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池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」
池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」
池上彰/集英社
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総合評価

106件)
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    高校生に向けて、マルクスの『資本論』をわかりやすく解説した本。 『資本論』第1巻を理解しやすいよう、平易な文章で書かれています。『資本論』のエッセンスを知りたい人は、まずは本書を読むのが一番。

    0
    投稿日: 2025.01.17
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    資本論というものはどういうものなのこある程度理解できた。 とても面白かったし、この本が出た約15年後にみたけど、マルクスが謳ってるところにある程度落ち着いていると思う。 現在は少子高齢化がより進み、企業でももっと盛んにM&Aが行われていたり、今後の経済が良くなる未来は見えない。

    0
    投稿日: 2024.08.24
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    最近の大学で数式前提の学びが多く、本質的にマルクス経済を学ぶことが少ないため、この本は高校生向けでありながら、その本質をしっかり理解できるものですね。

    7
    投稿日: 2024.07.13
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    マルクスの資本論を、池上彰氏が平易な文章や例えでわかりやすく1から解説している。 この本を読むまで、ぼんやりとしかマルクスや資本論は知らなかったのだが、この本で随分印象が変わった。資本主義について批判ばかりしているのかと思っていたが、資本主義についてきちんと分析し利点も述べた上で、問題点を指摘していることがわかり、彼の凄さを感じた。ワーキング・プアなど、最近の新たな問題だと思われていることも、150年近く前のマルクスが予想・指摘していることが驚き。「時代は繰り返す」のだな...。 それにしても原文のまあ難解なこと。池上さんも作中で度々愚痴(?)を述べている。ただそこも噛み砕くことで随分と分かりやすくなっていた。入門・導入に最適。

    0
    投稿日: 2024.05.05
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    貨幣経済の成り立ちから、現代の社会に至るまでの資本制社会の変移について非常にわかりやすくまとめられていた。教養本として十分な内容。 資本主義社会では資本の導入に伴い、個々人の能力が高まり、給料は上がってきている。ただ、自由な競走により淘汰されるものも出てきてしまうため貧富の差が生まれる。 社会主義国家も今のところ成功しているとは言えない状況。 確かに何が正解で、何が誤りなのかが判断が難しいと感じた。

    0
    投稿日: 2024.04.07
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    池上彰のこの手の入門書にはまえがきかあとがきに、本の内容に関しての責任は著者である自分にある、と書かれていることが多い。だから自分本位ではない書き方になっているのだろうと思う。また、ターゲットとなる読者層がどの程度のバックグラウンドなのかを想定して書いているかが伝わってくるので本当に分かり易い。昨年読んだ別の入門書のおかげでスムーズに読めた。 大学進学時にマルクス経済学の大学と近代経済学の大学があって、マルクス系は避けた記憶がある。バブル当時でもそういう風潮が地方には残っていたということだろう。今となっては資本論は社会主義、共産主義を礼賛するものではなく、資本主義の分析を通してその行き着く先を論理的に示した名著である、と言える。勉強になりました。

    0
    投稿日: 2024.03.19
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    2回目終了。1回目ほど感動はないが、わかりやすさはダントツ。マルクスは今も通じる点が多いのが分かったが,アジア(インド式以外)での特徴や現代ならではの事象も「続」として書いて欲しいな。

    0
    投稿日: 2022.11.27
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    色々見聞する中でそろそろマルクス読むかと、やたら重めの入門書に行ってしまったので補講的にはちょうどよかった。

    0
    投稿日: 2022.11.21
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    ・労働力を購入することは、資本の再生産のための消費である ・労働者の生活費は、資本家から見ると、再生産のためにかかるコストである この本を読んで、 上記の認識ができるようになった

    0
    投稿日: 2022.10.02
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    今置かれている世の中の現状が、マルクスの生きた時代の資本主義と殆ど同じであると気付くことができた。 行き過ぎた労働者への搾取、貧富の差の急速な拡大など、資本家がより力を持ち、労働者は力をより失っている。 法によって労働者をもっと守っていく事が重要だと感じた。

    0
    投稿日: 2022.09.22
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    さすが池上さん。優しい文章と分かりやすい説明で、初めて「資本論」の内容がよく分かった。理解するほどに搾取される側でいることが恐ろしくなる。自分の労働力(時間)を切り売りすることしかできず、それと引き換えに雇用主からお金をもらい、雇用主に完全に依存する生活は不安で恐ろしい。緩くしすぎて遠くへ飛んでいってしまわないように、ただし苦しすぎて死んでしまわないよう、適度に調整された織の中で生涯飼い殺されるようなイメージが浮かんだ。

    4
    投稿日: 2022.07.06
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     現代の生きにくさを理解するには「資本論」を読む必要があると考え、「資本論」関連の本を何冊か読んでいる中で出会った本。  池上彰らしく原文をわかりやすく、現代の諸問題と関係付けて解説している。マルクスが資本主義にどのような問題点を感じていたかがよくわかる。さらに、マルクスが指摘している問題が現実に起こっていることに驚かされる。最後も池上彰らしく自ら考えをもつことの大切さを語っている。  本書で学んだことを基に「資本論」の原文を読むとともに、これからの社会をどのように生きていくのか考えていきたい。

    0
    投稿日: 2022.01.05
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    難解な定義や詩的な表現満載で読みにくい資本論を平易な日本語で解説してくれています。恥ずかしながら1度読破を投げた経験があるのですが、この本のおかげでもう1度原書を読もうと思いました。

    0
    投稿日: 2021.12.05
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    資本論を読んで、何が書いてあるかさっぱわからなかった自分のような凡夫には最適な教科書。資本主義の行き着く先が共産主義というのはファンタジーだと思うが、新自由主義は再考が必要だと思う。

    0
    投稿日: 2021.07.22
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    対象を高校生であるから仕方のない事かもしれないけど、あまりに平易に噛み砕いて書かれているため、逆に、わかりづらい。 ある程度、資本論を読んだ事のある人や経済学の知識を持っている人には向いていない。

    3
    投稿日: 2021.01.31
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    面白かった! けど 経済がわかると 今の世が怖い コロナの今 労働力は一挙に精算され 福祉労働に流れるのか・・ 最後に マルクスに"誰に読ませるつもりで書いたんよ⁈" と 小言を言ってはるのには 笑ってしまった

    2
    投稿日: 2021.01.30
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    絶対に読め。 自分が社会のどんな歯車であるか、どう働くのか、働いた先に何があるのか、痛烈に叩き込め。

    0
    投稿日: 2020.12.30
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    今の新自由主義的な政策と格差問題を、資本論に当てはめて説明していて安定のわかりやすさだった。池上さんの本は、ご本人が言っていたが分かりやすいがゆえに分かった気になってしまうので、より専門的な本と併せて読むと理解が深まると思った。

    0
    投稿日: 2020.12.16
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    資本論のできた当時の情勢から今へ、背景を交えながら解説。 マルクスは持って回った言い回しを多用していたから、原本の翻訳本だとかなり辛かったと思う。 マルクスが理想とした社会主義は、資本家の元で働く労働者がきっかけとしてのものだったわけだが、中露など世界中で起こった社会主義は、そういう「資本家のもとで育った労働者層」ではなく農民が主だったから失敗に終わったというのは何とも皮肉。 そしてその失敗に終わった社会主義(主に中露)がスタンダードとして知られてる点がますます皮肉。 機械の発展によって人の価値(技術力)を必要としなくなった…機械の発展で力のない女子供でも労働に駆り出すようになった(当時)…大きな政府の反動でまた格差社会が広まった…働く奴隷自身がますます職にあぶれる者やさらなる奴隷化を生む… こうやって見てると、人が暮らしやすくなるはずが、便利になるほど何もかもうまくいかなくなったり生きることの本質的な尊厳が失われてるのが、何とも皮肉で『資本論』(の解説本)を読むほどやるせない気持ちが強くなった。 現在の日本は修正資本主義の元「世界で唯一成功した社会主義の国」とも言われている。 だがどうなのだろうか。 日本人を奴隷に使えないと分かると、経営者は海外に手を広げるようになった。奴隷を海外に求めるようになった。 「このお給料で満足できないなら結構です」が国民単位で行われるようになっていないだろうか。 日本人がいた奴隷の位置に、外国人が代替物として入れ替わったように見えるし、 いわゆる「便利な機械」の位置に外国人が来たようにも見える。 もっとも、この動き自体はすでに以前から中国外注で始まっていたのだけど、安い物が買える幸福がこういったものの裏返しだったとは恥ずかしながらこの解説本を読むまで深くは考えませんでした。 これからの世の中がどうなっていくか分からないけれど、資本主義による国の見かけの発展度などの微妙な面や、また一方で便利さなどの私たちも受けうる良い面がある限り、この資本主義の世界的グローバリズムは変わらないと感じる。 ただ、働く労働者が端を発するものがマルクスの理想とする社会主義ならば、成熟しきった今のような時代こそ相応しいのかも知れない。 そう考えるとマルクスは時代の先を行きすぎた感があるけど、だからこそ読まれ続けるのでしょうね。 これからスタートするのは悪くないと思います。

    0
    投稿日: 2020.05.12
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    息子が高校生にもなる自分が、この本を読むのは恥ずかしいことかも知れないが、池上さんがここまで解説してくれても、なお、資本論は難しい。 星4つとしたのは、決してこの本に対する評価ではなく、自分への戒めの意味で残した。 とても原著を読む自信はないため、次は佐藤優さんの解説本を読み、理解を進めたい。 池上さんのおっしゃるとおり、150年前にこの本を書いたマルクスの予見性はスゴイの一言であるし、これをベースに世の中を考えていかなければ、と痛感する。 そういう意味で、息子には薦めたい。なかなか、手に取らないが(笑)

