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powered by ブクログ魔女の宅急便の少女の揺れる繊細な気持ちの描写が好き。 わくわくするテンポも。角野さんの文章は心が弾む。 温かいだけじゃない、だけどじんわりする。 136ページからは、キキと一緒に空を飛んでいる気分になる。 子どもの頃好きだった作品を今も好きということが嬉しいし、それだけの魅力があるのだと思う。
0投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ作家になるまでの「自伝」。 父のこと母のこと、どんな子ども時代だったか、どんな本に夢中になったか。早稲田では米文学の龍口ゼミ、就職・結婚後、ブラジルに移住、そこで2年、その後ヨーロッパを旅して帰国。出産と子育て。しかし、気持ちはふらふら、自分がほんとうになにをしたいのかがわからない。すでに30代も半ばになろうとしていた。 そこに龍口先生から一本の電話。本を書いてみないか。最初は躊躇したが、書き出してみると、おもしろくてたまらない。子育てしながら、首から下げた画板の上で書く。水を得た魚のよう、天職に行き当たる。 ただ、自虐的に「効率の悪い人生」と言っている。このことばは聞きたくなかったかな。 (p.s. イギリスの作家、「グリーン・ノウ物語」のルーシー・ボストンを訪ねる話も出てくる。リンボウ先生が下宿していた先、上橋菜穂子が高校の時に訪ねた先。なんだか聖地みたいだ。)
2投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ☆3.5 こどもごころをすなほに表した回想録 冒頭は名文だが、長くてだんだんかったるくなってくる。 こども時代の純粋な気持ちや、早稲田大学時代フォークナーに会ったとか、アメリカ南部文学に影響を受けてゐて、チャールズ・ブゴウスキーのかくれファンだといふ話が意外でおもしろい。しかし、「壁族と柱族」のやうな安易な日本文化論は至極退屈である。
0投稿日: 2024.03.31
powered by ブクログ魔女の宅急便やちいさなおばけシリーズの角野さんの物語が生まれるまでのストーリー。 優しく読者に寄り添う暖かい語り口。彼女の中の小さな少女がずっとそのままに物語を紡いでいることがわかる。
3投稿日: 2024.01.18
powered by ブクログ「トムは真夜中の庭で」のフィリパピアスさんのお庭でのエピソードが秀逸。蜂の羽音が聞こえてくる春のイングリッシュガーデン。物語がどこからうまれてくるのか、の話。角野栄子さんの頭の中をちょっと覗けて嬉しかった。
1投稿日: 2023.09.07
powered by ブクログ「魔女の宅急便」の著者・角野栄子氏の子ども向け自叙伝。「おばけのアッチ」シリーズで育ち、映画「魔女の宅急便」公開当時は主人公のキキと同じような年齢だった私も母となり、親子二代に渡る著者のファンである。 キキの成長物語は、作者が60年代にブラジル移住した時の心境が反映されているという。未知の世界に踏み込んで行く好奇心と勇気。どうにもならない孤独と閉塞感。キキは大人になるに連れて失われていった多くのものを私たちに思い出させてくれる。 角野氏が魔女のことをもっとよく知りたくて、本物の魔女に会いにルーマニアまで探求の旅に行くエピソードが面白かった!
