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反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方
反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方
ナシーム・ニコラス・タレブ、望月衛、千葉敏生/ダイヤモンド社
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総合評価

41件)
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    ●2025年3月30日、2024年に確か高木社長が読んでいて上下購入した。 ●2025年3月27日、【経緯】メルカリでキーワード「低位株」で出てきた「急騰低位株で1億儲ける!株式トレード本 売買のスキルとパターンを伝授」を出品してる人が他に出してた本「ゲイリー・スミスの短期売買入門 ──ホームトレーダーとして成功する秘訣」のAmazonレビューで 6sigma6 さんという方のレビュー一覧を見ようとプロフィールに飛んだら、プロフィール欄に、 「「a bird fiyng alone· ·出身:静岡県菜市立アウシュヴィッツ小学校:同県同市立ラベルヒクスギイ中学校:同県立進学校理数科:一橋大学社会学部:··レヴューが反映されていないのでトピック欄にアップ。08年12月7日テッド·チャン『あなたの人生の物語』12月14日同上『地獄とは神の不在なり』 12月16日同上『バビロンの塔』12月21日トマス·ピンチョン『スロ-·ラーナー』09年5月NNタレブ『まぐれ』··このトピックは「物理学は生物学よりも偉い」とか「医学部ブームのときに学力的にはOKだったが、あえて医学部に進学しようとしなかった」 と言うタイプの方は読まないほうが、宜しいかも知れない。同7月NNタレブ『ブラックスワン」『ガロアその真実の生涯』『和算 の歴史一その本質と発展』『outliers, PB』12月『投資の黄金律』」とあり、この本について書かれていたので、タレブについてブクログで検索するしたら「まぐれ」と同じ著者だと知った。

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    投稿日: 2025.03.30
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    読書会参加のためナントカ読み切ったが、難しい… 一見、危うくないものの危うさ、脆弱に見えるものの真の強さ。 著者が毛嫌いしている職業について、何故そこまで??と、疑問は残った。 また、コカ・コーラやティファニーが成功を収めるまでに業界を変えチャレンジを繰り返したことを初めて知った。コカ・コーラは味から合点がいった。 読めば読むほど、読み込めば読み込む程、味わい深い本。

    0
    投稿日: 2024.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    風はろうそくの火を消すが、炎を燃え上がらせる。風は避けるのではなく利用する。 耐久性や頑健性ではなく、反脆いものは、耐えるだけでなく利用する。 リスクを計算するのではなく、利用する方法を学ぶ。 危機を生み出しているのは身銭を切らない人たち。 ブラックスワンは後で考えると、予測が可能だったかのように見える。まれなことは発生頻度は計算できない。 「ソビエト=ハーバード流の錯覚」=科学的知識の適合範囲を非科学的に過大評価する現象。 ホルミシス=少量の毒が効用を持つ=低容量の放射線が役に立つ場合がある。ホメオパシーとは違うもの。 過剰補償のメカニズム=くたくたになったら休むよりも別の運動をした方がいい。急ぎの仕事は忙しい人に頼む。声を抑えたほうが、聴こうとして集中させる。 タクシー運転手、売春婦、配管工、大工、歯科医、仕立屋などの職人は、収入は不安定だがゼロにはならない=高給取りの勤め人より反脆弱性は高い。 人生は少しランダムなほうが安定する。 予測する人は破綻する。予測屋が外れることに賭ける。 他人の評価は残酷で不平等=同じ土俵に上がらないことが一番いい。どう評価されようと構わない立場。 成功は非対称性を生み出す=失うモノがはるかに多くなるため臆病になる。セネカは頭の中で財産を帳消しにした。失う痛みを感じなくするよう感情をコントロールした。=反脆弱性とは、良い意味での非対称性の状態。 バーベル型の解決=中間はさほど儲からない。多くを安全資産にし、10%程度を失うつもりでハイリスクに賭ける。両極端の用を即見合わせる。 生物界のバーベル戦略=鳥は安定した相手とつがいになり、浮気によって優秀な子を得る。 重大な危機に注目して小さな失敗には目をつぶる。 黄金の中庸を避ける。バーベル戦略で人生が豊かになる。 人間は因果関係の錯覚に陥りやすい。歴史を記すのは時間を持て余した学者という敗者。

    0
    投稿日: 2024.05.13
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    非常に本質的なものとして 利益に上限があり、損失が無限に欠けるのではなく 損失は限定でも、利益の可能性は無限にベットする これがこの本の本質ではないか 金持ちはこれを実行しているのであろう

    0
    投稿日: 2024.04.15
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    言いたい事は、分かる気もするが。 一つ抽象概念を打ち立て、これも当てはまる、こんな良い事がある、という創作本であり、こじ付けにも見えるので取り留めがない。「反脆弱性」という概念だが、ホルミシス反応とか、具体例でいうと、恐らくワクチン反応みたいな事だろうし、失敗は成功のもと、とか。他にも、心的外傷後成長、雑音が集中力を高めると言うような過剰補償、一定限度までであればストレスがプラスに働く効果とか。骨は一時的なストレスがかかると密度が高くなる。 そういう作用はあるだろうが、それらを抽象化させて反脆さ、と言われても。当てはまらない例も無数にあるが、それを無視してはあまり論理的な話ではないし、何だか一方的で気になって素直に読めない。読みながら、だから何?と、本当にそう?と、いや、じゃあこういう場合は?が頭に浮かぶ。頑健さだって必要なのだから。 また、反脆さなど言わなくても、脆性には靭性という対義語があって、それを打たれ強さとして理解して不確実性に立ち向かっても良いだろう。ならば、結局は、言葉遊びかな、と。 下巻も読んでみよう。

