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総合評価

47件)
3.4
5
12
22
3
1
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    6篇から成る連作短編集。 登場するキャラクターは全ての短編で同じ。 ただし、6つのパラレルワールドは、「誰の目線で語るか」と、「誰が欠けているか」が異なる。 全ての世界線が、誰かにとっての「もしも」愛する人がいない世界なのである。 愛ゆえの悲しみに、どの語り手も苦しんでいる。 優しさゆえの苦しみが、どの世界線にもあふれている。 強がらなくて良いんだ。 大切な人を、大切にしよう。 そう思える作品。

    10
    投稿日: 2025.10.27
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    6編の短編なのですが、これが全部並行に存在する世界というか「こうかもしれなかった世界」というか。 鏡の中の世界に引っ張られたみたいに繋がったり、別れたり。 やっぱりどこか切なくて、わだかまりみたいなものはあるけれど、道尾作品の中でもかなり好きなタイプ!

    1
    投稿日: 2025.08.26
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    【花シリーズ2】 「光媒の花」と強い繋がりはない…世界観が似ている。6話の連作短篇集、そしてパラレルワールドのプロットが秀逸! どの話も近しい人の死にまつわる。 残された家族にいつまでもまとわりつく「なぜ?」と「後悔」…ああしておけば、言葉にすれば——。 花鳥風月も物語に絡み美しく切ない。 3話『きえない花の声』、4話『たゆたう海の月』が特に胸に迫り哀しい。 パラレルワールドにホッとする気持ちが救いとなってくれる。 《洗ったような月》《名前のわからない鳥が鳴いている。土の匂いがする》文章が好きなんだよね、たまらなく♡

    13
    投稿日: 2025.08.10
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    それぞれの章がある種のパラレルワールド、違う世界線での出来事を描写しており、その中で身近な人を失う辛さや悲しさ、そこにある喪失感を描いている。一つ一つの話を別の世界でのことと押さえながらそこからその人たちそれぞれの人間性を読み浸っていくようなイメージで読み進めた。連作小説であるが独立した章ではなくその中に貫いている悲しみや喪失、その中でどう生きているのかを様々な角度から読み解くことで、その世界を生きている人たちの人となりを考え、感じ、味わうことができるのであろう。 生きていく中で必ず起こるあの時ああしていれば、あの時ああしなければなどの描写からバタフライ効果のように大きく世界が変わってしまう。それは読み手の私たちにとっても実は日々起きていることであり、私たちが選んだこの今の世界は、他の世界の私たちは選ばなかった世界かもしれない。その中で選んだこの世界で起こったことに向き合いながら自分として精一杯生きてみようという気持ちも大切だと思う。

    18
    投稿日: 2025.06.09
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    パラレルワールドなのか、夢なのか。 誰かが死んで、誰かが生きている世界。 全体的に鬱っぽい暗い雰囲気が続き、読むのをやめようかと思いましたが、最後まで読んでよかったです。 気分が沈み気味の時にはおすすめできません。

    0
    投稿日: 2025.04.25
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    花シリーズ最後にたどり着き、だいぶ期待値が高かったかもしれません。 切り口やシステムは面白いですが、花シリーズの中では光媒、Nと比べると一番あんまりだったかなー。

    0
    投稿日: 2025.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パラレルワールド小説。意外とこういう設定の読んだことないな。ある章では亡くなった人が、他の章では生きてて、その代わり他の誰かがなくなっていて… 自分も、実は死ななかったパターンの人生を今歩んでるのかな…とかそんなことを思った。

    8
    投稿日: 2024.12.14
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    この本全体が一本の大きな木のように思えた。あちこちに伸びていく枝葉のように、物語は違った方向へ進んでいく。 最後はたくさんの物語と思いを乗せながら一本の木として光に向かって伸びていく様を思わせた。

    1
    投稿日: 2024.07.25
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    いくつものありえたパラレルな世界線 何か足りないような不安と願いで苦しくもめくるページ。 もしもあの時…が重なれば満ち足りる? なにかがある世界では別のなにかは喪われ・・・ 私たちの今の「大切なもの」。 異なる世界線では価値が変わってしまうのなら寂しい。

