
総合評価
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powered by ブクログ有名なmediumがまだ積読にも関わらず、先にこちらを読んでしまう天邪鬼。 年代も性別も違うのに、中学生女子達の『学校』という狭い箱での他人と生きる空間。この娘達に共感出来るのは、自分も同じ箱で他人と自分を比べて生きてきたから。 今、生き辛いと思っている同年代の中学生達にも、箱に閉じ込めている子供を持つ親にも読んで欲しい短編集。
22投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
教室の独特な空気に上手く適応出来なくてしんどい思いをしている中学生の女の子達が、自分の学生時代と重なり合う様で息苦しさを思い出しました。学生時代って目には見えないけれどもはっきりと分けられたカースト制度があって、この物語の様にカースト下位だと教室にいるのが苦痛でした。辛い思いをしている子達の「普通に学校に行って勉強したい」気持ちを我慢しなくても良い環境が当たり前になりますように。
0投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ保健室登校をしているナツとサエ。2人の楽園は、サエが、“自分のクラスに戻る”と言い出したことで終焉を迎える。(「ねぇ、卵の殻が付いている」) 女子中学生の憂鬱と、かすかな希望を描き出す6つの物語。 様々な生きづらさを抱える女子中学生たちを主人公とした連作短編集。 いじめやスクールカースト、承認欲求に保健室登校。中学を卒業してこんなに経っていても、今思い出しても心のどこかがズキズキ痛む。 キラキラした青春を送れなかった人や、そういう人を近くで見てきて後悔してきた人に刺さりそうな小説です。 この作品で苦しんでいる少女たちの状況は、物語が終わりを迎えてもほとんど解決はしません。けれど、それでも一歩を踏み出そうとする彼女たちはとても強い。あなたにも、ほんの少しの勇気と希望を与えてくれる……かも? 春名風花さんの解説も素直な気持ちが書かれている感じで良いです。
25投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「朝。誰もいない教室へ来ると、この世界で自分がたった一人きり、生き残ってしまっているような気分になる。いいようのない寂しさを抱えながら、手帳を開いて、これから死ぬ気分で文字を綴ると、自分が少しずつ少しずつ、ほんとうに死んでいくような気がする。 それがわたしの、誰にも見られてはいけない朝の儀式だ」死にたいノート
0投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ女子中学生の校内カーストで下位に位置付けられてしまう生徒の胸の内が語られていて辛い。 もし自分がその立場であったらどう打開していくのだろう。 作品の中それぞれのエピソードの結末はあるのだがハッピーエンドではない。 その結末の後も彼女らの苦しみと戦いは続いていくはず。 この作品を読み終えてもそれだけでは現実問題に解決の道があるという光明はない。 何故ならカースト上位の彼女達が作り出す陰湿な現実を誤魔化しなく描いているだけで救いの手をのべてはいないから。 ただひとつ、苦しんでいるカースト下位の彼女達がこの作品を読めば自分だけが辛いのではないと思い至るきっかけにはなる。 それは解決にはならないが彼女達のひとつの心の拠り所になるかもしれない。
0投稿日: 2025.07.31
powered by ブクログ学校という小さな箱の中はときに残酷だ。 「ふつう」じゃなければ、はみ出れば、型にハマらなければ、いとも簡単に弾き出されてしまう。 そんな世界で揺れ動く少女たちのお話。 どの短編も最後まで描写されることがなく、けれど何か一歩踏み出した形で締めくくられている。 地の文に比喩表現が多く、少女たちの些細な動きが丁寧に描写されている。 ああ、私はどんな少女だったんだろう。 学校で私は傷ついたり傷つけたりしたのだろうか。 2025.7.17 読了
0投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログ中学校生活に上手く馴染めない生徒たちの話。 いじめ、疎外感、ノリの合わなさ等各々悩みの大小はあれど、決して良い人生を歩んでいない。 普通でないことの怖さと自由さを同時に運んでくる。ただ一つ言えるのは学校という檻に閉じ込められる期間は有限で、未来は分からないということだ。 「耐えることだけが美徳じゃないこと」「他人の価値観が絶対じゃないこと」 学校だけじゃなく、社会を生きる我々にも大事な要素だと思う。
