昭和25年、朝鮮戦争が勃発した頃の日本人を描いた芥川賞作品。 日本の世情は右でも左でもなく揺れ動いてたのだろう。北朝鮮を民族解放、南を反共の砦ととらえていたのだろう。戦争が終わって5年、上海から引き揚げてきた堀田善衛の葛藤イコール日本人の葛藤なのだろう。右につくか左になびくか。