    0
    投稿日: 2024.07.16
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    それぞれの章では逃れられない不幸や登場人物の些細な行動をきっかけとして、大切な存在が失われてしまった家族の話が描かれる。 あと一歩早ければ。あんな言葉をかけなければ。どうすることもできない自分。そんな起きてしまった誰のせいでもない不幸に苦悩し、悶々とした日々を過ごす登場人物たち。そんな彼らの人生を6つのパラレルワールドを通して見ていくことになる。 この作品をより深くより難しいものにしているのは、残酷な分岐が必ずしも悪い方向だけに作用してはいないということ。 不幸が起きたからこそ、他の世界線ではなんともない関係だった姉の友達に特別な感情を抱くことになったり、不幸が起きなかったからこそ、遠い未来で別の大切な存在を失うことになってしまったり。 人として生きている以上、いつか訪れることになる等身大の不幸から目を背けず、押し寄せる欠落感と折り合いをつけている登場人物たちは、悲壮感に溢れていつつもどこか気高く、美しかった。 他人との交流は世界をぐっと広げたり、逆にぎゅっと狭めたり、自分にとてつもない影響を与えているのに、どれだけ影響を受けているかを自分で把握することは難しい。だからこそ日常の中で訪れる小さな選択も、できるだけ悔いのないものにしようと思わせてくれた作品だった。

    14
    投稿日: 2023.11.08
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    面白かった。4.5くらいかなぁ 読書YouTuberがおすすめしていたので読んでみました。 短編集で、1章でなくなってた人物が、第2章では死ぬきっかけとなった事象を回避して生き残っ手いたならばというパラレルワールドのような世界観で各章進んていく 事前のあらすじ説明を知らずに読んでたらたぶん混乱してただろう(笑) 人は誰でもあの時こうすればよかった、そうしなきゃよかったという行動が誰しもあるかと思う、それが家族を失う行動であったら尚更である。 ある章では病気や事故等によりその人物はなくなっている話で展開されているが、次の章ではその人物がその危機を脱して生きていたならば?という話で物語が進んでいく。 あのときの行動をとらずにいたならば大切な人を守れたかもという自責にかられあのとき戻れるならと思う登場人物もいるが、 「逆に大切な家族はなくすものの、悲しみを乗り越え、新しい人との出会いも当然あると思う。 その人たちとの新たな関係や思い出が構築されていけばいくほど、この人達との関係をすべてなくしてまであの瞬間に戻ろうとは思わない この人達を忘れたくはないという」描写もあり 色々考えさせられる作品だった。

    0
    投稿日: 2023.03.01
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    『光媒の花』と同じくリンクしていく連作短編集。各章共通する登場人物達なのだけれど、全く違う道を歩んでいるお話。生と死と、昏く重みある先に、光を見出すような最終章のまとめかたが相変わらず凄い。 あの時ああしていれば、そんな生きていく上で思わずにはいられない幾つもの「もしも」。分岐の世界の中にも更なる「もしも」に捉えられていく。 最終章に到達するまでとんでもなく各章、やりきれない思いが胸を打つ。苦しく、悲しく、後悔と絶望、罪として責めるほどの喪失。 この思わず頭を抱え唸りたくなるような悲劇の書かれ方が道尾先生作品だーっとなる。そこにきちんと温かさも存在する。でも重い。でも一筋の光がある。まるっとスッキリではない、これからどうなっていくのだろうと考えてしまう締めが何とも言語化難しい余韻に浸されます。 やっぱり大好きな作家さん。全作読みたい。

    0
    投稿日: 2023.02.22
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    あの行動をとらなければ、あの時ほんの少し違ったら、別の世界になる。 これは家族を失う喪失の物語だ。 だが次の章になると家族の中の生者と死者が入れ替わり、残された家族の人生が全く違ったものになる。その時、家族の別の一面が明らかになる。 そしてある家族の喪失の物語が別の家族の物語へと繋がっていく。 なんて哀しくて不思議な物語だろう。 中表紙にある挿し絵のように、一輪の百合を角度を変えた鏡で写していくと、少しづつ違った百合の姿を写しながら無限に広がっていく。目眩を感じる世界。幻想的で怖く、美しい。

