰が、いつ、どのようにして、その作品を生み出したのかは本当に重要だと思います。 音楽家に対して政治的な発言はやめろって言う人、たまに見かけます。けれども、左寄り右寄り中立的、といった感じに政治思想も理解しているとより読み取れるようになるんじゃないかな、と思ったり。少なくとも、アートが詳しい人、言語化に長ける多くの方は実践されているんじゃないかと観測できます。 エッセイは、導入部で作品との出会い、邂逅を描き(世界中の美術館の名前が出てきますが行けるわけもなく)、作家の背景、作品の立ち位置、そして作家らしい気づきと彩のある文章で締める形式。 ミューズをただミューズという単語で書くのではなく、三行ほどの文章で美しく表現されています。四枚目のプリマヴェーラも素敵というか、流石でした。 原田マハさんの作品は初期のものしか読んでいなかったので、これを機に何冊か読んでみたいと思いました。
0投稿日: 2020.12.23
powered by ブクログルソーの夢、ピカソのゲルニカなど、『 楽園のカンヴァス』を読んでいたので、とくにそこにでてくる作品について知れて良かった。また、本書の解説を読んではじめて『楽園のカンヴァス 』の主人公が著者に準えられていることに気づいた。
0投稿日: 2020.12.13
powered by ブクログ子どもたちが幼い頃、佐倉の川村美術館によく出かけた。その頃住んでいた八街から近かったからだ。今回、この本を読んで初めて『シーグラム壁画』マーク.ロスコ作を知った。ロスコの意思を汲んで、一室彼の作品ばかりを展示しているらしい。今度の週末是非行ってみたい。
0投稿日: 2020.12.01
powered by ブクログとっても勉強になったし、また興味が増えた。実際に見るべき名画に会いに行きたい。特に日本にあるものはすぐにでも見に行きたいな。
0投稿日: 2020.11.25
powered by ブクログミュージアムショップで手に取り、パラパラとめくっていったら、マーク・ロスコの「シーグラム壁画」の 事が書いてあって「これは運命だ!」と感じ購入しました。私は川村記念美術館にあるシーグラム壁画(ロスコルーム)の空間が好きで、時々足を運びます。なんとも言えないあの空間。そこで感じる感覚をまさにこの本でマハさんが説明されてて嬉しく感じました。その他の作品の説明もとても分かりやすく、まだ直接観たことの無い作品も興味が持て、いつか本物に会いたいなと思いました。
0投稿日: 2020.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1枚の絵にどれだけ感動したか!一枚の絵からどれだけ人生が変わってしまったのか!読む人がそれどれの人生を振り返るきっかけとなる本だ。
0投稿日: 2020.05.17
powered by ブクログ美術史・技術に疎くても、作品それぞれの特徴や作者の生い立ちがわかり易く説明されていてすんなりのみこめた。美術館へ行きたくなる。なにより、著者のアートへの愛と情熱が伝わってきた。
0投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログ著者が影響を受けた26枚の絵について、著者が鑑賞したときの印象の共有、そしてその作者がどのような人であったか、どんな時代であったかの説明が連なっていく。 いい意味で、作家が書いた本だった。明るくて読みやすくて穏やかになる。まさにいちまいの絵を鑑賞しているようだった。 著者の小説が好きなので、こう感じた印象をもとにあの作品ができあがっているのか〜っと想像しながら読むのが楽しかった。 時代ごとに登場人物メモ。 ◆ルネサンス前 ・ジョット:1267年。聖フランチェスコ(小鳥の聖人)を生き生きと表現。当時は聖人を人間らしく描くことはタブーだった。 ◆ルネサンス ・ボッティチェリ:1445年。プリマヴェーラ ・ダ・ヴィンチ:1500年頃 ◆ポスト宗教改革 ・カラヴァッジョ:1571年 ・フェルメール:1632年。真珠の耳飾りの少女。スカートは何色だったんだろう。赤かなー。 ・ゴヤ:1746年。ベラスケスと同じく宮廷画家。1808年5月3日。 ◆印象派 ・クールベ:1819年。写実主義の始まり。印象派ではないけど。 ・マネ:1832年。バルコニー ・ドガ:1834年、アングル派。 ・セザンヌ:1839年。セザンヌ夫人。マハさんはこれが特に好きそう。 ・モネ:1840年。印象、日の出。睡蓮。 ・ゴッホ:1853年。どちらかというと後期印象派かな。 →ムンクやマティスにつながっていくよね。 ◆シュルレアリスムの系譜 ・アンリ・ルソー:1844年。「夢」の女性の手、カラヴァッジョの「マタイの召命」に似たものを感じた。マタイ=徴税人、ルソー=税関吏という共通点があるし、意識したのかなーと思った。ピカソに影響与える。 ・ムンク:1863年。自然の叫びを聞くまいと耳を塞いでいるという解釈が可能性高いんだって。ゴーギャンやゴッホの「思ったとおりに表現する」作品に触れ、それを自作に取り込んだ。ムンクの場合は、更に一歩踏み込んだ心象風景を描き出そうと試みた。 ・ピカソ:1881年 ・クリムト:1862年、ジャポニスムの影響。 ・アンリ・マティス:1869年。ダンス。ゴッホやゴーギャンの影響。ロシア人実業家に評価される。それまで「どんな色で描くか」よりも「どんな構図で描くか」が重視された欧米のアートルールを打破。それが評価されたのはまさに欧米的だと感じた。 ◆モダン ・ビアズリー:1872年。挿絵。 ・マレーヴィチ:1878年。黒の正方形 ・ジャクソン・ポロック:1912年。シックで好きな作品。俯瞰する視点の獲得。ポンピドゥーセンター、大学時代に行って全然楽しめなかったけど、今なら違う視点でみれる気がする。 ・マーク・ロスコ:1903年。他の作者と同じ空間に飾られることを嫌った。DIC川村記念美術館にある。 ◆分類できんかった ・モランディ:1890年。知らない画家だったけどなんだか惹かれる静物画。 ・フリーダ・カーロ:1907年 ・東山魁夷:1908年。まじで好き。