9投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ小説の神様シリーズのキャラクターの心象がとても精緻で繊細で、素敵だなぁと思ったので、こちらを手に取ってみたんですが。一話目を読んでみて、先行きが見えず、どんな物語なんだろう、と思っていたら短編集だったんですね。正直、中学二年生の女の子たちの、生々しい心情と重苦しいエピソード、きらきらと煌めく鮮やかな描写が、ものすっごく素敵な作品でした! びっくりしました。こんなに、かつての自分に懐かしさを感じられる物語があるなんて。行きたくない、学校に行けない、なんて考えながらも一所懸命に学校に通っていた日々。学級カースト。周りからの視線。早熟な女の子の手元に煌めくコスメと飾り。どれも、本当に、愛おしかった。 表通りの日向を闊歩できるほどには、自信もなくて、なにも、もっていなくて。気だるく鬱屈した思春期だったとしても、そこに希望もあまり見えなくても、必ず生き過ぎてくるこの時代を。こんなにも細やかな筆致で描き出せた作品だなんて、感動しました。 きっと、中学生、というひとつの段階を、成長や将来への希望、夢、といったもので彩り生きてきた人や、思い描いてきた人にとっては、なんて暗い、重苦しい物語なのだろうと思えてしまうかもしれないのですが。人生はいろいろで、恵まれた光のはしっこを掴んで生きている人ばかりではないので、こうした学生時代の苦労が見える小説はなんとも新鮮で、逆に学校に行けない子供達の増えた今の時代性にぴたりとハマるような気がしました。 そのなかでも、わたしは「放課後のピント合わせ」が好きです。わたし自身が、趣味の多い人なので、趣味を薦めてくれる存在と、それをきっかけに広がっていく生活、というテーマが本当に面白かった。教師の姿もみずみずしく、読者をソワソワさせて引っ掛けるような文章の運びのギミックにもカタルシスを感じます。 キュン、とした「好きな人のいない教室」は、物語の展開の仕方が秀逸で。解決や明るい光より、主人公の意志と気持ちの動きの表現でしめくくる、結論にとても心が揺り動かされました。シンプルな少女展開とは違う。でも、確かに見えるその形が、とても素敵でした。
6投稿日: 2025.05.20
powered by ブクログ学校生活でこういうことあるあるだったなあと感じながらサクッと読める。最初はモヤっとするものの、最後希望が見えそうな終わり方、しかし全ては書かないのがすてき。
0投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ2025/04/17 学校に足が向かない人たちの物語。 足が向かなくなる、行きたくなくなるのにもそれなりに理由があって、それは周りの人から見たら大したことじゃなかったり、些細なことなのかもしれないけど当人は一生懸命全力で考えて頑張っているんだなというその葛藤や奮闘をとても現代風に小説化していて読みやすい物語だなって思いました。 しかし、途中の短編で出てくる先生は、さすがにこんなやつ最低すぎるだろ…と思いました。後書きに小説の中に入ってこの先生をぶっ飛ばしてやりたいという表現があったのですが、まさにその通りだなと同じことを感じました。 自分の生きてきた生き方や考え方はごくごく一般的で、結構普通なんじゃない?と思う人こそこの本は読んだ方が良いのではないかと思います。 学校という集団に対してどのような思考過程で足が遠のいていくのかがとてもわかりやすい描写として描かれているからです。 また読み返してみたいと思います。
0投稿日: 2025.04.18
powered by ブクログ『ねぇ、卵の殻がついている』 保健室登校のナツとサエ。ずっと隣に居てほしかった存在だった。サエが数学の問題集を解いている。来週から教室に戻るというサエ。そんな彼女に対して、わけのわからない苛立ちが募るナツ。 そんなナツの思春期独特のモヤモヤとした苛立ちが、文章を通してひしひしと伝わってくる。この『わけのわからない苛立ち』は私にもあった。なんの苛立ち?と聞かれてもうまく答えられない…そう、説明しがたい苛立ちなのです。 ほんとうは自分がどうしたいのか、どうしなければいけないのかなんて、わかっているんですよね。じゅうぶん頑張っているんですよ。あとはほんの少しのきっかけと、一歩踏み出す勇気さえあれば……と。 『好きな人のいない教室』 あの子が持っているから私も…皆がそう言うからそうだとか…右に倣えのような空間は正直しんどい。 香水の香りが好きな子がいてもいいと思うし、香り付きのペンの匂いが好きな子がいてもいいと思う。 自分の好きなものは好きだと胸を張り、ひたむきに向き合う姿は本当に輝いてみえます。 好きなことがあって、大切な人がいたらもう幸せなのです。肩の力を抜いて自然体でいられたら、皆、きっともっと自由に羽ばたけると思うのに…と考えさせられました。 『死にたいノート』 雨の降る日が好きだという主人公の気持ちが冒頭の情景でとても伝わってきた。また、雨の冷たさの文章が、物語そのものの空気感を漂わせています。 どうしようもなく苦しい衝動に駆られるとき、自分の死というものを具体的に、安直に考えてみたりした経験は、ある。そんなときは生きている意味を、死にたい理由を探していたように思う。 死にたい、死にたいと書き綴っていた意味を知ったとき、あぁそうだったのかと腑に落ちた。読み終わると、胸がじんわり暖かくなったお話でした。 『プリーツ·カースト』 カーストとは。ヒンドゥー教における身分制度のことでランク付けによる格差を表す言葉だ。学校でも職場でも日々暮らしているありとあらゆる中で、なんらかの形でランク付けされていたりする。世の中、窮屈で生きづらいものだなと感じる。 主人公の女の子の心の葛藤を読んでいると胸がつかえた。 たとえスカートの長さが違ってもいいじゃない。