
総合評価
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powered by ブクログイスラームの名の由来と意味: 正しい宗教の名前はイスラームであり、これはアッラーの御心の宗教であるとされる (第3章19節)。 イスラーム暦の始まり: ムハンマドがマッカからマディーナへ移住した西暦622年がヒジュラ暦元年と定められている (第3章)。 クルアーンの読誦: ムスリムは日々の礼拝でアラビア語の原典のみを読むべきであり、訳はあくまで注釈に過ぎないとされる (第3章)。 ビドア(新奇なもの)の概念: 預言者ムハンマドの時代になかった新奇な教説は、正しい教えからの逸脱の疑いの中で見られる (第4章22節)。 「インシャーアッラー」の意味: 「アッラーがお望みならば」という意味であり、ムスリムが未来に何かをすると言う時に言い添える (第4章25節)。神の助けなしに何かができると思うのは人間の思い上がりとされる。 偶像崇拝の禁止: 偶像は自己の欲望の投影であり、偶像崇拝とは自らの欲望を神に祭り上げてそれに仕える我執の虜に他ならない (第4章26節)。 イスラームの六信五行: スンナ派では六信(神、天使、啓典、預言者、来世、予定)と五行(信仰告白、礼拝、浄財、斎戒、巡礼)が信仰の柱とされる (第4章28, 30, 31, 32, 35, 36, 38, 39, 40, 41節)。 ジハードの意味: 元来は「力を尽くすこと、努力」を意味するが、イスラームのため異教徒との戦闘と定義されることもある (第4章23節)。 サラフィー主義の源流: ワッハーブ派であり、クルアーンとハディースのみを参照することを主張する (第4章17節)。 シーア派の成立を決定付けた戦い: カルバラーの戦いであり、預言者ムハンマドの孫フサインが殉教したことがシーア派の成立を決定付けた (第4章18節)。 マディーナへのヒジュラ: クライシュ族の迫害が激化したため、ムハンマドはマッカからマディーナへ移住した (第3章)。 タキーヤの概念: シーア派に見られる教義であり、信仰を守るために信仰を隠すことを意味する (第5章62節)。 ズィンミー(庇護民): イスラームの庇護下にある他宗教徒を指す (第5章64節)。 サラディン: 十字軍との戦いで功績を挙げ、西欧でも騎士の鑑と称えられた人物 (第6章67節)。 イブン・スィーナー: イスラーム世界の偉大な哲学者、医者であり、その医学書は西洋でも教科書として使われた (第6章68節)。 ガザーリー: スンナ派イスラーム学の大成者とみなされる (第6章69節)。 イブン・バットゥータ: イスラーム世界を広く旅した大旅行家 (第6章71節)。 ムスリム同胞団: イスラーム改革主義の思想を汲むアラブ世界最大の社会政治運動 (第7章81節)。 ジャマーアテ・イスラーミー: 旧英領インドで結成されたイスラーム組織であり、イスラーム国家樹立を目的とする (第7章82節)。 ナフダトゥル・ウラマー: 世界最大規模の草の根型イスラーム団体であり、イスラーム改革主義と対立する伝統的なイスラーム学の伝統を肯定する (第7章98節)。 バハイ教: イスラームから生まれた新しい宗教であり、預言者ムハンマドを最後の預言者と認めないため、イスラームでは異端とみなされる (第8章95節)。 アフマディーヤ: イスラームの一宗派であり、預言者ムハンマドが最後の預言者であることを否定するため、イスラームでは異端とみなされることがある (第8章96節)。
0投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログイスラム世界を知ろうとするときに壁になるのが、諸宗派の多さとその関係性ではないか。本書はイスラムにかかわるキーワードを事典的に紹介してくれる、超速ダイジェスト系新書。 その中でも諸宗派の成り立ちと関係性には多くの紙数が割かれている。素人には理解が難しいのだが、丁寧に読み取ろうとすると、何が争点になって諸宗派同士が争うことになったのか、見えてくる。
1投稿日: 2023.03.26
powered by ブクログ入門という言葉に吸い寄せられ図書館で手に取った。聞き慣れないアラビア語の単語が多く登場するので、当初面食らったが自身が知らないことが多いことを再認識するに至った。巻末の文献紹介も参考にしながら、更に知る機会を作っていきたい。
0投稿日: 2019.10.19
powered by ブクログ【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログ映画オリエント急行殺人事件の冒頭がイスラエルの嘆きの壁に始まり、ポアロが礼拝堂の盗品の犯人を推察するとき、イマーム、ラビ、プリーストを呼び出す…このときのイマームしかイメージが及ばなかったのですが、単語ごとの解説なので折に触れ読み返すと良いのかなと思います。
0投稿日: 2017.12.31
powered by ブクログ中田孝氏による、イスラームの世界。エキセントリックな論理で知られる中田氏が、おそらくイスラームをより広めるために、理解を得るために書かれた本。文明の共存を考えるための99の扉という副題があり、噂として99の項目について、それが噂ながらどんな背景があるのか等の勉強になる。序章にある通り、イスラームを自分が持つ当たり前の世界観で理解しようと思っても難しい、偏見でしかないその見方を、どう受け入れるか。受け入れなくてもよかった時代はそれで良いのだが、目の前にいる、その時が日本にも訪れているということなのかもしれないと思った。 ISもその大きな流れの一つ。イスラームを教えることができるのは、ムハンマドただ一人。そして、何かを決定づける機関は存在せず。偶像崇拝もしない、ハラムとハラル、ラマダーン。こうした一つ一つが畏怖の目で見られていく。そして、こうあるべきという決めつけがあるように思えてしまう。 入門にしては圧倒的な情報量に倒れる人が続出しそうだが、まずはしっかり土台となる文化の根源を見据えて。
0投稿日: 2017.07.09
