
総合評価
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powered by ブクログ先に読んでた上中巻と比べて、この下巻は格段に面白かったし、怒涛の展開で一気に読んだ。 しかもここぞというタイミングで、物語が大きく動く出来事を差し込んでくるあたりはさすが谷崎という感じ。絶妙のタイミングだし、安心しきってたところにだ感想もあるだろうし、人によっては今までの流れからやっぱり!って思う人もいるはず。いずれにせよ、谷崎は物語を動かし読者を引き込む天才! 毎回本当に雪子がかわいそう。幸子も貞之助も優しすぎるゆえにお気の毒。でも妙子の奔放さも嫌いではない。 登場人物全てに好感が持てるのが救い。 そして下巻は完全にホラー化、そしてまさかのバッドエンド、、なのか?! 私的には幸子夫婦みたいになってほしい。 往復書簡が多数出てくるけれど、男性女性日本人、海外の人たち、どの手紙をとっても谷崎の人物を映し出す筆致は素晴らしいの一言。
1投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログすごい昔に読んだので詳細は覚えていませんが、雪や桜の花が舞ってキラキラ輝いているような小説だったことは覚えています I read it so long ago that I don’t remember the details, but I recall it was a novel as if snow and cherry blossoms danced and sparkled.
5投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログ同性愛やマゾヒズムを扱った倒錯的作品の印象の強い代表作の中で本作は「らしくない」と感じる人も多いだろうが、その芸術性の高さでは『春琴抄』と一二を争う作品と思う。戦況の悪くなる一方の暗い情勢の中でよくそれを微塵も感じさせない耽美的作品を書いたものだ。
0投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログ本線から逸れても長くても優雅におかしく読んでいられる。郷愁、風光明媚。朝ドラでやってほしい! 無理矢理の見合いをさせる「女ギャング」、コマシャクレなど今風のおかしな表現が面白い。 タイトルから雪子が主人公を予想するが、ほぼ終始幸子の目線で語られ、夫婦共々妹想い、東京の本家は少し遠く疎み感じられる。と思ったら、幸子は谷崎の松子夫人、幸子妙子はその三姉妹がモデルらしい!(貞之助は谷崎となる) 関西の地名がたくさん出てくるので雰囲気も伝わり、谷崎が土地を愛していたことが分かる。 妙子の回復に亡くなった場合の世間体だけ気にした鶴子の手紙も酷いが、妙子の好き勝手も大概酷い。 大垣での上階級との見合い、蛍狩、断られ破談、妙子と奥畑の復縁、本家からの反対による妙子の一人暮らし、雪子の再度の見合い、無愛想による破談、妙子の赤痢、妙子が奥畑を唆し金だけ使わせている、別に三好というバーテンの男、妙子の回復、貞之助幸子の奈良富士の旅行、井谷のアメリカ行きに伴う雪子の華族との見合い、妙子の三好との妊娠発覚、ロシア人ドイツ人の近況、貞之助の尽力による雪子の結婚、妙子の死産(板倉や奥畑の呪い?)、まさかの雪子の下痢終わり!
0投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ面白い!熱中して読めたよ。 雪子の婿探しと妙子の波乱万丈な出来事、それらを取り巻く環境の変化。。。 どのような結末にするのかと思い巡らせながら読み進めた。が、結局後はご想像にお任せします!だったよ。 文学作品は完結しないのが常なのかなぁ??? え〜〜なんでそうなるの?という批判を避けるためかなぁ。。。最近のTVドラマも最終回はパッとしないのが多いから、これが正解なのか^^;
0投稿日: 2024.12.25
powered by ブクログ姉妹間の 仲は良いんだけど やるせない怒りとか でもやっぱり身内贔屓とか 普遍的なビミョーな感情と これから戦争が ひどくなっていくんだな という匂わせ感 最後が「えっ?」という 感じであったけど それもまた暗示であったりして 解釈はご自由にという 遊び?(こだわり?)かなと読了 ブックオフにて取り寄せ
14投稿日: 2024.01.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ついに雪子に子爵の子息との結婚の話が持ち上がる。その前の製薬会社の男性はもったいなかったかも…。最後は下痢で終わるんかーい。
1投稿日: 2023.09.14
powered by ブクログ紆余曲折を経た雪子の縁談が功を奏す。大戦の気配を暗に感じながら、当時の上流階級の生活や価値観が文学性高い筆致で描かれている。全編通して緩い関西弁のやり取りが、良い世界観を作り上げていて飽きずに読み進められました。
0投稿日: 2020.02.24
powered by ブクログ図書館で。 谷崎と言えば…というような有名な作品だし読んでみるか、と借りてみました。ちょうど映画化でもされた時に出版されたらしく、表紙が女優さんの写真だった。 確かに関西独特の文化って面白い。言葉もそうだし慣習も文化も違うからその辺りを呑みこんでないと大変そう…と雪子さんのお見合いの話を読んでいて思いました。なるほどねぇ、これは旧家というかある程度のレベルで固まるんだろうな、とも思ったり。 なんだか昼ドラみたいな展開だなぁと思う所あり、毎日何かしらの出来事があった日々が過ぎていく…という感じはいつまでも続きそうな話だな、なんて思いました。 個人的にはそんな頑なに三女の次が四女の結婚なんて決めつけないで先に妙子さんを結婚させちゃえば良かったんじゃないのかなぁなんて思ったりしました。 それにしても雪子さんってコワイ女性だなぁ。大人しそうに見えるけどお腹の中で何を考えているかわからないって一番怖いタイプ。雪子さんもだけど妙子さんも長女が大阪を出るときに多少の無理はしても縁付けてしまえばよかっただろうけどまあそう簡単には行かないのが世の常なのか。それにしても仕事もしないで家に居るだけで年だけは取ってくお嬢さん…ある意味可哀想だなぁ。下二人の悲劇は変に次女が理解があって甘やかしたからなのかもしれないなぁなんて思いました。 華やかそうに見えるけど結構ドロドロでこの後は戦争も待っているし中々大変そう。ああ、普通に女性が仕事に就けて暮らしていける時代って素晴らしいな、なんて思いましたよ。
0投稿日: 2018.03.28
