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ニューヨークの妖精物語
ニューヨークの妖精物語
シャンナ・スウェンドソン、今泉敦子/東京創元社
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総合評価

14件)
3.5
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7
4
1
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    魔法製作所が好きで、同じ作者の本ということで手に取りました。各登場人物の視点から物語が進行していきます。まだまだ始まったばかりという感じで、これから盛り上がるのかな。妹の恋の行方が気になります。

    0
    投稿日: 2025.05.05
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    妖精の世界を行き来するファンタジー、好きなジャンルです♪ 物語のテンポが良くてさくさくっと読めました。 ソフィーとエミリーの双子キャラ、どちらも魅力的で恋の行方も気になるところです^^ 次回作も楽しみです♪

    0
    投稿日: 2021.04.30
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    読むの時間かかっちゃったな…。 魔法シリーズが好きだったのですが、こちらはうーん。 あまり上がり下がりが無いので… ソフィーは好きですけどね、今後は人間界でバレエダンサーになるのかな?

    0
    投稿日: 2020.04.08
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    図書館で。 主人公がタフでイイ性格しているので面白いんですが、警察官が結構ウザイ(笑)。いや、彼は良い人なんだけど。常識人なんだけど。 後、奥さんがいるって設定なのにこの二人が恋仲になるのかなぁ、それはちょっとなぁ…という感じ。もっとなんかイイ男は出てこないのか。 個人的には妹とイーモンの噛みあって無い感じの二人の方が面白いとは思う。ウン。

    0
    投稿日: 2018.11.15
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    私にしては珍しく殺人のない話を読んだ。 舞台はニューヨーク、そして、妖精の国、 『ニューヨークの妖精物語』 そう、ファンタジーである。 主人公は、二人。 姉はソフィー、田舎のバレエ教師。 妹はエミリー、ブロードウェイの女優。 年齢は4歳、伸長は15センチ違い(姉が低い)の姉妹である。 この姉ソフィーがすごい。 というより、姉に対する妹ソフィーの信頼がすごい。 「姉にできないことはない」 信頼を通り越して、崇拝の域である。 一人っ子の私にはまったくピンと来ないのだが、周りの姉妹たちに訊ねると、まんざら嘘ではないらしい。 「姉は無敵」 「姉は完璧」 「そんな姉を崇拝する妹」 もちろんすべての姉妹にあてはまるわけもないが、やはり姉妹としてひとつの型であるには違いない。 そんな姉妹のありようを・・・・・・「ずるい、お姉ちゃんばっかり」という『妹特有の例の感情』(25頁)ももちろん踏まえて・・・・・・マジカルにミュージカルに描いたのが本作である。 そう、ミュージカル。 読んで強烈に感じたのは、著者が、たいへんにミュージカルが好きだということだ。 舞台説明にはドリス・デイの名前が頻発して、エミリーは『ファ二ーガール』のナンバーで事態を切り抜ける。 舞台はくるくる切り替えられ、その度に違う世界、違う時間、知った世界、知らぬ世界が広がる。 しばしば脳裏にひらめいたのは、『足ながおじさん』の映画だった。 ジュリー役をレスリー・キャロン、足ながおじさんをフレッド・アステアが演じた名作だ。名作には違いないのだが、この映画、名作文学を映画化するというのに、保守的なスタイルをとっていない。 前半はまだご存じの『足ながおじさん』なのだが、後半、モダンバレエの映像作品のようになって、めくらましをされたような心地になる映画なのである。 それを見た時の、奇妙で落ち着かない、どうにも魅了される感覚をおもいだした。 作品を書くにあたって、作者は意図していただろうか? しかし、きっと好きな映画に違いない。 そしてもう一つ、読みながらつくづく感じたのは、これである。 「私もミュージカルが大好きだが、この著者には敵わない」 ・・・・・・もしや、これが、姉に対する妹の感情か? 著者シャンナ・スウェンドソンの『(株)魔法製作所』シリーズは夢中になって読んだ。 その新しいシリーズとなると読まずにはいられない。 当初3部作と言われていたが、著者は「もう1冊書く」気があるらしい。 もう1作とは言わず、どんどん書いてほしい。 こんなミュージカルなファンタジーが、私は大好きだ。 ドリス・デイ動画 ↓ https://www.youtube.com/watch?v=b7TfDy4uAKo&t=23s 『パレードに雨を降らせないで』動画 ↓ https://www.youtube.com/watch?v=aO3Gb5mkwTc&t=7s 『足ながおじさん』予告動画 ↓ https://www.youtube.com/watch?v=8iDw33RuRiw

