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扉は閉ざされたまま
扉は閉ざされたまま
石持浅海/祥伝社
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総合評価

(314件)
3.6
47
125
99
20
4
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    このレビューはネタバレを含みます。

    倒叙だというにしても結論ありき感がついて回る、当然ともいえそうな矛盾感を抱えたままに余分に焦れる、中々進まない物語だと感じてしまった。探偵と主人公の関係性はとても好みだけど、まるで、真相をまったく関知しないメンバーも含めて全員で犯罪を成り立たせようとしているかのような、全体的に作為的な、各所の優柔不断さに、十分な説得力を感じられなかった。 誰でも当然、警報機度外視で早めに窓を破るでしょ。早く窓が破られて当初の計画が破綻しても、あの周辺状況なら必要とされた十時間は死体に手付かずで時が過ぎるでしょ。って思えちゃう。物語にならないけど。 十時間過ぎなくても、どうせ探偵に看破されてしまうことを半ば予期した立場なら、いざというタイミングまで粘ってから買春の事実をバラせば良いだけでは。 おかげで、「幻痛」とかのせっかくの格好よくクリーンヒットな伏線回収も、全面的な逆転打とは感じられなかった。 他にも「締切のある殺人」という台詞で伏線が張られたようで、さらにそれを受けた「締切のない殺人といいました」という、矛盾にしか見えない台詞で回収されたような、夜中に読んでたせいか読解力の不足のせいか、僕的にはミスにしか見えなかった、なんとも整合性があるようには捉えきれない部分も。編集者さん、仕事してますか? この点、僕の感覚が合ってんだか合ってないんだか、何かを見落としたんだか、いろんなレビューや解説を読みたい気分だし、なんだったら改訂版を望む。 臓器移植の時代背景とか、いつから可能になったかとかは詳しく知らない。でも、個人的に昭和平成なオーラの社会派ミステリが大好きな身としては、ホワイダニット作品な上での、この倒錯した社会派な動機と、主人公と探偵の感情の縺れのスタイルと台詞はかなり好き。状況証拠ありきで最初からすべてを疑ってそうな探偵を前に、十分に賢いとはとても思えない主人公が、終始可哀想だったけど。

    5
    投稿日: 2026.09.30
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    初読み作家さん˙ᴥ˙ 面白かったー 犯人があらかじめ分かってる倒叙ミステリ。 会話多めで進むのでサクサク一日で読めた。 犯人も切れ者だけど、探偵役の女の子の洞察力が凄すぎかった。 犯行動機が終盤まで分からないままで進むけど、ちゃんと動機も伏線あった。

    14
    投稿日: 2026.09.18
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    切れ者同士の頭脳戦とか掛け合い大好きなので、これも面白かったです。 自分が普段何気なく言ったことでも、他の人からしたら許し難いものである可能性があるんだな

    0
    投稿日: 2026.08.16
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    最初から犯人が分かっている状態で、犯人は何故扉を開かれたくないのかというのを考えながら読み進める倒叙ミステリ。個人的にはあまり動機に共感しなかったのと、割と間延びしている感があったかなぁ。キャラクターは魅力的で、推理の内容も明快でそこは気持ちよかったとは思う。

    0
    投稿日: 2026.08.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    扉は閉ざされていなければいけない! 動機ヤバいけど、動機故の攻防が凄い、疲れます! 犯人側視点ってちょっと捕まらないでとか思っちゃう、今回みたいな切れ者だと特に。 なんでそんなこと気になるんだよ!!とか犯人側の考えで読んでしまった笑

    1
    投稿日: 2026.07.31
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    なんとなく主人公は探偵の話の方が好きなんだなと、自分の趣味嗜好がわかった。 最初から犯人がわかった状態からのスタートだが、たしかに冷静に考えれば、どんなにシミュレーションしたところで何かしらのミスがあるのは当たり前だよなと思いながら読んだ。 淡々と進むが、犯人の動機でびっくりした。 そんなことで?と私が思っても、本人にとっては譲れないことだったりするわけで、こんなことで殺されてしまう世界線なら、自分自身がいつ殺されてもおかしくないな思った。

    77
    投稿日: 2026.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    倒叙ミステリー 犯人も犯行方法も最初に語られるが動機はずっと語られず、何故時間を稼いで扉が開かれるのを遅らせたいのかが最大のポイント 確かにそんな臓器引いたら最悪

    2
    投稿日: 2026.06.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    倒叙もの 同窓会で集まったメンバーの1人を殺した犯人と探偵役が密室現場の扉の前で頭脳戦を繰り広げていく話 最後の最後まで開かない扉と、ラストの犯人への探偵役の提示は非常に好みでした。

    0
    投稿日: 2026.06.11
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    なんとなく読み終えてしまった。という印象。 何がどうとかではなく、淡々と進む感じが、 自分には合わなかったのだと思う。

    2
    投稿日: 2026.06.06
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    犯人側がここではどういう言動を取るのが一番自然かを考えている場面と、推理する側が「あのときこう言ってた人がこうするのって不自然じゃありません?」「さっきこう言いましたよね、普通ならこう言うだろうに」といった人の言動を逐一覚えていて矛盾点を指摘する場面が交互に出てくる、まさに頭脳戦。

    2
    投稿日: 2026.05.31
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    読書系YouTubeの「ほんタメ」で紹介されていたミステリー小説。 面白そうだなとおもったので読んでみた。 中身はタイトルの通り、密室殺人のお話。なんだけど、最後まで現場の扉は閉ざされたままで進んでいくという変わったストーリー。そもそも現場である部屋の扉が開いていないので、死体すら発見されていない。いや、むしろ「ただ中で寝てるだけなんじゃないの」と思ってダラダラする時間が結構長い。異色のミステリーだ。 登場人物は大学時代のサークルの仲間たち。卒業からしばらく経ち、数年ぶりに同窓会を開くことになる。舞台はサークル仲間の祖父が所有していた、豪華な洋館。現在は仲間の兄がレストラン兼ペンションとして利用しているが、兄が海外に行くためその間に自由に使えるとのことで、同窓会の場所として選ばれたという設定。建物やその内装自体が芸術的価値をもっており、とても贅沢な舞台となっている。 セキュリティーはバッチリで、その中で行われる殺人と言うこともあり、ゆるーいクローズドサークルになっている。ただし、殺人現場は閉じられたままであり、外形的には「ただ起きてこない者がいる」という状態のため、緊張感はあまりない。(後半は徐々に高まってくるけどね。) 物語の冒頭、犯人が判明する。そう、この犯人自身が主人公なのである。 事故に見せかけた犯行が成就するかどうかを、読者はハラハラしながら読んでいくのだ。集合時間になっても部屋から出てこない仲間を心配する皆に対し、「疲れてただ寝ているだけ」という楽観的な結論に至るように、場をコントロールしていく主人公。自分が殺しているのだから、起きてこないのは承知しながらも、心配と楽観をバランスよく調整する主人公の苦労がしみじみと伝わってくる。 しかし、そこで出てくるのが探偵役の女性。サークル仲間の女性の妹であり、すこぶる頭がいい。仲間のみんなとの面識はあるが、本来はサークル仲間ではないので、少し特殊な存在としての探偵役がはまっている。(もちろん美少女設定) ちょっとした違和感から、最終的な結論にまで達する洞察力は、読んでいてすごいと思った。ただ、キャラクターとしてはちょっと掴みづらいところはあるかと思ったので、別の作品も読んでみようと思う。 この作品の一番の謎は、犯人はなぜ被害者を殺す必要があったのか?いわゆるホワイダニット(動機)が謎のままで進んでいくところだ。数年ぶりに会ったサークルの仲間を殺す動機なんてあるのかな?と疑問に思ってしまって、最後まで読まされた。しっかりとした動機が描かれているが、それで殺されてしまった被害者は可哀想だなとも思った。殺されるほど酷いことはしてないんじゃないか、と少し同情する。まあ、主人公の犯行動機がわかるのでスッキリと終わることはできるけど。 この作者のミステリー作品はどこか一風変わった仕掛けがあるようなものが多そうなので、別のものも読んでみようかと思う。