0投稿日: 2020.04.12
powered by ブクログ原田マハさん流、1枚の絵との向き合い方。 ・直感で感じる ・疑問を持つ ・芸術家の生い立ち、生きた時代背景を知る ・もう一度絵を見る 美術館に足を運ぶものの、どう見たらよいか分からない方にオススメしたい。めちゃくちゃ良かった。
3投稿日: 2020.04.09
powered by ブクログ2016年末に手にした「デトロイト美術館の奇跡」。 破綻寸前の美術館に起きた奇跡を描いた作品に魅せられて、上野の森美術館の「デトロイト美術館展」に出かけた。 美術館に行ったのなんていつ以来だっただろうか。学生時代は、キャンパスに隣接した美術館に頻繁に通っていたのに。 社会人となってからも、都内の美術館を訪れるのが楽しみだったのに。 だが、いつの間にか時間と心の余裕がなくなっていた。 ただただ絵画と対峙して楽しむ。 美しさに圧倒される。 作品の背景を知ることで様々なことを思索する。 そんな大切なことを思い出させてくれ、美術館に呼び戻してくれた著者は、私の恩人の一人であると言っても過言ではない。 専門家としての豊富な知識と経験。 純粋にアートを愛する無垢な心。 それが両立する彼女の作品は、気取りがなくわかりやすい。 「青春と読書」の連載記事をまとめた本書には、28作品すべてがカラーで掲載されている。 アヴィニョンの娘たち、ゲルニカ パブロ・ピカソ 最後の晩餐 レオナルド・ダ・ヴィンチ セザンヌ夫人 ポール・セザンヌ バルコニー エドゥアール・マネ 大壁画「睡蓮」 クロード・モネ エトワール エドガー・ドガ 星月夜 フィンセント・ファン・ゴッホ アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ グスタフ・クリムト 真珠の耳飾りの少女 ヨハネス・フェルメール マドリッド、1808年5月3日 フランシスコ・デ・ゴヤ 叫び エドヴァルド・ムンク 道 東山魁夷 「その絵は世界中のどこかの美術館に収蔵されていて、いつでも観にいくことができる。そのこと自体、世界中のすべての人に与えられた幸運であると私は思う」(P42) 「美術館訪問は『遅きに失する』ということがない。そこがいいところなのだ」(P123) 「たったいちまいの絵。そう、ただそれだけである。けれど、そこには光がある。私を、あなたを、私とあなたが生きる世界を変える力が、その絵には秘められている」(P253 あとがきにかえて) 移動が制限されて、人と自由に会うことができない2020年。 美術館だけでなく、あらゆるイベントが中止や自粛に追い込まれる世界的危機と対峙している今。 そんな時に、時間も空間も超えた芸術との対話の機会が得られた。 それは、著者のアートを心から愛する情熱があったればこそだ。
4投稿日: 2020.03.20
powered by ブクログ★原田マハ氏の解説で、美術史を変えた26枚の絵画を味わえるなんとも贅沢な本。最後は東山魁夷氏の人生と、原田マハ氏の人生が交錯する。
0投稿日: 2020.02.14
powered by ブクログ見たことがある絵も紹介されているし、知らないものもある。 知っているのは、自分の見方と違うところを楽しめるし、知らないものについては、絵を見るところからのお付き合いとなる。 知らなかった画家で一番印象的だったのがモランディ。 「ブリオッシュのある静物」という絵が紹介されている。 のっぺりとした背景に、ブリオッシュと陶器、ガラス瓶が配されている。 質感が違うものが取り合わされていて、面白い。 華やかな色彩も、面白いモチーフでもないのに、妙に心に残る。 この人の個展で、ずっとこの調子の絵を見続けていたらまた印象が変わるのかもしれないけれど…。 「セザンヌ夫人」や「真珠の首飾りの少女」は、モデルとなった女性と画家の関係を読み込み、彼女たちの内面を想像する文章。 この作家の「ジヴェルニーの食卓」に通ずるものがある気がする。 最終章、東山魁夷の「道」を取り上げた文章では、原田さん自身の半生と、画家の歩みが重ねられる。 アートを題材に書き続ける作家の原点が見える一文。
0投稿日: 2019.12.28
powered by ブクログ一枚いちまいの絵画に対する作者の向き合い方を伺い知ることができた。美術館を巡っていると、時にある作品に目を奪われることがある。そんな瞬間の心の機微、そして作品の裏にある物語を、原田マハは鮮やかに描き出してくれる。
0投稿日: 2019.11.01
powered by ブクログ「絵を見る技術」の後に読んだら余計面白かった! 「青の家」のフリーダ・カーロの話とか、マハさんの小説を読んだ時には知らなかった話も出てきてまた感動してしまった。 原田マハさんは、今の世界で人とアートを結びつけてくれる本当にありがたい存在!
