![反脆弱性[下]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方](https://ebookstore.sony.jp/photo/LT00007938/LT000079382000669707_XLARGE.jpg)
総合評価
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powered by ブクログ何か漠然と世間的にもそうあるべきだよねと思い描いていたことに、これでもかとストップをかけるような内容だった。言語化することがもてはやされる昨今の中で、現実の複雑で不確実かつあいまいな世界を、全て理論的に説明できると思い込むことの危険性を説いていたことに強く共感した。何から何までフレームワークに収めて整理することができるほど、世の中は確実性に溢れてはおらず、常にランダム性をはらんでいることを忘れてはいけない。
1投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ●2025年3月30日、2024年に確か高木社長が読んでいて上下購入した。 ●2025年3月27日、【経緯】メルカリでキーワード「低位株」で出てきた「急騰低位株で1億儲ける!株式トレード本 売買のスキルとパターンを伝授」を出品してる人が他に出してた本「ゲイリー・スミスの短期売買入門 ──ホームトレーダーとして成功する秘訣」のAmazonレビューで 6sigma6 さんという方のレビュー一覧を見ようとプロフィールに飛んだら、プロフィール欄に、 「「a bird fiyng alone· ·出身:静岡県菜市立アウシュヴィッツ小学校:同県同市立ラベルヒクスギイ中学校:同県立進学校理数科:一橋大学社会学部:··レヴューが反映されていないのでトピック欄にアップ。08年12月7日テッド·チャン『あなたの人生の物語』12月14日同上『地獄とは神の不在なり』 12月16日同上『バビロンの塔』12月21日トマス·ピンチョン『スロ-·ラーナー』09年5月NNタレブ『まぐれ』··このトピックは「物理学は生物学よりも偉い」とか「医学部ブームのときに学力的にはOKだったが、あえて医学部に進学しようとしなかった」 と言うタイプの方は読まないほうが、宜しいかも知れない。同7月NNタレブ『ブラックスワン」『ガロアその真実の生涯』『和算 の歴史一その本質と発展』『outliers, PB』12月『投資の黄金律』」とあり、この本について書かれていたので、タレブについてブクログで検索するしたら「まぐれ」と同じ著者だと知った。
0投稿日: 2025.03.30
powered by ブクログ現代社会は要素が多いため予測不可能になり、程度はあれ崩壊は避けられない その状況下で、各分岐に対して破滅しない選択肢をとることでいずれリターン勝ちする、みたいな本 確率分布とリターンの分布次第やろと思ったし、 システム崩壊側にかけた時に実際にとれるリターンはいうほど無限大でもないやろと思ったりしたが システムの崩壊は避けられないとしたときのリスクの取り方は考えさせられた (リスク選好しつつ退場しないよう最低の保証を合わせる、という自分がふわっと好きな戦略はバーベル戦略という名前らしい) 著者は金融トレーダーらしいしもっと金融での具体例あれば信頼性増したような 医療や社会崩壊をネガに捉えてなかったりと、人間の完全な管理を是としない感じはかなり親近感と好感がもてた 自分が少数派の考え方である認識なので、 「自分の考えを行動に移さないやつはアホ」を実行できればと思う 主旨とは関係ないが、 労働意義が自分の中で消化できてないのは、エージェンシー問題が基準として重く正しく見えちゃってて、 自分が労働の受け手側になった時に、自然近辺のタスク以外を感謝してないからかもしれない などと思ったり
3投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ読書会に参加するので難しく難解で半分位しか頭に入らなかったけど、ナントカ読み切った。 半脆さとは?!に永遠に向き合いたい人、身銭を切ることの重要性を知りたい人にはオススメ
0投稿日: 2024.10.23