    12
    投稿日: 2026.05.24
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    主人公と探偵役が好きになれるかどうかで評価が変わる作品だと思う 私は探偵役が苦手だったので微妙な後味に… 設定はとても面白く、緊張感があって面白いストーリーなのだが、キャラクターが邪魔に感じてしまった…2次元的過ぎるからだろうか? だけど面白いミステリーを読んでいる時に色恋沙汰が絡んでくるのは好きではない 犯行動機は同情はできずとも理解はできたので、鼻につく恋愛要素さえ無ければ評価も上がった

    1
    投稿日: 2026.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    割と淡々と話が進む。 犯人:伏見の動機が、友人:新山が性病を持ったまま臓器移植をしてしまわないように、というのが斬新。 冒頭に殺人を決意したシーンがさりげなくあったなどとは思いもよらなくて驚いた。 優佳に脅迫されて伏見は付き合うことになるだろうけど、口封じのためなので幸せにならなそう。

    0
    投稿日: 2026.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ペンションで行われた同窓会で起きた密室殺人。 犯人である伏見は事故を装い殺害。密室の扉を開けさせないよう言葉巧みに皆を誘導しようとする倒叙ミステリー。 個人的にかなり好きな部類の作品だった。倒叙ミステリーはあまり読んだことが無かったが、犯人も殺し方も工作も全て明かした上でここまで面白くできるのかと感嘆した。 探偵役である優佳が実に論理的に推理していく様も気持ちよかったし、「何故犯人は時間を稼いでいるのか」という疑問が解けた時もスッキリとした。 動機的にも伏見が完全な悪として描かれない点、優佳も正義の為というより自身の疑問を解く為だけに推理している点。 他人のために殺人した伏見・自身のために推理した2人はやっぱり似た者同士ではないのかもしれない。 これから伏見は優佳の尻に敷かれながら生きていくのかな。

    0
    投稿日: 2026.03.29
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    4.0点 一枚も二枚も上手の優佳。 伏見が翻弄される感じが、共感羞恥ならぬ共感恐怖?を感じて、ずっとドキドキしてた。 動機について賛否あるらしいけど、 自分が絶対的な正義だ!と信じてやまない人って実際いるし、そういう人の行動力は凄まじいものがありそうだから、動機としては説得力を感じた。

    9
    投稿日: 2026.03.29
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    犯人も、犯行手口もはじめから分かっている。そして犯人視点で物語が進むので、どんな時にどんな気持ちだったのか、バレないためにどんなアドリブを入れたのかもわかる。けど、犯行動機と目的だけが分からないまま物語は進む。 どうしても自分が望む時間まで死体のある部屋の扉を開けさせたくない犯人があの手この手で周りを誘導していくが、犯人だと分からず見ていたら誘導に気づかないくらい自然な会話や、頭の切れるヒロインにヒヤリとしながらもわずかに期待してしまう主人公の心理描写など、とても表現が上手くおもしろかった。

    34
    投稿日: 2026.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    倒叙ミステリー。犯人(フーダニット)も犯行方法(ハウダニット)も分かっているが、動機(ホワイダニット)だけ分からないところから始まる。 今作においてはホワイダニットは ①どうして殺したのか ②どうして被害者が死んだことにすぐ気付かれたくないのか の2点がある。 ②に関しては読み進めていく中でなんとなく気付き始め、それは結局①とも繋がるところである。 解説で書かれている通り、そこの動機については正直納得感は薄かった。 「死体に一定期間気付かれたくない状況」から逆算してこの動機が生まれたのかなという印象。 とはいえ探偵役のキャラクターや主人公(犯人)との関係性は魅力的で、結末も結構好き。 捕まらないタイプの監獄。いいね。

    1
    投稿日: 2026.02.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆3.8 扉は閉ざされたまま、でもなんで犯人が扉を開けさせたくないのかずっと分からんかった 最初はただはやく見つかりたくないとか、なんか時間で消える証拠を残してるんかなぁとか思ってたら、ぜんぜん違う理由やった 臓器提供の時間制限は知らなかったけど、一度臓器提供してみるとそんな気の持ちようになるのは、確かに今以上に気をつけようってなりそうやなぁとは思った 表紙はみんなでドアの前に面してる場面かな? 1人いないもんね、みんなで呼びに来たところを絵にしてるのおしゃれやね

    0
    投稿日: 2026.01.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    扉を開けるか開けないか議論する話。 探偵役があまり好きになれなかった…友達にいたら面倒くさそうだなと。 それはさておき、最後のところで、探偵役の人少しだけ推理飛ばさなかった?話が急に進んだところがあったような。 完璧な殺人のあと密室を作り上げた犯人。 2人の駆け引きや攻防は面白かったけれど、二人ともまぁくどいかもしれない。自分の目標を達成させるためだから仕方ないけれども。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    犯人は分かってる。トリックも分かってる。そこから物語は始まる。犯人の心理描写や登場人物たちのやり取りを楽しめる倒叙ミステリーです。

    10
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いわゆる「倒叙」ミステリー。最初から犯人はわかっていて、探偵役と緊張感あふれるやりとりをしていく。 そんな細かいこと覚えてたの?とか、 そことそこが繋がる?とか、 驚きつつも面白く読みました。 動機もわかるようなわからんような…ではあったけど、あり得る話だと思う。 シリーズ、引き続き読みたいです。

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    倒叙ミステリーであ。本格ミステリー 書評にあったが、本格ミステリとは徹底的に理詰めされた美しさがある 実際にこの本に書かれている犯行は、読み手が困難なく想像することが可能になっている。ただ犯行のミスが探偵役に指摘されるまで気付かなかった。指摘されると「なるほど、確かにそれは違和感がある」と気付いてしまう。 あまりに完璧な犯行のため、どう解決していくか全く分からなかったが、探偵役の謎解きでなるほど、、と頭脳戦を楽しんで読めた。 今回の探偵役が、また探偵役をやる「君の望む死に方」という本があるのでまた読んでみたい。