    0
    投稿日: 2020.04.08
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    率直な感想はマルクスすごいなってこと。140年も前に資本主義の問題をこんなにも正確に分析してる。でも原文読んでも絶対理解できないからそれをわかりやすく解説した池上さんはすごいってこと。

    0
    投稿日: 2020.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【以下はメモ】 ・マルクスの考え方だと、資本主義が発展すればするほど、労働条件が悪くなり、労働者の不満が爆発する(革命が起きる)、と言う流れだった。 ・戦前に戦争反対を唱えていたマルクス主義の学者が戦後復帰し再評価される。そのため、官僚や日本の指導者にはマルクス経済学を修めた人が多かった。 ・ロシア革命は、マルクスが想定した革命ではなかった。 ・革命後に一番になされるべきは、民主主義の獲得。 ・人間の労働が富の源泉 ・資本家は人的資本を活用し、資本を増大させる ・団結した労働者が革命を起こす ・資本性生産様式: 資本家が工場を作り 労働者を雇い、大勢の人を働かせ商品を作り出し それを売ってお金を得て そのお金でまた工場を拡大したりして 経済を発展させていく お金がお金を増やす。 ・資本主義社会では、全てが商品になっている(分業・交換) ・商品は欲望を満たすものである ・商品には、使用価値と交換価値があり、量的比率で表される。 ・Aがx個 = Bがy個 = Cがz個 ・全てイコールで繋げられるのであれば、共通点があるはずだ。 ・「人間の労働」が共通点 ・労働の量によって価値が決まる。マルクスは労働価値説。 ・価値 = 時間 x 単純労働量 or 複雑労働量 ・貨幣の誕生。Aがx個 = Bがy個 = Cがz個 = 金a量 ・商品ーお金ー商品。W-G-W ・貨幣の3つの機能。価値尺度・保存・支払い ・G-W-Gをやる人が出てくる。お金でお金を増やそうとする。G-W-G' ・お金を使ってお金を増やそうとするとき、その人は貨幣保持者ではなく、資本家となる。 ・自分で労働を商品に転嫁させ、売ることのできる人以外が、労働市場に現れる ・労働力の価値 = 労働力の再生産の価値 ・労働力の価値以上の価値を生み出す = 余剰価値 = 搾取されている。 ・不変資本と可変資本。労働力は、その価値以上の価値を生み出すので、可変資本。 ・余剰労働がないと、社会が豊かにならない ・資本制生産は、余剰価値の生産と余剰労働の吸収 ・絶対的余剰価値(労働時間伸ばす)と相対的余剰価値(生産性を上げる) ・マルクスは、商品を分析することから初めて、等価交換のはずなのに、資本が増えている謎を解いた。 ・協業した方が、人間の生産性は上がる。社会的動物だからである。 ・機械の導入(力仕事の代替)によって、年齢と性別に関係なく労働力を確保できるようになった ・質は、量が限界に達した際に、さらにアウトプットを増やそうとする取り組みの中で生まれる。 ・機械によって仕事を奪われると、労働力はその使用価値と交換価値の両方を失う(分業してるので) ・唯物史観:存在が意識を規定する。環境が意識を規定する。上部構造(思想・法律)・下部構造(経済)

    1
    投稿日: 2019.12.30
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    働いても報われないと感じるサラリーマンや将来に希望の持てない学生に是非読んでほしい。 カールマルクスの書いた『資本論』を池上彰がわかりやすく説明してくれる。高校生にもわかるかは、意見が分かれるところだが...。 『資本論』というとカールマルクスが書いた共産主義を生み出した悪しき本!というのが読む前の印象だった。しかし、そのようなイメージは、ソビエトや中国の共産主義国としての失敗から来ており、『資本論』自体の価値を貶めるものでは一切ない。 『資本論』は、150年前のイギリス社会の経済を分析し、資本主義の構造を解き明かした名著である。さらに、現代社会の貧富の拡大をずばり指摘しているのは、驚嘆に値する。加えて、新自由主義がもたらした現代日本の経済構造を見事に言い表しているため、とても学びが大きい。 『資本論』の入門書としては、うってつけの一冊といえるだろう。

    1
    投稿日: 2019.12.01
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    個人的に「高校生から」、「マンガでわかる」などの文句を冠に載せた本は好みではないのだが、導入としてはなかなか優れていることを再確認した。

    0
    投稿日: 2019.11.28
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    難解な名著とされる資本論を、池上氏がわかりやすく解説した一冊。資本論についての概論に加え、資本論で述べられた内容がいかに現代社会にも通じているか考察されている。 10年近く前からの積読をようやく読破。派遣切りなど時代を感じる例が多かったのはご愛敬だが、原書の文章ではチンプンカンプンな内容を平易な口語体で解説しており、経済を習っていない高校生でもわかりそうな内容。原書の表現がわかりにくかったので、先に概論に触れてから原書の書き方に行く方がわかりやすかった気がする。

    0
    投稿日: 2019.11.10
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    マルクス、昔から名前だけは良く知っていたけれど、社会主義、共産主義の元になった理論を作った人で、社会主義の終焉によって過去の歴史に消えて行った思想だと思っていました。 この本読むまで、「資本論」って尖った資本主義を徹底攻撃するものだと思っていました。だってほら、学生運動とか過激派の人達が読んで難しい議論の果てにとんでもない事件を起こしたというイメージじゃないですか。小説にもマルクスの主義主張を掲げたと思われる学生が闘争するような作品山盛りありますし。 本書は池上彰さんが食べやすく小さく切り分けてくれて、資本論の一部分を齧らせてもらったという感じです。一部分だけでもかなり誤解していたなあとしみじみ読みました。 資本主義が進んで行くと労働者の権利がどんどん縮小して行って、最終的には労働者側から革命が起きて資本主義が終焉を迎えるぞ。という事自体は書かれているだろうという予測がついていました。 一概に資本主義が悪いと言っている訳ではなく、資本を持つ人が運用を始める事によって仕事が産まれ、労働力がそれ以上の余剰な価値を産む事によって、世の中に冨が蓄積していく。切磋琢磨していく事で技術も向上して効率もどんどん上がっていく。しかし「資本」というものが増殖する事を求め転がり始めると押しとどめる事は困難で、心ある経営者であっても、資本の増殖を阻害する余剰な労働力を切り始めるという現実。 余剰な労働力が有るという事は労働自体の単価を落すことになり、十分な賃金が支払われなり労働者が疲弊していく。 なるほど昨今の派遣社員の窮乏ととてもリンクします。最近よく読んでいる貧困問題関係の書籍で起こっている問題というのは、マルクスが150年も前に予見していた事だったんですね。 そもそも労働者の中から革命が起こると予見したはずなのに、資本論を読んだロシアや中国や北朝鮮がインテリ層から降ろす形で革命始めてしまったもんだから、十分な経済的な体力や民衆の意識改革も無いまま理想だけで突き進み、いつしか上層部の腐敗と共に崩壊してしまった社会主義。これは自分がマルクスだったら「おいおいおいおいおおおいおい!何俺の名前でへたれた事やってくれちゃってんのよ。俺の評判ダダ下がりじゃんか。やめてよ!やるならもっとうまくやってくれよ」と言いたくなる状況でしょう。まさに草葉の陰で泣く状況。 今の資本主義と議会制民主主義は非常に素晴らしいものだと僕も信じてきたし、今でもベストではないけれどベターだと思っています。ただこの資本論を端っこだけでも齧ってみると、働くという行為がいかに雇い手の裁量で不安定になり得るかがひしひしと感じます。新自由主義を推し進める事によって相対的な貧困が増加している今、みんなでもう一度資本論を見直してみるのも一つだと思いました。

    4
    投稿日: 2019.07.22
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    資本論って何だろ?流石に社会人として知らなきゃあかんかな?と思ったら読む本。 マジな本を読む2〜3冊手前の入口に良かった。 分かりやすいし、現代口語で読むという新鮮さ。 一方、かなりザックリなのでここを入口に次に進まないとならない。これで資本論完璧!とか思って人と話すとかは待たれよ。

    0
    投稿日: 2019.03.20
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    【由来】 ・「池上彰 経済」でamazonで検索。 【期待したもの】 ・佐藤優のマルクス本と併せて読むといいかも感。 【要約】 ・ 【ノート】 ・「つまり、これが資本ということです。価値が増えていく。Gというのは単なるお金なんだけど、それで何か商品を買い、それに付加価値をつける。価値を増やしてこれまで以上のお金に増やす。剰余価値を生み出す。こういう運動を始めたお金のことを資本と呼ぶんです。 (P94)」というような語り口調。そして、「多分10年前の日本だったら、「資本論」を読んでもピンとこなかったかも知れません。今だからこそ、意味がわかるのですね。 (P257)」と語りかける。つまり資本主義がグローバリズムの名のもとに、その本質をむき出しにして爆走している今だからこそ、というわけだ。 ・順番としては、こちらを読んでから佐藤優の「はじめてのマルクス」を読む方がいいと思う。高校生相手の話し言葉で、こちらの方が敷居は低い。資本論について、どういうことが書かれているかのアウトラインを把握できる、多分(原典を読んでないので、判断できません)。アウトラインだけなら何も難解なことはなさそうなんだが、そこは素人の浅はかさ。これから恐る恐る原典にあたってみなくては。 ・学問ということについての私見を述べているのもいい感じ。「私たちが普段気づかないところに何か規則性があったり、法則性のようなものがある、それを見つけて体系的にまとめてみる。それが多分学問なんだよね。 (P155)」

