
総合評価
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powered by ブクログ前作があまりに面白かったので迷わず買った。研究にまつわるあれこれが詳細に書かれていて、知らない世界で興味深かった。世界を救っていてすごい。
0投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログバッタの続編。 時系列的には、完全に前著からの続きというわけではなく、前著で語られなかった内容を掘り下げて書かれている部分も多分にあります。時系列が混乱することもありますが、文体や表現が面白いので、そこまで気にはなりませんでした。 内容としては特に、アカデミックな内容が多分に盛り込まれ、仮説からの実験内容やその方法が詳しく記されています。「小難しい内容はちょっと…」と思われるかもしれませんが、専門用語が出たとて、相当噛み砕かれて表現されているので読みやすいです。 また、海外での実験道具の作り方や、その素材の調達等、海外ならではの面白さが満載です。 さらに、番外編的としての、モーリタニアの相棒ドライバーのプライベートや突飛な発想もとても面白かったです。 著者の成功ばかりではない体験と、その失敗を通じての次へのポジティブなステップ、さらに打算の開示も他者への感謝も含め元気をもらえる1冊でした。
3投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ逞しい! 名前もかっこいい! アフリカで農作物への被害の防除目的で、サバクトビバッタの生態を調べる研究者のルポルタージュ。 今回はバッタの繁殖行動を観察し増殖前に有効手段を掴む作戦で、バッタの「婚活」と称して奮闘した。 自身の「婚活」と重ねて描いていて笑えた。 ちなみに、著者は私が通っている図書館で借りた本から虫に興味を持ったと聞いてびっくり。
59投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ文庫本で読んたけれど、すごいボリュームでしたね。 気に入った部分は、どのページか分からないのでうろ覚えですが、 たまに人に『好きなことばかりできていいですね』と言われるが、【好きなことが仕事になるようにしている】【好きなことが何か世の役に立つようなところはないかと探して仕事として認めてもらう】 というような趣旨の事が書いてあったと思う。そう、好きなことを仕事にして食っていくにはこういう姿勢や努力は不可欠だと思う。最終的に、有名専門誌に論文が受理されて、いろんな賞を受賞できてめでたしめでたし。 40度を超える砂漠で何日も過ごしたり、そのなかでトビバッタを次々に解剖したり、色々な国の研究機関で仮説を検証する実験を行えるようやりくりしたり、好きでないとできないことです。 でも、ティジャニさんに多額の現金渡すのは、もうやめといたほうがいいと思うな~
1投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ「あ、これ電車のポスターでみた。気になってたやつ」と思い手に取り値段を見たら、なんと野外イベントだったため50円で販売されていた。ありがたく購入し、読み始めてみたら…後編なのかこれは! 「どうしよう前編を先に読んだ方がいいかなあ」と思ったが、どんどん引き込まれてしまい読了。感謝体質の著者のファンになってしまった。 人、環境、制度、生まれた時代、巨人たち。そしてバッタ。あらゆる角度に対して尊敬と敬意と感謝を込めて研究する著者。あー自分にはない感覚だ。素敵すぎる。 この本でいちばん知れてよかったこと。集団別居仮説はもちろん面白かったけれども、いちばんは「巨人の肩に立つ」という表現。 研究結果だけではなく、普段の生活だって私ひとりじゃなにもできないと改めて感じさせられた。 いつも入る温かいお風呂も、ひとりじゃ用意できない。水を引いてきた先人たち。瞬時に温められるように設計されたガス。そして我がマンションの設計師や建設してくださった方々。そしてそれを後払いで使うことができるお金、クレジットという制度。 巨人たちの知恵や経験の上に立って生活していることを忘れてはいけない。私1人では何もできない。 あとおいマジか!と感じたのは、モーリタニアのお金制度。紙幣が意味をなさなくなるってマジかいな!!
1投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。あいかわらずサバクトビバッタの研究を続けている著者。今回はバッタの婚活について調べる。集団別居をしているのではないかとの仮説のもと、その根拠となる証拠を集めていった結果、別居中は卵巣が生育過程にあること、卵巣が成熟したら、オスの団体の中にメスが入っていって交尾することなどを突き止める。 フランスでの実験では、オスとメスが一緒にいると、オスの性的アプローチの支配下に常時入れられてしまう為、普段は別居しているのではないかとの考察が得られる。 モーリタニア、モロッコ、フランスの美味しい食事なども紹介されていて楽しい。最後は論文アクセプトまでの道のりで、読んでいて心が痛かった。無事の掲載まことにおめでとうございます。
7投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ専門的な知識を説明しつつ、諸外国のルポや面白ネタを入れるなど文章が軽くて読みやすい こういう本がもっと流行れば理系不人気も改善できるんじゃないかなと思った
2投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログバッタ本の3冊目。何と今回は 600 ページもあります。分厚い。しかしとても面白かったです。素晴らしい。 今回は学術的な内容も、アフリカでの楽しい話や、その他の国でのいろんな話など盛り沢山。どの話もわかりやすくて読みやすい。厚い本ですが、すらすら読めて、あまり厚さを感じなかったですね。 タイトルは「バッタを倒すぜ」となっていますが、実はまだ倒せていません。本当にバッタを打ち倒すことができたら4冊目が出るんでしょうか。
2投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ夢をもつことの大事さを23歳になった今理解した。まずは大きな声と笑顔で挨拶と感謝と謝罪をすること。これを胸に生活したいと思います
2投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ前作「バッタを倒しにアフリカへ」はこちら。 https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4334039898 前作では一人で緑づくめ装束だったのに、こちらでは二人に! 手前にいるのは、前著でもお馴染みの著者の運転手兼助手兼通訳、つまりは相棒ティジャニさんです。 そしてティジャニさんは生まれた息子にコータローと名付けたそうだ! 著者のウルドはモーリタニアの名誉ある名前、そして日本人名のコータローがモーリタニアに、というまさに国際交流! 以下、著者のことは「コータロー先生」と書かせていただきます。 本書は、前作ではまだ研究中で書けなかった「サバクトビバッタの交尾と繁殖」について書く研究発表新書、なのですが、面白おかしく脱線しまくってます 笑 写真も多く、添えられたコメントも面白いです。雄のバッタの群れの写真で「男子校かよ!」みたいな 笑 まずはバッタ、イナゴについて。 ・サバクトビバッタ(Locust):込み具合に応じて行動・形態・生理的特徴を変化させる「相変異」を示す。大群で移動する。 Locustは焼け野原を意味する。 ・イナゴ=単なるバッタ(Grasshopper):相変異を示さない。草をはねてるヤツ。 ※旧約聖書の出エジプト記はLocust。日本語訳では「イナゴ」だけどこれこそ「サバクトビバッタ」(トビバッタ、ワタリバッタ、ともいうようだ)だろう。 砂漠でバッタ研究をしていたコータロー先生は気がついた。「サバクトビバッタは、雄の群れと、雌の群れで分かれているのではないか!?そして交尾できる・産卵できる群れ同士が接触するのではないか!?」というもの。繁殖行動が分かれば大発生を防ぐ研究にも繋がるぞ! コータロー先生はこれを「集団別居仮説」と名付けて研究を進めることにした。このような「レック(Lek)と呼ばれるオスが集まった場所に、交尾するために雌が現れる」行動は、他の生物でも見られるらしい。 この研究を私達素人にわかりやすいように、屋外研究・屋内研究それぞれのメリットデメリット、実際の研究のために、餌をどのように集め、実験器具をどのように揃え(安く、丈夫で、手に入りやすい物を探しに市場に行くとか)たか、など、研究者といってもただ「あれとあれが必要だから用意しておいて」ではなくて、自分の足で研究材料まで探して工夫している様子を具体的に書かれています。そしてそれだけ手間暇掛けた研究結果が論文一行で済む、ということも。しかしその一行の積み重ねで研究・開発は進歩していくのですね。 でもやっぱり素人読者が楽しめるように、モーリタニアのドタバタ記録、コロナ禍での研究者たち、アメリカやフランスやモロッコや日本で行った研究のことや研究者たちのこと、著者の葛藤なども面白おかしく書かれます。 前作ではあまりにも著者がぼったくられて心配になるくらいだったのですが、今作では「出して良いお金と、出さないお金」を自分なりに決めていること、そしてモーリタニア人同士でもぼったくられたり騙されたりが日常なんだなあ(-_-;) という様子が見えました。 葛藤については、前作で有名になったため手酷い「有名税」を払わされたことなど、研究のためにはみんなに知ってもらわなければいけないけれど、すると変な人が寄ってきたり、肝心の研究ができなくなってしまったり。この悩みはいろいろな形で色々な有名人さんたちが味わっているんでしょう…。 将来を考える若い人、学生さんに向けて良いなと思ったのは、学校教育が研究者にとってどんなふうに役に立つかということや、人とのコミュニケーションの大切さを伝えてくるところ。 現在もネットとかで「学校で習う科学・歴史・数学・古文・作文(他にも色々)は時間の無駄!社会人になっても役に立たない!!」という論調がたまに賑わいますが、著者は「数学は…、道徳は…」と経験似合わせて語ります。 まずは「自分はこれだけやれば良い!」じゃなくて色々知ることは大切ですよね。 コミュニケーションでいえば「挨拶・お礼・お詫び」の大切さも語っています。そうそう、やっぱり人と人の交流は大事ですよ。
40投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ相変わらずカラー写真がたっぷりだし文才ありすぎてさいこー! まじでワクワクする! 〝Standing on the shoulders of giants〟が〝まじ先人リスペクト〟はわかりやすすぎる シュークリームのシューってキャベツとか初耳 たしかに形似てるわ ティジャニ話をぶち込むタイミングばっちしすぎ! しかもティジャニの一人称がティジャニになってるのさいこーすぎる!かわいい!おなかいたい! なんだよそのメルセデス!ふざけすぎ!やば! これで30万とか基地外すぎ!あーおもろ てかおうちの内装やばぁ!豪邸じゃん! 日本の若手研究者への(特に経済的な)支援システムの問題点はノーベル賞受賞者の誰かも言ってたような? だから有望な研究者は支援が充実してる海外の大学とか研究所に流出しちゃう、みたいな それは本当にもったいない ペティコータローかわいい!!