0投稿日: 2019.09.27
powered by ブクログ原田マハさんが好きな絵、衝撃を受けた絵について書かれたエッセイ集。特に産業革命後の近代美術作品についてのモノが多い。 文章からは作品に対する愛と、出会ったときの衝撃が伝わってくる。 各絵のカラー写真も載っていて、検索しなくても、どのような作品かわかるのが嬉しい。 彼女自身が子供の頃はピカソやマティスの絵を見て、下手くそだと感じたこと。 美術史を学び、アートに関わる仕事を経て、改めて見たときに、その絵画たちの放つ異質さ、個性、思想、技術がより感じられたという。 美術館は好きだが詳しくはない、にわかファンとしては、その絵画からメッセージをそこまで拾えるマハさんが凄い、という安直な感想しか出てこない。 ただ彼女が語るこれらの絵についての背景や注目される切欠の事を説明してくれるので、突拍子もない下手な絵としか思えないマティスの絵(私の感性はまだ子供のマハさんレベルw)が何故こんなに評価されているのか理解できた。 でもやっぱり上手いとは思えないんだよなぁ…(^^; 過去、信仰の道具とされたり、権威を示すために描かれてきた絵画が、産業革命後、画家たち自身の表現の手段として発展し、むしろアートとは何か、という表現を模索し続ける現代のアート事情がある。 いきなり予備知識がない人間が、アートとは何か!?と問うてくる、個性溢れる作品を見ても、これはなんだろう???何を言いたいんだろう?と、混乱するしかないが、これらの変遷を得て今があると思うと、カンヴァスに一色しか塗られてない絵も、アートなんだなと受けとる感性が出てくるのかもしれない。
3投稿日: 2019.06.01
powered by ブクログ原田マハさんが紡ぐ絵画の物語が好きなわたしにとっては、フレンチのフルコースをいただくくらいの満足度の高い一冊。 絵画一つにこれだけ惹きつけるドラマを再構成できるのがすごい。 もちろん、作品をもとに作家の一生をそのまま描いていればあっという間に本が一冊出来上がると思うけど、この本はただの紹介じゃなくてドラマがあったなと。 まだまだ知らない画家のエピソードがいっぱいだった。多くの作家(とくに近現代絵画)に共通するのは官選(サロン)のアカデミーの潮流から漏れているという点だった。アートが常にカウンターカルチャー的な存在で大きなエネルギーを持つのには、こういう背景に通じてるのかもしれない。 一番気に入ったのはエドガー・ドガのエトワール。踊り子、舞台裏に注目するその眼差しに、自分の精神性に近いものを感じた。この本があったからこそ知れたので感謝。 あとは、原田マハさんの強い好奇心と、情熱のすごさ。連載を集めたものだったから仕方ないのかも知れないけど、「会いたかった」「一度お目にかかりたかった」「この時を待ってた」が次から次へ…! それでも、原田マハさんと絵画の対面の瞬間には常に感動が待ってる。毎回「会えて良かった!」と思える、それくらい真っ直ぐで気持ちがいい。 一つの絵に、熱い想いを絶やさずに向き合い続けることはそうそう出来ることではないが、それでこそ、年々素晴らしい作品を生み出し続けられる原動力なのかなと思ったりした。
1投稿日: 2019.05.05
powered by ブクログマハが感動した26枚の絵をめぐる随想。いちまいの絵がこんなにも豊かで多くのことを語るのか。見たそのままの印象も大事にしたいがと、絵が語ることを知ることで、一段と感慨が増す。
0投稿日: 2019.03.30
powered by ブクログ生きている間に一枚でも多くの絵画に出会いたいなぁ、と思ってしまう。ここに紹介されている作品たちもしかり。一度に鑑賞した絵にも、再び。画家たちの思いを踏まえて、ぜひ観てみたいものです。
0投稿日: 2019.02.14
powered by ブクログ著者の紹介する26枚の絵画。有名な最後の晩餐(ダビンチ)、プリマヴェーラ(ボッチチェリ)、聖フランシスコの伝説(ジョット)、水蓮(モネ)、踊り子(ドガ)、星月夜(ゴッホ)、真珠の首飾りの少女(フェルメール)、夢(ルソー)、ゲルニカ(ピカソ)、叫び(ムンク)などについては、改めてこれらの作品に対する著者の見識を知る良い機会であったとともに、初見の作品はそこに対する著者の思い入れが興味深いものだった。セザンヌの夫人の絵、ブリオッシュのある静物(モランディ)、Number 1A(ポロック)らがそれである。そして日本人で唯一・東山魁夷の「道」これまた素朴な癒しを与えてくれる色合い、「道」の説明の中で著者自身の人生についても紹介がある。著者の美意識を共有することができた幸せな読書だった。
0投稿日: 2019.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
26枚のうち最後の晩餐、水蓮、ゲルニカ、道の5枚を観たことがある 一枚の絵が誕生するまでの物語を知り、美術館に行って会話したいと感じた
0投稿日: 2019.01.19
powered by ブクログアートとの出会いをふりかえる。 ゴヤとの出会いは鮮烈かつ魂が震える衝撃。 レオナルドの天性の才能は、自ら開花したのか、 未知なる力学が働いたものなのか。 いつも満ち足りていれば不要なものが アートの世界。となれば無くならない。 これからも、ずっと。
0投稿日: 2018.11.23
