著者の作品は1、2シリーズしか読んだことが無いのですが「先生ちゃんと完結できるじゃないですか」などと失礼なことを思ってしまったり…。 読了直後は著者の思惑通りに大作RPGを1本プレイし終わったがごとく深く息をついてしまいました。 ど直球王道の完結編を読ませるのはやはりベテランの力量でしょうか。 ラストのカットも素晴らしく、勝手に作中シーンを散りばめたエンドロールが脳内を流れて行きました。これまた思惑通りにのせられてしまった事かと思います…だがそれが心地よい。 やりすぎかも知れませんがやはり巻末には「…and You.」が欲しかったかも。 後日談や新作で「世界」の100年後も見てみたい気がします。