0投稿日: 2023.08.20
powered by ブクログテレビで放映された角野栄子さん。 「魔女の宅急便」の原作者といえばわかりやすいだろうか? 現在80代の角野さんはまるで魔女のようにお若い。 お若いというより少女のようだ。 ご自分が好きな「苺色」を中心とした装いは明るく、見た人をハッピーな気分に変えてしまうほど。 鎌倉の家の中も紹介された。 童話作家である角野さんの部屋はかわいい色の小物やご自分で描いた壁や、楽しい気分に満ちている魔法があちこちに。 そんな角野さんが描いたエッセー。 「ファンタジーが生まれる時」 生い立ちから家族のこと、夢想癖、影響を受けたブラジル移民(二年間の)時代に出会った人、好きな本、etc 今も精力的に著作を執筆し続けるパワーを見たような気がする1冊。
0投稿日: 2021.09.09
powered by ブクログ魔女の宅急便が大好きなので、その原作者の方に興味があって読んでみました。ご自身の経験から生まれた物語なんですね。キキのように明るくて、運命を切り拓いてきた方なんだなあ。
0投稿日: 2021.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
興味深かった。ファンタジーが、ファンタジーの世界からやってくるとき、その訪れ方やもてなし方を学んだ気がする。 ただ、最後の方の想像力押しのところは、理論だって、誰かの役に立ちたくて生みだされたものだから、悪用されることもあるけども、想像力が必要な物語に比べて、必ずしも重要ではない、と言い切れるものではないと思った。 どんなストーリーでも、それは語り手の、その人の姿勢が反映されているものだから、押しつけがましいと感じる話というのは、たぶんその人のその時の姿勢に、想像力が足りていなんだろうなと思う。でも、戦争を経験した著者だからこそ、その人の想像力のなさを警告することの使命を帯びているのかもしれないから、それは時代性というか、彼女のオリジナリティの部分なんだろうなと思う。 とても興味深かったのは、話を作る時に、どんどん作りなおして、書き直してもいいということ、それから片意地をはらずに気持ちのいいラインで、作っている自分が楽しめるラインをキープしながら、書くのがいいということ。 さっそく真似してみようと、著者が使っていた書くときに使うボードに似たものを買いに走ってしまった。 あとは、壁と柱の話。私も、柱の家の方が好きだなと思った。壁は苦手で、息苦しい感じがする。また、本作では壁は縦方向に(部屋として)使われていたけれど、それを横方向に(階層として)考えてみると、それはヒエラルキーというか、優劣の考え方になると思った。 自分は人と人の間に、階層(優劣)なんかない、という思想の持ち主なので、その考えをより具体的なイメージに落とし込めたのがよかった。人は越えられない壁によってわけられているのではなく、柱だけがあって、だだっぴろい家の中にいるみたいに、それぞれいる場所がちがうだけ、というイメージを作ることができた。 なんかそういうところとか、この著者と話してみたいなあと思わせる作品でもあった。たくさんの本が紹介されていて、それもよかった。ネッシーの話、あらすじだけで涙ぐんだ。主人公の名前を付けるというエピソードもよかった。参考になるというか、自分とは違うところもあれば、自分がうまくいかない理由を見つけることもあって、だけど自分なりに悩んだり、寄り道したり、それでもいいのだな、と思いたい。 いつかお茶したいな、と思った。また、誰かから、お茶したいと思ってもらえるような人になりたい。たくさん、ファンタジーに会いに行きたくなる本でした。
0投稿日: 2019.09.29
powered by ブクログ下の子が、角野栄子さんのアッチやソッチが大好きで、この前、角野栄子さんにお目にかかれて、ステキな方だなーと感じ、上の子がこの本を手に取り、私も1日で読了しました。物語は始まる前にもう主人公のベースが心の中にあるって話はホントにステキなお話でした。 心の中にあるものを形にできることは大変な作業ですが、自分の中にある何かに自分が突き動かされる感覚をおっさんになってきましたが、追いかけたいと思える一冊でした。
0投稿日: 2019.07.27