powered by ブクログ2019年5月12日読了。 ●「アヴィニヨンの娘たち」パブロ・ピカソ →個性こそが新しい「美」の定義であると信じた画家の 挑戦であり、その後の20世紀美術を導くマニフェスト となった。 ●「真珠の耳飾りの少女」ヨハネス・フェルメール →パトロンに恵まれ、売り絵を描かなくていい状況。 →真筆と認められる作品も世界にわずか三十数点。 →特に裕福だった時期は、作品に高級な画材を使用。 「フェルメール・ブルー」は、ラピスラズリを原料 とすると高額な顔料をふんだんに使って作られた。 ●
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログいつかこの本に出てきた美術を巡る旅を刊行したい。 40 41 43 46 48 50 54 58 76 95 146 148 168 171 173 201 234 240 243 244
0投稿日: 2018.10.02
powered by ブクログアートについてもっと知りたい!と思わせてくれる。ほとんど行かない美術館に行きたくなる。楽しめるようになりたい… 2018.9.27
0投稿日: 2018.09.27
powered by ブクログこういうの、すごく好き。 いつもの原田氏のアート小説ではなく、様々なアートに精通している彼女が「生きているうちに見るべき名画」をお薦めしてくれる新書。 誰でも知ってるピカソやゴッホから、マニアックな視点の画家まで計26点。なんと言っても嬉しいのは、豪華カラー図版も添えられているのだ。 原田氏のアート小説がそもそも好きで読んできたが、悲しいかな、それらに登場する数々の名画を私は知らない。いや、どちらかと言うと芸術には詳しい方のつもりでいたが、いつも彼女の小説を読むたびに、ああ、もっと私に絵画に対する知識があれば。と思っていた。 もちろん、芸術というのは予備知識がなくても、それを見たまま感じれば良いのだとは思うが、やはりその作品が生まれた経緯や時代背景、その画家の生い立ちなどを知っているのとそうでないのとでは、解釈の深みが全く異なる。 そういう意味で、よくある「○○を○倍楽しむ方法」みたいなハウツー本とも言えるかも。 本書に紹介されている作品だけでなくとも、この中で知った画家の他の作品を目にする機会があるなら、きっと10倍、とまでは言えなくても3倍くらい楽しんで鑑賞できると思う。 個人的には、ジョットの「聖フランチェスコの伝説」が心に残った。 2018/09
0投稿日: 2018.09.22
powered by ブクログ180903*読了 原田マハさん×アートにハマりすぎている今日この頃。 マハさんが選んだ、生きているうちに見るべき名画26枚。 26枚の解説はもちろん、26人の画家の生い立ちや人生についても書かれていて、人の人生というのはいろいろあるなぁーと、一つとして同じ人生はないんだなぁーとお腹いっぱいのため息。 基本、画家って頑固。描きたいという思いのままに、描きたい絵を描いている。 宮廷画家だったり、フランスのアカデミー所属の画家だとそうはいかなかったかもしれないけれど、ここで紹介されている画家は、自分の人生を賭けて精一杯、描きたい絵を描いている。その情熱がひしひしと伝わってきました。 そしてここに選ばれた画家達は、ありのままに生きた結果、美術界を変える一役を担ったというわけです。 わたしは美術に詳しいわけではないので、誰もが知っている有名すぎる画家の名画だけでなく、こんな画家がいたのか、こんな絵があるのかと、新しい知識をもらえて、ありがたやーありがたやー。 アートって素敵。アートって楽しい。マハさんから教えてもらいました。 自分のお気に入りの絵画もこれから見つけていきたいな。
0投稿日: 2018.09.03
powered by ブクログ原田マハが厳選した26点の絵画。 一点につき8ページほどの解説や、その絵にまつわる思い出が語られる。 絵画にはたくさん触れているつもりの私でも、専門家ではないので初めて知ることもあったし、初めて出会った絵もあった。 どれも胸に残ると言いたいが、その中でも特に思い入れがあり、心惹かれるのは、ゴッホ「星月夜」とアンリ・ルソーの「夢」だ。 本書中には載っていないが、アンリ・マティスについては衝撃的だった「金魚」が一押し。 いつか「二人のロッテ」ならぬ「二人のアンリ」として絵画展を開いてはもらえまいかと、美術展のアンケートには細々と書き続けている。 本の最後に東山魁夷を持ってきたのは作家らしい構成だ。 243頁「何も見えず不安だらけの自分自身の未来を、すなおに信じることができた」のはこの絵の力によるという。 今では日本画壇の大家と呼ばれる東山魁夷、しかし彼の道も決して平坦な一本道ではなかった。 死を目前にしたからこそ、世界の美しさを見たからこそ、彼の絵には鑑賞者の心に響くものがある。 太古の昔から人は何かを伝えるために絵を描いてきた。 心に浮かぶ強い思いを、誰かに伝えるために。 だから絵画は力を持つ。 もし、そんな強い力を持つ絵に出会えたならば、人生は変わる。 その時は気付かなくても、遠い道のりを来た時、あそこが分岐点だったと思うかもしれない。 あるいは、何かを決める時、私を支え、導くものとして、そこに浮かび上がってくるのかもしれない。
0投稿日: 2018.08.19
powered by ブクログ移動中とか病院の待合室で読むのにちょうどいい。かつて見た絵を思い出したりまだ見ぬ絵に思いをめぐらせたり。 カラーページと本文を行ったり来たりしてじっくり読むのも楽しいし、なによりまたどこかの美術館に行きたくなる。 やっぱりスペインにいって本物のピカソのゲルニカ見たいよー!
