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ダークホルムの闇の君
ダークホルムの闇の君
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ、浅羽莢子/東京創元社
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総合評価

41件)
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13
6
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    面白かった。すっかり寝不足です。悔いは無い! 驚いたことに翻訳が良い。 今まで読んだダイアナ•ウィン•ジョーンズは、おはなしは最高に楽しいのに、翻訳が微妙。ですます調だったりして。 でも原文で読むといまいち理解できない。面倒くさがって辞書引かないせいだけど。 おはなしは最高なのに。 だったのが!出会ってしまった。翻訳も最高。 ダークのお家の描写でもう心掴まれてしまって、最初から夢中。 魔法ファンタジーはこの人が1番好き。 設定がきちんとしてるし。ファンタジーの良さはいかに世界のルールを守りながら望みを叶えるか、にあるのでルールの設定が何より大切。 魔法使いと魔術師の違いとか、パラレルワールドとか。 それにケルト文化の伝統がそこはかとなく香るのがたまらん。 いつか翻訳を学ぶことがあれば、未翻訳の作品を訳してみたい。あとはジョージ•マクドナルドも。 子供向けとするにはあまりに過酷で残酷、でも家族が協力し合って明るく大騒ぎをする、素敵なお話です。 ダイアナ•ウィン•ジョーンズってこんなだっけ?他の作品にはこんなに過酷な印象はなかったです。 グリフィンのきょうだいや羽の生えた馬や豚たちとのびのび暮らせたらどんなに楽しいだろう。 チェズニー氏は許せないけど、龍やエルフと知り合えるなんてわくわくする。 少し前まではらはらどきどきする話は疲れるから無理、と思っていたけれど、最近物語に飢えている。Netflix解約したせいかな?

    0
    投稿日: 2025.02.24
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    物語の初めから沢山の個性的な登場人物が交錯するし、珍奇な動物たちもいっぱい出てきて、その姿を想像するのに忙しく、どのくらい読み進んだら慣れるのかと。主人公は誰?いずこの地?何事件? ま、魔法の国であることは間違いないけど。 さて、 魔法の国のある大学で開かれた「緊急事態委員会」高齢のケリーダ魔術師大学総長が議長。別の世界の資本家に観光業で搾取や浸食されているこの国を何とかしなければ滅びてしまうかもしれないという危機が描かれ「そこから救うのは誰か?」が議論され、その元凶の資本家チェズニー氏の事業、今年の観光行事の中心に働く「闇の君」をダークという魔術師に決めるのである。決めたのはお告げなるものによってなのであった。 音やら色彩やら目まぐるしいのを透かせば何のことはない、「ある家族の物語」と言ってしまえばよい。そんな家族の世帯主(おとうさん)に難しい公の仕事が回ってきた。おかあさんが助けると思いきや、なにやら夫婦仲がおかしい。おとうさんんもその仕事中に怪我をしてしまう。さあ、たくさんいるきょうだいが協力するしかない。 現実の世界も家族は個性と個性のぶつかりあい。愛しあい、もたれあい、ケンカし、事件事故が起これば助けあい、誤解して・・・。 ストーリーがわかればおもしろい。音響効果満点の魔術的な情景と、想像を超える生き物の出現と、色彩の効果、流動の氾濫で進んでいく物語。冒険あり、格闘あり、謎解きもありで大団円を迎える。 慣れていなかったので混とんとした思いで読んだが、途中から面白くなり、読み終わってまた、プロローグを読み直してみてやっと飲み込めた。そこに物語のヒントが沢山隠されていたこともわかる。 本格的なファンタジーを読んだのはこれが初めてじゃないかと思う。わたしはファンタジーに向いてないのかと思っていたが、ちょっとはまりそうな気もして・・・。魔術的な物語の展開は好きなのである。 ​ *****​ ​​なぜこのファンタジーを読んだかというと、昔読んだこの作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『九年目の魔法』や『わたしが幽霊だった時』が面白くて忘れられなかったから。 ​​

    1
    投稿日: 2019.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    魔法のある世界 地球からの旅行ツアーがその世界を破壊していくのを止めようとダークとその家族が力を合わせる。龍やグリフィンが出てきます。息子のブレイドの体験も面白い。児童書ですが大人も楽しめるジョーンならでは世界です。「グリフィンの年」はダークの妹のグリフィンが大学で学ぶ様子です こちらもひと騒動あり^^

