
総合評価
(25件)| 5 | ||
| 7 | ||
| 8 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。でも最初から幼なじみへの歯がゆい恋模様が描かれているとは思わなかった。両想いで幸せかと思いきや、家柄の差で難しいとは…。しかも最初の方で両想いからスタートとなると、この恋は実らないのではないかという気がして来た。主人公は嫁に行かないって言ってるのが聞いてる方からしたら辛いというか。本当に歯がゆい。
0投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ江戸の女職人の物語は知野さんが得意とするのでしょうか。同じ職人ものでも縫箔師の方がほろ苦く、こちらは今のところ色恋話が中心で職人としてのエピソードはまだ未熟な感じが強い。 ただし、長く続いているシリーズのようなので、今後の展開に期待します。
0投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ母は辻斬りで殺され、父も謎の死を遂げた。 上絵師だった父の後を継ぎ、歳の離れた弟と長屋で暮らす律。律のまわりにいる人達がみんな心優しいし、律もとってもいい子。辛い過去を抱えていても常に前向きな話なので、読んでいて心地よい時代小説です。幼馴染みとの恋のゆくえは気になるし、一人前の女職人になるために奮闘する律の姿は応援したくなります。長屋暮らしというと貧乏でおせっかいというイメージがあるけれど、暮らしに品がある作品です。
5投稿日: 2025.01.25
powered by ブクログ母を辻斬りに殺され父親も失い弟と二人で暮らすお律。上絵師という職業は今回初めて知りました。この時代の女性職人は今より偏見が強くて仕事を得るのは大変なんだろうなぁ。副業的に始めた似面絵の仕事は評価が高く「そっくり」と言われるんだから皮肉と言えば皮肉。「切り捨て御免」で武士であると言うだけで殺人してもお咎め無し、なんて理不尽。でも前に「切り捨て御免」やったら武士はその場で切腹しないといけない、て他の本で読んだと思うんだけど違うのかな。
0投稿日: 2024.08.24
powered by ブクログ苦手な時代物だけど、この方の小説は相性がよいのか読みやすい。勿論おもしろい。 ちょっとじれったさもあったりして(笑)、今後への期待もこめて★は4つにしておきます。 最近の読書量的にシリーズものは敬遠していて読むのが遅くなってしまったけど、これは読み進められそうです。まぁ焦らず今年の読書目標の1つ、の気分でいきたいなと。
0投稿日: 2024.01.13
powered by ブクログ上絵師・律の独り立ちと、幼馴染である涼太との恋の成長。捕り物もちょこっと。 上絵師という父の跡を継いで、仕事に、恋にと、 懸命に生きる女、律の成長物語。 シリーズもので、六作目「駆ける百合」まで、一挙に読んだ。 母親を辻斬りに殺され、優れた上絵師だった父も、 失意のうちに死ぬ。 残された律は、幼い弟、慶太郎を支えながら、上絵師としての道を歩んでいく。 幼馴染みである、葉茶屋・青陽堂の一人息子、涼太との恋や、 「似面絵」の見事さが、馴染みの同心、広瀬保治郎の目に留まり、 それ以来、頻繁に関わる事件の数々など、盛りだくさん。 四作目、五作目と読み進めても、 涼太との恋がなかなか進まず、イライラさせられることも。 当初は、恋も仕事も思い通りいかないのだが、 一つひとつにウジウジ、グチグチと、律の心の声が、 少々、うっとうしくて、途中脱落しようかと思いながら、 池見屋女将、類など、他の登場人物のキャラや、彼らとの交流に魅かれ、 とうとう、六作目までたどり着いた。 ここまでくれば、もう後は、勢いで読んでいける。
0投稿日: 2023.12.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時代小説。 あらすじ 律二十二歳。十歳下の弟慶太と二人暮らし。二月前に父親が亡くなった。父は上絵師といって、着物などに直接絵を描く職人だった。母親が辻斬りに遭って亡くなって後、失意の父親に代わって仕事をしていたのは律だったが、律の名前だけでは仕事が来ない。片手間に受けた似顔絵によって町で起こる事件が解決していく。 今のところミステリーという感じはない。母親を斬った犯人は武士なのかな。二十二歳というと、時代小説では結構な大人の設定だが、律はまだふわふわしていて、上絵師で身を立てると言いながら幼なじみの涼太のことがあきらめきれていない。父親が亡くなってまだ2ヶ月なので、これから自立していくのかな。
