
荘子 内篇
福永光司/講談社
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総合評価
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powered by ブクログ福永氏の解説は現代的な哲学の常識を多いに踏まえ、荘子に迫ろうとしており、読み応えはあるもののわかりやすい。 訓読はオーソドックスなスタイルというよりはかなり意訳を含み、ほとんど和文的なところもあるため、親切であり労がしのばれるが、ところどころ他の本を参照したくなるところもある。 荘子の思想はかなりの部分「斉物論亅に集約しており、その他の章はその変奏といった觀があるが、政治的な言説も割と見出せることは意外だった。 この本は内篇のみを収めるが、荘子の豊かに寓話的な語りはむしろ外篇、雑篇に多く見出せるかもしれないという期待も多く持った。ぜひ岩波文庫版も読んでみたい。
0投稿日: 2013.02.20
