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モモ
モモ
ミヒャエル・エンデ、大島かおり/岩波書店
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総合評価

1371件)
4.4
683
421
143
13
2
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    名作を遅ればせながら34歳で初読、読了した。 親のいない浮浪児という怪しげな生い立ちのモモが、物語が進むにつれて、人々を救う逞しいキーマンとして描かれていたのが印象的。 モモに話を聞いてもらった人はなぜ嬉しい気持ちになるのか。 それはモモが相手の時間を尊重していること、そして話をする本人に時間のゆとりがあるからだ。 時間泥棒の出現によって、人々は日々の生活からゆとりを無くしていく。 将来のため、お金のために、生産性のない遊びを止めさせられ、無駄を排除した時間の使い方を強いられる。 もちろんそんな殺伐とした環境下では人々の顔から笑顔は消えるし、心は焦りに満たされ、易怒性の強い攻撃的な性格になってしまう。 作者のエンデはこの話を、電車で取り合わせた老人から聞いて綴ったと記述していたが、記憶力もすごいが時間に追われる現代人という強烈な風刺持ったテーマも抜群に良い。 子供の時に読んでもいいが、せかせかした現代社会に溺れるようにして生きている私たち大人が読むことが、むしろ相応しいのではないか?と思う。 時間節約こそ幸福の道! というスローガンを掲げる灰色の男たち。 しかし、P106 時間をケチケチすることで、全然別の何かをケチケチしているということに、誰一人気がついていない。 時間とは生きること。人間が時間を節約するほど、生活はやせ細っていく。 子供に構わなくなった大人たちを疑問死していたのは子供たちだった。 これは現代にも通じる話だ。 スマホに支配された親に連れられた子供たちの姿を、スーパーなどで見かけるが、そういう時のみんなの顔は、たいてい眉間にシワが寄っているか曇っている。 時間を自分のために使うのもいいが、幸福を誰かと共有することに使うと満足感をより感じられるのではないか。 P316 「モモはまるで、計り知れないほど宝の詰まったほら穴に閉じ込められているよう」 「もし他の人と分かち合えるのでなければ、持っているがために破滅してしまうような富がある」 時は金なりという。それほど時間は大切なものだ。 何かをしよう、その為に時間を使おうと事前に考えていても、ついダラダラしてしまって時間を浪費してしまう経験は誰にでもあるだろう。 お金がたくさん持っていても、それを使ってご飯を食べる誰か、遊びをする相手がいなければ、どこか虚しさを感じることになるのではないか。 無論、私も1人が好きで、出来ればお金は自分に使いたいと思っている。 しかし、老後のことを考えた時、自分のためだけにお金を使っていく人生は飽きが来てしまいそうな気がする。 そしてお金を使うということは、同時に自分の時間を使うことなのだ。 精神的なゆとりを持って、自分以外のもののために時間を、お金を使う。 ヨーロッパではそういう考え方が幅広い世代で浸透していると聞く。 今は仕事に終われ貯金に専念する忙しない生活をしているが、なるべく早く、焦る必要のないゆとりのある心を手に入れたい。 そして、モモのように人の話をゆっくりじっくり聞くことのできる人になりたいと思う。

    0
    投稿日: 2026.03.12
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    読書をしたことのない子供だったので、 読んでみました。時間とは?という問いかけは 現代社会でもあてはまります。 子供の時に読みたかったです。

    0
    投稿日: 2026.03.09
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    「将来のためになる」勉強を強制され、この世界では、巨大な情報産業に踊らされる操り人形のような人々は時間を奪われ、「生きること」を奪われ、心は貧しくなり、荒廃していく。この病気について警告しようとものなら、狂人として精神病院に隔離される。 有限で神秘的な「時間」をどう使うかを問う物語でした。誰かために割いた時間のために気付いたら「夢」や「希望」がなくなっていたら恐ろしいですね。

    6
    投稿日: 2026.03.09
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    忙しくしてるよりも、ゆっくりしているほうが贅沢な時間の使い方だね。せっかくならモモのように、星とか風とか音楽とか、一瞬の今をじっくり感じる余裕がほしいよ。現代ってみんな忙しくて時間がなさすぎる。なにに時間を使うか、だれのためなら自分の時間を使おうと思うか…、これからは時間ができて「さて何をしようかな」ってなったとき、モモのことを思い出しちゃうな。自分の時間もだけど、親とか、友人とか、身の回りの人の時間も大切にしたいね。時間は貯金せず今の自分にどんどこ使おう!

    0
    投稿日: 2026.03.08
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    読み始めは、なんて子供じみた話なんだろうと思っていました。 ところが灰色の男たちがモモの仲間達の時間を奪い始めてから、ページをめくる手が止まらなくなりました。灰色の男に時間を貯蓄しないかと誘われて、生活がガラリと変わっていく。余裕のないいつもイライラした生活は、まるで自分のようで読んでいてとても辛くなりました。 「時々目をあげてみるんだが、いつ見ても残りの道路はちっとも減っていない。だからもっとすごい勢いで働きまくる。心配でたまらないんだ。そしてしまいには息が切れて動けなくなってしまう。道路はまだ残っているのにな。こういうやり方はいかんのだ。」 「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。ひょっと気がついた時には一歩一歩進んできた道路が全部終わっとる。どうやってやりとげたかは、自分でもわからんし、息もきれてない。これが大事なんだ。」

    4
    投稿日: 2026.03.08
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    自分の豊かさを作れるのは自分だけなのに、外の豊かさの基準が正解だと思い込む、こなすことで思考を止める 楽に居場所が作れて便利だからこの考え方自体は嫌いじゃない 休日何すればいいか分からない、に陥りがちで気づけば夜になっている 好きにしていいと言われると何もできない この一文が最も共感できた 分かりすぎる

    0
    投稿日: 2026.03.07
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    50年以上前に書かれた物語だけど、まるで現代社会を風刺しているよう。効率の良さと引き換えに私たちは心の豊かさを失っているのでは無いか?効率の先にあるものは何か?ということを問いかけられた気がした。 この本のテーマは時間についてではあるが、サブテーマに自分の頭で考えることの大切さも説いている。中でもおもちゃの定番である着せ替え人形やラジコンカーを遊ぶ工夫ができないおもちゃだと痛烈に作者が批判しているのが衝撃を受けた。 児童文学だけどこの本は大人にぜひお勧めしたい。 名作は子どもだけでなく大人も心打たれるものなのだと再確認できた。

    16
    投稿日: 2026.03.07
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    時間とは何かを問う名作。 「時間とは心で感じるものである」 時間を節約しようと忙しなく生きていると、次第にこころに余裕がなくなり、真の意味での時間の大切さを感じられなくなってしまう。 タイパが重視される現代社会において、目的を見失わずに、時間の使い方にもう一度目を向けることが必要だと感じた。 忙しく過ごしてたっていい。ボーッとして過ごしてたっていい。時間の使い方にしっかりとした目的があるなら、それが幸せにつながり、本当の豊かさとして自分自身の中に根を広げると思う。

    1
    投稿日: 2026.03.04
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    現代人が読んだほうがいい内容 おそらくモモを手に取って本を読む人は、まだ病気にかかっていないと思いたい。

    16
    投稿日: 2026.03.03
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    何故今になって、刊行が50年くらい前の児童書が流行っているのかの理由がわかった 多忙に追われて自身の生活の重心を見失いがちである現代人にとって刺さりやすいテーマだった 小学生対象の文章なので理解しやすい分、自分自身を顧みて昔は良かったと嘆いた笑

    1
    投稿日: 2026.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学生ぶりに読んだ。当時は最後まで読み切れていなかったので、終盤にかけてのワクワクが止まらなかった。 壮大なファンタジーなのに、どこかに実在しそうなほどの没入感がある。個人的にはマスター・ホラや時間の花が、映画『君たちはどう生きるか』に出てくる塔でのイメージと重なって雰囲気が好みだった。 社会人になって、効率厨になってしまっているな……という時に、また読み返したい。今回は図書館で借りたが、手元に置いておきたい一冊になった。

