
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
理解しきれていないところもある気がするし、最後まで読んでも「どういうこと?」って思う作品も多い。でも文章やモチーフが面白くてどんどん読めてしまう。 私は特に『おやすみラジオ』が好きだった。ふとしたことから違う世界と繋がる奇妙な感じがゾクゾクわくわく、続きが気になった。今の世界で起こっているどんな出来事も、大小に関わらず誰かの意思や行動が積み重なって関係しあって起こってるんだろうなあと思った。 読み心地は前に読んだ『オブジェクタム』っぽい。 奇妙な話も好きなんだけど、洗濯をしたり仕事をしたり、今日は疲れたからお弁当買って帰ろうとか、そういう日常生活の部分の描写もとても好き。 好きな作家さんのデビュー作を読めて嬉しかった。
0投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログるキャラっぽいのほほんとした表紙に反して血と肉と猥雑なものたちへの眼差しの気配がする文体と言うか、のちに芥川賞をとるというのも不思議に納得のいくオーラのある文体でした。しかし表題作はむしろ分かりやすい方で、SFとも言いがたい変な話ばかりだった。
0投稿日: 2024.12.08
powered by ブクログ「シキ零レイ零 ミドリ荘」 顔文字で会話するの笑った 「おやすみラジオ」 「深夜の馬鹿力」で紹介されてたゲーム(かがみの特殊少年更生施設)がこんな感じなんじゃないかな 「巨きなものの還る場所」 空飛ぶスパゲティ・モンスターのねぶた見たい。 著者の作品には絵画がよく登場するなぁと思ってたら多摩美出身らしい。
0投稿日: 2024.06.10
powered by ブクログパチンコ屋のゴリラの看板の裏にいた、生まれたての得体のしれない生き物は、雑種の犬として三姉妹のもとで育っていった。姉妹の祖母が亡くなり、ばらばらになっていた三姉妹がまた一同に集う…。 SF文庫となっているが、全体にぼんやりしたファンタジー短編集である。純文学っぽい表題作がずっと続いて、犬との生活となるのかと思いきや、全く出てこない。「家に来て十五年(つまり15歳)」というところがポイントなのかなんなのか、後ろのあらすじには「犬そっくりの生き物」とされているが、本文で雑種の犬って書いてるやん? この時点でいろいろと齟齬がでてきている。 満身創痍で16人の子供を産んだ『母のいる島』は、キレがめちゃくちゃ悪いショートショートみたいな話だし、『おやすみラジオ』も途中から怖い話に持っていくような持っていかないようなという感じ。 つまり、全作品が掴み所がない。いや、支離滅裂で書評も何もあったもんじゃないという作品群だ。 もちろん、ラジオの話は現在進行系なのかパラレルワールドなのかわからない曖昧さであったり、『巨きな物の帰る場所』は巨大なロボットや動物たちがある日突然覚醒するという話だろうということくらいはつかめる。しかし、それだけにしておけば良いのに、突然過去の話が出てきたり「こんなご時世」となんだか世間が現実離れした戦時中みたいなことを匂わせたりと、気が散る演出だらけのため、結局何がしたいの?という感想しか持てない。 また、推敲されていないような説明のない文章がちょくちょく出てきて「婚姻色の赤が見えた」って何の話よ?説明しろよと思ってしまうようなものだらけだ。 それぞれのアイデアに関しては良いのだろうが、それを他人に読ませるのなら、文章の辻褄であったり足りない部分が無いかであったりのチェックは、最低限するべきである。そのくせ純文学に憧れているらしく、変な装飾した文言を使いたがるのもいただけなかった。 全体に、コマとコマの繋がりが読めない漫画を読んでいるようで、ひたすら苦痛な1冊である。
0投稿日: 2024.02.22
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⚫︎感想 創作SFということだったが、芥川賞を受賞した「首里の馬」が好きだったので読んでみた。 「母のいる島」「おやすみラジオ」が気に入った。 精神でも肉体でも、強い女性には憧れる。 ⚫︎あらすじ(本概要より転載) 犬に似た奇妙な生き物を育てる三姉妹の人生をユーモラスに描き、第1回創元SF短編賞佳作となった表題作、郊外のぼろアパートの住人たちの可笑しな日々「シキ零レイ零 ミドリ荘」、十五人姉妹が暮らす孤島を見舞った異常事態「母のいる島」、ウェブ上に現れた子供の日記から始まるシュールな冒険「おやすみラジオ」、ねぶたの街・青森を舞台に時を超えて紡がれる幻想譚「巨きなものの還る場所」の全五編を収録。