    0
    投稿日: 2025.12.16
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    面白い構成の殺人ミステリーです。 あらすじにも記載の通り、犯人も殺害方法もトリックも最初から明らかにされていて、動機だけが不明な状況から謎解きが進んでいくという、あまりない展開で新鮮な感覚でした。 細かな伏線が最後に一気に回収されて犯行動機が明らかになり、ミステリーの醍醐味を感じられます。 さらに、犯人と探偵役とを何とも絶妙で因果な関係に配置しているところが秀逸で、本作の魅力を膨らませています。 ただ、全体の流れが素晴らしい一方でちょっとだけ残念なのは、謎解きの論理構築が甘く、探偵役の推理において憶測の域を出ない箇所が散見される点です。 この辺りを詰めるとストーリーを乱す結果となって、読み物として面白くなくなってしまうのかもしれませんが・・・

    10
    投稿日: 2025.11.27
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    本当に面白くない。倒叙ミステリーというのは最後にガツンとくるものがあるからいいのではないか。何も無くずっと平坦。そしてすぐ性に頼る所もいけ好かない。コナンのアニメでやっていたら見るかも。私の扉は閉ざされました。

    0
    投稿日: 2025.11.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人が最初から分かっている倒叙ミステリー。 犯人が誰か、どういうトリックなのかという謎は楽しめない代わりに、犯人と探偵役の息詰まる攻防を楽しむ作品です。 伏見亮輔は冷静だし頭も良い。そして碓氷優佳も観察眼鋭く、賢い。二人は同類だと仲間内には思われているが、当の二人には決定的な違いが分かっていて ―― 。 犯人の視点で語られているのでどうしても犯人側に肩入れしてしまいます。だからピンチになるとドキドキします。 扉が閉ざされていることにどんな意味があるのか、本格推理の名に恥じない作品でした。面白かったです。

    1
    投稿日: 2025.10.05
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    面白かった〜〜〜〜!! 最初から犯人のやった事が全部わかった上で、その密室を開けられないようみんなを誘導するお話。 ずっと探偵役の人に確信をつかれそうになって、のらりくらりとかわして、ってやってるから、すごいヒヤヒヤする。 主人公が犯人だから、そっちに感情移入しちゃって、何か言われる度にドキッとしてた。 天才VS天才ってことで、私がその場にいても何も気が付かなさそう。 続編?があるからそっちも読みたい。 文庫化に際して付けられた前日談?的なのも動機が動悸たり得る所以なのかなと思ったから、是非文庫で読んでは欲しい。 動悸が薄いとか言われてる?ぽいけど、個人的には、そんなことないと思う。自分と仲のいい後輩だからこそ、自分の信じてた仲間だからこそ、共通だと思ってた正義に反してのうのうと生きていこうとしていた被害者が許せなかったのかなあと思う。 あと、解説も読みやすかった。結構すきなのでこの人の作品も読みたい。

    1
    投稿日: 2025.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    なぜ伏見は死体の発見を送らせたいのか分からなかったが、その理由に納得はした。 何かびっくりする理由という訳ではなく、ふうん、そんな理由もあるのか、という感じ。 優佳との攻防はおもしろく読めたが、伏見のなんとかごまかそうとする台詞にイライラするし、優佳のサイコパス味がある言動に、少々引いた。 読みはじめに感じた二人の印象は、伏見は正統派優等生キザやろう 優佳は無意識頭脳明晰美人と思っていたが、読み終わってみれば全く違った。 ある意味お似合いの二人だと思った。

    0
    投稿日: 2025.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯人と探偵役の掛け合いがハラハラドキドキ、こんなに犯人になんとかがんばれ、と思うことあるだろうかと思うほど、探偵役の観察眼が鋭くて犯人の気持ちになってなんとか平静を装おうとしてしまう。なんとなく動悸が弱い気もするが、おもしろかった! ウイスキーは途中であっと思ったけど、メガネは気づけなかったなぁ。

    0
    投稿日: 2025.08.29
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    所謂、倒叙ミステリーなのだが、犯行現場である部屋の扉を口八丁で開けないようにする犯人となんとか開けようとする探偵の会話劇のみで構成されている本。犯人視点で描かれるので非常にドキドキハラハラする。流れが非常に自然で自分もその場にいたらそうするし、そう思うよな〜って。扉を開けるか開けないかだけでここまで面白く書けるのは凄い。

    3
    投稿日: 2025.08.02
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    殺人の動機が薄いかなと思った。 あと、優佳が人を殺した人を好きになるサイコパスさが怖かった。 でも、犯人と優佳の言い合いが考えられすぎてて面白かった。

    0
    投稿日: 2025.06.28
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    倒叙ミステリ。 主人公(犯人)と探偵の女性の両方が切れ者で、 ノンストレスで一気読みできる。 密室殺人であるということを 主人公がイチ推理する人間として あの手この手で肯定しようとする姿が印象的。

    1
    投稿日: 2025.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    よくあるミステリの、どうして密室を作ったのかではなく、どうやって密室を維持するか、という面白いテーマで作られた作品。動機がなかなか明かされないまま、いかにして犯人が密室の中を暴かないようにする攻防戦が面白かった。でも探偵役の子が頭良すぎでは!?ってちょっと思ったけど、これくらいは普通に考えられるのかな。ドナー問題という物凄く繊細なテーマが動機に絡んでいるのにもびっくりした。序盤からたくさんその伏線が散りばめられていて、ああこういうことか、ってなった。面白かった。

    0
    投稿日: 2025.05.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公である伏見と、探偵役である碓氷の掛け合いが緊張感があった。読者視点からすると、やはり伏見側に立って読んでしまうためジリジリと追い詰められる感じがとてもゾクゾクさせられた。 物語終盤まで、動機やなぜ扉を閉ざしておきたいのか、といった謎が残ったまま進行していき、最後には理由も語られた。 個人的には動機に納得しづらい部分が多かったが、解説の光原百合さんが色々ツッコミ(いちゃもん)をつけてくれたおかげで、ある意味スッキリと腑に落ちた。 とにかく最後まで楽しめた作品だったので、是非周りにもオススメしていきたいと思う。

    4
    投稿日: 2025.05.23
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    文庫化に際し、最後の章「前夜」が加筆されたとのこと。個人的にはすでに明かされた内容であったので蛇足に感じましたがあとがきによるとその辺り読み取れなかったとの意見が多かったようです。 加害者が正しいとも思わないけれど被害者に対しては全く同情できなかったですね。

    1
    投稿日: 2025.05.15
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    初めに犯行シーンから描かれる倒叙ミステリ。 犯人を追い詰める探偵役との熱戦! 展開が早く、その攻防が面白い。 元々倒叙ミステリが好きなので最高の作品だった。 犯人が追い詰められてドキドキ 論理で攻める鋭い推理にワクワク 自分は犯人と探偵、どちらを応援しているのか分からなくなった。 また、探偵役以外のメンバーも個性豊かで たまに推理にも関わってくるところが良い。 犯人は初めから分かっているが その動機など分からない部分は他にもある。 そこを推理しながら読み進めるのは楽しかった。 しかし、最終的に納得の部分とやや入り込みきれない部分も。 犯人と探偵。 この2人の関係性は新しい。 続作にも期待。

    1
    投稿日: 2025.05.14
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    ほんタメで絶賛されていたミステリ『扉は閉ざされたまま』。ほぼ一気読み! 大学時代のサークルの同窓会、約半日、高級宿で起こる、ある意味クローズドサークル。 部屋から出てこない友人をめぐり、ただ寝てるだけ?それとも事故?などなど、お話は犯人の思惑の範疇ですすむ、倒叙ミステリ! 天才犯人VS天才探偵の会話劇。警察も登場しません。 なぜって、事件が起きていること自体みんな気づいていないから。なので犯人、探偵も本人達しか気づいていない!ヒリヒリする! 理系の天才設定ではないので、読者が理解できるのが◎。 確かに、扉を壊して部屋に入るって、実際難しいよね。常識をしっかり落とし込んでいる点と正義感が入り組んだストーリー(ボヤっとしてて、すみません、ぜひ読んで)。 6人と登場人物の個性がしっかり出ていて読みやすい作品です。不思議な読後感、犯人より探偵役の優佳の方が怖っ!て感じちゃいました。 個人的には城塚翡翠ちゃんみたい!容姿も美人で、ちょいちょい色気を出すとこなんかね。 テヘペロ!