0投稿日: 2018.08.15
powered by ブクログ原田作品でも馴染みの深い作品や作家26点についての、原田マハ視点での解説。ファンかつ美術オンチとしては、嬉しい1冊。 2018/5/28 今年初の小説以外の本
0投稿日: 2018.06.25
powered by ブクログ作家さんのエッセイを読むと、個人的な出来事が小説に反映されていることが分かり、とても興味深い。そのまま小説に現れるわけではないけれど、ちょっとした一言や背景などエッセンスのような形で現れる。それが分かると、読者としてはとても嬉しい。 この本を読むと、原田さんがかつて絵画を見て感じて思ったことが、小説に散りばめられていることが分かるだけでなく、その絵画の画家の生涯や製作された背景などが分かるので、何だか一石二鳥の気分になる。 この本を片手に、世界各国の美術館巡りをしたい。
0投稿日: 2018.06.10
powered by ブクログ素敵な絵画をたくさん紹介していて読んでいて気分が良かった。 原田マハさんの小説はまだ読んでないけど、読んでみようかな。
0投稿日: 2018.05.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この人の最近の小説、やや浅い気がして、初期作の美術愛が薄れているように感じるの、自分だけだろうか。いじわるな感想を抱く。 選出された絵は、ほとんどが自作の著作に関わるもの。 レオナルドやピカソの有名作はもう聞き飽きた説明ばかりだし、セザンヌが近代絵画上に為した革命的な発見を述べずにあっさりと好きじゃなかった発言されるあたりに、うんざりした。セザンヌとえいば、あの山の絵か水浴図。それを外して不機嫌な奥さんの自画像を選んだ理由に、あまり説得力が見られない。 …と思っていたが、ジョルジュ・モランディあたりから俄然面白くなる。ピカソの「ゲルニカ」の政治力。ロスコの執念。マティス画の履歴。ほとんど西洋美術史なのに、ふと最後に置かれた東山魁夷の「道」。そのエピソードと自分の目指す道を信じた著者のひたむきな姿勢に、こころ打たれた。 芸術作品を純粋にその造形上の美学から好きになる人は多くはない。惹かれるのは、絵描きの生き方なのかもしれない。
0投稿日: 2018.05.05
powered by ブクログ『いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画』(著:原田マハ) 今年に入って読了した本がたまってる・・・ 付箋部分を抜粋します ・絵画にまっすぐ向かい合うことができるようになってから、気がついたことがある(p42) ・まるで冬眠しているかのように、静かに呼吸をし、明日へと命をつなごうとするひたむきな意志がある。 その凍ったような情熱が、しんしんと観る側に伝わってくる(p139) ・世の中のルールに従うのではなく、あなた自身の感性に従いなさい(p155) ・なぜだかわからない、けれど何かしら運命的な予感があった(p162) ・私は、そのとき、三十年まえの私に向かって心の中で囁きかけた。 目を閉じず、前を向いて歩いていきなさい。 世の中、つらいことも多い。人生は、楽しいことばかりじゃない。それでも、やっぱり、この世界は美しい。 人生はすばらしいんだよ。あなたが歩いていくことをやめない限り(p249)
0投稿日: 2018.05.05
powered by ブクログこの本はカラー図版で26枚の絵を一枚ずつ解説している。原田マハさんの解説によって絵の背後にそれぞれの画家の意思があり何が隠されているのか大変興味を持つ。どの絵も感慨深くもっともっと絵を描いた画家のことを知りたくなる。また美術館に足を運びたくなる一冊である。
0投稿日: 2018.04.29
powered by ブクログアート小説の旗手が、ピカソからダ・ヴィンチ、東山魁夷まで全26作品を取り上げ、画家の思い、メッセージ、愛や苦悩を、作家ならではの視点で綴る。カラー図版も多数収録。『青春と読書』連載に加筆し書籍化。 本とともにいろいろ調べながら読み進められて面白かった。
0投稿日: 2018.04.15
powered by ブクログピカソやゴッホなど、有名な画家を題材にした小説で一躍脚光を浴びた原田マハさん。「森美術館」を立ち上げるためにニューヨーク近代美術館(MoMA)でキュレーターとしての修行を積んだ経験に裏打ちされているので読んでいてとてもリアリティを感じます。 そんな原田さんが見ておきたい名画を紹介しているエッセイ。「楽園のカンヴァス(アンリ・ルソー)」「暗幕のゲルニカ(ピカソ)」など自身の小説の題材にした名画についても書かれているので、小説を読む前の予習としてもよいですね。 さてさて、気になったもののこれらの名画をみるための「時間」と「お金」をしっかりと稼がないといけませんね。笑