1投稿日: 2023.09.10
powered by ブクログ辻斬りで母を亡くし、上絵師の父も失意のうちに死んだ。律は幼い弟と、父の後を継ぎ、布に家紋や絵を描く上絵師としての独り立ちを目指している。そんな折、馴染みの同心が持ち込んだ似顔絵に私が書いた方がましと口走り・・・ 副業として似顔絵を描くことになり、様々な事件を解決していく。
0投稿日: 2023.06.26
powered by ブクログ女絵師が主人公のシリーズ1作目。 上絵師とは、着物の柄を描く職人のこと。注文に応じて描くので、芸術性も高い仕事ですね。 律はふた親を亡くし、一回り下の弟と一緒に、神田相生町の裏長屋で暮らしています。 父は上絵師で腕が良かったのですが、5年前に母が亡くなった時に父も怪我をして、以前のようには仕事が出来なくなっていた。 子供のころから父を手伝っていた律は、父の代わりに仕事を仕上げるようになっていたが、やはり怪我で腕が落ちたとささやかれる。 父も亡くした今、弟を育てるためにも、自ら腕を上げて上絵師として認められたいのだが‥ 長屋の隣には教養ある寺子屋の先生が住んでいて、見守ってくれているし、幼馴染の涼太やその妹の香もおやつ時にやってくる、心地いい環境。 涼太とは、ほのかに思いあっているが打ち明けたことはなく、律の方は身分違いと諦めていました。 涼太は大きな茶屋「青陽堂」の跡取り息子だから。 ある日、頼まれて事件にかかわる似顔絵を描いてみたところ、これが良く似ていて解決に役立つという出来事があり、律のところへは何かと相談が持ち込まれるようになります。 と、要素がてんこ盛り! どっちへ転ぶのか? 1作目では先が見えませんが。 律のつつましく真面目な人柄と、丁寧な書きぶりが合っていて、好感が持てます。 周りの人たちも江戸の町なかに現実にいそうで、ほとんど良い人ばかり。 楽しみなシリーズの始まりです。 この続きも、ずうっと読んでます☆
13投稿日: 2023.02.23
powered by ブクログ時代物は身構えがちになってしまうけれど、これはとても読みやすかったです。 亡くなった父親の仕事を受け継ぎ、上絵師になる律ですが、父親の技術力には及ばず、弟と二人、細々と小さな仕事を請け負って暮らしています。そんな律に似面絵を描く機会が訪れ、似面絵で才能開花します。 貧しいながらも実直に生きている律に好感を持ちました。 幼馴染みの涼太との関係も気になる!律には幸せになってほしいです。 つづきもありそうな感じの終わり方なので、読みたいな~と思います。
0投稿日: 2022.05.08
powered by ブクログ202202/1~7巻まとめて。先に読んだ「神田職人えにし譚(しろとましろ)シリーズ」が面白かったので、こちらも購入。弟がいる女性職人が主人公ってことで、似たようなところも多いけど、こっちもなかなか面白かった。
0投稿日: 2022.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
亡き父の跡を継ぎ、上絵師として独り立ちを目指す律。ふとしたなりゆきで描いた似面絵の出来が良かった事から、思いがけず事件に巻き込まれ… 知野みさきさん、初読。 駆け出し女職人の奮闘を描くお仕事もの。 似顔絵の手配書を描く才がいきる、捕物。 父の敵を見つけ出す、仇討ちもの。 幼馴染の涼太との、身分違いの恋愛もの。 四つの読みどころをミックスしているのが、面白くもあり、やや散漫でもあり。 律の似面絵を見て人を見つける才能があるのは、むしろ涼太の方なのだから、もしやそのうち夫婦で探索に駆り出されたりして… と、メモを書きかけて忘れていた。 正直出だしはもうひとつ、その後もまぁまぁ…という感じで、見かけたら読む…というくらいのお付き合いだったが、シリーズ5巻を読了したところで気づいて、書き込み。 5巻はなかなかしみじみと良くなっていると思います。 これからシリーズを読み始める方は、ここで見切りをつけず、もう少し読んでみて下さい。 うーん、でも、シリーズとしては、まだやっぱり『二幸堂』シリーズの方がいいかなあ。 それはつまり、絵よりお菓子ということ…?
