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カオスの娘 呪術探偵ナルコ
カオスの娘 呪術探偵ナルコ
島田雅彦/集英社
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総合評価

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    何年ぶりに再読したんだろう。 最初、読んだ当時はあまり面白くない印象しか 持たなかったけれど、今読んで見ると面白い。 理解出来る所まで自分が成長したのかなぁ

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    投稿日: 2021.11.29
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    物語の展開は正直よく覚えてない。ただ文自体はすらすらと頭に入ってきた。難しい言葉もほとんどなかったし、こういう超常的なことを扱う小説自体はそんなに好みではないけど、特段嫌っているわけでもないからなんて感想書いたらいいかよくわかんない。ほかにも作品読んでみないとわかんないかな。純文にもいろいろジャンルがあると思ってて、蛇を踏む、好き好き大好き超愛してるみたいなわけわかんない超常系、火花とか土の中の子供みたいにひたすら主人公に寄り添う物語(一番純文で読みやすいし、好きなものは好き)、掏摸や羊をめぐる冒険のようなプロットはあるけれど決してエンタメの骨組みでない結末に向かうセカイ系とかに分類できる気がする。少なくとも今まで読んできた小説はそれに近いけど、総じてカオスが多い。その良さは自分の読解力がないのか、マジで理解できない。そういうのある程度でいいから解説してくれる人いたら一回お話してみたいなってよく思う。自分はこういうわけわかんないプロットの作品は人生3回くらいやっても書ける気がしない。

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    投稿日: 2021.03.04
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    霊的能力のある男の子が出てくるお話でした。 でも、きっちりと描かれていて面白く読み進めることが出来ました。シリーズ化して欲しい!

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    投稿日: 2018.06.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    141219読了。著者は母校の文学部教諭であり、以前「無限カノン」シリーズを少し読んだので興味があった。 作中の流転していく少女がたまたま行き着いた大学は紛れもなく法政大学市ヶ谷キャンパスであり、野宿同好会や856教室が出てきたりしてほんのりわくわくした。 無残な少女の運命と、主人公ナルヒコがシャーマンになっていく不思議な展開が、全く現実味のないファンタジーのようで、わりと本気なミステリーという展開が面白い。 なにより、さえない文学教諭が最後に大活躍するのが、なかなかに痛快だった。 エンターテイメントにしては脳の奥を使わざるを得ない話の展開が読者をほどよく空腹にしてくれる。 ”サナダセンセイ”が続編にも出てきてくれるなら、このまま続きを読んだろうに。

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    投稿日: 2014.12.28
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     「カオスの娘」という題にまず惹かれ、シャーマンと現代東京の話だということでさらに惹かれて購入。シャーマンという非現実的ではあるけど、どこかギリギリ現実的に思える世界観はなかなかよかった。  それでも一番よかったのはただ純粋にどんどんカオスに落ちていく少女。「落ちていく」という表現が適切な気はしないけど、石が転がっていくように気付かず進んでいくのがグッときた。それと渋谷の少女達の、実際にあるのだろうけど、普通に生きていく人間が知らない世界の描写が衝撃だった。あれは何でも実際の少女の証言からきているというから引き込まれる。  ただ、心に刺さるような台詞はシーンはなかった。

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    投稿日: 2013.02.16