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言い寄る
言い寄る
田辺聖子/講談社
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総合評価

135件)
3.9
35
47
35
6
1
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    読んでいて何度も挫折しそうになるくらい辛かった。乃里子の、五郎に対する気持ちが痛いほど分かって苦しくって仕方なかった。言い寄れないというより、言い寄らせてもらえないあの感じ、すごくわかる。家で2人きりになっても、ベッドに座っても、たとえ裸になっても女としてみてもらえない感じ。どれだけ自分がみじめで辛くて泣きたくなるだろう…そんな男が自分にはない奔放さがある親友に言い寄っていたと知った時、どれだけ辛かっただろう。でも乃里子は本当に偉かった。私だったら美々を心底憎んだだろうに。乃里子はプライドが高かったわけじゃない、頑張ってなかったわけじゃない、女としての魅力がないわけじゃない。それでも一線を張られてしまう相手を好きでい続けたことが本当に偉かった。

    0
    投稿日: 2025.12.12
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    記録 大好きな本❤️ のり公に共感しすぎて、最後の方は一緒に泣いた。本命にはどうしてもうまくできないよね涙 続きが気になって食い入るように読了。 仕事も順風満帆、モテて適度に遊んで人生を謳歌していても、本命にだけはうまくできない ある程度どうでもいい人にはうまく接することができるのに、本気で好きな人には身動きがとれない感じ、痛いほどわかる… 誰に対してもグイグイ行かないと思っていた人も、 自分の知らないところで、本命にはちゃんと迫っているという、この受け入れ難い事実… 吾郎のことを思い偲んで、目に涙を溜めながらレストランで飯をかき込むシーン、自分のことのように心が痛くなった。 田辺聖子さんの言葉選びや心情の表現は、本当に素敵❤︎

    1
    投稿日: 2025.11.26
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    半世紀前の恋愛小説。いろいろな男が登場して面白かった。男女の会話のラリーが楽しすぎる。こんなすてきな会話を男としてみたい。

    0
    投稿日: 2025.11.12
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    いい男たちに一人、二人と言い寄られ、自由な恋を楽しんでいるけれど、本当に愛している男にだけは、どうしても言い寄れない……恋のドキドキと切なさを同時進行で楽しめるって、こんなのアリ!?と、めちゃくちゃ面白かった。乃里子と一緒に感情ジェットコースターだよ。

    1
    投稿日: 2025.10.03
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    乃里子、不器用すぎるよぉ。器用そうなのに誰よりも不器用。言い寄れないんだよね、どうでもよくないから、大切すぎるから。

    0
    投稿日: 2025.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ずっと読みたかったけど、自分の今の状況と似ている今こそ読む時だ!と思って読み始めた一冊。 私にも言い寄りたいけど、言い寄れない相手がいる。他の人には言い寄られるのに、この人からは言い寄られない。乃里子みたいに、周りの人に好意があるとバレたくなくて変に冷たくしたり、興味のないフリをしたり、素直になれない。私はこの小説を読む前にきっと最終的にゴロちゃんと上手く行くんだろうな、フラフラしてても結ばれる、王道ストーリーなんだろうなと思っていたけど、そうじゃなかった。ゴロちゃんの戸籍が汚れる前に、乃里子はなんで素直になれなかった?と思うけど、あんなシチュエーションはないけど実際素直になれない気持ちはわかる。私は自分からご飯に誘ったりもできない、向こうから誘ってくれたらいいのにな、と何回も思ったけど、上手く誘われなくてもう半年は過ぎた。大人になると尚更難しい気がする。コミュニティが同じだと周りの目もきになって、素直になれないで逆に冷たくなる。 でも、この小説を読んでやっぱり誰かに取れれたくはないなと思った。好きな相手がいるなら素直にならないともったいないなと。 いつか、この本を思い出すとき、私のこの恋は成立していて欲しいなと思う。そんな祈りを込めて星3つ。

    1
    投稿日: 2025.09.11
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    好きすぎる人ほど言い寄れない。 だけど、傷心した末に慰めてくれる男と付き合うみたいな所がよく分かるし、今も昔もこういう恋愛観って変わらないのかなと思った

    1
    投稿日: 2025.08.14
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    水野が最高である。高橋一生で実写化してくれ。 いや、高橋一生は五郎のがしっくりくるかもしれない。なので水野は斎藤工も良いとおもったけど、小説内の水野像よりもたぶん斎藤工は顔面濃いのと身長が合わない。 海で助けてヒョイと助けてくれそうなのは斎藤工だけどね。あー、水野が出てくるシーンを読み返したい。 こうやって考えるのが楽しすぎます。水野にきゅんきゅんして生活潤いましたありがとうございます。

    0
    投稿日: 2025.08.03
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    田辺さんの小説は関西弁の人しか出てこないのかと少し残念。 私は大阪に住んでいるけど読みづらい… ただ内容はかなり好きでした! 好きな人にはグイグイ行けず、どうでもいい男の人には流されてしまう…。そんな友達がいたなぁと思いながら読みました。

    0
    投稿日: 2025.07.11
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    好奇心旺盛な魅力で溢れている乃里子は30代の女性。女性というよりは「元気な女の子」という方がしっくりくるほどイキイキとしている。 そんな乃里子の色とりどりの恋は見ているだけで面白くて、関西弁にもユーモアがあり、たまにギョッとすることもあり、温かい痛みがじんわりと胸に広がっていくような読後感だった。 剛や水野、五郎や美々とのさまざまな恋愛模様の中に、女性の人生の充実した風景が多角的に落とし込んであるので、何度読み返しても違う味わいがあります。

    7
    投稿日: 2025.05.18
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    デザイナーの乃里子の恋愛模様。昭和の時代に書かれた恋愛小説だが、かなり大胆だった。軽快な関西弁でのびのびと描かれていて、やらしさは無かった。当時の女性達はこの本を読んでどのように思ったのだろうか。