    14
    投稿日: 2023.12.15
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    https://scrapbox.io/ne-sachirou/Nassim_Nicholas_Taleb%E3%80%8C%E5%8F%8D%E8%84%86%E5%BC%B1%E6%80%A7%E2%80%94%E2%80%94%E4%B8%8D%E7%A2%BA%E5%AE%9F%E3%81%AA%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%8D%E5%BB%B6%E3%81%B3%E3%82%8B%E5%94%AF%E4%B8%80%E3%81%AE%E8%80%83%E3%81%88%E6%96%B9%E3%80%8D2012

    0
    投稿日: 2023.08.20
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    antifragile(反脆い)という新概念をものすごく丁寧に、体に染み込ませるように教えてくれる1冊。冗長と感じる人もいるかもしれないが、好きなところだけ読めばいいのではないかと思う。

    0
    投稿日: 2023.05.11
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    日経新聞2017826掲載 評者:小関広洋(上武大学国際ビジネス学科教授,会計学) 日経新聞202324掲載 評者:藤野英人(レオス・キャピタルワークス会長兼社長,最高投資責任者,東京理科大学上席特任教授,早稲田大学政治経済学部非常勤講師,叡啓大学客員教授,)

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    投稿日: 2023.02.07
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    「なんでも強くしすぎると想定より強い外力に対しては無力。ある程度の弾力が必要だ。」とのメッセージ。 色々なエピソードを交えながら書かれているが長すぎると思う。

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    投稿日: 2022.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「反脆弱性って?」って質問されて、スラスラと説明できる自信はないけど、フワッと理解しつつ、ふんふんと面白く読み進んだ。 若い時分には、理屈が(自分なりに)完全に消化できないと先に読み進めなかったが、もうそんなにヒマじゃないしな。個人的にはこのくらいで満足、下巻も読む。 第6章後半にある、ランダム性の必要性の話が面白かった。ビュリダンのロバ、確率共鳴、冶金の「焼きなまし」…果てはカオス系の安定に繋がるとは。そう言えばマニキュアを塗ってる最中、擦れたり引っ掻いたりしちゃった時には、ヘタに触らないで放置すると均されたりしてるよな…って、ん?アレは表面張力か。

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    投稿日: 2022.01.14
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    「ブラックスワン」のタレブさんの著書。できるだけ堅牢なシステムを作ろうとしたり、安全神話を信じてしまうことが多いが、「想定外=ブラックスワン」のことが起こると、予想以上の被害(あるいは利益)が発生することがある。これに対抗する唯一の術が「脆弱性」であるという説。毎年軽い風邪にかかった方が深刻な伝染病にかかりにくいとか、多少のプレッシャーやストレスがあった方が成長しやすいとか、日常にもこういった脆弱性を活用する「反脆弱性」のメリットが多いということ。言い換えると、変化を好むことこそが安定につながるということで、大企業とスタートアップの関係にも似る点が多く、参考になる。

    0
    投稿日: 2021.12.25
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    4年ぶりに再読。 将来の事は誰も予測できないので、将来を予想して計画を立てて安定するよう管理するよりも、ある程度の変動はある物と考え、変化に耐えられるよう備えていく方が結果的に良くなる事を、種々事例をあげつつ、前者を実践している実在の人物を批判している本。 ボリュームは多く、事例説明が多いので中々読みにくい感はあるが、自分が実際に感じ取っている事と似通っているので、この本の主張は正しいと私は思います。 この後ようやく下巻に入るが、時間をかけて読み進めていきたいと思う。