    1
    投稿日: 2026.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本が恐ろしいのは、50年前の作品ってことと、児童文学ってこと。50年後を生きる私の生きる社会の苦さやままならなさも、モモや灰色の男や時間の花を象徴として喩えて物語にしてしまったところ。なんかもう、私なんかが語ることがない。余韻や余熱や想像が、意味を持たない。感じたこと沢山あるのに、いろんなこと重ね合わせたのに、自分の言葉にならない。なにを書いても、しっくりこない。 物語の中で、時間も、贅沢な余白も、人間の心の病も全部綺麗に隙なく描き尽くされているから、巨大な伏線を、綺麗さっぱり見事に回収して、鮮やかに着地して完結してる。物語が完璧でこれ以上、言うことがなくなるんだね。自分の言葉で置き換える必要がないって言うか、結論はとっくに出たって感じ。解釈の余地なんてない。いらない。 なんだか鳥肌がたちそうだ。挿し絵もエンデ様が自分で描いたんでしょ?どれだけすごいんだよ!!それでもどうしても書きたいから時間についてありきたりなことを書かせてもらうと。笑 時間がないって本当に人からいろんなものを奪うと思う。余裕がなくなって、楽しくなくなって、笑顔や思いやりが消える。そして個性がなくなり、気力もなくなって灰色になっていく…人間としての余白も消える。慌ただしい毎日の中で、いろんな大事なものが削ぎ落とされていく。自分の心に耳を傾けることも忘れて、いつしかその方法も分からなくなっていく。心を亡くすで忙しい。宮迫のCMが浮かんだ。 子どもにとって大事だと思う遊び。大人もそう思っているはずなのに、その環境も時間も、かなり限定的になっていると思う。情報とものが溢れる世の中で、目に見えるものは持っているのに貧しい。体を使って、肌で感じて、人と触れ合ってぶつかって。道草をしてボーッとアリを眺めることからしか得られないものがある。無意味で自由で生産性のない遊びの贅沢さ。 効率やタイパを重視して灰色の男たちに捧げた時間は、スマホに消える。結局何のために時間を節約してたの? 大人になったけど、遊びや余暇や趣味は大事にしていたい。そういう余白が、人生を豊かにすると思う。ゆったりと今を感じる余白を持って、心豊かに生きていきたいなって思った。

    1
    投稿日: 2026.02.22
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    おもしろかった。 結末の情景を思い浮かべて、 心底よかったと思った。 作者のあとがきも 児童文学ならではの温かみがあって とても良かった。 せかせかしている自分に、 おい時間泥棒に盗まれてるぞ と 教えてあげよう。

    1
    投稿日: 2026.02.21
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    作者の後書きが全てだも思う 「過去に起こったことのように話しましたね。でもそれを将来起こることとしてお話しても良かったんですよ。」 現代も共働きだったりスマホばっかしてたりで子どもとの時間が取れないなんていうけど これを読んでたらいつの時代も子ども最優先とはいかない矛盾があるんだろうな そんな中でも子どもに向き合う時間、自分や大切な人に向き合う時間を大切にしなければと思える作品

    1
    投稿日: 2026.02.19
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    児童文学とは思えない。 大人こそ読むべき本だと感じた。 忙しない現代社会において、時短、タイパという言葉がよく聞かれるが、時間を節約する意味とはなんなのか、人間らしい時間の使い方とは何なのかをとう一冊。

    2
    投稿日: 2026.02.17
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    幼い頃に読んだ覚えがあって、少なくとも家にはあって、懐かしさを思って手に取った。結局、全く読んだ覚えはなかったけれど、小学生の自分には理解できなかったからかもしれない。 物語の中の人や街は、今の世の中と同じで、いつも時間がなく、指の間から大切なものがすり抜けていく焦燥感が描かれていた。時間とは何か。自分もいつも時間を無駄にしてしまうので、与えられている時間を大切に過ごしていきたいし、それを伝えられる人間になりたいと思った。

    1
    投稿日: 2026.02.15
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    3.5 モモはアメリ、灰色の男たちはエージェントスミスを頭にぼんやりと思い浮かべながら読みました。

    1
    投稿日: 2026.02.15
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    何回目かの再読 今の時代自分の時間を作るのは難しいけど、努力して作る この本読んで、趣味が物凄く増えた

    2
    投稿日: 2026.02.12
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    児童書に分類されているが、これは大人が読むべき本。本を読む暇もないほど時間泥棒に追われている人こそ、時間を割いて読んだ方がいい。

    3
    投稿日: 2026.02.08
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    どうも私には合わない作品だったが、このような物語を良いと思える人に素直に羨ましいとも思う。児童向けの文体や、幻想的で展開の正当性のなさみたいなものが、どうしても読んでいて違和感になってしまった。また、ひらがなが多く言葉もあまりに平易なのも、逆に読みづらく感じてしまった。 前の前にある時間を大切にする人間らしさ、というテーマ設定自体は好きなものではあった。

    6
    投稿日: 2026.02.08
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    効率的に休みを使わないといけないという思いが強くてしんどくなりメンタルを壊してしまいました。そんな時にこの本と出会いました。特別な何かをしなくても良い時間、誰かと過ごす時間が人生を豊かにするのだなということを感じました。この本と出会って少し生きやすくなりました。

    2
    投稿日: 2026.02.08
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    長かった… 読んでいる時にメモしたフレーズが何個かあり読み返してみた。 私がこの物語から受け取ったメッセージは"時間"。 時間にまつわる色々な事象から、私ならどうするか⁇問いを投げかけられた気分になった。

    11
    投稿日: 2026.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと気になっていたが、読めていなかった『モモ』。 ざっくりとした内容はNHK「100分で名著」を見て知っていた。 現在、ドイツ語学習者向け『モモ』を使ってドイツ語を勉強しており、この機会に読んでみようと思い選んだ。 序盤の100ページほどを読んだ時点で、「これって本当に児童書!?」と思った。 そして『モモ』が発表されたのは1973年だと知り、さらに驚いた。 ミヒャエル・エンデを予言者のように感じてしまうほど、現代を生きる私に刺さるものがあった。 文章やストーリーは子ども向けに書かれているが、これはぜひ大人に読んでもらいたい作品だ。 時間泥棒である「灰色の男たち」は、人々から時間を奪っていく。 街の人たちは無駄を嫌い、予定を詰め込み、いつも忙しくイライラしている。 子どもたちでさえ、遊ぶ面白さよりも「将来の役に立つかどうか」が全てになっている。 大切な人との会話、触れ合い、自分を慈しむ時間。 そういうものがどんどん剥ぎ落とされ、1秒の時間も無駄にしないことが良しとされ、時間に振り回されながら生きている人々。 その姿が、現代の我々と重なった。 「仕事に役立つことをしろ」 「無駄なことをするな」 「タイパを考えろ」 そんな言葉が溢れている私たちの日常に必要な物語だと思った。 特に印象的だったのは、「時間の花」だ。 自分自身の時間というものを、こんなにも美しく、儚く描くことができるのかと驚いた。 物語の最後には、『作者のみじかいあとがき』が載っている。 このあとがきを読むと、子どもたちに向けたミヒャエル・エンデのあたたかい眼差しを感じることができる。 ぜひ最後まで読んでほしい箇所だ。 日常を過ごしていく中で一度立ち止まり、自分にとっての時間とは何か、大切にしたいものは何かを考えたくなる作品だった。 . 時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしているということには、だれひとり気がついていないようでした。じぶんたちの生活が日ごとにまずしくなり、日ごとに画一的になり、日ごとに冷たくなっていることを、だれひとりみとめようとはしませんでした。 (P106) . 「時間がない」、「ひまがない」——こういうことばをわたしたちは毎日聞き、じぶんでも口にします。いそがしいおとなばかりではありません、子どもたちまでそうなのです。けれど、これほど足りなくなってしまった「時間」とは、いったいなになのでしょうか? 機械的にはかることのできる時間が問題なのではありますまい。そうではなくて、人間の心のうちの時間、人間が人間らしく生きることを可能にする時間、そういう時間がわたしたちからだんだんと失われてきたようなのです。このとらえどころのない謎のような時間というものが、このふしぎなモモの物語の中心テーマなのです。 (P401『訳者のあとがき』)