    8
    投稿日: 2023.01.23
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    「道尾秀介」の連作小説『鏡の花』を読みました。 「道尾秀介」作品は今年2月に読んだ『貘の檻』以来ですね。 -----story------------- もしも大切な人がいなかったら、どんな人生を送るのか? 身近な誰かが欠けてしまったパラレルな六つの世界が呼応し合い、眩しく美しい光を放つ。 緻密な構成が輝く、著者渾身の意欲作。 少年が解き明かそうとする姉の秘密、曼珠沙華が物語る夫の過去、製鏡所の娘が願う亡き人との再会…。 「大切なものが喪われた、もう一つの世界」を生きる人々。 それぞれの世界がやがて繋がり合い、強く美しい光で、彼らと読者を包み込む。 生きることの真実を鮮やかに描き出すことに成功した、今までにない物語の形。 ベストセラー『光媒の花』に連なり、著者の新しい挑戦が輝く連作小説。 (解説/「杉江松恋」) ----------------------- ほんの小さな行為で、世界は変わってしまった… それでも、、、 身近な人の死と、その死に関する、ほんの小さな行為により心の傷を負ったまま生きる人々… 切ない気持ちを綴った連作小説でした。  ■第一章 やさしい風の道  ■第二章 つめたい夏の針  ■第三章 きえない花の声  ■第四章 たゆたう海の月  ■第五章 かそけき星の影  ■第六章 鏡の花  ■解説 杉江松恋 登場人物や住んでいる場所等が、ちょっとずつ重なり合っているけど、亡くなった人物やその理由は異なっている物語、、、 自分が生まれる1年前に姉「翔子」が亡くなっていた、8歳の少年「章也」は、ある一軒家を目指す、そこには「瀬下」という老人が独りで住んでいた… 少年が抱える切ない空想を描いた『やさしい風の道』、 高1の「翔子」は、親友「真絵美」の弟「直弥」と付き合い始めた、7年前に死んだ弟「章也」は、生きていれば「直弥」と同じ中学2年だった… 姉弟の哀しみを知る月の兎を描いた『つめたい夏の針』、 「瀬下栄恵」は、息子「俊樹」が小学校1年生だった18年前に、夫を水の事故で亡くした… 夫は、どうして海に行ったのか?夫と同じ職場に勤めていた「木島結乃」の関係は?曼珠沙華が語る夫の過去を描いた『きえない花の声』、 引っ越しをした「瀬下」と「栄恵」が住んだ家は今年の春、小さい女の子がベランダから落ちて亡くなったという、ほどなくして、息子「俊樹」が崖から転落して亡くなった… 老夫婦に届いた 風に逆らって悠々と飛翔する二匹の蝶が描かれた絵葉書に秘められた思いを描いた『たゆたう海の月』、 「真絵美」と「直弥」の両親は亡くなっており、「飯先葎」は「瀬下俊樹」と結婚していた、「葎」の母である「結乃」は昔の血液病が再発… 母の子を思う気持ちや、「真絵美」らの両親が亡くなった火事の原因を描いた『かそけき星の影』、 「翔子」と「章也」姉弟、「真絵美」と「直弥」姉弟の4人と、「葎」・「俊樹」夫婦と2歳になる「創介」、「瀬下夫妻」と「飯先夫妻」の7人が大広間の真ん中にイチョウの木が立つ民宿「菱花」で出会う… そこには顔に祖父の製鏡所での事故でできた無残な火傷の痕が残る小学2年の「美代」という女の子がいた、、、 「美代」に謝ったまま死んだ祖父への悔恨の想いを抱えた「美代」は、鏡の向こうの世界にいくため家を出る… 製鏡所の娘が願う亡き人との再会を描いた『やさしい風の道』、 ほんの小さな行為で、世界は変わってしまうんだよなぁ… ということが強く印象に残る作品でしたね、、、 でも、最後には、この6つの物語が、どうつながり合っているのか説明が欲しかった… 読解力が足りないんでしょうが、ちょっとモヤモヤ感が残る作品でした。

    1
    投稿日: 2023.01.22
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    光媒の花と同じように、それぞれの短編 がパラレル的な繋がりを持つ構成。 同じキャラクターが、違う形で現れたり と混乱気味だったが、ラストを読むこと で、この本の主張が分かったような気が した。 花シリーズでは、光媒の方が読みやすい と感じた。