    0
    投稿日: 2018.10.28
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    マルクスの資本論を池上彰のナビゲートでエッセンスを読む。高校生への講義録をもとにしている。マルクスが19世紀の資本主義の世界を分析してくれたが、今の日本の社会も同様な現象が現れている。資本主義を自由にさせると19世紀に戻ってしまったかのようだ。

    0
    投稿日: 2018.10.11
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    この著者による資本論の解説本で、大変判り易い。 著者による要約は以下の通り。 「人間の労働があらゆる富の源泉であり、資本家は労働力を買い、新たな付加価値賞品を販売し、利益を上げ資本を拡大する。資本家の競争による無秩序な生産は恐慌を引き起こす。労働者は大工場で働くことにより、他人と組織的な行動を身につけ、やがて革命を起こし資本主義を転覆させる。」 大切なのは資本家に買われた労働力が搾取され、それが利潤となることだ。搾取が無ければ発展は無く、必ずしも悪い事ではない。 しかし労働力を売るしかない普通の人達にはどうしようもない。この昔の本が、現在も資本主義の様相を的確に表現していることは驚くべきことだろう。

    0
    投稿日: 2018.08.31
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    翻訳書や解説本は池上彰さんのこの本に比べるとどれもこれもダメダメ。資本論を読むならこの1冊で必要十分!!あと社会で仕事をしたことがあるか否かで体感度合も変わってくるね。  載っている智識を仕事で使うことは先ずないだろうけど、新自由主義の弊害を目の当たりにした今、マルクスが執筆後100年以上も後の世界経済を読み取ったトンデモナイ預言者(例:派遣労働者やワーキングプアは資本家論理の必然で発生したこと。失業は資本主義の過程で無くなるどころか理論的には増える存在であること)であったことに触れることができた。  例えば、搾取の意味も感情ではなく理屈でわからせる筆力に脱帽したけど、読んだ私が他人にそれを説明してくれと問われても上手く説明できない、、、それを文章でスラスラ説明できている点に池上無双の真骨頂を見た。  結局、資本論が変に毛嫌いされているのは、社会主義革命の言葉に酔って扇動した指導者たちとその環境が未成熟だったからなんですね

    2
    投稿日: 2018.05.02
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    社会主義が姿を消した=自由主義の勝利=自由の復活=新自由主義 金融恐慌の発生~資本論が脚光を浴びた。 日本は世界で一番成功した社会主義国家。 共産党宣言のころは自由選挙が目的だった。 資本家もまた資本によって働かさせられている。資本の増殖。 ウォールマートのような安売り店が出てくると、労働力の値段も安くなる=労働の再生産費用が少なくて済む。グローバル化がそれを加速。 個人が刺激しあい、能力が上がる=サテライトオフィスが失敗した理由。人間は社会的動物だから。 資本主義では教育も労働力を高めるのでいい点もある。 出来高賃金は労働賃金を平均よりも下げる傾向にある。みんなが努力すれば、その水準が当然のものになるから。 金融不安で過剰労働人口が発生した。 その挙句に、最後の審判が下り労働者革命がおこる、というのがマルクスの主張。 資本主義の行き詰まりまでは予言したが、どうやって社会主義革命が起こるのか、はわからない。

    0
    投稿日: 2018.02.21
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    「資本蓄積の結果、労働価値が上昇するということは、現実には、賃金労働者が自分自身で鋳造した金の鎖が大きく、また重くなることによって、その鎖に以前よりもたるみが許容されるようになる、ということにすぎない。」  古典を読もうということで、まずは資本論をと思ったんですけど、きっと難しく量が膨大なので、手っ取り早く理解できそうな池上彰講義バージョンを読みました、うたい文句は高校生でもわかるです。 「共産主義やマルクス経済学については微妙だけど、マルクスの資本主義分析は精緻で鋭い」というのを聞いていて、じゃあということで読んでみました。  革命闘士にはならなかったけど、資本主義というものがなんとなくわかった気がします。  この本は資本論の一部だけを取り上げているらしく、「商品から金への命がけの飛躍」的なことは書かれていませんでした。  ソ連の解体によって共産主義は資本主義に敗退したと思ってましたが、マルクスが考えた共産主義はあんな形じゃなかったそうです。  共産主義の担い手は十分に発達した労働者達であり、ソ連の内実を見る限り、生産性の高い労働者はいまだおらず、いわば中途半端な段階で強引に革命を起こして共産主義国家を作ったと言えます。  そう考えると、共産主義は社会に出てきておらず、着々と革命に向けてプロレタリアートは育っていると言えます。なんかワクワクします。  140年前のマルクスの予言は、今の経済状況を見事に言い当てています。ですが、新自由主義が労働者が資本家になれる社会を作ったのと、資本収益率(r)>経済成長率(g)があるので、みんな労働者のままで革命を起こすんじゃなくて資本家を狙うだろうなと思います。  なので、強い運動団体が形成されず、共産主義革命は起こりそうにないと思います。  無産階級な私たちは、唯一持っている「労働力」という資本でもって資本主義というゲームに参加しているのです。

    1
    投稿日: 2018.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原文を引用してそこを詳しく解説してくれて分かり易い。原文は分かりづらい上にある程度バックグラウンドも必要なのでこの本を入門として入ってくのが良さそう。 話は資本主義の成長?過程を順に説明している。資本主義では貧富の差が生まれるデメリットもあるが技術や経済の発展というメリットもある。 マルクスは資本主義の崩壊までを経験すればそのプロセスで労働者、派遣が知識や技術を獲得しており、その状態で社会主義へと移行する事夢想している。 以下コメント マス生産のためのマニファクチャがダイバーシティーを獲得する事で、中堅の資本家が他の少数の資本家に吸収されずに済む1つの提案になりうると思った。

    0
    投稿日: 2017.12.14
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    面白いのはマルクスの文章を抜き出して、いちいち、またわからないことを言っているよね、と書いてある部分。池上彰さんは、とにかくマルクスを高校生に伝えたいことがわかる。 象牙の塔の学者は不要だ! 本書は、的場昭弘氏もゲラを読んだ上でできた本であった。 池上彰さんは、マルクスの文章には、最後まで、わかりにくい、と漏らしている。池上彰さんは、学生時代に資本論を、読んで、文章がわかりにくい、と感じ、再度、本書を書くために読んだら、わかりにくい、と感じた、と述べている。

    0
    投稿日: 2017.11.05
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    資本、経済に関する非常にわかりやすい解説本。話し言葉を書き起こしているため、冗長な点も否めないが、経済アレルギーにはもってこいの本。

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    投稿日: 2017.10.29
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    資本論とても分かりやすくまとめられている。 最後のページにある様に、10年20年前に読んだら「今の世の中こうじゃないしマルクス古臭いな」と思うだろうが、140年前にここまで資本主義について予見的な事を考えられているというのは凄いと思う。 大きな資本家が小さな資本家をたくさん飲み込んでM&Aした後の未来は残念ながら死んでしまって記載はないけれど…これからが正にその後になる。どうなっていくのか?マルクス予想的な労働者の革命は起きなさそうだが…

    0
    投稿日: 2017.09.19
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    さすが池上さん。10%くらいだった理解が30%くらいになりました。 G→W→G'にするのが資本家。 マルクスに学んで、そこに書いてあった革命を避けるために各国政府は政策を作り上げていったのだけど、立ちいかなくなり新自由主義に舵を切ったところ、マルクスが資本論の中で書いてた通りになっていった。と。 なんで、立ちいかなくなったんだっけ??というところがわからん。読み直さんと。 労働力の、価値は労働力の再生産費である。物価が下がるということは、再生産費が下がることになり、給料が下がることになる。 このことだけで、デフレが国を滅ぼすことになる、という事がよく分かりました。

    0
    投稿日: 2017.07.16
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    池上さんは、テレビでの分かりやすいトーク同様に、本も本当に分かりやすい。資本論は、手がつけられなかったが、この本のお蔭で理解することが出来た。良書です。

    0
    投稿日: 2017.04.23
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     今こそ、資本論。  女性新入社員の自殺で電通に強制捜査というニュースが話題になっている。  自由放任の資本主義に任せていると、労働者は悲惨な状況に落とし込まれますよ、という資本論の警鐘が現代日本で再現されてしまった。  マルクスは資本主義の行きつく先に社会主義革命が起こると主張した。  池上彰の本書が書かれたのは7年前、年越し派遣村など派遣切りが問題になっていたリーマンショック後のころだ。  さて、革命は起きたか?起きそうか?  社会主義革命は起きそうにないが、カウンターカルチャーとしてブリグジットだったり、欧州の右派政党の躍進だったり、フィリピンのドゥテルテ大統領やトランプ現象といった既存政治に対する強烈な揺り戻しが起きている。  日本でも気配を感じる。今の状況は怒りと白けに二分化されているように思う。  中流、中道、中庸が失われてきている。  何が必要か、どうすれば良くなるのか、そんなことは誰にも分からない。  反知性主義に陥ることなく、知識を蓄え考え続ける態度が重要に思う。  普通の読書するひとで資本論を読み下すのは三カ月ほどかかるそうだ。俺にもムリ。  資本論のエッセンスを本書ではわかりやすく説明する。資本論がどういうものかを知るには良書でした。