    2
    投稿日: 2026.02.01
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    子どもの頃に愛蔵版に憧れていましたが当時購入できず、そのまま読むタイミングを失い大人になってから読みました。とても深い内容で早く読まなかったことを後悔しましたが、今の私が読んだからこそより深く理解出来た部分もあると思うので、今読めて良かったのかもしれません。 最近話題の絵本版がありそちらは5歳の子どもと読みましたが、絵本は物語の序盤のみなので、いつか我が子にも全編を読んで欲しいなぁと思いつつ、押し付けにならないよう善処したいと思います。

    2
    投稿日: 2026.02.01
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    友人から『モモ』を読んで良かったという話を聞き、10年ぶりに読み返した。読む年代によって感じ方が変わってきそう。 お金を沢山稼ぐことや効率を重視しすぎる世の中への警鐘のように感じる。 豊かさとは何か。自分が大切なことを振り返るきっかけになった。私は家族や友人と美味しいものを食べながら話す時間が1番好き。見せかけのいいものに惑わされず、そういう時間をずっと大切にしていきたいな。 これからも時々読み返したい作品。

    3
    投稿日: 2026.01.31
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    とても好き。 最初から最後まで、単語一つ取っても素晴らしい。 灰色の男が「これでいいんだ」と最期に言った理由、人間由来のものであると思ったら分かるような気がする。

    1
    投稿日: 2026.01.31
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    47 彼の考えでは、世の中の不幸というものはすべて、みんながやたらとうそをつくことから生まれている、それもわざとついたうそばかりでない、せっかちすぎたり、正しくものを見きわめずにうっかり口にしたりするうそのせいなのだ、というのです。

    1
    投稿日: 2026.01.30
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    面白かった。子供の頃に読んだことがなかったので、読んでみた。 小さい頃に読みたかったなあ。 小さい頃に読み継がれる理由が分かった。 一気に読んでしまった。 最初は、1話完結かと思って読んでたが、実はつながってて、時間泥棒の話が出てきてから面白くなってきた。 時間に囚われてるのは私だなぁ、、

    1
    投稿日: 2026.01.25
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    50年以上前の話だけど、現代でも通じる話。 時間のない、ゆとりのない社会への風刺。 タイパ、コスパ、空腹を満たすだけの食事、結果だけ知りたい、受験のための勉強、それって本当に幸せなんだろうか?

    2
    投稿日: 2026.01.23
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    内容 並外れた聞き上手のモモ。たくさんの友達と仲良く暮らしていたが、一方で、時間泥棒に時間をかすめ取られてゆく世間の人たち。そんなみんなを救うため、モモは立ち上がる。 感想 中年になっての再読。主人公のモモがほとんどしゃべらないことに、感銘を受ける。人との温かい交わりを「無駄な時間」として放棄する大人たちの姿もそうだが、「子どもの家」に集められ、既成の遊びを「将来のため」と称して遊ばされせられる子どもたちの描写に、戦慄が走る。「時間の花」という概念を、忘れずに持ちつづけたいと思う。子どもにもわかる言葉で書かれているし、子どもなりに受け止めるとは思うが、本来は大人のための寓話。

    1
    投稿日: 2026.01.23
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    学生の頃、読んで再読。ファンタジー。 子供向けかなと思いつつ、残り三分の一は面白くなって一気読みした。 モモの魅力と強さ、友情のお話。

    1
    投稿日: 2026.01.20
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    子どもの頃に読みそびれて、自分の子どもに買ってあげることができたので、ついでに読んだ。 大人でもこんなに楽しめるなんて。難しい言葉もなく、優しい心でゆったり読める本でした。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    梟書茶房という池袋にあるカフェで、生まれて初めてタイトルやあらすじを伏せた本を購入した本。本の紹介が数行程度書いてあり、確か誕生日の番号に振られたものだった気がする。購入記録を振り返るとゆうに6年前、、よくもまぁここまであたためたなと。笑 十数年勤めた会社にほとほと嫌気が差してしまい、退職を決意し長め休暇をとっている現在ですが、このタイミングで読む気になったのもご縁を感じる。ベッポのように、自分の中のこだわりを大事に仕事をしていたのだけど、会社の方針や求められるスピードに自分がついていけなくなってしまった。自分を嫌いになっていく感覚、まさに灰色に景色が見えるかんじ。 幼い頃、死んだ顔をして満員電車に揺られる大人を見ていた違和感。 就活時代、今が人生の最大だから楽しんでと寂しそうな顔をして話してくれた部活でお世話になった憧れのOBの先輩。 趣味や余白を削った毎日なんてなんの楽しみもないよなぁと立ち止まるとわかるけど、必死に走ってたこの間までは、ここまでしっかり思いを巡らせられなかったろうな。 大人になった今、手にとり読むことができてよかった。ありがとうミヒャエルエンデ!

    2
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    素敵な挿絵や表紙の絵がとても素敵だなぁと思っていたら作者が描いたと知りびっくり。 時は金なり。時間どろぼうの灰色の男たちによって、効率、時短、そんな考えが加速していく。子供の頃は何もなくたって、空想で無限に広がる世界があった。あの頃は楽しかったよね、なんていうけど今そうできないのはなぜなんだろう? 時間貯蓄銀行に冷凍されたまま、忘れ去られている時間はないだろうか モモのように、相手の話にじっと耳を傾けることをおろそかにしないようにしたいなぁ。

    2
    投稿日: 2026.01.17
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    大人にも強く響く物語でした。私もすっかり灰色の男と契約を交わしていたのだと感じました。出会うべくして出会った一冊でした。

    1
    投稿日: 2026.01.16
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    小学校高学年から読める本なので読みやすかった。 モモの話の聞き方が上手でなんでも話してしまうのも、時間が関わってると思うな〜。 私はめちゃくちゃ効率重視で動いてしまうから、もっと他に大事なことがあるんじゃないのか考えてみたい。

    1
    投稿日: 2026.01.15
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    初めてこの本を読んだのは小学5年生ぐらいでした。それからこの本は定期的に読み直す大切な本になりました。 時間の大切さをこの物語は教えてくれました。「過労死」という言葉ができるほど現代の日本人はとても忙しいです。仕事ばかりに時間を使うことは果たして正解なのか。時間のあり方について学ぶことができる物語でした。

    75
    投稿日: 2026.01.15
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    時間どろぼうの灰色の男たちに立ち向かうモモ。 時間をつかさどるマイスター・ホラに時間の意味を教えてもらったモモ。 時間について考えるきっかけとなる一冊です。

    5
    投稿日: 2026.01.15
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    本文も面白かったけれど、巻末にある佐々木田鶴子氏の寄せた文章がとても興味深かった。 ミヒャエル・エンデ本人と直接言葉を交わした人の話を読めるとは思わなかった。 「初めてモモを読むならこの本を!」というSNSのアドバイスに従って、この出版社の、この版を選んで良かった。

    2
    投稿日: 2026.01.15
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    究極に生産性や効率だけを考えて動くと、倫理観や感情が失われてしまう。 灰色の男に完全に支配されないというのは現実問題難しいが、少しでも立ち止まれるように。 "無駄な時間"とされるものも、ただ時間として存在している、もともと正当なものだったことを思い出せるように。 『時間とは、生きるということ、そのものなのです。』 (106頁) 時間に追われるように感じる日々だが、時にはくだらない話をして、笑って、最期に私の人生なかなか豊かだったじゃんと思えるといいな。 小話をひとつ。 田舎生まれ田舎育ちの親戚が東京に遊びに来て、平日の電車に乗った時の感想。 「みんな無表情で楽しくなさそう。電車が動いてる時はスマホ見て、止まったらドアに向かって一斉に吸い込まれていって、みんな同じ動きをしている。ロボットみたいだし、何かに操られてるみたいに見えた。」 モモを読んだ後ならはっきりわかる。 彼が見たものは灰色の男たちだったんだな、と。