powered by ブクログ多くの具体的事例を挙げ、反脆弱性の持つ強みを様々な角度から述べている。一言で表現するのはのは難しいが、何となく全体を通じて受け取ったメッセージは「将来において絶対なんてものは絶対ない」ということだろうか。 時には失敗もするし、不運にも遭うだろうし、しかし時には受け流しつつ、また時にはその経験から学び以前よりも強く成長する、といった臨機応変さや柔軟な思考が大切であることを理解した。 著者の軽妙な語り口が個人的には読みやすく、また分野を問わず豊富な知識には驚かされる。 一点もし要望するとすれば、全体としてもう少しコンパクトにできるかも?という部分。 多数の事例は理解が深め易い一方で、冗長感も出てしまうのでその点だけわずかに気になった。 他の著書も興味が湧くものが多いのでぜひ読んでみたい。
4投稿日: 2024.06.09
powered by ブクログお喋りな友人はいるだろうか。纏まらない会話を文字数制限無視して喋り倒し、聞いてもいないのに説明口調で話し続ける。勝手に脱線する。ボールキープし続けて、パスも出さないしキャッチボールもしない。自分の足下にボールを落とし、自ら拾って話し続けるのだ。知識もひけらかしたいのだろう、連鎖反応で注釈まで添えてくる。そんな人と会話すると、相槌さえも自殺行為になるから、ただただその場を切り上げる作戦に集中する。文字通り、我々は、そうした存在に時間と寿命を奪われている。 本著は、そうした存在を本に閉じ込めたような仕立てだ。読書に体力がいる。その疲労感により、重みのある読書だという錯覚を味わう事も可能だが、多くは勘違いだ。論理的に、頭の整理をして話そうよ。いや、著者のスタイルを考え直してみる。ここで主張されているのは「反脆弱性」。…無秩序、非線形的、変動性の話だ。なるほど、規則性や体系を否定してきたわけだ。 イライラの一例を本著から示そう。 草食動物は毎日安定的に草を食む。肉食動物は、不定期に獲物を獲得する。だから、人間はタンパク質は断続的に食べる方が良いのだ、と確信したらしい。そうした観点からも断食は身体に良い。万事がこんな調子で、根拠が無さすぎる。それに対して、「自分に理解できないからといって不合理とは限らない」という名言まで登場する。後件肯定の誤謬のような言葉も出てくる。著者自身が、誤謬に取り憑かれている気がする。 しかし、こうした本にエンカウントした場合の対処法がある。会話と同じ。発話の単語から思い付きで横に逸れた論旨は斜め読みしても良くて、拾い読みしながら煩く感じたら畳んでしまう事だ。勿論、球数が多いので、これは勉強になるなという内容も多く、全てを否定するものではない。
17投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログhttps://scrapbox.io/ne-sachirou/Nassim_Nicholas_Taleb%E3%80%8C%E5%8F%8D%E8%84%86%E5%BC%B1%E6%80%A7%E2%80%94%E2%80%94%E4%B8%8D%E7%A2%BA%E5%AE%9F%E3%81%AA%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E5%BB%B6%E3%81%B3%E3%82%8B%E5%94%AF%E4%B8%80%E3%81%AE%E8%80%83%E3%81%88%E6%96%B9%E3%80%8D2012
0投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログ上巻に引き続き、伝えたい1つのメッセージが一貫していて面白い。おそらく下巻の結論部分がそのメッセージなので、なんなら結論だけ読んでも学びはあると思う。
0投稿日: 2023.05.11
powered by ブクログ「なんでも強くしすぎると想定より強い外力に対しては無力。ある程度の弾力が必要だ。」とのメッセージ。 色々なエピソードを交えながら書かれているが長すぎると思う。
1投稿日: 2022.08.27
powered by ブクログ上巻に引き続き、タレブさんの過激な主張が続く。やや横道にそれ、官僚や専門家と言われる人々のポジショントークを批判する箇所が多いが、反脆弱性で説明できるところが面白い。「人々は確率や正しさではなく、脆さに基づいて意思決定をしているという切り口」「定義と説明を間違えないこと」「変化や多様性が大きくなりすぎてシステムに頼りすぎ、結果、分析も説明もできない」というのは、メガバンクのシステム障害などが典型例か。
0投稿日: 2021.12.25
powered by ブクログ元旦早々読み終えました。だってね、テレビがあまりにも面白くないんで、本を読むくらいしかすることないですよ。 さて、本書ですが、ところどころ難解なところはありますが、そうでないところはすんなりと理解&納得できました。会社やその他で付き合っている人に、本書で表わされるような人がいたりするんで、該当するパートはその人を思い浮かべながら読んでみたりしてね。 あんまり、ガチガチに凝り固まって考えるのもよくないようですね。反脆いとは、強いとかの事ではないんですね。事柄に柔軟性をもって対応するというか、何と言うか。かといって、軟弱なわけでもないと。 複雑なこの時代、柔軟性をもって対応するのは必要なスキルですね。