    0
    投稿日: 2021.12.18
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    【感想】 柔軟な組織、とはどのような存在だろうか。 オフィスでも自宅でも働ける、ライフワークバランスがしっかりしている、仕事の進め方が個人の裁量に任されている、さまざまな要素が挙げられると思う。 しかし、私は「不測の事態が起こってもリカバリーが効く組織」のことだと思っている。 例えば、各員の仕事を他の人が共有している組織だ。事故や病気によって誰かが欠けても、他の人が代わりに仕事をすることができる。一人だけでなく全員が全員の進捗を把握していれば、互いにパスし合いながら仕事を進められる。 各人のスキルに依存しすぎていない組織、と言えるかもしれない。 本書ではこうした組織を「反脆弱な組織」と呼んでいる。 反脆弱な組織とは失敗を起こさない組織ではなく、失敗が起こってもそれを最小限の被害に留め、次の進化の糧にする組織だ。ミスをリカバリーし、失敗を繰り返すたびに組織が強くなっていく。 本書の面白いところは、その「反脆弱」をテーマにして、金融業界や経済学者たちに痛烈な皮肉をかましていることにある。 ウォール街とワシントンのエリート層たちが、サブプライムローンという国家的詐欺行為に加担していた。彼らはMBAで教わった大層な予測モデルや経営分析によって、「市場」という有機的なシステムの未来予測を立てようとした。しかしながら、歴史が語るとおりビジネスは大失敗し、彼らの欺瞞が暴かれた。それにも関わらず、国は彼らを救済し、結果として他の国民が割を食っている。 筆者は、彼らが行った詐欺行為――市場分析や経済予測といった占いまがいのビジネスも含む――に怒りをぶつけ、同時に、経済がそうした詐欺行為抜きでは回らなくなっていることを強く批判している。そのうえで持続可能な世界を考え、「それは反脆弱型のシステムである」と提言しているのだ。 アイロニーたっぷりでパンチの効いた一冊。かつ、今後の経済を考えるうえでも貴重な情報源となりうる本だろう。 【本書の概要】 本書は、次のふたつを前提として書き始めている。 (1)ブラック・スワン(極端な事象が人々に深刻なダメージを与えること)が社会や歴史を支配していること。そして、人間がブラック・スワンを理解できると思いこんでいること。 (2)非線形性が激しいところでは、何がおこるかなんてわかったものじゃないこと。 「脆さ」とは「変動性を好まないもの」である。「変動性を好まないもの」はランダム性、不確実性、無秩序、間違い、ストレス、未知のもの、時の変化などを嫌う。 これと正反対の概念が「反脆さ」「反脆弱」である。反脆弱は失敗を念頭に入れている。失敗によって壊れるシステム(失敗しないように動くシステム)ではなく、失敗があってもそれを吸収することのできるシステムが反脆いということだ。 脆いシステムは、物事が計画通りの針路に従うかどうかに依存している。逸脱は少なければ少ないほど良く、脆いシステムでは予測性の高いアプローチが必要になる。 一方、システムが反脆い、つまり逸脱を好む場合、そして未来の事象にどれだけばらつきがあってもかまわない場合には、間違うたびに情報という価値が手に入る。 変動性やランダム性、ストレスを奪うことはかえってシステムの反脆さを増す。 トップダウン的なもののほとんどが脆さを生み出し、ボトムアップ的なものはみな、適度なストレスや無秩序のもとで成長していく。 【本書のまとめ】 1 脆弱 頑健 反脆弱 脆いものは平穏を求め、反脆いものは無秩序を成長の糧にし、頑健なものは何事にもあまり動じない。多くの物事はこの三つ組のうちのどれかに当てはまる。 長続きするシステムには一定のストレスやかき混ぜが必要である。 2 過剰補償と過剰反応 イノベーションを起こすには自分からトラブルに足を突っ込むことだ。最初の発明や何かを作ろうという努力が思ってもみない副作用をもたらし、必要を満たす以上の大きなイノベーションや洗練へとつながっていく。 痛めつけられた筋肉が超回復で大きくなるように、失敗への過剰反応で巨大なエネルギーが解き放たれたとき、イノベーションが生まれるのだ。 過剰補償とは冗長性の一種である。人間に備わっている無駄な器官、銀行が保有している余分な現金など、「いざというときのストック」のことだ。 過剰補償を行っているシステムは、必ず背伸びモードにある。今よりも悪い結果に備えたり、危険が迫っているという情報に反応したりして、予備の容量や力を蓄えるのだ。 そして、反脆さがストレスや傷に対する過剰反応や過剰補償を呼び覚まし、更に強い存在へと進化する。 3 生命と無機物 有機体は複雑系で、無機物は非複雑系である。 命あるものは、みなある程度は反脆い。対して無機物は、ストレスがかかると、物質の疲労や破壊につながる。 有機体や動的なシステムが正常な状態を保つには、一定の変動性、ランダム性、継続的なストレスが必要だ。だから、変動性を奪うとかえって有害になることもあるのだ。 そして、現代生活の大部分は、変動性を排除し、安全を提供してきた。それは確実に寿命を伸ばしたが、同時にあらゆるものを慢性的なストレス障害にした。 4 反脆さの中にある脆さ システム全体を反脆くするためには、システム内部に脆い部分が必要なこともある。 レストラン業界を想像してみてほしい。レストラン業界が金融業界と違って破綻の憂き目に遭遇していないのは、個々のレストランが潰れ、新しいレストランが生まれ続けているからだ。 一方、個々のレストランが決して潰れなければ、業界全体は停滞してしまう。まさにソ連のように生産性が低下してしまうのだ。 反脆さを逆手に取ったのが「進化」のメカニズムである。生命に寿命を設けて、世代間で修正を行う。生物という脆い存在に残った遺伝子が、ある程度のノイズや撹拌を行い、種の絶滅につながるような極端な衝撃を食い止めている。ランダムな形質が環境に合致するものと合致しないものを生み出し選別することで、種全体の反脆さを保っているのだ。 脆いシステムは、物事が計画通りの針路に従うかどうかに依存している。逸脱は少なければ少ないほど良く、脆いシステムでは予測性の高いアプローチが必要になる。 一方、システムが反脆い、つまり逸脱を好む場合、そして未来の事象にどれだけばらつきがあってもかまわない場合には、間違うたびに情報という価値が手に入る。 飛行機の墜落事故、船の沈没、メルトダウン。こうした失敗が起きるたびに、システムは改良され、より安全になる。それはシステムが反脆く、小さな失敗を活かすようにできているからだ。 これと同様のことが経済全体で起こっている。経済全体が反脆く、進化するためには、個々の企業が脆く、破綻の可能性を持っていることが欠かせない。進化が起きるには、生物が死滅し、別の生物で置き換えられる必要がある。そうでなければ、いつまでたってもシステム全体は改善しないからだ。 システムの反脆さは個人の犠牲によって成り立っている。 しかし、経済システムについては、このモデルを政府がぶち壊しにしている。 グローバル化した経済システムはひとつのものとして機能しているため、飛行機の墜落のような「小さい失敗」を吸収できず、次々と膨らんで大きな失敗になっていく。 そのため、政府はたいてい、被害がほかの企業に及ぶのを避けるために、大きくてつぶせない一部の企業を優遇している。これは健全なリスクテイクとは逆の行いである。 唯一の安全策は、誰かが破綻してもほかの人々が巻き添えをくらわないシステムを構築することである。 5 ランダム性はすばらしい 変動性を人工的に抑えることの問題点は、システムが極端に脆くなることだけではなく、同時にリスクが見えなくなることである。安定を課すことで安定を実現しようとすると、ブラック・スワンが起こった時に一気にしきい値まで吹っ飛び、安定が消滅する。 私たちは、分野を問わず、科学的な予測というものを無条件に信頼している。そして、当てになるかどうかにかかわらず、未来を単純な数値で語ろうとする。 システムに「自然に」備わっている反脆さや自浄能力を無視することはやめよう。われわれは、そこまで干渉しなくていい分野に手を出し、確固たる干渉が必要な分野に手を出していない。 大切なのは、システムに干渉する場合と放任する場合を定める、体系的なルールを設けることである。 頑健なシステムや反脆いシステムでは、脆いシステムほど正確に世界を理解する必要はないし、予測も必要ない。測定不可能で予測不能なものは、永久に測定不能で予測不能だ。 事象が起きたあと、私達が反省すべきなのは、事象そのものを予測できなかったことではなく、脆さや反脆さを理解していなかったことについてだ。 ほとんどの人々が理解していないことだが、先延ばしは、物事を自然の成り行きに任せ、反脆さを働かせる、人間の本能的な防衛手段なのだ。もちろん、絶対にやらなければならないことを先延ばしにしてはいけない。そうではなく、「結果が変わること」に過度に干渉しないことが大切である。 データに触れれば触れるほど、「信号」と呼ばれる貴重な情報よりも、ノイズに触れる可能性は不釣り合いに高まっていく。ノイズ対信号比が高くなるからだ。 また、自然環境では、ストレスは情報である。だから、過剰な情報は過剰なストレスとなり、反脆さの限界を超えてしまう。 大切なのは、データにたくさん触れることではなく、生死に関わる重大な信号とノイズを間違えないことである。 6 バーベル戦略 バーベル…両端に極端な重りがあり、中央に何もない状態を指すこと。バーベル戦略とは、中間にあるものに手を加えずに、アップサイドとダウンサイドを両方組み合わせた行動をとること。 例えば、一週間のうち3日だけ思い切り執筆し、あとの4日は何もしない、というように、一つの物事を振り切る形で行うのがよい。