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友人に勧められて。面白かったー…というか身をつまされる部分が多すぎて怖いくらいだった… 五郎に対して きっと、爪を噛みながら五郎を見ている私の目の中には、野卑で精悍な、情欲が跳梁していたと思う (P.72) 私は大笑いした。笑いながら。こんな話をする男に、どうやって言い寄るムードをつくるべきか、いそがしく考えていた。私と剛みたいに、うまく同時にもの好きで、同程度にめずらしもの好きで、同じ割合にSUKEBEであるばあいは、何もコトバはいらなくて、ただピンポン球を打ち返すような応酬のうちに、ムードがもり上るのであるが、五郎はそんなわけにはいかなそうだった。…私の希望は、五郎が私に惚れ、私に言い寄り、さらってくれることである、(剛が、強引に私にしたように) (p.75) 私は五郎と一緒にいたい。 死ぬまで一緒にいたい。 五郎より先に死にたい。 彼のやさしい言葉を、ほかの女に、いわせたくない。そうすると、やっぱり、結婚しかない。(p.209) 本当に言い寄れるのは、あんまり愛してない人間の場合である。失敗したってどうせモトモト、というような、間柄のときだけである。 言い寄って拒絶されたら、さしちがえて死のうというような、しんから惚れてる人間の場合は、究極のかたちは強姦致死になってしまう。…だが、女なら、どうしてくれるのだ。 失敗してモトモトというあつかましさも、強姦致死も、ほんとの惚れ方でない点に於ては、一緒だと、私は思うもんだ。 ほんとに好きなら、まず、相手の立場に立って考えてしまう。五郎は、私のことを、女として愛せないらしいので、そういう私が言い寄ったら、なお厭わしくなるのではないか、という恐れである。(p.244-5) 私がセッセと一生けんめい生きてるのに、誰も何ともいってくれない、私は美々みたいに泣きわめいたり地団太ふんだりできない性格なのだ、みんなそれをいいことにしてるんだ、と思い、ひがんでいたのを、兄さんが、はじめて「あたまを撫でて」くれたのだった。私は、涙ぐみそうだったが、こらえて黙っていた。(p.325) 私は、かなりの線をゆく厚顔しい女だと思うのに、一点、ヘンに遠慮ぶかいところがあるのであった。(p.327) 剛に対して 私はこんな男、どうしようもない、と思ってる。 結婚してくれるわけじゃなし、彼が私のことなんか、その他大勢の女の子、浮気相手だと持ってることを知ってる。だから私も、気を入れてつき合えない。そのくせ、剛といるといつも、しっくり気が合うのであった。(p.116) 暗い闇にひとりでいると、海の中にぽつんと漂っているようなもの淋しさを感じないではいられない。こんなことをして、若い時間がどんどん、たっていっちゃうのだ、ーなんて、星を見ながら考えたりする。女に、こんな、里心をおこさせるようでは男はダメである。女と男のデートなんて、ことに女の子は、ベッドへ入るまでの心ときめきがたのしみなのに。(p.119) それらの品々は、私に、(あンた誰?ここは、あんたなんかのくる所じゃないわよ) といっているように思われましたね。 私は、自分の考えに、自分で傷つけられた。 ゆうべはとても剛と、仲良くなり、一体になる気がして、ほんとうにどっちがどっちの体か分からないくらい、ひとつに溶けあう気がして、剛が好きだったのに、一夜あけると、冷静な知性をとり戻す所があるからふしぎである (p.128) でも、もしかしたら、あの女は、剛の妻なのかもしれなかった。そして、私はどうかしてる、と我ながら思った。剛がそんな男であることは、ちゃんと知っててつき合っているのに、どうしてこう傷つけられた思いをするのか、今さら。(P.148) でも私は、剛の話を本気で聞いたことなんか、いっぺんもなかった。剛は私の字引では、「面白半分」または「あそび半分」でつき合う男、となっていた。 それは、剛が、私をそう見ていることの裏返しである。(p.300) 「どッかへ泊ろうよ。神戸は面白いホテルが多いよ。ーええやろ?…」 「ああ。そんなこと、してると今にダメになるわ…」 私は小さく叫んだ。剛なんか、ちっとも好きではない。愛してるとは思わないのに、いちばん肌なれしていて、おちこみやすいのであった。こんなこと本意ではないと思いながらずるずるに、剛とは深みにはまってしまう。(p.301-2) 剛が帰ってから、私はしばらく仕事をしていたが、おなかが空いたので、外出て食べようと思った。こんなときは、その方がよかった! 私はうす手の白いセーターに、淡い色のコートを引っかけ、ブーツをはいて外へ出た。エレベーターは一人だった。 マンションを出ても一人、町のビルの中を歩いているときも一人。 私は苦しむときも嘔吐するときも、泣くときも一人なのだと思い返したりする。 二人で暮らすなんて、どういうことだろう?…この際、剛でも良い、一日でも二日でも暮らしたらまた人生はかわるかも(p.345) 水野に対して 男は、急にグラスをテーブルの上に置いて、むッとした顔で近寄ってきた。それで私は、何か、彼の不興を買うことをいうなり、するなり、したのだろうかと一瞬どきっとしたのだ。でもそれは、ある種の緊張のためだったらしくて、彼は椅子に坐っている私に、そのままかぶさるようにしてキスした。こういうとき、どうして中年男というのは、突然、態度を変えるのであろうか。エンジンが掛かるのが早いのだろうか。…中年男というのは、「生業と企業」のちがいを論じて三秒と経たないうちに、黙って、着ているものを剥いでしまう、こいつはまるで追い剥ぎである。(p.165) それどころか、船が島の岸壁をはなれるとき、私は、もうはや、男に会いたくなっている私を発見した。…それは、好き、とか恋というよりほかに、何か強いひきつけられるような、慕わしさ、とでもいうようなもの、麻薬的な、まどわせる力に似ている。…私は彼の名刺ももらわなかったから、電話もアドレスも知らない。けれども、そういうことは、なぜか、どうでもいいことみたいに思える(p.172) (今夜も、明日の晩も、あの男と寝たいナー)ということだ。 (寝られたらいいのにナー)ということだ。 そういうときに、女が仕事なんぞできるはずがなく、…(p.174) それから、ふしぎに、あの水野夫人に対して、なんのうしろめたい気も、悪い気も、おこらないのに気付いた。 でもそれは、私に道徳観念がないせいではなく、私とあの男との間のことは、そういう世界とまたべつの、すっかりちがう世界だからだ。人間同士のルールにあてはまらないようなもの(p.188) あの中年男が、じっくりと長い時間をかけて、ねっとりとした愛しかたをする、ああいう、あとでボーッとしてしまうような愛しかたは、剛にはできない。 悪いけれど、くらべてしまう。 水野という男はヘンな奴。私は、あの男によって、酩酊しきってボーッとなって、「堪能する」とか、「トドメを刺される」という言葉を学んだのだ。(p.194) 「何を固うなってる。おいで」と座蒲団を叩いた。 私がそこへいくと、彼は、 「もっとこっち」 それで、もっとそばへいくと、 「もっと」 パンタロンの膝をちょっとだけ、すすめると、肩に手をまわされて不安定に倒れかかったところを、キスされてしまった。いっぺんに島の別荘のつづきのような感じになった。 「会いとうて、会いとうて、もう、とうとう辛抱たまらんようになって」と水野は、魅力的な口もとで笑う。 「うそばっかし」と私がいったのは、(また、つづきをはじめましょう)ということと同義語である。… 「いや、会いたかった。仕事してもメシ食うても、あンたのことばっかり、考えてて助からんよ」などと、じっくり、おべんちゃらをいってくれる四十男というのは、ずっと甘美な情感である。(p.256-7) 「ヤッタルデーの坊ん坊んは無論、ほかの坊ん坊んともあんまり、ガタガタせんといて欲しい、困るなあ、こっちとしては」 「それはないでしょ、そんなこと、いえるはずはない、それはヒトリモンのいうことよ」 「そんなん、関係ない」 「関係ある!」 と私は、いつか見た水野夫人のことを思い出して、彼女は私に何をしたわけでもないのに、深刻な憎悪を感じた。…水野が彼の妻か、もしくは彼の情婦(きっと私のほかにもいそうな気がする)と持つ時間への嫉妬は、これはもう、血の滲みそうな、なまぐさい嫉妬である。(p.262) 「どうしたら面白いの?」 「映画みるとか、お茶飲むとか、それから…なんとなく、気がついたら、ここへ来てる、と。そういうふうにしたいの」…あんまり、ぴったりするので、私はいつも彼の裏側半分にいる女たちに嫉妬させられるぐらいである。 彼があんまり、やさしいと、かえって嫉妬する。(p.355-6) それでも私はやっぱり、水野のもっている魅力には抵抗しがたいのだった。銃口のような目をピタリとあてられると、まるで心臓がねらわれたようにすくみあがってしまう。 そうして、力なく無条件降伏になってしまう。(p.359) これからどうする、なんてこともいわない。… いったって、どうしようもないこと、ちゃーんと知ってるのだ。 おたがいの過去や現在の情事をほじくり返したところで、何の足しにもならぬことをオトナだから知ってる。同様に、未来のことも口に出すだけマヤカシになることも知ってる。 それは冷淡とか、計算とか、理性的とかいうよりも、正直で、正確なのである。 私はそんなところが好きだ。 同様に水野が私を気に入ってるのも、私がそんな水野のよさを、よくわきまえてるからだろう。… でも、水野と会うと、ほかの男とちがうのは、その愉しみの味が濃ければ濃いだけ、もうこれで終り、と心で思うところである。 いつも、会うのはこれが最後、という気にさせる。 私から連絡して会うこともないし、彼からいってきても会わない。それがなお、彼に対してふかいみれんと執着を燃やす。(p.360-2) あ、そんな、いい顔して笑ってても、もうおしまいよ。そう思って、私は水野を見ている。… 「こんど、いつ会うの?」私はにっこりして聞いた。それは、もう会わない、ということの裏返しである。(p.362-3) 「時間、まだいい?」 私が聞いたら、 「なあんや。さっきは無理に引っぱり込んだくせに追い出すのか?」 「ちがうわ。一日いて欲しいけど、いられへんのでしょ?いられれば、いて欲しい」 「僕がいると、あんたも仕事でけへんよ」…(p.366-7) ああ切ない!