0投稿日: 2021.01.01
powered by ブクログ非常に面白い。 反脆弱性、反脆さは耐久力や頑健さを超越する。衝撃を糧にする。 土地の反脆弱性について。著者の故郷であるベイルートは8回破壊され、8回再建したらしい。今回の爆発で、9回目ということか。 人間の反脆弱性について。心的外傷後成長。心的外傷後ストレス障害とは逆で、過去の出来事で心に傷を負った人々が、それまでの自分より強くなるという現象。 逆に、脆さについて。暇な人は時間を無駄にしてしまう、忙しい人はどんどん仕事をこなす。怠惰が人をダメにする。 システムが反脆ければ、事故やトラブルによってシステムは強くなる。飛行機事故によって、飛行機業界全体は同じ事故のリスクを減らすことができる。経済は巨大な一つのシステムになっているので、連鎖倒産などが起こる。つまり経済のシステムは反脆くない。 物事を決めるときに、いくつも理由があるときは、それをしないほうがいい。理由をいくつも挙げて自分を説得しようとしているからだ。これは人生において使えると感じた。 この本を読んで、多くの人が思うことを自分も思った。 これからは反脆く生きよう、と。 人はいくらでも強くなれる。その意思があれば。
0投稿日: 2020.09.17
powered by ブクログタイトルの反脆弱性というのは、脆弱性の英語「fragility(もろさ)」の対義語がないことから、著者が作り出した造語“Antifragility”の日本語訳。 あらゆる物事は、脆弱、頑健、反脆弱の3つに分けることができ、この本で最も大切とされているのは、この反脆弱性です。 反脆弱性と言われ、ぱっと頭に浮かんだのは、心理学の「レジリエンス」でした。 また、先日読んだ「ネガティブケイパビリティ」も、「不確実性に耐え抜く力」と捉えれば、こちらに当てはまると思っていましたが、この本ではそれらは「頑健さ」というカテゴリーになります。 反脆弱性とは、簡単に言えば、「不確実性を糧にして成長すること」です。 これだけで考えれば、なんだレジリエンスと一緒ではないかと思うかもしれませんが、 反脆弱性は、「能動的に小さな失敗をすることで、成長していくこと」を言います。 人は快適性・利便性・効率性を求めて、リスクやストレスを避けている、と著者は説きます。 また、こうしてリスクを避け続けると、ブラックスワン(システムが一気に崩壊すること)にでくわし、大きな損失を生み出します。 (この箇所を読んで、この本がコロナウイルス関連本の中にあったことの意味がなんとなくわかりました。) 全体を通して読んでいて、この本が素晴らしいと思った点は、筆者が自分の主張と行動を合わせていることでした。 一見、普通なことのようにも思えますが、言っていることとやっていることが矛盾している人はかなり多くいます。 リスクを負うべきだと言いながら、自分だけオプションをもらいながら安全圏にいる人など、数えればきりがありませんが、著者が本の中でバッサバッサと力強い言葉で切り付けていく様は、痛快で、英語がもう少しできたら原本で読みたい、と思うほどでした。 文章に力がこもっていて、日本語訳にもそのエッセンスが見事に詰め込まれていて、文章の奥ゆかしさを改めて実感させられました。 大切なのは、著者の考えを知り、自分ならどうするべきかを導き出すことだと思います。 知識を得るだけでは、脆いと思います。行動に移し、身銭を切り、失敗を繰り返すことで経験は磨かれ、自分だけの経験則(ヒューリスティック)は作られていくのだと思います。 「反脆さ」という考えを知ることにとどめることなく、自らも「反脆弱性」を身につけていきたいですね。
13投稿日: 2020.07.19
powered by ブクログコロナ危機を受けて再読した。本当に素晴らしい本だと思う。ブラックスワンの頃から読んでいないと分からない部分も多いと思うが、この本に書いてあることは類を見ないクォリティと革新性だ。タレブはかなり昔から物事のオプション性の危険性と対処の仕方を様々な形で話している。冗長である事や細かな間違いを全体に反映する事ができる事が非常に重要であること、合理的な手法や様々な仮定の上に成り立つエセ科学的な理論の危険性を繰り返し指摘し、脆弱ではない事とはどのような事かを説明する。その内容は圧倒的だと思う。パンデミック後の社会を考える上で非常に重要だと思う変わらないだろうと思いつつ、この本の偉大さに感じ入る。