2投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ読みやすいけど、内容に興味もてなかったので中断する。 バッタの研究内容よりいかに苦労して研究してるかのエッセイ。知らない人のエッセイ読んでもな。 図書館で待つ理由がわからない。
0投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アフリカに生息するサバクトビバッタの謎に迫る、バッタアレルギーなのにバッタ狂いという訳が分からないバッタ研究者の右往左往ノンフィクション研究紀行(研究内容は真面目)続編??。 ・面白かった点 今回バッタの生態説明が結構あったんだけど、それが柔軟すぎて感心した。孤独相⇔群生相の話は知ってたけど、孤独相の時は単為生殖できて、群生相の時は雌雄別居からの交尾スポット利用とか、日々変わる状況に適応しまくりで手強すぎて研究対象にしたくなるのちょっと分かる気がした。 あと砂漠の過酷な環境故に研究されてこなかったのも分かる。日本で酷暑36度(湿度の問題もあると思うけど)ですら具合悪くなるのに、東北出身で40度を超すサハラ砂漠に身を置こうとか本当ーーに酔狂だと思う。 ・よくなかった点 よくなくはないのだけど、「研究成果を発表したい!」と「研究中のあれこれを披露したい!」と「面白いって言ってほしい!」が溢れまくって「ちょっと落ち着いてくれ」といいたくなる。「どこが面白かった?」と聞かれた時に情報過多でちょっと困る。これでも相当削ったらしいし、このまねできない情熱が面白さの源泉なので難しいところではあるけど。 <総評> 謎の解明は端緒についたばかりだけど、身も心も金も時間も捧げてできた研究結果が日の目を見られたのは本当にめでたい。パーマネントな定職も得られてますますめでたい。あとは人間のパートナーを見つけるだけ、っていうか婚活本が次に出るらしい。「そんな寄り道してる場合かーい」とツッコみたくなる衝動と「この人から見た婚活ってどうなってるんだろう」と怖いもの見たさでうずうずするのとで複雑。
5投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログ「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。 前回は論文発表前ということもあり研究内容を詳細に明記できなかったみたいだが、今回は600ページ程の分厚さで専門的な話からモーリタニアのご当地話、当書名物といっても過言ではないティジャニ等の魅力あふれるエピソードが盛り沢山だった。 バッタの研究に関しては全くの未知の世界であり全部を理解できたわけではないが、それでも機知に富んだ文章のおかげで挫折することなく驚き満載で楽しめた。 新書だが、エッセイに近い感覚で読み進められる。
27投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ新書とは思えない軽い筆致なのに、研究はちゃんと研究している。根気のいるフィールドワークや研究室での研究話。そして、今までのバッタ研究についてや、はたまた研究を手伝ってくれている人(ティジャニ)の話まで。この本の分厚さに買ったはいいものの、読み始めるのに抵抗があったけれど、読み始めたらあっという間だった。研究ってこんなに面白いんだな。
13投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ続編として前作に負けず最高に面白かったです! 前作が大きな伏線となり、本作で種明かしがすごい熱い展開でしたね、学術書としてもすごく勉強になり、論文発表のドラマチックな過程が特に目が離せませんでした。 そのほかに現地でのエピソードやティジャニの話など、盛りだくさんでなかなか語りきれない大作でした。
6投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ10月2日 まだ途中なんだけど ティジャニ! おい、ティジャニ!! ツッコミどころが多すぎるよ!!!笑 このシリーズの良いスパイスであり愛すべき相棒なんだけど、脇どころか正面も甘いんじゃないか。 引き続き読む。 10月29日 読了 10年の研究の集大成。前回の『バッタを倒しに』は論文発表前だったこともあり、横道逸れ逸れだったわけだが、今回ガチガチの研究者じゃないっすか!!! 最後の章で、自分はどういう特性があったから論文が書けたかみたいなことを語っているが、超すごい人だからでしょうよ。国籍を超えたくさんの人に愛される才能、粘り強く研究を続ける強さ、周囲を助ける優しさ。全て兼ね備えたこの方だから成し遂げられた偉業でしょう。 著者のような優秀な新たな研究者を生み出すために、現役世代たる私たちがどのような社会を使っていかなければならないか考えさせられた。 そして、やはりオチが秀逸でした(๑´ㅂ`๑)
5投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログアフリカのモーリタニアという土地での活動、サバクトビバッタの相変異、生物学者として研究を続けていくことの難しさなどの著者の経験は新鮮で興味深い内容だった。 過去の出来事を本音まてさらけだして書いており、非常に面白かった。 著者の渾身の論文も機会がある時に読んでみたいと思うが、まずはバッタを倒しにアフリカへを読んでみようかな。
3投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログバッタ第ニ弾です。 ※第一弾はバッタを倒しにアフリカへ→読んだ 著者が何度も記載しているように学術書なので仕方ないですが、研究やその結果が多く、第一弾のような面白ばなしの割合が少ないように思えて読み進めました。 でも、最後の章のプラス思考の考え方が素晴らしく、自己啓発本としてもいけるやん。と思い、最後に評価がぐんと上がりました。
40投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログ日本大学図書館生物資源科学部分館OPAC https://brslib.nihon-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000347752
0投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ「バッタを倒しにアフリカへ」の続編であり、学術書でもある。子供のころ読んだ「ファーブル昆虫記」のように、サバクトビバッタの繁殖行動についての研究の場に、さも自分がいたかような臨場感を味わうことができる。606ページ、読み応えのある文量ではあるが、その臨場感と筆者の個性に惹かれ一気に読めてしまった。感想は一言、面白かった!で決まり。
18投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ『バッタを倒しにアフリカへ』の続編。新書なのに606ページ。一気呵成に読まないと、永遠に読み通せないかもしれない。 舞台は、モーリタニア、アメリカ、モロッコ、フランス、そして日本。ノリは正編と変わらないか、あるいはそれ以上、ノリノリ。 第2章はacridology(バッタ学)の研究史。ちゃんと「出エジプト記」から始まるが、そこはウルド、ちょっとおちゃらけが入る。(acridologyという単語、手元の英和辞書には載ってないよ!) 最後のほう(第9章)では、世界的なジャーナルへの投稿で奮闘。何度かのリジェクトののち、めでたくPNAS誌にアクセプト。 locust(バッタ)とgrasshopper(イナゴ)は違うんだということを再三言っている。ま、いくら言われても、相変異が違うだけで、シロウトには同じようなもんですけど。
5投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログ600ページの大物で、ながーい休憩を挟んでいたので、読み始めてから1年経っていました 途中からでも読みやすく、隙間時間に読むのに適しているのではないでしょうか 前作が面白かったため、今回も手に取ったわけですが、研究に関する詳細が述べられていて、こちらも面白かったです。 途中からお金大丈夫なの!?と勝手に心配が募りましたので、今後も気になる書籍があれば買いたいと思います笑 10年という時間をかけて、研究に勤しむ姿には大変感銘をうけました。私は研究者の卵ですが、前野さんが見た景色を私も見てみたいと思わせてくれました。本書では、研究のトラブルや、論文執筆の過程を面白おかしく書いてくださっていますが、きっと想像を絶するような苦悩があったのだと思います。それでもここまでタフに取り組まれていることに尊敬します。この2作は私にとってのバイブル本です。
18投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログバッタを倒すぜ アフリカで 2025.08.21 ユーモア溢れる筆者の研究の裏側記録。研究者を志す私にとって、ジャンルは違えど世界を跨いで異国の地で研究する様子が知れて面白かった。 バッタに着目しているので、想像しにくい調査の仕方もカラー画像によってわかりやすかったのですらすら読めたし、世界の生活の様子も知れたので興味深かった。 前編は読めていないので探して読みたい。
3投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログ「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。前作同様、研究パートと日常パートを行ったり来たりする形で書かれている。 研究パートでは、バッタ(サバクトビバッタ)の生理・生態的特性の解説や、論文執筆の苦労が描かれる。前作よりも専門的な内容に触れているが、イラストも交えながら分かりやすく書かれているためすっと頭に入ってくる。 日常パートは、著者が研究のため訪れる様々な国の文化や、旅先で出会った人々の話がメインとなる。登場人物のキャラが立っており、軽妙な語り口で読んでいて面白い。 感想として、自分の知識・経験を総動員し、人生をかけて研究を行う著者の姿に感銘を受けた。著者のような人々が過去何百年、何千年に亘って科学の歴史を紡いできたからこそ、現代の私たちがそれを学問として享受し、未来へとバトンを渡していけるのだと感じた。また、他人との繋がりというものの大切さについても、しみじみと感じた。「情けは人の為ならず」というが、他人に優しくすることが回り回って自分の利益になる、というのは世界共通なのだと思った。 あと、表紙でバッタのコスプレしてたのお前だったんかい!