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    投稿日: 2016.11.07
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    2016.7 ずっと読みたかった資本論。 池上さんならではの、わかりやすい解説で最後まで読むことできた。 資本主義がどういうもので、どうなっていくのか、人間の心理とか集団心理とかを考慮しながら、今にも通ずることを大昔に書いているマルクス、すごいと思った。

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    投稿日: 2016.07.18
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    かなり噛み砕いて説明してくれている。同じことを繰り返し述べているため、資本論の要旨を理解するのにもってこい。 著者の工夫に感心する。 そもそも、資本論は時代が違うこともあってか理解しにくいことこの上ない。実際、経済学部の学生、下手をしたら院生でも読み解けるかどうか疑わしいレベルである。一時期の「蟹工船」ブームで社会主義のバイブルである資本論を手に取った人も挫折したことだろう。 このような入門書があることは大変ありがたい。

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    投稿日: 2016.04.04
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    なんだかんだ言って池上さんの本はわかりやすい。特に難解な本や思想の解説はすばらしい。 資本論って共産主義バンザイの本だと思っていたが全然違っていて、資本主義の危険性を示唆する良書だったと理解した。

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    投稿日: 2016.03.15
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    マルクス経済学を大学の講義で受講しなければならないとなると、また違った見方をシなければいけないと思うが、最近ピケティの著作から資本論を読んでみようと思った読者にとっては取っ付き易い本だった。 数々のレビューにもあるように、この本を読んで資本論が分かったと思うべきではないとは思うが、それでも難解な資本論を一般読者が(単位修得などの目標もなく)読み進めていくためには、このような参考書、メンター的な本があった方がいいとは思う。 ある程度資本論の内容をこれで把握し、実際の資本論を読み進めていくという形でいいのではないでしょうか?

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    投稿日: 2015.08.21
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    マルクスが考える資本制社会の構造、問題点、良い点、行く末について、難解な原文を平易な言い回しで分かりやすく解説してくれる。また、「マルクス」「資本論」が経済史的にどのような位置付けにあるのか、後世にどのような影響を与えたのかについても解説してあるため、より大局的な視座で資本論に触れることが出来、大変面白い。

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    投稿日: 2015.08.20
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    今『資本論』が読みなおされているそうです。 その今とは、「国内でベンツの売上が過去最高」と「派遣法が改正され派遣労働者はより厳しい立場に」というニュースが同時に流れ、株価は上がり、同時に実質賃金は下がっている、そんな時代です。 つまり、140年前にマルクスが予言したとおりの展開だと。 さすがマルクス、しかし言ってることは難解(笑)。 なので、池上さんに解説してもらいました。 やっぱり良く分かります。

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    投稿日: 2015.07.13
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    高校生とはいわず、中学生もしくは小学生から読ませたい本。 中学生の頃に出会っていれば私の人生も変わってたかな。

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    投稿日: 2015.07.02
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    マルクスの資本論って、左翼のイメージ強くて、全く避けて生きてきた。ところが、ここ10年くらい、市場経済は大混乱だし、近代経済学の教科書書いた先生は懺悔本出すわで、経済学って一体なんなの?って思ってた。 ここんところ、本屋にマルクス関連の書籍がたくさん並ぶようになったので、今更ながら、マルクスって何なの?と思い、まずは入門書を、とこの本を読んでみた。 ‥‥想像していたのとまったく違った。こんな文章なんだ、資本論て。この本は資本論からエッセンスを抜粋しながら池上氏が解説してくれてるんだけど、逆に原文を通しでまず読んでみた方が良かったかもしれない。マルクスって非常に詩的な文章を書くんだなとびっくりした。難解だけど、頭の体操にはなるかも‥‥。さらに、本屋での扱いは、哲学の分類なのか。 ちなみに、この本を読んで、なぜマルクスが再評価されているのかがわかった。 「資本主義はそのままにしておくといかにひどい状況をもたらすかということを、マルクスの資本論は見事に指し示している。日本の戦後はそうならないようにといろんな規制をかけてきた。ところが新自由主義が出てきて、そんな規制をかけるから資本主義の発展には限界がある。やめてしまえばもっとよくなると規制を止めてみたら、ふと気づけば、19世紀にマルクスが言ってたのと同じことがまた起きちゃった」ということらしい。

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    投稿日: 2015.05.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    池上彰先輩の著書、マルクスの理論を読み砕く。簡単に読めるようにしてくれている。でもやはり知的レベルを要する。  浅い内容だから物足りなさを感じる人もいるはず。  高校レベルの政治経済の知識は必要だと思う。  この本では社会主義と共産主義の違いを言えるようにはならないです。   ______ p35 ロシアで始まった社会主義  マルクスの考えた社会主義は資本主義が十分に発展した社会で、知的レベルも十分に整った環境で実践される革命であった。しあkし、レーニンが起こしたロシアでの革命はその前提が整っていなかった。 p39 マルクス・レーニン主義  マルクスが考えた理論をレーニンが実践できたのだから、二つをセットの物と考えようという思想である。  知識階級が知識のない労働者を引率して社会主義革命を実践するという思想である。 p67 サラリウム  ローマ帝国時代、兵士は塩を給料にもらっていた。その塩が「サラリウム」という。サラリーの語源。 p81 八十二銀行  明治維新後、銀行は番号順にできていった。長野県にあった六十九銀行と十三銀行が合併した時にできたのが、八十二銀行。先代にある七十七銀行もその当時の名残。 p97 資本家  資本家は、意識的に抽象的な富をより多く手に入れようと運動する者である。  資本は移動することによって余剰価値を生む。それが資本である。それを最大化し、さらに投資して増やすのが資本家のお仕事。この行動によって社会の余剰価値がどんどん増えていく。 p114 スモーキング・フリー  海外で「Smoking Free」という標識の場所を喫煙所と勘違いして一服してしまう日本人が多いらしい。この標識は「タバコからの解放」という意味で、禁煙場所の意味である。Freeという言葉には「自由である。~から自由になる」という二つの意味があるので注意。 p117 労働力の再生産  労働者が貰っている給料の内訳には「労働力の再生産」が含まれていることを知らなければいけない。  人間は生きるための活動が必要である。また、労働者は子供を産んで次世代の労働力も生産している。企業はその労働力の再生産分も給料として支払う責任がある。  だから扶養控除とか扶養手当という物がある。 p133 不変と可変  機械自体やその部品はそこから価値は変わらないから普遍資本。労働者が働いたことで新たに付加価値がついたものを可変資本という。  労働力は付加価値をつけてはじめて労働力と言える。働く人間は付加価値をつけられる人間という意味である。 p142 剰余労働=豊か  労働は必要労働と剰余労働の二つの部分に分けられる。ノルマの部分が必要労働。ノルマ以上の価値を出した部分が剰余労働。  剰余労働は言うなれば、労働者の企業への御恩と奉公である。言い換えれば企業の搾取部分である。  搾取と分かれば労働者はそこまで働く必要はない。しかし、その剰余労働があるからこそ社会は発展して高品質の商品サービスが供給される。  プラマイゼロの労働は正義だが、プラスの少ない社会で生きることの「物足りなさ」を考えつつ働かな良い社会はできない。だからこそ、お互い様なのである。 p155 等価交換なんだけど  世の中等価交換の法則で動いているはずである。しかし、現実社会では資本がどんどん増えるようになっている不思議である。それは労働者から搾り取った物や将来の先取りだが、そのおかげで社会は豊かになって、等価交換を上回ることができている。  結局、大事なのはフリーライダーを出さないことだ p163 金持ちの社長は少ない  現代の日本の社長は≠資本家である。金持ちが社長になるのではなく、経営のプロが社長をやっているのである。だからマルクスの頃と企業の在り方は違う。  だけど企業のやっていることは変わらないから、労働者が企業からの搾取に対抗できるように戦わなければいけない。 p193 若い=安い  若い労働力は世間で好まれる。それは若者が体力もあって、スポンジのように吸収力もあって、、と可能性の塊だから!というポジティヴなものだけはない。  若い人の給料は安くて済む。しかし、おじさんたちは給料が高い。企業は労働者に払う給料(生産コスト)を最小化するのが命題の一つである。だから若い人を多く雇い、おじさんはリストラしたいと思うのである。 p210 資本主義のおかげで教育が実現される  人々が自分の可能性を伸ばすチャンスを作るのが教育である。それが可能になったのは資本主義によって社会が高度化したからである。  産業革命以前は単純労働ばかりで、教育は必要なかった。しかし、資本主義で社会が発展して、労働内容には教育の無い者では労働に参加できないような知的水準と技術が必要になってきた。そのために国民皆教育が実現したし、教育の機会が努力によって成功を勝ち取れる機会の平等を生み出した。  教育があるのは資本主義のおかげでもあるから、やっぱり資本主義は悪いだけじゃない。 p254 資本の蓄積は窮乏の蓄積  資本主義がすすむと格差が広がる。資本家は富が蓄えられるが、窮乏者が増えて、その分だけ生活保護などの福祉制度が必要になる。せっかく資本が増えても、窮乏に対する管理コストが増えてしまえば利益を相殺してしまう。それどころか、額面に現れない社会不安としてテロや犯罪や社会不衛生などの危険が増える。  何事も中庸が大事よ。 p264 唯物史観  唯物史観では世の中を二部構造と考える。上部構造(法律と思想)と下部構造(経済の関係)があり、つまり、庶民の生産活動(下)を政治や法律(上)が押さえつけながら均衡を保っているという、上下のせめぎ合いが世の中だということ。  経済活動が成長すると、法律などがその成長を不当に制限しすぎるようになる。そういうバランスの崩壊が革命として表出してきた、それが歴史である。  というのが唯物史観。人の世には規則性があるんだよというね。 p275 規制緩和したら  小泉さんとかは新自由主義に則って規制緩和を進めた。その結果、19世紀のマルクスの予期していた未来になったのである。 p280 ケインズ  ケインズの有効需要創出はわかるけど、将来の前借りでしかないから危険であるということを忘れてはいけない。   ______    高校生には良い経済学の勉強になっただろう。いや、大人でもこれで良い勉強ができると思う。  特に大人にとって短時間で要点を抑えられるこういう本は非常に有効。  ただ、やはり浅い。社会主義の浅い知識をよく学べるだけの本である。もう一歩踏み込んだ知識が欲しい人には物足りない。