0投稿日: 2020.06.20
powered by ブクログ面白かった 著者のタレブには今後も注目して行きたい 最近も新しい本の日本語訳が出たらしいので読んでみたいと思った
1投稿日: 2020.04.12
powered by ブクログ「ブラックスワン」の提唱者として有名なリスク工学の研究者であり、トレーダーや哲学者の顔も持つ著者が、社会や経済がリスクを予測して回避するよりも、むしろリスクを活用して強くなる「反脆弱性」を養うことの必要性を説いた啓発書。 過度な医療行為が免疫力低下による大病を招いたり、森林環境の人工的な管理が破壊的な山火事につながるのと同様、企業の経済活動や社会システムにおいても、「リスクは予測可能であり、回避すべきものである」という思い込みは、むしろ不確実性と複雑性の高い状況で、大規模な金融危機のような予測不能な事態(ブラックスワン)が発生した際にシステム全体の破綻を招く脆弱性を助長する。 著者は、リスクを予測しようと無駄な努力をするよりも、むしろ許容可能なリスクや失敗は学習の糧として積極的に取ると同時に、ブラックスワンの発生がプラスに作用するオプションを確保することで、単にリスクに対して頑健なのではなく、リスクを活用して更に強くなる「反脆さ」を身に着けるべきであり、それは目的論に基づく学術的な理論ではなく、実践的な経験値として試行錯誤を通じてのみ獲得できると主張し、今日の科学偏重の風潮に警鐘を鳴らす。 著者はまた、自らは”身銭を切る”、つまりリスクを負うことなく、ダウンサイドを他者に押し付けて無償で利得を得る学者や大企業を舌鋒鋭く批判しており、このような著者のエスタブリッシュメント層に対する極度に批判的な論調、少々ウィットの効き過ぎた冗長的な表現、それに耳慣れない「反脆弱性」というタイトルが本書を分かりにくくしている面は否めない。とはいえ、著者の主張自体は正論であり、トレーダーとしての実務経験に裏打ちされた実践的な哲学には耳を傾ける価値がある。社会・経済システムというマクロな視点とともに、リスクテイクという観点から読者自身の今後のキャリアや人生をも再考する機会になり得る良書。
0投稿日: 2020.02.24
powered by ブクログ"すべてのものは変動性によって得または損をする。脆さとは、変動性や不確実性によって損をするものである。" まさに千里眼。「反脆い」という独特の概念を用いて森羅万象の本質を捉え、より善く賢く生きる術を説く。また、民衆を踏み台にして反脆さを暴利の如く貪る人々を批判する言葉は痛烈。
0投稿日: 2020.02.16
powered by ブクログ「まぐれ」「ブラックスワン」のタレブの本。 この人の本は久し振りに読んだけど相変わらずのキレキレ。文句なしにおもしろい。 反脆弱性の概念は一見分かりにくいのだが、 ながーい上下巻を通してイヤと言うほどエッセンスを語られるのでおぼろげながらも言いたいことは掴めてくる。 今まで教えられてきたリスクの観念とか、 投資の観念からは際立って異なるかんがえかたなので、 タレブの言っていることは頭では理解できるものの、 どこまで実践できるかというとなかなか難しい。 でも、今後本を読む際に、批判的な見方やタレブ的な見方をする事もすごく大事という観点をもてたのは良かったと思う。 ブラックスワンよりだいぶ難しい気がするので、 タレブファンにはオススメ。いきなりこれから読むと面食らうかな。
1投稿日: 2019.11.10
powered by ブクログ上巻につづき、おすすめの本です。 七面鳥問題というものがあります。 七面鳥はかいがいしく世話をしてくれる飼い主からの愛を毎日感じて生きています。今まで毎日受けている世話という"データ"によると、今後もずっとこの幸せな生活が続くことが予測できる、と七面鳥は考えました。この幸せが終わりを告げる、という証拠はどこを探しても見つからないのですから。しかしクリスマスイブがやってくると、七面鳥は屠殺されて飼い主の食卓に並びましたとさ。 著者は、今までのデータを元にして今後を予測するのはとても困難であることの例として、この七面鳥問題を挙げています。"証拠がない"ことは、"ないことの証拠"ではないのです。 馬鹿馬鹿しいと思うかもしれませんが、実際多くの人はこの七面鳥と同じような間違いをおかしています、 例えば2008年頃の投資家達。彼らはこの成長が終わる"証拠はない"、として、今後もこの成長が続くと"予測"していました。しかしリーマンショックによってその成長は終わりを告げます。 この七面鳥の誤謬からわかるように、現実世界という極めて複雑なシステムにおいては、予測というのはほぼ無意味です。どんなにデータがあっても、この予測不可能性は原理的にかわりません。 上下巻を通して、著者はこのような世界でどう生きていくか、についての方針を与えます。 この下巻の付録にはグラフを用いたわかりやすい解説があり、本編でなんとなくの理解で終わっていたものも、数学的、視覚的な表現で理解を深められるようになっています。
