
総合評価
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2025年1月28日(火)に快活CLUB阪急三国駅前店にて(前日にTSUTAYA江坂南店で9巻と10巻だけ貸し出し中で、1巻から8巻までしか借りていなかったため)。完結。冒頭の人物表で宮田が死亡した人物と同様に黒くなっているけど、死亡フラグはついていない。まあ、第1巻のレビューで書いたとおり、結論はわかっているのだけど。 冒頭から田畑があやしすぎ。はしゃぎすぎだし。早乙女らが林からチョコレートに混ぜて飲まされた毒の名はセロキトトキシン。ちなみに藤谷製薬が起こしたという薬害はオルフィジン薬害だった。 山頂でトランシーバーを通じて自らの犯罪も警察にばれて逃げ場がなくなった安斎が早乙女とタイマンをはるのはおかしいし、安斎がさいごに早乙女ではなく生存していた田畑に投石して仕留めるのもおかしいけど、安斎にとっての〈正義〉を表現することと、これまでの投石がことごとく狙いどおりにいかなかったことについて安斎の最期をきれいに収めるのには必要な設定だったのかなと。いつの時点でそれを原作者が考えていたのかはわからないけど。最後まで残した登場人物だから、読者に対してそれなりにキャラクターを印象づけるストーリーとともに終わらせないと収まりが悪いしね。 ここからは作品全体をとおしてのこと。もともと猿の存在自体が現実的にありえないわけで、人間がなかなか死ななくてもそういう世界観だと言われればそういう世界観として受け入れるしかないのだけど、そこに共感できるかどうかであったり没入できるかどうかという話になってくればそれはまた別の話で、私はある程度のリアリティを感じられないとなかなか作品の世界に入っていけないので、10回以上死んでいてもおかしくない主人公らの描写は、もう少しリアリティをもたせてくれた方が個人的には好みだったかなと。それでも、作品としてはとてもおもしろかったし読むことができてよかった。そしてどんな作品も完結する作品はよい作品。
0投稿日: 2025.01.29
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一気読みしました。おもしろかったです! 人がまた1人1人死んでいく恐ろしさ、猿という人のようで違う不気味な存在、いろんなキャラの思惑と辿り着いた結末。 先が気になる展開におそるおそる読み進めました。 12巻とまとまっておりその点でも読みやすくよかったです。 最後山頂で亡くなった女の人が悲しいです。
0投稿日: 2024.07.04
