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双亡亭壊すべし(25)
双亡亭壊すべし(25)
藤田和日郎/小学館
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総合評価

7件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆完(全25巻) 〜序章〜 ・双亡亭というお化け屋敷があった ・総理は双亡亭の破壊を命ずるが破壊できず ・屋敷の一部に住んでいた緑郎は病院へ搬送 ・隣のアパートに住んでいた絵描きの凧葉も家をなくす ・40年前に失踪した凧葉の親族の青一が突如発見される ・緑郎の姉で巫女の紅が現れ緑郎を連れ去る青一と対峙 〜初突入編〜 ・双亡亭の建設者は坂巻泥努 ・破壊プロジェクトのメンバーが双亡亭に侵入 ・自身の肖像画から伸びた手に引き摺り込まれ触手に取り込まれ自我を失う ・凧葉と紅、アポーツ能力のあるフロル、アウグスト博士は助かる ・青一と緑郎は首相官邸に呼ばれ双亡亭の秘密を聞く ・双亡亭は絵の向こうの侵略者の更衣室のような場所 〜青一過去編〜 ・青一は45年前の旅客機事故で何者かがいる惑星に辿り着いていた ・優しくしてくれる何者かは侵略者に苦しんでいた ・45年間青一たちは侵略者と戦い続けた ・ついに侵略者の星を壊しに行く ・侵略者は双亡亭にワープし逃げた ・青一はワープ途中に妹のマコトと離れ離れに ・青一と緑郎は総理と双亡亭へ 〜窒素編〜 ・双亡亭では操られた人々は地下を掘っていた ・弱点の窒素がない水を求めていた ・青一が双亡亭に到着 ・双亡亭を次々と壊していく ・フロルの能力で窒素をアポーツさせ爆破 ・操られた人々は溶ける ・ヘリで救出してもらう ・紅は残り帰黒という謎の霊能力者と同行 ・帰黒は残花という元兵士と双亡亭に昔の時代から入っていた ・坂巻泥努は昔侵略者が落ちた沼地を埋め立てた土地に双亡亭を建てた ・そして侵略者をしのと称し言いなりにしていた ・凧葉は兵士たちに襲われている帰黒を助け死にかける ・帰黒の髪が溶けた聖水により復活 ・紅がモデルとして泥努に連れ去られる 〜再突入編〜 ・双亡亭生存者のフロルたちはきりた姉妹に騙され隔離 ・凧葉の協力で脱出 ・侵略者に操られていたきりた姉妹を解放させ装備を新たに双亡亭へ再突入 ・紅は泥努のモデルとなる ・帰黒の聖水は操られている者にヒビを入らせ泥努の絵にもヒビ ・青一や凧葉、緑郎、帰黒は泥努の絵を目指す ・なんと帰黒は時空間で離れ離れになったマコトだった ・緑郎は身体の一部に残ったしのの残りで侵略者を操ることができるようになる ・紅は言葉を交わすうち泥努と心が打ち解けていく ・再突入組は操られた五頭応尽にたじたじ ・五頭はきりた姉妹の父親 ・緑郎が頭を撃たれる ・緑郎たちと再突入組が合流しきりた長女から眼を取り返す ・緑郎は青一の水に守られていた ・霊体となった緑郎はしのが帰黒の聖水を凧葉が泥努の描いた絵の上に重ねて描くことで絵は消滅することを聞く ・緑郎は五頭の追手を振り切り体に戻る 〜五頭応尽編〜 ・国は双亡亭への遠距離射撃を決定 ・双亡亭の爆発は侵略者の世界と繋がってしまうことに気づく ・2手に分かれて泥努の元へ向かう ・きりた姉妹のしのを騙す作戦だった ・帰黒と凧葉は時空の歪みのある廊下をわたり過去へ ・その頃泥努は五頭の襲撃に遭っていた ・紅を人質にされ守りながら応戦 ・しのの登場により絶体絶命 ・凧葉が救出 ・凧葉と泥努、緑郎は天井にあるはずの五頭の心臓を探す ・五頭の式神是光の心臓を見つけ元に戻す ・五頭応尽の父親だった是光が応尽を喰い殺す ・ついに自衛隊の攻撃が始まる ・帰黒の髪でも防御しきれず侵略者の世界から怪獣が現れる ・残花と泥努の話し合いもまとまり残火が双亡亭に残ることを決意 ・直後残花はミサイルの攻撃により死亡 ・泥努は凧葉に協力してもらい絵を完成させ呼び出した異世界からの力で残花を救うことを約束 ・しかし凧葉が泥努の憎き月橋読座の先祖と知り激怒した泥努は侵略者を絵から全て呼び寄せてしまう 〜絵描き対決編〜 ・凧葉と泥努の絵描き対決が始まる ・凧葉が勝利し巨大絵の門は閉じる ・侵略者の海への進出も霊能力者たちの力により迎撃に成功 ・凧葉と泥努は和解 ・泥努は自ら双亡亭を壊す ・凧葉と青一は双亡亭の過去につながる廊下から泥努が由太郎の頃に遡り姉を殺さずに済むよう救う ・フロルがアポーツ能力で凧葉と青一を連れ戻す [総評] 独特な絵と世界観だったけどあっという間に読めたー おもしろかったー