    25
    投稿日: 2025.05.12
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    扉を如何にして開けさせないか、その理由に得心した。素晴らしい作品。論理的に追い詰める探偵役に緻密に計算された犯罪が綻ばされていく展開は明快で面白い。心理戦や色恋における駆け引きも◎。

    67
    投稿日: 2025.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった! 倒叙もので会話劇。 実際の現場も遺体も不明なまま、会話と状況だけで犯人を解明していく。薄皮を剥がすように、些細な不合理を一枚一枚嘘を剥がして真相に近づかれてしまう面白さ。 ただ動機がなぁ。

    2
    投稿日: 2025.05.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほぼ初めて石持氏の作品を読了。 限られた環境の中での倒叙ミステリーで、発見を遅らせたかった理由や殺害動機など、明らかになった内容はしっかり伏線が効かされていて良かったと思う。 他のレビューでもあったが探偵役:碓氷優佳の魅力があまり伝わってこなかった。一方で最後に真犯人と交わしたやりとりなどから彼女の人間性が続編ではどう語られ、繋がっているのか興味を引く終わり方であった。

    4
    投稿日: 2025.04.23
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    るほどな。だから時間を気にしてたんだ。 完全に冷徹になれない主人公なのかな。 愛する人が殺人の犯人でもいいのかとも思ったけど、このキャラクター設定ならきっとそれもあり。 最後ちゃんと手袋を外したのか。それだけ気になったけど, きっと平気なんだろう。 ずっとハラハラしていた。 殺人をしたんだから早く見つけてみんな!という気持ちと 無意識に主人公を応援するというか,見つかってしまう!という気持ちが 混在していてあっという間に読めた。

    1
    投稿日: 2025.04.22
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    碓氷優佳シリーズ一作目。 倒叙トリック作品で、犯行描写から物語が始まります。 読み進めながら、小さな疑問や違和感はあったものの 動機には一切、気づくことができず悔しい反面 面白かった!と思える作品でした。 探偵役の碓氷優佳と犯人の会話はハラハラしながら読みました。 賢い二人の心理戦はかなり楽しめます。 動機は一見、そんな理由で…とは思いましたが そういうことが殺人動機になるほど正義感の強い犯人だった、 と思える描写がたくさんあったので納得です。

    1
    投稿日: 2025.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    星3.4 犯人主観で進む推理ミステリ。 犯人が徐々に追い詰められていくというより、ほぼ完全犯罪が完成するところまでいってからの、一気に解決編へ続く構成。 終盤、一気に追い詰められていく対話劇がとても面白かった。 また登場人物たちが魅力的。 犯行動機が弱く(というか、そんなことで殺人までしてしまうか?と)感じられたが、そこも計算通りなのか、エピローグの章で動機に納得させられた。 強い説得力と、哀しさが相まったエピローグが読後感を心地よくさせてくれた。

    1
    投稿日: 2025.04.08
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    豪華な洋館で起こる密室殺人、理系で頭脳明晰な犯人と探偵という好みの設定だったが、倒叙物ということでながーい解決編を犯人視点でみているようで息苦しかった。揚げ足取りが続くようで会話が好みではないかもと思いながら読み始めたが、結局一気読みして続きの作品まで読みたくなった。

    1
    投稿日: 2025.04.06
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    サクサク読める 解説まで読んで、動機に腹落ちする とはいえ、優佳の態度がどっちなのかわからずわからんといったところ。シリーズがあるとのことなので、読んでいくうちに人間性がわかってくるのかしら。

    1
    投稿日: 2025.03.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    動機だけが分からないまま進むミステリー。 推理を終えた優佳の方が伏見の動機よりも断然怖い。 読み終わって振り返ると いろんな伏線が張られていたと気づくのに 読んでいる最中は全然気づけなかった。 天才vs天才のミステリー小説として 紹介されているのを見て買ったけど 果たして天才は本当に二人いたのか… いつバレるか、どうバレるか、どんな結末か、 いろいろ考えながら読み進めるのは楽しかった。

    1
    投稿日: 2025.03.10
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    ややっ!! 石持浅海さんは初読みの作家さんですが、たいへんおもしろくてびっくり。倒叙ミステリ、心理戦がたまらなかった!解説を読むと、動機に関しての「いちゃもん」があるようですが、全然問題ない。不自然で辻褄合わせのような苦しい展開もなくあっちゅうまに読んじゃった。

    8
    投稿日: 2025.03.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろかった! 犯人目線の物語はドキドキハラハラするから正直好きじゃない(なんでそんな人間がミステリー好きでよく読んでるのかというのは置いておいて)。 だって物語であるからには謎解きのターンが絶対にあるはず。ということは犯人は追い詰められるというわけで…主人公がそんな立場に追いやられるの見てられへんと思ってた。 けど! これはほんまにおもしろかった。 もちろん私が考えてた通り犯人である主人公の伏見の犯罪は学生時代に惹かれあった、超絶頭のキレる女性、優佳によって暴かれることになる。けど終わり方がまさかの。なんなら優佳が伏見を助けるという…かと言ってそれがお互いにとって幸せな結末なのかどうかは分からんけど。いや、優佳にとっては幸せなのかも。そうまでして手に入れたかった伏見を一生離さないような状況になれたわけで。こんなことでも無ければ多分一生ふたりは恋愛という意味で混じり合わんかったと思うから。 動機についてそんなことで?と思う読者も結構いるみたいやけど私にとってはドナーとして臓器提供させたくなかったという理由はそれほど受け入れ難いことではなかったかな。 もちろん共感はせえへん、私ならそんなことで人を殺すほどの考えには至らんから。 けどおそろしく頭のキレる伏見にとって事故に見せかけて殺すということは実現不可能ではなく。そして彼が冷静やけど熱い人間であり。なおかつドナー登録しているだけでなくたまたま実際ドナーになった。その経験ってしてみないと分からないことで、そこで己の価値観が大きく変わるということは有り得ると思う。 実際私も全くベクトルは違うけど妊娠出産子育てとか、出産で初めて自分が物理的に死ぬかもと思ったこととかとにかく色んな初めての経験でやってみないと分からないことがあることを実感したばかりなので。 とにかく優佳の推理が鮮やかで見事やった。 殺人を犯したあとの伏見と仲間たちとの和やかな時間はもうただただこちらまでハラハラさせられた。おもしろかった。