    2
    投稿日: 2018.05.09
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    魔法製作所のシリーズで人気だったシャンナ・スウェンドソンの新シリーズ。 またニューヨークが舞台ですが、今度は魔法使いでなく、妖精のお話。 妖精界との交流が、スリルもありつつチャーミングに描かれます。 妹のエミリーが行方不明に。 ミュージカル女優として成功したまさにその夜、失踪するなどありえない。 エミリーと同じアパートに住む友人の刑事、マイケルが捜査を始めますが? エミリーの姉のソフィーが、駆けつけます。 ルイジアナの田舎町に生まれ育った二人、ソフィーも才能あるバレリーナだったのですが、町を出ることは諦め、妹を送り出し応援してきたのです。 長身のエミリーに比べると小柄で一見普通なソフィー。 ただし、勘が鋭く、じつは向かう所敵なし!という頼りになるお姉さん。 そして、ソフィーだけが知っていることもありました。 ソフィーが妖精界で踊りを習った見返りとして、エミリーが連れて行かれたのだと。 警察の捜査をかわしながら、真実に迫ろうとするソフィー。 妖精の世界では、宮廷の女王メーヴらの争いが起きていて‥ マイケルもしだいに巻き込まれ、しかも‥? 魔法製作所よりも世界の様相が厚く、念入りに設定され、登場人物も多いです。 伝説にある妖精の特徴も活かしながら、さまざまな魅力あるキャラを登場させています。 ロマンスの香りもありつつ、そう簡単に成就しそうにないあたりは、この作者っぽいかな? 続きも楽しみ! 大歓迎のシリーズ始まりです☆

    11
    投稿日: 2018.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    待望のスウェンドソンの新シリーズ。 やっぱり面白くて期待を裏切らなくて嬉しい限り。 妖精は人間のように考えないよ、というのは繰り返し語られるけど、そんな齟齬も適度なスパイスになってるね。 ソフィーの悲しみの大きさは、語られているよりきっと大きくて。 手に入れたものがその代わりになるかどうかは、まだわからないけれど。 まだ遅くないよ、という光が見えてきたのが、じんわりと嬉しい終章。

    1
    投稿日: 2017.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    姉妹が妖精界の王座をめぐるいざこざに巻き込まれる話。始まりだからか、いろんなことが判明するまでが長く、キャラクターも読んでる側もちょっと途中疲れるところがありますが、一旦一区切りついています。ソフィーとマイケル、エミリーとイーモンのかなり問題あるペアがどうなっていくのかが次の話で気になるところです。タナカ刑事もなかなかいいキャラなので、仲間に入ってほしいですが難しいですか。

    1
    投稿日: 2017.08.23
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    妖精って、優しい存在なんだと思ってた… 妖精について、色々知りたくなってしまった。 またシリーズみたいなので、続きが気になるー! 魔法ももっと使われたりするのかな? 恋の行方や、これからの妖精界がどうなるのか。気になることだらけ。 最後のおばあちゃんとのやりとりに、すごくほっとして、幸せな気持ちになりました。

    2
    投稿日: 2017.07.23
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    おもしろく読むことができた。 登場人物は限られているが、話が何個かの目線で作られている。区切りはよいのだが、そこが歯がゆく?もある。次の筋にポンポン進む。

    3
    投稿日: 2017.07.18
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    世界観・お約束事の説明が飽きさせず、あちらとこちらの展開、そしてなによりストーリーの面白さ。 彼女たち、どちらも取っ付きにくい部分もあるけれど、進むうちに打ち解けて、次作にいい感じで余韻が残る。 いまから楽しみでならない。