2投稿日: 2019.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても示唆に富む本なのだけど、色々考えてしまって進みませんでした。でも、もう少し通して理解しないといけない内容でした。自分もモデルを作っていたからわかるけど、モデルは基本的に線形結合。特に一昔前の多変量解析は線形推定検定論以外の何物でもない。ただ、こうした推論で行くと、どうしてもテールの事象、すなわち出現確率が小さくて、でも起こった時のエクスポージャーが大きなものは過小評価されてしまう。特に損失期待値などを出そうものなら、頻度の小ささでエクスポージャーの大きさを見失ってしまう。ただ、テール事象は思ったほど起こらないことではない。そして起こった時に関連性があって、連鎖的に起こる事象も無視できない。その時のエクスポージャーの大きさは推論の域を超えているかもしれない。それから、昔からあり淘汰されていないものが正しいという考え方。リスクを取っている奴が偉いという考え方。どれもこれまでの自分の思考と違うように思うけど妙に説得力がありました。この辺が消化しきれていないけど、とても気になった点。いずれまた整理します。
2投稿日: 2018.10.14
powered by ブクログ下巻で印象に残ったのは、「否定の道」と「身銭を切る」という所。舌鋒鋭く他者を批判するところは、読んでいて楽しい物ではなかった。アメリカ人だとスッキリするのかな? 294 ページに、この本の本質を表す言葉が紹介されている。 「全てのものは、変動性によって得または損をする。脆さとは、変動性や不確実性によって損をするものである。」 反脆さは、変動性によって損をしないといったところか… 医原病とか、まあ、なんとなくそうなんだろうなぁ〜とか頭の片隅に残る情報が多かった感じで、結局のところ、反脆さの例を長々と読まされ、モヤっと感が残った。 シンプルに長過ぎる本。
2投稿日: 2018.09.25
powered by ブクログセネカの非対称性の思想やマット・リドレー引用箇所の非線形性のメリットを捉える事ができれば不確実な現代社会でも十分生きていけるのかもしれないが実践することはそんなに簡単ではない事を注意すべきか。技術が科学よりも先に来るという捉え方には大いに納得できた。大変面白かった。
1投稿日: 2018.08.14
powered by ブクログ人は確率の大小ではなく脆さに基づいて決定を下している。言い換えれば、「正しい」「正しくない」ではなく、脆さに基づいて主に意思決定をしている。 ひと言でいえば犠牲だ。この「犠牲」という単語は「神聖」と関係がある。つまり、俗世とは切り離された聖なる世界に属する行為なのだ。
1投稿日: 2018.07.01
powered by ブクログ相変わらず書き口が難しいものの、上巻より面白い。世間の常識に一石を投じている。エスタブリッシュメントに読ませたい。
0投稿日: 2018.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
教科書の"知識"には、ある次元が抜け落ちている。平均の概念と同じで、利得の隠れた非対称性が見落とされているのだ。世界の構造を研究したり、「正しい」か「正しくない」かを理解したりするのではなく、自分の行動のペイオフ(対価)に着目するという発想が、文化史の中からすっぽりと抜け落ちてしまっている。恐ろしいくらいに。いちばん大事なのは、ペイオフ(事象によって生じる利得や損失)であって、事象そのものではない。p42
2投稿日: 2018.01.29
powered by ブクログ上巻より悪口が多いかな?ということで★4つ 結論の抽出内容が、この本のすべて。ただし、意味を理解し味わうためには、本を最初から最後まで読まなければならない。 「すべてのものは変動制によって得または損をする。脆さとは、変動制や不確実性によって損をするものである。」 さて、2018年のバブルへの対象方法はどうするべきか?暴落の確率を計算するよりも、暴落した場合の保険をかけておくことが重要。自分事で保険がかけれるか?デブのトニーになって、暴落しても大儲けするOPTIONを検討しよう!