    8
    投稿日: 2021.05.03
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    『#反脆弱性』 ほぼ日書評 Day329 男は叩かれて強くなる(カネボウ薬用「紫電改」)かと…。 "untifragile"、海外に品物を送ったりする時に使う "fragile"(壊れ物、割れ物)の「アンチ」である。邦訳では「反脆さ(はん・もろさ)」という、やや苦しい訳語を用いているが、通常なら折れたり壊れたりするような目に遭うことで、その強さを増すような様を指すものだということだ。 例の『ブラックスワン』の著者で、書評でこちらの方が読みやすいというのを見て手に取ったが、全く相容れない。上下巻だが、下を見ることは無かろうな。 https://amzn.to/3tbyzpK

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    投稿日: 2021.01.31
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    正直、ところどころ難解に感じるところもあるが、全体通してみると非常に納得できる話になっている。って言うか、本書で取り上げられている事例に該当するような、同僚、上司がいたりして「あー、なるほどな」と思うこと少なからず。

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    投稿日: 2020.12.26
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    非常に面白い。 反脆弱性、反脆さは耐久力や頑健さを超越する。衝撃を糧にする。 ベイルートは8回破壊され8回再建したらしい。今回の爆発で、9回目と言うことか。 心的外傷後成長。心的外傷後ストレス障害とは逆で、過去の出来事で心に傷を負った人々が、それまでの自分より強くなると言う現象。 暇な人は時間を無駄にしてしまう、忙しい人はどんどん仕事をこなす。怠惰が人をダメにする。 システムが反脆ければ、事故やトラブルによってシステムは強くなる。飛行機事故によって、飛行機業界全体は同じ事故のリスクを減らすことができる。経済は巨大な一つのシステムになっているので、連鎖倒産などが起こる。つまり経済のシステムは反脆くない。

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    投稿日: 2020.09.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても難解な本だった。著者は、脆さに着目することが大事だという。脆いの反対が、反脆い(はんもろい)だ。 不確実なことに対して、筆者が推奨するのがバーベル戦略。バーベルは、両端が極端に重くて、中央には何もない形をしている。 これと同じように、極端な安全策と極端なリスクテイクをとったほうが成功する可能性が高いと考えている。 例えば、過去の偉大な作家は、外交官や公務員とある程度時間のある仕事に就きながら、一方で執筆をしていた。森鴎外などが該当する。 バーベル戦略は、不確実性を排除するのではなく、不確実性を手なずけることにつながる。 ブラック・スワンとは、巨大な影響をもたらす、大規模で、予測不能で、突発的な事象を意味している。 私たちは、ブラック・スワンを追跡することなど到底無理だし、衝撃の起こる確率を測定することもできない 月並みの国と果ての国が興味深い。 月並みの国とは、毎日小さな変動があるものの、ブラックスワンのような大きな変動が一気に来ないシステムのこと。 果ての国とは、普段の変動は少ないのに、何かの機会でとてつもない変更が起こるシステムのこと。 例えば、私たちの体重が月並みの国。現在の新型コロナ騒ぎは、果ての国の現象。中央集権型の政府にはうまく適応できるが、果ての国に対しては無力である傾向が高い。 また、よいシステムと、悪いシステムの話も印象的だった。 よいシステムは、失敗が起きるにしても小さく、独立している。 例えば、航空業界。飛行機は、墜落する度、次の墜落の可能性が小さくなる。 反対に、銀行は破綻すると、次に破綻する可能性が高くなる。