あなたはわたしにはなれないし、わたしもあなたにはなれない。比べたり羨んだり、意志にそぐわないことに同調しなくてもいいのと言いたい。……とは言っても世の中そうさせてくれないものだから、生きづらさが生じてしまう。 上だとか下だとかいうランク付けも時に必要ではある。でも秩序のない、ただ笑いものにするだけの無意味なカーストは必要ない。誰も幸せになれないと思うから。耳を傾けて、寄り添える心を持ちたい。 『放課後のピント合わせ』 光と影。写真を撮るとき、撮りたいものにピントを合わせる。撮りたい被写体によって、どちらも自然と主役になる。フォーカスの中心にいる眩しいあの子達と、ピントがうまく合わない自分。光と影。比べてしまう主人公の女の子の心情に、またも胸がざわついた。 生きているうちに一度くらいは考えたことがあるのではないでしょうか。自分という生き物は何者なのか。自分の価値を数字や評価で決めなくてはならないときが。 うまくピントが合わないのは日常よくあること。感情を持つ生き物だもの、劣等感や喪失感は生まれてしまう。だけど、一瞬でもいい。自分と世界とのピントが合わさったとき、ほんの少しの勇気を持てる気がしてくる。そんなお話でした。 『雨の降る日は学校に行かない』 生きている世界に絶望して、今すぐに消えてしまいたいと思う日が、人生に一度はあるのではないか、と思う。そう思わないで人生を歩む人も、もちろん居るだろう。 わたしは、前者だった。他人からすればそんなことくらいで?ということでも、理不尽に受けた傷は大なり小なり痛みを負う。その痛みごと背負って生きていかなきゃならないんだから。 読み進めていくうち、主人公の女の子の心の中の叫びに共鳴して、涙が流れた。苦しかった。それでも作者は、わたしたちにとても大切なことを訴えかけているのだと思った。 思春期真っ只中の学生さんにぜひ読んでもらいたい。勿論、大人の方にも。(私もいい大人)
12投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ中学時代、高校時代のスクールカーストを思い出しました。理不尽ないじめの構図やカーストによるイゴゴチの差よ、、、。私の時代は行かないという選択肢がほぼない時代だったので死に物狂いで通っていたのを思い出します。イジメは受けてはいなかったですが、大人数集まるところが苦手で、謎に毎日教室に入るのが恐怖だったなあ。音読や発表で自分の番が来ると固唾をのんで見守られている様なしんとした空気が嫌だったのを思い出しました。 この学校のいいところは保健室の先生が心の居場所を与えてくれるのがいいところですね。私の子どもは起立性調節障害でしたが怪我などではない限り保健室ですごさせてくれませんでしたので。今はそういう子が多すぎて対応しきれなく、そんな措置になってしまうのだろうな。 絵の上手な男の子、芯があり強くて好きでした。。。イジメられてる子や加担してる子、承認欲求の激しい子。それぞれみんな気づきがあるのが救いでした。しかし解説が微妙でした。 一日で一気読みでした。
7投稿日: 2025.01.08
powered by ブクログ学園もの、いじめや生きにくい子どもなどの描かれ方が『教室にならんだ〜』と似たような感じ。 なので、私だったら断然『教室に〜』をすすめるかな。 好きな人のいない教室はよかった。
0投稿日: 2024.10.30
powered by ブクログ中学校のスクールカーストに焦点を当てた連作短編集。子供の世界は本当に残酷。とくに女児童の場合は顕著である。 幼少期は友達同士でも、容姿が違えば、思春期には疎遠になってしまい、イジメの対象にすらなる。容姿だけで、居心地や青春の全てが決まってしまう。お洒落をすることも、クラスメイトに話しかけることも出来ない。 そして先生も無沈着で、彼女達に残酷な仕打ちをする。特に最終話に登場する男性担任は、無沈着、無神経な最低である。学校行事や毎日の給食、清掃すら、罰ゲームのような時間だ。 教室の隅で、誰とも関わらないことだけを願い、卒業までの日々を平穏に過ごしたくなる気持ちは本当によく分かる。生き地獄である。 中盤で、救いの手をさしのべる陽キャラ女子と、自らの過ちに気づいて心を入れ替える女子が登場し、一見ホッとさせられる。ただし、虐げられている側にすれば、不気味で信用出来ないのかも知れない。「裏切られるかも知れないと分かっていつつも、誰でも良いから繋がっていたい」という切実な心情も描かれており、涙を誘う。 私が中学生の時、校区の住民から「女子生徒がプリクラを撮っている」とのクレームがあり、「心当たりある女子は全員講堂へ来なさい!」との招集がかかった。8割くらいの女子が向かったのだが、教室に取り残された生徒が、顔を真っ赤にして居心地辛そうにしていた。それを見てヘラヘラ笑う男子達。当時の教師達は、怒りに任せて注意指導することに精一杯で、自分が無沈着でどれだけ酷い判断をしているのか、分からないのだろう。 あの時、顔を真っ赤にしてした子たちはどうしているのだろう?一生懸命勉強して、あのような狭い監獄から解放され、違う世界で活躍し、自信を取り戻しているだろうか?かつてのクラスメイトを赦すというより、もはや眼中に無いくらい、生まれ変わっていて欲しい。既に周りの誰よりも、美しさは備わっているのだから。
20投稿日: 2024.08.10