    0
    投稿日: 2018.12.13
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    前に図書館で借りた本 面白かったので購入 ファンタジーの世界に、現実世界からツアー客がやってきて、 よくあるファンタジーの王道冒険を体験する、 その裏側の話 とある契約により現実世界の富豪が企画する ファンタジー冒険ツアーを体験させてやらねばならない ファンタジー世界の住人たち 冒険のヒントを設置したり、山賊やモンスターを配置したり、 魔王を倒す鍵となるアイテムを守護のドラゴンに配布したりと 準備は大わらわ ツアーの企画によっては自分たちの住居を廃村に変え、自らもゾンビ役を演じたりと 住人たちも大迷惑のこのツアーだが、成功させないことには契約違反で罰金がとられてしまう 今年も渋々準備を進めるのだが、 次々とハプニングが続出していき…… 冒険のラスボス、闇の君は無事にツアー冒険者に倒されることができるのだろうか

    0
    投稿日: 2016.08.14
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    最後のオチに,現代社会に対する強いアイロニーを感じる.それまでは,世界の構築につきあうことになるので,少々冗長に感じる.

    0
    投稿日: 2016.01.14
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    設定がRPGだと聞いていたけれど、ちょっと違うかな・・・。でも面白かった。 読み始めはいつものDWJと違う感想を持ちそうになったけど、 読み進めるうちに最初から最後までDWJ節が満載だと気づいた。 中盤のジャンブルな展開にやや付いていけず何度か迷子にもなったし、 あれ?なんだかんだ長いけど気づけばあんまり話が展開してないじゃないか! と思うこともあったけど、怒涛の追い込み(“み○ず学苑”じゃないよ)で 散らかっていた話が収束される独特の展開はクセになりそう。 最後に明かされる登場人物の素性なんかもご都合主義と思うけど、 結局そういうのもの全部ひっくるめてDWJなんだねー。 そう思うとなんか許せる(笑)。 ということで(どういうことだ)、もう一度トライ!

    0
    投稿日: 2013.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    リアルでファンタジーRPGゲームごっこできるように、 現地の人を何十年も無理矢理協力させてた悪い人に仕返し?する話。

    0
    投稿日: 2013.09.22
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    読んでいて、ダークの苦労が自分に重なってとても辛い(笑)。 新しい生物を作り出す事を想像することで、現実をこなしていくところなんて、涙なしでは読めません。 文学としては面白いけど、ファンタジーとしてはどうよ・・って思ってしまいます。

    2
    投稿日: 2013.07.22
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    後半から一気に読んだ。 グリフィンやウロコやビジンが皆個性的で可愛くて! ストーリー自体も意外に明快でよかった。ただ、九年目の魔法のようにどきどきわくわくは少なかったな。

    0
    投稿日: 2013.02.11
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    DWJの作品の中ではダークホルム二部作が一番好き。自己中心的かつ魅力的な人物満載の世界が本当に楽しい。

    0
    投稿日: 2012.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-289.html

    0
    投稿日: 2011.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかったー! ハリポタばりの映像技術で映画化したら見てみたいです。 どのエピソードも外して欲しくないから、かなりの長編になりそうだけど。 シリーズ物だけれど、これだけで完結してるので安心して読めます。

    0
    投稿日: 2011.07.17
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    この話を簡単にまとめると魔法世界がRPGの世界にされてその舞台裏での奮闘をユーモアたっぷりに書いた話。お告げによって悪役に選ばれた魔術師のダークとその子供たち一男一女五グリフィン(←書き間違いじゃない)のキャラクター達が個性豊かで面白い。ダークはキメラ作りに逃避しながら仕事をしてるし天才的に器用なグリフィンがいるし。ぜひこの物語の行く末を御覧あれ。

    0
    投稿日: 2011.05.05
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    グリフィンとのホームドラマ! 劇の舞台裏みたいな設定と、せわしないともいえる テンポが面白かった。 最後の怒濤の幕引きはDWJらしかった・・といえるのかな。 なにはともあれ、キットがすきだ!

    0
    投稿日: 2010.09.12
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    非日常の中の日常。これはすごい。 辛口ファンタジー、ファンタジーなのにこの現実臭さはなんでしょう。まさに観光地化した田舎での問題をドキュメンタリーとして仕立て上げたような…そんなストーリー。でもしっかりファンタジーです。こんなファンタジー小説他にはない! オススメです。 翼のある豚がパーティーをめちゃくちゃにするシーンが大好きです

    0
    投稿日: 2010.05.11
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    異世界に迷い込み、闇の王を倒し、現実に帰る…。 というお決まりの英雄譚を体験させるため、闇の王とその部下が頑張る話。 とはいっても私の説明よりは複雑で大人の事情がいっぱいの本ですが。 旅行、観光の際はマナーを守って。