    2
    投稿日: 2025.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    倒叙ミステリで動機と遺体発見を引き延ばす理由がわからないまま進み、その2つが判明していく部分と、行動や会話で場をコントロールしようとする伏見と違和感を繋ぎ合わせて推理していく優佳のやり取りが良かった。 犯人視点なので、優佳の行動にそわそわしながら読みました。 動機は“冷静で熱い“という伏見の設定があるからこそ腑に落ちませんでした。 検査をすり抜けて悪影響が出る可能性はどのくらいあるんだろう、患者が臓器提供を切望してるって実感したのに可能性を潰してしまうのかと思いました。 優佳が伏見に執着してることも理解できませんでしたが、こっちは理解できない感じも、探偵役側が倫理観壊れてるのも面白いかなと思いました。 今回の作品では優佳の性格が掴みきれなかったのでシリーズの次の作品も読んでみたいです。

    1
    投稿日: 2025.02.21
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    倒叙ミステリー。犯人の『伏見亮輔』と探偵役である『碓氷優佳』の攻防戦がおもしろかった。伏見はなぜ殺人を犯したのか・・・そして、部屋を開けさせないようにしたのはなぜか。優佳の推理からその理由がわかり、すっきりした気持ちにはなれなかった。そして、この二人は今後どうなっていくのだろうと続編も読みたいと思った。

    8
    投稿日: 2025.02.16
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    犯人目線で語られる物語。 私的にはホントに面白かった。 部屋を密室にするものの死体を隠すわけでもなく、ただただ死体の発見を遅らせようとする理由がわからず、ページをめくる手が止まらなかった。 ただ理由が分かった時、犯人の殺人にまで至る理由があまり納得いかなかったかな…。 殺人を事故死に見せかけるための完全犯罪を目論む犯人と、それを少しずつ追い詰めて行く優佳。 そのやりとりの過程が面白くて一気読み! この作者は初めてでしたが、他の作品も絶対読みたいと思った!

    2
    投稿日: 2025.02.07
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    ちょっと主人公たちのキャラがキザっぽいところや、無理がある部分も感じたが、良くまとまってるしスルスル読めた。

    1
    投稿日: 2025.02.07
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    うーん、、人間の言動なんて突発的なものや理由づけできない無意味なものが混在して然るべきだと思うんだけど、全ての事象が論理的に説明づけできてしまうことに違和感があった。 家族でも他者の心情なんて全てわかるわけではないのに、この人ならこの場面でこういう言動をするはずといった決めつけで押し進んでいく感じがちょっと強引に感じた。 それに、理性的なはずの犯人の動機に共感性が薄くて、理詰めでたどり着く結末としては少々強引さを感じましたね。 今まで読んだことないタイプのミステリーで話の展開はまあまあおもしろかったんだけど、友人間の何気ない会話や行動全てを深読みして考察する探偵役の女がどうしても好きになれなかったし、違和感の残る作品でした。

    3
    投稿日: 2025.01.26
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    あの少ない材料から導き出せる頭脳に完敗。同じシリーズもあるということでみてみたいなあ、大きな動きはないのに読みやすい作品だった。

    1
    投稿日: 2025.01.02
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    圧倒された。倒叙ミステリの面白さは先の読めない展開にどう持っていくか? だがそれが全て詰まっている。 ペンション、同窓会の旧友七人、殺人者。これだけでもうワクワクするのだが、そこから一歩踏み込んで迎える犯人と優佳の対決には痺れたし、カタルシスをぐっと抑えた演出も素晴らしかった。面白い。

    3
    投稿日: 2024.12.12
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    犯人視点から物語が語っている為 普段のミステリーとはまた別の緊張感が 探偵役が次々と事件を言い当てる所が ハラハラドキドキが止まりません! この探偵役はもしかしたら全ミステリー小説に 出てくる探偵役の中でも1番賢いかもです。 会話のみで犯人に辿り着くのは賢過ぎます! 全体的に凄く面白かったですが、犯人の動機が意味わからないです。 ただ言えることは私は石持浅海先生の大ファンです。

    1
    投稿日: 2024.11.09
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     犯人視点で描写される倒叙ミステリーで、犯人や殺人の行程は序盤で明かされるけどホワイダニットや「探偵役がどの場面で違和感に気づいたか」を推理するのが楽しかった。だけど犯行動機がなぁ…心情は分からなくもないけど「殺人を犯してまでなのか?」というのが強すぎて…

    5
    投稿日: 2024.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    動機が気になったからグイグイと。 だけど、そんなら説得して臓器提供カード破棄させらよくないか? 普通にそれなら破棄するんじゃないか? ということが気になりすぎた。 そんなに用意周到に殺人するくらいなら、その頭脳明晰さと殺人への熱意でなんとか説得する方がよほど簡単ではなかろうか。 と、どうしても思ってしまうし、人として自然にそっちに行くっしょ、とどうやっても思ってしまうので、わたしはこの物語を読む人失格だった。笑 買春する人の臓器提供のリスクを話した上で買春したいなら臓器提供やめたらいいだけのこと。 全世界にそれを宣言してるわけじゃあるまいし、それをやめたところでなんのデメリットもないと思うし、なんなら隠しておけばいい。 ゆかちゃん頭良すぎでわたし的にこの物語は、完全犯罪になって欲しかったからイラッとした。笑 でもあなた、冷たい人間だからって、殺人犯が彼氏でいいんか。笑 しかもそんな脅しで繋がってる人と、人生で1番親密な人間関係築いていいんか。笑 しかも動機よ…。その頭脳で説得しろよってならんのかーい。 冷たい人間だから?? 頭良すぎて同レベルの男が伏見しかいないから? んなわけあるかーい。 頭いいイケメンなら他にもいるわーい。 ただ、最後に伏見がゆかちゃんのおかげでメガネ移動させることに気付いて遂行できたのは、よかったねと思った。 一応表向きは完全犯罪になったんだろうから。 わたし的にこの話は完全犯罪であって欲しかったのでそこは満足。 でもやっぱ最初の最初に、臓器提供カードを破棄させなさい。に尽きてしまう。 最後の感じだと、多分できなかったんだろうけど。(そうしないと話が成り立たない訳で…感想の最初に戻る♾️)

    2
    投稿日: 2024.10.07
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    うーん、期待値が高すぎたのもあるけど… 解説の通りですね。殺人方法も解決の仕方も全部違和感なく納得出来る形で進んでいましたが、どうしても殺人動機だけはしっくりこなかった。しかも終わり方もモヤッとした。 ただ、このあと2人がどうなるかは気になるので、また続きはいつか読みたいとは思う。

    4
    投稿日: 2024.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の伏見が後輩をペンションの部屋で溺死させるシーンから始まる倒叙ミステリー。大学時代の同窓会のメンバーを、後輩の死が睡眠薬による風呂場での溺死事故であると誘導していく。しかし、メンバーの1人である優佳は観察眼が鋭く、真相を見破ろうとしてくる。事故死に誘導できるか、真相を見破られるか、伏見vs優佳の天才対決。 メタ的に最後は優佳にすべて見破られるとは思っていたが、2人だけの秘密にして表向きには事故死で片付けたのが個人的に好み。メガネを風呂場に置いていないことや、ウィスキーを窓のそばに置いたミスは途中で気付けた。伏見がやたら死んでからの時間を気にするとは思っていたが、臓器提供と結び付けるまではいかず。解説やレビューでも触れられていたが、動機が薄いのは少し引っかかった。 優佳のシリーズは続くみたいなので、2人の関係はどうなっていくのか楽しみ。