4投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログ「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。前作はもうずっと前に読んだのであまり覚えていないのだけど、論文発表前の研究内容に触れることができなかったとのこと。今回、めでたく論文をハイインパクト雑誌から発表できたということで研究内容についても詳しく触れている。 自分はバッタにはそんなに興味がないけど、興味深く読めた。この本を読んで、自分も昆虫博士になりたい!とかやりたいことを見つけた!という子も出てくるのではないだろうか。 私は研究職の世界、前野さん個人、ティジャニに興味がわいた。ティジャニなんて605ページの本の中の7章まるまる、64ページも費やされている。この章がティジャニの生態と前野さんの人柄が垣間見えて一番面白かったかもしれない。 願わくば、前野さんが良いパートナーと巡り合いますように。
3投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ前作の「バッタを倒しにアフリカに」の続編。 バッタを倒しに〜が面白かったので読んでみました。 前作の詳しいエピソードやティジャニの事も面白かった。バッタの事も素人でも分かりやすかった。 終盤の怒涛の論文執筆からのハッピーエンド。 すごく良かったです。 思ったよりボリュームがあったけど、面白く読めました。
2投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ読み物として非常に面白かったです。 1作目に続いてユーモア溢れる読み応え抜群の作品で、読書苦手という人にもオススメできる本です!
3投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ前作が面白かったので、今回も楽しみにして読みました。 ティジャニいいキャラ。 バッタの実験に関する内容は、素人にも分かりやすく書かれてあって、有り難かった。 次回作も楽しみ!(ご本人のXで、次回作は婚活についてだと拝見しました)
3投稿日: 2025.07.25
powered by ブクログ『バッタを倒しにアフリカへ』が面白く、答え合わせのように読みました。 想像より長かったけれど、こちらも面白かった。長い時間を感じました。 研究者の生活ってあまりリアルに知らなかったのですが、地道な積み重ねと、時間がかかるものなのね。さらにはそれが実るかわからず、直接の収益にもならない…頭が上がりません。
2投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログベストセラー『バッタを倒しにアフリカへ』の続編。13年にわたるアフリカでのサバクトビバッタの繁殖行動に関する研究内容に「婚活」「仕事」「旅」の裏話を加え,研究者としての奮闘や挑戦をコミカルに描く。学術的な知見と人間味あふれるエピソードが絶妙に交錯するノンフィクション大作です。
2投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログバッタに関する学術書でありながらも良質なビジネス書であり、最高の自己啓発本。 前作でファンになった人に嬉しいティジャニの章もあります! もちろん著者のことも前よりさらに好きになりました♡ 3章くらいまで難しいけど、そこを乗り越えて〜
3投稿日: 2025.06.30
powered by ブクログ前作以上に知的にもエンタメとしても面白い。 前作は著者の活躍後面白くて、砂漠のバッタ以外研究内容がわからなかった。 砂漠飛びバッタの大発生のニュースを見て、前野さんも頑張っているだろうと思ったが、今回研究内容がわかってよかった。 一人の若手研究者の成功事例としても読める。 若手研究者の話というと貧乏とか不安定、大変しか言われないが、著者のように楽しく成功する人もいることがわかって、研究者冥利だなあと思う。 最後に、著者の婚活がうまくいったのが心配だ。
3投稿日: 2025.06.17
powered by ブクログ手に取るもすぐ、…戻す?と固まってしまった。 ボリューム! びっくりしてこれが続編だと、この時点で気付けなかった。 気が遠くなるデータ収集。論文執筆。 砂漠での、とんでもない苦労の数々。 全てを詰め込んで、この見た目の一冊に仕上げる著者のセンス。いいなぁ。 少々疲れてきた頃に、7章でティジャニさんの話が来て、おぉ!と思っていたら、「これを楽しく読んで終わりじゃ駄目だよ!」と牽制球が飛んできた。 見透かされてる。笑 論文執筆の話では、しみじみ大変な世界だなーと ご苦労を労っていたら、次の見出しが 「同志農家よ敵を撃て」と来た。 流行りに乗っかるスタイルも良きですが、落差で風邪引くとはこういう事か。 そして最終章。 努力が実を結んだ報告は、幸せのお裾分けをしてもらった気分でした。報われて良かった。 長かったけれど何とか読み終えました。 軽い疲労感。 飛ばしてしまった前作はもうよしとして、もし続編出たらどうしようか、と悩んでしまう。 とにかく長い。凡人には長すぎるのですよ。 とは言いつつも、また読みたくなるんだろうなぁ。 まったく、、、読者を泣かすぜ、分厚さで。
37投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ今回も面白かった! 結構な厚みだけど、一気に読んでしまった。 研究成果がさらっと書かれてるけど、凄い話すぎて。 ティジャニさんの章が面白すぎて。 笑いながら知を高めた感じ。楽しい。
3投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。 ひまわりめろんさんのご忠告どおり、ものすごく分厚い!普通の新書本の倍くらいの厚さはあるんではなかろうか。全10章から成りますが、バッタ学の話あり、外国生活の話あり、論文の書き方や掲載されるまでの流れの話あり、はたまた前作でも活躍してた音速の貴公子ティジャニの章まであり、色々と盛りだくさん。幕の内弁当か大人のお子さまランチか…と言った感じです。 色んなものを一度に読みたい、著者先生の楽しい語り口の好きな方オススメです。 でも個人的にはせっかくのバッタ博士先生なので、もっとバッタの話も読みたかったです。また本だしてくれると嬉しいです。
39投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログ著者・前野さんは、バッタの研究を人生のすべてとする熱血昆虫学者。彼が「バッタに食べられたい」という謎の野望を胸に、単身アフリカ・モーリタニアへ渡る様子は、まるで冒険譚。しかも本人は至って本気なのだから笑うしかないな。 現地の研究所での奮闘は壮絶そのもの。「ティジャニ」という現地スタッフとの予想外すぎるやりとり。 一方で、これはれっきとした学術本。昆虫学の現場がいかに過酷で、そして世界的にどれほど重要なテーマであるかを、ユーモアたっぷりに、でも決して軽くはなく描ききっているのです。 ただし注意点が一つ… 虫が苦手な人は覚悟してください。 リアルなバッタ描写がてんこ盛りで、うっかり「ぎゃっ」と声が出るかも。でも、そんなあなたもページをめくるうちに、バッタの魅力にちょっとだけ目覚めてしまうかもしれません(笑)。
17投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログ筆者はアフリカの砂漠に生息する、サバクトビバッタというバッタを研究する研究者である。本書に書かれている経歴を見ると、弘前大学(学士)、茨城大学(修士)、神戸大学(博士)で学位を取得し、京都大学で特定助教を務めたのち、現職の国際農研で主任研究員を務めている。その間、アフリカやアメリカやフランスでも研究経験を持つというキャリアを有する本格的な研究者である。本書は、筆者オリジナルの、サバクトビバッタの「集団別居仮説」を10年がかりで研究し、見事、メジャーな学術誌に掲載され(それは、研究としての成功を意味する)たばかりではなく、学術関係の賞を受賞する(それは、筆者の研究が優れたものとして認められたことを意味する)までのあれやこれやを、ユーモアたっぷりに、時々学術的に綴った物語である。新書版ではあるが、600ページを超えるボリュームを誇るが、私にとっては非常に面白く、あっという間に読み終えてしまった。 私は65歳の誕生日の少し後に、大学院の経営学研究科に入り、今は大学院の2年生で、来年1月締切の修士論文の執筆に向けて研究活動を行っている。文系と理系という違いもあるし、私のような研究活動(と言えるかどうかというレベルであるが)を始めてやっと1年の、ほとんどアマチュアの域を脱しないビギナー研究者から見れば、研究者としてのメジャーなキャリアを積み、インターナショナルな研究を行い、メジャーな学術誌に掲載された論文を持つ筆者は、まさにプロの研究者であり、無条件でレスペクトする。 一方で、本書の学術的な側面以外の記述は、筆者の研究「活動」(外国で生活するという生活面での工夫や苦労を含め)を生き生きと描写していて、読んでいて本当に面白い。筆者は多くを冗談めかして書いているが、とんでもない苦労があったことだと思うし、本書の最後の方で、筆者の論文がメジャー学術誌にアクセプトされたり、学術的な賞を受けたりという部分は、感動してしまった。 普通の冒険的な活動を記した本としても面白いし、研究者の活動を知るのも面白いし、私にとっては、読んで良かったな、と思える1冊だった。
22投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ「新書」なのに606ページ!1作目から今までのご活躍に拍手を送ります。この本の印税でさらなる研究費が得られますように。