    3
    投稿日: 2026.01.13
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    本を読むことが苦手だった子供の時に、初めて夢中になって読めた本を思い出して、改めて読み返してみた。 あの時、何が面白いと思ったのかは分からないけれど、不思議な世界で起きた物語に引き込まれていったのだと思う。 時間をテーマにした本ということで、時間がないと嘆く大人になってから改めて読むと、新しい読み方ができる本だと思った。 時間は一人一人与えられていて、それをどう使うかはその人次第で、長くも短くもなるもの、小さな花を愛でたり、友人とおしゃべりしたり、そういったゆとりを持つことが人間らしい豊かさに繋がっていることが描かれていた。 忙しさに追われるだけでは時間が消えて行ってしまうので、ふと足をとめる時間をしっかり持っていきたい。

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    【時間】について考えさせられる物語 「時間を制する」「時間の使い方」こういったタイトルの本が書店に沢山並ぶようになりました。 なんでもない趣味に使う時間(読書や習い事、ジムなどではない趣味) 家族とテレビを見ながら会話をして笑い合う時間 仕事終わり居酒屋に行って今日の疲れを癒やす時間 … その全てが、悪とされてしまってるのではないかと感じています。 将来の自分がお金で困らないように、人生を急ぐ。 (それも、大事なことです。) コロナの時代もありましたが、商店街はガラリとし、近隣住民との会話も減り、上司とは事務的な会話ばかり。(もちろん、犯罪やハラスメントなどの被害が相次いでいる事実がそうさせたのもあります。) ふと立ち止まり、人間の寿命が有限だったことに気づきます。 親と過ごせる時間はあとどれくらいか? 後回しにしていた大切な友人との食事、もしかしたら、明日、どちらかが事故にあってしまうかもしれない。 話はそれますが、嵐のコンサートに昔誘われたことがありましたが断りました。まさか、活動終了する日が来るなんて思いもしませんでした…後悔(泣) 人間と、人間との間に無限はありません。 人間が無限でないように。 もう一度、大切な人との時間を、大切にしようと感じる作品に出会えて、生きててよかったなと感じました。

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    豊かな時間の大切さを学んだ 現代ではモモ達と同じ暮らしは困難と思うが、自分のココロにゆとりを持つ時間を持つことはできる まずは日々、自分時間を確保し読書や内省したい

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    心の豊かさとは何か。 私たち現代人は、いつも何かに追われていて、せかせかと毎日を過ごしているように思います。 一日があっという間に、一週間、そして一年も気付いたら過ぎ去っている。 私も「忙しい」を理由にして、蔑ろにしてしまったものがたくさんあると思います。振り返ると、もっと自分と、相手と向き合えばよかったと思う瞬間が頭に浮かぶ。 自分の時間も相手の時間も大切に、ゆっくりと立ち止まり振り返りながら過ごして生きていけたらいいなぁ。

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    名刺代わりの一冊を選ぶならこれを選びます。自分の中でバイブルのように大切な一冊。小学生の頃に読んでからも何十回と読み返しては忘れたくないものを思い出しています。きっとあなたもモモに救われるはず!

    1
    投稿日: 2026.01.08
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    時間に追われ余裕がなくなって、家族や友達、恋人との時間を大切にできなくなるのは、誰にでも一度は心あたりがあるはず…自分のこれからの人生、時間をどう使っていくか考えさせられる 人間らしく生きることを可能にし、生きることの本当の意味を忘れないでいきたい

    2
    投稿日: 2026.01.05
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    「時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしている」 小学校の学級文庫に並んでいた1冊だが、合理性や効率化を追求した果てに、大切な何かを置き去りにしてしまった人にこそ刺さると思う 視覚味覚が肥えた現代人、聴く力はどうでしょうかね

    1
    投稿日: 2026.01.05
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    久しぶりに手に取った。 この世の中にいるのは灰色の陰気な男たちではなく、ピンク色のキラキラした妖精だ。私たちを刺激で誘い、楽しませ、時間を覇権者の私欲と変える。 モモはマイスターに会って時間を解放することができたが、私たちは誰に会えば時間を取り返してくれるんだろうか。

    2
    投稿日: 2026.01.05
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    この作品が半世紀以上も前に書かれていたとは、驚きです。まさしく現代の社会を映し出しているようです。 完全無欠のビビガールはさながら数年前のロボット人形だし、カシオペイアというかめはまさに現在のAIロボットです。 この作品がひときわよいと感じた点は、モモのことば(セリフ)がいかにも子どもらしいことです。 多くの児童書が、言語化のお手本のように主人公のことばをすばらしく表現している点は、すてきな主人公にあこがれをもつ一方、こんなふうに豊かに表現できる子どもばかりじゃないと多少違和感を感じていました。 モモは信念を持ち勇気をふるいたたせて、奪われた心を取り戻しに行きます。孤独な少女がひとりで行動した点が好きです。 ファンタジーでありながら妙に現実味があり、とてもおもしろいお話でした。

    2
    投稿日: 2026.01.05
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    ”時間とは、生きるということ、 そのものなのです。 そして人のいのちは 心を住みかとしているのです。“ タイパ 時短 効率 ってそんなことばかり 気にしている 人間になると 時間泥棒の餌食になりそうですね

    1
    投稿日: 2026.01.04
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    効率よく動くより、心の声を大切にしながら、人との交流を大切にしながら生活することの豊かさ。 無駄こそ価値という見方。 心が満たされれば、お金や成功がなくても豊かな気持ちで生きていける。

    1
    投稿日: 2026.01.03
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    時間をテーマに、女の子が「無関心」と戦うお話。敵はまるで現代の人々のようで、そんな人生、時間の使い方、ダメだろ!と叱られている感覚になる。これが半世紀も前に作られたということが驚き。さすが名作

    1
    投稿日: 2026.01.02
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    後半の時間泥棒がうんぬんってとこより、時間泥棒が現れる前のみんなや世界の描写が大好きだった。その世界に流れているゆっくりとした優しい時間は、まさに読んでいる最中に私が浸かっていたベイジルタウンに流れているものとすごく近しいものがあるように感じて、なんだか居心地がいい、不思議な気分になった。 モモが人の話をただ聴いているだけで相手のイマジネーションがどんどん膨らんでいったり、喧嘩していた2人が仲直りしたり、物事が勝手に解決の方向に向かったりするっていうところがすごく好きだったし、無口なおじいさん道路掃除夫ベッポのモモへの思いやりや、想像力でどんなところにもモモを連れて行ってくれるジジの魅力の描き方にはすっごく心が温かくなってワクワクして、涙も出るほどだった。 読んでて面白かったのが、この本を早く読みたいがために会社の休憩をわざわざ同期が来ない時間にとって読んでいる私、少しでも暇があるとこの本を取り出して時々歩きながらでさえも読んでしまっている私って、なんかセカセカと時間を短縮してコミュニケーションを排除した孤独な時間に自ら身を置いてる、時間泥棒的な読み方をしてない?って思ったこと。 あと「時間泥棒」って言葉のニュアンス、日常生活でもときどき「話が長すぎて人の時間を奪ってる人」とかを指したりするけど、それって本来使い方逆なんじゃないかな?って思ったりも。この本の中では、とにかく時間を切り詰めて無駄な時間を1秒でも多くなくすことに全力を注ぐ(それが時間銀行にお金を貯めることになると信じ込まされているから)人のことだけどなぁ。と書いてて思ったけど、これは時間泥棒に騙されてる人のことか。時間泥棒自体は人から時間を奪う人で合ってるのか。難しい! 最後の作者のあとがきで、作者が汽車に乗り合わせたこのお話を教えてくれた人に「この物語を過去に起こったことのように話しましたが、未来に起こることとして話すこともできたんですよ」って言われたんだよって書いてたところも面白かった。この、作者が、これは自分が考えたんじゃなくて誰かから教えてもらったんですって言うことで、この本がノンフィクションであるかのように最後に魔法をかけて子どもの夢を守るの、「ルドルフとイッパイアッテナ」でもそうだったよなぁと思い出した。実際、私もまだあの話は猫が書いた物語を作者が代わりに出版したものだって心のどこかでは信じてる気がする。子どもの頃にかけられた魔法って解けないよなぁ。うつくしい。 そういえばこれ小さい頃からずっとママからおすすめされてた記憶があったんだけど、ママにモモ読んだよーって言ったら「あれ説教くさくてあんまり好きじゃない」って言われた。多分好きなのはパパの方だった…笑