powered by ブクログつらい経験をいっぱい思い出して、苦しくなりながら読みました。でも一歩踏み出そうとする登場人物たちに励まされた。また時間を空けて読んでみよ。
0投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ねぇ、卵の殻が付いている サエ 中学二年生。保健室登校をしているが、クラスに戻る。 ナツ 中学二年生。保健室登校をしている。 長谷部 保健の先生。 松本先生 好きな人のいない教室 律子 森川 中学二年生。 塚本 いつも、ピーチの匂いがする。ぱんぱんに膨らんだ化粧ポーチを鞄に隠し持っているような子。 岸田 森川の隣の席の男子。絵が上手い。 田村先生 吉田 クラスメイト。おとなしい女の子。 ミウ 松尾先生 死に死にたいノート 真希 藤崎と同じ小学校で、私立中学に進学。 藤崎 図書委員。ノートを落とす。 河田千瀬 弓道部。 宇佐美先生 あっちゃん 河田の友だち。バスケ部。 プリーツ・カースト 梓 ふわふわとしておしゃれさん。 福原真由 梓と同じダンスの班。体育が苦手。 エリ 真由とは同じ小学校だった。 野田 馬鹿な男子の筆頭。 里穂 天文部。 マキ 加奈子 放課後のピント合わせ 堀内しおり 自撮りをネットにあげている。 ヨーコ ナオ 三年生の彼氏ができた。 吉沢 大西 柳先生 しおりの担任。数学教師。 雨の降る日は学校に行かない 飯島 小町サエ さっちゃん。 千恵 しおりとは小学校で何とも同じクラスになった。 飯島 背が高くて、モデルをしているみたいに可愛らしい。 由希枝 小学校のとき仲が良かった。 川島 担任。 長谷部 保健の先生。 岡崎ナツ
0投稿日: 2024.05.07
powered by ブクログいじめにあった事も見たこともない。 そう思っているが実際は自分の周りでも気が付かないだけでこんなことが行われていたのか知らん。 解決の手立ては有るのか知ら。
23投稿日: 2024.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女子中高生の生きづらさを描いた短編集。 学校という狭い空間で生きづらさを抱える女の子達が、いじめや不登校に苦しみながら希望を見いだしていく物語。 正直、読んでいて描写がリアルすぎて辛くなるシーンが多い印象でした。陰口を言う場面や親の干渉具合が自分がまるで経験しているかのような感覚になり、何度も本を読むのを途中で辞めしまいたくなりました。 その辛い展開の後は、新たな出会いで新しい光が彼女たちにさして終わっていくところはとてもホッとしました。 彼女たちの幸せを願わずにはいられないと思います。
37投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログ相沢さんの本を一度は読んでみたいなーと思い、この本を読んでみました 中高生の苦しい部分、残酷なことなどから最後は少し希望が見いだせるようなお話の短編です うーん、身近に苦しんでいる子供を見てきた者からすると、チト読んでてしんどくなってしまいました これを読んで救われる気分になれる子供達が居るなら良いのですが、逆も多いかもですね 苦しんでいる子達が 学校なんて理不尽を学ぶとこ 我慢を覚えるとこ と気楽に思えれば一番なんでしょうね^^;
0投稿日: 2023.12.20
powered by ブクログはじめて読んだのは中学生のころでした。「虹の匂いに鼻をくすぐられた」という文章がとてもよい、と思ってそこがいちばん印象深いです。なんとなく手元に欲しくて、書店で文庫本を見つけて購入しました。自分の学生時代を思い出して胸が痛くなるような、でもどこか透明感があって嫌いになりきれないようなお話でした。これを読んで救われた私が確かにいたこと、忘れないでいたい。
3投稿日: 2023.10.12
powered by ブクログ中学3年間は、私にとっても人生で1番、いい思い出のほぼない期間。 「だって、わたしたちは、たまたま同じ年に、たまたま近くで生まれただけに過ぎない。たったそれだけの理由で一緒くたにされて、教室という狭い空間に閉じ込められてしまう。自分に嘘をついてまで、そんな繋がりを大事にする必要なんて、ほんとうは、どこにでもないんだ。」 表題作の『雨の降る日は学校に行かない』が、読んでいて一番きつかったです。 クラスメイトだけでなく、担任の先生の言葉も。 「(親に)聞かれたら、答えなきゃならない」と思う気持ちも。 最初の話につながっているとわかってホッとしたけど、現実には解決につながらないケースの方が多いんだろうなあ。 この本に出てくる「飯島さん」のような立場の子にこそ読んでほしいと思います。
4投稿日: 2023.08.11
powered by ブクログどのお話もラスト、主人公が自信を持って行動しようとするところで終わっていて応援したくなるような気持ちになりました。 こんな人もいるんだって気付かされました。 自分の軽い気持ちで発したいじりやいたずらが誰かを辛く惨めな気持ちにさせ、深く苦しめる可能性があると分かりました。
4投稿日: 2023.08.03