0投稿日: 2018.04.06
powered by ブクログピカソの『アヴィニヨンの娘たち』と『ゲルニカ』、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』、モネの『睡蓮』など26点の絵画について語られた原田さんのエッセイ。 図録付きなので作品の表現に関する説明はとても分かりやすく、アーティストのおおまかなバイオグラフィやその作品が描かれた時代背景にも触れてあって、鑑賞のポイントの参考になります。 でも、絵画の鑑賞はそんな知識に裏打ちされていなければ楽しめないのかというとそうでもないと思えるような、原田さんのパーソナルな経験と作品との関わりについて語られた部分もあって、私などは素人の絵画鑑賞の後押しをしてもらった気持ちになりました。そしてこれからも、「いちまいの絵との出会い」を楽しみにしたいなと思えました。
0投稿日: 2018.03.21
powered by ブクログ連続して絵画関係の本を読んでしましました。この本にはカラー図版がついていて、それはそれで大変ありがたかったけど、この本を読んでいると実際に本物を見ることの大切さが伝わってきました。1枚の絵と出合った時の感動や衝撃がそれぞれのエッセイに込められていて、ひとつの見方ではあるのだけど、またこれらの絵を見る機会があったら思い出したくなるような話でした。
0投稿日: 2018.03.11
powered by ブクログ【収録作品】一枚目 アヴィニョンの娘たち-パブロ・ピカソ/二枚目 秘儀荘「ディオニュソスの秘儀」-作者不明/三枚目 聖フランチェスコの伝説-ジョット・ディ・ボンドーネ/四枚目 プリマヴェーラ(春)-サンドロ・ボッティチェリ/五枚目 最後の晩餐-レオナルド・ダ・ヴィンチ/六枚目 セザンヌ夫人-ポール・セザンヌ/七枚目 バルコニー-エドゥアール・マネ/八枚目 大壁画「睡蓮」-クロード・モネ/九枚目 エトワール-エドガー・ドガ/十枚目 星月夜-フィンセント・ファン・ゴッホ/十一枚目 アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ-グスタフ・クリムト/十二枚目 真珠の耳飾りの少女-ヨハネス・フェルメール/十三枚目 ブリオッシュのある静物-ジョルジョ・モランディ/十四枚目 マドリッド、1808年5月3日-フランシスコ・デ・ゴヤ/十五枚目 ダンス-アンリ・マティス/十六枚目 夢-アンリ・ルソー/十七枚目 ゲルニカ-パブロ・ピカソ/十八枚目 おまえの口に口づけしたよ、ヨカナーン-オーブリー・ビアズリー/十九枚目 黒の正方形-カジミール・マレーヴィチ/二十枚目 Number 1A, 1948-ジャクソン・ポロック/二十一枚目 シーグラム壁画-マーク・ロスコ/二十二枚目 テワナ衣装の自画像、あるいは私の考えの中のディエゴ、あるいはディエゴへの思い-フリーだ・カーロ/二十三枚目 聖マタイの召命-ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴィッジオ/二十四枚目 オルナンの埋葬-ギュスターヴ・クールベ/二十五枚目 叫び-エドヴァルド・ムンク/二十六枚目 道-東山魁夷
0投稿日: 2018.03.05
powered by ブクログニューヨーク近代美術館等のキュレーターの経験を持つ著者ならではの1冊。 生きているうちに見るべき名画として26枚の絵を挙げて、それに関わるエッセーというか自分の思いや関わり方を述べている。 元は、「青春と読書」の連載ものとして書かれたので、一つの作品についてどれも8ページに簡潔に纏められている。 ただ、著者のその絵画に対する思い入れが中心となっているので、いささかもの足りないというか、片寄った感じがしないではない。
0投稿日: 2018.02.10
powered by ブクログ小説家原田マハさんの、芸術家とその絵画に対する思いをまとめた一冊。 まとめられた絵画は巻頭にカラーで並べられ、その解説も丁寧に記述されている。 …んだけど、ちょっと表現が奇麗すぎて食傷気味。
0投稿日: 2018.01.31
powered by ブクログ読書記録です。 著者が10才のとき、初めてピカソを観た「ピカソ体験」が一緒だったので笑ってしまった。「ものすごく下手くそだ!」という下手くそパンチを浴びた衝撃って…わかりやすいわ~ 私も絵が下手くそで、図工の時間が苦痛な子どもでした。学校外でのスケッチで、今回はなんとかわかる程度には描けた!と思った水彩画を、当時の担任に上から容赦なく色を塗り直された記憶がいまだに忘れられません。ピカソは、そんな私にとって「なんでコレが本に載ってんの?」な絵でした。 まあそれが「これなら許せる」「これは下手くそ!」と、子どもなりに絵を観るきっかけになったんですから、感謝するべきなのかも?!