    1
    投稿日: 2025.03.29
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    初めて田辺聖子さんの本を読んだ。 彼女の言葉の使い方がすごく好きになった。 虜になった! 感情の喜怒哀楽を軽快にコミカルに表現しているところにすごく惹かれた。読みやすかった。 乃里子の気持ちとてもわかる。 私も本当に好きになった人には、言い寄ることができません。 女性に対しても、男性に対しても。 この頃心から友達になりたい女性の人がいるのだけど、いつもなら誰彼構わず仲良くできるのが私の魅力なのに、彼女の前ではそれが全く使い物にならなくなる。 そんな中でこの本を読んでいたので、共感の嵐が鳴り止まなかった。。 それにしても、乃里子の考え方が好きだと感じる言動が多かった。 中でも一番心にキタのは、 『泣くか笑うか、どっちかの瀬戸際だったけれど、泣いたら化粧が崩れるから笑うことにしたのだ。』 というところ。 彼女にとってものすごく苦しくて、泣き叫びたいくらいなのに、それを化粧が落ちるからと笑うことで軽くしている感じがすごく素敵だった。 悲しい時に、悲しいと泣くことも大切だけれど、 悲しい時に笑ってみることで、気持ちが変化することってあると思う。 この後読む、二作がとても楽しみになりました。 まあ、でも個人的に剛はいやー!! 手を出す男なんて今の時代考えられない!

    1
    投稿日: 2025.03.26
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    文章が好き、そして自分には同じ経験がなくても乃里子の気持ちはよく分かる 皆んなそれぞれ好ましくて、けれどなにか違うと思うところがある。誰かの代わりは誰かではつとまらない。本当に恋焦がれてる相手には言い寄れない 「水野を好きなのはまちがいないのだが、今はどうしてか、どんな男を持ってきても何かスキマがあって、風が通ること。その空洞の型はぴったり、五郎でないとうめられない型になっていた。」

    0
    投稿日: 2025.03.20
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    初めて読む感じの恋愛小説だった。そんな昔の小説じゃないと思うけどなんかちょっと時代を感じる文体だった。 面白くて勢いのある主人公で、天真爛漫でモテるけどほんとに好きな人には臆病になっちゃう。 好きになりすぎない方が上手くできる恋愛の難しさに共感しながら苦しくもなりました。

    0
    投稿日: 2025.02.19
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    恋愛っていつの時代もままならないなあ 自分と違う部分を持つ人にどうしようもなく惹かれるけど、結局は似たもの同士が上手くいくんだろうな 乃里子は自立した良い女かもしれないけど、移り気だし素直になれないし、純粋な彼とは釣り合わないと心のどこかでは感じていたんじゃないかなと思う

    0
    投稿日: 2025.02.05
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    池袋の喫茶 梟書房さんで出会った本。 全体のまったりしたたおやかな、でも何とも言えない乃里子をとりまく情景が面白い… みんな大人びていい加減なようで そんなもんなんかない? 装丁も素敵。

    0
    投稿日: 2025.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    50年前の作品で時代は感じるけれど、時代が違っても感情は色褪せないのものですね。 脳みそぶち抜かれた。乃里子と一緒にハラハラドキドキして、一緒に失恋して絶望感に打ちひしがれてる。 小説に飲み込まれた気分、田辺聖子すごい。 乃里子、言い寄れなかったんじゃなくて、言い寄らせてもらえなかったよね。だってわりと直接的に迫ってたよね。五郎はのらりくらりと交わしている印象。そして美々には2回目で迫っていたと知ったときの絶望感たるや…ずっと感じつつ見ないふりしてたものの答え合わせされちゃって、読んでいて本当にショック受けたよ。田辺聖子すごい。 でも乃里子は強い子、ちゃんと現実認めて前向いてる。剛は、うーん、想ってくれてるんだろうけど私はあまり好きじゃないんだよね。どうなるやら。 続きが楽しみすぎる早く読みたい!!

    1
    投稿日: 2025.01.04
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    軽快でいてちょっと苦しい。 汐音ちゃんのオススメで、少女漫画が好きだから読んでみようかな〜と思って読んだ本。 会話で物語が構成されている部分も多くてテンポよくさくさくと読めたけど、一筋縄ではいかない人生にちょっと苦しかった。 ノリコがもっと幸せになれますように。

    0
    投稿日: 2024.12.25
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     1974(昭和49)年初発。これは凄く昔、50年も前のことで、私もまだ5歳、テレビでは「ハイジ」「宇宙戦艦ヤマト」が放送開始された年だったようだ。  本作の主人公である30歳くらいの独身女性「乃理子」は、ふわふわと行き、気が向けば出会った男性と簡単に寝たりするのだが、当時はこの作品世界は幾らか衝撃的だったろうか? ほんの5年前の全共闘の時代には、こんな軽々しさは無かったような気がする。急速に国内の世相は「軽さ」へ向けて、80年代のあの様相に向かって邁進していたのだろう。  本作及び、本作を初めとする乃理子三部作は当時ヒットしたそうだ。これも時代の気分と合致していたのだろうと思う。  読んでいて主人公は繊細ではあるがどこかあっけらかんと明るくて(しかし林芙美子ほどではないか?)、文章も構成も緊密なものは感じられない。なので、呑気にプロムナードを歩くようなゆるい読書体験となった。もっとも、主人公が遭遇する失恋の衝撃は、なかなかに痛ましく印象に残った。  田辺聖子さんの描き出す世界はさほど古びてはいない感触があるが、50年後のこんにち、今の若い女性がこれを読んだらどのように感じるのだろう? そこが非常に知りたいところだ。

    0
    投稿日: 2024.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    共感しすぎてしんどくなった。 そして美々みたいなちょっとだらしなくて言うことがころころ変わるような子ってたまにいて、憧れないし私が男なら絶対付き合わないって思うけど、こういう子はうまく生きる方法が生まれつき身についてるなと感じる。でも嫌味がないから皆に好かれるし、私も嫌いじゃない。でも自分の好きな人がそういう子を好きになったら見る目ない!とキレたくなると思う。そしてこういう子には絶対に勝てないから耐えられる自信がない…