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    投稿日: 2015.04.18
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    よかったですね。池上さんが書かれているとおり今この時だからこそ読みたくなった、そして読む時期だったのかも知れない。格差が広がる社会。なぜこの世の中はいまのような成り立ちをしているのかを考えると、必然的に資本主義とは?という疑問がわいてくる。「資本論」を買ってみたもののとても読めそうになく挫折しました。池上さんのおかげで少し理解出来たかと思います。最初高校生向けに口語体なのが気になりましたが、読み進めるうちにその方が良かったと思えてきました。

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    投稿日: 2015.03.31
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    W→G→W →G→W→G’ →G’→G’’→… 死んだ労働(+生きた労働)→新しい怪物(資本)→繰り返し

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    投稿日: 2015.03.17
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    高校生への授業形式の解説をもとにしただけあって、かなりざっくりしたところはあるが、『資本論』のポイントが、いつもの池上彰口調でたいへんわかりやすく解説されている。また、『資本論』を読んでどう受け止めるかを読者に託すなど、『資本論』を扱う書物として中立的であろうとしている姿勢にも好感が持てる。 『資本論』の内容そのものについては、そもそも労働価値説に疑問があり、この本を読んでもそれは変わらなかったが、一つの考え方の前提としてそれを受け入れたとしたら、資本主義社会での労働者の状況をよく説明できる理論ではあると感じた。確かに、現代にも与える示唆は結構あると思った。 それにしても、池上氏も強調しているとおり、「該博な知識の披瀝、華麗なレトリック」にあふれたマルクスの文章はわかりにくいと思う。簡単に説明できることを、わざとわかりにくく書いているように感じる。その点で、本書のような本はとてもありがたいと思う。

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    投稿日: 2015.03.13
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    「自分の労働力なんだけれど、労働力の使用権を資本家に売っているわけだから、その日一日資本家のもの。」 自由な労働者は、自由な人間として自分の労働力を商品にできると同時に、労働力以外に売るべきものをもっていない点で自由である。 機械化が進むことで、労働力の価値が下がる。平均単価が安くなる。業務の密度が上がることでそこで必要とされる人間は減る。そこでさらに労働力が買いたたかれ、資本はさらなる資本を生み出す。 派遣労働者は従業員ではない。 なぜ資本家側に回ろうとしないのか。 資本家は資本家同時でつぶし合い、一つの大きな資本家がすべてを支配するようになる。それはまるで帝政。しかし、いつまでも使われる側で甘んじていてはだめなのだ。

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    投稿日: 2014.11.26
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    素人が資本論に触れる本としては、とてもよい参考書!!やはり内容は専門的であるけれど、頑張って読破したくなるようだ。

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    投稿日: 2014.09.09
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    今や毎日テレビに出ているような人である池上彰さんの本です。”資本論”って世界史の授業とかで一度は耳にした事があると思いますが、実際手に取って読んだ人は少ないでしょうね。私もその一人です。この本は概要が知りたい人には良いと思いますよ。

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    投稿日: 2014.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よく分からないマルクスの資本論をかみ砕いた本。 なんということだ、すごく分かりやすい!! 社会主義を書いた本可と思ってたが、資本主義を徹底的に分析した本だったのか。140年前にグローバル社会までを描いたとは全く知らなかった。へーと感心するばかり。 当たり前といえば当たり前な派遣社員の存在が正社員の給与を引き上げれない要因とか、思い当たる例も非常に多く面白かった

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    投稿日: 2014.04.17
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    このくらい噛み砕いてもらってようやく理解。自分の知的能力の低さを感じつつ、本の趣旨はなんとか満たす。講義が元だからか、ちょっと読みにくい点もある

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    投稿日: 2014.04.04
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    面白い。140年前に書かれた古典、資本論が現代においても少しも色褪せることなく、その証明が正しい事を示している。しかし内容を引用し、池上彰が解説するスタイルにする必要はあっただろうか。終わりで池上彰が言うように現代の一般人では恐らく理解不能な言い回しをしている資本論では、純粋な読み解き本形式のが適していたように感じた。

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    投稿日: 2014.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ざっと流し読み。もう一度読まないと理解しきれんなあ。 140年も前に資本主義の限界を指摘した書籍に感心しきりですね。

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    投稿日: 2014.03.19
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    資本主義の欠点をうまくまとめた名著。 資本保有者により労働者はいろんなものを搾り取られている。本来は対等な関係のはずなのに。行き過ぎた資本主義は労働者の革命により終わりをつげる。でもそのあとの社会は誰も予測できない。肝に命じたいと思う。

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    投稿日: 2014.03.02
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    なんとなく手に取った本でしたが、マルクスの資本論の内容についてわかりやすく説明してあっていい本だと思います。 140年前の本なのに、現在の社会と通じることがたくさんあり、実用的な内容でした。 経済って元になる考え方があって、それに基づいた政策が取られているんだなぁと。

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    投稿日: 2014.02.07
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    中立の立場で、わかりやすく資本論をかじることができます。一般人にはこれで十分なのではないでしょうか。素晴らしい書籍です。

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    投稿日: 2014.01.12
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     わかりやすい資本論の入門書。  最初に読むのには最適です。  資本論をとおして資本主義についてマルクスがどのように考えていたのか、それを知るのは結して無意味ではありません。  共産主義などの偏見をのぞいて一度は読んでほしい。今の世の中の流れを知る上で役に立つ古典だと思います。  ですが原書やその翻訳本を読むのも多大な労力を必要としますので、この入門書を一冊読んでおけばよいと思います。  これからの資本主義がどうあるべきなのか、考えていくよい土台となるでしょう。

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    投稿日: 2013.12.24
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    <前> 古典に手を出そうと思っているが、そもそも全く予備知識がないため、導入として一番読みやすそうな本を選んだ。マルクスの資本論を読む前段として、最低限の知識をつけることが目的。 <後> 資本主義がどういったものなのか非常に分かりやすかった。140年前に書かれたことが、今まさに起こっている。

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    投稿日: 2013.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めちゃくちゃわかりやすい。 これを読むと「社会主義」「共産主義」「資本主義」が何かわかるから、歴史の本を読んでいてこれらのキーワードが出てきてもスッと入ってくる。 こういった古典の内容をきちんと理解しているか、していないかは表面的な差にはあまり出てこないかもしれないが、50歳とか年齢を重ねていったときに歴然とした差が生まれると思った。 ただ、忙しいときにさらに難解な古典に手を付けようと思っても正直時間ないし疲れるからあまり手が伸びないので池上さんのようにその間に入って咀嚼してアウトプットしてくれる人の本が入門書としてあるとスムーズに原典にも入っていける、気がする。

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    投稿日: 2013.11.09
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    一言で言うと、マルクスすげえ。 ここまで資本主義経済の末をあんだけ昔に読み切ってるのは、本当にすごい。 と同時に、池上彰さんが読みやすくしてくれてないと理解できなかったろうから、池上彰さんにも感謝。 価値というのは、需要と供給で決まるし、その裏に時間があるのだなあ。 つまるところ価値は、内包された時間なんだなあ。 物の値段とか希少価値って、モノそのものの価値ではないんだよね。とか考えると色んなものが恐ろしくもバカバカしくもなる本。

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    投稿日: 2013.11.04
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    mackane 冷戦構造の終焉による資本主義の「勝利」を経て、フランシス・フクヤマは『歴史の終わり』と称した。しかし、まさにその瞬間からマルクスの言う資本主義の構造的問題が、日本を含む資本主義諸国で、新自由主義の風の中に露呈された。世界を股にかけた資本の集中と労働価値低下による、「資本を持つ者」と「労働力しか持たない者」の格差。マルクスは資本主義の発展の末、社会主義が始まると述べる。われわれのこれからを考え直す必要に迫られる今、『資本論』も、また読み直される価値を持つ。池上さんによる、すぐ読めて、誰でもわかる解説書です。

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    投稿日: 2013.09.24
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    http://www.homesha.jp/e/p.php?tag=pc/sp/search_detail&i=978-4-8342-5159-3