13投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ良かったところ。 まず、著者が夢のある仕事(昆虫学者)であること。 フィールドワークは、大変なことばかりと思われるが、そんな風に書かれていないこと。 ティジャニがいること。 ※注 ティジャニとは、モーリタニアでのフィールドワークをサポートしてくれる頼れる?男性なのである。 良くなかったところ。 昆虫好きではないのに、ページをめくる手が止まらなかった。 600ページ超えの超大作だったこと。 表紙の仮装写真のインパクトが強すぎて、 これは続編です、という注意書きに気が付かず購入してしまったこと。
20投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログウルド先生、ついに大々的に論文発表できてうれしいよ、私達が。 前作は論文発表前に刊行されていたので彼が取り組んでいる研究の深いところにはほとんど触れられてなかったけれど、今作ではがっつり説明してくれていてありがたい。バッタの集団別居のメカニズムも面白いし、研究の過程で彼が過ごした国の話、人々の話も相変わらず面白い。あと研究者が論文を書く過程も丁寧に書いてくれていて興味深い。やっぱりなんていうか、著名な研究者ってバイタリティの塊なんだろうな…と思いながら読んだ。婚活も頑張ってほしい。 ●あらすじ アフリカで研究を始めてはや13年。ようやく極秘裏に進めていたメインの研究成果を論文発表することができ、学術的要素をふんだんに盛り込んだ本を執筆できる準備が整った。 そのメインの研究とは、サバクトビバッタの繁殖行動について調査したものだ。具体的には、バッタの雌雄がいかにして出会い、結ばれ、産卵しているのか、その一連のプロセスを明ら かにしたものである。研究者として、論文発表前の研究成果を公の場で書き記すことは控えるがのがしきたりのため、これまで執筆することはできなかった。(「まえがき」より) 日本、モーリタニア、アメリカ、モロッコ、フランス――世界中を飛び回ってのフィールドワークと実験は、深刻な食糧危機の原因となるバッタの大量発生を防ぐ可能性を持っていた! 画期的な研究内容がいよいよベールを脱ぐ。 (光文社HPより引用)
3投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログバッタの研究者である著者が西アフリカのモーリタニアやモロッコ、アメリカ、フランスを飛び回って論文を発表するまでの10年以上にわたる体験記。 尋常ではない苦労をしているんだろうけど、軽妙な語りとバッタに対する熱い思い、強烈な異文化紹介によって気楽に読める。 ネットで紹介されていたので興味を持って読んでみた。 って、読んでみたら、本作「バッタを倒すぜアフリカで」は「バッタを倒しにアフリカへ」の続編だった。たぶんネットで紹介されていたのは前作。間違えた。名前が似ていてややこしい。前作読んでいないのでどうしようかと思ったけど、続編といっても話がつながっているわけではないっぽく、スピンオフ的な内容らしいので読むことにした。 前作はどうだったのかなあ。読んでいるうちに、どう、おもしろいでしょ、という著者の圧が強くて引いてしまった。「これから、前作でも大好評だった、みんなが大好きなティジャニ(登場人物)について書くから楽しんで!」「脱線しちゃってごめんね。さ、本題に戻るからついてきて」 講演なんかもしているらしいので、直接聞いたら面白いのかもしれない。
3投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログウルド昆虫記第二弾。なかなかの厚さながらも、楽しく拝読。前野氏は、学術書であると再三書いているけれど、やはりモーリタニアでの相棒ティジャニ氏についての記述は、最高に楽しい。 そして、世界的なコロナ禍も乗り越え、研究が認められたことは、本当に良かった。様々な人たちから祝福を受けたことこそ、前野氏の人柄なのだろう。おめでとうございます!
8投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ今回も良かった。。 大変なことばかりなのに、前野さんの世界はいつも明るい。 日々の暮らしかたの大事さを感じた。 どんなふうに行動してきたか、やってきたことがそのまんま出るし、それしか出せない。 大人になっても思い出して「わー!」って声が出るような挫折があったけど、なんかそういう挫折すらも、今の自分に必要だったんだって思えるように変えてこって気持ちになる。 自分も、明るく一生懸命やれる人になりたい。
3投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログ一人の現役研究者の記録。 前作から3倍くらい厚みが増していて、正直なところ、買うのには勇気がいった。 お値段とか2回は見たし、 なんなら、やっぱやめようかな、 と思って3回は戻した 笑 でも、前作が面白かったし、、、 くぅ・・・致し方なし!! 正直、バッタに特別の思い入れもないわたしには、どんなに優しく書いてもらっても、学術的な解説については眠くなってしまう時もあった。 それでも、最後が近づくにつれて、 読むスピードがあがった。 大きなコトを成し遂げようとした時、 全てが計画通りになんていくわけがない。 考えて考えて踏み出した後は、 上手くいくと信じて、不安も抱えながら、 ひたすらに走り続けるしかない。 時には泥臭く手足を動かし、 時には失敗して歯ぎしり。 見えない先を悲観しすぎず、 やれることをやっていく。 そんなことは分かっているコトだけど、 そういうことが、ホントに難しい。 研究だけでなく、仕事って、 そういうことなんだよね、きっと。 でも、この人のもっともすごいところは、 人を巻き込んで、いつのまにか仲間にしちゃうところだと思う。 だってほら、バッタに特別な思い入れなんてないわたしだって、先が気になって、応援しちゃって、読み切ってしまったんだから。
3投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ研究にかける情熱と努力。苦難にも前向きに立ち向かう姿勢が素晴らしいです。ユーモアとセンスのある文章でとても楽しく読み進められました。前野さんの人となりがよく分かり、読後益々ファンになりました。
3投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログ前作から前進!アフリカはじめいろんなところで研究を重ね、途中コロナ禍もありつつついに成果をあげることができておめでとうございます!実際の研究の様子、そこから見えてきたサバクトビバッタの雌雄の生態のパートもおもしろかったです。あと1コーナー割いたティジャニの話も好きです笑
3投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自己啓発本でもなく、小説でもないような、でもちゃんとした本を読みたいなぁと思っていたところ、こちらの前作が目に留まった。再読ではあったものの、内容はあまり覚えておらず楽しく読んだ。 ちょっと前に第2巻はかなり分厚かったこともあり手が出せずにいたが勢いで購入。今作は真面目な研究の記述が多いが、文才に恵まれた著者の小話が大変面白く、リタイアせず読むことができた。(音速の貴公子ティジャニが好きすぎる) この本を読んで研究者ってすごいなぁ、とつくづく思う。どうやったらあんなに賢く、粘り強くなれるんだろう。 そしてアフリカの文化も興味深い。 ティジャニの車が盗まれた時、あらゆるツテを使って警察をも動かし盗人を捕まえたとかおもしろすぎる。 最近本屋に並んでいる本はイラストが多くてカラフルで、文字も大きくて内容もすんなり頭に入ってくるようなものが多くなってきたと感じる。 悪いことではないけども、もうちょっとしっかり読書っぽい読書をしたいんだよなーでもあんまり堅苦しくないのがいいんだよなーという私と同じような考えを持ってる人におすすめです。
5投稿日: 2025.03.18
powered by ブクログ日本経済新聞の書籍紹介の欄で書評家の東えりかさんが取り上げていました。 前野ウルド浩太郎さんの著作は初めてです。エネルギッシュなタイトルも刺激的で、期待どおりインパクトのあるエピソードが数多く紹介されていましたが、何より前野さんの研究に向かう真摯な姿勢には大いに感銘を受けました。
3投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ときに大発生して問題となるサバクトビバッタの繁殖活動をここまでわかりやすく解説した本はなかった。フィールドワーク(現場主義)をベースに自ら結果を考察し新たな実験を計画する。PNASにも採用された内容を一般にも分かりやすく嚙み砕いて説明しているところは流石。カラー写真をふんだんに使用していることもよい。運転手兼助手のティジャニとの激アツなやり取りもほっこりさせる。今後、刺激を受けた若い研究者が育っていくことを願う。
3投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ前作に比べて文字数がかなりボリュームアップされており、コロナ禍前後の悪戦苦闘ぶりも加えられて、読み応え抜群でした。いつかサバクトビバッタの本物(出来ることなら野生での繁殖行動)を見てみたくなりました。
4投稿日: 2025.03.06
powered by ブクログ『天時、地利、人和に恵まれし者』とは、まさに作者のことである。この本を読んで、それは偶然ではなく、作者の生き様、生き方が巡り合わせて、産物(素晴らしい結果)となったと感じた。前作に比べて、より学術書に近く、サバクトビバッタについて、論文作成について詳しく記されていた。ページ数は600ページあり、かなり読み応えがあり、時間が掛かってしまったが、特に最後のまとめの部分は、人生や夢について考えられる貴重な時間になった。自分と同年代の方の活躍はとても刺激になる。自分も自分のできることを頑張ろう!