3投稿日: 2021.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
常連のお客様で読書好きの方がいて、よく本の話題になって、紹介されたり、紹介したり。 今回の知野みさきさんの『上絵師 律の似面絵帖シリーズ』第1巻「落ちぬ椿」、良かったです。 私がきっと好きなテイスト、と教えてくれた通り。とてもいい本でした。 時代小説、女性が主人公、手に職を持とうと精進します。 父母が次々なくなるのですが、そこにも伏線の謎が。 近所に住む面々もキャラクターが深く表現され、 幼馴染との関係も大切な軸となっています。 着物の生地に絵を描く上絵師ですが、まだ一人前とは認められていません。 でも、似顔絵が上手なので、しばしば頼まれそこでもわずかではありますが収入が得られます。 21歳の主人公律は、10歳にも満たない弟、慶太郎とともぬ暮らしています。 第1巻からギュギュギュッと話が詰まった読み応え十分な作品!
0投稿日: 2020.09.21
powered by ブクログ時は江戸時代。着物や商人の前掛けなど、布に家紋や絵を描く上絵師として自立を目指す女性職人の活躍を描く短編集。 シリーズ第1作目となる本作は、主人公の律がなぜ上絵師として独立しようと決意したのか(江戸時代においては女性は若くして嫁ぐため、女性の職人は珍しい)、その経緯と苦悩が丹念に描かれている。また、上絵師を目指す傍ら、ひょんなことから始めた似面絵(似顔絵)が、様々な依頼解決の手掛かりになるというストーリーも見逃せない。上絵師として成長していく姿と似面絵描きとして活躍する姿の複線構成になっているので、どちらに比重を置いて読むかで、面白さが変わってくるように思う。 依頼解決なのでミステリー要素が強いのかと思ったが特に複雑な要素はなく、どちらかというと人情色がかなり濃く出ており江戸町人の人情と生活感が存分に味わえる作品という印象を持った。 「時代物はちょっと苦手だな」と思っている人でも、すんなり読めて楽しめる作品だと思う。
0投稿日: 2020.02.09
powered by ブクログ先日、「つなぐ鞠」を先に読んでしまった。 作者知野みさき氏は、まだまだ、お若いのし、ミネソタ大学で、バンクーバー在住なのに、日本特有の色の名前や江戸時代の長屋風景など、さらっと、描かれている。 上絵師、そして、似面絵というものを、この時代、女性でも仕事の職人としていたのかどうかは、知らないけど、今までに読んだことの無い作風である。 それでいて、幼馴染の涼太との恋心を江戸っ子気風の律が、モヤモヤするところも面白い。 両親とも早く亡くなり、弟との生活をして行く律に、優しい亮太の妹 お香さんの気の配り方が、心優しく、ほっこり!兄との兄妹仲の良さの口げんかも、微笑ましい。 最初の読むべきであったかも、、、と、思いながらも、先に「つなぐ鞠」を読んだせいで、亮太と律の仲が、なるほどと、思いながら読み終えた。
0投稿日: 2019.12.08
powered by ブクログL 上絵師 律の似面絵帖1 初作家読み。 なにか足りない。重厚感のなさなのか、薄っぺらさをぬぐえず。その理由を考えると、20歳を超えた娘が一人で職人と言っていたり(当然腕のなさは当人も承知しているわけだが)、やたらお茶飲んだり厄介ごとに関わって職人たる姿が乏しいことや、幼馴染が大店の葉茶屋の若旦那としては立ち位置がはっきりしないことや、若旦那が両親を母さま父さまと呼んでいる違和感や、律が描いた似顔絵の当人が都合よく身近な人間が見かけるとか。御都合主義なところが鼻につくのかな。 そんで母を辻斬りで亡くしていて犯人探しとか、父親の死も疑念がありそうだし、更に自分の若旦那への恋心ってどんだけ詰め込めば気がすむんだ!といいたい。 職人語るのにそんなふらふらでいいのか。 いやーやっぱり詰め込みすぎで軽くなってる気がする。 事件はあるけど解決したらそれっきりだし。 ツッコミどころ満載。
1投稿日: 2018.11.13
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 辻斬りで母を亡くし、上絵師の父も失意のうちに死んだ。律は、幼い弟のためにも、父の跡を継ぎ、布に家紋や絵を描く上絵師としての独り立ちを目指していた。そんな折、馴染みの同心が持ち込んだ似面絵に「私が描く方がまし」と口走り…。副業として請け始めた似面絵が、様々な事件を解決へと導いてゆく!恋に仕事に一途な女職人の活躍を描く新シリーズ。 平成30年10月9日~12日