    2
    投稿日: 2024.10.15
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    主人公は、フリーのデザイナー兼画家として活躍し、自由気ままな一人暮らしをしている乃里子31歳。 乃里子は金持ちの色男中谷剛や渋い中年男水野など、いい男たちには言い寄られるけれど、大本命の五郎にだけは言い寄られず、乃里子自身も五郎には言い寄れないまま、五郎は友人の美々と思わぬ方向へ…。 物語の舞台はもちろん関西で、大阪から六甲山や淡路島を飛び回り、関西弁ならではの威勢のいい言葉で女の本音をズバズバッと書いてあって、揺れ動く乙女を軽妙に、男女の間柄を赤裸々に、懐かしい昭和の時代(昭和49年頃)に圧倒されながら面白く読むことができました。 大好きな人と結婚することを夢見ていたはずなのに、世の中とは皮肉なもので、何だか知らないうちに思わぬ事態が発生して、切なさや悔しさが一緒くたになって押し寄せてきて、そんな恋愛の意外性を思う存分味わえる田辺聖子さんならではの楽しい恋愛小説です。

    40
    投稿日: 2024.08.17
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    今回のタイトル「言い寄る」なかなか艶めかしい印象ではないか。 収録されている物語は田辺さんが昭和に執筆されたものだ、、 そうバブル経済に繋がる日本の成長期、男女の恋愛はこんな風に繰り広げられていたんだな、、と懐かしいやら、新鮮だったり。 そんなだから物語の中にはスマホなんて道具、登場する訳がない。 気持ちを伝える、相手の本当の心を知りたい、自分はこうしたいのに、、、そんな揺れ動きや上手く行かないじれったさを描くと田辺さんの物語はピカイチだ。 SNSを使って知りたい情報だけを都合良く入手できる時代じゃない。 近寄りたい人(本書の場合、言い寄りたい人)との心のすれ違いや、「そうじゃないんだってば~」のもどかしさが伝わってくる。 誰かが言っていた。 「東京ラブストリーのカンチとリカみたいだね。」 本当の気持ちはそうじゃないのに、「なんでそっち行っちゃうかな~」とじれったくなる。 そんな恋愛は現代はされていないかもしれない。 だからこそ、今の若者にも「これ、わかる?」って読んでみて頂きたい一冊である。

    15
    投稿日: 2024.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和48年に書かれたことが嘘みたいに思える作品。周りの男の人からモテてる乃里子なのに、自分が大好きな五郎には言い寄れないもどかしさ…、想像できるし切ないなあ…。続編が2つあるみたいだから、また読んでみたい。

    0
    投稿日: 2024.07.06
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    ずーっとオンナとオトコの話ばっかりで あんまり好きちがうわ、と思うのに なぜか気持ちを持っていかれて ひさしぶりに本を一気読みしてしまった。

    0
    投稿日: 2024.06.01
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    古い恋愛小説でした 昔ながらでありつつハイソサエティなノリを目指しているんですが、どうガンバっても古典に見えました クドいほどの値踏みが広げられていて、でもそれが男の魅力的な紹介になっていました 駆け引きのテンポがサクサク進んで心地よく、3人の男性どれも男らしく魅力的でした 主人公以外の女はどこか頭が悪そうで、それは屈託のなさの裏返しで妬ましく映っていました 中盤での友人の妊娠にかけて、主人公が転落していく展開が好きでした 周囲のキャラの魅力が昇っていくに伴い、変化しない主人公は取り残されていって、そこからストーリーに引き込まれました ラストの五郎と美々を受け入れるシーンにかけてマンションに帰る姿には、諦めの美しさがありました 当時は最先端なノリだったんでしょうが、令和に読むとオバサン臭い話回しだと思いました 男性像が表面的で、背伸びした少女漫画のようでした

    1
    投稿日: 2024.03.09
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    昭和に書かれた作品、それでいて現代においても多くの共感を集めそうな恋愛小説。 恋や愛というものは、今も昔も変わらない……。

    0
    投稿日: 2024.02.23
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    ほんとに遠い昔に書かれた本なのか。今読んでも鮮やかで水々しさを感じた。楽しく切なく、あっという間に読み終わっていました。

    0
    投稿日: 2023.09.28
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    好きな人が全く靡いてくれなくて、他の男の人たちと恋愛をしている女の人の話だった。話し言葉が関西弁で書かれていたからスルスル読めたけど、なかなか理解に苦しい振る舞いをする登場人物が多い。標準語ならびっくりしてしまったかもしれない。

    1
    投稿日: 2023.09.22
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    誰1人共感できる登場人物がいないし、全く好きになれない、そのわりにはサクッと読み進めることができた。 自分的には結構な胸糞。 どうしても美々に対してイライラしてしまうが、友達である美々に、プライドの高さが邪魔をして自分の気持ちをきちんと伝えられてないのは乃里子のほうである。 言い寄ってくる男たちもどこが良いのかまったくわからない。 しかし50年近く前に書かれた作品ということを考えると、時代を感じさせない良作だと思った。

    0
    投稿日: 2023.05.12
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    半世紀前の恋愛小説とは思えない。 主人公の行動には全く共感できないのに、心情には共感できるところが多かった。女心というやつなのか?(笑) 大阪弁でのテンポの良い流れが、コメディ映画を見ているようでした(*´艸`) 「ほんとに好きなら、まず、相手の立場にたって考えてしまう」これすごくわかるなー!

    9
    投稿日: 2023.05.02
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    初の田辺先生作品でした。 読み始めは、少し癖のある言葉回しに慣れるかなと思っていましたが、それが少しずつ心地よくなってきた辺りから、主人公があらゆる情に浮き沈みする様が面白くなっていき、それに伴う人間関係も様々な変化があり、恋愛小説に括るにしては少しテイストが違う作品でした。 本当に好きな人と、波長が合う人は違って、言い寄れる人と言い寄れない人がいて、ゆっくりと時間をかけてきた関係性が、息を吐くように一瞬で変わって、それに泣きたくなるけど、それをまた埋めてくれる人がいて。 主人公には情と欲が常にあって、そこから生命力のような強さがある反面、弱さが浮き彫りになるような。決して一人ではないのに、気づいたら一人。そんな何ともいえない絶妙な隙間を、癖のある言葉たちと関西弁がまろやかにしてくれました。 調べたらどうやら三部作のようで、また次も読みたいと思います…!

    0
    投稿日: 2023.04.03
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    “世の中には二種類の人間がある。 言い寄れる人と、言い寄れない人である。” 他の男に言い寄られて身体を重ねても、たったひとり、本当に愛している男に言い寄れなければ心は満たされない。恋の甘さと苦さを描くバランスが絶妙で、胸がぐちゃぐちゃにかき乱されてしまった。 男に身体を許すと心まで許した気になることも、本当に愛する男の前では狡い女になりたくないことも、田辺聖子さんには全て筒抜けであることがなんだかとても愉快だった。しょっぱい涙を舐め続けるぐらいなら、思い切って失敗してみて「くそが!」って地団駄踏みながら歩く方がよっぽど人生楽しく過ごせるのだろうな。失敗から始まる物語も、世の中にはたくさんあるのだから。

    2
    投稿日: 2023.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    古い本なのに古さを感じない。 ゴロちゃんが大好きだったのにあっさり取られちゃう感じがリアル。で、結局馬が合うゴウと一緒にいるのも。 女のリアルな感情がよく伝わる。 美々みたいな人もいるよね…

    0
    投稿日: 2022.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テンポの良い会話に、関西弁で言い寄る男たちの色っぽさ。まさに音が耳に浮かぶような小説だった。 自分が本気で望む人にはこれっぽちも言い寄れないのに、言い寄る気もない友達に取られてしまう。その切なさに唸りそうになった。 「ただ…彼のことを知ろうとワクワクしている自分の、いまの状態が好きである。」