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    投稿日: 2026.01.01
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    えコレ1973年の本なの、、?半世紀も前???んで児童文学、、?全然今でも通じるし、こういうの名作っていうんだぁ、、。子どもの頃に出会いたかったけれど『今』読めたのもご縁。 過去の話でも未来におこりうる物語でもある風刺、世にも奇妙な物語のような。モモが時間どろぼうに追われ振り向くシーンはゾクっとした。 図書館で借りて読んだけれどこれは買います。また読みたいし、子どもにも読んでほしい!

    1
    投稿日: 2025.12.31
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    ドイツ人作家ミヒャエル・エンデの児童文学を手にとる。人にとって普遍的なテーマである『時間』を扱った作品。このような素敵な作品に小さい時に触れることができた読書好きの方々を羨ましく感じた。 第一部の「モモとその友だち」ではファンタジー世界へ導き、夢を大きく膨らませるための助走がしっかりとれる内容で、登場人物の性格や子どもの純粋さをとても上手く表現している。  そして人の話を聞くことで周りを幸せにするモモの特殊な力を哲学的な言い回しで記す。 一一 友だちみんながうちに帰ってしまった晩、モモはひとりで長いあいだ、古い劇場の大きな石のすりばちのなかにすわっていることがあります。頭のうえは星をちりばめた空の丸天井です。こうしてモモは、荘厳なしずけさにひたすら聞きいるのです。こうしてすわっていると、まるで星の世界の声を聞いている大きな耳たぶの底にいるようです。そして、ひそやかな、けれどもとても壮大な、ふしぎと心にしみいる音楽が聞こえてくるように思えるのです。 第二部「灰色の男たち」に入ると、アニメ名探偵コナンくんに出てくる「黒ずくめの男たち」のような謎の敵が、「時間貯蓄銀行」の行員と称して登場する。彼らは周りの空気を冷やし風景を灰色に変え、人間が節約した時間を盗み預かっていく。そう、時間どろぼうだ。 極端な合理化へのアンチテーゼ。YouTube動画や映画までも速聞き再生しコスパ、タイパを重視する現代人にも耳が痛い内容になっている。床屋のフージーが幸せを手放し時間を手に入れた物語を見て、何年前だろうか?吉野家のタッチパネル導入に愕然としたことを思い出す。 ー一 時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしていることには、だれひとり気がついていないようでした。じぶんたちの生活が日ごとにまずしくなり、日ごとに画一的になり、日ごとに冷たくなっていることを、だれひとりみとめようとしませんでした。 …けれど時間とは、生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心を住みかとしているのです。人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです。 モモは灰色の男たちから逃げて時間の国へ辿り着く。そこにはマイスター・ホラという時間を司る神さまみたいな人がいて、彼がモモにだしたなぞなぞの答えは「未来・過去・そして現在、つまり時間がこの世界そのものだ」というもの。 今年読んだ『14歳の宇宙論』ででてきた宙の説明「往古来今これ宙といい、、、」往古とは過去のこと、来今とは「これから来る今」、つまり現在を含む未来のこと!で『宇宙』って時間も表すんだとあのとき驚いた記憶が甦る。 とまあ、まだまだ書き足りないほど学び多き小説だった。灰色の男たちに支配された世界をモモが救出し、ハッピーエンドになるのだけれど、やはりほんわかした幸せな結末がこのみなんだな私。

    33
    投稿日: 2025.12.30
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    別の世界の話とは思えない描写が多くて、考えさせられる。時間を効率化していった先にどういう世界になっていくのか、好きな仕事をこん詰めてした結果、富は得られるものの、何かを失ってしまったえぴそなど、どこか他人事とは思えなかった。娘が生まれ、とにかく生活を大切に味わっていきたいと何よりも時間を選んだ今を改めて価値付けていけたようにも思う。 カメが言葉や行動が可愛い。

    2
    投稿日: 2025.12.28
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    モモの人に耳を傾ける能力というものが、とても特異なものとして強調されていることが印象的だった。 せかせか生きたくない、ちゃんと自分のための時間軸で生きていたい

    2
    投稿日: 2025.12.22
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    読む本読む本でおすすめされていたので、「そんなにいいなら…」と思って手に取りました! 登場人物のキャラクターや「時間泥棒」という言葉は児童書らしくてかわいいのに、読んでいくうちに、どこか現実世界につながる冷たさというか、ゾワっとする怖さもあって不思議な感覚に… 静かな時間を過ごしてると、「何かしたほうがいいかな?時間無駄にしてないかな?」と焦ることがある自分を思い出して、もしかしたら私も知らない間に時間泥棒に洗脳されて、時間を取られてる側なのかも…と感じ、ちょっと鳥肌が立ちました(汗) ありきたりですが、「自分にとって本当に大切な時間とは何か?」を自然と立ち止まって考えたくなる本。 (心の片隅にこの本を置いておいてほしいなと思って、まだ小学生の弟にもあげました!)

    4
    投稿日: 2025.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「時間を節約することで、実は別の大切な何かを節約してしまっていることに、誰も気づいていない」 「時間とは生きることそのものであり、人の命は心を住処としている。時間を節約すればするほど、生活は痩せ細っていく」 という言葉が強く印象に残った。現代社会では、時間をいかに効率よく使うか、無駄なく処理するかが常に求められている。それは正しい態度のように見える。しかし『モモ』を読んで、時間を切り詰めることは、単に行動を早めることではなく、感じること、立ち止まること、誰かと心を通わせることまで削ってしまう行為なのだと気づかされた。 効率化の先にあるのは、豊かさではなく、むしろ「生きている実感の希薄さ」なのかもしれない。時間は管理する対象ではなく、心を通して味わうもの。これからの生き方では、「どれだけ早くできるか」よりも、「どんな気持ちでその時間を生きたか」を大切にしたいと思った。この作品は、今の時代だからこそ、そして今の自分だからこそ、深く刺さった。時間との向き合い方を見直すための、大事な指針として心に留めておきたい。

    4
    投稿日: 2025.12.21
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    とても有名だが子供の時読んでいなかったので今更だが読んでみた。 名作と言われるものは書かれた時代から何十年経っても内容が時代とマッチするから名作なんだなあ。人類が進歩とともに忘れていってしまうものはいつの時代も同じなのか。 大人が便利さを求めて効率化を進めていくと心が貧しくなりイライラすることも増え子供にもしわ寄せが行く。タイパと言いながら時間そのものを大切にできておらず何が幸せだったのかを忘れていってしまうのではないか?という現代にも通じるお話。 ジジがモモに聞かせてくれた劇中話がなんだかとても素敵だった。三体三部もだったけど物語のなかに夢のような物語を更に組み込める作家さんってすごいなあ。

