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日本プロ野球改造論
日本プロ野球改造論
並木裕太/ディスカヴァー・トゥエンティワン
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総合評価

16件)
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    1章 その差は「リーグビジネス」と「チームビジネス」 収益格差4倍!米メジャーと日本プロ野球の違いはどこに?「リーグビジネス」を世界に広げる米メジャーの成長力 徹底した戦力均衡で観客を呼び込むメジャー スポーツエンタテインメントとしての商品価値を高める  第2章 現場はどう見ているのか?プロ野球ビジネスの危機感と希望 「放映権のセ」と「スタジアムのパ」 チーム経営の差を生む「スタジアム・ビジネス」 「このままではまずい」と、さすがにみんな感じはじめています 横浜DeNAベイスターズ取締役事業本部長・前沢賢氏に聞く 第3章 現状を変えていくメジャーと、現状に固執する日本 年間550億円の放映権でも「安い買い物」 ESPNとメジャーが結んだ大型契約の中身 ロンドン五輪は「ユベロスモデル終焉」の大会に?ネット中継と時差との親和性 第4章 求められるのは、成長のためのミッション 熱い韓国プロ野球。女性、若者が大挙スタジアムへ 対する日本はさらなる空洞化問題 さらに儲かるビジネスになったメジャーリーグ 進化するチケット販売、放映権契約も絶好調

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    投稿日: 2022.07.18
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    面白かった。日本の球界の改革のほとんどは、メジャーを真似しているんだとしった。 サラリーキャップ制も導入したらいいと思う。

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    投稿日: 2019.09.01
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    マッキンゼー最年少役員で楽天イーグルスのチームビジネスに携わった並木さんの著書。NPBとMLBの比較、オリンピックビジネスの裏側などを踏まえつつ、著者がスポーツビジネスの最前線で感じた課題や提案がまとめられている。 ・日本プロ野球界はリーグ全体をビジネスとして捉える視点に欠けている ・野球をエンタメ産業の一種として考える必要がある ・ネットを活用した新たな視聴環境への積極的な介入 など。楽天がすでに始めているが、チケットの価格が購入時期や需給によって変動する販売方式や、リーグが中継権利を管理し利益を各球団に分配するMLB式のマネジメントが導入すべきだと感じる。またネット(スマホ/タブレット)に対応したスポーツ観戦はまだまだこれから広がりを見せると思う。 著者は、先日Jリーグの理事に選出されており、野球のみならずスポーツ界全体にこのような考え方が広がってほしいし、自身も東京オリンピックに向けてスポーツのジャンルでできることをやっていきたい! == 以下、気になった点。 ・ヤンキースタジアムのVIPシートは全座席の10%。入場料収入の60%。 ・韓国プロ野球の観客動員数はこの10年で約3.2倍。ライトな顧客を取り込む施策を次々と実施し、カラオケや映画などと同列のエンタメ施設として若者から大きな支持を得ている。 ・アップルとMLBはビジネスの主導権を握るという観点ではとても似ている。

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    投稿日: 2016.03.12
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    日本プロ野球とMLBとの違いをリーグ経営の視点から分析するスポーツマクロ経営とでも言うべき本。体系的に整理されていて分かりやすいです。チーム経営のためにマーケティングをどうするかというマクロ経営よりは、リーグとしてどうすべきかという視点で、「エスキモーに氷を売る」とは別の本です

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    投稿日: 2016.01.05
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    高校野球100年の今年、甲子園の開幕を前に日本が野球をどう自分のものにしてきたか、という番組をよく見ます。一方、日本は野球をどうビジネスにしてきたか、どうビジネスにしていくのかが本書。よく野球とベースボールは違うスポーツ、という人もいますが、それがどうかは置いておいてどうもNPBとMLBは違うビジネスであることを徹底的に見せつけていきます。これってガラパゴスVSグローバルの典型的事例。ベースボールラブをコンサルシンキングしているのであたたかさとクールさで現状分析していますが、では、どうするか、という点で本当に筆者の言いたいことはまだ書かれていないのでは?というか、熱さを敢えて表明していないようにも思いました。戦後、大学野球という光の影で実力をつけて育ってきた日本プロ野球。MLBという光の下でもう一度、アップデートできるのか?プロ野球というスポーツに仮託した日本産業論かも。

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    投稿日: 2015.08.04
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    規模の大きいところから得る └MLBの成長から学ぶ。成長事例を取り入れる 市場を広げる └同業他社との共同取り組み 比較できる軸を複数用意する └多角的な検証に必要

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    投稿日: 2015.05.29
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    文字通りフロントの立場から、日本プロ野球に対して迫った一冊。 実際にフロントを経験している(あるいは現役のフロント)人たちの話だけあって、説得力があった。

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    投稿日: 2014.09.07
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    MLBの戦略をもっも勉強して、自分が将来どんなスポーツビシネスを思考したいか考えないといけないと強く感じた。まだまだ知らないことがいっぱいある。ただ魅力的なチームを作るといっても、具体戦略が描けていない。 鍵になるのは、リーグビジネス。スポーツビジネスを活性化させるには、圧倒的な力を持った組織が、資本を集められる仕組みを作らないといけない。そして、ファンを向きながら、ファンの拡大と満足度を上げて行く。 これが30代でできるように、しっかりと勉強していこう。