powered by ブクログ文がめちゃめちゃに上手い。それゆえに中学のあのどろどろした空気が本から伝わりすぎて、自分の暗黒の中学時代を思い出し何度か本を閉じてしまった。 救いがあるのかあまり分からないような終わり方ばかりで少しだけ私は苦手だった、、、負の描写があまりにもきつくて、、、 中学時代こんな思いをしなかった人って本当に数少なかったんじゃないかなと思う。あの時の感情が恐ろしいほど蘇り大ダメージを喰らってしまいました
1投稿日: 2023.07.20
powered by ブクログスクールカーストをテーマとした短編集。「辛かったら学校に来なくてもいい」は、その子にとって救いのようで救いにならない気がする。 いじめっ子は自分の過ちに気づくことなく学校に行けて、いじめられた子は学校に行く当たり前の生活が奪われてる……。
0投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昔読んだ作品。 保健室登校をしているナツとサエ。 2人の平和な楽園は、サエが"自分のクラスに戻る"も言い出したことで、不意に終焉を迎える─。 学校生活に息苦しさを感じている女子中学生の憂鬱と、微かな希望を描き出す6つの物語。 現役の中高生達へ、必ずしも輝かしい青春を送ってこなかった大人達へ。 あなたは1人きりじゃない。 そう心に寄り添う連作短編集。 この本は、短いお話が6つ入っている本なのですが、私が特に気に入ったお話は、6つ目の「雨の降る日は学校に行かない」です。 このお話は、中学に入学してすぐ、とりあえず一緒にいる様な上っ面だけのグループに入った主人公のお話です。 ある日主人公が、グループのリーダー格の子の連絡を少し無視したことにより、主人公はいじめられてしまいます。 そのいじめは、女子からだけでなく、男子からもされてしまい、その上担任の先生からも心配はなく、むしろ「クラスに馴染めないお前が悪い。」と言われてしまいます。 親にも迷惑をかけたくない一心で言い出せず、ついに主人公は壊れて学校に行けなくなってしまいます。 そして主人公は保健室登校をするようになり、その後のお話もこの本に描かれています。 私が気に入ったこのお話以外の5つも、全部学生特有のイザコザが描かれていて面白いです。 どんなに素敵な学生生活を送ってきた人でも、共感できるところはあると思います。
0投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログものすごくいじめの描写が多くて、短編集なのだがどれを読んでも苦しかった。だから読んでいる間中ずっと苦しかった。 これが現実に起きたら、ハッピーエンドにはならないよ。
1投稿日: 2023.06.11
powered by ブクログ保健室通学が無い時代に生まれた自分は この物語のようにクラスカースト最下位 の生き方を見いだせなかったので、実は 羨ましく思える部分もある(´・ω・`) ナツとサエの物語・・・最近このような イジメの小説を読むなあ(心が痛い)
1投稿日: 2023.05.17
powered by ブクログ最初の2編を読んで、ちょっと合わないかなと思って最後の短編を読んだ。典型的ないじめ描写が、ちょっとリアルさにかけるかなと思ってしまったのは当事者じゃないからだろうか。
0投稿日: 2023.04.20
powered by ブクログ「学校へ行く=普通」 という考え方が一般的だけど その枠組みに順応できない子、なんとか与えられた場所にいるけどもがき苦しんでいる子、いろんな子がいる。 それは、フィクションに限った話ではない。 本書の短編はどれも結末は明確に描かれていないけど、彼女たちの物語は続いていく。どこまでも。 中学まではみんなと同じじゃなきゃいけない? そんなことない ある程度の規律は必要だけど自分も楽に呼吸できる場所を見つけられれば
1投稿日: 2023.01.29
powered by ブクログ全く違う性格の少女たちでも、理由は違えど「学校に行きたくない」その思いは同じ。 学校に行きたくない少女たちの成長の奮闘記。
1投稿日: 2023.01.18
powered by ブクログいつか赦せる日が来る、なんて、頑張れ、と同義だ。そんな強くなれない。実は途中で一度挫折した、内容云々よりも気分を選ぶ本。私は、赦さないよ。
1投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ保健室登校しているナツとサエ。2人の平和な楽園はサエが「自分のクラスに戻る」と言い出したことでー。 学校生活に息苦しさを感じている憂鬱とかすかな希望を描き出す6つの物語でした。 彼女たちの悩み苦しみに涙でした。
23投稿日: 2022.12.01
powered by ブクログ普遍的なテーマだと思うけど、良かった。 心理描写が繊細で、主人公たちの気持ちがよく伝わってきた。私が特に好きなお話は「放課後のピント合わせ」。しおりの最初の方の行動は、見ていて気持ちの良いものではなかった。でも、しおりの行動にも理由があることがわかって、なんとも言えない気持ちになった。 「死にたいノート」の涼の気持ちも少しわかる気がした。物語を綴ることが好きなのも同じだった。より良く明日を生きたいと思わされた。
4投稿日: 2022.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