1投稿日: 2018.01.13
powered by ブクログ・論理は道徳や政治の真実を明らかにするには役立たない道具。真実はニュアンスの中にある ・脆さの見分け方 身の回りにある非線形的なものを見極める ・「この本には新しい内容がない」と書いてきた人たちが別の全例をあげた場合は実質的に新しい内容がある ・もろいものは、累積的な影響は合計と同等の1回の巨大な衝撃がもたらすよりも小さい。反脆いものは、衝撃が増すと利益の増える度合いは大きくなっていく ・カモは議論に勝とうとする。カモじゃない奴は勝とうとする。 ・身銭を切らないのは非対称性、オプション性がある。身銭を切らない評論家は当てにしない(公務員、評論家、政治家、アナリスト) 結論 すべてのものは変動性により得も損もする。脆弱性とは変動性や不確実性により損をするものである。
1投稿日: 2017.12.02
powered by ブクログ本書で語られる基本的な概念については、前作「ブラック・スワン」とそこまで大きく変わるものではない。ただ、本書が前作と大きく異なっているのは、不確実性と倫理に関する問題である。 本書では、不確実性をうまく利用して、自らはダウンサイドのリスクを取らずにアップサイドの果実だけを手に入れるような存在が徹底的に否定される。その根底には、そうした存在が倫理的な観点から許されざるものである、という著者の強い意志がある。 腹を切って死ぬべきなのは誰か?そろそろ血が流されるべきなのかもしれない。自戒の念も込めて。
1投稿日: 2017.10.21
powered by ブクログレビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12315989950.html
0投稿日: 2017.10.02
powered by ブクログ『THE SINGULARITY IS NEAR』の著者レイ・カーツワイル氏のことを、タレブ氏は「対極にある」(要は「嫌い」)と言っているが、私は両者とも大好きで現代を象徴する思想家であり実践家だと思う。タレブ氏は連続性を断絶させる不確実性を「ブラック・スワン」という概念を以って説明してみせたが、本書ではさらに昇華し、「反脆弱性」という新語を用いて非線形におけるダウンサイドとアップサイドの非対称性を見事に解き明かす。 タレブ氏の発言はやや棘があり誤った認識も見受けられるが、無責任で言いっぱなしのエージェンシーたちへの痛烈な批判は痛快だ。ダウンサイドが限定的かつオプション性がありアップサイドが∞であることを見極められるリスクテイカ―こそ世界を変える者たちだ。『ブラック・スワン』がエポックメイキング的概念であったように、彼らの行動を讃え推奨する『反脆弱性』の理解は転換点をもたらしえるかもしれない。
1投稿日: 2017.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
脆いものとは、まだ壊れていなくて、しかも非線形的な効果(つまり極端で稀少な事象)にさらされているものである。というのは、小さな規模(速度)の影響を受けることよりも、大きな規模(速度)の影響を受けることのほうがまれだからだ。(中略)私たちは、ごく小さな変化や衝撃の累積的な影響には左右されないということになる。つまり、小さな変化や衝撃がもたらす影響は、大きな変化や衝撃がもたらす影響よりも、不釣り合いに(非線形的に)小さいということになる。(pp.59-60) 未来を想像してみなさいと言われると、私たちは現在を基準にし、未来予想を作り上げる。現在に新しい技術や製品、いわばもっともらしいものをつけ加えて、過去の発展の延長線上を考えるわけだ。しかも、今の私たちの理想郷に従って社会を描くので、その大半は私たちの希望が占めている。悲観論者と呼ばれる一握りの人たちを除けば、未来はほとんど私たちの願望どおりに描かれるわけだ。(p.127) 私たちは、大きな役割を果たしているけれど変化しないものよりも、変動や変化のあるものに注目してしまう。人間は携帯電話よりも水に依存しているが、水は変化せず、携帯電話は変化するので、携帯電話が実際よりも大きな役割を果たしていると考えがちだ。また、若い世代のほうがテクノロジーに積極的なので、彼らのほうが色んなことを試しているように見える。でも、そういう実験があんまり定着したいという事実には気づかない。(p.139) 宗教には、何でも科学にしたがる頭の固い科学万能主義者たちには見えない目的がある。そのひとつは、科学主義、つまりそういう連中から人間を守ることだ。墓石に刻まれた碑文を見ると、医者に教えなかった命を救ってくれた神々のために、噴水や神殿を建てる人々の様子がうかがえる。ところが、私たちは干渉バイアスや医原病を食い止める宗教のメリットに目を向けることはめったにない。たいていの状況(軽い病気)では、医者に行くのを引き留め、何もしない(つまり自然に治療を委ねる)機会を与えてくれるものは、人間にとって有益だ。(p.207) デブのトニーにとっては、自己所有権こそが自由人の定義そのものだった。つまり、普段なら絶対にしないような行動を強制させられることのない人間だ。(中略)臆病者は生まれつき臆病者なのであって、作られるのではない。どれだけ自立しても、どれだけ金持ちになっても、臆病者は臆病者のままだ。(pp.278-279)
1投稿日: 2017.09.21