    1
    投稿日: 2025.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    灰色の男たちに時間を奪われた世界は現在や未来のことかもしれないと、きっと誰しもが自分事に感じるからこの作品は時代を超えて愛されるのだろう。 私も時間に追われて毎日を過ごしているが、時間をどう使うか、それを自分で選ぶ自由を持っているのだと再確認した。 「とっても長い道路を受け持つことがあるんだ」掃除夫ベッポは言った。「せかせかと働き出す。いつ見ても残りの道路はちっとも減っていない。だからもっとすごい勢いで働きまくる。心配でたまらないんだ。そしてしまいには息が切れて動けなくなってしまう。道路はまだ残っているのにな。こういうやり方はいかんのだ」「一度に道路ぜんぶのことを考えてはいかん。次の一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただ次のことだけをな」「すると楽しくなってくる」「ひょっと気がついたときには、一歩一歩進んできた道路がぜんぶ終わっとる。どうやってやり遂げたかは、自分でもわからんし、息も切れていない」「これが大事なんだ」

    2
    投稿日: 2025.12.21
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    ホームレスな女の子の物語。 お金はないが、時間は余るほどあり、話を聞くことが得意。 時間に対する教訓が有名な作品だが、それだけでなく資本主義、全体主義に対する批判。 お金や人間関係、自然や時間の使い方など様々な視点で描かれている。 著者は1929年ドイツ生まれで、ナチスに反対し、共産主義活動に加わっていたとか。 共感できる箇所も多いが、時間のない富裕層と時間のある貧しい人々が、やや極端な形で対比されていると感じた。 モモやジジには憧憬を感じるが、自分がそうなったら幸福を感じるかは疑問。 そういえば、昔インドに旅行に行ったときは、時間の流れがゆっくりに感じた。何もすることがなかったけど、最高に豊かな時間だった気がする。 時間をおいて何度でも読んでみたくなる一冊。

    1
    投稿日: 2025.12.19
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    灰色の男たちは、この時代の人間たち(つまり私たち)の気がする。 いつの時代も、以前に比べたら「灰色の男」指数は上がるのだとは思う。しかし、最近の「灰色の男」化はスピードが速すぎる。

    1
    投稿日: 2025.12.19
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    時間に追われている現代。そして自分。 なぜ追われているのかを見つめ直す必要があるし、今の働き方が時間の切り売りになっていないかも考えないといけない。

    1
    投稿日: 2025.12.13
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    「自分らしく、人間らしく、心豊かに生きる」といった行為や思いに付随する「時間」、この「時間」が段々と消失し「自分らしく、人間らしく、心豊かに生きていない」人々が増えているといった現代社会への皮肉を児童文学に込めた一作品。児童文学こそ万人に伝わる表現で、万人が読後に考えをもてるような素晴らしさがある作品が多い中でクリティカルに「時間」とはを考えさせられた。 私たち大人は生きるために働き、生きるために食べ、生きるために学んでいる。その中で自分らしさといったものが少しずつ減っていき、人間としての象徴性を失っているのではと問われると、グサリと心に刺さる。その通りですと、自分の人生、自分の思い通りになるような、自分の思ったことが実現できるような「余白」や「ゆとり」は段々となくなっている現代社会、みんな時間に追われて生きています。そしてそれが辛いことも知っています。 だからこそ、手に入れた時間は無駄に消費するのではなくて自分らしさを得るために、自分の心を豊かにするために使いたい。わたしの場合は読書や運動といったところ。全ての時間を「自分らしく」生きるのはなかなかに難しいからこそ、せめて自分が現代社会の中で必死に得て手に入れたかけがえのない「時間」こそは「自分らしく」のために生かしていきたい。 これを小学生の頃に読んでいたらどんな人生を送っていたのだろう。もっと自分を大切に自分らしくゆとりを持って生きていただろうか。いや、結局のところ人はなかなか現代社会の「時間の鎖」からは逃れられない。どのような体験を重ねてきても人と生きていく故、どこかしらで「消失する時間」も存在すると思う。ただだからこそこの読書体験をもとに「かけがえのない時間」を自分のために生かしていく「ゆとり」を少しでもいい、自分で考えて自分で獲得していく自分らしさのための努力と学びの積み重ねが大切だと思った。

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    投稿日: 2025.12.09
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    タイトルは知っているけれど、読んだことはなかった作品。戯曲音劇になる、その劇に好きな俳優さんが出演する…。どんな話か読んでみよう、と読みはじめました。 大人になりすぎてから読んだせいか、序盤の子供の遊びの描写には退屈しました。しかし、後半は、時間を忘れるほどの面白さ!どのように舞台化するのか、楽しみです。 さし絵もエンデ自身が描いていて、世界観が素晴らしい。エンデのお父さんはシュールレアリズムの画家、エドガー・エンデ。「時間」「夢」を描くのは、シュールレアリズムの影響か? 絵が好きなので、表紙を部屋に飾っています。 実は、古書店でバーコードのない古いハードカバーの本を買いました。ブックケース入り。とにかく絵がいいので、大きい本を買ってよかった。絵は、大きさも大事。 文庫版は未読。文庫版には、ハードカバー版とは別の解説が付いているかもしれないので、解説だけ読みたい。

    2
    投稿日: 2025.12.09
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    わたくしも灰色の男たちに時間を奪われています。あくせく時間に追われているな。と痛感。時間という概念を深く考えさせられました。読み応えがあります。無駄な時間とは本当は何なのか?自分の中にある時間を知れるのか?まずは時間を大切に、ゆっくり味わって?生きていきたいと思います。

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    投稿日: 2025.12.07
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    対象年齢が小学校5、6年生以上とある児童書だけれど、大人が読んでて大きく問われる本だし、働いて働いて働いて働いて働く方に向かうかもしれない今だからこそ、時間と自分の在り方を見つめ直すために示唆の多い本。豊かさについて考えさせられた

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    投稿日: 2025.12.06
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    時間に追われたことのある私にとっては、おもしろくも怖い話だった。たくさんお金があって忙しくても、幸せとは限らない。作中には『致死的退屈症』とあったが、うつ病のようなものかなと思った。 大人になってから読んだ方がわかるというか、おもしろい。

    2
    投稿日: 2025.12.05
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    私も灰色のやつに支配されてしまった親みたいになっていないかな? 学校の準備できてるの?習い事の準備できてるの?勉強終わった?早くご飯食べなさい! ずっとせかせかしてるかも… 灰色のやつに時間を奪われているのかな。 取り戻せるかな… この現代で。 大切な人を失わないように。

    1
    投稿日: 2025.12.04
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    たとえば、みんながひらめくこと、そのひらめきはすぐに忘れてしまうと思う。 そのひらめきを一つ一つ丁寧に文章にした本。 だから、痒いところに手が届くと言うか、この表現がしたかったんだって、表現豊かになれる 子供心がまだ自分に残っていると再確認する。

    2
    投稿日: 2025.12.04
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    児童期にこの本を読まず、本好きの友人に勧められて読了。 時間をテーマに進む物語は概念が多く、児童だったらばどのように理解したのか、昔に戻って読んで、今の感想と照らし合わせたかった。

    3
    投稿日: 2025.11.28
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    わたしたちは現代社会を生きていく上で遭遇する「時間泥棒」とどう対峙していくべきなのか。 現代はいたるところに灰色の男たちがいて、隙あらば私たちの時間を狙っている。一寸先は致死的退屈症である…と、資本主義への恨みつらみを述べた後に「とかくに人の世は住みにくい。」などと結ぶニヒルな感想が浮かんだがこれではあんまりだ。 別のアプローチを取ろう。それはそれとして、現代社会を生きるために大切なのは生活に彩りを加える姿勢やそれを見逃さない視線といったものなのではないか。 すなわち、どうしようもない現代を嘆き悲しんだり、時間の開放に思考を巡らすよりも、むしろ人生における「時間の花」と言える瞬間を見落とすことなくしっかり抱き上げて大切にすることが我々が灰色の男たちに対抗する手段であると思った。大変な世の中だけどそんなに捨てたもんじゃないと考えながら、灰色に染まらない彩りをつけながら生きていきたいものだ。