1投稿日: 2018.01.28
powered by ブクログそれぞれの作品、人にストーリーがある。 死ぬまでにいくつ見れるかな。 アビニョンの娘たち:ピカソ 秘儀荘:ディオニソスの秘儀 聖フランチェスコの伝説:ジョット プリマヴェーラ(春):ボッティチェリ 最後の晩餐:ダ・ヴィンチ セザンヌ夫人:セザンヌ バルコニー:マネ 大壁画「睡蓮」:モネ エトワール:ドガ 星月夜:ゴッホ アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ:クリムト 真珠の耳飾りの少女:フェルメール ブリオッシュのある静物:モランディ マドリッド、1808年5月3日:ゴヤ ダンス:マティス 夢:アンリ・ルソー ゲルニカ:ピカソ お前の口に口づけしたよ、ヨカナーン:ビアズリー 黒の正方形:マレーヴィチNumber 1A,1948:ジャクソン・ボロック シーグラム壁画:ロスコ テワナ衣装の自画像、あるいは私の考えの中のディエゴ、あるいはディエゴへの思い:フリーダ・カーゴ 聖マタイの召命:カラヴァッジオ オルナンの埋葬:クルーべ 叫び:ムンク 道:東山魁夷
0投稿日: 2018.01.26
powered by ブクログ絵が生まれた背景を知ることは、鑑賞の幅を拡げますね! 解説らしくない小説のような感じで楽しめました 「アデーレ」には、ベルヴェデーレで会っている おそらく一対一で
0投稿日: 2018.01.09
powered by ブクログ著者が「生きているうちにみるべき」と考える26点の絵画を取り上げ、個人的体験を加えつつ解説していくスタイルの新書。 まず、取り上げられた26点の絵画すべてについてカラー図版が付いているのが良い点です。良質の紙が使われているため、新書サイズでも鮮明に印刷されています。 解説の分量は、絵画初心者が読み進めるのに丁度良いくらいだと思います。美術史や時代背景についての記述も必要十分な程度に抑えられていて、美術に疎い自分でも飽きることなく読み進めることができました。 ただ、作者の思い入れが強く出ているためなのか、過剰とも思える表現が所々に見受けられるのが気になる点です。例えば本文一行目からひとまとまりの文章において、著者の絵画に対する思いが語られているのですが、読んでいて少し居心地の悪さを感じるくらいの熱量がありました(もっとも、自分が原田マハさんの本を読み慣れていないせいかもしれませんが)。 全体的に見て、良い本だと思います。原田マハさんのアート小説を読んでみようかな、という気持ちになりました。
1投稿日: 2018.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
26枚の絵 静物画は 英語でstill life(動かない命) 仏語でnature morte(死せる自然)
0投稿日: 2017.12.18
powered by ブクログ読み終えて、今まであまり知らなかったアンリマティスに興味を持ちました。いつかMOMAで夢や星月夜が観たいなあ(^ ^)
1投稿日: 2017.12.08
powered by ブクログ私の好きな絵は何だろう。 本の中に私の好きなウフィッツィ美術館が出てきて嬉しかった。スペイン、マドリードの美術館も実際に行けてよかったな。 マハさんのオススメの絵画に会いに行きたいと思った。
0投稿日: 2017.11.24
powered by ブクログタイトルが「いまいちの絵」にみえて仕方がない。(笑) 内容は、SpotifyでSmooth Jazzでも聞きながら、優雅なひと時がもてる絵画鑑賞のエントリー本。最初にカラーで絵画が収録されているので、その絵を何回も見ながら、文章を読む。絵が書かれた時代の背景を知ることによりより鮮明に見えてくる画家の意図が解説されている。
0投稿日: 2017.10.25
powered by ブクログ著者の体験を基に、画家の生い立ち、時代背景から絵画に迫る。 その絵が世界にどのような影響を与えたのかを知ることも一つの楽しみ方。
0投稿日: 2017.10.15
powered by ブクログ生きているうちには恐らく行けない所にあり、恐らく見ることのない絵画について、丁寧に教えてくれる、筆者の愛にあふれた一冊。
0投稿日: 2017.10.13
powered by ブクログ作品の表現が上手いなあ 全部見に行きたくなるし、自分にとってのいちまいの絵を見つけに美術館巡りしたくなる
0投稿日: 2017.10.11
powered by ブクログ「生きているうちに見るべき名画」を1点ずつ紹介されています。有名なものが多いので、見たことのある名画もたくさんありました。なぜそれを見なければならないか、書かれた時代背景についても紹介されており、一通りの知識を整理することができたと思います。見たことがあるから、へえこんな名画もあるのかと興味を深めるようにもなっていると思います。口絵に紹介されている名画がカラーで載っていますので、それを見ながら本文を読んでいくことで、それらを近く感じながら知ることができると思います。 著者がその名画と出会った瞬間も書かれています。図録などで見るだけではなくで、実際に本物を見にいくこと。名画と出会うことの意味が、本書から訴えれてきたと感じました。そう、生きているうちに、そこへ行って見るべきだと。
4投稿日: 2017.09.23
powered by ブクログ原田マハさんは本当に絵の描写が秀逸。実際に観たことのあるのは睡蓮だけだけど、どれもぜひとも観たくなった。
0投稿日: 2017.09.23
powered by ブクログ26作品のうち見たことあるなってのが実に15枚、たぶん見たのも含むと18枚。わたしすごい。 正直なところを言うと、モネの睡蓮はオランジェリーが改修中で別のところでなんか円形状の展示室がモネの間みたいになってていっぱい睡蓮の絵があったのを見た、のであって同じ睡蓮ではないのかも。 でもまぁジヴェルニーにも行って睡蓮の池のある庭も見たし。オランジェリー行きたい。 そして、マティスのダンスも私は見たのは同じ構図の別作品、ニューヨークのMoMAにあるダンスである。 ピカソのアビニョンの娘たち ポンペイのディオニソスの秘儀 ボッティチェリの春 ダ・ヴィンチ、最後の晩餐 ドガの踊り子 ゴッホの星月夜 クリムト、フェルメール、ゴヤ、ルソーの夢 ピカソのゲルニカ カラヴァッジョにムンク… ちゃんと見た時のこと覚えてるものだなって自分の記憶にちょっと驚いた。 これが名画のパワーか。そしてマハさんのレビューの巧さだな。 なかでもすごかったのはやっぱり最後の晩餐とゲルニカかな。 サイズも大きいしインパクトも計り知れない大きさだった。 もう一度観たくなる。