13投稿日: 2024.01.23
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短編5作 目に見えるものだけじゃない、その辺に転がってるいろんなものにも宿る世界や宇宙 果てしないな そして短編だった?の重量感 「母のいる島」のレッスン要素は必要だなと妙に納得
1投稿日: 2023.11.24
powered by ブクログ★意味、完全に解ってる言葉しか使っちゃいけねえなんて、誰が決めたんだよ(p.86) よく把握できないままになんとなく魅力的な作品群/わかろうとせず気分で適当に読んでしまうのが吉かも/「シキ零レイ零 ミドリ荘」かなり好きです/SFとかカテゴライズする必要もないかも。 【一行目】「今、あのゴリラ啼かなかった?」 【うどん キツネつきの】ヘンな犬を拾った三姉妹は「うどん」と名づけた。《長生きして死ぬならそれが幸せだと・・・・・・少なくとも私はそう思うよ》p.32 【シキ零レイ零 ミドリ荘】ミドリ荘のミドリと住人たち/キイ坊/自称元宇宙飛行士のおっちゃん/背の高いベトナム人のグェンさん/自分の中で迷子になるタニムラ青年/顔文字でしゃべるエノキさん/王さん/キクイムシ/行方不明の犬たち/《まーね、私だって、両親が必要かと言えばそうでもないタイプの子供だし》p.70/《なにより、二人は同じ日本語を喋っているつもりだがお互いの言葉をほとんど理解していないようだった。》p.88/《読む人が文字だって思えば、傷だって文字でしょ》p.100。 【母のいる島】島の十六人姉妹/黄泉比良坂。 【おやすみラジオ】謎のブログ/大きくなっていく物体(ラジオ?)/複数のブログ/調べると整合性が取れなくなる/ノアの方舟/《虹も乗り物に乗って旅をしたいのかもしれないと考えた。》p.215。 【巨きなものの還る場所】いくつかの話/巨きなものは動きだす/ねぶた/シャガール/オシラサマ/学天即/《意識とか、魂みたいなものは、ひょっとしたら私自身にあるんじゃなくて、所属している集団とか、場所のほうにあるのかも。そこにたまたま私みたいなひとつの生き物がいるから、私に魂があるように見えるだけで・・・・・・》p.304
1投稿日: 2023.09.05
powered by ブクログ〈すこしふしぎ〉な意味でのSF短編集。収録作は5作。どの作品も素晴らしい。最後の『巨きなものの還る場所』は、他の収録作よりもとぼけた雰囲気は控えめ。そのぶんスケールも大きめ、いや巨きめな傑作。
1投稿日: 2022.12.06
powered by ブクログSF。ファンタジー。幻想譚。短編集。 著者に対する、勝手なイメージの通り、奇妙な物語たち。 緩くてノスタルジックな雰囲気もいつも通り。 「シキ零レイ零ミドリ荘」の平和さが一番好み。
1投稿日: 2022.08.31
powered by ブクログなんだか可愛いのに、どこか怖い。 じぶんが読んでいるところを、本の向こう側から、かと思いきや背後から、見つめられている感じ。 でもやっぱり愛おしくて。 この、ふわふわした感覚は、SFだ。
0投稿日: 2022.05.01
powered by ブクログSFとういよりファンタジーな5編の短篇集です。気に入ったのは「巨きなものの還る場所」。青森のねぶたにまつわる、いくつかの短い話が、時空を超えて少しづつ織り上げられいくファンタジーです。
0投稿日: 2021.11.18