    1
    投稿日: 2023.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パラレルワールドの短編小説。 1章から死んだ姉と会話する少年の物語だったりするから道夫先生得意のホラーファンタジーかと思いきや・・・そうでもなく。 各章ごとに死者と生者が入れ替わったりするわりに、特に謎解きでもなく。 勝手に期待して、最終章で湖の世界を境にそれぞれの世界がある落ちかと思っていたらそんなこともなく・・・。 ん~なんかもやもや。

    1
    投稿日: 2022.07.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あまり面白くなかった。 次の章へ行くごとに、誰が生きていて、誰が死んでいて、何が起きていて、何が起きていない世界なのか、混乱した。 パラレルワールドの都合上、登場人物も同じで名前も変わらないので、余計にややこしい。 途中から読みのにダレてきて、日を開けて読み、日を開けて読みを繰り返したのも悪かった。 ある程度一気に読まないと、わかりづらい物語。 瀬下の家と章也の家、どちらかの家だけで良かったと思う。 最終章でパラレルワールドの意味が明かされるが、その感動よりも"読みづらさ"の方が勝ってしまった。

    0
    投稿日: 2021.09.17
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    時間をかけて読む 記憶力の弱い自分には 少しややこしく感じて 話についていけなかった… また別の本を 読んでみよう

    0
    投稿日: 2021.04.28
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    悲劇が起こった世界と、悲劇が起こらなかった世界が少しずつ重なりながら展開される構成は挑戦的だし面白いと思ったが、全体としてはとにかく"家族が死ぬ話"という印象が強い。子供が死んでる話は気分良くない。

    0
    投稿日: 2021.04.09
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    最初パラレルやifモノとは思わなかったから、読み間違えたのかページを戻したりもしたけれど、終わってみればとても不思議な魅力を持った作品だと感じた。 この感情は、切なさだと思う。

    0
    投稿日: 2021.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    温かくもあり哀しくもある死のif短篇集でありながら最終章で人のこれまでの人生が交差。色彩、自然、香りを感じながら、じんわ〜りと心にしみてくる作品。

    0
    投稿日: 2020.08.23
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    いわゆる連作短編の構成なのだけど、それぞれの短編の関係性はかなり不思議です。こっちの短編では生きていた人が、次の短編に行くと死んでいたり、逆に死んでいたはずの人が、違う短編では生きて成長している姿を見せたり。 それぞれの短編を単独で見ても、あるいは連作長編として見ても、道尾さんらしさを感じます。ミステリ的な仕掛けから明らかになる真実は、喪われた人に対する罪悪感であったり、哀しみであったりと少しほろ苦く、寂しさや切なさの残るもの。 ただ一流の作家さんの場合は、こうした感覚が味わい深くもあります。そして道尾さんも自分の中ではそんな作家さんの一人。言っていることは矛盾しているかも知れませんが各短編の結末は、寂寥感が穏やかに心に根を下ろすような、不思議な感覚を覚えます。 各短編、登場人物は同一人物なのに、生者と死者が入れ替わることで、一種のパラレルワールドのように様々な展開が生まれます。それによって見えてくるのは、前の短編では語られなかった登場人物の側面と、生者としての思い。 まるで、一見同じ姿なのに、実はあべこべに物事を映している鏡のように、話はつながっていきます。一応短編集の最終話で、鏡と物語の関連について言及らしきことがされるのですが、個人的にはこの本一冊が、道尾さんの技巧によって鏡の世界に変えられ、読者である自分はそれぞれの鏡写しのような物語世界を、一編、一編辿っているような感覚を覚えました。 大切な者の喪失を、ミステリの技法と繊細な文章力、そして鏡のような世界で表現した道尾さん。そして、それを包み込む最終話。様々な喪失と、それにともなう人の思いの揺れを読んできたからこそ、最終話の展開、そして最後に待つ光景の美しさはより心に刻まれます。 道尾さんの小説家としての技巧と文章力が合わさって生まれた、少し不思議で少し寂しくて切ない、そして美しい作品でした。

    6
    投稿日: 2020.01.09
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    パラレルワールド系はあまり得意ではないけれど、 これは連作短編集なので読みやすかった。 あのときこうしていれば…、人の死は変えることができたのだろうか? ”たられば”は語ると止めどないが、残された者にとっては死を受け入れるための必要な行為なのかもしれない。 「光媒の花」と姉妹作と言われているが、内容は別人格で雰囲気姉妹という感じ。

