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総合評価

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    未完であることが残念。 道々の輩という概念がとても好きで、身分を超えて人間として触れ合う帝と彼らの会話が心地よい。 隆先生の戦いの場面の描写はつくづく面白い。 まだまだ読んでいたかった。

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    投稿日: 2019.12.24
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    隆慶一郎さんは既に亡くなった作家さんなので、どんなに好きでも作品が増えない、ということを前提に、ちびちび読んでます(老後の楽しみのために…)。 読めば読むほど、過去に読んだ「あの作品」の「あの人」との繋がりが明らかになり、一つの歴史が立ち現れてくるという幸せが味わえます。 未完なのが残念ですが、きっとこんな感じかも…という世界を、この直後に読んだ「吉原御免状」「かくれさと苦界行」で想像することができるのも幸せかな、と。

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    投稿日: 2017.05.24
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    後半まるでドラゴンボール。想像を上回る敵が続々登場。どんどん無理ゲー化。そのうち「オラ、ワクワクしてきた」とでも言い出しそうな勢い。 でもさすが脚本家の本、読ませるねぇ。全然飽きがこない。 惜しむらくは、作者急逝による中断。もっと先が読みたかった……。先のドラゴンボールに例えるならば、人造人間が出てきた辺りで途絶えている感じ。展開が気になる……。残念至極。

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    投稿日: 2012.03.29
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    まず「天皇の隠密」という着想がずば抜けている。そして鮮烈に印象に残るのが白と黒兵衛が対決する場面(頭から突っ込むってやつ)。「これぞリュウケーだー!」と激しく興奮。「吉原御免状」の誠一郎が裏柳生と対決する場面を思い出したり。だからなおさらこの場面の直後で絶筆となってしまったのが残念。

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    投稿日: 2011.10.01
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    未完の伝奇ロマン(下)。 徳川政権と朝廷の戦いを描いた作品だが これから!というところで終わっている。 とても残念。

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    投稿日: 2008.01.14
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    隆氏の絶筆であり、未完に終わった作品ではありますがそのことで価値を減じることは全くない不朽の名作。 隆氏の作品群からは歴史観、人間観など多くの影響を受けています(本作からは天皇観も(笑))。

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    投稿日: 2006.10.07