    1
    投稿日: 2022.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    端々に、 いろんな恋心を思い出す描写多々。 相手が 女性として愛おしく見てくれているのか、 妹とかペットみたいな感じで愛おしく見てくれているのか、 その目で分かって、切なくなるのとか。 水野さんとの関係にはどきどきしっぱなしだった。 水野さんか五郎と関係進んで欲しいなあ。

    0
    投稿日: 2022.08.26
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    2022.07.31 プライドが高く臆病で素直になれなくて、本当に欲しいものは他人にそっと取られる、その辛さを身近な事でうめる感じが胸が痛くなった。 自分の置かれている状況に対して、「そーゆーとこやで!」って言われてる気がした。 ・ケチはケチを知る。  ・女の子の泣くと言うのは、ときどき部品の掃除をするようなもん ・どんな男を持ってきても、何かスキマがあって、風が通ること。その空洞の型はぴったり五郎でないとうめられない型になっていた。

    0
    投稿日: 2022.07.31
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    ちょっと読みにくい表現もあったが、 恋心をかなりくだけた関西弁で読んでいくと ものすごく恋してる気分になった! 関西人としては、 出てくる地名が関西なのも嬉しい。 この小説、男の人が読んだらどんな気持ち??

    1
    投稿日: 2022.07.07
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    大阪で生まれ育った私としては、田辺聖子をあんまり読んでなかったことに気がつき、評判のこの3部作を読んでみたけど・・・ 昔はこんな大阪弁使ったのかな? 読みにくかった。 主人公の気持ちはわからなくもない部分もあるけど、え?と思うところ多々あり。 友達の美々の言動も理解に苦しむ。 あまり感情移入できず。 残念! でも続きも買ってるので、あまり気乗りしないけど、また時間を置いてから読むと思う。

    7
    投稿日: 2022.06.13
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    名前の付いていない感情を作者が巧みに表現してくれていて、楽しく読めた。 3部作とのことなので続きも読んでみようと思う。

    1
    投稿日: 2022.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田辺さんの他の本で凄く気に入ったものがあったので読んでみましたがこちらは自分には合わなかったです。 非常に奔放に生きている女性の話。 正直なのかもしれないけど好感を持つより嫌悪感の方が大きかった。

    0
    投稿日: 2021.12.07
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    昔の作品なのに20代の今読んでてすごく共感できた!乃里子の心情が手に取るように分かって、スラスラ読み進められた。

    0
    投稿日: 2021.11.15
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    恋愛に疲れていた大学2年生の時に、答えらしきものを求めて買った。 当時はジェーン・スーや雨宮まみや、能町みね子を知った頃だったと思う。 私は自分と結婚するんだ、そういう女になるんだと思っていた。今だって、そう思っている。 それでいて、正しさを拠り所にする私は可愛げがなく、それがコンプレックスでもある。 それでもまだ、正しさに拠る自分を修正しなくていいや、と思っている。 可愛げが欲しくなったら読もうと思っている。 その頃には間に合わないとしても。

    0
    投稿日: 2021.10.27
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    ちょっと昔の時代だからなんか新鮮! 分かる〜って思うこともあるしなんでそーなる!って思うけど、のりこを応援してる〜

    0
    投稿日: 2021.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有名な三部作。かつて少し読んだけど、今回は最後まで読み切った。 3人の男、自分、けたたましい女友達。 歯切れのいい関西弁を楽しんでいたし、自由に恋愛していく様は楽しかったけど、私は剛を好きではない。 最後の殴り合い、本当に嫌だ。 時代が違うとはいえ、こういう男は絶対ダメだと思う。 金持ちなのをひけらかしているのも辛い。 水野もズルくてダメだ。 五郎とうまくいったら良かったのにね。 赤ちゃんのシーン、辛くて読み進めるのに苦労した。 美々を選んだ五郎は見る目がある。 自意識過剰なのりこといるのは、五郎にはきついだろうと思った。 続きを読むか、ちょっと迷う。 また剛が出てくるんだもんなー。 ハッピーエンドにはならなさそうだ。 バーバラ・ピムの「よくできた女(ひと)」と表裏のような感覚。

    1
    投稿日: 2021.09.18
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    毎月一冊文庫本を買う!わたしのマイルールです。 フォローしている方のレビューを読んで、読みたいと思っていたこの本が今月の一冊です。 主人公乃里子はとても魅力的な女性です。 なので、男性に言い寄られるのですが、乃里子が愛している五郎にだけは自分からはどうしても言い寄れない! そんな乃里子がとても可愛らしかったです。 これは3部作になっているようで、調べて見たところ表紙がどれもとても可愛いんです。 乃里子のその後も知りたいし、手元に欲しい!3部作揃えます。

    13
    投稿日: 2021.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    好きすぎる。。。田辺聖子の大阪弁はあったかくて色っぽくてさっぱりしてて、居心地良すぎる。ひとりを愉しめるけど、12時過ぎに一人で帰って一人で二日酔いで嘔吐してる時の惨めな瞬間、泣き喚いて誰かを傷つけることができる"哭"な友人と"泣"な自分との差、圧倒的堅物だと思ってた好きな人が圧倒的能天気な友人に言い寄ってた時の絶望、…全部がボロボロ泣けた。 意識的にも無意識的にもよくできた大人のように振る舞って遠慮もしちゃって、でも本当は誰かにその努力を見ててほしい、そんなあなたの物語です。

    0
    投稿日: 2021.06.27
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    結局、わたしは今「いい男というのはダメな男なんじゃない、誠実な男なんだ」っていうのを、必死にインプットしているところなんだ、と思う。 本、映画、日常生活。 その全てにおいて、必死でそれを受け入れようと、足掻いている。 だけど、現実がそうだからこそフィクションではみんな、ダメな男との恋愛にずぶずぶとはまって取り返しがつかなくなる、バッドエンドともハッピーエンドともつかないエンドを望んでいるのかもしれない。むしろフィクションでは、ダメだけど死ぬほど好きな男と結ばれることはハッピーエンドだ。 フィクションでリアル/まともな男を求めて足掻いているのは、まだまだ非・リアル/ダメな男から抜け出したくない、と心が叫んでいるからだろうか。 主人公・乃里子は、男にモテる。 一度乃里子と関わると、みんな乃里子に言い寄ってくる。 けれど、一番言い寄ってきてほしい五郎だけは、決して言い寄ってこない。 乃里子が言い寄っても、暖簾に腕押し状態。 大学生の頃、バイト先にいた「ゆーたさん」のことを思い出した。 わたしを音楽とバンドマンの虜にした男だ。 彼がライブをするとなれば、わたしは下北のライブハウスCLUB251へすっ飛んで行った。 そこがBUMPのゆかりの場所だと知って、もっともっとと、のめり込んだ。 「駅まで送るよ」 そう言って、遠くはない道のりをゆっくり歩いている時間は、誰にも邪魔されない2人だけの時間で、その時間はわたしにとって、とてつもなく大切で貴重な時間だった。 今でもあの時の気持ちを生々しく思い出す。喜びと幸福と、独占欲。 わたしはゆーたさんが、大好きだった。 バイト先で話すボソボソとした声も、 ライブハウスでは人が変わったように発せられる声も、 2人でいる時はまた、ボソボソとした声になるのも、 昼のシフトが被ると作ってくれるまかないも、 朝の仕込みの最中に2人で相談して有線を流すのも、 全部、ぜーんぶ、大好きだった。 彼はあの時言ったのだ、4年間付き合っている彼女がいると。 あれは、少しでも言い寄ったわたしに、これ以上言い寄られないようにするための優しい嘘だったのかもしれない。だって、別の人に「彼女はいない」とゆーたさんが話していたのを、わたしは知ってる。本当はどうだったかなんてどうでもいい。 とにかくわたしは、ゆーたさんが大好きだった。ただそれだけ。 彼は今、何をしているんだろう。楽しく生きていてほしい。 初出は昭和49年。 男女の捉え方も、今とは違う。そんな時代の男女の物語。 でも、捉え方が違ったところで、やってることは今も昔も変わらない。 出てくる人たちみんなどこかぶっ飛んでる。みんな愛すべきところがある、どうしようもない人たち。 関西弁で進む物語。関西弁に詳しくなければ、その言葉のニュアンスや絶妙なイントネーションが分からないかもしれない。 話し方から伝わる人柄ってあるし、ド関東人のわたしは、もしかしたらその字面から構築する男たちの魅力を、半分も受け取っていないんじゃないかという気がしてくる。 この作品のタイトル「言い寄る」 これは、関西人が言う「(~と)言いよる」という言葉遣いとも相まって、読了後にものすごい個性を持って本棚で主張をするようになった。言葉と、語感の相乗効果。 乃里子は、これからどうやって生きていくんだろう。 ここから先を想像で止めておくか。 それとも、続く「私的生活」「苺をつぶしながら」と、三部作を読んでみるか。 いずれにしても、わたしの誠実な男インプット作業の手助けになってくれると、よいのだけれど。

