【再読】マルタの新装版を読んだ流れで野梨原先生。 とにかく立ち向かおう！　っていう主人公レッカが見ていて気持ちよい。 それに引き替えリナル……。 オチでそんなんありか！　と突っ込むのが楽しい。 ところでこの人物紹介のネリネはさ……どこの手違いなのだろう……。

ファーイートの仕打ちに腹煮えくり返ってレッカの強さにうち震えた。 人間は醜い、だけど強い。 レッカの啖呵を切る様はかっこよかった

バツイチの、何故か街中で庶民と同じように暮らす姫君。 当然というかもちろんというか、姫君らしい所は…しぐさぐらい？ 突如親に言われた結婚相手を見に行こうと 色々巻き込んで旅に出る。 何かもう、もりだくさん？ これはもうちょっときっちり書いたら冊数稼げるのでは、と 思わずにいられないくらい駆け足話。 ほぼ危険もなく、切り札使って傷を負う事もなく 最後の落ちにたどり着いて…って、これでいいのかと 突っ込みたい感じです。 いや、本人がいいならいいんでしょうけど。 過去の恐怖を克服するのは、良い事だと思います、はい。

雪リコさんが挿し絵だと!? と手に取ったら野梨原さんの作品で、迷わず購入しました。 一口に、いろいろ軽いなあ、と(笑) 野梨原さんの文章ってそうですけど、小説らしからぬコメディ色です。ファンタジーといえばファンタジーですが……ドラゴンのくだり、すごく好きだ。 結末も結末で、通して楽しい作品でした。

野々原先生のファンなら買いの一冊？かも。軽いのに密度濃いめ、変化球と見せかけて真っ直ぐ。とりあえず姫様が健気で可愛いのにカッコ良くてヒーロー。

2011 2/19読了。WonderGooで購入。 本当は同じ作者さんの別の本を探していたのだけれど、近所の書店になかったので最新刊らしい本書を購入。 最後の展開とか屈強なメイドさんとかかなり好き・・・なのだけれど、いいところで終わりで、これで終わりで文句もそんなにないもののでもまだ物足りない感じ。 今回は徹頭徹尾レッカ自身の話だったけれど、レッカはいいキャラしているので、彼女を軸にもっと話が読みたい、気がする。続編でないかな。