9投稿日: 2025.03.02
powered by ブクログ前作同様、税理士の先生に貸してもらった。 前作より専門的な知識が書かれていて難しかったが、この本が売れているのは9割努力1割成功体験を書いているからだと思う。前作もハッピーエンドで締め括られてたように、最後幸せになった描写があるから売れたんだと思う。やはり、ハッピーエンド描写は必要
3投稿日: 2025.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作「バッタを倒しにアフリカへ」がとても面白かったので続編のこちらも読んでみた。 前作では論文発表前ということで書けなかった著者の研究内容や仮説も今作では知る事が出来る。 バッタに全く詳しくない人間にも理解出来るよう最大限に噛み砕いて大まかに説明してくれている。(それでもやはりその部分は読むのに少し苦労したけど…) 読者が飽きないよう現地での話などを盛り込んでくれていて最後まで楽しく読めた。 生きていく上での大切な事を教えてくれていると思う。笑顔で挨拶とお礼、私ももっと意識していこう。
5投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ書き手の工夫が随所に見られ、かつ真っ当な研究成果も報告されている。意図的にユーモラスに書く文体も秀逸。 バッタの婚活と自分を対比させたり、自虐ネタを盛り込む書き方がイイ。まだ、全ての成果を晒しているわけでなく、次もあるぞ!という前振りもあり、次作にも期待したくなる。 サハラ砂漠に活路を見いだす後進の研究者が、いきなり殺到することはないと思うが、このスタンスに追従する研究者は多数出てくると思う。 人としての行動も素晴らしい!
14投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ正直、バッタは好きではないし、寧ろどちらかと言えば嫌いな方に分類される。だけれども私は前作からすっかり彼のファンになってしまった。 研究内容は至って真面目だし、研究方法もフィールドワークに拘り、とにかく地道な作業の繰り返し。とは言え、彼の文才によりめちゃくちゃ面白い本になっている。 ユーモア溢れる軽快な文章。成功談だけではなく苦労話や失敗談なども多く盛り込まれ、頭が良い方であることは確かなのに、個性的で良い意味で親近感が湧くキャラクター。人間味が溢れていて、読者は著者を大好きになること間違いなし。 バッタの事以上に、(失礼?)異国での暮らしや文化の違い等、またそこに対するアプローチなどが面白く、長い本ではあるが飽きる事なく楽しく読了する事ができた。 第10章に書かれた彼の功績は素晴らしい。つくづくメディアは勝手だなとは思わされたけれど、それに負けずに自分の信念を通した事、研究をやりきり結果を残すことができたこと。そして彼の誰に対しても感謝を忘れない姿勢、それを行動にきちんと示す事。ティジャニの息子がコータローと名付けられた事。ちょっぴり感動。良い本です。
4投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ図書館新刊コーナーより。 前作が面白かったのと、若い人向け本のリストに載っていたので気になった。 前作がとても笑えたので、今回もそれを期待して読み始める。 冒頭からとても楽しい文章で、ニヤニヤしながら読み進める。 でも、意外ときちんとバッタの研究について書かれた分量が多い。 バッタに興味はないけれど、合間に挟まれる笑える文章で、するする読み進められた。 最後のほうの、論文執筆の章が好き。 実際に形にして認められて…という流れが好きなのかな。個人的に。
3投稿日: 2025.02.12
powered by ブクログ様々な苦難を軽妙な言い回しで面白おかしく表現し、苦労を苦労と思わせない考え方が前向きにさせられる。 バッタが苦手な読者でも惹きつける筆力がすごい。 ただ前作に比べてちょっと長い。
12投稿日: 2025.02.11
powered by ブクログふざけたバッタのコスプレが表紙で有名な本シリーズ。今作の表紙は二人になっており、内容についても、前作以上に濃厚なものになっていた。 バッタの研究成果報告はもちろんのこと、日本よりはるか離れたアフリカの国「モーリタニア」の人々と、その生活や風習。論文を書いて発表すること。そして、今作は、人の生き方にまで発展している。登場人物も個性豊かなひとばかりで、それもひとえに前野さんの魅力に引き寄せられて集まってきているんだと、改めて感じた。こういう方が世界で活躍されると、日本人としてとても鼻が高い。図書館で借りるのではなく、買って印税で貢献したかった。 推しは、バッタの特級呪物。 ★4.1
168投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログ『バッタを倒しにアフリカへ』後の研究はどうなったのか気になっていたので続編が読めて嬉しい。 論文発表までの実験研究過程がユニークに綴られていてその間の困難も悲壮感がなくて軽やかに楽しく読ませてくれる文才が凄い。面白かった! 10年間続けた研究への情熱も伝わってきて著者の言う通り、最後はハッピーエンドなのも良かった。 今後も気になるのでまた本を出してほしいと願う。
4投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログ好奇心を満たす学術書であり、ワクワクさせるノンフィクション冒険譚、心温まるヒューマンドラマ、笑顔にさせるコメディ本でもある。傑作っす。2025No.1読書本もう出ちゃったかも。著者の本が今後も出ることあったら追い続けます。
6投稿日: 2025.01.11
powered by ブクログエッセイ的なおもしろさはもちろんのこと、研究者として大切なことを学べる書。面白いのでサクサク読めるが、バッタの写真が多数掲載されているので、虫嫌いは気をつけて! p.484 論文の書き方を指南した教科書は世にたくさん出回っているため、本書では詳しく取り扱わない。その代わり、学校で勉強した教科・科目がいかに論文執筆に役立つか、なんだったら、義務教育は論文を書くためのものだったのかと、感動を覚えた点について記す。 国語:論文は文章力が求められる。論理展開、話の流れに加え、得られた結果がいかに重要であるかをうまくアピールする圧倒的な筆致を有する者は、論文を制することができる。加えて、先行研究を知るために論文を読む必要があるため、読解力は必要不可実である。 実き・早の未適言言としての英蓄ができなければ、醤文を書けないし、読めないし、やってられない。英語が苦手だから理系に進み、研究が楽しくなってきたらあら不思議、下手したら文系よりも英語が必要となる。 社会(地理・歴史・公民):先人が発表した過去の論文を網羅し、取り扱う研究テーマの歴史を知るときに役立つ。また、多くの人々が関心を持つことを把握するバランス感覚も、社会の動向を知ることで得られる。異国で生活するときや外国人と話すときに、相手の国のことを知っていると大変喜んでくれる。 数学:得られたデータを統計解析する際に、基本的な演算(足し算、引き算、掛け算、割り算) が求められる。一方、高度な数学力が必須となるモデル・シミュレーション使いも存在する。 私は基本的な演算を駆使し、なんとかやっている。 美術:得られた結果を視覚化する際、円グラフ、棒グラフ、散布図など、最も直感的に理解理科:実験する際のアプローチ方法は研究者によって異なる。