    74
    投稿日: 2021.06.19
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    色っぽくて、自分があって、恋と人に惹かれる様が独特で、だけど共感できる感情もあって、すごく良かった。関西弁が最初は馴染めなかったけど、どんどん引き込まれました。

    2
    投稿日: 2021.01.31
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    男女関係の描写が繊細で色っぽいです。 そして切ないです。 そういうもんだよなー、と思ってしまいました。 他の作品も読んでみたいです。

    1
    投稿日: 2021.01.02
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    かなり前の小説だと思いながら読んだけれど、男と女のやりとりや思いは昔も今も同じがもしれないけれど、やはり恋愛小説はキーとなる小道具が電話だったりするので携帯電話普及前と後とでは全く異なるな、時代を感じてしまった。乃里子の奔放な独身生活は羨ましくもあり寂しくもあり。大阪弁はなんだかほんわかとしてなごむ。三部作として続編もあるようなので機会があったら読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2020.11.22
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    何故か好きな作品。女でいる私を思い出させてくれる、男女とかって煩わしい関係性の中で、自分の色気を失いたくないとそう思える、女性のための作品な気がする。当時の"剛"という登場人物に重なるものがあって、なおのこと自分に刺さった作品。これで田辺聖子が好きになった。

    2
    投稿日: 2020.07.07
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    これが昭和48年に初出…!! どうして私はもっと早く田辺聖子さんの本を読んでいなかったんだろう… もっと早くに読んでいたら、きっと10代、20代のあの頃、もっと愉快に生き延びることができたのに。 でもこれからだって遅くない、って思わせてくれるのが田辺聖子さんの小説なんですよね… すごい本です。

    2
    投稿日: 2020.07.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    30代で読んで、また50代で読み返した。すごいな、同じように感動した。 乃里子は多くの女性の心に住んでいる。モテる点と才能の点以外は、しっかり者と思われているところが自分と似ている。手に入らない男性を好きになり、遠回しの愛情表現が空回りに終わるところもだ。こじらせた片想いほど厄介なものはない。心当たりのある女性は多いだろう。 ただ乃里子は私と違って他の男性ともアバンチュールを楽しむ。これは羨ましい限りだ。 「なんて、まあハレンチな」なんて思わない。誰だってチャンスがあれば、こんないい思いをしたいはずだ。読者とどこか繋がっている乃里子が体現してくれている。それが爽快なのだ。 女性の微妙で繊細で曖昧でふわふわした心の動きを、よくぞ活字にしてくれた!と田辺先生に敬意を表さずにはいられない。他にありそうで絶対にない小説だと思う。

    0
    投稿日: 2020.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お金持ちの色男やら、渋いおじさまに言い寄られて、仕事も恋愛も楽しんでいるけど、本当に好きな人には、どうしても好きと言えない。 素直になっていれば、また違ったのかなとは思ったけど、彼は1人では大丈夫な女よりも、1人では大丈夫じゃない女を選んだ。 その時点で、結末は決まっていたんだろうな。 何か、読み進めるうちに、少し辛くなってしまった。 時代設定は昭和だけど、今の時代でもあるあるっぽいお話だった。

    2
    投稿日: 2020.06.14
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    これが昭和なの!?と驚くほど現代の恋愛観とマッチ。 時代が変わっても男女の色恋模様は変わらないのだなと実感。 そしてノリコの思考に同感の嵐…

    0
    投稿日: 2020.05.05
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    昭和の時代の話なのだが、令和の今読んでも違和感なく読める。いつの時代も、男と女の問題には変わりがないのだなと感じる。(ありきたりな感想だが…) 個性的な主人公に共感できるか否かは人によると思うが、恋愛だけでなく世の中の人間関係にモヤモヤしている女性には、共感できるところが多いのでは無いだろうか。 『1番好きになった人とは一緒になれない』 いつかどこかで言われた言葉を思い出す。1番好きになった人が、自分にとって最も幸せな相手ではない、というのもきっと誰もが本能的に感じているのかもしれない。

    0
    投稿日: 2020.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    乃里子の気持ちが痛いほどよくわかった。 ほっといても大丈夫な女がいい男と、ひとりでも大丈夫そうな女がいい男。 乃里子は、選ばれたい方になれないのだけど、たくましい女は魅力的だった。

    0
    投稿日: 2020.02.12
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    あの時代の女性も今の女性と変わらない恋愛をしてたんだと思うと、とても面白い。 感情のまま相手にぶつけるかと思えば、本命の男性には本音を出せない主人公がなんとも可愛らしい。 続きが楽しみ。

    0
    投稿日: 2020.01.03
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    モテるなら、ターゲットを定めましょう。 と、思いました。 モテない人が、言い寄ってきた人を恋人にしてしまう「選ばない」パターンではなく、モテるがゆえに相手を選ばず、不本意な恋人選びとなるパターンだ、と思いました。 どちらかというと、モテる男性にありがちなパターンだ、と思いました。

    0
    投稿日: 2019.08.17
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    2019年6月田辺聖子さんが91歳で亡くなった。 「言い寄る」は三部作の第一弾。 前向きであたたかな筆致は田辺さんの性格から生まれたものだろう。乃里子の今後が楽しみ。

    0
    投稿日: 2019.07.07
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    二泊三日で帰省したとき 田辺聖子しんどい 重くて痛い女を想像してうっきうきで読むも、 モテる女がこの人だけにはダメ のモテる精神が強くて 肩透かし。 田辺聖子のコテコテの関西弁が関西人ゆえにしんどい。輪をかけて大阪弁賞賛を入れてきたりしてもっとしんどい。 と思いながら読んでるうちに、 鹿島のカステラを買いにママの車の中で訃報のニュースが

    0
    投稿日: 2019.06.28
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    概要を読んでみて「私か!!」と思う内容だったので、自分を客観視するつもりで読んだ。 「そう!そう!そうなるよね!!」の連続。 反面教師のバイブル、やめたい自分を片付けるにはとても良い本。