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    傑作!こんなにきれいに終わることある? こんな、どいつもこいつも好きになる展開なんてさ! いやー、蛇足かもしれないけどもっともっと日常編とか見たいと思ってしまう・・・ 最高でしたね

    0
    投稿日: 2025.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・怪しいものが大量にぐちゃぐちゃに詰め込まれた物語だった。幽霊屋敷、地球外生命体、霊能力、芸術...。それなのにこのまとまりの良さよ。藤田先生さすがすぎる。 ・坂巻泥努のキャラがほんとに魅力的。芸術を追求する超人的な信念と、やるせない過去に囚われてる人間臭さ。 ・アクションシーンはどれも藤田先生の超絶画力ですごい迫力。これ週刊で描いてるの凄まじいなあ。黄ノ下少尉が居合するところ、最高にかっこよかった。 ・からの、一転して最後は絵描き対決っていうところがグッときた。「芸術とはなにか?」っていうデカすぎる問いに面と向かって答える、熱い戦いだった...。 ・最終巻、巻末の最後の1ページで少し泣いた。 ・脳が揺れる読書体験でした。

    0
    投稿日: 2025.01.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    SFホラー? 面白かった。 この方の作品はいつからからか絵が怖くて異常な感じになって苦手と思っていたが、ホラーと言われればありかも。 主役はいつもやさしい。 でいどさん面倒くさい人だった。 結局みんな憎めないという感じ。 ラストが良かった。

    1
    投稿日: 2022.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後の一滴が涙となって消えていくシーンが印象的でした。 主人公のモデルを知って(気付いて)から一時期ちょっと穿った読み方になったりもしましたが、最後はそれを吹き飛ばしてくれました。 今作は死んでほしくなかったキャラが生存してくれたので良かった(?)です。

    0
    投稿日: 2022.02.16
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    ここまで読んでてホント良かった…!! 「んふふふ、オレは楽しいぜ。」 この巻の感想としては、「とにかくカッコいい」。 絵も戦いも、生き様も。何もかもが「カッコいいなぁ」って思わせます。 世界を救うために。大切な人を守るために。 命を懸けて強大な敵に立ち向かう。 それだけじゃなくて。 一人の人として。絵描きの矜持だけを頼りに一対一の戦いに臨む凧葉のカッコよさは今までになく、それでいて誰もが持っているかもしれないもののように思えます。 凧葉が泥努を圧倒すれば世界は救われる。でもそれは結果でしかなくて。 凧葉が戦うのは、限界を超えて「絵」と魂をぶつけ合うのは、偏に絵を、絵を描く事が素晴らしいと思っているから、それを泥努に分かってほしいと願う、ただそれだけのためなのでしょう。 だからこそ泥努を励ましもするし(世界がかかっているともいえるのに!)、彼の絵を正しく評価もする。ただ分かり合うために。 …凧葉を奮起させる泥努も熱い。…そもそも泥努自身は偏屈を極めているものの、素は正々堂々、道理の通らない事は好まない性なのでしょう。 「絵を描く」という行為がこんなにも熱く、カッコよく、そして鮮烈に思えたのは初めての事です。 渦を巻いて描きあがっていく絵がホントに凄い…。 「良い…………勝負だった。」の一言には、私も大きく頷いたものです。 結果として。 「どうしてこうなったのか」と涙を流す凧葉こそが、全てを解決したのだな、と。 そこから解き解れていく物語がどこか爽やかさを感じさせてなりません。 異星人との結末も含め、本当にいい物語でした。 藤田先生、スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。是非また新しい物語にてお会いできることを。

    2
    投稿日: 2021.09.05
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    難しいテーマでしたねえ。 芸術とは何か?なんて、永遠のテーマだけど、なんか突き刺さるものがありましたねえ

    1
    投稿日: 2021.08.21