powered by ブクログ2016.5月読了。 魔女の宅急便の作者角野さん。子供の頃のことやブラジルでの生活のこと、物語のこと、出会い、考えなどなど。おもしろかった!読み終わってからというもの、ファンタジーや童話が読みたくてしょうがない。お話ってすごく自由で、自分の想像の世界を好きなように無限に広げていいんだなって、なんだかラクにしてもらった。うー、読みたーい!まずは積ん読している魔女の宅急便を改めて全部読もう。
0投稿日: 2017.10.25
powered by ブクログ子どもがワクワクする作品を生み出すことの出来る大人はすごいと思う。大人になるにつれて子どもの頃、どんな事に心ときめかせていたか忘れてしまう。『魔女の宅急便』の誕生の裏側や著者の生い立ちを知ることができる本著。児童文学作家の頭の中をのぞき見したような気分になる。キキの名前の誕生秘話もありますよ。
0投稿日: 2016.07.27
powered by ブクログおしゃれでかわいい。 ジュニア新書だからか、読みやすかった。思い出話をたのしそうにお話しされていて、にこにこ読みました。
0投稿日: 2015.02.06
powered by ブクログファンタジーって 夢のように生まれてくる 絵のような美しいものかな?って 思いながら読み始めました ところが、普通の泣き虫の女の子が出てきて 思い出話ばかり(;´・ω・) 想像とは違ったけど きっとこれが角野さんなんだって思いはじめると ページめくるのが楽しみになってきました 魔女を訪ねるルーマニアのこと ブラジルのサッカーのこと 角野さんは、おばあちゃんといわれるような年齢の 大先生なのですが 本文では若い女の人が語っているように感じました なんていうか、親しみやすい感じ ジュニア向けに書かれた本のようですが お説教するようなところはなく 気持ちのおもむくままに 語っていただいたような印象です 生まれてくる物語たちも こんな風に自然と出来上がっていくんでしょうね
0投稿日: 2014.10.24
powered by ブクログ壁族、柱族の分類がおもしろい 魔女も歴史の被害者であって なりたちは女性と自然が近いものだったから、というのも興味深い なにも壁は進撃の世界だけのものでなくてw 昔のヨーロッパの町は城壁に囲まれて、外部の自分達とは相容れないものとは遮断されていたのだ 人は誰でも水平線、地平線という境界線を持っているけれど、 その向こうにあるものを認められるだろうか 見えないものを見ようと、認めようとできないところから恐れとそれによる悲劇が生まれてしまったのではないだろうか 扉はどこにでもある 開くかどうかは自分次第
0投稿日: 2013.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジブリ映画であまりにも有名な「魔女の宅急便」。その作者である角野栄子さんの小さい頃の話と、小説を書き始めたきっかけ、などなど。 角野さんは、物語の作家としてのデビューは実は42歳のときだったらしい。ずいぶん遅咲きだ。 角野さんは、5歳で母親を亡くし、いつも不安で自信がなかった。しかし、優しい父親に育てられたことが、今の彼女につながっているようだ。子供の頃、父親の話してくれる物語が大好きだったらしい。そこから想像することが好きになったみたい。 魔女の宅急便が生まれたのは、娘が描いたイラストがきっかけだったようだ。 それから次々と泉のようにアイデアが湧き出て来て、あの素敵なファンタジー物語が出来上がったんだね。何だかまた映画が見たくなって来た。原作も読んでみたいけど、やっぱあの楽曲もまた素晴らしいんだよね。 私もファンタジーが大好き。そして妄想も大好き。共感しながらすいすい読み進めました。
0投稿日: 2013.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『見える世界と見えない世界の間から、人の命といってもいい想像力が生まれてくるのだと思う。』 子供の頃に体験したことへの思い、感覚をとても大事にしていて、著者自身とても想像力豊かな方だなと思います。
0投稿日: 2012.02.27