    0
    投稿日: 2010.04.29
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    RPGの舞台裏の物語とでも言おうか。ラスボスを演じる羽目になった善良な魔術師ダークと、妻、娘と息子、ダークに生み出され、家族でもあるグリフィンの子どもたち。面白そうだと思って読み始めたが、わたしには合わなかったようだ。ずいぶん苦労して読み遂げた。 まずこの本のスタンスがわからず、入り込むのに苦労した。シリアス?コメディー?会話は軽快なのだが、登場人物の置かれた状況が過酷すぎ、読んでいてとてもつらかった。背景のような脇役たちではあるが、大勢が命を落としており、しかしそれは仕方のないこととしてさらりと背後に押し流されていく。背表紙の紹介文に「辛口のユーモア」とあるが、激辛すぎてユーモアとは思えなかった。メインの登場人物たちは最後の最後でやっと、一件落着!と収まるべきに収まるのだが、結局の解決の仕方も「チート性能」のような感じを受け、もうちょっと頭を捻った解決だったらよかったのにと感じた。 キャラクターの個性ははっきりしている。グリフィン達も姉弟も背伸びを始めた子供らしくて可愛いし、性格もさまざま。大人たちは自分の思惑を抱えつつそれぞれ行動してて身勝手。民族、種族の違いも読んでいて面白い。エルフは美しすぎ、ドラゴンは強すぎ、カッコよすぎ。すべてを抱え込んできたダークは最後にはイジケてヤケを起こしちゃうし(それが良いか悪いかは別として)。

    0
    投稿日: 2010.04.24
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    何度呼んでもおもしろい。 そしてダイアナさんのどの作品にも言えることだけど、登場人物が本当に魅力的。単純なステレオタイプにあてはまる子は一人もいない。 あっという間に読み終えてしまった。 悪者が「正義は勝つ」というモットーのツアーを開いているのがユーモアたっぷりでお気に入り。

    0
    投稿日: 2009.10.22
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    魔法使い、《ダーク》の家には妻と息子、娘が1人ずつ そしてグリフィンが5匹!! いつも自由気ままに過ごしてきたが、ある日を堺にその生活が崩れていきます・・・・。

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    投稿日: 2009.08.01
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    D・W・ジョーンズ作品でも、一、二を争うお気に入り!量産される商業的エンタメファンタジーへの痛快な皮肉、息をつかせない展開、層の厚いキャラクターの魅力的なこと。チェズニー氏の扱いが案外あっさりしているのには驚いたけれど、ひとりひとりが大立ち回りして大団円!な展開は読後感爽快。たまりません。

    0
    投稿日: 2008.09.23
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    図書館で借りました。  内容  魔法・魔物・エルフ・ドワーフ・竜・グリフィン。なんでもいるその世界は、疲れきっていた。  さながら、初代ディズニーを思わせる、非人間的な経営方針でその世界を観光地にしてしまった一人の企業家のせいで。その名も「チェズニー」。……ディズニーだよね、やっぱ、これ。  チェズニーはエルフの王子を人質に取ってエルフ族に闇エルフやれと命じるわ、人間相手には契約を楯に罰金でがんじがらめにして言うこと聞かすわ、魔物の王の伴侶を握っているわ。そんでやりたい放題するせいで。  世界は疲弊しきり。  なのに、観光客のために「やれ、戦をしろ」「宿の手配をしろ」「闇の君を用意しろ」。  したくもない戦争をさせられて、農地はぼろぼろになってしまうし、馬は毎年潰されるし。  こんな状況が四十年も続き、魔法学校の総長は「反逆」を企てます。  で、結果、ダークという良きお父さんが苦労を背負い込まされます。龍にブレスを吐きかけられて火傷で死にかけ、嫁さんには冷たくされ、息子たちも失いそうになり。さんざんです。  一見、お馬鹿そうな話なんですが。ツアー客一組が宿屋から闇の君を退治するまでの間に、その世界の人間が二百人ずつ死ぬそうです。で、今回来る団体客の数は126組……。  戦争を何回もやらされる兵士達を見て、ダークの子キット(事実上長男)がこういいます。「自然消耗」……。生々しい。死人がぱたぱた出てるし。  戦争に興奮して楽しんでいるけれど、嫌悪もしている複雑なブレイド(ほんとの長男)がいたり。  グリフィンが多過ぎ。個性はあるんだけど、機動力のある伝言アイテムとして必要なのだろうけれど、二匹ほど霞んでる。せっかく、人格があるのに。ドンが特に。キットに存在感食われちゃってる。   これは、続編の予定があるそうです。