学校は不条理で、残酷で、とても苦しい。 行きたくないなら、行かなくてもいい。 学校へ行けなくなってしまった子が戦っていない訳じゃない。頑張っていない訳じゃない。他の生徒とは違う道を選ぶ分、想像を絶する覚悟を強いられている。 悩んでいる子に対して綺麗事で励ますんじゃなく、寄り添うような小説です。とても素晴らしい作品でした。
1投稿日: 2022.11.12
powered by ブクログ女子中学生は大変だ。 なかなか共感するところまではいかないが、 単純なハッピーエンドにしていないところがよかった。
1投稿日: 2022.09.18
powered by ブクログ話の展開は浅いなって思っちゃったけど、話に出てくる登場人物は学生時代の私と似ていて、「青春を楽しめない人だっているよな」って気持ちになった。同じような人たちに届いてほしい。
0投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログ中学生女子は本当に大変。死にたいノートが題名は怖いけどいちばん好きです。表題の話は出てくる先生が最悪でイライラしちゃう。
0投稿日: 2022.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ゆで卵」「フィルムカメラ」「スカート」といった、モチーフの使い方がとてもいいなぁと思った。 とくに、「放課後のピント合わせ」の「だってこのカメラはアナログで、デジタルじゃないから、アップロードなんてできない。できなくたって、きっと構わない。」という台詞が秀逸だと思った。
0投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログ小説を読んで率直に気持ちを書くなら「嫌な気持ちになる」だ。 "いじめ" 何がきっかけで始まるのか、どうしたら終わるのか 自分はどうしたらいいのか、定義もわからないが 周りが、自分がそう思ったらそうなんだと思う。
1投稿日: 2022.06.28
powered by ブクログ雨の降る日は学校に行かない(集英社文庫) 著作者:相沢沙呼 発行者:集英社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 あなたは一人きりじゃない。こころに寄り添う連作短編集。
1投稿日: 2022.06.18
powered by ブクログあんなに小さな建物の中に、たくさんの人が詰め込まれるのって変。そりゃあ、誰かと比べたり、比べられたりしちゃうよね。あんな狭い世界に閉じ込められちゃうなんて逃げ出したくなることもある。みんながみんな、それぞれの、問題を抱えて生きているんだな。 P45 「わたしの手にあるプリント用紙みたく薄っぺらで、けれど指先を切り裂くくらいには鋭く、ちくりとする話だった。」
1投稿日: 2022.05.28
powered by ブクログ学校生活で集団とは離れた生き方をしている人たちの物語。私は虐められはしなかった(気づかなかっただけかも)けど、カーストでいうと下の方だったので、キャピキャピしている人たちとは無縁の生活。もはや嫌ってた側だったから、この小説は共感が多かったけど、なんだか可哀想になって胸がギューってなった。
0投稿日: 2022.05.25
powered by ブクログ中高時代の痛いことを思い出す。 真面目さだけで他人に高い壁を作って何とか時間をやり過ごした結果、他人に対する共感力に欠如した人間が出来上がる。 あの時の俺に、いつもの駅で降りずに終着駅まで行ってみろと言えたら、人生少しは変わっただろうか。 本書は、中学校が生きづらい場になっている少女たちの6編の短編集。 教室にいられなかったり、友達だった子へのいじめに罪悪感があったり。 普通の子になりたいっていっても、普通の子ってなんだっけ。 たまたま近所に住んでいただけの子供たちが集められただけの場に過ぎない学校なのに、毎日登校しなくちゃという逃げ場のなかった学校時代を思いだす。
1投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログいわゆるスクールカーストなどを始めとする学校ものでした。正直苦手なジャンルですが、この本はそんなに疲れることなく読めました。評価は3.5ですかね。
0投稿日: 2021.12.26
powered by ブクログ人間は人それぞれ、川島先生みたいに画一的な根性論での人付き合いは向き不向きがあることを覚えておかなければならない
1投稿日: 2021.11.06
powered by ブクログ学生のときの独特のもどかしさとか辛さとか、今では感情移入しにくいとこもあるけど、頑張って読みたい、この子達がどうなるのか知りたいって思える話。
1投稿日: 2021.09.15
powered by ブクログ仄暗い空気感が雨が降っている時のどんよりとした雰囲気と似ていて話の最後にほんのりと雲の隙間から出てくる微かな光明といった雰囲気が感じられ応援したくなる所が良かった。
1投稿日: 2021.08.21
powered by ブクログ3.4 →もどかしく辛い気持ちになりました。 コミュニケーションがとりたくても取れない気持ちはすごく分かる… 最後の話の子が最初の話に出てきた子だというのに驚きました!