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    投稿日: 2020.04.11
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    「ブラックスワン」の提唱者として有名なリスク工学の研究者であり、トレーダーや哲学者の顔も持つ著者が、社会や経済がリスクを予測して回避するよりも、むしろリスクを活用して強くなる「反脆弱性」を養うことの必要性を説いた啓発書。 過度な医療行為が免疫力低下による大病を招いたり、森林環境の人工的な管理が破壊的な山火事につながるのと同様、企業の経済活動や社会システムにおいても、「リスクは予測可能であり、回避すべきものである」という思い込みは、むしろ不確実性と複雑性の高い状況で、大規模な金融危機のような予測不能な事態(ブラックスワン)が発生した際にシステム全体の破綻を招く脆弱性を助長する。 著者は、リスクを予測しようと無駄な努力をするよりも、むしろ許容可能なリスクや失敗は学習の糧として積極的に取ると同時に、ブラックスワンの発生がプラスに作用するオプションを確保することで、単にリスクに対して頑健なのではなく、リスクを活用して更に強くなる「反脆さ」を身に着けるべきであり、それは目的論に基づく学術的な理論ではなく、実践的な経験値として試行錯誤を通じてのみ獲得できると主張し、今日の科学偏重の風潮に警鐘を鳴らす。 著者はまた、自らは”身銭を切る”、つまりリスクを負うことなく、ダウンサイドを他者に押し付けて無償で利得を得る学者や大企業を舌鋒鋭く批判しており、このような著者のエスタブリッシュメント層に対する極度に批判的な論調、少々ウィットの効き過ぎた冗長的な表現、それに耳慣れない「反脆弱性」というタイトルが本書を分かりにくくしている面は否めない。とはいえ、著者の主張自体は正論であり、トレーダーとしての実務経験に裏打ちされた実践的な哲学には耳を傾ける価値がある。社会・経済システムというマクロな視点とともに、リスクテイクという観点から読者自身の今後のキャリアや人生をも再考する機会になり得る良書。

    2
    投稿日: 2020.02.24
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    前半微妙だったけど、後半畳み掛けるように面白かった 口は悪いけど、反脆弱性という概念はとても面白いと思う 下巻も読みたい

    1
    投稿日: 2020.02.12
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    「貧子は困苦に当って、己れを鍛練し  富子は安逸に流れ、己れを柔弱にする」  ここには、本書のテーマの「反脆さ」という概念が  表現されてるように思いますね。 ◇久しぶりに、自身の考え方に影響を与えてくれる  本に出会えました。  著者の前2作から、本書も、その延長だろうと  たかをくくってましたが、全く違いました。  前2作(『まぐれ』『ブラック・スワン』)は  本書の一パーツにしか過ぎませんでした。 ◇本書は「反脆さ」という概念についての本です。  もろいの反対なのですが、その概念を表す語句が存在しません。  (「もろくない」や「頑健」ではない)  「雨降って、地固まる」  の諺は、この概念を表しているかもしれませんね。  もっと言うなら、雨が降らないと、地面は固まらない、  といったところでしょうか。 ◇ダニエル・カーネマンの言うように  世界観を変えてくれる本のように思います

    0
    投稿日: 2020.01.25
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    「まぐれ」「ブラックスワン」のタレブの本。 この人の本は久し振りに読んだけど相変わらずのキレキレ。文句なしにおもしろい。 反脆弱性の概念は一見分かりにくいのだが、 ながーい上下巻を通してイヤと言うほどエッセンスを語られるのでおぼろげながらも言いたいことは掴めてくる。 今まで教えられてきたリスクの観念とか、 投資の観念からは際立って異なるかんがえかたなので、 タレブの言っていることは頭では理解できるものの、 どこまで実践できるかというとなかなか難しい。 でも、今後本を読む際に、批判的な見方やタレブ的な見方をする事もすごく大事という観点をもてたのは良かったと思う。 ブラックスワンよりだいぶ難しい気がするので、 タレブファンにはオススメ。いきなりこれから読むと面食らうかな。

    0
    投稿日: 2019.11.10
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    本書を簡潔にまとめるとすると、 「事象の予測はほぼ不可能である。しかしその事象から受ける影響はある程度予測可能であり、コントロールすることもできる。この"影響のコントロール"によって、予測に頼ることなく予測不可能な世界を生きていくことが可能になる。当たりもしない予測に振り回されるくらいなら、その労力を"影響のコントロール"へと注げ。」 といったところになると思います。 例えば、日経平均株価という"事象"自体は予測が困難ですが、自分のポートフォリオがその事象の変動によってうける"影響"はかなりの程度予測できます。 ここでポートフォリオの組み方等によっては、予測に頼らず(日経平均株価がどう動こうとも)、いやむしろ予測のできない変動が大きいほど、自分の利益につなげることができる、というようなことです。 この考え方は株以外にも、他の投資や職業、さらには科学という大きな営みにすら適用できます。著者は多くの事例を用いてこのことを論述しています。 (ただ、著者の主張は上記の考え方に留まるものではありません。 上記の記述は著者の主張する大きな公理から導かれるもののうちの一つでしかないのです。その公理とは、 「全てのものは変動性によって損、または得をする。変動性によって損をするものを"脆い"と定義し、逆に変動性によって得をするものを"反脆い"と定義する」 というものです。 本書のあらゆる主張はここを出発点としています。 下巻の付録にグラフを用いた、わかりやすくより数学的な解説があるのでそれを参照しながら読むとすんなり理解できるとおもいます。) 私はこの本を読み始めた当初、実はこの本を買ったことを後悔しました。 序盤は誤解を生むような極端な表現が多く、エッセイ調であったこともあり、かなり不確かで危険な印象を受けました。 しかし読み進むにつれて考えを改めました。 著者の言葉を借りて言うと、著者はあえて過激な表現をすることで書物の"反脆さ"を最大限に引き出そうとしているように思えます。これは本書を読めばなんとなくわかっていただけるのではないでしょうか。 とにかく序盤で諦めずに読み続けることをお勧めします。 エッセイの形で論述されているので、読み心地は人によって変わるかと思いますが、内容としてはとてもおすすめです。