    0
    投稿日: 2008.08.25
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    ファンタジー風味家庭小説。 設定が面白いし、キャラクターも、色々な意味でスゴい。 ただ、普通に私、このダークホルムに観光に行きたいのですけれど…ダメかしら。

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    投稿日: 2008.08.06
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    ウロコとリダが好きすぎる。あとブレイドとキット。おもしろかったー。ちょっと登場人物多くて誰が誰だかわかんなくなるけど。設定が凄い。観光会って。異世界って。世界観になじめたもの勝ち。

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    投稿日: 2008.07.29
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     異世界からの観光客相手のラスボスという大役を任されてしまった魔術師ダーク一家のお話。一家は両親と3男4女の子供たちのほのぼの大家族(若干反抗期気味の人もいますが)なのですが、子供たちの内5人はダークが魔法で作ったグリフィンだったりします。  なかなか大変な状況なのですが、ダーク一家が良い家族なんですよねぇ。ちょっと(?)特殊な家族ではあるのですけれど、そんなことは関係なく。7人のどの子どもたちにとっても、両親も兄弟も普通に愛すべき家族で、困難には協力して立ち向かうのが当然なのです。

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    投稿日: 2008.06.28
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    ジョーンズさんお得意のはちゃめちゃぐあいがおもしろい。 たくさんキャラクターがいるのに、みんなとっても個性的です。

    0
    投稿日: 2008.06.13
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    生物に関する魔術に(のみ)優れた魔術師ダークとその妻、一男一女五グリフィンの子供たち、九人家族の物語。 思春期にあるグリフィンを含めた家族の姿が楽しいです。

    0
    投稿日: 2008.05.07
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    魔術師ダークは同じく魔術師の妻マーラとの間に3男4女の子沢山。ただし普通と違うのは、そのうち5人が人間ではなくグリフィン(魔法で作る際にダークとマーラの細胞を混ぜたから)。でも普通に親子兄弟として生活してます・・・という設定がやっぱり一番素敵。戦や陰謀や世界の再生や、いろいろあるけど最終的には「家族っていいな」でまとまるファンタジックなホームドラマ。

    0
    投稿日: 2007.08.15
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    作者の代表作の一つと言えるでしょう。 ダークホルムは魔法使いの住む世界。 ここ40年もの間、人間界のチェズニー氏との契約に縛られ、半ば乗っ取られたような状態となっています。 チェズニー氏の主催する観光旅行のために、魔法のアミューズメントパークとして、人間の目の前でRPGのような色々な危機を演じて楽しませなければならないのです。 闇の君とは、その旅行のために毎年選ばれる目玉(ボスキャラ)のような存在。 魔法大学の総長ケリーダは、魔術師ダークに白羽の矢を立てます。 新種の生き物を作ることにかけては天才だが、ミスも多く、田舎暮らしが性に合っているダークは大困惑。 ダークの妻は美人で有能ですが仕事で出張しがち、息子のブレイド少年は観光客の添乗員を任され、大奮闘します。 ダーク一家のグリフィン5匹もそれぞれの個性を生かして楽しく活躍します。 じつはチェズニー氏との契約にはある秘密が… ハリー・ポッターを読み終わってしまった10代の人や、ハリー・ポッターにはすぐ入れないと感じている大人の人にもオススメ。 大勢の登場人物が終盤一気に大団円へと向かう力業。 あまりにもモチーフが多すぎて、一つ一つについてはゆっくり描写している暇がない、という所はありますが。 風刺の効いた設定と元気が出るような大人っぽさは、ダイアナ・ウィン・ジョーンズならではです。

    0
    投稿日: 2006.10.27
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    ペーパーバックで苦労して読破した直後に邦訳が出た思い出が。浅羽訳とほんとに相性が良いと思う。あの理屈っぽい文章がよくはまるんだよなぁ。ディズニーとRPGをコケにしたような(笑)どたばたファミリーもの。着想もキャラクタもユニークすぎるのでテンション高く読み始めるべし。お気に入りはカレット。

    0
    投稿日: 2006.09.21
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    異世界からやって来る観光ツアーに、辟易している魔法世界のダークたち。読むと、RPGに夢中になって敵を雑魚扱いしたり、ダンジョンを片っ端から制覇しまくったりしている我々が、卑しく思えてくる(笑)。

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    投稿日: 2006.08.04
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    ファンタジーのが好きで、かつゲームが好きな人にはかなりお勧め。魔法の世界に旅行が出来たら・・・。魔法世界側のお話。