物理的な計算や、化学分析、生物一般(行動観察や測定)、遺伝子解析、分子生物学など、調査方法に研究者の色が出る。しやすいグラフを導き出す美的センスが求められる。白黒(モノクロ)が基本ではあるが、孤独相は緑色、群生相は黒色で表すなど、カラフルに色分けすることで、説明文を読まずとも読者の直観的な理解を手助けすることができる。グラフの見せ方も重要だ。イラストが一つ入っているだけで、わかりやすくなるし、なんだかなごむ。プレゼンする際のデザインがオシャレだったり、わかりやすかったりするとすごく良い(研究者が手掛けた魅せるプレゼン資料作成ノウハウがぎっしり:高橋佑磨・片山なつ著『伝わるデザインの基本」技術評論社)。 遺伝子や分子を扱う際には、その道の作法が必要だ。私は大変不慣れのため、解説は他を当たられたし。 体育:研究は体力勝負になる。長時間、論文と向き合うためには健康が必。知力、体力、気力の三点が揃ってようやく前に進める。 図工:論文執筆の前段階である実験で、実験道具を工夫する際に大活躍。 倫理:人のデータをパクったり、データを捏造したり、誰かを傷つけたりなど、してはいけないことを把握するために倫理観は絶対に必要。とくに生命を扱う場合、倫理的配慮が不可 穴だし、採集禁止エリアから虫を捕獲してくるなど違法行為をしてデータをとることは許されない。社会のルールの範囲内で研究をする必要があることを自覚する上で、倫理感は必気である。 家庭科:生活力が身に付き、世界のどこでも生きていけるようになる。 道徳:人に優しくできる。
8投稿日: 2025.01.09
powered by ブクログバッタ研究者の前野さんの第2作目の本。前作はアフリカでの暮らしの話が多かったが、今作はバッタの生態の研究と調査について詳しく書かれていた。研究のロジックの組み立て方が見事だったのと、とにかく手を動かして調査していることが特に心に残り、見習いたいと思った。 あと、人とのつながりを大切にするのが上手だなと思った。
4投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログ筆がうますぎてページを捲る手が止まらない。ティジャニとの珍道中や研究エピソードは前野さんのユーモア溢れる文体とも相まって笑わせてくれるけど、この本の醍醐味はやっぱりバッタの研究紀。コツコツとフィールドでデータを集め仮説検証していく強さに励まされるし、自分も見習いたくなる。
4投稿日: 2025.01.04
powered by ブクログ「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。前作は大量発生して農作物に甚大な被害をもたらしてきたサバクトビバッタの研究のためアフリカに渡った研究者のアフリカどたばた紀行的な内容だったが、今回は研究成果としての論文の話がメインで書かれており、そこに至るまでのエンタメ性もありつつ、サバクトビバッタの生態も興味深く読むことができた。
18投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の前野ウルド浩太郎博士が、アフリカの研究体験記を書籍に纏めている。 著者自身の体験談が大変面白く書かれているだけでなく、研究するためにどのようなことに困ってどう乗り越えたかを事細かに記載していて、臨場感持って楽しく読めた。 体験記がコミカルに描かれていて、とても面白かった。
4投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログかなり面白かった バッタといかに戦うか、というよりいかにバッタのフィールドワークでの研究者として生計を立てるかのお話しがメイン。 博士課程の現実はこんなに貧しくて経済的にもままならないんだ、みたいな話しって、現実に沿えばそうほどシリアルな語り口調で薄暗い話しに近づいていくが、著者のポップで読みやすい文章だと良い塩梅で消化できた。 こんなにのめり込める程熱中できるものがあるってかなり羨ましいし、それを客観的に見て文章に落とし込むスキルも凄まじい。 やりたいことと生活を天秤にかけて葛藤する内省的な部分の描写がとてもリアルに感じられるし、人間味を感じた。そもそもバッタを本当に研究し続けたいと心から思ってるのかどうか自問自答したりする部分も特に魅力的。 これからもバッタのニュース、時折チェックします
4投稿日: 2024.12.30
powered by ブクログバッタを専門に研究する昆虫学者の著者が、前作に引き続きたくましく自身の研究を完成させていくお話。若い世代にはとても希望が持てる内容だと思う。著者は複数のの助成金や公的研究費を獲得し自身の研究を完遂した。それができる人はごく限られている。著者は謙遜しているが、非常に高いコミュニケーション能力、さまざまなアイデアを駆使して問題解決する能力、タフさなど多くの才能を持ち合わせた人である。一見スーパーマンのように見えないけど、自分に備わっている能力や才能を最大限発揮することに非常に長けた方だと思う。なかなか著者のようにはいかないかもしれないが、若い人はこういった事例に触れて自分の能力を信じ道を開いていってほしいと思った。
4投稿日: 2024.12.24
powered by ブクログもー!熱い想い受け止めたよ!コータロー!! この本はただのバッタ本のレベルではないです。 前作よりも濃くて、胸熱で、著者のこと大好きになっちゃう本じゃないですかー! 執筆(レポート)の際に大切にされているユーモア、何度も玉砕して培われたのであろう文章力/構成力、最後には「夢ってのはな〜っ」てな所まで語ってくれちゃって!ウルドを語るに相応しい、夢と希望の塊ですよ貴方は。 好きなものを追いかけた挙句のところまでしっかりと分析されていて、イヤミなんかあろうものですか笑 世界中から賞賛されてもっと褒めて貰ってくださいよ!そして調子に乗ってまた本を書いてください!印税生活しちゃってください。そして、いずれはノーベル賞取っちゃってください!
168投稿日: 2024.12.23
powered by ブクログ前作よりパワーアップしてる! 今作では研究内容の話が中心になっている。 昆虫が好きなので観察の様子や結果も興味深かったけど、虫の知識がない人にでもわかるように噛み砕いて説明しているのが素晴らしい。 昆虫学者の前野ウルド浩太郎さんは、たくさんの能力に優れている。 コミュニケーション能力、諦めずに好きなことを突き詰める性格、言語化能力、人を見抜く力、許容力の高さ、周りの人を応援する気持ち、応援される人柄、感謝の気持ちを伝える、などなど…。 計り知れない様々な困難があったからこそ、それぞれの能力が更に強化されたんじゃないかな。 前作では困難の多い自虐的な内容が多かったけど、今作は今までのたくさんの努力が実って嬉しかった。 相棒ティジャニの章では、ちょっと大金を簡単に渡しすぎでは…と思ったけど、2人にはそれだけ兄弟のような強い絆があるんだろうな。 しかし、前作から7年も経っていたとは。 私は前作から2日後に読んでしまって申し訳ない。 今作も楽しみながら知らない分野のことをたくさん学べて、こんなに短く感じた8時間30分(1.7倍速)はなかった。 今だに手が痺れて長く読書できないので、Audibleでこんなに良い本を読めるなんて本当にありがたい。 論文でお忙しいとは思いますが、続編も楽しみにしてます!