    1
    投稿日: 2019.10.28
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    反脆弱性という誰もが薄々感じている概念を言語化し、様々な例え話や実例を用いて著者の持論を解説する作品。 話が二転三転し分かりにくい箇所もあるが、今を生きる若者は読むべき本だと感じた。 予測不能な社会の荒波を乗りこなせ。

    0
    投稿日: 2019.08.31
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    正直全部を理解できた自信がないのでもう一度腰を据えて読み直したい。所々極端な考え方と感じる場面もあったが、「反脆い」という考え方は自分の中になかったのでためになった。

    1
    投稿日: 2019.05.24
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    けんすうさんが紹介してたんだっけな。 反脆弱性が指す意味については理解できたが、事例が無駄に多い?のか冗長でとばしとばしに。 筋トレで言う所の筋肥大が、自然界や組織にも当てはまるってのはなんか分かるかも。ストレスを肯定的に捉えていたのが面白かった。(もちろん、コントロールが必要な訳でその見極めがポイントなんだろうなとも思ったけど)

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    投稿日: 2019.05.23
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    反脆弱性 anti fragile 衝撃などのストレスを受けるほどに強くなること 反脆弱性について、ただひたすらに、例え話などを交えて解説 欧米系のビジネス書はどうしてこう分かりにくい例え話を入れたがるものなのか。下巻は恐らく読まないだろう。

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    投稿日: 2019.01.10
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    ある程度のランダムさを受容しないといけない、リスク・リターンの計算でなんでもコントロールできる思い上がりはやめておけ、という話。しかし、読みづらかった。

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    投稿日: 2018.11.08
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    【由来】 ・知ってはいたけど特に興味を持ったのはダイヤモンドの書評 【期待したもの】 ・もしかしたら正剛さんの3.11本で数行で書いていることに集約される内容なんじゃないの? 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】

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    投稿日: 2018.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    脆いもの=脆弱性、環境変化の影響を受けないもの=頑健性というのが従来の議論。自分もそうだけど頑健なものが良いことのように思っていたけど、この反脆弱性というのは変化を取り込んで良い方向に向けるということかな。もちろん変化をすべてポジティブに変えることはできないけど、小さな失敗はむしろ良しとして、むしろ大きな変化からは大きなリターンを得ることが反脆弱性。

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    投稿日: 2018.10.14
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    反脆いという概念って何だろ?と手にとってみた。冒頭、「衝撃を利益に変えるものがある。変動性、ランダム性、無秩序、ストレスにさらされると成長・繁栄する。そして、冒険、リスク、不確実性を愛する。」って、ドラゴンボールの孫悟空みたいなものかと。 「第1部の反脆さとは」、「第2部 現代性と、反脆さの否定」、「第3部 予測無用の世界観」と、例えば進化、例えば歴史、例えば医療と、他にも様々なエピソードを用いて、反脆い状況の説明と素晴らしさが書かれている。本の半分くらいまでは、これは、良い本なんじゃないか?という期待のもと読み進めたが、後半から、自説に対する批判的な人への攻撃的な物言い(たぶん、デブのトニーは筆者の事なんだろう)が鼻に付く。そして、どんどん、株の取引をやった人なら知っているであろうオプション取引のロングポジションが筆者の思考のベースにあって、前半のエピソードは、それを展開した物なんだなと思ってしまい、反脆いの概念が筆者が言うように分からなくなってしまった… 情報の非対称性の連呼とか、トレーダー目線丸出しに思えるのだ。 この本やエピソードのそれぞれは成る程と思ったのは、これまでの既成事実を疑ってみる視点。ただ、反脆いというのかそれは?と。 概念理解なんてどうでも良くて、うまいことやれや!って言うのが、デブのトニーのスタイルなんだし、まあ、読んだ人が、良いとこどり出来れば筆者の主張の通りなんだろう。 筆者は、ナシーム・ニコラス・タレブ氏で、肩書きは、哲学者と名乗っている模様。もとはトレーダー。 文書から滲み出る自己中心的な性格から、編集者のアドバイスも聞かなかったんだろうし、翻訳者も大変だったんだろうと推察されます。 善か悪か、右か左か、白か黒かみたいな概念がベースになっていると、一旦悪い方に倒れたんだけど、結果、良い方向になった的な、ダイナミックな概念として”反脆い”という言葉で定義してエピソード満載にしたところがこの本の価値? この「反脆い」、日本語だと、「雨降って地固まる」、「転ばぬ先の杖」、「七転び八起き」などいくつもの表現があるように思える。 下巻に入り始めたが、同じ事を他の章で書いてるから読まなくて良いと筆者が言う第5部は、エピソードを読んでみると、それって運動量の考え方だと自明すぎない?と思ったり、なんか違和感あったけど、ページ数も上巻より少ないので、一応最後まで読んでみるつもり。

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    投稿日: 2018.09.11
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    グイグイくるタレブ節は病みつきになる。移り変わりの激しい不確実な現代を渡り歩くには頑健だけでは不十分で逆境を成長の糧にする反脆さが重要であると説く。ブラックスワンやまぐれに魅了されタレブの新作を読み始めたが、期待以上だった。

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    投稿日: 2018.08.13
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    むちゃくちゃに面白い。金融関係に限定された話かと思っていたが、極めて広く応用が効く認知の歪みに関する話であり、また各種の戦略の立て方に関する話でもある。リスクマネジメント本として長くそばに置きたい。