1投稿日: 2021.08.14
powered by ブクログ表題作を含めた6つの短編集。 ガッコー行くのがちょっとしんどい女の子たちのお話。 もやもやもやーとした気持ちとか、もっと深刻なやつだとか。 最後の、表題作の子は、こんな状態でも学校に行ってたのがすごいと思った。私なら即、行けなくなってる。 スッキリする話ではないけど 最後はほわーっとエールを送りたくなるお話でした。
1投稿日: 2021.08.14
powered by ブクログ教室に自分の居場所がない女子中学生達の短編集。もう、めちゃくちゃ心が苦しくなった。 いろんなことを考える。特に最終話が印象的。いろんな大人が出てくるけど、どれがベストなのかわからない。長谷部先生が一番いい人なんだろうけど、これじゃダメなんだよね。モヤモヤする。 そんなモヤモヤを解説ではるかぜちゃんこと春名風花さんが書いていてくれてめちゃくちゃ嬉しかった。 そう!そうなんだよ!!それなんだよー!って思った。 ルールを守る常識ある側が「ダサい」とされる世界。学校内ってそういうところ。 社会に出たら(学力的に)弾かれそうな子達がカースト上位にいて、カースト下位の子達を当然のように見下していじめる。それがまかり通るのは子供のうちだけ。 大人になっても必要って意見もあるけど、個人的にはそんなことはないと思う。社会に出たら良識のある人は良識のある集まりにきちんと入れるし、無理なら自分で新しい場所を探せるはず。自分で動くことができるから。 話が合わない人はスルーできる。働く場所も、住む場所だって自分で選べる。 そういうところに自分を持っていくためには「学校の授業」や「卒業資格」ってやっぱり必要だから、学生達は歯を食いしばって乗り越えなくちゃならないんだよね。 ツライなぁ……
1投稿日: 2021.07.06
powered by ブクログ女子中学生の憂鬱と希望を描く短編小説集。 読んだときの感覚が共感ではなく理解に収まっているあたりが、自身の変化を感じる。 加齢というよりも、立場の変化なんだろうな。 恐らく読んだタイミングが中高生であれば主人公たちへの共感を覚えたのだろうけれども、 保健室の先生がかけた言葉を意識してみるというのは共感の立場が変わったなぁと覚えさせられた。
0投稿日: 2021.06.19
powered by ブクログ「ねぇ、卵の殻が付いている」 「好きな人のいない教室」 「死にたいノート」 「プリーツ・カースト」 「放課後のピント合わせ」 「雨の降る日は学校に行かない」 息苦しかったです。 読んでいて本当に息苦しくなるし、主人公の女の子たちにも周りの子たちにもひと言言ってやりたい。 でも学校という独特の空間、確かにこんな世界だった。独自の嫌な縛りがあった。 私自身、スカートが長いタイプだったから分かるが、今となっては腹立たしい思いだけが湧いてくる。 親の立場の今だったら飯島や川島みたいなヤツはボコボコにしてやります!
1投稿日: 2021.04.23
powered by ブクログ表紙の素敵な絵、お話が自分と同じような環境だったのに惹かれてこの本を手に取ってみました。 途中、読んでいて苦しくなるときもありましたが、読み終わったときに「読んでよかった」と心から思った作品でした。ほんの少し、学校に対する抵抗感が薄まったような気がします。
1投稿日: 2021.01.31
powered by ブクログ全教室の学級文庫に置くべき本だなと思った。 色々な登場人物が出てくるけど、全ての登場人物にフォーカスしたい気分。どう思ってるの?何を感じてるの?たぶん教師は現実でそれをやらなくてはならないんだろうな 春名風花さんの解説もよかった。
2投稿日: 2021.01.29
powered by ブクログ中学時代の、自分中心で、被害妄想的な考え方を思い出した。 自分は、自分が、って自分のことばっかりだったなぁ。それが思春期ってことか。 中学生の女子みんな、自分を大事に出来る人になってほしい。 そんなふうに思いながら読んでいた。思春期の瑞々しさがよく著されていたと思う。
0投稿日: 2020.11.28
powered by ブクログ教室という海の中を、危ういバランスで漂う女の子たち。教室という集団はほんの少しずつ自分に嘘ついて作り上げられている。 軽いタッチで心を切り裂いていくのが本当のイジメと同じで余計に苦しい。 でも希望を与えてくれる作品。そして表現が綺麗。
0投稿日: 2020.11.01
powered by ブクログ私自身が中学時代に不登校の経験があり、その時期に読んでいた本。 何度も読み返すほど気に入っていました。 これを読む度に各編の主人公少女らと友達になれたような気がして、当時の辛かった時期を乗り越えられた理由の一つです。 今はそんな時期も通り過ぎましたが、学校に心が向かない夜はこの本を読んで心を寄り添っています。
2投稿日: 2020.03.16
powered by ブクログ2019/10/15 910||アイ (3階文庫) 保健室登校のナツとサナエ。教室に入れなくても、二人は保健室でうまく過ごしていたのに、サナエは意を決して“教室に戻る”と言い出した。 教室という狭い空間。馴染める生徒もいれば、そうじゃない生徒もいる。学校生活に息苦しさを感じる中学生の憂鬱やおぼろげな希望も見え隠れする短編集。
0投稿日: 2019.10.15
powered by ブクログ保健室登校、スクールカースト、不登校。 学校に居づらさを感じる女の子たちの短編集。 学校に行きたくても行けない。 誰も助けてくれない。 居場所を求めていじめる側になったり、理不尽ないじめに苦しんだり。 何人犠牲になれば学校は変わるのか。