98投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログ前作の「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。前作では不運に見舞われ、思うようにフィールドワークが出来ず論文も発表出来ない上、生活の違いに翻弄されたことを面白おかしく書いていたが。 今作は、それを引っくり返すような素晴らしい研究内容を見せつけてくれた。前作の伏線までも回収していく。意味があるのだろうかと闇雲に思えた仮説の先に、こんな研究結果があったとは。私には到底気付けないサバクトビバッタの生態。 まさに、前作では能ある鷹が隠していた爪を今回堂々と見せつけてきた。心の中は、すごい!すごい!かっこいい!と感動の嵐だった。(語彙力、、) 表紙のもう一人はティジャニなのか?そうなんでしょ?それ以前に、ティジャニが全然出てこない、何でなの?とフラストレーションを溜めていた後半、満を持してのティジャニの章!真骨頂が始まった。博士お金を渡しすぎですーと思わずにはいられない。だが、私も博士のように人のために尽くしたいという想いも募っていく。 博士は、自分は周りの人に恵まれていると言うが、それは周りへ無償の愛を捧げているからに他ならない。そんな人間に私もいつかなれたら…いや無理だな。 続編も期待したいが、研究も頑張って欲しいので我慢しなくてはならないと思う。
10投稿日: 2024.12.07
powered by ブクログ待望の続編。今回も満喫。にしても、新書で600頁超っていう大ボリュームが、さすがにちょっと萎える。まあ、途中で放り出さず、最後まで読ませられただけでも凄いんだけど。
4投稿日: 2024.12.06
powered by ブクログ「好き」のひとつのことを突き詰める人はやっぱりかっこいい 失敗しても足りないところを分析してそれを補えるように成長して、まさに「成功するまでやる」を体現したような物語で、自分も腐らずに努力し続けたい トルコの「誰でも分け隔てなく迎え入れておもてなしをする」文化すごく好きなんだけど、読んでいるとモーリタニアにも似たようなものを感じたので、イスラム教の価値観みたいなのが関係してそう トルコ以外のイスラム圏の国にもぜひ行ってみたい
8投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログ前作と比較すると学術的な内容が 多く盛り込まれてましたが 軽快かつ平易な文章で書かれてたので 読みやすかったです 音速の貴公子 ティジャニ は本作でも 存在感がすごかったです 集団別居仮説*を唱え、著名なジャーナルに 論文が受理され公開されたことが成果として 挙げられていました。おめでとうございます * 性成熟したサバクトビバッタの成虫は、雌雄どちらかに性比が偏った集団を形成 日中、オスの集団に産卵直前のメスが飛来して交尾し、夜間にペアで集団産卵 オス集団を目印にすることで、格好の防除対象である集団産卵場所の予測が可能
4投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログ仮説検証のための捉え方は、研究者に限らずすべてのビジネスマンに通ずるもので、新社会人やこれから企画に関わる人、自分の業務を何かしら良くしていきたいという人たちに読んでほしい。 終章は、すべての中高生に読んでほしい。夢とはなにか、失敗は悪いことなのか、人との関わりとはなにか、挨拶はなぜするのか、などなど、人生を楽しく生きるためのヒントになるはず。
10投稿日: 2024.11.13
powered by ブクログ600ページ超という分厚さ。それをブルーバックスではなく光文社新書で、表紙も全面写真、本文もカラー写真満載、価格が1500円、というところに、筆者に加えて編集者の熱量の高さが伺える。「第10章 結実の時」を読むと、筆者自身のバッタ研究に捧げた半生記であることがわかる。 前作では十分に語られなかった、そもそものバッタ大発生と対抗研究の歴史、それに連なる筆者自身のバッタ繁殖に関する研究の紹介を軸としつつ、研究生活にまつわるエピソードが大きく肉付けされている。 バッタの大発生に伴う「相」という発見、動物界におけるレックという繁殖様式、サバクトビバッタの繁殖戦略、など興味深い内容も満載なら、世界を股にかける波乱万丈の研究エピソードと人間性も赤裸々に綴られている。 その分話題があちこちに飛ぶ印象もあって、それぞれ独立して読みたい気もしたが、それだけに類書が無い縦横無尽さが、この筆者の持ち味とも言える。 今後の著作にも期待したい。
5投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ここまでのボリュームの本を書かれては、☆は5つつけるしかない… 前作も読んでいたが、その後の前野氏の七転八倒の研究がどのように進められたかが事細かに描きつくされる。 条件がそろえば異常発生するバッタ。しかし通常の状態では捕まえることすら難しく、集団で着地している状態のバッタを見つけることはさらに難しい。しかも現場は気温40-50度に達する砂漠。動くことですぐ体力は削られ… そんな中、著者はふと、バッタが雄雌別々の集団を形成していることに気づく。そしてそれが発見へつながる。 研究者が研究を進めるには、カネ(給与をもらえるか、研究費がつくか)、そして周囲との人間関係を築けるか(無理を言っても研究に協力してくれる人をどれだけつくるか)。 学術書として十分な内容が含まれるがその発見に至る、サイドストーリーの方に多くの紙幅が割かれる。 「データや論文は書いた時のまま残るがその時どう思ったか、という感情はどんどん薄まる」というのは至言。ここまで人情、感情に敏感な筆者でもそうなら… 読むのが大変な分量だが最後に差し掛かると、「もっと別の話はないの?」と感じられる一書。
4投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログふざけた表紙と変な名前で、警戒心を持って読んだが、めちゃめちゃおもしろいやん!(前作は未読) しかも、終盤、感動して泣いてしもうた。 (論文掲載でハラハラドキドキさせられて、掲載後の昆虫研究室からの励ましの部分。自分の思いを分かち合えるというのは人間にとっての最大の喜びなんだな、とじーんとした。) 自分、アホやさかい(関西弁ではなかったが)という通奏低音と、ほとばしる情熱。 ユーモアと前向きさ(と挨拶!)があれば、実り多い人生が送れるってこと。子どもにも大人にも読んでほしい。 そして、ぜひ婚活編を書いてほしい!!
7投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書は夢の旅路ということだね。 続編。前作を読んだのが5年前だったから、内容全然覚えてなかったし、分厚いから読みきれるのか不安だったけど、面白くてサクサク読めた。 写真で読むテンポちょっと崩れてしまうんだけど(笑)、簡単な言葉で書いてくれているから、すいすい理解できる。 突拍子もなく話が飛ぶんだけど、本筋に戻るときに「いままでのあらすじ」を書いてくれているから、ちゃんと戻れる!(ちゃんと理解したくて前のページに戻ったりしたけど) 惜しげもなく論文執筆技術を教えてくれる教授や、歴代の研究者たちの研究結果の存在は、いまの人たちの研究を進めてくれるのに大いに役立っていることがとてもよくわかる。 在学中は、教育者になる人ってどういう気持ちでなるんだろう、人に教えるなんてわたしには到底できないと思っていたけど、いまならわかる。 人生って、きっと自分一人だけのために生きるには長すぎるようにできている気がするんだよな。 学生時代は自分のことだけで精一杯だったけど、いまは自分一人だけのために生きる人生なんてつまらないって思う。人って変わるね。 タジン鍋の描写が本当に本当に美味しそうで、香辛料と鶏肉をスーパーに買いに行って、家のStaubでぐつぐつ煮込んで作った。最高に美味しかった。 著者が言っているように、本は色んな人の経験を学ぶことができるとても素晴らしいもの。 有限な時間で、どれだけ素敵な経験を体験できるか。もっと本を読もう。
4投稿日: 2024.10.16
powered by ブクログ前作が面白かったし、コンティニュー感が強かったので楽しみにしていたけど、前作よりはインパクトなく。バッタ学の歴史など学術的な部分が長かったのもあるが、現地の実験や描写がだいぶ減ってしまったように感じる。 大騒ぎとなったバッタの大繁殖時にコロナで現地に行けなかったり、マスコミ対など色々苦労されたのは伝わった
4投稿日: 2024.10.13
powered by ブクログ本題とは別なんだけど、お金(印税)の使い方がうまい 印税以外の収入がいまいちなんで婚活がうまくいかないと見た 研究者の生活は大変そうだけど楽しそうでもある
4投稿日: 2024.10.09
powered by ブクログ2冊目はパワーアップしてる!ティジャニ回、最高でした。もちろん研究内容が一般人にも分かりやすく解説されてて引き込まれるし、海外の人との交流についても読むのが楽しい。 何より苦労が身を結んで本当に良かった。日々頑張って研究してる人たちになんとか貢献したい気持ちになりました。こうやって本を買って、知る事は貢献になるでしょうか。とりあえず、周りの人にはこの本いいよってお薦めしました。
14投稿日: 2024.10.07
powered by ブクログ前作「バッタを倒しにアフリカへ」が面白かったので、続編となるこちらを読んでみた。 まさかの600ページの大作に驚いたが面白さはそのまま、バッタに関する知識も豊富に 得ることが出来た。 昔飼ってたバッタの卵を孵化できずに申し訳ない事をしたのを思い出した。 著者は面白可笑しく表現し、謙遜しているが。 やっぱり何かを極める人というのは天才なんだなと思った。 バッタ博士としての研究、情熱、行動力、それに人を惹きつける魅力がすばらしかった。
7投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログ新書にして22万部を売り上げたベストセラーの前著から 7年、ついに前野「ウルド」浩太郎が帰ってきた。しかも、今回は国際農研の(期限なし)職と、米国科学アカデミー紀要掲載論文をひっ下げての登場だ。お楽しみパートとしてティジャニとのドタバタも満載で、サバクトビバッタの集団交尾の秘密をユーモアたっぷりに解き明かす。
7投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログ面白かったー!でも重かったー! 本の重量がすごい…。 仰向けで読もうものなら顔の上に落ちてきたときかなりびっくり。 でもそれだけ内容が盛りだくさんってことですね。学術的なことはもちろん、運転手ティジャニのこととか、モーリタニアでの生活のこと、歩んできた道のりのこと。 学術的なことも素人に分かりやすく書いてあるので興味がわきます!私はもともと虫が苦手なのにどうも読みたくなってしまう。 本当に面白い本でした。
6投稿日: 2024.10.01
powered by ブクログ前作から続けて読み終えました。 簡単な言葉で分かりやすくて面白いです。 研究者のフィールドワークがどんなものか全然知らなかったし、バッタについて考えることもなかったので、知らないことをたくさん知れて興味深かった。
5投稿日: 2024.09.30
powered by ブクログ最高でした!! 環境や健康に配慮したバッタ防除に結び付く世界初の発見とは、めちゃくちゃすごい! それをこんなに解りやすく、ユーモアを交えて笑わせながら読ませるとは、恐るべし…。 前作に続き、サバクトビバッタの繁殖活動の重要な発見に至るまでを、研究のみならず、各国での暮らしや人間模様も交えながら綴られています。 ある仮説についてや、論文が国際ジャーナルに受理されるまでの長きに渡る研究の裏側。 モーリタニア、モロッコ、フランス…と、世界での奮闘とご活躍。灼熱の地でのフィールドワークは過酷すぎて、「よくぞご無事で!」という思い。 新たな事実を見つけ、明らかにすること 研究へのモチベーションの維持 研究を共にする者への心配り 逆境にあっても継続する力 不測の事態への対応力や楽しめる能力 …どれを取ってもすごいと思う。 本書は知的好奇心を満たしてくれますが、ある意味では冒険書のようでもあり、著者の人間的魅力と笑いが溢れていておもしろい。 “あとがき”を含め濃密な内容に感心しきり。 今後の更なるご活躍と続編が楽しみです。 『論文は半永久的に残り、受け継がれ、知の結晶として積み上がっていく。色んな大きさ、形、色があるだろうが、確実に折り重なり、すそ野に、高みに加えられていく。論文は研究の証となり、歴史をつくっていく』 『世界中で、毎日のように発表される多くの論文の一報一報には、研究者一人ひとりのドラマが隠されている。様々な想いが「知」に形を変え、半永久的に受け継がれていく。(中略)よそでは味わえない興奮や感動に全身が痺れ、快感に酔いしれることができるのが研究の醍醐味の一つだ。』
18投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ「バッタを倒しにアフリカへ」の続編、読むほかあるまい。二冊に分けて出してもよかったのでは、とおどろく厚さだけど、読むぜ!