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    投稿日: 2018.07.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    反脆弱性=失うものよりも得るもののほうが多い=ダウンサイドよりもアップサイドのほうが多い=(よい意味での)非対称性=変動性を好む。289p オプション=非対称性+理性 300p 【7プラスマイナス2回、失敗する】p389 鉄則をまとめる ①オプション性を探すこと。もっといえば、オプション性に従って物事をランクづけすること。 ②できればペイオフに上限があるものではなく、ないものを探すこと。 ③ビジネス・プランではなく人間に投資すること。つまり、キャリアを通じて6〜7回(またはそれ以上)方向転換できる人を探すこと(ベンチャー・キャピタリストのマーク・アンドリーセンの手法のひとつ)。人間に投資すれば、ビジネス・プランのような後付けのつじつま合わせにだまされずにすむ。それに、そのほうが単純に頑健だ。 ④バーベル戦略を取ること(その意味は各自のビジネスによる)。

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    投稿日: 2018.01.24
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    やはり複雑系や一神教の人たちは結局のところ、確実性を最も求めているからこそ「不確実性」と自分に呪文のように唱えなきゃいけないような人たちな気がして、本当の意味で不確実性を受け入れられている人たちではないきがするのよね。

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    投稿日: 2017.12.08
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    ・失敗への過剰反応がイノベーションをおこす。 ・複雑系の世界では原因を突き止めるのは不可能。物事の原因をかき立て続ける新聞をあてにしないほうがいい。 ・部分的な失敗は反脆さをつかむ ・真実を叫ぶのに名誉はない ・新聞は紙面を埋めるためにノイズをいれる ・もろさ、反脆さが選択の鍵。オプション制(リスクとリターンの非対称性)を考える ・予測は出来ないが、脆さの相対比較はできる ・絶対にないところから探し、残存部位の確率をどんどんあげていく ・オプション性のある人は、自分の目的にあう話だけを報告する 鉄則 オプション性を探す ビジネスプランではなく、人に投資する バーベル戦略をとること (中庸だけではなく、第2の選択肢を常にもつこと)

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    投稿日: 2017.11.14
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    ひょっとすると、バイブルになるかもしれない書。世の中論理的に判っていることは少なくて、ほとんどは実践的に体系つけられてきた。論理的なシステムは論理が破綻したら脆く(脆弱)、論理が破綻しても壊れないぐらい強いもの(頑強)を対義語と考える人が多いが、本当の対義語は論理が破綻したとき(ブラックスワンがが舞い降りた時)さらに飛躍する(反脆弱)システムを指す。ブラックマンデーで儲かった人たちこそ反脆弱である。ある予想に対して実際は非対称な分布を持つものを探し(ほとんどがそうだ!正規分布なんてそれほどない)確率は低いが 論理学者が思っているほどは低くない事象に賭ける(もちろん全額ではなく、一部)と将来安泰になるかもしれない みたいな主張である。 いろいろなオプションを考え、バーベル戦略:オプションの両極端に両方投資するを行う。片方は上限なく儲かり、片方は損失の上限が限定される。 ちょっと違った角度で言うと、論理的にみえるビジネスプランに投資するのではなく、人に投資しろ  医者の論理は、合理的なものだが、経験によるものを否定することもある。現代医学が新しい病気を産む(医源病)こともるのだ 等が 上巻での結論かな? 下巻に期待

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    投稿日: 2017.11.04
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    p71 ホルミシス p79 「人生がレモンだらけなら、それでレモネードを作りゃいい」 p94 「嫉妬されないのは無能の証」

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    投稿日: 2017.10.24
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    名著『ブラック・スワン』で「一度発生すればカタストロフィをもたらすが、人間には決して予測できない」事象を「ブラック・スワン」と名付け、不確実性の高い世界を予測・コントロールしたいという人間の取り組みがムダであることを暴いた著者が、その後に実際に発生した2つのブラック・スワンである、リーマンショックと東日本大震災による福島原発問題を踏まえながら、不確実な世界を生き延びるための唯一の考え方・方法論をまとめたのが本作となる。 上巻では、本書のキーコンセプトである反脆弱性という概念の説明と、半脆弱性を持つことがブラック・スワンのような事象に対する唯一の対策であることを示しながら、その具体的な考え方が示される。我々はつい「脆弱さ」に対して、その対義的な概念である「頑健さ」を志向してしまいがちであるが、ブラックスワンのような事象に対して、いくら頑健さを誇ったところで、崩壊のスピードを僅かに遅くする程度の効果しか得られない。むしろ、衝撃を自らの進化のために利用してしまうような「反脆弱さ」こそが重要であり、その例として、適度なストレスにより成長するような人体組織などが挙げられる。 購入してから読むまでにだいぶ時間が空いてしまったが、いったんページを開いてしまえば400ページの上巻を一気に読み通してしまった。衒学的かつブラックユーモア溢れる文体は顕在。引き続き下巻が楽しみでならない。

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    投稿日: 2017.10.15
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    レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12315989950.html

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    投稿日: 2017.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