    4
    投稿日: 2025.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    物語全体が「時間とは何か」という問いに向き合っている。SNSやAIに触れることが当たり前になった今、つい"効率性"や"他者との比較"に振り回されてしまうが、この作品は立ち止まって自分の時間を取り戻すという、いまの時代ほど必要な姿勢を思い出させてくれる。忙しさを言い訳にしがちな人ほど、読んだあと心にくるものがある一冊である。 一方で、ティーンズ向けなので、ひらがなが多く、普段から本を読む人からすると読みにくいと感じるかもしれない。

    2
    投稿日: 2025.11.27
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    余暇が大事という話。1970年代に書かれたことを考えるとすごい。文章、というか翻訳文が読みにくかった。

    2
    投稿日: 2025.11.20
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    ある少女の物語。 相手の話を聞くこと。お気に入りのものを大事にすること。誰かの評価ではなく自分の物差しで生きること。1日1日を大切にすること。 こどもだから、ではない。 誰にでもできること。 普通とか、当たり前とか、日常を、どれだけ大切だと思えるか。

    2
    投稿日: 2025.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    灰色の男たちは現実にいて、知らぬ間に時間を奪われているとか、そんなことを想像した。時間、効率……技術発展の恩恵を受けて有り難く生活しているわけだが、技術の速さと人間の時間は比例せず、人間を機械は走り去っていく。 忙しさは日に増して、ニノのレストランのような人たちで溢れかえる。 そんな社会、都会の歯車の中に入れられている私たちに本当に必要なのは、モモのような存在。 「モモのところに行ってごらん!」

    1
    投稿日: 2025.11.17
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    時間を効率的に使わないといけない、と思っていたが、この本では、それって良くないよ、というメッセージであるので、どうすればいいのか、途中で打ちのめされる。何事もバランスが大事ということだが、当たり前のことであるはずなのに考えさせられる。

    1
    投稿日: 2025.11.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久方ぶりに読書らしい読書を行い、小学生時代、そして高校生時代頃に冒頭で読む事を挫折した「モモ」に手を出した。 しかしながらやはり、最初の100ページまで読むのがかなり苦慮するような気持になったのは果たしてまだ私の中で読みたいと言う気持ちが湧き起らなかったからか、もしくは私には既にその時から灰色の時間泥棒たちが気付いたらやってきており、楽しいという気持ちを無くさせてしまっているからだろうか。 果たしてモモはいったい何者なのか、それは最後まで分からないし、何処から来たかも最後まで分からない。 ただ分かるのモモはただそこにいて、相手の話をじっと聞いてくれる心の豊かさを持った、時間に「余裕がある小さな女の子」であることだけ。 なぜ彼女にそういった特別な才能があったのかは分からないし、彼女が眠っていた1年間という時間は取り戻す事はできないまま、彼女がある日やってきた時の様な日常が当たり前のように再び街に訪れて日常が「元通りに」なっていく。 それはまるで息をするかのようにやってきて、そうして知らぬ間に消えて行ってしまった、幻想的ともいえる灰色の生き物は、5歳までしか自由に遊べず6歳の年には強制的に小学校へ通うようになり、決められた世の中のルールを学び決められた仕事を永遠ともいえる長い時間を行う、現実世界の我々のことをあざ笑うかのように描かれている。 日常の中で誰かに腹が立つことがあるだろう、理不尽な事に直面することがあるだろう。 そうした時にきっと私は何度となく、この物語を思い出し、私は灰色の男たちから葉巻を譲り受けたいとその度にきっと望むだろう。 きっと灰色の男たちの正体は私たちのそうした日常のちょっとした不満や不安が生み出した、自由だった子供時代への葛藤や熱望の幻影だったのだろう。

    1
    投稿日: 2025.11.15
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    時間は平等。 なのに大人は時間が無いと言う。 子供目線で今で言う学校や習い事が皮肉混じりで書かれている気がして、とても面白かった。 時間は有限であり、Time is moneyを第1優先にした先に、家族の時間や人と人との繋がりを失ってしまうこともある。 大切なものの為に今どう動くべきか1度立ち止まって考える大切さを教えてもらった気がします。

    1
    投稿日: 2025.11.14
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    時間に追われる日々だからこそ読めて良かった一冊。 文中にある、 時間とは生活、生活とは心の中にあるもの、 人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていく、なくなってしまう 心の中の時間について深く考えるきっかけになれた。

    33
    投稿日: 2025.11.14
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    小さな女の子のモモが時間泥棒から時間を取り戻す話。モモは危険な状況でも時間を取り戻すのが勇気があってすごいと思った。現実でも時間を大切にしようにしようと思った。

    10
    投稿日: 2025.11.14
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    35歳にして初めて読み、衝撃を受けてしまった。面白すぎる。 この世界観どうやって思いついたんだろ。 文体は読み聞かせしてもらってるような不思議な感覚 それでいて内容はハッとさせられるようなもので心に深く刺さる部分が多かった。 自分は大人側になってしまっているのだろうかと怖くなった。 この本の発行から50年くらい経ち、灰色の男たちによる世界はますます進んでいそうです。 丁度最近読んだ『暇と退屈の倫理学』にも通じると思った。 「暇な」時間を大切に生きたい。

    3
    投稿日: 2025.11.12
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    児童書なのでシンプルに読みやすかったけど、子どもにしては難しくない?!というくらいには風刺きいてるし考えさせられる本だった 時間は平等に与えられてるとか、タイムイズマネーとか、時間にまつわる金言って結構あるけど、「時間=生きるということ」っていうのがシンプルだけどハッとさせられる一文で、「だからこそ急いでなんかしないと!」ではなく「だからこそ時間を楽しまないと!」というポジティブな変換になるのがとても良い。 1973年に書かれたとは思えないくらい現代への風刺感がすごかった。何事も効率化したり、「未来の自分のために」という理由で切り詰めすぎて今を蔑ろにしたりと、心当たりを感じる部分が多く時間の使い方を考えさせられる本。 モモの他人の話をじっくり聞くという特徴も、時間の豊かさであったり、余裕であったり、他者と時間を共有できる人間ならではの時間の使い方だったりが表されているのかな? 後半から特に話のテンポが良くなるのでサクサク読めた あとは挿絵も可愛い

    2
    投稿日: 2025.11.12
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    今年中に読みたい本だったがやっと読めた。 時間を大切にできているか、時間に追われてないか。大事な人やことに時間を使えているか。 時間について考えさせられる冒険記だった。 時間どろぼうが本当に怖い。 カシオペイヤ、味方になってくれて嬉しい。 モモ、勇気を出して戦ってくれてありがとう!

    7
    投稿日: 2025.11.12
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    当時まだ私が小学生の頃、分厚い単行本をこの本を初めて手に取った。初めは「こんなの読み切れるわけない」と思ったが、気づけば夢中になり、あっという間に読み終えていた。 内容も当時の私が何を感じたかもすっかり忘れてしまったが、友人の勧めでまた読んでみようと思った。 物語の大きなテーマは「時間の使い方」 "時間泥棒"は、人々に時間の節約を迫り、余白をどんどん奪っていく。効率性や意義性に必要以上に囚われると、人は感情を失い、大切にしたかったものすら手放ていく。 情報にあふれる現代は特に「正しそうなこと」が多く、またSNSの普及により「比較する相手」も増えたことにより、不安を駆り立てられ、無理をしている人が多い気がする。かく言う私も常に劣等感と焦りを感じ空回りしていた時がいくつもあった。そして、おそらくこの先もやってくる。 そんな時は、ベッポじいさんの次のセリフを思い出したい。 「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるか?つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ-するとたのしくなってくる。たのしければ仕事がうまくはかどる」 成長とか、給料とか、ネームバリューとか様々な言葉が、私を無理に焦らせてくる。けれども私はただ「楽しく生きたい」から今の生き方を選んだ。この意志が時より折れそうになったり、忘れそうになったりする。でも、モモは「それでいいんだよ」と背中を押してくれた。将来のことは何も分からないし、正直不安だけど、「つぎのことをたのしむ」ことはきっと間違えじゃない。