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    投稿日: 2013.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    特に秀逸なのが、P104「その使用価値自体が価値の源泉となる独特の性質を持つ商品」とは何か、の説明である。普通は使う事で価値はなくなる(みかんを食べればなくなってしまう)が、使う事で価値が生み出されるそんな商品がある、それにより資本家は富を増大させている、というのだ。 それは「労働」なんだが、説明の見事さに目から鱗だった。なぜ学校でこんな大切な概念を教えないのか。実際に社会に出る前に、自分はどういう形で資本主義社会に入っていくのかを必ず知っておくべきだと思うんだけど、習った覚えがない。 こんなすごい概念を140年も前に言っていたなんて、自分の不勉強さを恥じるとともに、マルクスの偉大さを感じた。(ついでに経済のグローバル化に伴うコングロマリット化や、資本家と労働者の格差が拡大する事も予見している。 池上さんが最後で解説しているが、もし10年前にこれを読んでいたら、ここで解説されている話は昔話に感じたと思う。 でも、今読むと背筋が寒くなるほど現在の状況を言い当てている。これはレーガン・サッチャー・中曽根から続く新自由主義が、20世紀の多くの時間をかけて人類が作ってきた労働者の為の権利を変えてしまった結果なのかもしれない。 そして、本当に困るのは、答えはここには書いていないという事。今更社会主義や共産主義革命をしたいと思う人はいないだろうし。資本主義の本質的な問題点がここまで明らかなんだが、この次はどうすれば良いのか?ケインズ経済学にそっていくのか、何か新しい概念で突破できるのか、それとも、、、、 いずれにせよ、資本論を俯瞰するだけでなく、現在の閉塞感の原因を考えている人にも非常にお薦めの良書。

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    投稿日: 2013.08.07
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    めちゃくちゃ面白かった! ・実はマルクスの目指す社会主義はロシア革命によってもたらされた社会のことではなかったということ。 ・社会主義が崩壊したことで広まった新自由主義とは? ・なぜ資本論が再び見直されるようになったのか? 上記の内容や疑問に対する解説が興味深く、現状の経済を理解することにつながったと思う。 原書「資本論」も是非読んでみたい!

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    投稿日: 2013.06.07
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    一点、内容に間違いがある気がします。 p.81 誤 六十九銀行と十三銀行が合併 と表記がありますが 正 六十三銀行と十九銀行が合併 だと。

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    投稿日: 2013.05.26
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    学生時代に「マルクス」とか「資本論」とか確かに勉強しましたが、内容をすっかり忘れていました。なんだか難しかったなー、という印象のみ。 池上彰さんの著書だし、高校生から分かるなら大丈夫かな?と図書館で借りてみました。 難しいことがずらずらと並んでいる印象だった資本論ですが、経済がどんなメカニズムでまわっているのか、ということが書いてあったんだ!ということが分かりました。 最近、子ども向けのこういった難しい事柄を解説している本をいくつか読みましたが、いきなり難しい内容に挑戦するのではなく、この手の本をあらかじめ読んでおいてから勉強すると、スーーーと頭に入りそうだな、学生時代にあらかじめ読んでおきたかったな、と残念に思っています。

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    投稿日: 2013.05.13
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    わかりやすすぎて、自分のアタマで考えることを忘れてしまいそうになるのが難点だが、わかりやすいことが今、一番必要とされていると思いました。

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    投稿日: 2013.04.21
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    資本論をここまで噛み砕いて説明されていることに感動。初版刊行から150年もの時を経ても現資本主義社会に対応するためのバイブルになる。価値を突き詰めていくと、労働力であるという極当たり前のことになるのだがシンプルがゆえ構造化しやすい特徴がある。 経済系の基本書として読める一冊。

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    投稿日: 2013.03.02
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     私が大学に進学しようとしていた1990年代中頃、マルクス経済学を専門とする教授を抱える経済学部に進学することについて「時代遅れ」と酷評していた本を私は読みました。  私は食わず嫌いの横着をして、マルクスの著書に当たることなく、新自由主義の経済学者の論をかじっただけで、経済学をわかったような気がしていました。  本書にも  今全国の大学でマルクス経済学をちゃんと教えている学部は、ほとんどありません。経済学といえば数学を使った理論というふうにすっかりなってしまったのね。だけど、戦後しばらくの間は、日本中みんなマルクス経済学を教えていたんです。(pp.24-25) と記述されています。  もちろん、数年前の私は新自由主義者、小さい政府が妥当だと信じていました。  しかし、今の時勢をみているとそうじゃない、という違和感を覚えていました。  そうしたとき、佐藤優氏が「マルクスの資本論は必読だ。」と本で主張しておられたものですから、読んでみようと決意した時に見つけたのがこの書でした。  著者自身もこの書で繰り返し語っていますが、マルクスの言葉は難解である故、翻訳本でも読解は困難でした。  しかし、著者は現在の状況をふまえ、翻訳をさらに解説し、理解しやすくしてくださっています。  わかりやすい解説もあり、この書では目から鱗が落ちるがごとく、新鮮な驚きの連続でした。 最後に    学生時代には、「『資本論』が読み進めないのは自分の力がないからだ」と思っていたのですが、今になって読み直すと、単にマルクスがわかりやすい説明をしていなかったからだと思うようになりました。該博な知識の披瀝、華麗なレトリックの数々の文章は、いったい誰に読んでもらおうと思って書いたのでしょうか。(p.287) とは、本書末尾の「おわりに」からの引用です。  こういう言い方、私は好きです(笑)  おりしも、著者出演の先般衆議院議員選挙のテレビ東京での特番が話題になっていることもあり、著者に非常な親近感と好意を持ちました(^^) 『資本論』自体に興味がなくとも、第一講「『資本論』が見直された」と第二講「マルクスとその時代」は一読の価値が大いにあると感じました。

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    投稿日: 2013.01.16
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    この本を読む前に「いまこそ資本論」という本を読み非常に興味がわいたが ほんとうの「資本論」は非常に難解らしい。 そこで池上さんの登場! 高校生でもわかっていうけど、社会人にもよくわかる1冊です。 とりあえず「資本論」のあらすじだけなんとなくかじったので 死ぬまでに本当の資本論を読んでみたいと思います。 無理もしれんが・・・・

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    投稿日: 2013.01.12
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    歴史に大きな影響を与えた資本論てのはどんな本なんだろうかと最近気になりはじめ、でも原書は絶対に難しいんだろうなと思い探していたら解説のプロが説明してくれている本書を見つけて即購入した。 とにかくわかりやすかった。原文も載せているけどやっぱり自分には難しくて読めないだろうと思う。 内容ももっと過激なものだと思っていたが資本主義経済を細かく分析していてとても140年前に書かれたものだとは思えなかった。経済がどんなメカニズムでまわっているのかがとても良く理解できた。 しかし当時の革命家がなぜこの本の内容からあんなにも過激な行動をとったんだろうかと新しい疑問が湧いた。今度はそういったものを学んでいってみよう。

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    投稿日: 2012.11.26
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    なぜお金を出せば物が買えるのか?お金そのものの価値とは?商品の値段は何を基準に決められるのか?などお金に関する疑問にやさしく答えてくれる お金に関する歴史ももちろん、働くこととは?資本主義社会はどんなシステムで動いているのか?といった疑問も解決される 目からうろこ、という感じではなく、なんとなく知っていたことを改めてしっかり納得する感じ 資本家になりたい!

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    投稿日: 2012.08.11
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    今こそマルクスの『資本論』を知るべきだそうなので、難解な原本ではなく池上彰の解説本をチョイス。 社会主義に賛成か反対かは別として、資本主義とは何かを知るために。 資本家は労働者から、剰余価値を搾取する。

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    投稿日: 2012.08.10
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    さすが。分かりやすいと思います。 また、現在の社会状況とマルクスの時代との似ていることの指摘にはドキリとさせられた。

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    投稿日: 2012.05.27
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    「マルクスは「資本論」によって最初から社会主義,共産主義を説いたのではなく,資本主義が熟した先に社会主義が誕生すると予想していた。しかし,現実には農業従事者と一部のインテリによってソ連や中国などに社会主義国家が誕生し失敗した。」このように,資本主義に対抗する形で社会主義という考え方生まれたのではない点にこれまで誤解がありました。本書は池上氏により噛み砕いてはありますが,読み込まないとすべての理解は難しいようです。

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    投稿日: 2012.05.22
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    どの分野の学問にも大家がいると思いますが、経済学においてはマルクスはそれに該当する人物だと思いますが、恥ずかしながら経済学を大学で専攻することのなかった私は、彼の書いた本を読んだことがありません。 この本の著者である池上氏が本の中で指摘しているように、内容や文章表現が難しく、一般人には読みこなすのは難しいようです。この本では、池上氏がマルクスの資本論を、わかりやすく解説していて、私のような人間には楽しく読むことができて良かったです。 特に、今まで誤解していたのですが、ソ連を初め東欧各国が行っていた社会主義や現在中国で行われているものと、マルクスの考えていた社会主義は全く異なっていた(p35、37)という事実には認識を新たにしました。 以下は気になったポイントです。 ・日本に独特の特徴があったのは、世界の資本主義の中においてマルクス経済学の学者(特に東大経済学部の教授)が多かったので、官僚・大企業の社長が影響を受けた(p23) ・社会主義革命というのは、資本主義経済が発展して初めて起きるものであるとマルクスは考えていた(p35) ・共産党宣言という本においては、共産党が革命を起してまず最初に獲得すべきは民主主義(労働者が選挙で自分達の代表を選ぶ)を獲得することと書かれている(p37) ・ベネズエラでは、チャベス大統領が資本主義体制を社会主義の制度にするという憲法改正案をしめして、国民に認められた(p38) ・商品と商品が交換できるのは、どちらにも使用価値があるから(p54) ・複雑労働とは、単純労働をいくつも積み重ねたものと同じ価値になると、マルクスは分析している(p65) ・ローマ帝国時代は、兵士の給料は塩(サラリウム)で払われていて、それを他の物と交換していた、サラリーの語源(p68) ・ゴールドの預り証がいつしか流通するようになって、支払いの代わりに使われるようになったのが紙幣(信用券)の発生である(p79) ・ヨーロッパは戦争のためにアメリカからものを買うときに、ゴールドで支払いをしていたので、第二次世界大戦後にアメリカには世界中から金が集まっていた(p84) ・イギリスで工場法という法律が1850年にできたときには、一日10時間(月金は朝6時から夕方6時、朝食30分昼食1時間含む、土曜日は2時まで)と決められた(p144) ・みんながウォルマートの安い商品を買ってそれで生活するようになると、労働者の再生産費用が少なくて済むことになり、給料は安くなり資本家は儲かるようになる(p158) ・自分にとって使用価値があっても自分で使い切ったら商品ではない、他人にとって使用価値があることが商品の条件(p164) ・人間は「みんな一緒になって働くことによって、人間としての本質を発展させることが可能」これは、資本主義のよい所(p178) ・新自由主義で派遣労働が解禁されたことで、今の日本は19世紀に戻ってしまった感がある(p257)