1投稿日: 2017.09.15
powered by ブクログオススメです。見たことある絵は、もう一度みたくなる。見たこと無い絵は、絶対見たくなる。流石の筆力です。
0投稿日: 2017.09.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2017/9/14 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2019/3/17〜3/21 原田マハさんが、26の絵画についての想いと背景などを綴ったエッセイ。優れた絵画は観ただけでも感動するが、背景等を知ればもっとその感動は大きくなる。ここに紹介された絵画をおそらく5枚しか直接観たことはないが、再会も含めて全部観たくなる名エッセイであった。
0投稿日: 2017.09.14
powered by ブクログ今までの原田マハさんの作品の総集編のよう。ピカソのゲルニカ、モネの睡蓮、ルソーの夢など、小説の表紙に使われた作品はもちろんのこと、小説に登場した画家たちの絵が、紹介されている。(まだ小説に出てきていない人もいるが。)私は睡蓮と星月夜が好き。いちまいの絵。画家の思い。見果てぬ夢。あぁ、原田さんはなんて絵の紹介の仕方が上手いんだろう。たくさんの絵を見たい。オランジェリー美術館でモネの絵に囲まれたい。
0投稿日: 2017.09.06
powered by ブクログ私はアートの素人だけれど、好きである。旅の目的が美術館や博物館、ということもよくある。絵と向き合う時に私自身も感じていたことを、言葉にしてもらったような感覚で読んだ。「絵を見る」というのはとても個人的な体験だと思うのだけれど、画家自身の思いや、画家が生きた時代の空気やその時代に生きた人達の息吹、完成以降にその絵を見てきた何万もの色々な人達の感動を、時空を超えて共有しているような気になれるのが私にとっての醍醐味だと思う。1枚の絵に影響を受ける、ということを実感として理解できる。 紹介されている絵は見たことがあるものが多かったけれど、見ていない絵や思いがけない絵もあり、いつか本物を見てみたいと、未来の目標ができた。
0投稿日: 2017.08.31
powered by ブクログ原田マハさんの選ぶ一枚の絵が,26枚.画家のプロフィールや簡単な背景,原田氏のその絵に対する思いなど簡潔に書かれていて,とてもわかりやすい.モランティの絵が欲しいと言った人の気持ち,私も共感です.
0投稿日: 2017.08.15
powered by ブクログいちまいの絵画たち。戦争の記憶であるマドリッド。宗教でありミステリーでもある最後の晩餐。風景と光の芸術であるモネの睡蓮。その瞳は何を見るのかと思う真珠の耳飾りの少女。そして、アンリルソーの夢に圧倒される。 絵を見ることは、心への最高の栄養補給であり、好奇心を何よりもそそるスパイスのようなものだと思う、
0投稿日: 2017.08.15
powered by ブクログ原田さんのそれぞれの絵画に対する内容集 彼女がこれまでに書いてきた小説などに関連する名画がおおく含まれています。 フェルメールの真珠の耳飾りの少女 モランディのブリオッシュのある静物 ゴヤのマドリッド1808.5.3 クールペのオルナンの埋葬 東山魁夷の道 これらが印象に残りました。
0投稿日: 2017.08.05
powered by ブクログ十三枚目、モランディの章の冒頭である。 「世界中にある絵画の中で、もしも一枚だけ好きな絵をもらえるとしたら、どのアーティストの作品が欲しい?」 この質問にあれこれ思案する著者にとても共感した。私も「一番好きな画家は?」という質問に、未だ確固たる答えを持っていない。 本の中では、26枚の絵が紹介されている。そのどれもから、著者のそれぞれの絵に対する愛情が感じられる。私も自分の好きな絵について、こんなように語れたらいいなぁと思った。そしていつか、質問の答えが見つかればいいなぁと思う。
1投稿日: 2017.08.02
powered by ブクログ「たったいちまいの絵。そう、ただそれだけである。けれど、そこには光がある。私を、あなたを、私とあなたが生きている世界を変える力が、その絵には秘められている。」 マハさんは、それぞれの絵についての小説を、出版されるのではないかな。どの絵についての物語も、どれもそれぞれドラマチック。
0投稿日: 2017.08.02
powered by ブクログ「暗幕のゲルニカ」がし衝撃的だったので購入。文字通り「生きているうちに見るべき名画」について、作者の思いと作品の背景などが解説されている。絵の鑑賞なんてよくわからにけど、こういうの読むと見に行きたくなる。名画、名曲、名所、美味しいもの、会うべき友人など、そのうちになんて言っていると結局なにも得ずなんてことになる。興味を持ったら即行動。
0投稿日: 2017.07.31
powered by ブクログ超オススメです。こんな美術書を待ってました。そんなに美術に興味がなくても是非読んでほしい本です。 マハさんの対象となる絵との遭遇体験談から解き起こされる、絵の魅力の語りの素晴らしさ。どの絵も見てみたいと思わせてくれます。その絵が描かれた時代や背景、今そこに存在するまでの歴史や変遷について、詳細に書かれている美術本は数多ありますが、この本はそれをサラッと簡潔にしか紹介していないにも関わらず、思わず引き込まれる文章力は流石の一言。 特に、自分も見たことがない「聖フランチェスコの伝説」や「セザンヌ夫人」「マドリッド、1808年5月3日」「夢」等は本当に死ぬまでに見たいと思いました。また「最後の晩餐」は、20年の修復を終えて公開された数週間後に見に行きましたが、その時の10分間程の感動が蘇りました。 個人的には、オルセー美術館で見たゴーギャンの「タヒチの女」にいたく感動したので、この作品群に入ってほしかったなあと思いました。
0投稿日: 2017.07.21