     私たちは過剰補償する力を持っているだけでなく、雑音を必要とするときもあるのだ。作家の習性というやつだが、私はよくカフェに座り、(みんなに言わせれば)障害と闘いながら仕事をする。私たちは、木の葉のそよぐ音や波の音を聴きながら、眠りにつくのが好きだ。(p.83)  私の考える歯医者というのは、失敗を犯しても反省せず、教訓も学ばず、失敗を恥ととらえる人たちだ。新しい情報を活かすのではなく、保身に回り、前進する代わりに失敗の言い訳をする人たちだ。そういう連中はたいがい、自分を大掛かりな陰謀、卑劣な上司、悪天候の”被害者”だと考えている。  最後にもうひとつ。いちども罪を犯したことのない人間は、いちどだけ罪を犯した人間よりも信頼できない。そして、何度も間違いを犯した人間のほうが、いちども 間違いを犯したことのない人間よりはまだ信頼できる。ただし、同じ間違いを2回以上犯していなければの話だが。(p.131)  七面鳥の話から、質の悪い間違いの根本原因がわかる。「(有害性の)証拠がないこと」を「(有害性が)ないことの証拠」と勘違いしてしまうことだ。あとで説明するように、この種の間違いは知識人の間で蔓延していて、社会科学の分野にもすっかり根を下ろしている。  したがって、私たちの人生の目標は「七面鳥にならないこと」であり、欲を言えば七面鳥の逆になること、つまり反脆くなることだ。「七面鳥にならない」ためには、まず真の安定と作り物の安定を見分けられるようにならなければならない。(p.164)  私は、何かをしなかったことで名声を得た英雄がいないものかと歴史を調べてみたが、何もしなかったというのは探すのが難しい。結局、なかなか見つからなかった。(お金のかかる)腰の手術をする代わりに、自然治癒に任せた医者は、いかにも手術が必要であるかのように見せかけ、患者を手術のリスクにさらしつつ治療を施し、莫大な金銭的報酬を得る医者と比べれば、報われないし、名声も得にくい。ピンクのロールスロイスを乗り回すのは、たいてい後者のような医者だ。(p.206)  ラテン語には、「ゆっくりと急げ(festina lente)」という表現がある。わざと送らせる行為を尊重していたのは古代ローマの人々だけではない。中国の思想家である老師は、「無為」という原理を掲げていた。これは“何もすることなく成し遂げる”ことを意味する。  ほとんどの人々が理解していないことだ、が、先延ばしは、物事を自然の成り行きに任せ、反脆さを働かせる、人間の本能的な防衛手段なのだ。これは、何らかの生態的で自然主義的な知恵から生まれるもので、必ずしも悪いものではない。実存的なレベルで、私の身体が束縛に抵抗しているのである理、私の魂が現代性という名のプロクルステスのベッドと戦っているわけだ。(p.208) 1 脆さや反脆さを見きわめるのは、事象の構造を予測したり理解するよりもずっと簡単だ。したがって、私たちがしなければならないのは、予測ミスによる損失を最小化し、利得を最大化する方法を考えることだけだ。つまり、私たちが間違いを犯しても崩壊しないシステムを築くことが大事だ。 2 さしあたっては世界を変えようと思ってはいけない(そんなにはソビエト=ハーバード流の理想主義者やフラジリスタに任せておけばいい)。私たちがすべきなのは、問題や予測ミスに対して頑健な(さらにはミスを逆手に取るような)システムを作り、レモンでレモネードを作ることだ。 3 レモネードといえば、レモンからレモネードを作るのが歴史の役目のようだ。反脆さとは、あらゆるストレスの生みの親である時の流れの元で、物事が前進していく仕組みなのである。(When life gives you lemons, make lemonade)(pp.228-229)  フクシマの事故を受けて、賢明な原子力会社は、事故の発生や確率を予測するよりも。むしろ事故に対するエクスポージャーに注目するべきだと気付いた。そうすれば、事故を予測できるかできないかなんてあまり関係なくなる。たとえば、十分に小さな原子炉を建設し、地中深くに埋め、周囲に幾層もの保護を講じる。そうすれば、たとえ事故が起きても私たちに悪影響は及ばない。コストはかかるが何もしないよりはずっといい。(p.230)  ストア哲学とは感情をなくすことではなく、手なずけることだ。人間を植物に変えることではない。私は、現代の真のストア哲学者とは、恐怖を思慮深さに、苦しみを教訓に、過ちをきっかけに、そして欲望を実行に変えられる人だと考えている。(p.239)  物事を理屈でとらえると失敗するという以外にもうひとつ教訓がある。頭にまやかしの知識や複雑な手法をいっぱい詰め込んでいる連中ほど、ごくごく初歩的な物事を見落とすということだ。実世界に生きる人々には、見落としている余裕などない。さもなければ、飛行機が墜落してしまう。研究者とは違って、彼らは複雑に考えるためではなく、生き残るために淘汰されてきた。つまり、少ないほど豊かなのだ。お勉強をすればするほど、初歩的だが根本的な物事が見えなくなっていく。一方、行動は物事の核心だけを浮かび上がらせるのだ。(p.345)

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    投稿日: 2017.09.03
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    タレブ氏は奇しくも金融危機直前に『ブラック・スワン』を著しその発生を予見(そして大儲け)したわけであるが、本書『反脆弱性』は黒鳥どもの扱い方を記した本である。テーマは「反脆さ(anti-fragile)」である。例えば氷は物質的安定さを持つ一方固体としての脆さがあり気体は流動性ゆえ反脆さがある。少量の毒やストレスはむしろ体に良い、などは現実的感覚に近いだろう。タレブ氏の語る「反脆さ」は至るところに見られる。生物、経済、政治、国家などなど。変化や死を前提にしたシステムの強さ(≒反脆さ)はなかなかの哲学的な事を語っており、シリコンバレーのエコシステム然り、量子論や遺伝子工学にも共通する概念である。 タレブ氏のシニカルなジョークが冴え渡っているものの時々度を越して差別的発言になっているのはいただけないが、抽象的で難解な概念を独自の視点と忌憚なき批評で極めて具体的事象まで昇華して書かれており非常に興味深い本だ。タレブ氏自身、レバノン出身の傍流の人であるからこその反脆さがあるのかもしれない。とりあえず上巻でわかったことは氏がグリーンスパン嫌いであるということであろうか。

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    投稿日: 2017.08.28