    2
    投稿日: 2024.09.13
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    一般的には多くの人はこう考えるだろうという論理的思考は頭が良ければ可能です。でも自分を深く知っている人にはさらに裏を読まれる可能性があります。身近な人物ほど最大の敵かも知れませんよ。

    1
    投稿日: 2024.09.02
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    星4はつけすぎかなと思ったけど、やっぱり面白くて一気読みしちゃったので。 倒叙ものミステリー。主人公の伏見が泊まりの同窓会で後輩を殺害するところから始まる。 明らかに計画的に殺人をする伏見。そして、死体の発見を遅らせるために部屋のドアに鍵をつける。 主人公の伏見と探偵役の碓氷優佳による会話劇。何か違和感に気付いてドアを開けようとする碓氷と、ドアを開けさせたくない伏見との攻防にはらはらする。 そして、なぜ伏見はドアを開けさせたくないのか。(死体を見つけさせたくない、とかではなくあくまで遅らせたい) 動機については、まぁ自分が殺したと悟られないならする人はいそうだな〜もっとくだらない理由で人を殺す人はいっぱいいるだろうし……と思った。でもその部分が賛否分かれるところなのかもり

    1
    投稿日: 2024.08.30
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    滅多に読まない推理小説を読んでみた。最初に犯人と犯行方法がわかって、徐々に綻びが見えてきて捕まっちゃうタイプの話。 動機に疑問。あるかなぁ。 ちょっと理解できなかった。

    17
    投稿日: 2024.08.26
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    解説にもあるように、本当にこんなことで人を殺すのか?そしていくら頭脳明晰だからってこんなにも完璧に推理ができるのか? 理路整然とそうあるべきという感じでぐいぐい先を読みたい感覚に陥られせるのは本当に大した能力。だからこそ逆に、殺害動機と素人がこんなにも理路整然と、ストーリー上は(いや、それも作者の意図だったかもしれない、) あっさりと淀みなく解決してみせたことに対する違和感が大きく、読み耽った後に来たモヤモヤ感…

    1
    投稿日: 2024.08.21
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    この所ミステリ好いています。 今回は、YouTubeチャンネル「ほんタメ」で知った「扉は閉ざされたまま」を。 天才vs天才の倒叙ミステリなんて面白そう、と印象に残っていました。 かつて大学の軽音サークルに所属していた六人(とその妹)の同窓会。 会場となった成城にあるペンションの一室で、密室殺人が起こる。 しかし、扉は閉ざされたままなので、部屋で実際に何が起きているのかは、参加者のほとんどは分からない。 犯人の伏見亮輔と探偵役の碓氷優佳を除いては。 二人の頭脳戦の行方は如何に!? 犯人につい肩入れして、ハラハラし通しでした(倒叙ミステリあるある)。 探偵側に出しゃばらないでよ〜〜と理不尽にもイライラしたりして。 総じてとても面白かったです。 解説にて、犯人の動機について、不自然云々一部で批判があったと知りました。 個人的には、伏見が密室を作りたかった理由がそこにあったのか、と、単純に驚きを持って受け止めちゃいました。 伏見と碓氷はその後一体どうなったのか。 本編では明確には描かれていませんが、何と続編があるということで(びっくり)。 これは気になってしまうなぁ。

    1
    投稿日: 2024.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3.9 倒叙ミステリってほんとに読みやすい。 これもそのうちの一つ。 ただ犯人はわかっても、その動機と、なぜ扉を閉ざされたままにしたいのか?が明かされず、大きなキーになっている。 その2つの謎のがまさかの同じ要因によるものだったとわかったときはすげえええって思った。 ぼくも新山と同じくらい目が悪い。でもホテルに泊まるときにメガネをかけずに風呂に入りにいくこともある。 だからどうってわけでもないけど。ドヤ顔で優佳にそう言ってみたかった。

    1
    投稿日: 2024.07.13
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    面白い! とにかく探偵が冴えすぎてて圧倒。 犯人がわかってるからこその楽しみ方がある。 完璧に見える密室もよく考えるとミスが多く 自分が責められているかのようなハラハラ感がある。

    34
    投稿日: 2024.07.11
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    2006年このミス第二位。 倒叙ミステリー。開かない扉を巡っての犯人と探偵役の頭脳戦と心理戦が楽しい! 石持さんのミステリというか作品はやっぱりお洒落だから好き。洒落てるの定義は読み手の感覚というか好みなので何とも言えませんが私はツボです。

    3
    投稿日: 2024.06.21
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    会話だけで推理が展開していく、これぞ小説の醍醐味。よーく考えながら読めば、自分にも同じ推理ができたのかな? あー!あの時のあの人のセリフ読み飛ばしてたー!と、参加者として楽しめる本だった。 そんなことが動機になるのかなとも思うけど、でも身体を大事にしよう、という尊さも味わった。

    2
    投稿日: 2024.06.19
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    今年読んだ中で1番面白かったです。個人的に倒錯ミステリー史上トップかもしれない。 最高にシリアスな天才達の心理戦が味わえます。 主人公と探偵のキャラが非常に魅力的な点も高評価です。(理系や院生の方なら尚更感情移入できるかと!) この探偵シリーズ読んでみようと思います。 余談ですが、この本を読んだあと人を◯してしてしまった悪夢を何日も見てしまいました。

    7
    投稿日: 2024.06.17
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    好き!!! 初めから犯人分かっていてある意味安心して読めるところもあるけれど、天才同士の攻防って感じがとても良かった、、 確かに動機は弱いのかもだけど、当人にとっては真っ当な動機に違いないだろうし、こんな綺麗に展開する、、? 文を読んでて淡々と進んでるような気がするのに私が犯人の気持ちになって心臓バクバク。 同じレベルの天才同士だからジャンルは違えどここまでの攻防戦が続いたんだろうな。 続きも読もうと思います!!