5投稿日: 2024.09.22
powered by ブクログ爽快!!あー気持ちが良い!! コータローの熱量が本を通しても伝わる。サバクトビバッタと向き合う(時に別の虫だけど)コータローがかっこいいとさえ感じる。 わたし、本当に虫が苦手なんだけど。そんな事も気にならないくらい、むしろサバクトビバッタの性生活に夢中にさえなる。 サバクトビバッタの学術的な本のくせに、くせに?笑 ティジャニスピンオフの仕上りが好きすぎる。スピンオフの第7章でさえも、コータローの生き方、投資の仕方、イケメンだなって感じた。好き。笑笑 こんな真面目でふざけて(多分コータローはふざけてない)笑えるのに、人生で大切なことも教えてもらえる。 まだこれから夢を進路をって探す子どもたちの親世代に是非読んでほしいなって思う。 きっと、発見があるはず。 「自分が行動しなければ、自分を満足させることはできない」 わたしの人生をかえる1冊にまた出会えて幸せ。
6投稿日: 2024.09.18
powered by ブクログaudible 。前作を読んでもないのに本作を読んでしまった。興味はあったけどこれほど楽しい本とは思ってなかった。バッタの生態を研究し論文にしただけの話なのに作者の腕前が発揮され、巧みなエンタメになっている。 腕前というより、この人はほんとに面白い人なんだと思います。
12投稿日: 2024.09.15
powered by ブクログミスター味っ子とか横山光輝三国志とか情熱の薔薇とか引用しちゃうナイスガイなのに、なぜ彼女ができないのか!
4投稿日: 2024.09.13
powered by ブクログ手元に届いた時、前作よりめっちゃ分厚くなってて一瞬怯んだんだが今回もひどく面白いぞ。 コータローもすっかり歳を重ねたハズだが語り口は変わらず軽妙。前回は控えられてた研究内容も読者に分かりやすく噛み砕いて説明してくれてるので万人がおいてけぼりを食らわない工夫されてる。 コータローの人となりが存分に見える本当に素敵な本だと思う。血族みんなエリートでスマートな家系とかじゃなく、私のような至極普通のご家庭で育ったコータローが一研究者として生きていくまでがすんごくよく見える本だと思う。 研究や、海外生活、文化など以外にも生きていくのに大切なことや進路に迷ったらとか、失敗したり、嫌なことがあったり、バカにされたりしても大丈夫だよって背中を押してくれる事があちこちに繰り返し書かれているよ。 バッタを倒しにも面白い。 バッタを倒すぜも面白い。 それにしてもティジャニにお金渡しすぎw
20投稿日: 2024.09.12
powered by ブクログバッタ研究ドキュメンタリー続編! 再びバッタの世界へ飛び込む。 学術書としてのバッタ解説も深いが、ティジャニとの絡みやその他の紆余曲折エピソードが前作以上に面白い! バッタアレルギーになってまでも、ここまで夢と希望と執念を持てることが羨ましい。 著者の人柄の良さが、良き人脈を広げていて感動すら覚えます。著者ご自身の婚活も成就するよう願わずにいられない。 また続編が出るといいな。
13投稿日: 2024.09.11
powered by ブクログ表紙のコスプレが二人に増えていた。 出てくる食べ物が美味しそうでうっとりした。ティジャニのタクシープロジェクトや自分で家を建ててしまうエピソードが楽しかった。 前作のノリはそのままだけれど、今回はしっかり学術書だった。 集団別居仮説。面白かった。
24投稿日: 2024.09.08
powered by ブクログ前作に引き続き、バッタ愛が溢れる本でした。 普段だったら接する機会がない昆虫学の世界、モーリタニアの生活を一緒に体験させていただき、とてもワクワクしながら読み進めました。 改めて前作も読み直してみよう。
6投稿日: 2024.08.23
powered by ブクログかの名著「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。今回は前作であまり触れられなかった前野氏の研究内容とフィールドワークについてがメイン。 半分はバッタの研究に関する学術書だが、もう半分は前作同様に変態バッタ博士のアフリカ珍道中である。 ラノベがごとく好き勝手に書いてる文章を除けば、本格的な学術書といっても過言ではない仕上がり。前野氏の研究者としてのレベルの高さを感じることができる一冊だった。 前作を読んだ方は必読です。
3投稿日: 2024.08.21
powered by ブクログ著作のバッタ研究の集大成とも言える一冊。 600ページもあるが、軽妙な書き口で、バッタ話の方が少ないぐらいなので読みやすい。 研究者を諦めた者として、前野さんのように、無収入を怖がらない豪快さ、コミュニケーション能力とかがあれば人生変わってたのかなと思う。 何事も前向きに捉える姿勢が素晴らしい。 いくら印税で儲かってるとはいえ、100万単位で、ほいほいお金を友人のために使う、いろんな人にお礼をしまくる。 人間の器が違うなとおもった。 論文掲載のあれこれは、わかりみが深く、自分の時はイライラしてたけど、はたからみたら面白い(笑) インパクトファクターの大きい論文掲載おめでとうございます!
6投稿日: 2024.08.20
powered by ブクログ前作も読んだが、今回も面白かった。 一応、学術本?ということだが、テンポの速い文体でとても読みやすかった。 写真や図も豊富にあり、素人にも分かりやすい。 ティジャニ(モーリタニアでの相棒)の章も特別にあり、面白かった。ティジャニさんがいなければ研究に差し障りがあるんだとしみじみ感じた。 研究ももちろん素晴らしいが、内面の素晴らしさも感じる。フランスの研究機関で研究させてもらったり、アメリカに行ったりと、前野さんの素晴らしさが人を惹きつけている。 研究者に国境はないんだなと思った。 最後、論文を書く章では、論文の大変さを知った。こんな大変な思いをして日本の研究者の皆さんは論文を書き上げているんだ、、、頭が下がる思い。 今日本の研究費が少なくなってると聞くが、将来のためにも研究費がもっと増えたらと思った。また、研究者を支える人たちも増えたらよいなと思った。 話が面白いのでついつい笑ってしまうが、しっかりしたバッタの研究の話でおもしろかった。
3投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログ非常に内容が盛りだくさんでお腹いっぱいになった本。 本筋は学術書なんだろうけど盛りだくさんすぎて焦点がぼやけてしまったような気もするけど。 著者は本文でユーモラスに語ってるけど日本の学者、特に若手の立場は不安定で先が見えずどうにかならないものかと思う。 日本の論文引用数が13位に転落したとこの間新聞で読んだけどこの有様だと何か手立てをうたない限り沈む一方だろうな。
3投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログ前作より詳しいサバクトビバッタの研究内容が語られ、写真も多くこんなことしてたんだと分かりやすかった。また、運転手ティジャニに1章さかれているが、そのお人柄に感動すらおぼえた。 とにかく、メジャーな雑誌に論文掲載されたのは本当に良かったです。
3投稿日: 2024.07.28
