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江戸の春画
江戸の春画
白倉敬彦、辻惟雄/講談社
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総合評価

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    春画について知りたいという人がいたら、この本をファーストチョイスにおすすめしたい。読みやすくてかなりの知識が付く。 二部構成になっていて、第一部では主として春画を外面的にみた特徴を、それを受けて第二部では表現内容に踏み込んで風俗的なテーマが語られている。読んでいると、白倉氏が相当な数の実作品に当たっていることが感じられ、「量が質に転化する」という言葉を思わずにはいられない。 そしてなにより「序」の文が素晴らしい。ここで白倉氏は「春画は芸術か、ポルノか?」という不毛な議論に引導を渡す。歴史的なものを現代人の意識で評価してはならないということも表明し、本文の中でもその姿勢は一貫している。その誠実さはリスペクトに値する。

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    投稿日: 2025.10.02