    1
    投稿日: 2018.11.19
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    道夫秀介らしくない作品。情景描写がしつこく感じた。登場人物がリンクしているから、読み進めていくうちに感情移入も高まる。しかし、一貫性のようなものがあまり感じられなく、結局物語の柱が何だったのかもイマイチよくわからない。ただ、その場その場の登場人物の心情は丁寧に描いていると思う。特に老夫婦と成人した息子の話にはグッとくるものがあった。鏡は左右反転ではなく前後反転、というセリフが物語を貫いているのかな?あの子が生きていたら今頃は…的な話。

    1
    投稿日: 2018.10.13
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    最初の話だけアンソロジーで読んだことがあって、ああこうなっていたのかと全体を読んで思いました。 SF的にいえばパラレルワールドとも言えるかもしれませんね。 第5話まで読んでどう収集するんだろうとおもったけれど、最終章が個人的にはあまり好みではないです。 それが残念。

    1
    投稿日: 2018.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    道尾さんらしい短編集。百合の花びらのような別々の話が、最後まで読むと1つの花のように重なり合います。 もう少し明るい話だといいのだけど。

    1
    投稿日: 2018.07.18
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    「もしも」ひとつで、人生は全く違うものになる可能性がある。 その世界をいくつも読ませてもらった感じ。 分岐ひとつ、選ぶものが変われば未来は別物になり、選ばなかった方に出会うことはもうできない。 でも最後の最後に、何を選んだとしてもそれがよかったのだと思えるような道を歩むことが、人の心に光を差すのだと思った。

    1
    投稿日: 2018.06.12
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    おもしろかった。 6章からなる短編集だが、連作になっている。 6章全体で一つの長編とも受け止められる。 第1章を読むと普通の文芸作品であるが、2章の冒頭で多少混乱する。 3章で作者の意図が見えてくる。 6章でなんとも言えない、じんわりとしてくるといった感じである。 ファンタジーとも言えるしそうでないとも、 SFとも言えるしそうでないとも 普通の文芸作とも言えるしそうでないとも いろいろ受け止められる不思議な構成になっている。 解説を見るのは最後にしたほうがいいと思います。

    1
    投稿日: 2018.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6つの物語からなる連作短編集。 (本レビュー最初からネタバレしてます、以下要注意) 1編1編で誰かが死んでいる、その次の話ではその人は生きているけど別の誰かが死んでいるというパラレルワールド構成で話が進み、最後の話で…という展開なんだが、うーんちょっとモヤモヤするなぁ。 謎解きにもなっておらず、パラレルワールドだけどSFにもなっていない。作者の名前だけでそういう展開を望んだ俺の身勝手な失望なんだけど、これって情景小説なんだよなぁ。 1編目でなくなっている人に対する気持ちにけじめをつけているのに、2編目ではその人生きてて別の人死んでるからけじめをつけ治す…の繰り返しは、俺にとっては苦行だった。スラプスティック小説ならともかく、心動かす系でリセットかけまくるのは、しんどかった。 設定は上手いが、感情がその設定についていけず。ちょっと残念でした。

    1
    投稿日: 2018.02.07
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    第1章から第6章からなる短編なのか 第1章で死んでしまった子供が第2章では生きていたりと 頭の整理が付かずに読んでいると、こんがらがっちゃう。 いまいちだったな

    1
    投稿日: 2017.11.25
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    夏読書の一冊(もう11月です)。 夏の文庫フェアでランダムに選んだ本で、作家やジャンルの新規開拓になればと思って読みました。現代日本のエンターテイメントはあまり読まないので全然知らん作家やったけど、この人ミステリーの人なんやね。こないだテレビに出とったー!これはミステリーではなかったけども。 話は、同じパターンの短編が続いて途中で飽きた。それで時間がかかった。それでも最後どうつながるんやろうか、と期待しながら読んだけどたいしたことはなかった。すまん。メッセージ性は強いし分かりやすい部類なんだろうか。でもせっかくこういう舞台を用意したんなら、そういう部分は抜きにして違う部分を読みたかった。鏡なんて定番のパラレル・境界アイテムなのに。

