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裏世界ピクニック10 あり得るすべての怪談
裏世界ピクニック10 あり得るすべての怪談
宮澤伊織/早川書房
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総合評価

7件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

     前回に引き続き、特別であればいいのに、恋愛という文脈へ引きつけられてしまうことへ、空魚が疑義を呈し続ける。結局未だ答えはでないが、鳥子の顔を見て「グラウンディング」したことが一個重要な要素な気もするな。他人に説明が難しい、という問題は解決しないけど...。  一方で、恋愛の話と比較して語られた怪談については、ひょっとすると行動の発端からその文脈に引き寄せられているのではないか、ということを示唆していて、ぞっとする。  今まで閏間冴月以外の人為が感じ取られなかった裏世界に、少し違う可能性が見えた点もよかった。

    0
    投稿日: 2025.12.14
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    「裏膝枕って知ってる?」 夢が覚めても夢の中。 奇妙な状況から抜け出そうにも、起き上がれば次のシーンに飛んでしまったら恐怖でしかないだろ。 「あり得るすべての怪談」 似ているけれど違う。 持ち歩けるゲートが出来たら迷い人がでないように封鎖をするのが簡単だが、運用は難しいだろう。 「アンダーグラウンド・ピープル」 地獄は地下にはない。 自分たちは逃げることが出来たけれども、袋の中に入っていたものたちは大丈夫だったのだろうか。

    0
    投稿日: 2025.11.27
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    閏間冴月が残した地雷は脅威でしかないですが、それをただのタバコ1本で解決できるとは。しかも空魚や鳥子、るなのようにわかりやすい裏世界由来の技術ではない手段で。これは裏世界側への新たな対抗手段になり得るかもしれません。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    面白いことがわかっている程度には面白い。 巻数が長くなる小説は苦手なのだ。間延びして。おじさんには恋愛関係のところは、本当に興味引かないし。散々昔悩んだしなあ。 最近いいのは、魔術師が似非でないところ。 なんとなくでっぷりしたおばさんだと思っていたら、イラストがスッキリダイナマイト美人だったのでちょっとビビった。 そろそろ本質に踏み込まないかなあ。

    6
    投稿日: 2025.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「紙越さん、泣いてたじゃないですか。私の膝枕で」  潤巳るなの言ったその一言が引き金になったのか、今回は膝枕の怪談に振り回されました。鳥子が度々口にする裏膝枕、気が付くと乗せられている電車内、徐々に近づいてくる〈猿夢〉。段々とヤバくなってくるのは分かるのに、その中心にあるのは膝枕で何かおかしいし、何をされそうになっているのかが分からないのが殊更恐怖を煽っている様に感じました。最後に喫茶店で目覚めてからも、本当に膝枕の呪縛から逃れられたのか、いまいち確信が持てなく恐怖が後を引いている感じがしました。  後半の話では戸館さんの話に出ていた熊が登場。怪談の怖さとは違う、野生動物と対峙した時の怖さが出ていました。  熊から逃げた先では〈かたす駅〉が登場。数の差もあり今までで1番の窮地に陥りましたが、鵼になる事で中間領域の様相を変える事に。窮地に陥った空魚は毎回、斜め上の解答を出してくるので驚かされます。  最後に出てきた熊の死体やホーンドマンが次回の話になると思いますし、楽しみにしております。

    0
    投稿日: 2025.05.07
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    閏間冴月の遺したリンフォンと辻によって表世界と裏世界の間に在る中間領域での危険の対処法が分かった。辻にとっては煙草。空魚にとっては鳥子。私にとっては珈琲だろうか。恋愛と怪談の類似性についての空魚の持論も興味深かった。何となく空魚は主体性を奪われることに酷く敏感な気がする。それは彼女の過酷な過去のためか。今の彼女は本来の人格なのだろうかという疑問も未だ残る。

    1
    投稿日: 2025.04.01
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    あーやっぱり面白いわー。 なんでこんなに面白いの? 空魚と鳥子のコンビが裏世界を冒険するはなしがいちばん好き。 今回は最後の「アンダーグラウンド・ピープル」が最高に面白かった。 あらゆる怪異が裏世界に通じるとしたら、中間領域ももはや安全なんかではなくて、2人だけがこの世界にいるわけでもないだろうし、この先どんなヤバいことに巻き込まれるのか考えたらワクワクが止まらない。 鵺を狩りにやってくる狩人のはなしも楽しみだし、1年に1回はきつい。2回新刊出して欲しい!!

    9
    投稿日: 2025.03.24