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    投稿日: 2012.04.09
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    資本主義のこと、というか今フリーターだけど、なんとなく疑問に思ってたことが140年前の本に答えが載っててびっくりした。資本主義の仕組みが深く理解できて経済がわかってきた気がする。

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    投稿日: 2012.04.05
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    わかりやすい! とにかく今資本論が話題になってるのは、時代が繰り返されているから。経済が、発展すると格差がひろがる。 広がりをなくすために、国が借金をつくって公共事業で労働力んもとめる。国の借金がふえる?というスパイラル。 ケインズの考えを導 入した多くの国がそうなったいる。福祉の充実と経済や発展、うまいバランスて難しいけど、歴史は繰り返されるので、学んでよくしていかなきゃいけないんだなあ

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    投稿日: 2012.02.05
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     マルクス経済なんて今日日流行らないし、『資本論』分厚すぎて読む気がしない。そう思ってマルクスを敬遠する人も多いと思う。相変わらず池上彰氏流のすばらしくわかりやすい解説によって非常に取っ付き易くなっている。中学生でも十分理解できるような内容になっているので、わかりやすく伝えるにはどうすればいいか学べるという側面もある。  資本論の中身を要約すると  人間の労働があらゆる富の源泉であり、資本家は、労働力を買い入れて労働者を働かせ、新たな価値が付加された商品を販売することによって利益を上げ、資本を拡大する。資本家の激しい競争により無秩序な生産は恐慌を引き起こし、労働者は生活が困窮する。労働者は大工場で働くことにより、他人との団結の仕方を学び、組織的な行動ができるようになり、やがて革命を起こして資本主義を転覆させる。  マルクスの資本論はごく控えめにいっても間違っているところが多々ある。が、それでも資本主義の根本原理を捉えるために必要な視座を提供してくれている。資本論を学ぶ今日的意義が新自由主義体制のもとで相対的にはより増しているように思う。

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    投稿日: 2011.11.14
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    マルクスの資本論は、1巻がマルクス、2,3巻がエンゲルスがマルクスの遺稿をまとめているといわれる。この本は第一巻のダイジェスト版。 他の人の評価もあるが、説明が簡潔で本質をついており素晴らしい。 原文、それに対しての例示、時折ある筆者の言葉などが入っていて、商品の分析、貨幣、労働と全て流れるように説明されている。逆にいえば、原文を書いたマルクスは、文章は上手でも説明は下手だったのね(途中で挫折する人が多いことで有名な書物ですから) 社会主義の国がなくなり、資本主義が剥き出しになったっための弊害が多くみられる昨今では、ぜひ一読した方がよいと思う。

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    投稿日: 2011.10.23
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    これまで、マルクスに関係する本は、難しすぎて挫折していましたが、この本は分かりやすいです。 これまで漠然としていた資本主義経済について理解が深まると思います。 この本をきっかけに、もう少し本格的な本も読めそうな気がしました。

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    投稿日: 2011.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    難解な「資本論」を分かりやすく解説するという、割りとありがちなテーマ。 しかし、さすが池上彰という感じで、今の時代に関連付けてあり高校生への講義として良く出来ていると思う。 マルクスの歴史の中での位置づけがもう少し語られていたら、大人向けとしても充分通用するだろう。

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    投稿日: 2011.09.24
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    現代に通じるところ・共感するところ ■資本は社会によって強制されない限り、労働者の健康と寿命に配慮することはない。 ■(労働というのは)社会的接触だけでも競争を生み出し、やる気を独特に刺激し、個人個人の能力を高めるものである。 ■過剰人口には、産業循環の局面変化に応じて周期的に反復する大きな形態がある。例えば恐慌期には急性的に、不況期には慢性的に過剰人口が現れるといった風である。 マルクスと『資本論』の名前は知っていても、どんなことが書いてあるのか分からない食わず嫌いな状態だったが、働くことの意義についてまで書いてあるのは予想していなかった。 震災もあり働く場を失っている人も多い中で、働ける場所があることの幸せを強く感じた。

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    投稿日: 2011.04.19
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    池上彰の解説がすごくわかりやすい!! 資本主義ってこうゆうことだったんだ!! マルクスの分析力に舌をまきました。 少しでも興味のある人はとてもお勧めです。

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    投稿日: 2011.03.08
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    対象は『資本論』第1巻だけですが,さすが池上さんです。わかりやすい。資本論の内容に関する小難しい下手な講義を聴くより,これを指定しておけば池上さんの知名度で学生も『資本論』に多少は興味をもってくれるでしょう。 ただ,個人的に面白さを感じる第2巻以降がないのは残念ですが,さすがの池上さんでも再生産表式や利潤論を「高校生からわかる」ように書くのは難しいかもですね。

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    投稿日: 2011.02.28
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    現代の格差社会をマルクスは言い当てている。 資本というのは利益を拡大するという一点のみが存在理由。 限られた法定労働時間内で高密度の労働を行わせるためには、 教育。社会主義革命を防ぐためには、労働者権利の保障が必要。 労働者への教育や権利保障は、資本側の都合も良いから、 認められ普及してきた。 特に労働者にとって、教育はそれを利用して、 様々な分野の学習するチャンスが生まれた。 「洪水は我亡きあとに来たれ!」資本家の合言葉である。 社会によって強制されない限り、労働者の健康と寿命に配慮する事はない。 賃金を安く抑えるためには、失業者が適度に存在してくれた方が 企業としてはありがたい。 出来高制にすると、必要以上にがんばっちゃう。 企業側からすると有利。 つまり、企業は我々労働者の事なんか守ってくれない。 まずは利益第一で、自分達にとっても利になる範囲内でしか 労働者の待遇を向上させようとはしない。 企業にぶら下がっている限り、言いようにいわれ、 手のひらの上で搾取され続けてしまう。 かといって、独立が全てではないが、 資本家が労働者を搾取する事で成り立つ資本主義社会において、 企業に様々な厚遇を期待する事自体が間違い。 企業に捧げる労力は最小限にし、プラスアルファの自分の強みを 磨き続けるしかない。 がむしゃらに働く企業戦士は、美徳とされてきたが、 実は資本家の策略にはまった一労働者の姿ではないだろうか。 皆資本家の作り出した精神論や哲学に感化され、 激務に疑問を感じなくさせられているのだろうか。 そう考えると、世の名経営者達が単なる奴隷商人に見えてくる。 そういえば、彼らは社員への待遇より、 叱咤激励して自分の会社のために、成長し成果を出せしか言わない。 そうじゃなきゃ会社は成長しないから分かる。 だが、社員は単にその指示を妄信するのではなく、 それを利用して、自分を高め、資本家側に回れる努力をしないと、 大きな富は得られないのではないだろうか。 彼らは本気で我々の事を思ってくれてるわけがないんだ。 いや、個人的にはあっても、社長の立場上、 自分の会社の利益がまず第一の考えに基づいて行動しないと会社はつぶれるからそうせざうをえないから責めることはできない。

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    投稿日: 2011.02.27
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    資本論のことを何も知らなかったけれど、簡単に読み解くことができた。 イスラム世界のほうが興味があった分面白く感じられたけれど、こちらもなかなかだと思います。 このあと、ビジネス系の本を何冊か読んだが、ここで仕入れた知識が非常に役立った。やはり、基礎知識を持った上で読書をすることは、理解を深める大きな一歩となる。

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    投稿日: 2011.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マルクスの資本論を池上さんが解説している本。 どのように社会主義や資本主義が生まれ、いまの世界ができているのか、 マルクスが資本主義に対して何を注意する必要があると思っているのか、 資本家が権力をもつが、労働者が群になり資本家に対抗する。 いまの世の中を知るための足掛かりとして非常に面白く読むことができ、資本主義や社会主義の成り立ちについて改めて興味を持つことができた。

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    投稿日: 2010.12.05
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    「そうだったのか!」シリーズでけっこう池上節になれたので、本書を図書館で借りた。 そうだったのかシリーズでは丁寧語だったが、本書は高校生にした講義をもとに構成されているためか、お父さんが子供に解説するような口調だった。 本書は「資本論」第一巻だけを扱い、各章ではじめにマルクスの文言を引用した後、それを著者が解説していくスタイルをとっている。 ただ、分量が287ページということもあって、さすがに「そうだったのか!」シリーズのように一気に読むことはできなかった。具体的には1週間強かかってしまった。 マルクスの難解な語り方に、著者はかなり批判的なコメントを残しているが、彼がそのような語り方をしてくれたおかげで、著者は一冊の本を出すことができた、ということも言える。

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    投稿日: 2010.11.26
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    資本論を読んでみようと思ってみたわけではなく、池上さんの本だから読んでみようと思ったのだが、読んでみて正解!自分の専門は経済じゃないし、全然経済のこと、世の中のことを知らなかったけど、興味が出てきた。原文だと絶対読めなかったはず。池上さん、解説ありがとう!