    1
    投稿日: 2017.11.01
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    短編なのにパラレルだったり、脇役と主人公のリンクだったり読んでて話が凄い広がる。 身近な人と死に対する救いなんて何一つないし、生きててもうまくいかない事ばかりなリアルさ

    1
    投稿日: 2017.10.23
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    初読(1冊挫折したのがあるが)の作家さん。 うーん、こういう書き方があるのか…。登場人物は同じで6つの短編。しかし、設定が微妙に違っていて、各章誰かが亡き人の扱い。所謂パラレルワールドを描いていて、6つの作品は独立している。鏡の向こう側とこちら側の世界。同じように見えて何かが違う、というような。全体のカラーが統一されていてどれを読んでも物哀しいテイスト。これらを1冊の本に纏めてしまうと辛いものがあるかな。1冊勢いで読んでしまうと後に残るのは気だるいような倦怠感。文章は美しいのだが。

    1
    投稿日: 2017.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    パラレルストーリーというのでしょうか 各章に登場する人物が主人公に変わるだけでなく、誰かしら亡くなっている設定。 亡くなっていることにより目線が変わり、生きていたらこんな生活なんだなぁと。 全体的に薄暗く、裏寂しい空気が漂います。

    1
    投稿日: 2017.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017/7/20 人に薦められた本。 なんと言うかまあ、命あることに感謝!と思えばよいのでしょうか? 異論はないけどそう思え!思え!って言われてるようでしんどい。 パラレルワールドでいろんな人の生と死を見せられるのはしんどい。 しんどかった。

    1
    投稿日: 2017.07.23
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    すごく綺麗で透明感のある、シンっとした連作。 でも読んでいてすごく心を揺さぶるけど、すぐどんな話か忘れちゃいそう。 実際に「光媒の花」もさっぱり内容を覚えていない。 とっかかりを読んでも思い出せない。 今作の中では「きえない花の声」は切なくていいな。曼殊沙華の鮮やかさと内容のコントラストが素敵。 「たゆたう海の月」も切ない。

    1
    投稿日: 2017.07.11
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    2017年、22冊目は、道尾秀介『光媒の花』の姉妹作にあたる『鏡の花』。 連作短編(?)、6編収録。今回もタイトルのみ紹介。 やさしい風の道 つめたい夏の針 きえない花の声 たゆたう海の月 かそけき星の影 鏡の花 『光媒の花』の姉妹作にあたるということであるが、質感はかなり異なる。読者に委ねられる部分も多く、評価もかなり左右される。 以下、ネタバレ要素を含みます。 あくまで、個人的見解ですが、『光媒の花』での「闇(影や、陰)」が「死」。「光」が「生」。といったトコロ。ソレを一つの現実と5つの鏡の中、パラレルストーリーとして描いているのでしょう。 描かんとするコトは解らんでもない。一方で、馴染みきれなかった、と言わざるを得ない自分がいる。また、コレと言える1編もなかったので、評価はオマケの★★★☆☆、『光媒の花』より少し下といったトコロです。

    1
    投稿日: 2017.05.25
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    誰かを喪った喪失感と、風と星と植物と。 前の話で出てきた登場人物たちが、次の話では違うシチュエーションで登場して、頭が混乱したまま読了。 作者の意図をきちんと理解できないままかもしれない。

    1
    投稿日: 2017.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    6章めの「鏡の花」を読んで、なんとな~く理解したような、しないような。 6章めの話が「白い花」、1~5章は、5枚の鏡って事なのかナ。。。。 「白い花」は、どこから見ても同じ形に見えるのに、5枚の鏡によって別々の角度から写された「白い花」は、少しずつ違っている。 それを表すために、パラレル・ワールド的な構成にしたのだろうが、冗長に感じてしまった。 あぁ、上手いな~とは思うのだが、「光媒の花」ような、ピリッとした作品の方が好み

    1
    投稿日: 2017.02.23
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201702/article_1.html