    2
    投稿日: 2024.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    碓氷優佳シリーズ始めの物語。 大学の同窓会旅行。メンバーの一人が部屋から出てこない。応答もない。寝ているのか、あるいは… 犯人が目論んだ密室殺人。目的は? 姉に同行してきた碓氷優佳が見つけていくいくつかのカケラ。そこから導き出される推理。 「事件」を解決しない探偵登場。

    3
    投稿日: 2024.06.01
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    犯人もトリックも先にわかっていての、犯人と探偵の心理戦。ホワイダニットに属すると思うのだけれど動機が少し弱かったな。扉を開けさせるための攻防が面白かった。

    1
    投稿日: 2024.05.13
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    2人の天才が出てくるよ でも女の方がすごすぎて男の方の天才さがあまり際立ってない感じはする、おもろいけどね

    1
    投稿日: 2024.04.22
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    2005年発売の昔の倒叙ミステリー。このミス2位、など高い評価の本作。伏見亮輔と碓氷優佳の知力と心理戦が良かった。天才優佳の勝利…碓氷優佳が登場するらしい倒叙3部作の2作目「君の望む死に方」も読みたいと思った。

    5
    投稿日: 2024.04.13
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    天才✖️天才頭脳戦ミステリー3選 https://youtu.be/gjcnGNBYEjs?si=3mjDGKOB5eNz9NFB ほんタメでヨビノリたくみさんが紹介していた本

    1
    投稿日: 2024.04.06
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    動機は最後でというのは、この手の作品ではよくある。謎解き自体にはそこはそんな重要ではないという見方もできそうだけど、今回のは動機の根本が、犯人が手口やそのプロセスにこだわらなければならない理由ともなっているところに重要な意味があって、それがちゃんと伏線となり、謎解きのやり取りになっていく。練られたストーリーじゃなかろうか。 そしてこれは倒叙モノだからよかったのかなとも思う。逆に通常のミステリーだったらどうなったかなぁと想像したときに、誰がミスリードしてるかわからない状況なわけで、そうなると探偵役の大学院生が「犯人」に対して、好意とは別の特別な疑惑を持つことへの違和感が読者に生まれてしまうんじゃないだろうか。そもそも誰が探偵役かも実は決めかねるわけだし。 おもしろい作品だったと思う。

    10
    投稿日: 2024.03.14
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    読みました。 読み応えたっぷりな倒叙ミステリーで、かなり良い作品でした。 犯人目線で描かれる息詰まる頭脳戦は、非常に素晴らしかったです。

    2
    投稿日: 2024.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    一気読みしてしまった。 いわゆる倒叙ミステリで、犯人もトリックも読者は分かっていながら物語は進んでいく。 頭が切れる犯人・伏見と探偵役・優佳の頭脳戦。ある理由で死体の発見時刻を遅らせたい伏見だが、違和感を汲み取って捜査を進めようとする優佳。ドアを開けるか開けないか、2人の扉1枚を隔てた攻防がたまらない。扉は閉ざされた「まま」なんだよなぁ。 動機に疑問を持つ理由もわかるが、読書初心者の私からすれば許容範囲であり、むしろうまく回収してるなぁと思ってしまうほどだった。人はある程度、自分の正義のためなら行動できる側面もあるというのもわかる。

    4
    投稿日: 2024.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    10年振りくらいに再読。サクサク読めた。 ハッピーエンド(?)なのは、よかった。 ただ、そんなに鍵閉めたことに引っかかるかなぁ。 なんとなく、ドアストッパーかけることあると思うけど。 非合理なことあると、そこを執拗に疑うという点にどうしても違和感を感じてしまう。 ミステリーものはしょうがないんだけどね…

    2
    投稿日: 2024.02.27
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    久しぶりに読んだ本だったと思う。 犯人はわかってるのに、トリックもわかってるのに、 犯人の狙いだけがわからない そんな不思議を抱えながら読み進められる本でした

    4
    投稿日: 2024.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自身は医療学生として知識があるためか、結末に対して興味深かった。 今回新山の行為、そして検査キットから事が始まっている。でも伏見がみんなに送った検査キットも実は偽陰性で、感染症を患っている人もいたかもしれない。また、検査キットを送った後に他の人も性感染症を患っていたかもしれない。性感染症ではなく、送られた検査キットで可能性がある疾患以外の疾患を患っていたかもしれない。色々な疑問は、読んでる最中に思ったがこれももしかしたら伏見は犯行を行う前に考えていたと思うのかな。 でも答えはきっと分からないからその疑問は、伏見の中では省いてしまったのだろうね。 伏見のその考えは素晴らしいと思ったが、 じゃぁアル中分科会というまで普段アルコール多く摂取している伏見はどうなんだ?と思う。 伏見はアルコールを多く摂取する、新山もアルコールを多く摂取する。この条件はお互い一致しているからいいの?と。 それは普段アルコールを摂取しない人としては、伏見も臓器移植してはいけないと思ってしまう。 煙草も以前吸っていたからといって、その本数にもよるがそれも臓器に良くないのではないか?とかも。 もし仮に伏見が、性行為に積極的だったら新山に対する思いは少し変わったのであろうか。自分も性感染症を患う危険性があるから同じだねって。 この臓器移植のテーマは、献血でも同じような意味をしている。臓器移植意思表示カードを作ってはいないが、献血を普段している人にとっては少しドキッとしてしまう内容ではあるかも。輸血も命に関わることなので。 終盤の最初は新山に対する思いに正義感を感じてしまったが、伏見の表現を冷静で熱い人と描いているのは伏見が思って行ったことは正しいことではなかったという表れのようにも感じる。 でも最初から読んでいるとやはり伏見に気持ちが寄ってしまい、名探偵である碓氷を敵対視してしまう。犯人に加担するのは良くないのかもしれないが、頑張って!って思うほど応援してしまう。 伏見はずっと平然と装っていたつもりだが、きっと優佳は最初から勘づいていたのではないかと思った。平然を作り上げているつもりだが、伏見はずっとその自分の顔を見ていたわけではない(犯行したときは見ていたが)。優佳は最初から伏見に元気なさそうと言っていたため、話し合いをしていたあのときの伏見の表情から、優佳には伏見は何か隠していると分かっていたかもしれない。 優佳からしたら、いつも冷静で熱い人が時間内に来ない新山にどうしてそんなに遠ざけるような言葉を言うのかと思い、最初から伏見に近づいてはいたものの警戒姿勢を取っていたんだろう。伏見の性格を知っているからこそ。

    1
    投稿日: 2024.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    終盤までは、被害者である新山の状況をみんなで考えながら、「まだ無理やり扉を開けるほどではない」という結論を繰り返すだけで少し退屈だったが、終盤での優佳との対峙のシーンが怒涛の展開で面白かった。 なぜ主人公が発見を遅らせたかったのか、死体の状態が悪くなることで犯人特定させないため?と思い込んでいたが、明確な理由があったことに驚いた。 さりげない伏線も読み返して納得。 最後の優佳の強かさも感嘆した。彼女には勝てないと痛感した。(天才すぎるなという違和感はある) 推理小説では死体が見つかるときにドアを蹴破るシーンなどあるが、現実ではこれぐらい慎重になるよね、というリアル感が面白かった。

    4
    投稿日: 2024.02.14
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    倒叙ミステリーの傑作。 主人公が行った完璧とも思われる犯行を、探偵役が見事に解き明かしていく。探偵役の推理は実に腑に落ちるもので、これぞ本格派といえる作品であった。 また、犯人が扉を閉ざし続けた理由が分かった瞬間、モヤモヤしていたものが一気に晴れる感覚を味わえた。 風呂敷の畳み方が綺麗な良作であった。

    3
    投稿日: 2024.01.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルにある通り殺した友人がいる扉は閉ざされたまま、殺人を起こしたことをバレないようにする伏見と、会話の中の少しの異変に気づいて扉を開けようとする優花との間での静かな推理思考攻防戦。最終的にどうなったのか気になるところで終わりますが、推理のやり取り過程を楽しめた。