powered by ブクログ「うどん キツネつきの」☆☆ ある日女子高生が拾ってきた不思議な犬が狐につかれていて宇宙人とも関係があって? 何を読まされているのか全く分からなかった。 読書を始めたばかりのころはそういうこともあったが、久ぶりに何の話なのか理解できない作品に出会った。 「シキ零レイ零 ミドリ荘」☆☆ 1作品目でわけのわからない作品を書く作家だということはわかったので身構えながら取り掛かったところ、わずかながら理解が及んだように思う。それでも奇想天外すぎて感想を書くまでに至らない。 在日外国人とか低所得者向けのオンボロアパートの住人たちの間で起こる奇怪な非日常的日常。 「母のいる島」☆☆ 母から特別な訓練を受けている十五人姉妹のお話。 だから何?という感想しかわかない。 「おやすみラジオ」☆☆☆ 主人公は、不思議なラジオを拾った小学生が書いているブログを読んでいる。ある日、ブログに書かれている町とそこでの出来事は、主人公が住む町と同じであることに気づく。主人公は小学生たちとラジオの正体を追っていくが、そこには同じように彼らを追ってきた人たちが集まり始める。実はラジオについて記述されているのは主人公が読んだブログだけではなく、他のブログや媒体でも発信されているものだった。 ここで、これはテロ行為なのではないか?という考えに至る。インターネット上で攻撃を予告したり、テロ行為を煽動するような内容を発信することはアウトだが、ほんの少しだけ民衆を動かす内容を媒体や形を変えて発信した場合はどうだろうか。小さな一つ一つの行動が全体として大きなテロ行為になるのだとしたら。 やっと私にも理解できる作品が出てきてよかった。社会や集団の大きさというか不確定さというか、そういう怖さがあった。 「巨きなものの還る場所」☆☆☆ 登場人物も時代も違うシーンが次々に入れ替わるのでまた話についていけなくなりそうだったが、共通するのは巨大なものが登場するという点。いわく、巨大なものには一つに戻ろうとする力がある。 物語に登場する巨大なものと同様に、それぞれの物語が構成要素として一つの大きな物語につながっていくのが面白かった。
5投稿日: 2021.11.01
powered by ブクログまた一人好きな作家を見つけたぞ。 乙一や古川 日出男や山本弘に出会ったときに感じた喜びに似てるかな。
1投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログ「うどん キツネつきの」は、声に出して読んでほしい。会話のはね方が心地よくって、楽しくなって笑いながら読みました。
1投稿日: 2021.02.25
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「うどんキツネつきの」★★★ 「シキ零レイ零ミドリ荘」★★★ 「母のいる島」★★★★ 「おやすみラジオ」★★★ 「巨きなものの還る場所」★★★
1投稿日: 2021.02.07
powered by ブクログ2020-12-27 少し不思議系かと思ったら、わりとガッチリ系。 ふわっと終わるのが多いので、好みは分かれるかも。 1番好きなのは、「母のいる島」かな。オチがあるというか、スッキリした。
2投稿日: 2020.12.27
powered by ブクログ2020.9.21読了 SFのアンソロジーを読んでると、度々このタイトルが目に入って読みたかった作品。うどんキツネつきのってタイトルだけではどんな話かも想像つかない。本屋さんにはなかろうなぁと思ってたら平積みになってたので、即レジに持っていった。(なんで平積みになってたんだろう…) 短編集なのだけど、表題作が一番好み。やっぱり犬なのか? どうなのよと思いながら日常から非日常へシフトさせられる。
1投稿日: 2020.09.22
powered by ブクログ日常の中に隠れたSF要素が現れる軽妙な語り口の小説。 ――――――――――――――― 総合的にあまり面白くない。軽すぎるきらいがある。また、「は?」と感じさせる要素が多い。なんというか大きい話になるけれど、そういう違和感を覚えないようにウソのものに必然性を感じさせることが小説の面白さなのでは。 「おやすみラジオ」「母のいる島」の最初の方の設定は好き。
1投稿日: 2019.05.16
powered by ブクログ「少し不思議」の方のSF短編集。 どれも粒ぞろいですが、核心を書かない&明らかにしない書き方は好みが分かれるところだと思います。ガチガチゴリゴリのSFやファンタジーを読みたい人にはおススメできませんね…昨今流行のゆるふわ系とか日常系もありけり。 「シキ零レイ零ミドリ荘」が好きです。何か起こりそうな要素がたっぷりなのに!(笑)平和な日常で終わってしまうあっさり感が、もう何とも。 「母のいる島」も、途中までは重たい話かと思い読み進めていくと「はー…そうですかぁ」脱力させられるという…。