0投稿日: 2018.10.12
powered by ブクログ読みやすくて一気に読めた。律が副業で描く似面絵が事件を解決に導く……というあらすじだけど、幼馴染の涼太にも特技があって、涼太もけっこう活躍してくれる。脇役もみんな良いキャラだ。二人の恋は切ないというかじれったいというか。今のところ律は、寒さに耐える残雪の「落ちぬ椿」だけど、この先はまた違う絵を描くようになるんだろうか。「落ちぬ椿」でも「絵師の恋」でも、脇役の類の台詞がすごくいい。
0投稿日: 2018.08.11
powered by ブクログ知野みさき 著「落ちぬ椿」、上絵師 律の似面絵(にづらえ)帖シリーズ№1、2016.7発行です。母は辻斬りに殺され、父も不審な死に方をし、9歳の弟慶太郎と暮らしている律21歳、上絵師として修業中、上手な似面絵が功を奏して事件などの解決に。律の幼馴染みで、今は茶屋「青陽堂」の若旦那である涼太22歳の思いは律一筋。涼太の妹、香21歳は律と大の仲良し、相生小町と呼ばれ銀座の薬種問屋に嫁ぎ、兄涼太と律の気持ちを応援。律と涼太、お互いを思いつつ、身分の違いを越えられるのか、どうなのか、これからの進展が気になります!
2投稿日: 2018.05.25
powered by ブクログ亡き父の跡を継いで着物の絵付けをする上絵師となった律。だが、女であり、実績もない律には着物の上絵の仕事はなく、巾着や風呂敷などの小物の仕事を細々としていた。とあるきっかけから律は頼まれて似面絵(似顔絵)を描くことになり、それから副業として始めたその似面絵師の仕事から様々な事件に関わることになる。 幼馴染との身分違いの恋もからんで話は面白くなる。上絵師として一人前になりたいと思う律を応援したいと思いつつ、涼太と結ばれるのか、見合い相手の基二郎もいいじゃないかとも思えるし。続きが楽しみ。
0投稿日: 2018.02.25
powered by ブクログシリーズ第一弾 母を辻斬りに殺され、父も疑問の残る事故死 幼い弟を育て、父の後を継ぐ律、彼女を助ける商家の跡取りとその妹、手習いの師匠、同心たちの手助けで真相に 似面絵で生計を立てながら?
0投稿日: 2017.11.15
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 辻斬りで母を亡くし、上絵師の父も失意のうちに死んだ。律は、幼い弟のためにも、父の跡を継ぎ、布に家紋や絵を描く上絵師としての独り立ちを目指していた。そんな折、馴染みの同心が持ち込んだ似面絵に「私が描く方がまし」と口走り…。副業として請け始めた似面絵が、様々な事件を解決へと導いてゆく!恋に仕事に一途な女職人の活躍を描く新シリーズ。
0投稿日: 2017.07.05
powered by ブクログじれったいーー。 涼太と律がお互い想い合ってるのになんとじれったいことか。 律の気持ちもわからないではないけど、歯がゆい。まーだから、面白いのだけど。 次巻も楽しみ!
0投稿日: 2017.01.05
powered by ブクログ「恋に仕事に一途な女職人の活躍を描く新シリーズ」 とのことなので、続きが今後出てくるのだとは思いますが、 終わり方が私個人としてはちょっともう少しスッキリ終わらせてくれた方がよかったなーという感じ。 ただ、話は読みやすく律がこれからどう色んな気持ちを受け入れるなり、見切りをつけていけるのか気になるので、続きはきっと読むだろうなー。次に期待で☆4。
1投稿日: 2016.09.18
powered by ブクログ悪くはないが、女職人として一人前になろうとするお仕事小説なのか、得意の似顔絵で事件を解決する捕り物なのか、それとも身分違い恋の行方をハラハラ見守る恋愛小説なのか判断に困る。敵討ちは止めておいた方が、現実的にも主人公の為にも良いと思うけど、これも話の盛り上がりには必要なのかもしれないな。このシリーズ続けるのも良いけど「妖国の剣士」「しろとましろ」の続きも早くお願いします。
1投稿日: 2016.07.24