powered by ブクログこないだの『ラスト ラン』がおもしろかったので、前々から本は知っていたが読んでなかったのを借りてきてみる。この人は20代でブラジルに渡り、ブラジル暮らしの経験があった。「その頃、日本政府が奨励していたブラジルに移住しようと思ったのも…」(p.71)とある。 1935年生まれの角野さん(父と同い年の人だ)、その20代というと1950年代の後半から1960年代の前半。そんな頃に、日本政府がブラジル移住を奨励していたというのも初めて知った(移民てのは、もっと昔の話だとばかり思っていた)。 角野さんは「戦争も終わり、外国の文化に自由に接するようになって、私たちのような若者は、外国に強烈な関心を持つようになった」(p.71)という。父のことを考えると、そういう強烈な関心を父も持っていたんやろうなあと思う。角野さんが結婚した相手は、建設中のブラジルの新首都ブラジリアを見てみたいという気持ちをもっていて、それを聞いた角野さんも「えーっ、新しく首都をつくっちゃうの?そんなことできる国があるの?いいね、いいね、いこう。もっと珍しいものも見られるし」とすぐその気になる。 そして、ブラジル行きは、太平洋・インド洋・大西洋をわたる船旅と、二年間のブラジル暮らし、そのあとヨーロッパ、カナダ、アメリカとほぼ世界を一周するような旅になった。 ▼ブラジルには知り合いもなく、住む家もなく、仕事もなく、もちろんお金もない。こんな話をすると、「そんな無謀なことをよくやったわね、強いのね」といわれる。とんでもない、それはほんとうにとんでもないのだ。行動力があることが、かならずしも現実的に考えるしっかりとした心をもっていることとは限らない。でも考えすぎると、できることもできなくなってしまうことだってある。不安だらけだったけど、不安はとってもあこがれに近い。そしてあこがれからは思わぬ力がうまれるし、ときには大きな贈り物も授けてくれる。(pp.89-90) ブラジルへ向かう二ヶ月の船旅の記憶のなかで、水平線の話がよかった。 ▼あの一本の線からいつかは何かが現れる。それはなんだろう…なんだろう…。心が浮きあがるような気持ちだ。なにも見えないのに、見るものがいっぱいある町中を歩くより退屈しない。それが何日も何日もつづいても、不思議なことにあきたりしないのだ。その一本の線から見えない扉が、毎日あきつづけ、想像するたのしみを送ってくれるのだった。まさに贈り物をあけるときのようにわくわくする。それはおおきくって、まったく自由な心の遊び場だった。たった一本の線だからこそ持っている魔法だったと思う。(p.91) この浮きあがるような、わくわくする心が、その後に角野さんが物語を書くようになり、書き続けてきた力なのだろうと思う。ブラジルの少年を書いた角野さんの初めての本『ルイジンニョ少年』を、読んでみたくなった。
0投稿日: 2011.09.03
powered by ブクログ子どもの頃、ブラジルでの生活、角野さん流、物語のでき方など。魔女の宅急便の作者、角野栄子さんの思い出、考えの詰まった本です。
0投稿日: 2011.06.30
powered by ブクログ誰の心の中にも物語は潜んでいる。 不思議な世界への扉はほんの些細なきっかけかもしれない。 わたしも、わたしの中にある わたしだけの物語を紡いでみたい。
0投稿日: 2010.09.29
powered by ブクログ幼い頃の感覚や思い出をとても大切にされている方で、 大人になるにつれ忘れてしまうことを思い出させてもらいました。 私も角野さんと同じく、 いつもワクワクと「扉」を待ち望んでいて、 あの角を曲がれば… このドアを開ければ…って 見えない世界の不思議を敏感に感じていた。 ある時点で自分の生きる場所はここなのだと決心してから その世界は急に遠のいてしまったけれど。 寂しいけど、誰しもその世界に別れを告げて大人になっていく。 だけど、今でもたまに、後ろを振り返ってみることも…。 『魔女も明かりのある壁の内側で、みんなと同じ暮らしをすれば、 魔女なんていって引き摺り下ろされたり、 突き落されたりしなかったかもしれない。 でもそんな想像の喜びのない生き方なんて魔女は嫌だったのだ。』
0投稿日: 2008.01.17
powered by ブクログジブリ映画の中で一番好きなのは「魔女の宅急便」。ほうきで空を飛んだり、魔法をかけたり。ファンタジーな世界が大好き。 そんな、魔女の宅急便を書いた角野栄子さんの小さい頃からの話。ノンフィクション、特に自伝系はあまり読まない私だけど、角野さんの小さい頃からの出来事も、角野さんの手にかかると、たちまちファンタジーに変身。私の日常も非日常への世界の扉をコッソリ開いてワープしたい。
0投稿日: 2006.05.15