1投稿日: 2019.03.09
powered by ブクログ犬、と認識されている謎の生物を育てる三姉妹の話。 古いアパートで暮らす子供たちと、個性的な住人の話。 緑豊かな離島で暮らす、不思議な力を持った母と16人の娘たちの話。 SNSで展開される子供たちの密かな冒険譚が、現実世界に影響を及ぼす話。 幻想の戦時下で、青森を巡って交錯する複数の人々と神々の話。 うーーーん・・・SFというよりも「幻想小説」といった方がしっくり来ると思います。理屈や結論を求めてはいけないタイプの作風なのだと思います。そうした作品、世の中でSFとして認識されているものの中にはたくさんあります。理屈や結論が曖昧でも、その作品なりのイメージや世界観を示すことが出来れば、SFまたはそれに類する作品として十分成立し得ると、鴨は思います。 でも、この作品集に関しては、残念ながら最後までイメージも世界観も掴むことが出来ませんでした。「で、結局何を表現したいの?」と疑問符ばかりが浮かんでしまい、今ひとつ楽しめず・・・ほんわかとしつつも不条理に満ちた雰囲気、嫌いじゃないんですよ。北野勇作氏の作風に近いものも感じますが、北野作品にある世界観の強固なバックボーンが感じられないし、不条理SFの大先輩である筒井康隆作品のような迫力もない。ほんわかしているのに、正直読むのが疲れました。 かなり読む人を選ぶ作風だと思います。鴨は偶々合わなかったのだと思いますが、ハードル高めですねー。
1投稿日: 2018.11.03
powered by ブクログずっと読んでみたかった初めましての作家さんです。とても面白かったです。ゆるゆるとした日常に、ふと入り込んでくる不思議な世界。優しいSFでした。表題作も良かったですが、「巨きなものの還る場所」が好きでした。「国引」も「学天則」も気になります、国引は神話にあるのでしょうが、学天則もあるのかな。「シキ零レイ零 ミドリ荘」のネットの顔文字とかで話すキャラのセリフはどう読んだらいいか分からなかったけど…。読んだ後も、この不思議な日常は続いて行くのだろうなと思わされます。これからも追いかけたい作家さんです。
1投稿日: 2017.05.09
powered by ブクログ学校の帰り道沿いのパチンコ屋の屋上から、突如として聞こえてきた咆哮。和江と美佐と洋子の三姉妹は箱に入っていたその犬に似た生き物を「うどん」と名付けて家で買うようになります。 それから何が起こるでもなく、七日め、四年め、七年めと時(章)が過ぎ、あっけなくも不思議な雰囲気を残したまま物語は幕を閉じます(うどん キツネつきの) さらには、古びたおんぼろアパートの奇妙な住人の日常が淡々と描かれる「シキ零レイ零 ミドリ荘」、ある女性の風変わりながら凄まじいとある計画に焦点を当てた「母のいる島」、子どもが書いていると思われる謎のブログに引き込まれていく一人の女性がたどり着くのは…「おやすみラジオ」、ねぶたと東北大震災とを絡めた幻想的な「巨きなものの還る場所」の5編が収められたシュールな味わい深い短編集です。 どれも、読み終わると胸の奥の方がキュッとなる感覚が味わえます。
1投稿日: 2017.03.19
powered by ブクログえ?なに?え??みたいな SFかどうかは置いておいて、 SFとか何とか規定するのはわたしたちの脳なんだなー、と、まぁありだよなー、と。
1投稿日: 2016.12.09
powered by ブクログさっぱりおもしろくなかったが、「これはおもしろく感じなきゃ」と気負うこともなく、さくさく読めたので逆に良かった(?)
2投稿日: 2016.12.01
powered by ブクログ傑作が、みしっと5篇詰まった濃い過ぎる本でした。私はミームについては本当に疎いので勉強してからまた読み返したい。人類の情報の遺伝子。 ミームについてはドーキンス読まなくては駄目だが思わず笑い転げてしまう描写もいっぱいあって、お気に入りの1冊になってしまった。 「シキ零レイ零ミドリ荘」と「おやすみラジオ」が特に良かった。
1投稿日: 2016.11.28
powered by ブクログデビュー短編を含む5編収録。 奇想というか何というか、かなりユニークな想像力の結晶だと思う。 収録作の中では『うどん キツネつきの』が一番好みだった。
1投稿日: 2016.11.27
