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お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 一夜姫事件
お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿 一夜姫事件
藤野恵美、HACCAN/講談社
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総合評価

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    ・この本では、ありすがアイドルに会い、アイドルが「久しぶり」とありすに声をかけてきました。二人は面識がある!?気になる、おもしろい本でした。

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    投稿日: 2019.01.19
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    “お嬢様は、だいじょうぶでしょうか……。 ふだん、体を動かす機会がほとんどないお嬢様にとって、雪の山道を急ぐというのは、かなりきびしい状態だと思われます。しかも、いまは、とても動きにくそうな着物すがたなのです。 雪や水で地面はすべりやすくなっていますし、転んだりしては大変です。 そう考えて、ぼくはお嬢様の手を取りました。 「なっ、なにをするの、執事……。」 一瞬、おどろいたようすで、お嬢様はこちらをごらんになりました。 しかし、手をふりはらおうとはなさいません。 お嬢様の手は、ひんやりとしていました。”[P.125] 6巻目。 最後の雰囲気だと、ありすはゆきが言った言葉の裏を理解していて、理解されていることをゆきも分かっていて、って読み取れるけれど合ってるかな。 杖の件はあまりにもあっさりだったけれど、嘘付いてたりって思わないの?前にも何かしら伏線あったっけなぁ。 HACCANさんの絵は本当良いなぁ……。 “「それから、もうひとつ、お嬢様にお願いがあるのです。」 まるで、他人の声のように、その言葉は耳にひびきました。 「どうか、ぼくをクビにしてください。」 お嬢様を裏切らないために……。 ぼくは、お嬢様の執事でいることを、やめなければなりません。 「執事、あなた……。」 なにか言いたげに口を開いたお嬢様でしたが、くちびるをかんで、うつむくと、軽く肩をすくめて、おっしゃいました。 「もちろん、そのつもりよ。あなたなんて、執事失格だわ。クビよ、クビ!荷物をまとめて、さっさと出ていきなさい!」 片手で追いはらうようにして、お嬢様はぼくに命じます。 「わたしは、待たないわ!ぜったいに、あなたがもどることを、待っていたりはしないのだから!」”[P.193]

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    投稿日: 2014.05.01