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航空宇宙軍史・完全版一 カリスト―開戦前夜―/タナトス戦闘団
航空宇宙軍史・完全版一 カリスト―開戦前夜―/タナトス戦闘団
谷 甲州/早川書房
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総合評価

6件)
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     今更ながらのレビューです。以前に発表されていた<航空宇宙軍史シリーズ>に属する長編と短編を加筆・修正し、時系列順にまとめたものの第1巻。もともと地球に住む人類と、地球を離れ宇宙に住む人類の対立を描いている。  地球・月連合と木星や土星の自治政府は対立を深める。地球・月連合は航空宇宙軍の圧倒的な軍事力をもって、外惑星の独立を抑え込もうとしていた。しかし、木星と土星の衛星群はひそかに軍事同盟である外惑星連合を結成し、航空宇宙軍に対抗しようとしていた。  『カリスト-開戦前夜』では、主戦派のカリストを舞台に、外惑星連合内の政治的駆け引きを描いている。『タナトス戦闘団』』では、カリスト防衛軍陸戦隊のダンテ隊長らによる月面都市への潜入工作と戦闘を描いている。  地球と地球外に住む人類の対立や独立戦争というテーマは、古くから描かれてきた。ハインラインの『月は無慈悲な夜の女王」はその代表作だろう。アニメ『機動戦士ガンダム』は、その世界設定をここから得たと言われている。というか、元ネタは米国の独立戦争なのだ。抑圧された人民の戦い、これは血が騒ぐ。  本作は、あまり女性が登場しない男たちの物語だ。戦闘艦の女性艦長などが普通に登場する<ガンダムシリーズ>などに見慣れてしまうと、少しばかりの違和感すら覚える。

    44
    投稿日: 2026.03.12
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    木星の衛星であるカリストやガニメデ、土星の衛星であるタイタンを中心とする外惑星連合が地球と月の航空宇宙軍に対し開戦準備をしている。そして「第一次外惑星動乱」へと突き進む。前半はそこに至るまでの政治の駆け引き、後半はミクロな視点になってタナトス戦闘団の活躍を描く。 惑星の軌道が頭に浮かんでくるほど宇宙の描写がSFしている。ハードSFなので物理現象に現実味があり、それがリアリティさを増している。派手なドンパチではないが、キリキリとするほどの政治的駆け引きの描写で手に汗握る。後半の冒険小説のような「タナトス戦闘団」でもキリキリする緊張感を味わえる。

    1
    投稿日: 2019.10.01
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    読む機会が無いままだと思っていた航空宇宙軍史が劇中の時系列に再編されて(しかも大幅な加筆修正)再版されるとは思わなかった。うれしい驚き。 そして、開戦前の政治的な動きがたっぷりと描かれている。重厚な>カリスト−開戦前夜 がらっと変わって、冒険小説的なアクション(+謀略)満載の>タナトス戦闘団 どちらも、80年代に書かれたとは思えないな、これは。 続きが楽しみである。

    1
    投稿日: 2018.10.14
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    これはなかなか面白い長編SF物語です。まだ最初の一巻なのですが、2週間以上かかってしまいました。出てくるのは今のところ太陽系内に移住した人類なのですが、戦争をしちゃうんですよね。、

    0
    投稿日: 2018.10.13
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    Amazonでおすすめに出てきて、タイトルで気になって読んでみた。 読み応え抜群。600ページ強。 こういう本を読むと、読書はやめられないなという気持ちになる。 解説にもあったけど、フィクション要素がいつか実現されてもおかしくないようなリアリティに溢れていて、登場人物の思考も突拍子がないなんてことがないところが良い。 シリーズがまだ終わってないらしいことが、良いのか悪いのか。 170211

    2
    投稿日: 2017.02.12
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    SFの二本立て。一本目はSFとはいえ政治色の強いクーデター。二本目はスパイもの。 あまりタイトルからは想像し難い。 面白いしキャラクターも良いんだけど分厚過ぎる。

    0
    投稿日: 2016.10.23