    2
    投稿日: 2024.01.08
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    通常のミステリーだと、犯罪が起きてから推理が行われる。本作は、密室のまま、犯罪が起きているか不確定で推理を始めてしまうのが特徴だ。通常のミステリーとは異なる展開に衝撃を受けた。

    2
    投稿日: 2024.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本タメのたくみさんのオススメから読んだ。会話劇だけで1冊を終えるという設定は好きだった。もう少し凝った動機と頭脳戦であればより楽しめたかなあ。

    2
    投稿日: 2024.01.02
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    大学の同窓会でペンションに集まった男女7人。伏見はその晩後輩の新山を彼の部屋で殺害し、扉を閉ざした。緻密な完全犯罪のはずだったが・・・。 犯人は最初からわかっている倒叙スタイルの本格ミステリ。探偵と犯人との論理合戦が醍醐味。言葉尻やささいな会話を読み逃してると、置いてけぼりを食らってしまう。薄い本の割には読み進めるのに時間がかかった。動機はありえないが、終わり方はあざやか。 週刊文春ミステリーベスト10 5位 このミステリーがすごい! 2位 本格ミステリ・ベスト10 2位 SRの会ミステリーベスト10 1位 《碓氷優佳シリーズ》 1.扉は閉ざされたまま 2.君の望む死に方 3.彼女が追ってくる 4.わたしたちが少女と呼ばれていた頃 5.賛美せよ、と成功は言った 6.君が護りたい人は

    12
    投稿日: 2023.10.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もうちょい高度な頭脳戦が見たかった。 探偵は天才なのだが、犯人は秀才止まりなので、攻防戦というより防戦一方という印象だった。 犯人には焦りがあるが、探偵は余裕さえ感じる。 扉は閉ざされたまま、にする理由が分からないまま話が進んでいくのだが、それが少しモヤっとする。 読み進めていくと、理由=オチだと気づくのだが、その理由が納得、又は衝撃的な事なら結果的に腑に落ちたんだろうが、その理由が少し弱い。 悪くないんだけど、なんか弱い。 理由自体は意外性あるものなんだけれど。 タイトルは秀逸。

    3
    投稿日: 2023.10.06
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    閉ざされた扉の前で繰り広げられる頭脳戦がスピード感に溢れてて、一気読みしました。 自分の目の前で二人がやり合っているかのような感覚で、この後どうなるのか固唾を飲んで見届けた気持ちになりました。 最初から若干匂わせてた主人公の感情面が、最後こんなカタチで締めくくられるとは予想外でした。

    2
    投稿日: 2023.09.27
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    頭脳明晰な探偵役との心理戦が繰り広げられていきます。 犯人視点で物語が進みますが、少しずつ追い詰められていくとハラハラしてしまいます。 なかなか楽しめました。

    2
    投稿日: 2023.09.09
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    オーディオブックだったけれど、登場人物はそれほど多くないし部屋割り複雑じゃないし、聴くのに特に問題がなかったので良かった。 大学の卒業以来、初めて開かれた同窓会で事件が起こるのだけれど、倒叙ミステリなので、探偵役は誰なのか、どのように明かされて行くのか、そもそもどう着地するのか、一体なぜこんなことをしたのか…など、先が気になって一気に進みたくなってしまう内容でした。 シリーズものの一作目なのは読み終えてから知りました。倒叙3部作の1作目でもあるらしい。 これは他のもの読まねばですね。

    23
    投稿日: 2023.09.02
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    古畑任三郎でおなじみの倒叙ミステリで冒頭で犯行の様子が描写され犯人視点で物語が進んでいきます。 犯人である伏見vsかつて伏見が本気で愛した女性優佳の頭脳戦はドキドキハラハラでとっても面白かったです。 基本的に会話劇で進んでいくのでとても読みやすかったです。

    3
    投稿日: 2023.08.31
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    臓器提供をする人間としての責務は果たしているのか。提供する側は選べる側の人間でもあるが、果してそれは正しいのか。

    1
    投稿日: 2023.08.12
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    倒叙ミステリーの最高傑作と何かで読んだので探し求めて購読。 確かに面白いし、ドキドキハラハラもするのだが、どちらかというと心理戦で崩され暴かれ追い込まれといったような畳み込まれるような窮屈さが全開になるほどではなかった。 その心理戦も倫理というテーマが主にあり、その倫理観を崩すか崩さないかの駆け引きがメインで、犯罪そのもの罪そのものはあって無いような軽さを感じてしまった。動機に至っても倫理観からくるものであり、伏見本人が頑なで厳格な様を貫く為の比較対象としての犯行だと感じる。ある意味では自慰行為に近い。 もっと深層的なものを探してしまっていたため深みを感じられなかった。

    42
    投稿日: 2023.07.27
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    動機が不明瞭なまま進む倒叙ミステリー なんでこの行動を起こしたか? 扉を開けさせないよう仕向ける意図は? 推理は理詰めでやり取りがスマート 面白い! 日常生活なら、応答がなかってもドアを破壊してまで開けようとしないわな?修理費かかるし 最近ミステリー脳になってきたので、目からうろこ 暴かれる動機で犯人を憎めなくなる …が人を殺めるのはよくないです

    55
    投稿日: 2023.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めちゃくちゃおもしろかったので、休日に一気読み。 伏線回収系の中でも、かなり緻密な伏線が散りばめられていておもしろかった。最後にまとめて回収するのも好きだけど、途中途中で拾っていく展開も飽きなくて良いなと思った。 優佳と伏見の攻防戦が見事だった。 最後まで読むと、優佳がなかなかトドメを刺ささずに伏見を泳がせておいたのに少し違和感があるが、それを楽しむくらいの冷淡さを持つ人物だと思うと納得できる。 最後に伏見の不完全な犯罪を優佳が完成させるというストーリーも感服だった。

    9
    投稿日: 2023.07.10
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    ふと思ったのは○○はダメで○○は良いの? と。 でも○○ならあれだけど○○ならそれ以外は○○だもんね。 後、そういう時にそういう論議はするのだろうか。 そんな事言ってたら、ミステリーは書けなくなるよね。 私はそれに関して何も考えてないなぁ。 ○○出来る○○にしとかないとな。

    2
    投稿日: 2023.06.29
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    途中から推理者側に主人公が移るかと思っていたが最後まで犯人が主人公だった。犯人側に感情移入してしまい、推理を展開されている時は犯人と一緒にドキドキしてしまい面白かった。 もう少し続きを読みたいと思いった。

    3
    投稿日: 2023.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に集まった大学時代の仲間達との同窓会で起こった事件。 伏見や、他のなかまたちの言葉、態度から伏見を着々と追い込んでいく優佳は鋭い。 しかし…。 ドアが高価だから打ち破れない、とか窓から入ると警報が鳴り響いて近所迷惑だ、とかいう理由で、人の命が関わってるんだからそうは言ってられないのでは?などという細かい部分が気になってしまった(最終的には、窓をぶち破って中に入るのだけれど)。

    7
    投稿日: 2023.06.26
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    友人が本当に大変な状況と心配するなら、あれこれ議論なんかせず、どんなことをしてでも部屋に入るかなぁ頭で考えるより行動するのが普通かな? それより冷静装ってよう話すなぁ~伏見 このミステリーがすごいというか、、、理屈くさっ

    10
    投稿日: 2023.05.04