    0
    投稿日: 2017.02.06
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    第一章から第四章まで、それぞれ、 大切な人の突然の死に直面した 家族の様子が描かれています。 想像の世界で亡き人と会話する者、 身近な人物に亡き人を投影する者、 死の真相を追い求める者、、 誰もが喪失感と哀しみから立ち直ることなんてできません。 この作品では、「死」がとても 身近で、リアルに感じられます。 ミステリー小説などで描かれる 乾いた「死」とは全く異なる感覚。 例えば、もし、 自分の親が、弟が、夫が、亡くなったら… と想像させるくらいのリアリティがあるのです。 そして、最終章で小説の全体像が見えたとき… 今度は逆に「生」がリアルに浮かび上がってきます。 命があるからこそ、互いに大切にできない、 軽々しく死んでたらよかったと口に出来てしまう現実、、 自分のつらさを亡き人を通して美しさに変えようとする少女の思いが、とても切なく胸に残ります。 いろいろあるけど、でも、絶対、 生きていた方がいい。 そう思える一冊でした。

    1
    投稿日: 2017.01.22
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    心に響く本でした。鏡の向こう側には、そんな世界があるのかな。 大切な人を喪った人、その描写がすごく刺さるし、悲しさも感じるんだけど、なぜか美しさも感じる。 いつもは淡い色をこの人の文章から感じるんだけど、今回は後光に照らされた灰色を感じた。

    1
    投稿日: 2016.12.18
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    少年が解き明かそうとする姉の秘密、曼珠沙華が物語る夫の過去、製鏡所の娘が願う亡き人との再会…。「大切なものが喪われた、もう一つの世界」を生きる人々。それぞれの世界がやがて繋がり合い、強く美しい光で、彼らと読者を包み込む。生きることの真実を鮮やかに描き出すことに成功した、今までにない物語の形。ベストセラー『光媒の花』に連なり、著者の新しい挑戦が輝く連作小説。

    1
    投稿日: 2016.10.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いわゆる連作短編なのでしょうが、前章の登場人物と同じ名前の人物が似たような境遇で登場するけど、前章とは少し設定や状況が違っているという一風変わった形式。 まずは各章の内容よりも、その形式にどのような意味があるのか、どのような意図があってそうしてるのかがとても気になってしまいました。 正直、読んでいる最中はそれが全く分からなかったので「もういいやw」と気にせず読むようにしたのですが、それでも個々の章の事象は理解できても、真意とかテーマとか、そうしたものがよくわかりませんでした。 最終章は各章の集大成のような印象。五枚の合わせ鏡はそれを表現しているのかな?同じような人物、設定だけど、微妙に違っている「異世界」の話ということで。 境湖の話(あっちの世界とこっちの話が繋がっている)が出たあたりで、少しファンタスティックな展開と結末を期待しました。最近観た映画「君の名は。」的な、彼岸と此岸、昼と夜、過去と未来(現在)、それらの「結び」として、本作では「鏡」が媒体になるのかな、などといろいろ想像と期待をしました。 しかし結果は…なんでしょう、そのような夢想しなくても現実は素晴らしいですよ的な結末? リア充な人は「だよねー、現実が十分楽しいじゃん」と共感するかもですが、対して充実してない自分は「いや、現実ツラいだけっす」と悲観的な気持ちになってしまいました。 帯に書かれた「生きていてくれて、ありがとう。その思いを込めて。」という著者の文章から、きっとポジティブになれる作品を目指したのかと思うのですが、現実に対する意識のすれ違いから、私的には真逆な気持ちになってしまいました。 トンチンカンな解釈かもですが、コレが読後の正直な感想です。

    1
    投稿日: 2016.09.29
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    一本の花を囲んだ複数の鏡。目次に描かれた絵はこの物語たちのイメージ通りに思える。元は同じ花なのに鏡に映るのは少しずつ違う花、見えている花びらが違い数が違う。少しずつ異なる世界に見つかるものは何だろう。

    1
    投稿日: 2016.09.29
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    家族の中で、失った人が違った場合 人と人のつながりや気持ちのやり取りなど 切なくて優しくて、不思議な気持ち 道尾秀介さんの小説は、読みやすい文章で ストーリーにいつも驚かされる好きな小説

    2
    投稿日: 2016.09.29
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    文庫化。単行本は2013年刊。 『光媒の花』の姉妹作とのこと。 ミステリ路線を離れてからの作品の中では一番好みだった。ただ、初期のトリッキーなミステリを、やっぱりもう一度読みたいなぁ……。

    1
    投稿日: 2016.09.16