    0
    投稿日: 2019.05.16
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    共感するわけではないけど 男と女のあるあるが沢山。 主人公がちゃんとしてないとこ (一途なんだか遊び人なんだか) が珍しくて面白かった。

    0
    投稿日: 2019.01.31
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    実際にありそう。 私は乃里子タイプではないが、こういう子は、いる! 乃里子タイプでないといいながらも共感できるところもたくさんあった。 自分を好きで居てくれる男の人がいることって、精神安定剤…

    1
    投稿日: 2019.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    40年も前の小説なのに、まったく色褪せていないのがすごい。いい意味で現代では感じられない、男女の間に流れるゆったりとした雰囲気を感じることができる。 ただ、正直、主人公の乃里子のお人好しさ、ここぞというときの押しの弱さにはイライラした。五郎が好きなら、積極的にアタックできないのは仕方ないにしても、なんと言われてもほかの女に紹介してはいけないと思うし、なんだかんだと女友達の世話を焼いて自分は損な役回りだと嘆くなら、そもそも突き放す冷酷さを持つべき。 中途半端なぬるま湯みたいな男たちに自分を委ねる前に、自分の幸せをもっとストレートに、正直に追求するべきだと思った。

    0
    投稿日: 2018.11.27
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    漫画になったのを知り、小説を探してみた。40年ほど前の話なのに、今読んでも違和感がほとんどないし、むしろドキドキしながら読めてしまう。あぁ、わかるという場面が多く、関西弁特有の雰囲気も大好き。乃理子の気持ちが胸にしみて分かる。若い男、年上の男、本命の男、上手くいかない恋心、上手くいきすぎる遊び、私にとっては全て重要なトピック。またいつか読み直して、その時の感じ方を味わいたい。

    0
    投稿日: 2018.06.17
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    基本的に会話と主人公の心情の独白で進んでいく小説。劇的な展開などがあるわけではないが心理描写が丁寧で、関西弁の言葉遣いも意味がわからない表現もあったが、なんだかセンスを感じた。あっという間に読み終わった。

    0
    投稿日: 2018.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田辺さんの本の主人公は子供みたいに強気で素敵だけれど、読んでいてやきもきしすぎる。 優しさをたれ流す男に恋をするのは不幸になるに決まっているのに、そんな男にも自分から言い寄る相手がいるのだろうか、なんて。いや、優しさたれ流すレベルもまちまちで、五郎ちゃんはそこまでだらしなくなかっただけかも?

    0
    投稿日: 2017.06.14
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    フリーデザイナー 乃里子 31歳。 いい男たちに 言い寄られても。 言い寄りたい ただ一人のヒトに 「よし、来い!」と 言われる夢を抱いていたのに・・・ 読んでゆくうちに 懐かしい感覚に襲われた。 既読だったのかな…と探りながらも、 引き込まれて 一気読み。 どっぷり昭和、 30年以上も前の 色恋話だけど。 キュンキュンなんて一言じゃ足りない。 どんだけ キモチ揺さぶられるんだっ。 恋愛小説 三部作。 乃里子の、不穏な未来が 気になる… 次の 私的生活へ。

    0
    投稿日: 2016.06.29
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    乃里子シリーズ三部作の第一弾です。 乃里子の切なくて報われない恋心、それに対して二人の男に (いい男たち)言い寄られ恋も仕事も楽しんでいる。 私も「のりこ」ですが、もし彼女の立場に立ったら どうなるのかな・・・と思うのです。 痛いくらいにひしひしと伝わってきました。

    0
    投稿日: 2016.05.23
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    「女に、こんな、里心をおこさせるようでは男はダメである。」p.119 「とうてい、彼程度のあたまでは、私は分らない。」p.275

    0
    投稿日: 2016.03.23
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    苦々しいのは自分がのりこに似てるから。 ああ、自分らしくいたい。 愛する人と愛し合う恋愛をしたい。

    0
    投稿日: 2015.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田辺聖子さんの本を読むのは、随分前に「おせいさんの…」というエッセイだったかな とうの昔、ブログ、ブクログ を始める前。 小説は初めてだと思います。 40年も前に書かれた小説を最近文庫にしたものみたいですが、色褪せてないですね。 遊びの男の子には大胆に、本命には言いたいことも言えず。 結婚相手はそうなるのか… 3部作とのことで、続きも借りました (レビューまとめ書きの為、 現時点で既読。  2・3巻目は、本作ほどの波乱さがなくて…)

    0
    投稿日: 2015.09.23
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    五郎を失ったからといって、水野に執着しているのは(私はいつも思うけど)使っている海水の方が温かいからといって、陸へ上がろうとしない人のようである。どうせ身体が冷え切ってしまうのに、その時は冷たくても、早く陸へ上がった方が楽になるのに。 好きでない人に言い寄られ、好きな人には言い寄られない。わかる気がする。言い寄らない人だと思ってたら、他の人にはちゃっかり言い寄ってた。これも分かる気がする。ただ、もう少しお上品な表現の物語でいて欲しかった。続編が2つあるらしい。書評を読んだ時、3つ完読しちゃうかも!と思っていっぺんに買おうと思ったが、1冊しか買わなくて良かった。共感する部分はあるのだけれど、ストーリーがぶっ飛び過ぎてて現実感がなく、リアルな物語好きの私には合わなかった。

    0
    投稿日: 2015.07.17
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    そうそう、そうなのよ!と何度も声を出しながら読んだ。色褪せない女の共感を呼ぶ作品。 さすが田辺さん!

    0
    投稿日: 2015.03.31
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    3人の男性の間で揺れる女性の心理。 こっちがどんなに想っていても相手に伝わらないこともあるし、不倫だと分かっていても止められないこともあるし、遊び人だと分かっていても相手を求めてしまう。 切ないようだけど、それだけじゃない恋愛小説って感じ。 ここまで自分をオープンに出来るのは、羨ましいって気持ちもあるけど結局私には出来ないな。

    0
    投稿日: 2015.03.03
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    2014.12.26 どんな恋愛ハウツーより、恋愛のすべてのエッセンスがつまっている最強の恋愛な気がする件。つづきがたのしみ。

    0
    投稿日: 2014.12.29
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    最初は乃里子のこと嫌いだったけど、後半はなんだかかわいそうだった。この作品が40年前に作られた作品っていうのがすごい。色褪せない感じ。

    0
    投稿日: 2014.09.16
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    五郎が天然すぎて、大好きだけど言い寄れない、でもその天然さが良いのだよね。そんな乃里子にとても共感できた。近いうちに続編も読もう。

    0
    投稿日: 2014.08.31
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    恋愛って不思議だね めちゃくちゃ好きでずーーーっと好きでも ダメな時はダメ なんとなくぐらいが一番うまくいくのかも 言いたいこと言えて 喧嘩も思いきりして でも一緒に居たくなる そういう感じがいいのかも

    0
    投稿日: 2014.08.11
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    ふるえ本より 田辺聖子著 ¥648・講談社文庫 片思いの男を部屋に引っ張りこんだ夜。彼のシャワー中に主人 公はあれこれ妄想して大喜び、なのに天然な彼はあっさり帰っ てしまう。約12ページ分の描写に女子のときめき、欲望、身 勝手さ、愚かさ、可愛らしさがすべて詰まっていて、何度読ん でも笑い、涙してしまいます。