    2
    投稿日: 2017.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・シャンナ・スウェンドソン「ニューヨークの妖精物語」(創元文庫)は 魔法製作所シリーズ作者の新シリーズであるらしい。今回は魔法より妖精である。製作所に妖精は何人も出てゐた。この妖精達、ニューヨークで人間に混ざつて住んでゐた。妖精の本来の容姿は人間とはいささか違ふのだが、目くらましで人間の目を欺いて人間の中で生きてゐた。物語も、魔法製作所である、妖精よりは魔法が中心だつた。あのマーリンもゐた。しかし、個人的にはこの妖精達にかなりの違和感を覚えてゐた。一般的な妖精のイメージと離れすぎてゐるのである。 別に羽根が生えてゐてほしいわけではない。その記述から想像する限り、正に所謂妖精離れしてゐるのである。それに対して今回のはどうか。妖精物語である。 カバーにも扉にも、ちやんと「フェアリーテイル」とある。書名は、正しくは「フェアリーテイル ニューヨークの……」とすべきなのかもしれない。舞台も人間界と妖精界にまたがる。だから、ここで始まるのは確かに妖精物語であるらしい。実際、魔法よりは妖精の物語であつた。ケイティーのシリーズとは違ふ。今回のソフィーの、いや姉ソフィーと妹エミリーのシリーズには魔法もあるが、それ以上に妖精の物語と言へる。個人的にはこちらの方がしつくりくる。だからと いつて昔風のステロタイプの妖精が登場するわけではない。そこは魔法製作所の作者である。ここでも似たやうな妖精を作り出してゐる。羽根を持たない、人間と容姿のよく似た妖精である。それでも所謂妖精に近い。それほどの違和感はない。「訳者あとがき」には、「ウェールズやアイルランドの神話が好きだという著者が子どもの頃から親しんできたさまざまな妖精譚の要素が随所に散りばめられていて云々」(432頁)とある。さう、妖精譚はやはりこれである。ドイル の妖精画如き世界でなくとも、妖精譚には妖精譚のお約束事があつてほしい。このソフィーの物語にはそれがある。だから、安心して読める。そしておもしろい。 ・ソフィーは妖精と妖精界をかう説明する、「わたしたちが暮らすこの世界の下にあるもうひとつの世界、パラレルワールドって言ったらいいのかしら、そこに住んでいる超自然的な存在よ。わたしは彼らの世界へ行くことができるの。」(297~298頁)パラレルワールドといふ妖精界の位置づけは初めてきいたやうな気がする。しかも「この世界の下」といふのは、人間界と妖精界の境界域からすると、どうやら実際に地下、地中に当たる位置であるらしい。セントラル パークのオークの木の根元、ソフィーは妖精界への「入口を探さずに、このまま穴に潜り込んで直接妖精界へ行けないだろうかと考えた。」(69頁)といふほどである。これなどは製作所の発想が尾を引いてゐるのかもしれないと思ふ。この2つの世界は容易に行き来はできないが、決して無関係に、そして無縁に存在するわけではないといふのである。だからこそ、いささか体力を使ふらしいが、妖精も人間の中で存在でき、実際にエミリーはセントラルパークで妖精に拉致さ れたのである。そして、何よりも姉妹の存在がある。2人が妖精界に決定的な影響を及ぼすことにもなるのも、2つの世界が無縁ではないからである。しかし、 妖精は「超自然的な存在」である。魔法が使へる。といふわけで、拉致された妹を救出すべく姉の戦ひが始まる。この物語をごく大雑把に言つてしまへば、妖精の女王と人間の戦ひといふことにならう。しかも、妖精側は人質をとつてゐるのである。かくして、スウェンドソン流の妖精物語が展開していく。きちんとしたお約束を踏まへた新しい物語はおもしろい。続編を待つ。

    1
    投稿日: 2017.06.25
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    魔法株式会社が好きだっただけに期待値も大きく、そこからするとちょっと期待外れかも。でも妖精=ティンカーベルじゃないというところは新しくかつ興味深い。

    1
    投稿日: 2017.06.22
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    妖精にさらわれた妹を助け出すため、ソフィーは持ち前の鉄の意志と知識をフル活用して妖精に対抗する。 現代のニューヨークを舞台としたフェアリートーク。人間界とは別の世界として妖精の世界があり、そこを行き来することにより物語は展開します。妖精たちはそれぞれのグループごとに年代の違う人間の流行を取り入れた様相をしていたり、妖精界の食べ物を口にした人間は元の世界に帰れなくなることや、妖精は鉄を苦手とすることなど、伝承として広まっている妖精の特徴とこの作品ならではのルールが相まって世界観が形成されています。そして昔話でお馴染みの要素も散りばめられています。なのですぐに妖精たちの世界に入り込めるのですが、肝心の目的が見えて来ない。その謎で物語を引っ張っていくのですが、それよりも牽引力として大きいのは、登場人物たちの個性でしょう。 向かうところ敵なしの主人公ソフィーにしろ、意外と堅実的な妹のエミリー、悪の女王然とした妖精メーヴ、事件に対して必死に食い付こうとする刑事マイケル、世界一ものぐさであり頼りになるブルドックのボーなどなど。そこに人間の魔法使いの老姉妹やら様々な妖精たちも入り乱れて、あっという間に物語が進んでいきます。それもエンターテインメントの王道のど真ん中を駆け抜けるように。その読後には爽快感もあります。しかもまだまだ問題を残しておき、以下シリーズ続きますよという素晴らしい引きも残しながら。

    2
    投稿日: 2017.05.29