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    投稿日: 2006.08.02
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    魔法の使えない世界から、魔法の存在する世界への旅があったとしたら…受け入れる側の魔法の存在する世界は大変なようです。ダーク一家の一男一女5グリフィンの兄弟たちの成長ぶりも頼もしい。

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    投稿日: 2006.07.06
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    『ハウル』の原作を書いたダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品。RPGの舞台裏を見ている様で面白いです。

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    投稿日: 2006.05.09
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    何がおきているかずーーーっとわからなかった!ジョーンズらしい超重層性。 ディズニーランドへの皮肉がこもってる気が・・・(笑)

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    投稿日: 2006.01.08
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    DWJの中で一番好きなシリーズです。これと、クレストマンシーが好き。 もう、最初世界観に馴染むまでは少し辛いですが、馴染んだら一気に引き込まれて読み通してしまいます。キットとブレイドのコンビが大好き!家族の絆が目に見えるのもなんとも言えないです。

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    投稿日: 2005.09.23
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    思いっきりファンタジー。でもやっぱり現代とリンクしているのがジョーンズだなー。 ファンタジーの世界を観光地に!という発想はおもしろい。 グリフィンとか、よく知らないので、どんな外見だろう?? とずーっと思いながらキットのせりふを読みました。どんなのだか調べてみよっと(遅いよ)

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    投稿日: 2005.07.13
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    ひたすらおもしろかった! D.W.Jらしい、最後にばたばたっと詰め込まれているパターンで、その勢いがまた良し。

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    投稿日: 2005.03.26
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    ハウルが公開されましたね。 原作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの著書で、 初めて読んだのが、「ダークホルムの闇の君」でした。 「グリフィンの年」は、その続編です。 "魔法世界が観光地"で、"魔法使いや吟遊詩人は雇われ出演者" という設定は、どこから思いついたんでしょうか、 とても面白かったです。 読み始めはとっつきにくい文体に感じられ、 入り込むまでに少しかかりはしましたが、 テンポの良い展開で、中盤をすぎるとどんどん読めました。 このシリーズに満足して、「ハウルの動く城」も読んでみましたが、 個人的にはそこまで はまる事はなかったです。 映画はまだ見ていませんが、人気なようですね。 ダークホルムの方が、面白いとおもうんだけどなぁ・・。

    0
    投稿日: 2004.12.06
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    エルフやドラゴン、魔術師にシーフ、傭兵達のいるファンタジー世界ダークホルム。 そこを、別の世界からやってきたチェズニー氏が観光地化してから40年。 毎年悪の闇の君が選ばれ、観光客の巡礼ために冒険物語を演じさせられつづけている。 チェズニー氏には魔物がついているらしく、ダークホルムの住人達は強制的に戦いをやらされ、町は荒れ果て、本当の死者まで出ている。 しかし、ついに対抗するため、魔法大学の学長ケリーダは手段を考える。 神託によって選ばれた今年の闇の君は遺伝子工学魔法以外はてんでダメな魔法使いダーク。 彼と彼の家族、そしてダークホルムの運命をかけた巡礼が始まる! という感じ。 D&Dな世界の人々は、現実世界の人間達にこんなに苦労させられている、というのを書きたかったのかな。 名作ゲーム『MOON』とちょっと似てるね。 面白かったんだけど、キャラクターが多すぎて今一つキャラクターの書きこみが足りない気がする。。 ジョーンズ特有の気違いじみた子供たちも出てこないし。気違いじみた競走は面白いけど。 前半はこの壮大なファンタジーごっこの準備、後半は観光客達の様子、という二部構成。 これはもっと書いて、上下巻の方が面白かったんじゃないかな。 ただ、それを補うのがダークの子供とも言える5匹の喋るグリフィン。 これがかなりかわいい。どうやら、2巻はこのグリフィン達の話の模様。これは楽しみ。 ファンタジーとしてはそれなりだけど、ジョーンズものとしては一味足りない。

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    投稿日: 2004.11.26
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    毎年、魔法世界ダークホルムには、「闇の主」を倒すツアーに参加する観光客が大量に押しかけてくる。そのための多大な負担にダークホルムの人々は耐えかねていた…。 という、奇想天外な設定。お話がうまい!!

    0
    投稿日: 2004.10.26
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    ダイアナの作品のハチャメチャなほうのタイプの本 よくもこういう設定をおもいつくなと♪ 文庫本で楽しめるなんて♪

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    投稿日: 2004.09.27