    1
    投稿日: 2025.11.10
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    ずっと読みたかった作品。 児童書とは思えないくらいに語彙や内容は大人向けだと感じた。子供の頃は難しい語彙がでてくるとすぐ本を閉じる癖があったから今読了できて良かったと思う。 昔にかかれたとは思えないほどに現実社会が描かれていた。 退屈病の説明部分は心当たりがありすぎてぐさっときた。 効率化することを重要視する社会なってしまったからのんびり生産的なことをしないのが悪だと思われてしまう。何もしない日は罪悪感で溢れてしまうけど何もしない日が有意義でないことはない。 焦らずカシオペイアみたいにゆっくり有意義な日々を送りたいと思った。

    1
    投稿日: 2025.11.10
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    何度も読み返したい本。 子供の頃に読んだ時にはモモの冒険をワクワクして読んだ。 しかし歳を重ねてこの本を再び開くと、いつの間にか灰色の男たちに時間を盗まれた大人になってしまっていたことに気づかされた。 タイパ、コスパを重視するような生活に疑問を投げかけてくれるようなこの本に、この時代で出会えて本当によかったと思う。

    1
    投稿日: 2025.11.08
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    わたしが子供の頃からずっと図書館の目立つところにある。ってことはとても良い本。なのはわかるけど厚みに恐れ慄いて手を出せなかったのだけど。5年くらい前に当時中学生の娘がずーっとこの本を読んでて「そんなに面白いのか」と興味が湧き読んでみたら、『そりゃロングセラーだわ。』と納得の内容であっという間に読み切りました。 時が経ち、ところどころの記憶が抜けてきたので今度はオーディブルで再読。高山みなみさんの声色の変化に、無料で(無料期間内だったので)最高の朗読劇を楽しませていただきました。エンデも高山さんも天才。

    1
    投稿日: 2025.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本を読んだり、音楽を聞いたり、映画を見たり、友だちと話したり、、、速読、倍速視聴、効率が重視される世の中で時間が勿体無い!と思われるようなこと=たのしいと思うこと、むちゅうになること、夢見ることはなにより自分自身を充実させるものなんだね。忘れたくない気持ちがたくさん詰まった本だった。

    1
    投稿日: 2025.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文学小説は読むのが苦手なので時間かかった。 時間泥棒は現代の私たち? 時間をいかにショートカットしていろんなことをたくさんやれるか?効率的に考えることは大事だけど 一つ一つの出来事を味わい心を豊かにしていく。時間の質も大切。 モモと時間泥棒の戦い?シーンは少しアドベンチャーに感じてジブリアニメを想像しながら読んだ。 名作だけどアニメや映画化はされてないのかな? ついつい自分の話をしてしまう相手っている。 それがモモ。会いたい。

    1
    投稿日: 2025.11.03
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    まさに今の時代に大切なことを教えてくれている作品。無駄なく最短距離でゴールに達するのが果たして正しいのか。失敗を避け効率よく生き、嫌なことはしない。そんな生き方を見てると、充実してるというより殺伐とした心地の悪さすら感じる.. 生きる上での大切なことことをモモは思い出させてくれた気がします。

    4
    投稿日: 2025.10.30
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    まだ読んだことがない人は読むんだ。特にビジネス書、自己啓発本疲れの人は全員モモを読むんだ。あとがきまできっちり読むんだ。 幼少期にこの本に出会えた人が羨ましいけど、私は今このタイミングで読めてよかったと思ってる。

    12
    投稿日: 2025.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    時間泥棒ってなんなんだろうっておもってたんだけど、本当にいるのかも。 そして今、私の時間を奪っている1番の時間泥棒は私自身かもしれない。 自分の人生、自分の時間、大事にしたいね。 心を動かして、錆びつかないように。 色々なものを感じ取れるように。 常に動かしていこう。奪われないようにしていこう。

    1
    投稿日: 2025.10.25
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    audibleで聴読。 タイトルから勝手に「赤毛のアン」のような話を想像していたが全然違った。 時間銀行や灰色の人など、時間に関するSFのような展開で、大人になって読んでみても、少し考えさせられるような内容になっていた。時間がない、忙しいと言ってしまう近代で、時間に支配されすぎていないか考えるきっかけになった。

    4
    投稿日: 2025.10.24
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    「時間の節約?でも、だれのために?」 このフレーズを見た時にハッとした。そういえば何のためなんだろう、と。生活や人生を豊かにするはずの節約に追われ苦しめられていたんじゃないかと。気づいたら私も時間貯蓄家になっていたようだ。 AIも発達してより時間短縮が選ばれる時代になったけど、時間をかけて考えたり作ったりする楽しみを忘れないでいたいなと思った。物事の本質はそこじゃないものね。 時間という概念を深く考え、ドキドキハラハラする展開もありつつとても楽しく読めた。 一番好きなシーンは亀のカシオペイアが、 「サキノコトハ、ワカリマス。アトノコトハ、カンガエマセン!」 と言ったところ。最高!

    4
    投稿日: 2025.10.21
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    名作と言われる『モモ』。子供の頃に読んだことはないが、名作なら通っておきたいと思い、成人もとっくに過ぎたいま初めて手に取ってみる。 無駄を省き効率的に生活すると時間は節約できるだろう。ただし、そんな生活からは温かみ、楽しみを感じるような「人間らしさ」が失われてしまうのではないか。そんな両面の世界を見せてくれるファンタジー作品。モモ、マイスターホラ、ジジ、ペッポ、灰色の男、カシオペイヤなどの共感でき親しみやすいキャラクターが良い。ストーリーもミステリーあり、ハラハラドキドキありで楽しめた。 「人間が持つ時間とは何か?」という難問への答えをモモと一緒に過ごすことで感じることができたと思う。 言葉でまとめを作るのは難しいが、「きっちりかっちりではなく余白がある生活をしてこそ豊かな人生を送れるんだろうなあ……」と漠然と思う。 言葉以上に、この物語が絵となり体験となり、イメージとして記憶に残るような内容だった。 にしても、対象年齢が小5,6だけど、こんな小難しい話に夢中になれるんだ。本好き小学生すごいなあ。 あと、甲羅にメッセージが出てくる亀のカシオペイヤが可愛い。友達になりたい。カタカナでメッセージが書かれるの可愛い。名前がカシオペヤじゃなくてペイヤなのも可愛い。 また別の見方で、時間にまつわるSF的な要素にワクワクした。もはや、亀のカシオペイヤはスタンド使いでは?!あと、時間を逆行する部屋…これはTENET…?なんて思いながらSF要素も楽しめた

    22
    投稿日: 2025.10.20
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    夫が、激推ししてくるエンデ。児童文学な上に翻訳本。中々自分では手に取らない本だったが、うん、これは現代に生きる老若男女全員が読むべき物語かと思う。国語の教科書に載せるのはどうだろうか。1973年に世に出てきたものだけど、ここらでいっちょ本屋大賞に選ぶのがいいんじゃないか。 育児中、『時間』に限らず、色んなことを考えている中での、今回のモモ。考えていた様々なことが物語とリンクし、再度思考することを促された感じがする。 とりあえず、会った人全員にオススメしたい。

    9
    投稿日: 2025.10.15
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    個性的で魅力的なキャラクターたちが生き生きと動き回るのが楽しくて、物語の展開もわくわくドキドキした。 時間を奪われた人間の世界は今の私たちそのままで既視感を覚える。 「ずいぶん前の作品」のはずなのに、2025年現在でも充分通用する普遍的なテーマで「時間とは何か」「豊かさとは何か」という哲学的な問いかけは、大人が読むと心に刺さる。 表紙・挿絵のモノクロ感が子供の頃の私にはとっつきにくかったが、読めば夢中になった気がすると今更ながら後悔。 時間を置いてまた読んで、じっくり考えたい作品。

    8
    投稿日: 2025.10.15
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    再読 ワークライフバランスと言われる今日この頃 家族や大切な友人と過ごす時間は、かけがえのないことですね。

    1
    投稿日: 2025.10.12