    1
    投稿日: 2014.07.21
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    田辺聖子さんの本を読むのは初めてだ。 雑誌で紹介されていて知ってはいたけれど、自分が生まれる前に書かれた恋愛小説なんておもしろいのかなぁ、と二の足を踏んでいたのだった。 そんなこんなで今読み終わった。のだが。 おーもしろかったー!! 物語はシンプルでわかりやすいし、登場人物のアクが強いこと強いこと。 特に主人公の乃里子がかわいくてお人好し(ですよね?)でお気に入り。 遊び相手には簡単なのに、本命に言い寄ることのできない彼女の葛藤なんかは、時代を越えて同情してしまった。(自分は乃里子のようにもてるわけじゃないけど!!) 言い寄れないのには言い寄れないなりの理由があるのかも。そして、言い寄られるほうが幸せになれるのかも。 なんて、どちらの可能性もまったくないのにしみじみ思ってしまったのだった。

    0
    投稿日: 2014.05.13
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    痛い。辛い。苦しい。でも、分かる。40年前のアラサー独身女性の生き様。目先の楽しいこと、美しいものに目を奪われているうちに、若い時間はあっと言う間に経ってしまう。恋も仕事もそれなりに得ているけれど、平凡な家庭の幸せを救い損なう。それでも、また1から始めることはできる。はー、すごい普遍的な内容。今読めて本当によかった。

    0
    投稿日: 2014.04.16
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    あーあ、五郎ちゃんよ。わかる、あんたってそういう男なのよ。多分乃里子を好きになるような男だったら乃里子は好きにならないし、美々を好きになる男なのよ。五郎ってやつは。こういう人ってほんといますよね。でも、五郎はやっぱり美々を好きでいなくちゃいけないのだ、そういう男なんだよなあ。

    0
    投稿日: 2014.04.09
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    自分と置き換えて読めたので、 あっという間に読み終えました。 まさに。 そうそう!と思いながら。 主人公のノリコとお友達になれるな。笑。 本当の幸せになるために、旅を続けているんだなって。そう前向きになれた一冊でした。

    0
    投稿日: 2014.04.02
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    12月に読み終わっていたのに、 出産➡︎里帰りですっかり書くのが遅くなってしまった。 ちょっと忘れかけている…。 31歳、画家でデザイナーの乃里子が主人公。 2人のいい男に言い寄られるが 長年片思いしている五郎にだけは振り向いてもらえない。 親友の美々が妊娠し、一人で子供を産むという。 両親の説得のために、仮の父親として五郎と美々が籍を入れ、 2人は親しくなっていく。 そうなっちゃうのかー!とちょっと切ない気持ちになりました。 これ、続きがあるんだよね。いつか読みたい。

    0
    投稿日: 2014.01.31
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    すごく面白かった。それに衝撃的でもあった。 昭和の時代にどういったものが一般的だったかは分からないけど、それでもかなり時代を咲き行く乃里子だったのでは…?と思わずにはいられなかった。

    0
    投稿日: 2014.01.31
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    本当に求めている人には手を出せない。切実すぎて身動きがとれなくなる。そうして手をこまねいている間にその人は自分の友人を好きになってしまう。 こういう話はありふれたものだとしても、その「ありふれた」という言葉は何の慰めにもならない。大勢の人が抱える痛みだからといって、個別の痛みがそう簡単に和らぐものではない。 乃里子の痛みに自分もダメージを受けてることに気づかされます。2部・3部と読み進めた先に何があるんだろう、、

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    投稿日: 2014.01.20
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    男達に言い寄られるが、本当に惚れた男には言い寄れない。本当に好きな人には意地悪する的な、そんな乃里子が愛らしく想えた。関西弁でテンポ良く進む恋愛小説。

    0
    投稿日: 2014.01.19
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    3部作第1弾にもかかわらず、一番最後に読んでいる。 乃里子はこの頃はまだ、私の憧れる強い女になりきってはまだないんだな。 でも根本的には強いけど。 読み終わって。やー切ない。 乃里子はすっかり私の独りよがりの親友である。 いいのかい。それで。 心情は、乃里子のほうが一枚も二枚もウワテでオトナだけれども カブる部分も多々ある。泣けてくる。

    1
    投稿日: 2013.08.16
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    もっと自分勝手に生きればいいのに と思うんだけど、なかなかそれも 難しいのかもしれない。 理想と現実は違うけど、 現実をちゃんと見ると それなりだったりする。 そんな話かな。 主人公が好き。 こんな大人になりたい。

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    投稿日: 2013.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    田辺さんから見て(もしくは関西人にとって!?)、登場するダメダメな男性達は皆、そのダメなところ故に、愛嬌があると捉えられるのかもしれませんが、私には、本当に、ダメにしか映らず・・・。そしてそのダメさ加減にたなびく主人公やその友人の緩さ加減も理解出来ませんでした。 でも、文句をぶつぶつ言いながらも一気に読み切ってしまえるのが田辺さんの作品で、これもそういう一冊でした。 このシリーズは三部作になっているそうなので、これまた、文句を言いつつ追いかけて読んでしまうことになりそうです。

    0
    投稿日: 2013.07.03
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    ダメだとわかってながら、どうしようもないこともあるし、 どうしようもないとわかってても、諦められないこともあるし、 あいた穴は必ず別の何かでうまるんだろうか。 自分が思ってたものとは別の何かで。

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    投稿日: 2013.03.24
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    魅力的な女性。いろんな男から言い寄られ奔放に生きてるのに、本当に愛する人には上手く気持ちを伝えられない。愛するから伝えられないんだよね。ちょっと切ないけど、女が憧れる女の姿が描かれてる。

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    投稿日: 2013.03.09
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    乃里子3部作の第一弾。 実は、続編の“私的生活”を何年か前に先に読んじゃってるっていう、、、。 ので、次に再読決定!! 古いのに古臭くない。 でも、やっぱり少し古い。 男の人には読んで欲しくない(笑) てか男の人は読まない方が良いよ( ´艸`) 乃里子は「憎みたくても憎み切れない」って言葉がピッタリ。

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    投稿日: 2013.02.01
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    こんなに魅力的な女の子でも、恋がうまくいかんってことあるんやなあ。 奔放で自由を謳歌してても、いちばん好きな人には何もできない。 こういう箇所が、乃里子のいちばんの女らしさなんやと思います。

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    投稿日: 2013.01.18
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    乃里子は割と淡々と語っているけど、これは辛い失恋だなぁ…言い寄れない、って恋愛の遡上にも乗せてもらえないってこと。身につまされる。 乃里子ほど才能があって楽しい女の子ではないけれど、私も好きな人の前では哭ではなく泣しかできない気がするので共感する。

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    投稿日: 2012.12.29
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    雑誌の本のお勧めのような特集で、数人のタレントかマンガ家が挙げていたので、読んでみた・・・。田辺聖子さんの本は初めて。驚いたのは、数十年前の作品であるのに、古さを感じさせないところ。一昔・二昔前の男女関係も今と変わらない(但し、主人公はさばけたイケイケ系です)。最近の小説は本質を情緒などを繊細に表現して匂わす感じのが多いような気がするけど、これは実にストレートな文章であったww。思えば、昔は妾さんとかアリだったし、人間そのものも、いい意味で単純で直情的だったのかな☆

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    投稿日: 2012.11.25
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    自分が生まれる前に書かれたものとは思えない、今と変わらない感じにまず驚かされました。 そして何より、乃理子には憧れちゃいました。 乃理子と一緒に笑ったり、一緒に泣いたりしてしまいました。 恋愛小説はあまり好きな方ではないですが、田辺聖子さんの本だけは何故か好き。 この本は本当にいいです! 次の“私的生活”も読むのが楽しみです! 乃理子には絶対幸せになってもらいたい!

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    投稿日: 2012.10.15