0投稿日: 2019.07.09
powered by ブクログ大前提が「女子中学生が読む本だった」ってことか(^ ^; おっさんが読んでも共感できない...以前に、 想像もつかない「女子の実態」みたいな(^ ^; もちろん、筋も文章もきちんとしているので、 読み物としては読めるのですが... 解説のはるかぜちゃんが書いているような、 心の深い部分での共感、みたいなものは さすがにムリ(^ ^; 「おっさんが読んでももったいない」って感じ(^ ^; 文庫巻末、はるかぜちゃんの「渾身の解説」は圧巻。 見事な人選であり、それに期待以上に応えている、 という感じです(^ ^
0投稿日: 2019.03.29
powered by ブクログ昔から学校でいじめはありましたが、SNSといまどきの変な言葉遣いはかつてより対象になった人に与えるダメージが大きくなっているように感じ、読んでいて辛くなりました。
0投稿日: 2018.12.17
powered by ブクログ図書館で借りて読んだ単行本に感動して文庫版を購読。 「明るい」「活発」「積極的」が美徳とされる学校では、そうでない子は生きづらいよなぁ。 だからと言ってからかわれたり見下されたりする理由にはならないんだけど。 表題作の飯島さんみたいに、積極的かつ「社交的」だけど人の気持ちには鈍感で平気で人を貶めたり踏みつけたりする子だっているのにね。 主人公のさっちゃんは長谷部先生に救われて保健室登校とはいえ学校へ行けるようになったけれど、根本的な解決にはなってないよなぁ。 いじめっ子たちは今までと変わらず教室で勉強できていて、いじめられた子は一種特殊な環境に入って努力や我慢を強いられる。 はるかぜちゃんこと春名風花さんの解説が、そういった理不尽さをザクザク抉り出してくれていて痛快です。 「担任の川島先生最悪。(中略)本の中に入ってぶん殴りたい。」のくだりに全面同意です!
0投稿日: 2018.06.04
powered by ブクログ2018年54冊目。学校という狭い世界で生きることの息苦しさ、もどかしさに胸が詰まりそうになるが、暗さに押し潰されそうになったときにふと差し込む光が、主人公達と物語を優しく照らしてくれている。
0投稿日: 2018.05.10
powered by ブクログてぃーぬオススメ本 すごく静かな気持ちで読んでいるのに、ときどき苦しくなったり泣きそうになる。 中学生の女の子たちのお話。 いじめられている子や、いじめられているわけではないけど、居場所が見つけられない子など、さまざまな子たちが出てくる。 読み終わったときに、少しでも本人にとっての良い方向に進んでくれたらと思う感じ。
0投稿日: 2018.04.07
powered by ブクログ学生の時はこういうことがたくさんあった。私は主人公側の人間で、辛いことを思い出す小説でもあった。ここから逃げ出すことは容易ではない。でもとりあえず大人にはなれるよ。すべての主人公たちにいいたい。
0投稿日: 2018.01.07
powered by ブクログ【あらすじ】 保健室登校をしているナツとサエ。二人の平和な楽園は、サエが“自分のクラスに戻る”と言い出したことで、不意に終焉を迎える―(「ねぇ、卵の殻が付いている」)。学校生活に息苦しさを感じている女子中学生の憂鬱と、かすかな希望を描き出す6つの物語。現役の中高生たちへ、必ずしも輝かしい青春を送って来なかった大人たちへ。あなたは一人きりじゃない、そう心に寄り添う連作短編集。 【感想】
0投稿日: 2018.01.06
powered by ブクログ今の時代の中学生を等身大の大きさで描いた良作。特にスクールカーストという成分がどの話でも欠かせないのだけれど、それがうまく表現されていると思う。教師には耳が痛くなる話が多いが、ぜひ中高生には共感できる部分があるはずなので読んでもらいたい一冊。
0投稿日: 2017.10.02
powered by ブクログおとなしい性格の子が陥りがちな学校生活での苦痛。 昔からあるけど、最近の教室内格差はひどいと聞く。そう言う意味ではこの小説に出てくるような話は普通で優しい話なのかも知れない。
0投稿日: 2017.09.16
powered by ブクログ2014年に発売された本の文庫化で6つの短編からなるが、作者お得意の日常の謎ミステリではなく、それぞれの話がひたすらネガティブで、困ったことに何かしら心当たりがありそうな人の黒い面を直視されられるので結構ツラい・・・ さこもこ先生の場合、千谷くんにしても柴犬くんにしてもネガティブだけど、小余綾さんやマツリカさんがいた。だけどこの本の主人公たちはそういう他人の救いはほとんどなく自分で現実を直視して折り合いをつけていかないといけない。 人によってはまったく共感できず、人によっては共感できすぎてツラい。そんな感じ。
0投稿日: 2017.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直、痛々しくて読むのが辛かったです。もし自分が各話の主人公達と同じ立場だったらと思うのもそうですが、自分が先生の立場だったらどうするだろう? と考え出すと、まるで答えが見えてきませんでした。 また、最終話が第一話に繋がるという形式のため、多少ポジティブなエピローグがあったとしてもその後続く辛いストーリーを思うと、どうしてもすっきりした気分になれません。 ただ、これだけ気持ちを揺さぶられ、読むことに集中させられた話は久々でした。そうした点で、この作品は実はスゴい本なのではと思った次第です。
0投稿日: 2017.04.11