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    投稿日: 2010.10.20
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    「資本論」を身近な例を交えながらわかりやすく読み解いています。途中、読み進めた内容をまとめてくれているので、資本論を知らない私でも頭にすっと入ってきました。

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    投稿日: 2010.09.03
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    資本論が平易に書かれている。実際に高校生と「わかりやすいか」考えあったということもあり、読みやすい。しかし、池上彰流に平易に解釈されているので、意見の押しつけのように見えるところは見える。池上彰氏の「こう思う!」というのと「事実はこうだ」というのを意識して読めば、さくさくと資本論の概要があたまの中に入ってくる、優れた資本論の入門書、の入門書。

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    投稿日: 2010.08.02
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    「メモ」 派遣労働者に払う費用=物件費 ⇒モノ扱い 「資本主義が発展すればするほど労働者の労働条件はどんどん悪くなっていって、労働者が人間として扱われない。まるでモノみたいに扱われることに耐えられなくなってくる。そうなると、労働者の不満が高まって、労働者がこの社会を変えようという動きが高まり、やがて革命が起きる。」 東西冷戦時代で社会主義にならないようにと資本主義の国々が労働の権利を守っていた ⇒終身雇用、年功序列、社会福祉、雇用保険 ⇒談合的な体質 第二次世界大戦 ⇒反省 ⇒マルクス経済学者「戦争はいけない」主張していた ⇒マルクス経済学見直し ⇒全国の大学の主流に ⇒新自由主義が入ってくる ⇒マルクス経済学が教えられなくなる マルクスの誕生日⇒子供の日 ヘーゲル哲学 1917年ロシア革命 ⇒レーニン ⇒まだ早かった ⇒民主主義、自由な選挙は実現できなかった 資本主義経済が発展することで社会が豊かになる ⇒労働者は貧困 ⇒大工場での労働者→団結 ⇒革命へ チャベス ベネズエラの大統領 ⇒資本主義体制を社会主義体制へ ⇒別に革命を起こす必要はない マルクス・レーニン主義 ⇒マルクスの理論に基づいてレーニンが革命 ⇒両者は一体として考えるべき、思想 世の中は商品であふれている ⇒1つ1つの商品を解析 ⇒資本主義全体を見る ⇒使用価値と交換価値 ⇒使用価値だけ→商品ではない ⇒誰かのため→初めて商品になる ⇒等価な労働力という基準(A=B=C) ⇒労働力=労働時間 ⇒労働時間:社会全体としての平均的な労働時間 労働力が受肉している ⇒キリスト教的な表現 ⇒それだけ貴重な尊いものが商品の中に含まれている、と読む 「自分が働くことによって誰かに喜んでもらえるという働きがい、生きがい」 日本:稲「ネ」→値 中国:子安貝 ローマ帝国:塩→サラリウム→salary 全ての商品とイコールで結ぶことのできる商品 ⇒貨幣 ⇒貨幣の価値が半分に→インフレ   貨幣の価値が2倍に→デフレ ⇒W-G-W G-W-G’ お金ではなく、お金といつでも交換しますよ ⇒預り証 ⇒遠くに持っていくのが大変、腐る ⇒紙幣 ⇒金本位制 ⇒「本当にあの銀行金持ってるの?」 ⇒取り付け ⇒日銀のみ紙幣発行可能 お金の昨日 1価値尺度 2価値の保存 3支払い手段 4世界貨幣 ⇒全く違うお金の単位を使っている国との取引 ⇒金に戻る ⇒ブレトン・ウッズ体制 ⇒アメリカグループに入っているとこんなに豊かになるんだよ ⇒マーシャルプラン ⇒ドルばらまき ⇒フランスやイギリスによる取り付け→ニクソン声明 ⇒ドル価値は下がったけど、流通していたので、そのまま世界のお金へ 旧約聖書、新約聖書、コーランは読むべし GでWを買い、付加価値をつけてからGに ⇒資本の誕生 ⇒資本の人格化、資本を増やすことへの欲求 ⇒使用することで価値の源泉となるような性質を持つ商品 ⇒労働力 ⇒使うことによって新しい価値が生まれる ⇒お金を持つ資本家=労働力を持つ労働者 労働力の価値 ⇒労働者が元気になって再び働けるようになるための費用 ⇒給料 ⇒労働力の再生産費用 ⇒必要労働費 ⇒必要労働+剰余労働=労働日 ⇒剰余労働→搾取 不変資本と可変資本 ⇒固定資産と流動資産?? ⇒不変資本:機会 可変資本:労働力 労働者がどうやって人間として扱われて、人間的に働いて、 ⇒新たな価値 ⇒社会全体が豊かに ⇒これをどう実現するか ⇒工場法 ⇒労働者をあまり働かさせすぎてはいけない ⇒剰余労働を生み出すため、非人道的な労働 ⇒「洪水は我れ亡きあとに来たれ!」 ⇒剰余価値を増やす→労働時間を長くする× ⇒相対的な剰余価値を増やす ⇒機械の導入 ⇒家族全員で働く→1人分の給料down ⇒労働力が安くなる→売る商品が安くなる、→買う商品が安く  →労働力再生産費用が安くなる→給料が安くなる=労働力が安くなる 私たちが普段気づかないところに何か規則性があったり、法則性のようなものがある。それを見つけて体系的にまとめる ⇒学問 ウォールマート ⇒なんでも安い、他の店をつぶす ⇒他の店の従業員、職を無くす ⇒ウォールマートで働くしかない ⇒他にも働いてくれる人はいる ⇒給料下げ みんなで一緒に働く ⇒人間の本質、一緒に働くことによる喜び ⇒みんなで達成したときの喜び ⇒資本主義悪いことばかりではない ⇒労働者が固まる 学生時代に分からない ⇒社会を経験していないから 機械が導入される ⇒人が集まる ⇒婦人労働、児童労働 ⇒労働力の価値が下がる、商品の価値が下がる ⇒再生産費が下がる ⇒機械導入によって労働の密度が上がる ⇒相対的な剰余価値が増える ⇒機械がどんどん増える ⇒労働者が切られていく ⇒労働市場(失業者)があふれる ⇒現在働いている人にプレッシャー ⇒給料が下がる ⇒労働している人の人数が減る ⇒労働者の能力upが必要になってくる ⇒教育の必要性 これだけ時間外労働すれば住宅ローンが返せるな ⇒時間外労働も含めてローンを組む ⇒景気が悪くなって残量ができなくなる ⇒ローンが返せなくなる 出来高賃金 ⇒基本的には時給と一緒 ⇒労働者がつい頑張ってしまう ⇒相対的な剰余価値up 労働者をさらに雇いたいという時(景気がいいとき)が来る ⇒労働者をさらに雇うために賃金up プロレタリアート ⇒労働力しか持っていない労働者 生産性の向上 ⇒労働力(可変資本)↓ 機械(不変資本)↑ ⇒絶対数で労働力が増えても機械の方が割合的に多くなってくる ⇒産業予備軍(失業者)が増える ⇒給料を上げることができない 資本主義経済は必然的に失業者を生む 産業予備軍=派遣労働者 ⇒給料が安くても働く ⇒正社員の給料がupしない 「一方の極における富の蓄積は、同時のその対極、すなわち自分自身の生産物を資本として生産している階級側における窮乏、 労働苦、奴隷状態、無知、残忍化と道徳的退廃の蓄積である。」 唯物史観 ⇒下部構造(経済的な関係)が発展すると上部構造(下に対する法律や思想)が押さえ込もうとし、 結果的に上部構造が爆破される 「協同の社会的労働の生産手段として利用されることによるあらゆる絵資産手段の経済化が進み、すべての民族が 世界市場ネットワークに組み込まれ、それとともに資本制の国際的性格が発展する」 資本家同士の虐殺 ⇒資本家の数が減っていく ⇒1つの場所で働く労働者の数up ⇒不満を持つ労働者が増えてくる(生産内か生産外かは分からない) ⇒搾取に対する反発 一部の企業が独占 ⇒社会的に見た生産力の発展が妨げられてくる ジョン・メイナード・ケインズ ⇒国債発行すればええやん! ロシア、中国、北朝鮮 ⇒社会主義 w/ マルクス ヨーロッパの国々、日本、アメリカ ⇒資本主義 w/ ケインズ ■大事■ 「歴史に十分に学ばないことによって再び失敗を繰り返したのが、このところの金融不安だと思います」by池上彰 ⇒愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ ⇒歴史=他人の経験

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    投稿日: 2010.07.04
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    資本論に出て来る重要な概念をこんなにわかりやすく解説した本が他にあるだろうか。池上さん本人が学生の頃に挫折した本であるってところもあるし、高校生に講義したのを本にしたものであるってのもあるし、とにかくわかりやすい。もちろんあくまで入門書であって時間や興味のある人は原典に当たっていくべきですけど。 さらにマルクスが述べたことが現代をどれだけ予見していたかってことも改めて感じてマルクスの天才さにはちびるばっかりです。 一般にはマルクス主義ってばソ連やチャイナを思い浮かべるんでしょうが、それが誤解であることもこの本を読んでいただければすんなりわかってもらえると思う。

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    投稿日: 2010.05.07