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総合評価

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  • 本がないと生きられないですのアイコン
    本がないと生きられないです
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    このレビューはネタバレを含みます。

    コロナの寓意 若者vs老人 若者は、感染後、人間として進化する 若いままの姿で、病気から解放される 夜しか生きられなくなるが、若者たちな自ら夜へ逃亡し、人口比で逆転する 人間の愚かな部分、弱い部分を克服し、理性的な生き物として生きられる様になる 本当にそんなウイルスだったならば、 日本は生まれ変われたのではないだろうか 老人を優先する政策で医療費と年金が膨れ上がり、若者は実際に重税で搾取され、格差が固定し、庶民は何かにつけて税金をむしり取られ、国力は下がる一方、非婚少子化は止まらず、世界に乗り遅れ、未来に夢の持てない社会の刷新 未来ある若者たちが、子どもたちが、 もっとも大切な存在であるはずなのに ノクス(新人類)とキュリオ(旧)の闘いが、 既得権益と固定観念を固辞する人々への 痛烈な皮肉にみえた ……… 読み進めると、ノクスのキュリオに対する感情も 一枚岩ではないことが分かってくる。侮蔑、差別感情を持つ者もいれば、 キュリオだからこそ、弱さを抱えるからこそ、体験できる世界がある、世界の美しさを味わい、創造的になれる、と評価する者もいる 永遠の若さに代償はつきものだということか 結末。 あれだけ反発していた結は、キュリオに絶望し、 ノクスへの手術(痛そう)を経て生まれ変わり 新しい家族との未来へ踏み出す ノクスになりたかった鉄彦は、ノクスの親友を得、譲ってもらったノクスになる権利を放棄して、親友と旅に出る。自分にしかできないことを探しに行く 『自分で選び取る』事の大切さ、価値観は千差万別であり、自由な考え方の大切さ、旧態依然とした価値観の愚かさ、が描かれていたように思う

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    投稿日: 2024.11.26
  • ohmameのアイコン
    ohmame
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    映画化に際し内容に非常に興味を持ち、公開が先か本の図書館予約確保が先かで映画を先に鑑賞。太陽の輝く貧しい世界に生きるのか、太陽に背を向けて何かの方向に進化していく世界を選ぶのか、これは近未来にも遅かれ早かれ訪れる究極の選択肢かもしれません。

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    投稿日: 2016.07.02
  • yoko-fujisawaのアイコン
    yoko-fujisawa
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    映画も舞台もみて、最後に本を読んだ。舞台が良すぎるくらい良かった。大人の役者さんがちゃんと子供に見えることって、とても稀有なことだと思う。 太陽のなかの一番の救いはモリシゲだと思う。彼が本当に本当にいいやつだから、その懐の深さに人類の未来に希望が見られました。モリシゲありがとう。

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    投稿日: 2016.06.09
  • g2altのアイコン
    g2alt
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ウイルスの感染したノクス。太陽にあたると焼けてしまう 高齢でも若いまま。感染かれあのがれた人間はキュリオ。 争いが終了。キュリオはノクスと共存。ノクスはキュリオを監視している。ノクスがライフラインを制御している。 四国はキュリオだけが住んでいる。 キュリオは30歳までにノクスになるチャンスがあるが希望者が多くあたらない。 キュリオがノクスを焼き殺した。場所は松本。松本は廃墟 10年後に復活。犯人が四国から戻ってくるが、キュリオから反発。最後は半殺し。 キュリオからノクスになるチャンスにある若者。猶予期間の最後の年にノクスと日本中をドライブへ、運転は交代しながら。

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    投稿日: 2016.05.21