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    投稿日: 2014.02.16
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    カバディ界にも言えると思うことは、明確なゴールを見える形で設定したり、もっとやったことに対してどうだったか分析したりすることが必要だということ。

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    投稿日: 2013.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    プロ野球をビジネス視点で捉えた本。普段あまり考えない視点なので面白かった。若干メジャーの説明で中だるみしたので★1つ減。

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    投稿日: 2013.09.09
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    野球ビジネスがもっともっと大きくなればいいと思っていた。実際の球団で働いている人たちのインタビューが面白い。MLBがすごいことは具体的にわかったがNPBがそうなるためには、技術的な経営戦略の前に根本的な文化・意識の改革から行わなければならない。まずはその土壌改良をしないと建て直しができないのだと思う。

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    投稿日: 2013.09.06
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    きれいにまとめられていてよみやすかったですが、特に新しい情報や考え方はなかったのが残念。なんだか、日本のスポーツビジネスは、ここ10年くらい新しい動きというか気づきがないように思えます…。 これからどうするがが正念場!!アメリカや欧州の様子を持ち込んで、カイゼンっていうのもそろそろおしまいかも。 日本には、日本のスポーツの成り立ち・役割があるのだからただただ輸入▶導入ではない、輸入▶アレンジ▶オリジナルっていう流れができてほしいと思っています。 そんな、気づきがあるような本がよみたいなぁ。。

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    投稿日: 2013.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アメリカでMBAを取得した著者がプロ野球改革に乗り出す現在進行形のルポ。MLBが極東リーグを開催してワールドシリーズに組み込んだら、NPBはどうするのか?危機感を持った提言に日本プロ野球への愛を感じます。何よりも、楽天チーム創設時、ホームページのお問い合わせアドレス「info@~」に企画書を送るバイタリティ!見習います!

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    投稿日: 2013.06.28
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    女子高生がドラッカー本を読んで、高校野球部を甲子園に連れて行った。今度はMBOを取得したビジネスコンサルティングが日本プロ野球をマネージメントすると、どうなるかって話だ。そして、その話は現在継続中だ。 アメリカンメジャーリーグはリーグ一団となって放映権の販売やWBCの運営などで得た収益を各チームに分配している。一方の日本はリーグが主体で事業を運営することは無く、チーム単体で試行錯誤しているだけ。そのため、最近の10年で日米のプロ野球収益は4倍に開いた。韓国ですら、リーグ主体の運営で成功している。 結局は巨人ナベツネを上回るリーダーシップをもった日本プロ野球コミッショナーが出現するかどうかなんだと思う。

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    投稿日: 2013.06.10
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    日本のプロ野球の問題点を、メジャーリーグと比較することで、日本のプロ野球の問題点を指摘し、それを改善する方法を模索しています。 著者2011年に、オーナー会議にて「日本プロ野球を発展させるために、今、何をすべきか」という1時間のプレゼンテーションを行ったそうです。オーナー会議に外部の人間が入って発言したのは、史上初のことだったようです。プロ野球の長い歴史の中で、オーナー会議に外部の人間が入って発言したことが初だというのがまず問題です。さらに、その会議でのプレゼンテーションは非常に冷めたものだったようです。 この会議でのオーナー達の反応がすべてです。オーナー達が危機感を持っていないし、現状を変えようとも思わないので、他の人が素晴らしい提案をしても、何も変えようがないのが現状なのです。 この本では、テレビの放映権、チケットの販売方法等、メジャーリーグのやり方を紹介し、日本でもこれらを取り入れて、収支を改善していく必要があると提唱します。しかし、どこかで今の状況では変えようがないというような空気も感じます。 だからこそ、メジャーリーグの成功例を紹介するだけではなく、日本のこのどうしようもない現状を変える方法を、もっと提唱してほしいと感じました。この状況を変えるには、並大抵のことでは変わりません。でもこのまま変わらないと、プロ野球の未来は明るくないでしょう。どういう風にこの状況が変わるのか、これからもプロ野球を見ていきたいと思います。

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    投稿日: 2013.05.14
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    MLBとNPBとの比較、数球団の現場担当者のインタビューを交え、NPBの閉塞感に対する改造論を展開。最後に、NPBの成長のためのミッションを提示している。 特に興味深かったのは、DeNA・日本ハム・楽天担当者のインタビューと、ロンドン五輪におけるビジネスモデルの転換。前者では、PLM(パシフィックリーグマーケティング)に携わっていた方もおり、PLMでの取り組みについても知ることができた。後者では、インターネット動画配信による放映権の価値の変化を挙げていた。 最後のミッション提示では、「なぜ日本でプロ野球をやっているのか」を問いただしている。これは、他のスポーツでも同じ問いかけができる。プロスポーツではそれぞれの理念をもって運営しているかと思うが、アマチュアスポーツは果たしてどうかという疑問が湧いてくる。

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    投稿日: 2013.04.15